軍事的雑学

軍事的雑学|豪州「ステルス無人機」開発を発表!自律飛行による編隊飛行も可能!

オーストラリア国防省が密かに開発していた「Loyal Wingman」プロジェクトについてご紹介します。

参考記事:Combat drones capable of deadly force set to join Australian military arsenal

オーストラリアとボーイングが何やら開発している

オーストラリア国防省は、ボーイングと共同で「Loyal Wingman“ロイヤル・ウィングマン”」プロジェクトなるものを進行中です。このプロジェクトは機密扱いのため、詳しい詳細はまだ分かっていません。

しかし昨日(2月26日)、オーストラリア放送が報じた内容によれば、ステルス性能をもった無人機(UAV)です。しかも全長12mもあるフルサイズの無人機。

用途は、リスクが高い環境下での電子戦及び偵察任務を遂行できると報じられています。航続距離は数千kmは飛行出来るよう設計されていて、胴体下部にはペイロードベイがあり、各種センサーや電子装置を収納できるようになっているそうです。これを取り外せばウェポンベイとしても利用が可能だとか。

管理人補足:ペイロードベイとは、各種装置や機材を搭載できるスペースのこと。これをウェポンベイ(兵器収納スペース)に転用可能という話

オーストラリア国防省は、この無人機(UAV)のプロトタイプを、2月27日に開幕する「アヴァロン航空ショー」で発表するそうです。2020年代の半ばには生産に入る予定で、このUAVは輸出も可能だと。

ただ他の可能性を指摘する意見もある

ボーイング・オーストラリアも“何か”の発表を匂わせる動画を公開しています。

The Driveの記者は、これはボーイングの次世代訓練機にTXではないかと言及し、オーストラリア空軍向けのTX訓練機発表の可能性もあるとか。ただ完全にTXの機体デザインと一致しないので、他の可能性としては、やはり無人機だろうと。

管理人補足:TX次世代訓練機とは、ボーイングとスウェーデンのSAABが開発して提案した高等訓練機のことで、これを米空軍が採用。

尾翼のデザインが米国が現在開発中の第5世代無人機によく似ていると指摘し、可能性を匂わせています。

どちらにせよ、オーストラリアは、無人機導入に積極的に動いていると言うこと。

すでにMQ-9“リーパー”の導入は決定済みで、さらにMQ-4C“トライトン”を6機購入することを表明。豪州はP-3C対潜哨戒機の後継機にP-8“ポセイドン”を採用しているので、MQ-4C“トライトン”導入は既定路線。これに加えて、おそらくステルス性能をもった無人機(UAV)まで開発中ということは、米国を除けば、有力な無人機運用大国になりそう。

管理人補足:MQ-9“リーパー”とは、無人航空機の一種。遠隔操作による操縦で、長時間の滞空能力を生かして偵察・監視任務を遂行する。攻撃兵器を搭載することも可能。RQ-1“プレデター”の後継機。

管理人補足:MQ-4C“トライトン”とは、無人航空機の一種で、RQ-4“グローバルホーク”の洋上監視版。P-8“ポセイドン”と併用して使用することを前提につくられたもの。

どんな無人機が発表されるのか、単純な遠隔操作のタイプなのか、半自律、もしくは完全自律型なのか、とても興味を惹かれます。

やっぱりオーストラリア独自のステルス無人機でした。

記事が出来た直後に、ボーイング・オーストラリアが発表していました。

やられたw

折角、書いたのでそのまま追記する形で・・・

Boeing Airpower Teaming Systemは、ボーイングにとって米国以外の国への最大規模の投資だと。

この無人機モデルは、全長11.7m、航続距離は3000km以上、戦闘機のような性能を提供でき、センサーパッケージを統合して、偵察・監視、電子戦を支援。自律飛行が可能で、有人機支援のために人工知能を使用。初飛行は2020年を予定してるそうです。

出典:Boeing

出典:Boeing

出典:Boeing

完全にカッコいい。

YF-23と同じ無尾翼機ですね。主翼の形状は、そうF-101“ヴードゥー”に似てる!

画像を見る限り、有人機との編隊飛行が自律的に行われていると解釈していいのでしょうか?

あと偵察や電子戦のために、ここまで無人機の編隊が必要?どう考えても、それ以上の任務を遂行できるような気がしてならない。

本当に自律飛行ができ、人工知能による状況判断が可能なら、欧州が提唱する第6世代機のコンセプトを先取りした形ですね。

ただこれ、お幾らするんでしょうね?きっとお高いんでしょ?

 

関連記事

  1. 軍事的雑学

    軍事的雑学|金欠ドイツ軍が大ピンチ!攻撃機「トーネード」の維持費に約1兆円が必要

    ドイツ軍の迷走が止まらない。現在、トーネードの後継機選定を行っているが…

  2. 軍事的雑学

    F-35が欠陥機?運用コストに優れる? 米空軍「F-15EX導入」を検討する真の理由

    日本の一部報道では、F-35が欠陥機のためだとか、F-35に比べて運用…

  3. 軍事的雑学

    軍事的雑学|韓国の打算!韓国次期イージス艦へ最新型「SPY-6」レーダーを導入する迷案

    米国は、この状況を打破するため韓国と日本、両国向けに製造されているAN…

  4. 軍事的雑学

    軍事的雑学|どっちが強い?F-15C vs F-14A 中東で交戦する可能性浮上

    米国がイランへの制裁を再開したことで、一気にキナ臭くなった中東情勢。先…

  5. 軍事的雑学

    建造費1.4兆円!米海軍新型「フォード」級空母、カタパルトを「電磁式」から「蒸気式」に変更?

    トランプ大統領は日本訪問中に、横須賀の海軍基地を訪れ、強襲揚陸艦「ワス…

  6. 軍事的雑学

    軍事的雑学|パンケーキが空を飛ぶ?米海軍が開発した空飛ぶ円盤“XF5U”を見てみよう!

    今回の軍事的雑学は米海軍が開発した、ヴォート社製、XF5U“フライング…

コメント

    • 匿名
    • 2019年 2月 27日

    素人に馴染みのない兵器などは
    MQ-9 Reaper(無人攻撃機)のように
    簡単な補足があるとググらないで読めるので有難い。

    • 匿名
    • 2019年 2月 28日

    いや、無礼な言い方でコメントしてしまい申し訳ないです。
    補足ありがとうございます。

    • 匿名
    • 2019年 3月 07日

    なんとなく鮫っぽいフォルムだな
    キャノピーが無いと機体デザインがすっきりする

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

PAGE TOP