軍事的雑学

軍事的雑学|日本初!ステルス戦闘機F-35Aを擁する実戦部隊「第302飛行隊」が正式発足!

3月26日、青森県の航空自衛隊、三沢基地でF-35Aを日本で初めて運用する第302飛行隊が正式に発足したという報道が出ています。

参考:三沢にF35飛行隊正式発足=最新鋭E2Dも近く配備-防衛省

日本初のF-35A飛行隊が三沢基地で発足!

日本初のF-35A運用部隊は、F-4EJ改“ファントム”を運用を第302飛行隊が機種転換をして誕生しました。

2017年12月、臨時F-35A飛行隊が作られ、2018年1月にはF-35Aが初配備。その後、米国で製造されルーク空軍基地でパイロットの訓練に使用されたた後、日本にやってきたF-35A 4機と、国内の三菱重工が製造した8機を合わせ、計12機をもって正式な第302飛行隊が発足しました。

今後も国内で製造したF-35Aが第302飛行隊に供給され、最終的に部隊が保有するF-35Aは20機になる予定です。

出典:航空自衛隊 F-35A

2020年には、国内最後のF-4EJ改“ファントム”運用部隊、第301飛行隊が三沢基地に移動し、F-35Aに機種転換を行う予定になっています。

三沢基地の第3航空団は、第301、第302飛行隊を合わせて40機のF-35Aを保有するので、当初導入する予定だった42機のほぼ全機が、三沢に配備される格好ですね。

ただ、疑問なのは三沢に配備されない残りのF-35A 2機の行方です。

航空自衛隊の仮想敵機部隊(アグレッサー部隊)と言われる、小松基地所属の飛行教導群にでも配備されるんでしょうか?それとも岐阜基地の飛行開発実験団に回されるのか?

非常に気になるところです。

 

日本の空を支え続けた第302飛行隊の歴史

F-35Aを日本で初めて運用する第302飛行隊は、1974年(昭和49年)から40年以上、F-4EJ“ファントム”(改も含む)一筋でやってきた部隊。

しかし、この第302飛行隊は、色々と大きな出来事に遭遇している有名なファントム部隊でもあったりします。

出典:航空自衛隊 F-4EJ改

最初に遭遇した大きな事件は「MiG-25亡命事件」。

領空侵犯をしたMiG-25にスクランブルを行ったのが、当時、千歳基地の第2航空団に所属していた第302飛行隊のF-4EJでした。

捕捉:MiG-25亡命事件とは、冷戦時代の1976年9月6日、ソビエト連邦軍現役将校ヴィクトル・ベレンコが、MiG-25迎撃戦闘機で日本の函館市にある函館空港に強行着陸し亡命を求めた事件。この事件でスクランブルを行ったF-4EJのレーダーでは、海面を低空飛行するMiG-25を捕捉できなかった。この事件でF-4EJのルックダウン能力(低空目標を捜索する能力)が低いことが問題になり、早期警戒機E-2Cの導入に繋がる。

Attribution:Alex Beltyukov – RuSpotters Team, File:Mikoyan-Gurevich MiG-25RB, Russia – Air Force AN2195954.jpg / CC-BY-SA 3.0 ロシア空軍のMiG-25RB

その後、千歳基地の第2航空団から、那覇基地の南西航空混成団に移動になりましたが、そこでも“航空自衛隊史上初”となる実弾警告射撃を行ったのが第302飛行隊のF-4EJです。

捕捉:航空自衛隊史上初の実弾警告射撃とは、1987年12月9日に沖縄本島上空を領空侵犯したソ連のTu-16偵察機に対し、航空自衛隊の那覇基地所属だったF-4EJが、自衛隊史上初となる実弾警告射撃を行った事件。当事者のソ連は「悪天候と計器の故障」による事故だと説明する。

何とも話題性に縁のある飛行隊ですね(笑)

因みに、国内最後のF-4EJ改“ファントム”運用部隊、第301飛行隊には、世界中で生産されたF-4シリーズの最終生産号機が配備されています。

 

退役後のF-4EJ改はどうなのるのか?

そんな歴史あるF-4EJ改“ファントム”の機体を退役後にどうするのか?

米軍のように無人標的機にでも改造して使用するんでしょうか?

出典:wikimedia commons public domain 標的機QF-4Bに改造された米軍のF-4

実は、まだ現役で飛んでいるF-4EJ改“ファントム”(第301飛行隊のF-4EJ改と、第501飛行隊のRF-4EJ)のため、退役済みのF-4EJ改は解体し部品取りを行っているようです。

もう新品の保守部品は手に入らないので、こうでもしないとしょうが無い・・・

世界のF-4導入国で、未だに現役で飛ばしている国は、自衛隊と同じ様にF-4の保守部品調達に頭を悩ませています。

出典:wikimedia commons public domain F-4に搭載されているJ79エンジン

特に状態の良いGE-J79エンジンは、F-4運用国なら喉から手が出るほど欲しがっているので、非常に高値で取引されていると言われています。

どうせなら、そういった国で役立てて貰うのも悪くはない話です。

そういえば、未だにF-4を現役で飛ばしている国どこだろ?

韓国、エジプト、トルコ、ギリシャ、イラン・・・ 問題がある国ばかりで売れそうにない(笑)

やはり、国内での活用を考えた方が良いですね。

 

※アイキャッチ画像の出典:航空自衛隊

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コメント

    • 匿名
    • 2019年 3月 27日

    40機は隊長機*2、小隊が16機(8ペア)、予備機*2
    で点検とかで飛べない時間もあるから訓練時間、運用時間を考えて2飛行隊で運用
    残りの2機は航空自衛隊第1術科学校(浜松)では? F-15、F-2などもある
    F-35Aはトータルで147機になってますね。 7飛行隊と7機。
    5機は何に使うんだろう?
    F-35Bは42機。

      • 匿名
      • 2019年 9月 19日

      F-35Bも術科学校行きが在るだろうし、残りはアグレッサー部隊か海自艦の運用訓練用とかかな。

    • 銀魚
    • 2019年 3月 29日

    501飛行隊がどうなるかも気になりますね。どこかでRF4EJは2020年度迄、後継はF15を装備と見た記憶もありますが、そのタイミングでF15の余剰をどうやってかき集めるんでしょう。F15飛行隊の予備機を1機ずつ集めて7機、これで半分の規模から始めるのかな。後が続かないけど…

      • 全てF-35B
      • 2019年 8月 28日

      実は、F-35Bだったりして。

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