カナダのカーニー首相はハリファックスで「ドイツのTKMSを潜水艦調達の優先交渉者に、韓国のHanwhaを予備交渉者に指定した」「TKMSと契約締結交渉が不調に終わった場合、Hanwhaを優先交渉者に指定して交渉に入る権利を留保している」と発表し、ドイツが優先交渉者に選定された。
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不本意な結果を受け入れて「負けたがよく戦ったという慰めに安住しない」という韓国のポジティブさは一体どこから湧いてくるのだろうか?
カナダ国営放送のCBCは5日「カーニー首相がドイツ企業と韓国企業が争う潜水艦選定の結果を月曜日(現地時間の6日午後5時頃)に発表するだろう」と報じ、潜水艦12隻の調達を含むライフサイクルコストが約1,000億加ドル=約11兆円に達する大型契約をTKMSとHanwhaのどちらが受注するのかに注目が集まっていたが、複数のカナダメディアが匿名の情報筋の話として「TKMSが優先交渉者に選ばれた」と報じ、ついにCBCも現地時間の6日午前10時頃「潜水艦の調達先としてドイツが選定される見込みだ」と報じた。

出典:TEAM 212CD
“カーニー首相は本日午後遅くにハリファックスを訪問し、海軍の将来を決定づける数十億加ドル規模のプログラムの行方について長らく続いていた憶測に終止符を打つ予定だ。月曜日の早朝にGlobe and Mailは「韓国のHanwhaを退け、ドイツとノルウェーの共同提案が選ばれた」と報じていたが、匿名を条件にCBCの取材に応じた情報筋も「TKMSが優先交渉権者に選定される見込みだ」と語った”
カーニー首相もハリファックスでの演説で「TKMSと契約締結に向けた交渉に入る。もしTKMSとの交渉が不調に終わった場合、KSS-IIIを提案したHanwhaを優先交渉者として指定し、同社と交渉に入る権利を留保している。これは極めて優秀な2つの供給元の間での困難かつ僅差の決定だった。TKMSとHanwhaのプラットフォームはどちらもカナダ海軍の要求要件を満たしており、両陣営ともカナダの労働者と企業にとって利益を最大化する強力な提案を提出していた」と述べ、カナダは潜水艦調達のTKMSを優先交渉者に、Hanwhaを予備交渉者に指定した。
LIVE: Canada’s next submarine fleet • EN DIRECT : la prochaine flotte de sous-marins du Canadahttps://t.co/eiPKxvoKzF
— Mark Carney (@MarkJCarney) July 6, 2026
TKMSと正式な契約を締結するまで潜水艦12隻の調達コストは不明だが、CBCは「潜水艦12隻の調達コストだけでも最大240億加ドルになる可能性があり、計画全体のライフサイクルコストは約1,000億加ドルもしくはそれ以上に達する可能性が高い」「TKMSは当初提案において2036年までに4隻の潜水艦を引き渡すことを確約していたが、政府高官は月曜日「そのスケジュールが2034年に前倒しされる可能性がある」と述べた」と報じ、優先交渉権者に選定されなかった韓国については以下のように報じている。
“この決定はカナダがインド太平洋地域よりも欧州地域を重視していると長年感じてきた韓国側を失望させるに違いない。一部のアナリストからは「ドイツとノルウェーの共同提案を選択したことは、アジアにおけるカナダの野心や投資にとって打撃となり得る」との指摘も出てきている。インド太平洋地域に5回の駐在経験をもつ元外交官のマリウス・グリニウス氏は「インド太平洋地域におけるカナダの戦略的機会は無駄になった」「プーチンの侵略とトランプの信頼性の低さに直面する中でNATOの結束は重要だが、カナダの長期的な経済・安全保障上の利益はインド太平洋地域にある」と指摘”

出典:Hanwha Ocean
“カーニー首相も今回の決定が韓国にとって失望であることは理解できるとしながらも「我々が共にできることは数多くあるため関係を前進させていく」と語り、潜水艦調達に関する決定がインド太平洋地域を重視する政策の終わりを意味するわけではないと強調した”
カナダメディアが潜水艦調達に関連して「インド太平洋地域」にスポットライトを当てるのは防衛産業戦略に関連があり、カーニー政権は今年2月に発表した防衛産業戦略の中で「不透明な時代におけるレジリエンスを確実なものにするため、カナダは防衛産業関係の多様化と新規構築にも取り組んでいる。これには共有された価値観と共通の利益に根ざした欧州連合および英国との野心的かつ包括的な新たなパートナーシップの構築が含まれる。またインド太平洋地域のパートナー、特にオーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国との協力機会も同様に模索していく」と言及したことに起因している。
Canada is designating German manufacturer TKMS as the preferred supplier for our next fleet of submarines.
