ロシアメディアはゲラシモフ参謀総長の70歳を誕生日を祝う記事の中で「2022年2月の時点で特別軍事作戦がどのように展開するのかは想像もできなかった」と指摘し、ロシア人ミルブロガーも「特別軍事作戦は予定通りに進んでいないためゲラシモフ参謀総長への批判が多い」と述べた。
参考:Начальнику российского Генштаба генералу армии Герасимову исполнилось 70 лет
参考:Два майора
特別軍事作戦は予定通りに進んでいないため情報空間ではゲラシモフ参謀総長への批判が多い
ロシア憲法は個人が意見を表明することに検閲や処罰を行うことを禁止し、ジャーナリストは情報源を選択する自由と情報の信頼性を検証する権利を保証(マスメディア法第47条)しているものの、プーチン大統領は2022年3月4日「ロシア軍の信用を失墜させることを目的とした行為及び故意にロシア軍の虚偽情報を流布することに対する刑事責任を規定した連邦法(通称:偽情報法もしくは軍事検閲法)」に署名し、この連邦法が最悪なのは「信用失墜」という概念や範囲が法的に規定されていない点だ。

出典:Стрелков Игорь Иванович
本連邦法に違反したと判断されれば3年以下の懲役もしくは70万ルーブルの罰金、もし人為的な証拠の捏造や利己的動機の場合は刑罰が10年以下の懲役もしくは300万ルーブルの罰金まで加重されるため「前例のない厳しさ」と呼ばれており、ロシア検察は曖昧な本連邦法のお陰で「誰が本連邦法に違反したのか」「どの情報がロシア軍の信用を失墜させたのか」「どうして刑罰を加重すべきなのか」を自由に操作できるため、国内における独立系ジャーナリズム=国家方針に反する自由な発言や報道は事実上壊滅したと言われている。
そのため現在のロシアメディアから「ウクライナ戦争に関する公式発表以外の視点」「ロシア軍がウクライナで直面している問題」「占領政策のまずさ」などの情報や意見は一切出てこないが、Московский комсомолецはゲラシモフ参謀総長の70歳を誕生日を祝う記事の中で「2022年2月の時点で特別軍事作戦がどのように展開するのか、これほど多くの条件に縛られるとは想像もできなかった」と吐露しており、久々にロシア人の本音をTelegram以外で垣間見た気分だ。

出典:Kremlin.ru/CC BY 4.0
ウクライナや西側諸国も戦争の見通し、戦争に対するロシア国民の支持、ロシアの戦争継続能力、プーチン体制崩壊に関する期待について大きく予想を外したが、この点はロシアも同じで、参謀本部作戦総局で勤務経験のあるミハイル・コダレノク元大佐もНезависимая газетаへ寄稿(軍事検閲法が成立する前の3月2日)の中でその点を指摘している。
“政治家の中は「戦争が始まれば数時間以内にウクライナへ壊滅的な敗北をもたらす」と主張する者がいた。アナリストの間でも「ウクライナ軍は悲惨な状況なのでロシアはウクライナに軍を派遣する必要さえない」という意見が多くを占め、一部の政治アナリストの間では「ロシア軍の強力な火力でウクライナ軍の全レーダー、通信、大砲、戦車を破壊する」「ロシア軍の壊滅的な一撃は戦争を一瞬で終結させるのに十分だ」と結論づけ、さらに最悪なのは「ゼレンスキー政権を本気で守ろうという国民はいない」と考えていた点だ”

出典:Минобороны России
“ゼレンスキー政権を本気で守ろうという国民はいないと主張することは「ウクライナ人の軍事的・政治的感情」を完全に無視している現れで、さらにモスクワに対する憎悪の度合いを過小評価し過ぎだ。実際、ウクライナにはパンや花束でロシア軍を歓迎する者は1人もいなかった。結局のところロシア人は2014年の出来事から何も学ばなかったのだ。当時のロシア人はウクライナ南東部が一瞬でノヴォロシアに変貌することを予想し、我々はノヴォロシア人民共和国連邦の地図、行政区画、州旗をデザインしていたが現実は違った”
