新しいニュースが多すぎて1つづつ紹介していると情報が古くなるため、軍事関連や安全保障関連の動きを短く紹介します。
韓国がKF-21の開発費用を調整、付加価値税の免除で500億円ほど安くなる
参考:DAPA confirms cost adjustments to KF-21 development programme
韓国はインドネシアと共同で第4.5世代戦闘機「KF-21」の開発を進めており8兆8,000億ウォンの開発(EMD機製造フェーズまでをカバー)を予定していたが、韓国の防衛事業庁はジェーンズに対して「KF-21が防衛物品に指定され付加価値税の免除が適用されたためEMD機製造にかかるコストが変更になり、開発費用が72億ドル/約8,300億円から68億ドル/約7,800億円に再調整された」と明かした。
これに応じてインドネシアが負担するKF-21の開発分担金も減少するらしい。
関連記事:韓国、KF-21の開発分担金をインドネシア側が全額支払うことで最終合意
攻撃ヘリ「ティーガー」運用国のオーストラリアに続きドイツもAH-64E導入か
参考:Berlin Security Conference 2021: Germany shows interest in Apache gunship
フランスとドイツが共同開発した攻撃ヘリ「ティーガー」は米国製のAH-64ような商業的成功は収めていないもののスペインやオーストラリアが採用したため約180機程度が製造され、継続運用に欠かせないアップグレードの開発も計画されていたのだがオーストラリアに続きドイツまでAH-64E導入へ動きを見せ始めた。
ジェーンズは24日、ドイツがAH-64Eに関心を示し米国に同機の情報提供を要請(=情報提供依頼書/RFIの発行)したと報じており、フランスとティーガーMk3(既存機に対するアップグレードプログラム)の開発で合意していたドイツの動きは必ずフランスを刺激するだろう。
関連記事:開発中の技術を信用しない豪州、ティーガーを見切り「AH-64E」導入を決定
トルコ製攻撃ヘリ「T129B」が来月にフィリピンへ到着
参考:1st batch of Turkish T129 attack choppers to arrive in December
フィリピンが発注していたトルコ製攻撃ヘリ「T129B」が「12月中に引き渡される」と同国の空軍司令官が明かしており、ヨルダンから無償譲渡された中古AH-1S×2機で反政府テロ組織と戦うフィリピンにとっては待ちに待った戦力の追加と言える。
特にトルコにとってもフィリピンはT129初の海外運用国(本来ならパキスタンへの引き渡しが先になる予定だったのだが、米国がパキスタン向けのエンジン供給を許可しないため国産エンジンに切り替え中)となるため、ある種のマイルストーンといっても良いのだろう。
関連記事:急転直下で正式発注、フィリピンがトルコ製攻撃ヘリ「T129B」導入を発表
マレーシアへのTF-X輸出を狙いトルコ航空宇宙産業が開発拠点を開設
参考:Turkish Aerospace opens 1st office in Southeast Asia in Malaysia
トルコ航空宇宙産業(TAI)はマレーシアに海外の開発拠点を開設(東南アジアでは初)したと報じられており、この開発拠点を通じてTAIはマレーシアと無人航空機、ジェット練習機、ヘリコプターといった様々な分野で共同研究や開発を進めていくと述べている。
このタイミングでTAIがマレーシアに拠点を開設したのは同国の軽戦闘機入札に参加(ヒュルジェットも軽戦闘機バージョンを提案中)しているためだと思われるが、トルコの最終的な狙いはマレーシアに開発中の第5世代戦闘機TF-Xを販売(実際にTAIはTF-Xプログラムにマレーシアを招待している)するためなので、この拠点開設は短期的なものではなく長期的な視野に基づいた輸出戦略の一環なのだろう。
関連記事:マレーシア空軍の軽戦闘機入札にインド、ロシア、韓国、イタリア、中国、トルコが応じる
ポーランド企業がF-16Vの製造サプライチェーンに参入
参考:Poland-based PZL Mielec to Manufacture F-16 Components and Assemblies from 2022