This will be the largest defence procurement in our nation’s history and it will have enormous, lasting benefits for Canadian industries and workers. Together with our… pic.twitter.com/sZGkpmEcGY
— Mark Carney (@MarkJCarney) July 6, 2026
TKMSを優先交渉者に選定する選択は「カナダを欧州勢力圏により引き寄せる」という強力な政治的メッセージとなり、カーニー首相が「我々が共にできることは数多くあるため関係を前進させていく」と慰めの言葉をかけたところで「カナダ海軍の要件を満たし提案内容もほぼ互角で、防衛産業関係の多様化と新規構築に取り組み欧州地域とインド太平洋地域で協力機会を模索すると言っていたのに、最終的には欧州地域との協力関係を優先した」と映るため、これを韓国側の失望と表現しているのだ。
ちなみに、韓国の李在明大統領はHanwhaを優先交渉者に選定されなかったことについて「挑戦には成功もあるが悔しさも付き物だ」「重要なのは立ち止まることなく着実に前に進むこと」「今回のカナダ潜水艦事業では期待した結果を得られなかったが、我々の底力を国際社会に改めて明確に示すことができたと考えている」「何よりも我々の潜水艦は世界的な潜水艦強国と堂々と競争して優秀な性能と技術力を立証してきた」「今日の経験は、我々の技術をさらに高度化し、競争力を一層高める貴重な糧になると確信している」と言及。

出典:이재명
カナダへの潜水艦売り込みを主導してきた大統領秘書室長の姜勲植も「経済・産業協力、安全保障、費用など多様な要素を総合的に考慮して決定を下したカナダ政府の選択を尊重する」としながらも「大統領特使の資格で自ら現場を取り仕切り、我々の防衛産業ワンチームと最後まで総力を注いだ事業だったので悔しさが大きいのも事実だ」「今回の結果を『負けたがよく戦った』という慰めにしておくつもりはない」「我々が不足していた点を補完し、強みをさらに強化し、次の挑戦では必ず輝かしい成果を生み出す」と述べている。
この不本意な結果を受け入れて「次の挑戦に繋げる」「負けたがよく戦ったという慰めに安住しない」「必ず輝かしい成果を生み出す」という韓国のポジティブさは一体どこから湧いてくるのだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:TKMS




















これだけ巨額で長期の計画になると
その相手国と30年くらい安定関係の確信が無いと
カナダにとって韓国はさすがにそこまでは信用できない
中国の外圧で行き詰まる可能性も
サッカーと違ってポジティブ
防衛産業強化はまだまだこれからですからね!(おい韓国サッカーが終わったみたいな事言うな)
アーセナルオブデモクラシーの一翼として大いに期待しています!!
