ウクライナ軍の領土防衛隊が漢字が印字されたM49A2榴弾の写真を公開、SNS上で「日本が極秘に武器を提供している」と盛り上がっている。
台湾国防部は我々のものとは異なると否定、本当に日本が製造したもの?
ザポリージャ州の領土防衛隊が公開したとされる写真には漢字が印字されたM49A2榴弾が映っており、台湾国防部は公式に「印字された表記方法が我々のものは異なる」と否定しているため日本が過去に製造したものだという説(SHELL J-M49A2)が実しやかに広まっている。
#Ukraine: We continue to discover more and more strange weapons being supplied to Ukraine: the Territorial Defense Forces of Zaporizhzhia shared photos of previously unseen shells, which we IDed as J-M49A2 60mm mortar bombs with J-M52A2 fuzes – both manufactured by Japan 🇯🇵! pic.twitter.com/DrjwYr9MUj
— 🇺🇦 Ukraine Weapons Tracker (@UAWeapons) July 10, 2022
The serial number of the mortar shells in the photo is different from the #ROCArmedForces coding method, and the relevant content is incorrect. https://t.co/Inm0igyCYR
— 國防部 Ministry of National Defense, R.O.C. 🇹🇼 (@MoNDefense) July 10, 2022
本当に写真の榴弾が日本で製造されたものなのか、日本がウクライナに直接供給したものなのか、その辺りの謎(高級榴弾って表記するもの?)を解明できる方は居ませんか?
※アイキャッチ画像の出典:@UAWeapons
真偽は不明ですが日本のツイッター民が暴れることは間違いなし。ただ、ほんとに日本政府が極秘で上げたのかは謎だがもし極秘なら民主主義に違反する行為なのだろうか。自分は別に上げてもいいと思うが。
提供すべきだとはずっと考えていたけど、極秘にする必要性は全く感じないし極秘にすべきではないとも思います。
真偽は不明だとしても結局、すぐこういう風に表に出てくるし。
自衛隊法116条の3「開発途上地域の政府に対する不用装備品等の譲渡に係る財政法の特例」において、供与して良い装備品に「武器(弾薬を含む)」と明記されているので、提供するのは違法になります。
だからそこを正道に国会で議論して改正してほしいんですが。
供与して良い装備品なら問題ないんじゃないの?
すんません、武器「を除く」と書こうとしました・・。
ウクライナを開発途上地域の政府と定義しないか、米軍経由で問題ない
特に後者は、これまでちょくちょくやっている
凡そ国家が必要なときに本気で法律の穴突く気なら何とでもなるし、むしろそうでなければ困る
法を守って国益を損ねたり負けるくらいなら、破って国益を得たり勝つのが国民の利益だからね
もっとも、今回の件に関しては
例え日本からのであっても、単純に輸出禁止の原則が出来る前に輸出したものだろうな
武器輸出禁止なんて馬鹿な法は、敗戦時のアメリカですら科すことはしなかった
非核三原則という馬鹿な法を作ったアイツがやった
つまり半世紀程度しか経っておらず、現役の物も0じゃない
そもそも極秘に送るなら表記は消すだろ
日本製だとしたら朝鮮戦争当時のもの? アメリカかどっかに在庫が残ってた?
誰かのおふざけではないんだろうか。
武器輸出三原則ができる前に製造されたものとも言われているな
だとしたら騒ぎ立てる程のものでは無いが理由なく騒ぎ立てたい人には格好の餌だよね
まあ、遡及して適用されるならPL法の方を気にすべきでしょうね。
不発・不良で製造物責任を問われる前に、相当品以上の新品と交換しておかないと。
消費期限を明記していないのは痛かった。
戦後米軍から60mm迫撃砲が貸与された際に弾薬もセットで付いてきたが、返納する際に砲弾は全部使っていたので、日本製の弾を付けて返したのだ。
それをずっと保管していた米軍が、この度ウクライナに供与したと言うのが真相らしい。
リンク
目から鱗
これはすっきりしました。砲弾が新しそうなのが気になっていたのですが、リンク先のロット解読の方が正しければ
日産自動車宇宙航空事業部 富岡事業所製造ですから時期的には1998-2002年頃で、
自衛隊創設時の貸与品の迫撃砲に使用していた日本製の砲弾をつけて返却したものでよさそうですね。
砲弾の印字は初期の表記法を変更せずそのまま使っていたんでしょうかね。昭和ぐらいまでならありそうな話です。
朝鮮戦争時に米軍用に作ってた奴がなんでかウクライナに行った。
……というのを何処かで見たな……真偽不明だが。
M224用の60mm砲弾って日本国内で製造してるのか?