2007年に米国のシコルスキーに買収された子会社化されたポーランドの航空産業企業「PZLミエレツ」はUH-60の派生型となるS-70i(UH-60の輸出向けバージョン)の製造を手掛けているのだが、親会社のロッキード・マーティンからF-16Vの中央胴体、後部胴体、コックピットの構造体、コックピット内部に使用されるサイドパネルなどの製造を受注、完成した各コンポーネントを最終組立ラインがある米サウスカロライナ州のグリーンビルに向けて輸出を開始(2022年)するらしい。
過去にF-16の主翼を製造していたイスラエル企業もライン再開、F-16V向けの主翼を製造してロッキード・マーティンに輸出すると最近発表していたので、F-16V増産に向けて関係企業に声をかけているのだろう。
関連記事:売れ続ける第4.5世代戦闘機、LMはF-16Vの需要増を受けて同機の製造ラインを増設
S-550はS-500の廉価モデル? ICBM迎撃用の移動式防空システム? 答えは誰にも分からない
参考:S-550, S-500 systems to jointly defend Russia against hypersonic targets
ロシアが突如存在を明かした防空システム「S-550」について基本機能を絞ったS-500の廉価モデルという説(軍事アナリストや露メディアの見解)と、世界初となる大陸間弾道ミサイル迎撃用の移動式防空システムだと言う説(露防衛産業関係者)が報じられているが、今度はロシア国防省の関係者が「S-550はS-500の簡易バージョンでS-500とは異なる脅威に対応するシステム」という趣旨の発言を行い、S-550、S-500、S-350 Vityazといった異なるシステムを組み合わることで最も効果を発揮すると国営のタス通信が報じている。
もうS-550は誰が正しいことを言っているのか不明なので暫く様子見だ。
関連記事:ロシア、S-550はS-500の廉価モデルではなく世界初の移動式ICBM迎撃システム
関連記事:S-500の廉価モデル? ロシアが新しい防空システム「S-550」の存在に初めて言及
※アイキャッチ画像の出典:出典:U.S. Army photo by Chief Warrant Officer 3 Mark Leung, 25th Combat Aviation Brigade/Released
この形式のほうが様々な情報が知れて良い。
しかし、後で検索できないんだなぁ。
例えば今回のS550の件とか、ね。
攻撃ヘリはオワコンって話はどこいったの
そんな事言ってんのは日本の一部ミリオタだけや
フィリピンのT129Bは、安価且つ国内のイスラム過激派組織対処の為の手軽な攻撃手段として導入するんだが、豪州と独のAH-64E導入はティーガーのアップグレードでは将来性が無いと見切りを付けた結果だと思う。
AH-64EはここへきてUAVとの協働能力や敵SAMをアウトレンジ出来るイスラエル製ATM・スパイクNLOSを導入して戦闘力を高めて来ているから、豪州や独もその点を評価しているかも知れないし、もしかすると次期戦闘ヘリの選定が混迷を深めている陸自も追従するかも知れない。
日本もAH64Eを20機位買ってDもEに改修で良いんじゃ?
AH1Zだと訓練とかあれこれ最初からやり直しになるでしょ。
ナルゴノカラバフでもS-300潰しに大活躍でしたからね。
独も豪も海外任務でAHいるからじゃね
カナダの戦車復活も海外任務行くからの話でそうでなければMGSだった
T129Bの攻撃演習映像があるのでご参考まで。
リンク対ゲリラ戦や山岳戦闘には十分な戦闘力を有しているとみられる。
搭載火力もあり、UAVと棲み分け運用すれば、かなりの空戦力なるね。
価格は、一機あたりおよそ4500万米ドルで、今回契約で6機導入される。
PH的にはかなり奮発したようだ。
リンク
配備数が最盛期より1割でも減ったらオワコンなんやろ。
だから無人機とかを除く大半の兵器は冷戦期より配備数が減っているからオワコンなんやろ。知らんけど。
うおぉぉ盛りだくさんや。
韓国の決断速度と事業推進能力は確かに日本よりも優れている。
一方、次期戦闘機はまだ何か決まったことが一つもないようで。
全く防衛省には説明責任という言葉がないのでしょうか?