ノルウェーでしたっけねK2とレオパルト2が争ったのは
あの時も下馬評だと韓国有利かと思われましたが最後にドイツにひっくり返されましたね
やはり長年の実績と信頼を覆すのは容易ではありませんね
ノルウェーが攻められても
韓国軍が救援に来ることは100%ないからね
個人的には寒冷な海の運用実績とノルウェーが受注済みという実績が決め手に思う。陸も海も韓国に頼ると韓国依存に映るからバランスを取ったのかもしれないが。
NATO首脳会議の前に結果公表する段階でもうドイツに決まってたんでしょうね。戦車や自走砲と違って潜水艦は戦略兵器の側面もありますからシステム面も含めてNATO諸国に合わせるのはある意味当然かと思います。
インド太平洋地域で協力機会を模索も日本でこの文脈で語る時にカナダの戦力ってまったく話に出てこないので、カナダがどこまで本気なのかは疑問です。
KSS-IIIって大き過ぎると思うんですよね。輸出するにしても運用出来る国は限られるし韓国自身の守るべき海域にも合ってない。原潜へのテストベッドかもしれないですが。
和訳のロイター報道を読んだのだけれど。
”(TKMSのCEOの)ブルクハルト氏は契約締結の目標
を今年末としているが、カーニー氏は遅くとも来年末
までに締結されるとの見通しを示した。” とありました。
これは、悪く取ると、これからまだ”揉める” のかな?。
TKMSはディーゼル潜水艦の先端企業ですし実績もトップクラスですから驚きはないですね、韓国の潜水艦もTKMSの輸出モデルが元になっているぐらいです。
カナダの政治的にも近年の太平洋側へのシフトはあってもNATOとの関係の深さには到底及ばないといった感じでハンファ案は最初からプランBだったのかもしれませんね。
ちなHanwhaって韓国の財閥の中では序列5位らしい。国内外の防衛産業をガッチリ握ってても半導体勢には勝てないかあ。
言うてロッキードなんてアメリカ企業のランキングで言ったら時価総額で97位、売上高で59位(2025年度)でんがな。
以下はGemini調べ
・ロッキード・マーティン:59位前後(年間売上高 約710億ドル)
・ボーイング:63位前後(軍用・民間航空機の双方を手掛けるため売上規模が大きい)
・RTX(旧レイセオン):49位前後
・ノースロップ・グラマン:110位前後
・ゼネラル・ダイナミクス:96位前後
記事内容と脱線してしまいますが、サムスン電子の第2四半期営業利益が10兆円近くあるので桁が違う世界になっています…
暫くは旺盛なメモリー需要のおかげでサムスン電子とSKハイニクスの二社がトップであり続けそうです。
ここ数年の韓国兵器産業の隆盛って、戦略環境の大幅な変化に対応出来ていない冷戦構造のままの欧米企業が生産力を落としてる中で即納出来る能力が買われた側面が大きいと思うんだけど、事態が落ち着いて欧米企業の生産力が回復してくれば政治的利益や国家間の戦略思想の共通性みたいな部分の比率が多くなると思うんだよね。
その点で中露北、特に中国の顔色を窺って決して敵対的な行動を取れない韓国製装備は選択肢から外されるケースが増えるんじゃないかな。
要は日本の装備が輸出で苦戦してる状況で良く言われる「性能(即納出来る能力)以外の要素が重要」と同じ話になってくるだろうと。
今回の潜水艦選定においても性能に遜色が無いなら政治的戦略的結びつきが高い方と契約するという当たり前の結果になったんでしょ。
戦車や自走砲も技術移転に積極的な分自分で作れるようになれば後は用無しになるのは見えてますしライバルが増えるからこのビジネスモデルも使えるのは今だけでしょうね
結局今の世代が稼げれば後はどうでも良いんでしょう。
韓国左派は学生運動を民族主義を使いそのまま労働運動に繋げて民主化革命を成功させたと言う珍しい勢力なのでパキってるのも当然じゃないですかね?
我が国はカナダとの間に「防衛装備品・技術移転協定」が成立していなかったので、そもそも立候補すらできませんでしたね。
仮に立候補したとしても、高市政権による5類型撤廃以前だと「魚雷発射管は殺傷兵器だからダメ」とか、ややこしいことになったかもしれず…。
しかも、そこをクリアできたとしても、今度はオフセットのパッケージ提案のハードルが高い。
国をあげて武器輸出推進をしている韓国はともかく、ドイツはよくオフセット案をまとめられたものです。
トータル11兆円ともなると軽視できる金額ではありませんが、現時点では武器輸出初心者の日本には難易度が高かったかもしれませんね。
我が国は「中古装備を早期退役させて近代化改修して販売するモデル」を確立する方が向いているのかもしれませんね。