カナダは12隻の潜水艦調達に推定600億加ドル=約6.4兆円を投資する見込みで、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本が競合すると予想されたものの、現地の日本大使館は「入札に参加しない」と表明、カナダは27日「潜水艦調達の最終候補をドイツと韓国に絞った」と発表した。
参考:Canada narrows choices for new submarines to German and South Korean bidders
参考:한화오션, 한국 대표로 잠수함 수출 ‘새역사’ 쓴다
カナダは推定600億加ドル=約6.4兆円を投資する潜水艦入札について2027年までに決定を下す予定だ
カナダのブレア国防相は2024年7月「最大12隻の通常動力型潜水艦の取得手続きを正式に開始した」「正式な情報提供依頼書(RFI)を秋に発行する」と発言、待望のRFIが9月に発行され「魚雷、対艦ミサイル、陸上攻撃用の長距離攻撃兵器搭載」「契約締結は2028年」「1番艦引き渡しは2035年」「海外建造=完成品の輸入」「サポート、訓練、インフラ分野へのカナダ企業参入=技術移転」を要求していることが判明、この受注を争う潜在的な競合はフランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本と見られていたが、既に駐カナダ日本大使館は入札に参加しない意向を表明済みだ。

出典:Hanwha Aerospace Europe
韓国の現代重工業はL3Harrisと、Hanwha OceanはBabcockと手を組んでカナダの入札に参加する準備を整えていたが、今年3月に韓国政府高官と韓国企業3社の代表がオタワを訪問し、カナダ政府に200億加ドルを超える防衛装備品(潜水艦、装甲車両、自走砲、多連装ロケットシステムなど)を提案、潜水艦に関しても現代重工業とHanwha Oceanが共同で提案してきたため、カナダ国営放送=CBCも「韓国の造船企業2社は競合関係にあるのにカナダへの提案で手を組んだ」「米国製システムへの懸念が高まってるため潜水艦の戦闘管理システムが非米国製なのは重要なポイントだ」と報じた。
沈黙を守ってきたドイツも6月「カナダの欧州再軍備計画=ReArm Europe Plan正式参加が決まれば欧州からの調達が有利になる」と主張し、TKMSはドイツ海軍とノルウェー海軍が採用した212CDの共同調達参加を提案する見込みで、スペインのNavantiaも「政府、海軍、NavantiaがS-80導入をサポートする」「2033年までに1番艦を引き渡す」「早ければ2026年からカナダ海軍の潜水艦要員をスペイン海軍で受け入れる」「NavantiaはS-80調達においてカナダ産業界に最大限の機会を提供する」と提案していたが、カナダは27日「潜水艦入札のShort List=適格候補をドイツと韓国に絞った」と発表。

出典:TKMS
この発表はカーニー首相がTKMSの造船所を視察した後に発表され「公正で透明な競争に尽力する」「秋にはHanwha Oceanの造船所も訪問する予定だ」と述べ、Hanwha Oceanも27日「我々とTKMSは潜水艦入札の決勝チケットを手に入れた」と表明し、カナダ国営放送のCBCも「ドイツと韓国の競争は熾烈だった」「メルツ首相はカナダをドイツとノルウェーの共同調達関係に引き込みたいと考えている」「スペインとスウェーデンも情報提供に応じたが要件に基づく徹底的な評価で排除された」「カナダは2027年までに最終決定を下す予定だ」と報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Ocean Polska





















オーストラリア=カナダ、フリーゲート=潜水艦、入札への積極性にどのような違いがあるのか気になりますね。
日本の安全保障上の問題なのか、製造能力の問題なのか、日本が辞退したのか気になります(そもそも受注の可能性がないのであれば理解できます)。
潜水艦技術の機密性を、日本でよく語られていますが他国も一線級のものを販売しているわけですから、そこまで気にしなくてもいいと考えています。
そもそも、潜水艦を相手にいると面倒くさいのが最大の特徴であり、突き抜けた性能よりも一定程度の数が重要になるからです(実戦・訓練・整備のローテーションがあるため)。
自国の安全保障にどれだけ影響するかの変数は重要なのでは?