重要な住民説明会で役人が寝始めるくらいだから、説明して理解を得るという考えがないのでは
防衛省は無能なのか。
あーはい凄いね
頑張ってくださいませ。
強がって楽しい?
煽って楽しい?
これ以上はやめよう!
今年4月から設計始まってるのに何も決まってないわけないでしょう
しかもつい先日デジタルモックアップ絡みの話が出た所だし
一方とかいう前に調べなされ
煽るのが目的なんだから事実なんてどうでもいいんだよ、こういうヤツは。
むしろ反応するから面白がって続けるんだからひたすら無視が一番。
誰も触る人が居なけりゃ虚しくなってやめるから。
それが最適解なのは理解するんだが結局結局一人でも食い付いたらダメな時点で不可能に近いと思う
管理人が言ってたようにコメント閉鎖が一番現実的な解決路線だと思うし、何なら前に管理人が検討してたみたいに某国の内容書いてる記事のコメント欄だけ閉鎖したらいいと思う
荒れてる内容ほぼそれ絡みだし、やってくれんかなぁ
ネットの世界だけでも平和に行きたいね~
記事になんの関係がなくても『某国がー』な人がいるので、他の記事も荒れるだけじゃね。
某国絡みの記事のコメント欄を俺はそもそも見てないから知らんのだけども、他の記事は最近あんまり某国絡みで荒れてる印象ないからそう思ったって感じ
某国絡みの記事のコメント欄が閉鎖されて他記事でも暴れるようになったらいよいよIP規制するかコメント欄閉鎖だろうかねぇ
韓国って武器製造での税金免除なんてあるんだ。
他の国にもあるのかな?
国策事業だから財務省(に当たる組織)に拝み倒して税金免除してもらったんじゃないの?
一応財務省が認めれば免税してくれるだろう。
前から気になっているけど防衛省納入する機材(戦車なり護衛艦なり)って消費税どうなるんだろう
入札の見積もりは単価(消費税無し)で提出しますが、契約金額は消費税を加算します。
こんな感じ
(7) 入札における消費税の取り扱い
落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の消費税率に基づく消費税に相当する額を加
算した金額(当該金に1円未満の端数があるときは、その端数金額捨てるものとする。)をもって契約金
額とするので、入札者は、消費税に係る課税事業者であるか免税事業者であるかを問わず、見積もった契
約金額に消費税法に規定する消費税率に基づく消費税法に相当する金額を差し引いた金額を入札書に記
載すること。
ありがとう。行政関連の向けの商売にも消費税かかるんだ……。
浅はかな考えだろうが、行政関連の消費税を免税にしたら、国家予算の圧縮ができるのではないか?
日本の攻撃ヘリってどうなっんだろ?
なんなら、攻撃型のブラックホーク(人物の輸送かねて)とドローンでよくね?
ついに開発国まで見切りつけたか。タイガー攻撃ヘリってダメダメなんやな。
•既存のAH-64Dをアップグレード +AH-64E新造機の導入
•UH-60の武装化
•UAVの導入
•次期練習機の武装化
こんな感じがいいと思う。
あんまり物が多いと、兵站苦労するから、UH60武装化を半分、バイラクタルとか、リーパーを半分的な感じの方が良いかなー
まっ、こんな所で騒いでも大して意味ないけど。
次期練習機の武装化は(私見ですが)おすすめできないかな。
米T-7やT-50を参考に機体価格を推定すると、イニシャルコストだけで1機50億円かかってしまい、F-3の配備数に悪影響が出そう。
20年後の中露相手のスクランブル任務に耐えるレベルまでグレードを上げるとさらに単価が上がる。
次期練習機は、T-4の改良版にとどめるケチケチ路線か、米T-7の完成機をそのまま輸入(機体は高いが開発費がゼロ)するかが落とし所だと思う。
いい加減、日本も覚悟決めないとな。
AH-64E直接購入しかないでしょ。
その次の攻撃ヘリを様子見してるからね。AH-64Eはないな
Eに改修できるAH-64Dの生産設備代400億円を国が敗訴して支払った歴史があるわけで
AH-64系の再取得はあり得ないでしょ
AH-64Dライセンス生産打ち切りの件は、調達費用が当初の想定を遥かに上回る高額になって防衛省がビビった結果(それで急に調達打ち切りになったから裁判沙汰になった)だけど、あれからAH-64Eの性能向上が目覚ましい上にUAVとの協働能力まで獲得しているから、もしかするとAH-64Eの導入もワンチャン有るかも知れない。
調達機数に関しては、戦闘ヘリの装備数自体が減るのと現有のAH-64Dを改修する分を加えると、新規調達はFMS輸入でも差し支えない程度(最大でもD型からの改修分12機+新規調達30機前後?)になるのでは?
