カナダは最大12隻の通常動力型潜水艦を調達するため情報提供依頼書(RFI)を9月に発行、日本はたいげい型潜水艦で入札に参加すると予想されていたが、カナダメディア=The Hill Timesは21日「日本はカナダ海軍の潜水艦入札に参加しない」と報じている。
参考:Japan not taking part in procurement bid for Canadian Navy’s new subs
この報道が事実なら、日本はインドの潜水艦入札(プロジェクト75-I)招待に続きカナダからも自主撤退したことになる
カナダが保有する4隻のヴィクトリア級潜水艦は2034年までに退役予定で、海軍は「最大12隻の新型潜水艦を調達したい=東海岸と西海岸に6隻づつ潜水艦を配備したいという意味」と政府に働きかけ、正式な後継艦プログラムを立ち上げる事前準備として2023年にCPSP(Canadian Patrol Submarine Project=カナダ哨戒潜水艦プロジェクト)を検討するチームを国防省内部に設置。
国防省の報道官は2023年8月「カナダ海軍の要件を満たす潜水艦(建造中を含む)保有国、企業、海軍と協力して調査を行っており、プロジェクトチームはフランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本と連絡を取っている」と明かし、ブレア国防相も今年7月「最大12隻の通常動力型潜水艦の取得手続きを正式に開始した」「正式な情報提供依頼書(RFI)を秋に発行する」と発言、待望のRFIが9月に発行され潜水艦の調達スケジュール、調達方法、要求要件の一部が判明した。
カナダの新型潜水艦に関する契約締結は2028年まで、1番艦の引き渡しは2035年まで、調達方法も「技術移転による国内建造」ではなく「海外建造=完成品の輸入」を予定しているが、輸入した潜水艦のサポート、訓練、インフラに関してはカナダ企業の参入(メンテナンスに必要な技術移転である可能性が高い)を要求しており、新型潜水艦の能力についても精密攻撃能力を、武装についても魚雷、対艦ミサイル、陸上攻撃用の長距離攻撃兵器の搭載を要求しているらしい。
この受注を争う潜在的な競合はフランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、韓国、日本で、Naval GroupはScorpene Evolved(もしくはBarracudaシリーズ)、HDWは212CD、NavantiaはS-80Plus、SAABはDamenと共同でC-71を、韓国の現代重工業とHanwha Oceanは別々にKSS-III(鳥山安昌浩級潜水艦)を、日本はたいげい型潜水艦を提案する可能性が高いと予想されていたが、カナダメディア=The Hill Timesは21日「日本はカナダの潜水艦入札に参加しない」と報じている。
“9月に発行したRFIの回答期限(11月18日)の数日前、我々の取材に日本大使館は「カナダ海軍向けの潜水艦入札に日本企業が参加しない」と回答した。複数の関係筋も「三菱重工業はたいげい型潜水艦をカナダに提案する予定はない」と語り、この件について三菱重工業はコメントを控えた。カナダのシンクタンク=Macdonald Laurierの研究員も「(日本のたいげい型潜水艦は)恐らく最有力候補の1つで競争候補が1つ減ることを意味する」と述べた”
“カナダ海軍の元中将でCanadian Global Affairs Instituteの上級研究員を務めるマーク・ノーマン氏も「日本には大規模な武器輸出の歴史や経験がなく、カナダの入札に彼らの方針転換を促すだけの魅力があったとしたら私は驚いていただろう」と述べた。多くの国や企業がカナダの潜水艦調達に関心を示しているものの、日本の撤退によって就役済みの潜水艦を提案する国はスペインと韓国だけになり、カナダの選択肢は狭まることになるだろう”
The Hill TimesによればNaval GroupのBarracudaとHDWの212CDは2028年時点で1番艦を建造中かテスト中で、SAAB/DamenhaのC-71は現物が存在せず、就役済みのNavantiaのS-80Plusと現代重工業/Hanwha OceannoのKSS-IIIが最有力候補になると見ており、ノーマン氏は調達する潜水艦について「どの提案がカナダの政策に合致しているではなく、カナダが長期的に誰とパートナーシップを構築したいかにかかっている」と指摘した。
この報道が事実なら、日本はインドの潜水艦入札(プロジェクト75-I)招待に続きカナダからも自主撤退したことになる。
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※アイキャッチ画像の出典:海上自衛隊
エジプトに集中?