ドイツとか別に最先端の潜水艦技術漏れても大したことないですし
F35みたいに『日本の潜水艦すごい!』というのを見かけるのですが…
どちらかと言えば、現代の潜水艦1隻でも残ったら、どれでも対応するの面倒くさいなと。
日本製1隻の潜水艦=他国製2隻の潜水艦、潜水艦の特性上こんな図式は有り得ないなあというのを常々感じています。
製造キャパオーバーと予想した
仰る点、自分も有り得るだろうなと。
神戸で1隻ずつ交代で作っているわけですし。
海自潜水艦隊の元幹部が、海自の潜水艦は「唯一の戦略級兵器」と言っていて、最新型のたいげい型は海外に販売しないと従来から言われていました。そのため、日本が売れるのは一世代前のそうりゅう型になりますが、もはやそうりゅうでは、韓国のKSS-IIIを始めとする諸外国の潜水艦に太刀打ちできないと判断したのでしょう。
どうせ他国が輸出するならば、日本が先に輸出をした方が得だと思うんですよね、
重工も、次の将来投資に回せる力を蓄えられ、外交=安全保障関係も密接になり、雇用も生まれるからです。
(政治的な面倒面臭さもあると思いますが)どちらかと言えば、あぐらをかいていた結果もあるのかなと感じる面もあります。
>そして、韓国が潜水艦を導入した時に、ある海上自衛隊の将官が語った、「沿岸海軍しか持ったことがない韓国に潜水艦を運用することはできず、ただのシンボルに過ぎない。将来にわたって自国で潜水艦を建造することなど無理な話だ」という言葉を思い出した。
(2023年6月28日 西側の兵器庫・韓国の興隆に日本は太刀打ちできるか? Wedge online)
2023年6月ならもう韓国独自設計のKSS-3 Batch1の2隻目が就役してますし、その人韓国海軍を評価してるにしては情報無さすぎません?
あと誰もがより小さい規模から大きい規模になるにつれてノウハウが蓄積していきますし、バカにしすぎですね。まあWedgeなんてそんなもんですが
量産効果、量は質にかわるというのは、有名な言葉ですよね。
昭和~平成初期の日本企業、よくある考え方でしたが、自衛官は知らないのかもしれませんね。
今その記事読んでみましたが、チャンボゴ級導入当時の発言だったようですね。まあ日本がアジアで唯一の先進国だった時代のうぬぼれって感じですね。
記事には
>陸上攻撃用の長距離攻撃兵器搭載
とあるので、日本の潜水艦にはまだVLSが無いのが影響しているのではないですかね?
たいげい型で、設計中くらいと思いますので、納期との兼ね合いで有り得るかもしれませんね。
記事を読んだ感じ、カナダのアメリカ離れを目指した発注意図があるので、日本はアメリカに遠慮したようにも見える。
あと、オーストラリアの海軍強化は直接日本にもメリットが出てくるけど、カナダだと対中国で影響力がないに等しいから、日本として無理に取りに行く必要が無い辺りも。
そもそも、オーストラリアへの潜水艦輸出、それも最新型の提案は、元はアメリカマターの話だったし、カナダに出さないのは、日本が潜水艦輸出には積極的ではない、ということだろう。(建造枠の余裕もないし)
KSS-3はBatch 1は既に就役しててBatch 2も完成直前だが、212CDはまだ実物がないからなー
大きさもKSS-3が212CDより一回り大きいはず。
6兆円超えの巨大案件だし、実物ありの物を選んだ方がよくないか?
それは、韓国の KSS-IIIを勧めているのですね。
カナダにはちゃんとしたビジョンがないわ。
フリゲートすら厳しいのに潜水艦なんて絶対扱いきれないだろ…
通潜はそんなに母港から離れて戦える訳じゃないので、ある程度
近距離にいる敵海軍に向けた接近拒否兵器というべきだと思うが
カナダには適切な相手がいない。
太平洋と大西洋で何かできる海軍なんて結局カナダの経済規模じゃ
無理だし、そもそもそれは米軍の役割じゃないか?