“ドンバス、ハルキウ、ザポリージャ、ドニプロペトロウシクに住むロシア語を使用する人々でさえノヴォロシア人民共和国連邦のアイデアを支持せず、この計画はいつの間にか消滅してしまった。要するに2022年に1939年をモデルにした解放運動は通用せず、ソ連文学の古典=アルカディ・ガイダルの言葉(容易な戦いはなく困難な戦いを強いられるようだ)が今まで以上に真実味を帯びてくる”

出典:Russia MoD
“さらに「ロシア軍の強力な火力でウクライナ軍の全レーダー、通信、大砲、戦車を破壊する」という発言も軍事的素養のない素人の発言に過ぎず、強力な火力という曖昧な表現や概念は軍事作戦には存在しない上、一撃で戦争を終結させるような攻撃を期待すること自体が「無責任な楽観主義」を示している。そもそもロシア軍が保有する長距離攻撃兵器の備蓄は無尽蔵ではない。Zirconは実戦配備前でKh-101、Kalibr、Iskanderの備蓄はせいぜい数百発程度しかなく、これで4,000万人が住む広大な国を地球上から消滅させるのは全く不十分だ”
“特に奇妙なのは軍事アナリストのコミュニティで「ウクライナとの戦争は完全な航空支配下で行われるため可能な限り短期間で終了する」と主張している点で、10年間も続いたアフガニスタンでの戦争で武装勢力が航空機やヘリを1機も保有していないかったという事実を完全に忘れている。アフガニスタン人と同じように航空機を1機も保有していなかったチェチェン人との戦いも数年続き多くの出血と犠牲者を出したが、ウクライナには航空戦力だけでなく防空システムがあるのを忘れてはならない”

出典:Come Back Alive
“ウクライナ軍が悲惨な状況にあるという点は部分的に事実かもしれない。ウクライナ軍は近代的な航空戦力や防空システムに問題を抱えているものの、ソ連軍の延長線上にあったウクライナ軍は2014年からの7年間で質的に全く異なる組織へと変容した。これはソ連とは異なるイデオロギーに基づき多くの点でNATO基準に準拠している。そしてウクライナには西側諸国から近代的な兵器が供給されるだろう。ウクライナ軍の最も脆弱な航空戦力についても比較的短期間で中古戦闘機が供給されるかもしれない”
“現時点のウクライナ軍をロシア軍と比較すると戦闘能力と作戦能力において著しく劣っているが、同時にウクライナ軍を軽視することも決して許されない。我々は常にアレクサンドル・スヴォーロフの教え(敵を決して軽蔑してはならず、敵を自分より愚かで弱いと考えてはならない)を心に止めておく必要がある”

出典:Mil.ru/CC BY 4.0
ミハイル・コダレノク元大佐は他にも「ウクライナで電撃戦は起こらない」「ロシア軍が30分~40分でウクライナ軍の大部分を撃破できるだろう、全面戦争になればロシアは10分でウクライナを撃破できる、ロシアは8分でウクライナを破壊すると言った類の主張には根拠がない」「最も重要な点はウクライナとの戦争がロシアの国益に合致しないこと」「したがって、一部の興奮しすぎたアナリストらは自己満足的な空想を捨てた方がいい」と指摘しており、この指摘の大半は「この戦いがドローン戦争に発展する」という以外は全て的中することになる。
因みにロシア人ミルブロガーのДва майораはゲラシモフ参謀総長について「規則上の定年を迎えた彼が現役に留まるかどうかは今後判明するだろう」「特別軍事作戦の過程で彼の後任者は十分育っている」「誰かの嫉妬を買うため名前を上げるの適切ではない」「特別軍事作戦は予定通りに進んでいないため情報空間ではゲラシモフ参謀総長への批判が多い」「さらにショイグ前国防相は多額の横領を行っていた」「ゲラシモフ参謀総長の後継者問題は政治的問題だ」「個人的には彼が名誉ある退役を受け入れて片田舎で静かに余生を送ることを願っている」と述べているのが興味深い。
ロシアもウクライナも一部の興奮しすぎたアナリストらによる「自己満足的な空想」によって膨らまされた期待が失望に変わったという点は一緒