アメリカ国内で陸自向けに製造していた60mm砲弾が支援物資に混入しただけではないかと思う。
今出ている話ではベトナム戦争の時代に日本で作られた砲弾が、アメリカに供給されたのではないかという話が出ているらしい
あまりにも古い弾薬だし自衛隊の蔵出しも否定できないけど、防具関連以外にも話題が出てないおかしいし、やはりアメリカの蔵出しではないだろうか
真偽不明ですが、朝鮮戦争時に米軍用に作って使われてたやつが、なんでかウクライナまで行った(米軍からソ連軍が鹵獲した?)とかいうのを何処かで見ましたね……
「高級榴弾」の表記こそ日本製の証拠なんです。HEの直訳でこう書いているんですが、こんな表記はアジア圏では初期の自衛隊だけしかありません。ミリの旧字なんかも、やはり初期の自衛隊ではつかっています。ちなみに製造所はおそらく日本工機ではないかと。
リンク
そもそも榴弾の漢字が日本の常用漢字と全然違うし
台湾の繁体字っぽい?
台湾国防部自身がリプで否定してるね。
シリアルナンバーの付与方式が違うらしい
ダイキン製というか大阪金属工業株式会社製のようです。
なお、1963年(昭和38年)に商号を「大阪金属工業株式会社」からダイキン工業株式会社に変更しています。
ダイキンじゃなくて大同スチール、すなわち大同特殊鋼ですね。
https://st2019.site/?p=19927
雑報によると Zaporizhzhia のウクライナ郷土防衛軍が受領した60ミリ迫撃砲弾は日本製。なんと1952年に大同スチール・たかくら工場が26万5000発を米軍に納品した分の一部が、援助されているらしい。「J-M52A2」とペイントされた信管、および砲弾本体。
※弾薬庫にある古いものから処分する。穏当な流儀だ
それにしても骨董品並みだなぁ。
極秘で提供するなら、いかにもそれらしい漢字の印字は消すでしょ。
それに、高く付く日本製造の榴弾を提供するくらいなら、カネを出して安いのを送るでしょ。
自衛隊で81迫使ってましたけど、高級榴弾なんて見たことないですよ。
大阪金属工業株式会社は81㎜迫撃砲弾のようです。
60㎜迫撃砲弾なら大同製鋼(現:大同特殊鋼)みたいです。
うちのエアコンのご先祖様がウクライナで戦っていたとは
わろた
そもそも「粍」は国字だから日本以外では使われない
すでに投稿されていますが、古い日本製のようですね。
あっさりと結論が出ました。
皆さん、流石です。
60年以上前の骨董品がサビもせず出てくるって色んな意味で凄いですよね。ちゃんと動くといいけど…
77年以上前に使われた不発弾の回収に、周辺住民を避難させて交通止めまでしているくらいなのだから、空調管理された倉庫で保管していれば電気部品が無ければ使えるんじゃないだろうか。
でも幾ら倉庫で保存してたと言っても
60年も経ってたら写真の砲弾の上部の銀色の部分が錆になってたり
塗装部分も赤さびがにじみ出たりしますよね普通の電化製品とかの感覚で言えば
こんな出来立てのままみたいな状態で現存してるというのは
軍用の砲弾はあれですかね?超長期保存が出来るように
一般の機器には健康上使えないような腐食に強力な耐性のある塗料
でも塗ってあるんですかね?