欧米に有事発生の際に、ある程度の陸上部隊を送り込めれば
カナダはそれでいいと思うけどな。
4隻ローテですら扱い切れないのにいきなり12隻発注に増やしたり、ちょっと自分達の身の丈を把握出来てない感じがある。
カナダの潜水艦はフリゲートの練習相手なので敵が現状いないのは事実。
でも、地球温暖化で北極海航路が使えるようになり、沿岸警備をする必要が出てきたから戦力を増やしている。
だから1番艦引き渡しは2035年を予定で、目の前の敵じゃなくて未来の驚異に対処するためだからスケジュールに余裕がある。
既にそこまで絞り混んでいるなら日本も候補から落ちていた可能性は高いが、最初に自分から降りてしまったのはつくづく残念。もしかしたら初の潜水艦受注も勝ち取れたかもしれないのに。
日本の潜水艦は毎年1隻建造のペースを何十年と続けてきた結果その配分に最適化してしまっていて今更動かせないのでしょう。
増産するとなれば設備人員の拡充が必要だがそれほど儲かる部門でも無いし、しかも輸出艦を年1で建造ともなれば設備人員は文字通り2倍必要になるが輸出案件が途切れればそれは余剰と化すわけで、そんな危ない橋は渡れないと考えるのはしごく妥当な話でしょ。
それじゃぁ、商売はできないなぁ。
それらのリスクを解決して乗り越えるからこそ商売になるのです。
そんな言い訳をしているようでは、前途多難だね。
それを、海外勢は適当に「できらぁ!」と引き受けて、後で首が回らなくなる
と言う事態になっているので、別に海外勢がビジネス面で優れているわけではないと思いますね
フカシこけるか、真面目にできることだけ保証するか、の違いでしょう
他に売れる物がないんならそうなんだろうけどね
ぶっちゃけ武器売るくらいなら普通に車や船売ってる方が儲かるし、素材でも稼げるから無理して武器輸出に力込める必要も無いんだよね
東南アジアとか戦略的に手を広げなきゃいけない所は必死になると思うけど
性能的にもたいげいクラス程度じゃKSS-3を相手するには心許ないからね
売れる訳がないわ
いや、たいげい型だったらVLSが無いことを除けばKSS-3を相手を相手して余裕で勝ってるでしょ。
そうりゅう型と間違えてる?
だったらなぜオーストラリアへのフリゲート輸出に力入れていたのかという話であり、日本も自動車がEV化で安泰でなくなってきている今この分野に力を入れた方がいいと判断しているのではなかろうか。
フリゲート建造に潜水艦建造のような特殊ノウハウも特殊設備も不要だから前提が違い過ぎるね
日本の産業目線ならば、どちらかと言えば、売れるならば受注した方が無難かなあと。
素材も、中台韓が抜いた分野も出てますし、TSMCが台湾生産・アメリカ生産した材料を優先なんて言い出したらお手上げの分野もありまして…
(もがみ型改のように)日本が、海外に売れるものの種類を増やしておくのは、リスクヘッジになるとは感じています。
年一隻のペースで3000t級潜水艦を建造してる国はやる必要が無いよ。水上艦も正直な所そう。
むしろ、航空機と車両は防衛産業の維持のために積極的にやりたい。ライセンス元への逆輸出が可能なのは抜け道として大きいと思う。
こういうのみてると、20隻以上の潜水艦隊を保ってきた日本の海軍力って改めて凄いね
潜水艦隊で思ったけど、カナダって潜水艦救難艦って有るのかな?
ちよだあたりしれっと輸出できないかねぇ?
それじゃぁ、商売はできないなぁ。
それらのリスクを解決して乗り越えるからこそ商売になるのです。
そんな言い訳をしているようでは、前途多難だね。
一番手堅い通常型潜水艦って214型とキロ級ですか?
コメ欄を読んでいつも思うのですが、日本の潜水艦って本当に優秀なのでしょうかね?自衛隊広報やメーカーからのリークを根拠とするには弱いと思うですよね
日本の潜水艦は待ち伏せ特化型で、情報収集が大得意でミサイル発射すると位置バレするので、なるべく使わない‥という考え方なので、そこから外れなければ強いのでは?今はミサイルの射程も伸びていて、エンゲージオンリモート機能も普通化しているので、VLSの研究しているのでしょうけど、原子力潜水艦も最高速力40ノット、静穏モードで20ノット出せて、自国大型艦艇護衛用に、欲しい様な気がするのですが・・価格問題で原子力だと同じ予算で7隻運用が限界という話だったので、通常型は無人潜水艦にして待ち伏せ特化、予算が付けば、有人は原子力潜水艦で再編される可能性が高いような。
すでにオーストラリアからステルス性能も低く航続距離も短いと評価されていますね。日本の潜水艦技術はガラパゴス化して韓国以下に落ちている。
初耳ですね
エビデンスはありますか?
それは無い。そんな話聞いたこともないし、そもそもステルス性能は特に日本の強みで合同訓練に参加した各国からも高評価を受けてる。
韓国のはドイツの209型ベースで「安くてそこそこ使える」ものであってそんな高性能じゃない。
訂正
KSS-3は214型を基にしている
合同訓練に参加した国からは静粛性などで高い評価を受けていますね。
我が国も立候補して欲しいですね
なにせ予算6兆円強で1兆円強の予備枠まであるんですから
新機種を開発するのが厳しければ、VLSつきの次期潜水艦をそのままで輸出という提案をしてみてもいいのではないでしょうか。
日本製潜水艦のディーゼルエンジンは商船と同レベルの低性能なのですが、最近データ変調の否定まで発覚して永遠に輸出されないでしょう。
また誇張に誇張を重ねた日本disりが始まった
名前は違うが同一人物かな?
データ偽装を変調とか、日本語を母語とされていない方のようですな。