一部の興奮しすぎたアナリストらによる「自己満足的な空想」はウクライナや西側諸国にも存在し、ウクライナ・レンドリース法の意図や実態を捻じ曲げて誇張し、支援国から退役する装備を聞きつけると直ぐにウクライナ支援に結びつけ、手当たり次第にゲームチェンジャーを量産して期待感を高め、ドローン戦争に移行しても未だに保管中の装備の数を数えてロシア軍の継戦能力を予測し、防衛産業の特性を理解せず支援が遅いのはやる気がないせいだと批判したり、もう上げればキリがない。

出典:forbesのスクリーンショット
ウクライナメディア、海外の主要メディア、ディフェンスメディア、軍事アナリストらは「一部の興奮しすぎたアナリスト」と異なり「◯◯は◯◯なので◯◯ではない」と冷静に説明していたが、ここに過剰なウクライナ支持者の熱狂が加わったため、ウクライナ軍に対する期待感は2023年に入ると最高潮に達したものの、所詮は「自己満足的な空想」に過ぎなかったため2024年までに期待感は失望に変わり、西側メディアや専門家の情報はプロパガンダという風潮が高まった。
本当のところは冷静に状況を指摘するウクライナメディア、海外の主要メディア、ディフェンスメディア、軍事アナリストの報道が軽視され、一部の興奮しすぎたアナリストらの発言が過剰にもてはやされた結果に過ぎず、本物の軍関係者やアナリストらはミハイル・コダレノク元大佐と同じように戦争の見通しを言い当ててる。

出典:U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Matthew Lotz
米空軍のマクシミリアン・ブレマー大佐は2023年1月「米国や同盟国が提供する兵器は勝利への戦略に沿ったものでなければならず、ウクライナに欧米流の航空優勢を追求させるのは勝利の助けにはならない」「現代の航空戦は高価な固定翼機よりも移動可能で生存性の高い地上型防空システムの方が有利だ」「ウクライナは防衛上の優位性をさらに強化する方が勝利の可能性を手繰り寄せることに繋がる」「戦闘機を使用して制空権を確保するという考えは大きな間違いだ」と指摘。
ブレマー大佐はウクライナ上空で繰り広げられている航空優勢を懸けた戦いについて「ミサイルやドローンを使用した世界初の空中消耗戦」と表現し、ロシア軍は航空優勢を確保するため「敵防空システムを直接破壊するのではなく、インフラをミサイルや無人機で攻撃することで地対空ミサイルの枯渇を狙っており非常に狡猾な策略だ。国民を暗くて寒い生活から救うため地対空ミサイルを消耗し続けるか、長期的な成功のため高い代償を支払うかの選択をウクライナに突き付けている」と述べ、現在の自爆型無人機がウクライナにもたらす問題を2年以上前に予測していた。

出典:Photo by John Hamilton
ロシア人やロシアメディアは2022年3月4日以降「本音」を発言できなくなったが、ロシアもウクライナ(西側諸国を含む)も一部の興奮しすぎたアナリストらによる「自己満足的な空想」によって膨らまされた期待が失望に変わったという点は一緒で、個人的にオールドメディアが当てにならないという大雑把な捉え方には同意出来ず、逆にSNS上で(登録者数という)発言力を獲得した個人の方が暴走しやすいと思っており、バランスよく情報を見ていくことが大切なのだろう。
関連記事:元ロシア軍大佐、侵攻開始の3週間前にウクライナでの戦いが躓くと予言
関連記事:露メディア、ロシア軍が花束とパンで歓迎されないのはウクライナのせい
関連記事:世界初の空中消耗戦に挑むウクライナ、戦闘機提供は勝利の助けにはならない
関連記事:ウクライナ・レンドリース法案は旧レンドリース法案ほど劇的ではない
※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России





















耳が痛い話ですね。どうしても心情的にウクライナ寄りで情報を見てしまうので軍事、安全保障を語るならもっと俯瞰した目でみないと…
ロシアにとっては最初の数週間でキーウ占領してゼレンスキーの首をロシア寄りの政治家にすげ替えられなかった時点でこの戦争の勝利は無くなったわけで
