韓国は過去の米国製兵器購入実績と今後購入予定の米国製兵器を盾に韓米防衛費分担金大幅引き上げの緩和を求めていたが、米国は「購入希望リスト」を韓国に送りつけ購入を迫っていると韓国メディアが報じている。
参考：미국, ‘유도 다연장로켓’ 한국 판매 추진…방위비 관련된 듯
遂に買う買う詐欺がバレた？韓国に「購入希望リスト」を送りつけた米国
これまで韓国は韓米防衛費分担金交渉で有利な立場を得るため韓国が米国製兵器をどれだけ購入しているか、今後も米国製兵器をどれだけ購入する予定であるかを繰り返し説明して理解を得る＝分担金の大幅引き上げを阻止することに努めてきた。
この説得工作には文在寅（ムン･ジェイン）大統領自らの乗り出し、直接トランプ大統領に今後3年間に購入を検討している米国製兵器について自らアピールしたこともある。
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具体的に韓国が米国に説明している米国製兵器の購入予定リストの内容は、F-35Aの追加導入、KF-16アップグレード費用、F-15Kのレーダー換装や、無人偵察機RQ-4、対潜哨戒機P-8A、統合多用途ヘリMH-60R、電子攻撃機EA-18G、早期警戒管制機E-737、弾道ミサイル迎撃弾SM-3の導入等だが、既に発注済みのものまで含まれており「今後購入予定」とは言えないシロモノだ。
その上「米国製兵器の購入予定リスト」は、あくまで「予定」であり購入を約束しているわけでもない。
例えば電子攻撃機EA-18Gは昨年に日本が導入を検討しているという情報が流れ「日本が導入するなら」と言ういつものパターンで「国防中期計画（日本の中期防に相当）」に盛り込んだが、肝心の日本が導入を見送ったため韓国は導入理由を失ってしまったものまで「購入予定リスト」に含まれている。
さらに統合多用途ヘリMH-60Rは韓国海軍の「海上作戦ヘリ導入機選定事業」に提案された複数ある候補の1つでしかなく、早期警戒管制機追加導入には米国以外にもイスラエルのIAIやスウェーデンのサーブが名乗りを挙げており、特にサーブは関連技術の移転（恐らく整備関連の技術）を餌に自社の早期警戒管制機「グローバルアイ」を猛プッシュ中だ。
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韓国も海外から兵器を調達する際に行う「折衝交易」交渉で航空機MRO国内誘致を積極的に求めていく方針を掲げたばかりなので、米国製の早期警戒管制機E-737にとっては分が悪く、これらを全て「政治判断」という理由で米国製を採用すれば国内から突き上げを喰らうだろう。
ただ最近、この「米国製兵器の購入予定リスト」について動きがあった。
米国は本当に買うかどうか分からない「米国製兵器の購入予定リスト」にしびれを切らして、韓国に対し「購入希望リスト」を送りつけたらしい。
このリストにはGPS誘導に対応した多連装ロケットシステム「GMLRS」、対地版早期警戒管制機E-8、弾道ミサイル迎撃弾SM-3、統合多用途ヘリMH-60R、通信妨害機EC-130H、攻撃ヘリAH-64Eが含まれており、韓国としては非常に厳しい内容だ。
まずGMLRSは韓国国産の多連装ロケットシステム「天武」と被り、GMLRSが使用する対地攻撃用ミサイル「MGM-140 ATACMS」も国産の戦術地対地ミサイル「KTSSM」と被るため完全に韓国の国産兵器潰しと言え、対地版早期警戒管制機E-8は米空軍でも早期退役が検討されており中古品を押し付けられる可能性が高く、統合多用途ヘリMH-60Rは国産多用途ヘリ「スリオン」と被る事になる。
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攻撃ヘリAH-64Eは既に韓国陸軍が導入済みだが追加導入を検討中で、韓国海兵隊も水陸両用作戦用に複数の攻撃ヘリ導入を検討中だ。韓国陸軍としてはAH-64E一択なのだが韓国海兵隊は価格の安いAH-1Zか国産の攻撃ヘリも候補に挙げているため、最も価格の高いAH-64Eを買えと米国が要求しているに等しい。
韓国としては、あくまで予定に過ぎない「米国製兵器の購入予定リスト」を盾に韓米防衛費分担金交渉を戦おうと思っていたら、米国から「購入希望リスト」を突きつけられ買うのか買わないのか「明確」な意志表示をしろと追い込まれる事になってしまったと言うオチだ。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大で、両国とも韓米防衛費分担金交渉どころではないが状況が落ち着けば必ず問題化してくるだろう。
※アイキャッチ画像の出典：U.S. Army photo by Sgt. Michelle U. Blesam, 210th Field Artillery Brigade Public Affairs
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韓国海軍の「海上作戦ヘリ導入機選定事業」（関連するのは多用途ヘリMH-60R）、早期警戒管制機・2機 ※（関連はE-737）は入札の実施に向けて動き始めてはいるみたいですね
※ サーブはGlobaleye（ベースはボンバルディア-6000ってビジネスジェットベースで、送受信装置も長方形の箱状のアンテナ部に収めた、探索性能に疑問がつく、ある意味ではチンケな奴を提案してますね
リンク
韓国にE-8を売って大丈夫なのか?!