そうりゅう型(日本的には一応型落ち)が欲しいと言っているエジプトと
たいげい型(最新鋭艦)が欲しいと言っているカナダ
要求している艦種の差が海上自衛隊(防衛省)や三菱等のメーカーの乗り気にも関係したのかもしれないですね。
あくまで噂ですが、そうりゅう開発終わった時に台湾の潜水艦の話が出た時、アメリカから輸出(技術移転)要求されたが、日本の回答ははるしお型なら良い、でしたし。
海洋国家として、洋上戦力が劣勢になっている中、長魚雷で艦艇を確殺でき、ステルス性も高い潜水艦技術は出したくない、という本邦の姿勢が見えます
一般的にたいげい型はそうりゅう型を踏襲しており、AIP機関を廃してリチウムバッテリーに全置換した事のみがそうりゅう型とのオフィシャル相違点となります
カナダの要件を見る限り大鯨型でもそうりゅう型でも違いが見出せるので、、それに基づいた連携になりましょう
VLSが付けられないからじゃ無いかな。
吸音タイルや、内部構造などそうりゅう型から経過年数に応じて能力向上を図っているところは多いので、そうりゅう型、たいげい型とでは意外に違いはけっこうあります。
おやしお→そうりゅうみたいな設計変更を伴う違いではないですが、
はるしお→おやしおみたいに外観(たぶん耐圧特殊鋼も一緒だから潜航性能も)はあまり変わっていないけど、要所要所は変わっている
というのに近いかと。
国際市場で目玉商品となりうる潜水艦の制限は輸出という観点では痛いですね。技術流出阻止による戦闘力の維持では良いでしょうけど。
海→洋上艦の太平洋の需要国はアメリカが商売敵、ヨーロッパは言わずもがな
陸→準戦時に伴う供給力と安さで韓国に勝てない
空→GCAP以外アメリカ製でござい……
ミサイルも日本製の誘導装置必須だから、性能≪いろんな手間
輸出出来るのは一部パーツとか部品とかになりそう。
アメリカって以前は艦艇の輸出を稀にしていたけれど、もう何年も前から中古以外は、イスラエルにしか輸出してないよ。
潜水艦は売るのが厳しい商品だと思います。
特定条件下以外では原潜に勝てないと言う制限が苦しすぎる。潜水艦は欲しいけど近海の哨戒だけで満足みたいな都合の良い国はいないのでドイツみたいにセット販売しないと売れないんじゃないでしょうか。
何をもって優劣つけるかによりますが、通常動力型潜水艦は原子力潜水艦の下位互換ではないですよ。
確実に下位互換なのは航続距離と潜航期間、充電の必要性ですね。
しかし、機関停止からの電池航行した場合の静粛性は動力機関の発する音がそもそも無いので原子力潜水艦より原理的に優れているといえます。
というか、原子力潜水艦が通常動力型潜水艦の完全上位互換だったら、ロシアも中国もわざわざ通常動力型潜水艦作ってないですよ
仰る通りで、必ずしも原潜が優位を取れるわけではなく、中露も沿海での運用に通常動力潜水艦を投入しています。ただ一方で外洋に進出するのは決まって原潜であり、外洋では潜行時間と航続距離が物を言うわけです。
しかし今潜水艦を必要とする国は大体沿海での運用だけに満足していない傾向があり、通常潜に不利な外洋運用を求めて不具合を出すわけです。だから輸出は難しいのではないかと。
そのあたりを考えると地中海で活動をするであろうエジプトの潜水艦導入プロジェクトのほうが実現可能性は高そうですよね
太平洋域での生産拠点多重化を考えると豪・加と関係を深めれたらいいとは思うんだけど
揚げ足取りになってしまいますけれど、
おやしお→そうりゅう と同じくらい
はるしお→おやしお も違うと思いますよ…
充分な運用実績があるそうりゅう型を求めるエジプトの姿勢は風目すべきかもしれませんね
現物がないフランス潜や問題続きのドイツ潜などは欲しくないという安定志向なのでしょう
エジプトは、IMFなどから支援を受けるような財政状況なんですよね…
ウクライナ戦争~ガザ戦争により、観光業の打撃・スエズ運河の通航収入減少・難民支援・インフレなどにより苦しくなっています。
日本が、潜水艦を受注するとして、支払い条件どうするのか?これが少し気になっています。
(2024年03月21日 世界銀行やEUもエジプトへの財政支援を発表(エジプト、EU) JETRO)
(2024年04月05日 IMF理事会がエジプト支援拡大を承認、8億2,000万ドルの調達可能に(エジプト) JETRO)
普通に国内ですらきついのに輸出冗談は口だけにしろよかもですね。