ウクライナにとってはそもそもロシアに攻め込まれてた時点で負けなわけです。
お互いに勝てないならそろそろ現実的な落しどころを探って欲しいですね。
お互い勝てないけど現実的な落とし所も無いのが現状ですしね
これからもお互い回復不能な損害を何年も出し続けるだけでしょう
何年も〜がどれくらいの期間を意識してるのかわからんけど3年以上は続かないのではと思ってる
ロシアはついにドニエプル川の橋梁への攻撃を解禁したみたいだし
より小さいスケールだとイジューム〜スラビャンスク間の兵站の遮断も始まっている
スジャ崩壊の事例を引くとドネツクの戦線も一気に動く可能性が高い
問題はウクライナがスジャ崩壊時のような損害にあと何回耐えられるかだが
ポクロウシクの北方で戦線突破が起きた時、クピャンスクやスームィの防御力を落としてまでかき集めた兵力が9個旅団と言われている(他にもヘルソンとかからも抜いたらしい)
一応ベラルーシの国境を守ってる部隊とかはまだあるけど、これはもう予備としてはギリギリの上限に近い数字だろう
こいつが完全充足ってことはありえないが、そうだとしても規模的には5万人くらいか
そしてスジャ崩壊時には3〜4万人失ったと推定されてるから……
やっぱりドネツク、ポクロウシクとスラビャンスクで大体決着するんじゃないかな〜という感じ
まあ、若年層の動員に踏み切るならまだまだ続けられるが……
いつもの崩壊詐欺ですか?
戦況について語るなら現在の支配状況がどうなっているかだけで語るべきですね
管理人様いつもありがとうございます。
形式上はアナリストでも、実態としてはアジテーターだったということですかね
仰る通りです。
日本人も、明らかなアジテーターに乗った人、自分もアジテーターになっている人は反省すべきですね。
日本人は優秀・学力が世界で上位なんてのをよく言われていましたが、日本人の弱点そういったものでは測れない部分があるなと感じます(太平洋戦争時と変わらないですね)。
学者で専門家ですという人たちまでそれに加わってましたからね、、、、
ミアシャイマーを始め、冷静な議論をしてきた学者たちが正しかったということは証明されています。
問題はアジテーターだった方々がどのように自己批判するのか?でしょう。リアルポリティクスや軍事学を無視した夢想。倫理学やポストコロニアリズム等の多極的視点を無視した道徳押し(なお、ガザについては沈黙)。
これらの愚かな言説の数々の責任がありますね。
ブレマー大佐の言ってることはすごい納得できる…
どうせ防空システムの方が強いのに戦闘機同士の空中戦に
投資が集中するのは異常だといつも思っていた。
飛行機を撃墜する為の兵器、という点で戦闘機はもう主役とは
言えないのだから高価な戦闘機は大して重要じゃない。
対戦車兵器を突破できる見込みがないのに戦車同士の戦闘が
地上戦を決定すると思い込んで第〇世代とか言ってひたすら
高価な戦車を作り続けたのと同じミスだ。
防空システムにも戦闘機にも両方投資するのが正解なんだよなぁ 当然装甲車両や海上戦力もね
ロシアみたいな貧乏国家には全部できないだけで米欧は機甲戦力も空軍力も増強し続けてるからロシアはジリ貧になるぞ
防空システムの方が強いなら何故イランはイスラエルにあれほど好き放題されたんでしょうか?露宇戦争でもパトリオットPAC-2を持っているのに一時期滑空爆弾にかなり苦しめられていた。守るべき場所が広く強力な防空システムをそこに配置出来ないのなら意味が無い。航空機はその速度と航続距離で時間制限はあるが広く防空能力を提供出来る。単純に一つだけのシステムで終わらせられるなら誰も苦労はしないしケースバイケースでしょう。
イスラエルみたいな国土の狭さは縦深が無いのがリスクだが防空に関しては国土全域をカバーしやすく有利に働くが、着弾したら住む場所が限られている分被害は大きくなる傾向にある。
対戦車兵器を突破出来る見込みが無いなら最初から戦車の数なんて増えないし、仮にその対戦車兵器の効果が減少した場合は誰が責任とってくれるんでしょうか。