ここは英国面になって。
ローター折りたたみver.で!
島嶼戦至上主義の現陸自の考えだともはや機載でさえなくシューターはMPMSを長射程化してセンサーはMCVか無人機かそもそも弾頭自体がセンサーという感じだろ
ヘリでミサイル運搬するよりミサイル自力で長距離飛ぶほうが野戦特科の遠戦化もより進むとむしろ容易という時代になってしまった
知能化された砲弾とミサイルと自爆無人機に垣根なんてもはや無い
おっしゃる通り!
ドローンと、ミサイル、更に電子戦の組み合わせが良いと思う。
人でも足りないし、時間を掛けてて育てたヘリパイロットが撃墜されたら、大変だし。
重迫も新MPMSも野特の装備で無人機運用もネットワーク戦闘も野特が最先端行ってるしOH1があの状態だともはや航空科に出番はなく最小限のアパッチで最小限の能力維持は続けるだけの状態だね
今後さらに野特で跳ねる部分というと対砲迫レーダーで自爆無人機追尾するとか沿岸評定観測の長距離化で大柄の無人機導入するのとかなんでもアリ状態
大砲撃ってろよ大砲バカ共の時代(定数縮減いらない子)から一転して無人機と島嶼ニーズのおかげで野特の時代が来てしまった・・・
砲弾とミサイルと徘徊兵器に垣根が無いってのは乱暴じゃないかな。少なくとも各々で速度にも射程にも差があるし、炸薬量も弾頭種類にも差はあるだろう。
そもそも砲弾の知能化って何を指しているの?SADARMみたいなスマート子弾の話なのか個別判別機能シーカー付の量産化もされていない筈のエクスカリバーみたいな物なのか。
ヘリには撃墜リスクあるけど既存のUAVの多くより速度は出るし、ヘリの後続距離+ミサイル射程が攻撃レンジだろう。それぞれに長所短所が有りそれを補っての戦争と考える方が普通じゃ無いかな。
それもあるけど、安くて人的被害のないUAVの方が日本向きと思う。
島にヘリ持って行くのも大変だろうし。
>攻撃ヘリ「ティーガー」運用国のオーストラリアに続きドイツもAH-64E導入か
やあ (´・ω・`)
ようこそ、ドイツ連邦共和国へ。
このビールはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
今日11/25 20:00のBSフジ「プライムニュース」、勉強したい人はちゃんと見るんだよ。(笑)
『補正で防衛費1%超へ “安保戦略”徹底議論』
小野寺五典 自由民主党安全保障調査会会長
森本敏 拓殖大学顧問
宮家邦彦 内閣官房参与
補正予算で防衛費を7000億円計上するそうです。
見忘れてもネットで見れます。
リンク
管理人さん、スレ違いごめんなさい。
個人的にはこういった番組を教えて貰えるのは有り難い
でも確かにスレ違いではあるんだよな
整備費と弾薬費で7000億だってさ。いつでも動かせるように十分に整備して弾薬もたっぷりストックしておくと。もういつ台湾有事が起きてもおかしくないってことなんだろう。
見栄えの良い正面装備じゃなくて、兵站に予算がやっと付くようになってる何より。