そもそも何であの国が通常潜に拘るのか意味が不明です。太平洋、大西洋、北極海何れにも原潜がウジャウジャいるし、北極海なんて定期的に流氷ぶち破れないと窒息で犠牲者が出かねない。なのでまた論外仕様を提示されて、グダグダしている内に英米から原潜薦められるのが見えていると言いますか…
原潜は調達も維持も金がかかりますのでね
七つの海を股にかけたいわけじゃないならコスパが悪いのです
どうなのでしょう。台湾危機が、本当に2027年頃に起こるなら。
日本に、余裕があるわけはない、と思います。
欧州の方も、今のウクライナ戦役次第では?。スペインなら出来るかな。
韓国は余裕があるのかな?。そうは思えないのだけれど。
以前も書いたけれど、要求スペックがおかしい?のでは、とも思います。
要求スペックからしたら、原潜が良いでしょうから、
豪州の次に並んでは?、などと思います。
大人しく女王陛下のアスチュート級に投資してください。
あら、残念。去年か一昨年くらいにフィリピン向けの潜水艦の話もあったけど、そっちはどうかな?
元海軍将校が、カナダの入札条件がしょっぱいと自覚しているの草
とても残念です。
各国が、武器輸出に力を入れている中で、関連産業育成のチャンスでもあるんですけどね。
高度な防衛装備品も、多数の協力企業がいなければ成り立たないわけで。
協力企業に、将来的な魅力を提示できなければ、いつまでも協力してくれる事を期待しない方がいいんですよね。
海自の艦艇は、民間の海事産業振興による、おこぼれみたいなのが多いです。
その企業が協力してくれないから不参加なのかも知れません。
仮に受注したとしてカナダ艦を毎年1隻建造すると仕事量が倍になる。
そうなれば設備投資や人員増強が不可欠ですが、その投資は12隻造り終わった後は余剰になるので「やりたくない」という判断になったとしても無理からぬことかと。
仰る視点も、考えられますね。
(海上自衛隊の建艦案件全般に言えるのですが)完成品メーカーはもちろんですが、バルブ・スクリュー・電池などのメーカーにとっても、防衛機密で面倒くさいわりに利益率も大してないですからね。
今後日本に必要となってくる魚雷、対艦ミサイル、陸上攻撃用の長距離攻撃兵器の搭載をカナダのお金で色々チャレンジできるのにもったいない
カナダのお金で潜水艦の製造・設備投資もしておいて損はないし、何よりもカナダと言う中国の攻撃が及ばない軍事的聖域に、日本の潜水艦メンテナンス拠点が出来る美味しさを考えると受注を取りに行くべきだったな
カナダのカネじゃなくて日本のカネでカナダ国内に設備投資しろ!これ必須な!って言われてるんですが…(´・ω・`)
日本国内で建造してカナダ国内でカナダ企業に対してメンテや技術移転指導も必要だということ。
というか他国のメンテナンス拠点なんて使わせてくれるワケない。
あと、チャレンジ云々する余分なカネなんて残ってない。日本側が寧ろ【マイナス】だわ。
それでも採算度外視で売る側買う側もメリットを感じるなら取引するよと言うのが武器取引だよ韓国みたいにね。
外国は日本みたいに甘くはないぞwあくまで自国有利なように契約するに決まってる。
カナダは潜水艦の完成品輸入を考えていて、メンテナンス周りの技術移転と言う、比較的リスクの少ない技術移転を求めている
メンテナンス周りの技術なんて日本側がいくらでもどこまで教えるかコントロール可能で、売った時のメリットを考えるとリスクは許容の範囲内です
あと有事の際は当然日本の整備拠点を中国に潰されます
ウクライナ戦争みたいに米国は中国を潰したいのでカナダに働きかけていくらでも使わせてくれるます
採算度外視の件も何をもって赤字と考えるかです
売った時のメリット
武器を売ったことによってカナダの安全保障に食い込み政治的なカードを作れる
有事の際に海外の整備拠点を得る
将来搭載予定の兵器を開発費軽減でチャレンジ出来る
海自や国は将来的に、魚雷、対艦ミサイル、陸上攻撃用の長距離攻撃周りの強化を明らかに目論んでいて、日本の潜水艦が対潜水艦専用じゃなくなっていくのは確実です
貴方が指摘するように余分のお金が残ってないこそ負担を軽減する為に売るべきなんですよ
デメリット
メンテナンス周りの技術移転(リスクコントロール可能)
オフセットも交渉次第
政治的な目論見も+して考えたら十分に黒字です
追加
相手が自国有利を求めてくる中でどこまで利益を残すか?計算するのが取引でしょう