考え方が偏りすぎて不思議なんですが、戦車は単独で無双する物ではなく他の兵科や兵器との組み合わせで成果を発揮する一つの兵器でしか無いと言う事を理解してないのでは?戦車の力を過信して単独で突っ込んでいくならイスラエルが対戦車ミサイルで大きなダメージを受けたのと同じ結果にしかならない。軍隊ははバランス良く様々な作戦や兵器を組み合わせてするべきであってやむを得ない事情が無い限り特定の兵器だけで戦争する物ではありません。
結局祭りなんだよな戦争って
始まる前は期待が高まり続けて終わると虚無と現実が残る
皆期待が欲しいので期待を煽るなという方に無理がある
マスコミならなおのこと
第三国なら地政学や安全保障の視点で見るべきをイデオロギーによる善悪で語る有識者には薄ら寒いものを感じてます
まあでもロシア軍の上層部で最大にやらかしてたのはやっぱりショイグなんじゃね
別にゲラシモフが名将とも思わないけど……
ショイグからベロウソフに交代してからはエントリ中で言われてる”空中消耗戦”での優位が目立つようになったんだよな
もちろんウクライナの残弾が減ってきたという時期的なものもあると思うけど
ロシア側の改革だけ見ても長距離ドローンの大幅増産を達成してるし、目標の選定も曖昧さがなくなったように見える
具体的にはエネルギーインフラへの攻撃が減って、兵器の製造拠点とか後方部隊の訓練キャンプとかをより狙うようになった
ウクライナの戦意を挫こうみたいな大雑把な目標から、前線への直接的な援護射撃という現実的な目標に切り替えた感
キャンプなんか狙おうとすればタイミングの勝負だから、インテリジェンスでも改善があったんじゃないかと予想してる
ところで後任はやっぱりモルドヴィチェフなんですかね?
キャンプや集合場所は結構前から狙ってました
訓練場もですが、被害が大きくなってきたのは
前線の防空兵器が枯渇してるせいと思います
空中消耗戦の成果が表に出てくるのは当然ある程度時間が経ってからなんだから、大臣が変わったから「空中消耗戦の優位が出てきた」っていうのは変じゃね?
>敵を決して軽蔑してはならず、敵を自分より愚かで弱いと考えてはならない
昔の人の発言なのに現代でも有用ですねこれ
気を付けましょう
>本当のところ冷静に状況を指摘するウクライナメディア、海外の主要メディア、ディフェンスメディア、軍事アナリストの報道が軽視され、一部の興奮しすぎたアナリストらの発言が過剰にもてはやされた結果に過ぎず、本物の軍関係者やアナリストらはミハイル・コダレノク元大佐と同じように戦争の見通しを言い当ててる。
その興奮したアナリスト達の意見にバイデン以下西側指導者たちが引っ張られてしまったのが問題。
ロシアがジリ貧の22年の秋ごろが停戦交渉のラストチャンスだった。交渉には妥協は必要だが少なくとも今よりは条件はマシだっただろう。
「ウクライナのNATO加盟を推進します。でも、ロシアがウクライナを攻めても米軍は対応しません」
これがバイデンの2021年に出したステートメントだからなぁ
完璧に戦争を作り出したわけでロシアとの停戦を模索する考えがバイデン政権にあったのかは疑わしい
戦争を始めた大統領は選挙で負ける、がアメリカで根強い価値観だから
選挙より前にプーチンが失脚するか経済が破綻するという想定だったと考えるほうが自然
それは主従が逆転してると思いますよ
アナリストの言に西側の指導者が引っ張られたんじゃなく、西側指導者の決定に”威勢のいいアナリスト”がのっかただけ
どの時点で見るかによるかと思います。当初は威勢のいいアナリストが乗っただけでした。途中から嘘が嘘を呼ぶ式に威勢のいいアナリストたちの言葉に指導層が引っ張られるような状況も生まれていたように思います。
まあ、どのみち西側指導者の自縄自縛なことには変わらなかったのですが、、、、
正規戦の前例が約20年前のイラク戦争で、アレは航空戦力が防空網を破壊した、戦車同士の決戦も起きた、電撃的にバグダッドも落ちた、まさに東西両陣営の一部アナリストが予想した戦争の形だった。そこから非対称戦争が繰り替えされる時代になって技術は20年進歩したのに、人間の頭の中は20年前から何も代わってなかった。