多分だけど、アメリカ内陸の湿気の少ない地域で温度変化が少ない日陰状態で保管かと
汗かき仏像の伝説のように、湿度が高い地域ですと温度変化で結露し悪影響がでますが
元々の大気湿度が低い地域だと結露が起こることはかなり少ないので
一般の機器というのが何を意味するか推測は難しいですが
民生機器は流行おくれというのがあるので、強力な塗料を塗布して保存するよりも
既定の年月過ぎたら廃棄が優先されます。
アメリカには多数の飛行機の墓場など、保管に向いた土地が多数ありますからね
例えばモハーヴェ空港には半世紀以上昔の航空機がいまだに保管されているという話ですし
DC3の新品の部品が今も出て来て、ちゃんと商売になるって話も見たことがあります。
アメ車の新車を屋内で何十年も寝かせて置いて、デッドストックで売る商売もあります。
気候と税制、場所がいくらでもあるからできるんでしょう。
日本製なら年代物だと思うが、湿気ったりしてないのかね?
砲弾や銃弾にも使用期限があると聞くが…
アメリカに土産で持ち帰られた旧軍小火器の発射実験で、旧軍の正式弾薬使ってそこそこ撃ててたなあ。
1990年代だったろうか。
戦後生産ならそれより品質的には良いんじゃなかろうか。
韓国では30年以上前に製造された膨大な105ミリ榴弾を活用するためにK105A1自走砲を開発して配備を進めています。
保管されている古い砲弾から試験対象を抽出して発射試験、燃焼試験、成分分析などを行って使用可能か判定しています。
砲弾の寿命を左右するのは製造からの年月ではなく保管状況だそうです。
恐らく、大同特殊鋼が朝鮮戦争中に在日米軍調達本部から受注したという、60mm迫撃砲弾26万5,000発が出所じゃないですかね。
「大同特殊鋼創業100周年特設サイト」によると、1952年に受注し翌1953年3月から生産を開始したそうです。ところが1953年7月に停戦が成立したわけで、納入した大部分は射耗されず米軍が保管していたのではないかと。
それが 60mm迫撃砲共々ウクライナに提供されたんじゃないでしょうか。
昔は日本で生産の戦闘機をアメリカ経由で台湾に引き渡しもんな。
アメリカとの契約とかの関係で援助扱いだと返還した物品かもしれないし、呉や佐世保の弾薬庫の保管装備の放出で演習の時に貸した使ったでアメリカ軍と自衛隊の備品のやりとりも有りうるわけで、それほどとやかく言うほどの話でないのでは?
ロシアはソ連時代の骨董品を持ち出してきてと言われてたが、米国も負けずに物持ちが良かったという事か
というよりも、アメリカ軍が70年前に大阪で生産された60mm迫撃砲弾をウクライナ軍の領土防衛隊に供与せざるを得ないということは、いったい何を意味しているのか?
もはやそれ以上、新しい余分な60mm迫撃砲弾はアメリカ軍には残っていないということなのか?
それ以前に本当に使えるものなのかも疑問が残る。朝鮮戦争で米軍のスーパーバズーカの砲弾が、北朝鮮軍のT-34/85に通用しなかったのは、火薬が古かったからという話も聞いたことがある。
あるいはきちんと保管して、試験をしたものならばたとえ70年前の迫撃砲弾でも使えるのかもしれない。しかしこの砲弾を使い切ったあとには、太平洋戦争時代の砲弾でも来るのだろうか?
すでに弾薬、砲弾がないというのはウクライナ軍というよりも、実はアメリカ軍やイギリス軍の話なのではないか?ニュージーランド軍の105㎜榴弾砲の話もそうだ。
朝鮮戦争といえば米ソ冷戦時代の真っ最中ですから、ウクライナに大量に提供された旧ソ連時代の兵器・弾薬と同年代というわけで、援助物資としては特別古い物というわけではないかと
どの国も保管してあるもののうち、使える範囲で古いものから提供しているわけですし
>すでに弾薬、砲弾がないというのはウクライナ軍というよりも、実はアメリカ軍やイギリス軍の話なのではないか?