こちらも自国有利になるように交渉を頑張ればいいだけです
言うのは簡単だけどさ、カナダの元海軍中将からして「日本が参加したら驚きだ」みたいな条件だからねぇ…
いや国際的にこの程度のオフセット条件は当たり前で、無茶苦茶な条件をカナダが要求しているわけじゃないのでそこは誤解しないでほしい
受注したところで造船所と作業員のキャパ的に建造厳しそうだしね
若者が全く来ないので造船所の作業員の人手不足ヤバいから
韓国の造船所も現場は移民ばかりだし経済が発展するとこういう産業は難しいよな
仮に受注できても手が回らないんですかね
内情がわからないのでなんとも言えない
造船所の人手不足は危機レベルで深刻なので
給料倍にするか移民入れまくらない限り対策無理そう
うちも次々辞めちゃって困ってる
しかも辞めるのは現業系ばかり
研究所とか事務の人間なんて全然辞めねえ
もう終わりだよ日本の製造業
社会的地位はなく薄給で何の将来の展望もなしに体痛めつけて我慢するのが製造業だからね
他に行場がある若者はさっさと辞めたほうが正しい判断
うちの新卒どうですか?弊社(工作機械)は現在中途採用に力を入れ過ぎたせいで新卒がダブつき気味だそうです。
日本は、文系私立Fラン大学増やし過ぎた、金を注ぎ込み過ぎたんですよね…
天下りなどに都合がいいのもあるのでしょうが、学生足りないと外国人に金渡して、何やってるのかなあと。
事務方は、ソフトェアで代替・AI化で効率化しやすいですから、仰るように現業系の方が大事ですよね。
これじゃもう韓国必勝祈願するしかないじゃん
スペインじゃないのはなぜ?
軍需は確かに裾野は広く、海外展開すればするほど負担は軽減されます。しかし常々思うのですが、この世の中には明らかに無謀な軍需案件がありますし、それによって開発遅延なりを招いて、企業が民需ごと傾いてしまった例もあるので海外受注初心者だからこそ慎重に慎重を期しても悪くはないと思うのです。
今回のカナダ潜からは明らかに危険な物を感じます。
難しいはすそ野は広いが余分な仕事に対応できるか?ということになるわな
大型案件はちょっと接待したら鬼のように報道されて自身が解雇されるからでしょ?
改もがみ型はすんごい慎重にやってる感じがするんで勝って欲しいけどね
そう言えば今年海上自衛隊の潜水艦修理絡みで接待疑惑があって、川崎重工の税務調査で架空取引があったとありましたね。
そう言った日本企業側のマイナスイメージがあるせいで、三菱重工側はカナダ潜入札の参加を見送った感じですかね?
新型潜水艦の情報漏洩が怖いって言っても、ファイブアイズに名前連ねるカナダと日本だったらスパイもカナダじゃなく本邦から情報抜き取りに来そうなもんだが
これは朗報です。日本が死の商人になり憲法違反を犯さなくなり安堵しました。日本人は平和主義の具体化である武器輸出全面禁止をもっと誇りに考えて下さい。カナダ人の識者が指摘している通り世界は日本の武器輸出全面禁止政策を理解し支持しています。変える必要性は無いのです。私は専守防衛の枠内で自衛隊が存在する事までは許可できますが、武器輸出は平和主義に反し認める事はできません。国民的議論がまとまるまで勝手に既成事実を作らないよう日本政府に忠告します。イスラエルやウクライナの戦争を作り出す側に日本が立たない事を願っています
また君か
ネタのつもりで荒らしてる愉快犯なのか本物のお花畑左翼おじいちゃんなのか知らないが的外れな発言はやめてほしい
こんな雑な釣り針で毎度毎度大漁なもんだから面白がられてるんだと思いますよ
市民の声さん、昨今聞かなくなって久しい市民としてのプロフェッショナリズム溢れるご意見、感動しました。ありがとうございます。
もし仮に国民的議論を尽くした結果、日本が武器輸出に舵を切ることになった場合はどのように受け止められるのか、お考えをお聞かせ頂ければ幸甚です。
日本政府に忠告する前に、米英仏独西露中韓その他に抗議しに行ってください。
これは本当に惜しいと思う。オーストラリアのときの挽回ができるチャンスなのに。
特に現地生産ではなく輸出という点が日本にとってはありがたいはずなのだが。
カナダの海軍の元中将な人が
「「日本には大規模な武器輸出の歴史や経験がなく、カナダの入札に彼らの方針転換を促すだけの魅力があったとしたら私は驚いていただろう」
って言ってるんだから、到底ありがたみを感じる条件ではなかったのでは?