それこそ1919年のイメージで、1939年の戦争を語るくらい愚かな事が東西両陣営で起きていた。
>10年間も続いたアフガニスタンでの戦争で武装勢力が航空機やヘリを
>1機も保有していないかったという事実を完全に忘れている。
ウクライナとアフガニスタンを一緒にするのはどうかと
アフガニスタンはアミーン書記長を殺害して傀儡政権樹立した時点で事実上目標は達せられたのでは
アフガニスタンの共産主義政権はソ連軍撤退後、3年間は持続した。
米軍撤退後1ヶ月で崩壊した北部同盟政権の弱さは異常(タリバンの強さが異常だった?)。
厳格なイスラム主義を、タリバンに強制されてるだけ。って信じこんだ西側の勘違いが、最後まで改善されなかったからでしょう。
あと、アメリカ兵が集落内で狙撃されたり爆弾テロされたら集落ごと消し去るとか、ロシアとは比較にならない報復を繰り返して恨みも買ったわけで。
新生アフガン軍を航空優勢を前提とした、西側型軍隊にしておいて、航空機整備会社を真っ先に引き上げた米国は相当のギルティ。
オールドメディアに問題がないなんて言えないけど少なくともSNSや動画サイトでの登録者数やインプ稼ぎのために現実とかけ離れた情報を出す輩たちよりは信用できる。
モザイクが意味をなさない斧先生の存在感
親の顔より多く見た顔
某先輩の次ぐらいには多く見る
斧先生の作品は今どこで見られるんでしょう?
アメリカ版Noteみたいなsubstackってサブスクサービスでの情報発信に切り替えたようです。
サブスクですかw。残念。金払ってまで見たいもんじゃないっスね。
リンク
ユーロマイダンというウクライナのWEB新聞に寄稿しているようです。
英語ですが無料で楽しめる様ですよ。
ユーロマイダンと言うウクライナのWEB新聞に寄稿してるみたいで、無料で新作が閲覧できますよ。
直リンクは弾かれる様なのでリンクの一部を
リンク
斧先生執筆記事の何がやばいって、彼の記事を丸っと引用するような形で国内メディアが同じような記事を出しまくった事なんですよねえ
それが無ければ数あるメディアの執筆者にはこういう人もそりゃーいるよねで終わってたんですけどね
引用したメディアからしたら「うちの詳しい専門家がちゃんと検証してるわけじゃねえけど、世界最大手の経済誌の先生がこう言ってるんだから」みたいなノリだったんだろうけど
西側の場合、アナリストやオールドメディアだけじゃなくて
ネオコンをもっと叩いた方がいいと思う
戦争研究所とか
オールドメディア全て信じないとは思わないが、そうならSNS上の怪しい世論如きに屈せず、超然的に勝てない物は勝てない。出来ない物は出来ないと連中の考える真実なりなんなりを放映すりゃ良いのに(結果はどうなろうと)。ある時は怪しい業界団体に尻尾振って、ある時はSNS上の怪しい世論に乗っかって首尾一貫しない情報を流し続ける。で都合のいい見解だけSNSで持て囃されて、それをまたメディアが取り上げる。これなら信憑性はSNSと同レベル&組織的な印象操作してるんだから話にならない。
ある程度の人には嫌われてるしオールドメディア扱いされてる朝日新聞だけど、ウクライナ軍のクルスク侵攻とかロシア軍のクルスクでの反撃とか国内メディアでは最速レベルで報じていたんだよな
日本は、ウクライナ戦争に何の関係もなく欧州の国でもないですし、ただの極東の第三国なんですよね。
まだまだ戦争は続いていくわけですから、どちらの情報も見比べたり・1週間程度様子みたりしながら、興味深い情報に慌てずのんびり観察していきたいですね。
ウクライナの優勢を信じてるのなんか、世界でもうとっくに日本人ぐらいじゃない?割と大真面目に。
太平洋戦争の日本人も、こんな感じだったのかなあと見ていたりしています。
前線に連れていかれたり、当事者じゃなくてよかったなあと。
「ウクライナの優勢を信じている日本人が多い」というのはどういうことからファクトとして認識されているので?