我々日本人の先祖は、そのアメリカ軍の物量に押し切られたわけだからな。
米国の物量をなめるものは痛い目にあうという教訓を忘れてはいけないね。
>スーパーバズーカ
朝鮮戦争初期に、T-34/85に対して無効で問題になったのは、2.36インチ(60mm)M9バズーカです。
スーパーバズーカ=3.5インチ(89mm)M20は、その問題への対処の為に急遽生産供給されて、T-34/85を問題無く撃破しています。
補足しますとロシアがミサイルなど弾薬が不足してきているのではないかと言われている理由として、ウクライナ侵攻当初は各種精密ミサイルや誘導爆弾など新しい兵器を使用しており、時間がたつほど使用兵器が無誘導兵器や旧型のものに変化していったためです
なので最初は旧ソ連製兵器・弾薬など古いものを提供し、時間がたつほど新しい兵器や西側兵器に移行しつつある提供国とは全く性質が反対です
なるほど、「大同特殊鋼が朝鮮戦争中に在日米軍調達本部から受注したという60mm迫撃砲弾」の可能性が高そうですね。勉強になります。
だとすると、「在日米軍が重装備を日本企業に発注し、納品されたものをウクライナに提供」すれば、合法的に武器をウクライナに提供できそうですね?
現代で行おうとすると、日本がアメリカに輸出しウクライナへ再移転する形になるので、どの道、装備移転三原則の個別輸出許可と再移転許可が必要になるでしょう。
アメリカの有償援助で日本が発注してそれを返還する契約になっていれば、それをアメリカに返さないといけないわけで裏技はあるけどな。
実際1970年代から1980年代はF-104Jがアメリカ経由で台湾に引きわされているけどな。
それは米国による自衛隊への無償供与(もしくは米国が一部負担していた)兵器では?
F-104Jも退役時にアメリカに引き渡されたのは、アメリカが費用負担をしていた分だけである。
(もしかしたら、機密性の高い装備は廃棄時にアメリカに返す義務があるかもしれないが)基本的に現代において米国に武器を返還するような事はない。
アメリカからの無償供与を自衛隊が受けていたのは1960年以前の話で、今倉庫の中から出てきて、返すべき義務があるような兵器は、M3サブマシンガンとかM1ガーランドなどの第二次大戦から朝鮮戦争前後の兵器くらいだろう。
60mm M2追撃砲が陸上自衛隊に貸与されていた時期があるみたいで、砲弾に写真にもあるM49A2 HEを使うようですから日本国内で生産した砲弾を何らかの形でアメリカへ返却したもの、というのが辻褄合いそうですね。
だとすると一番古ければ第二次世界大戦、直近でもベトナム戦争の頃の古い砲弾ということになりそうです。
一応、M2の砲弾は現行のM224でも利用可能なようです。
リンク
N2 60mm迫撃砲は1951年に警察予備隊に供与され、保安隊→陸自と1970年代まで運用されてます。貸与だった、返還した、という資料は見つけられませんでした。
大同特殊鋼(当時大同製鋼)が在日米軍から26万,5,000発の60mm迫撃砲弾を受注したのは同社資料にあります。米国製のM49A2榴弾は「SHELL M49A2」と表記されていますが、画像の榴弾は「SHELL J-M49A2」となっており、日本製を表していると推測されます。
生産開始の3ヶ月後に朝鮮戦争は停戦してしまいました。その後の未製分はキャンセルてのが普通の流れでしょう。
ここからは推理ですが、漢字表記のM49A2榴弾は実は当時の保安隊向けで、政府の了承を得、その分も既生産品として在日米軍に納品したのではないかと。在日米軍も大人の対応で黙認し、だからこそ部隊供給もされず保管されてきたのかもしれません。
経緯はとにかく、昭和に日本で製造された弾薬が巡りめぐって遠くウクライナでお役目を果たすか
蒸し暑い真夏の夜の夢としては最高の物語だね
両軍の陣地からハングルや中国式漢字の入った弾薬や軍需品が出て来そう。
まともな迫撃砲として使うのは危険性が高いが、ドローン投下に使う分には気にしないということなのだろうか。
自衛隊が退役ついでに余った弾薬を売ったとかないのかね。
「装備品の退役に伴い使用する火砲が存在しなくなった弾薬(退役弾)や、経年劣化により安全管理上使用できなくなった弾薬(不良弾)等については、今後使用することがないため処分する。」
ことになっており、M2 60mm迫撃砲退役後に弾薬も処分済のはずです。現状4社が処分業務を請け負っています。
移転三原則改定に伴い、海外移転の用途がある弾薬等は退役弾でも保管するようになるかもしれません。
朝鮮戦争当時のものとしたら
そんな昔の弾薬が使用できるなんて
そりゃ不発弾も爆発の危険あるよね