直に地上配備になるだろうが、情報ダダ漏れにならないか?
日本のｅ−２ｃみたいに稼働率ドイツ軍になりそうだな
新規購入より、整備仕事を米国内で大量にさせた方が堅いのでは？
整備不良で動かない兵器が沢山あるだろう。
自衛隊のF-15も整備やってもらいたい
と言うか空自航空機全部やってくれいい加減共食い止めたい
スペアパーツを十分に用意せずに共食い整備になっている時点で、空自も独韓を笑えない状況になりつつありますね。
F-4やPre-MSIPのF-15が完全に引退したらその分のスペアパーツや治工具を維持しなくて済むようになるので、近代化F-15やF-2の部品を充足させてあげて欲しいですね。
散々日本もやられた手口ですねぇ
この手法は日本やオーストラリアカナダ等の信頼関係がある程度ある国にしか機密保持の観点から不可能なんだが韓国もその国々に当然の如く並ぶようになったか
カナダオーストラリアに比べたら日本と韓国は経済力もあるので余計に最新装備買え買え言われる苦しみ
韓国兵器は日本兵器と違って途上国や中流国に売れてるから韓国軍事産業早々に潰したいんだろう
アメリカは韓国に最新兵器を買わせるふりをして断ったら韓国から引き揚げるぞと脅して遊んだらいい
とりあえずスリオンは失敗作だから早く代替え機に変えるようにした方がいいと思います。。
買えば中国の敵、買わなければアメリカの敵
どう転んでも詰みうえーははは
今の韓国は誰のおかげで成り立っているのか忘れて、中国に擦寄ろうとしたり、コピー品をバラまこうとしているから、お灸を据えに来たのかな？
ヤクザが詐欺師に押し売りしてるの図。
多分、買っても実物が届くまでには、延期を繰り返すんだろうな。
でもこれ位しないと、ダメなんだろう。
GSOMIAその他で、アメリカの堪忍袋が限界なだけかもしれないが。
イスラエルはラヴィを潰されたしなー。
結局は韓国の外交力次第。
E2Dやリーパーを買えばいいのに。
韓国軍もプライドより命が大事だし、本音ではアメリカ製兵器が欲しいと思うよ。
ただ、政治家と経済界が邪魔する上にアメリカも殿様商売しやがるってのが悩みだよ。
かつてソ連の衛星国も欠陥兵器を押しつけられてたし、いま中華と仲良しグループ国も怪しげな兵器を購入してるでしょ
しょせん子分は親分のリスクまで関わる運命
共食い整備は、多少の見込み違いでスペアパーツを十分に用意してなかったのはあるでしょうが、
欲しいパーツの納品が何年先になるか分からない米国FMSの問題が大きいと思う。
特に最近は、米軍の予算不足で、米軍内の調達も先延ばししてたりで、なかなか製造されていないのだと思われる。
F-35でさえパーツ不足との事なので、米国兵器一辺倒だとパーツ供給問題が付いて回るので、F-3を国産したいのも分かるような・・・。