実際は「ほとんどの日本人は、もうウクライナ戦争のことなんか関心がない」だと思うんですけど。
ウクライナ戦争に関心がない。→だから、実態を調べない。→ウクライナ有利の時に関心が高かった。そこからアップデートされていない。→結果的になんとなく、ウクライナ勝利を信じている。
このような傾向はあるように思います。職場とかでチラッと話題が出る時もそのような認識の人多いですし。このように曖昧な知識や関心の不足により、現実と合致しない認識を持つことは珍しいことではありません。
「前線から遠のくと楽観主義が現実に取って代わる。」戦争において普遍的に見られる現象を当てはめるとそうなるんじゃないかなと。また、日本メディアはウクライナ有利をCNNやロイターよりも宣伝する傾向が強いです。たまたま目にしたニュースでそういうことを認識するとなんとなくそう思う。
生活実感がファクトになります。こればっかりは、定量的なデータよりも訂正的な物や経験的、学術的推論が役に立つ領域ですし。
台湾海峡・朝鮮半島は、前線で戦い合っている(撃ち合っている)わけではないのに、国民の関心が極めて高いんですよね。
一般の日本人は仰る点について見れば、ウクライナが遠く離れ・歴史上の縁も所縁もなく・大した貿易もない、ただの関係の薄い第三国という事実に行き着くんですよね。
プーチンが死ぬまでこの戦争は続くんだろうな。10年か20年か続くのだろう
確かに互いに強固な対空陣地が構築された場合、非ステルス戦闘機の侵入は不可能であるのが現状のようですね。
現在の主要な戦術として、ステルス機が先に侵入し、敵防空システムを破壊。その後、非ステルス機による対地支援を想定しているようですが、敵防空システムを全て破壊しきることはほぼ不可能(相当数の破壊ができるだけでも戦闘は有利になると思いますが)。また、そもそもステルス機が侵入できるのか。(イランには侵入できているようですが、それ以上の国や戦闘が起きていて防空に敏感になった戦場でも通用するのか)
一応ロシアはステルス機を持っているはずですが、あまり投入されていない。この理由は外からじゃ分かりませんが。(1.ロシアはステルス機でも防空網を突破できないと考えている。2.まとまった数が用意できていない。3.費用が高くて飛ばしたくない。4.ロシアのステルス機は性能が高くない。etc…)
ただ、だからと言って空対空戦闘が不要ではないと思います。
海上戦闘の場合、
1.海上の発射母体(=艦艇)は限られた数しか展開できない。(運用人員が多い。母体単価が高い)
2. 海上の発射母体(=艦艇)は陸上の発射母体のように隠れることは不可能。
3.VLSの洋上補給の現実的な手段がないため、陸上の防空システムより弾薬数が限られる。
を考えると、地上基地or空母に帰還し対艦ミサイルを補充できる戦闘機は脅威になり、敵防空網の破壊が大きな価値を持つ。そして、対艦攻撃を行う時には航空優勢は欲しいですから、空対空戦闘は発生するでしょう。
記事のブレマー大佐の発言では、「ウクライナに欧米流の航空優勢を追求させるのは勝利の助けにはならない」「現代の航空戦は高価な固定翼機よりも移動可能で生存性の高い地上型防空システムの方が有利だ」
のように地上戦では“既存の空対空戦は古い”or“防衛側が固定翼機を飛ばすのはナンセンス”ということでしょうか。
2023年の一連のウクライナ軍攻勢の失敗以降、大手メディアと政府筋がトーンダウンして、軌道修正が効かなかった一部のアナリストなりSNS発信者が悪目立ちしただけで、そこまでは政府筋でさえ危険なレベルで楽観的、大手メディアもSNS世論なり政府なりと同調して都合の良い論説ばかり載せていた時期はあった。
確かに幾らある軍人、情報機関、ウクライナ人が正確な予想を立てていても、現に当時の政府もメディアも世論も揃って無視していたから、ロシアへの対策が出遅れている現実があるんじゃないのか?
ドゴールが革新的な戦車戦を提唱しようが、フランス人が無視してドイツに蹂躙されたのと同じだ。
いや、マジでそうですね。
当初、幻想を膨らませまくって各国政府もメディアも意気軒昂でした。それからバイデン爺さん軌道修正できずズルズルってパターンですね。
いうてゲラシモフは相当な無能だと思うので速やかに更迭するべきだと思う。(彼の駄目な点は駄目だと分かってる人材を一度左遷したにも関わらず再び要職にしてしまう点だと思ってるので彼一人の排除では終わらない。あと何時までポポフの裁判やってんだ。)
戦術的な面でも経済畑ながら国防相になったベロウソフが設立に関与したルビコンは大戦果を挙げてる事を思うと素人程度の軍事的才覚だと思う。
ショイグが汚職してるのが事実なら今からでも晒し首にして規律を正すべきだと思う。
個人的には ベロウソフ-スロビキン-ポポフ体制が望ましいと思ってる。Два майораの言う通り優秀な将軍も沢山育ってきて彼らに指揮に任せればロシア軍は3倍強くなると思う。
そうか、スロヴィキンは陸軍出身だから参謀総長になれるのか
個人的にはテプリンスキー大将の方が推しだが彼は空挺軍だから参謀総長にはなれないのよね
ゲラシモフも結局は非対称戦、情報戦の時代の人で、正規戦が上手な保障もないから交代は仕方ない。
ゲラシモフドクトリンはウクライナで失敗して、シリア、イランでイスラエルに完コピされて、有効性は兎も角、本人にとってはほぼ汚名みたいな形になってしまったな。
この戦争が起こらなければハイブリッド戦争の大家として信者に囲まれて余生を過ごせたろうに。だって上がやれって言ったんやからしゃーないやん、あの腐れハゲと思ってそう。
この3年半の間、多くの人が盛んに戦況分析をやっていましたが、ある時期からはもう戦術領域の微小視点しか語られなくなっていたなという印象です(私自身そうでした)。まあ戦場が膠着してるから当然だと思いますが。長期的な動きだけを見ると、東部ウクライナではロシア軍が小幅な前進をひたすら繰り返しているように見えます。宣言していた反転攻勢が全敗だったウクライナにとって現状は許容できないものですが、見方を変えれば出血を伴う全方位の遅延戦術が最低限機能しています。一方でロシアにとっては毎日が勝利ですが、それでも戦争目的を達成させるには歩幅が短すぎます。
この膠着を打破する方策を双方が試し尽くした結果、戦争が戦場の優劣で決まらなくなっているのが2025年の東部ウクライナ戦争なんだと思うのです。そう考えると銃後の情勢、たとえばロシアの経済指標の変化、米による中印へのロシア産石油の二次関税導入、ロシア主導のウクライナへの停戦合意強要なんかも独立したイベントではないように見えるはずです。最前線の出来事は軽視されるべきではありませんが、今最も戦争の趨勢に寄与しているのは国際政治と市場であり、戦場の新兵器がすべてを変えることについて考える時期はいつのまにか終わっていたのかもしれないですね。
仰る通りです。国際政治と市場が戦況の中心に移っているのは間違いないと思います。
すでにアメリカは対中に軸足を移してこの戦争を捉えている感すらあります。ヨーロッパが苦しい選択を突きつけられてますね。中国との関係を壊して、アメリカに全面依存をする道を選ぶのか。ヨーロッパは自立する!という方向に舵を切りながら、ウクライナ支持を続けた結果、外交政策をアメリカに決められるという局面になってきました。
自分にも当てはまるのでなんとも言い難いですね
一次情報に触れる機会が少ない手前、無限に引用を重ねた発信を見る毎日
せめて複数情報に触れる機会を増やすしかいないのでしょうけとも