造船業から撤退したある企業と仕事をしていましたが、一緒に労働してた中堅社員は自分たちが定年する頃には会社も終わりだなあという雰囲気で満ちてました。あれから20年経ちましたが、案の定造船からは撤退。それ以外にも取引があった企業が続々と造船業を止めていってるんですが、そういう若くもない余剰人員を吸収して潜水艦を増産するなんて余裕は三菱川崎にはもうないんでしょうね。
それとやはりオーストラリアと同じくカナダも実は原潜が欲しいので、原潜化あるいはこの前沈没?したとされる中国船の様に補助的な原子炉搭載可能な通常動力船となるとフランスあるいは原潜化を目論む韓国が残ると思います。それに加えて両国とも長距離対地ミサイルと大型弾道ミサイルの発射も既に経験済みなのが魅力的です。
自衛隊は相変わらず魚雷発射艦しかないのが本当に足を引っ張ってるようで…。以前神戸でこれはVLSだ!みたいな船体の写真が撮影されたと騒ぎになりましたが、あれはなんだったのかなあ。
>自衛隊は相変わらず魚雷発射艦しかないのが本当に足を引っ張ってるようで…。
まぁ、潜水艦のVLSはその隠密性を活かして発射点を守るものですし、VLS用耐圧特殊鋼がどんな性能か分かりませんが、水圧の問題で魚雷よりは浅い深度で撃たざるを得ないでしょうし、潜水艦を洋上戦力キラーとして使う上ではVLSは無用の長物なので……
防衛装備庁が2027年度開発完了のスケジュールで実施中の「潜水艦発射型誘導弾」は、射程に於いて潜水艦発射型ハープーンを上回り、敵対潜兵力の捜索・攻撃圏外から敵水上艦隊を攻撃可能な対艦スタンドオフ兵器であることが示唆されています。交戦距離の観点から水中発射深度は問題にならないでしょう。
2029年度完了予定の「水中発射型垂直発射装置の研究」によるVLSに対応したタイプも継続して開発される見込みで、VLSは無用の長物ではないと思いますが。
潜水艦の対艦スタンドオフ兵器って、どうやって敵艦を索敵し特定するんだ?
潜水艦が、リアルタイムで数百キロも先にいる敵艦の位置を知る方法がわからない。
長波信号を受信し通信アンテナを海面に上げ、攻撃命令と目標の探知位置情報を得るに決まってるじゃないですか。
USM型のハープーンやトマホークがどう運用されているのかと。
フランス原潜や韓国の即席原潜を選ぶくらいなら、米英の洗練された原潜選ぶでしょ?
フランス系統の低濃縮ウランを使う原潜は、必要メンテの頻度が多過ぎて、実際に運用できる期間が米原潜などに比べて著しく短いらしいね
いざって時に困るシロモノやな
三菱川崎も、商船部門リストラばかりでどうしようもなく、存在感がなくなりましたね…。
今治造船グループなんかは、船主のリスクも抱えながら、リーマンショックなども乗り切ってるんですよね。
他の船主も造船不況の中、数十年の融資を受けるリスクを背負って発注を続けたため、海事セクター部品会社の生き残りに繋がっています。
アメリカ海軍がそうなのですが、民間造船部門が衰退すれば、建艦計画・整備計画はガタガタになってしまいます。
日本も、政府・海上自衛隊に特筆すべきものはあまり感じず、造船会社・船主が頑張った結果として今があるんですよね。
個人的に潜水艦は本当に戦場を選ぶので、詰まらない事で優劣付けるべきではないと思っています。そもそも浅い海にしか対応してない鋼材でVLS用に穴まで開けて、北極海の結氷を浮上の度に何度もカチ割れるんでしょうか?すぐにガタが来ると思いますよ
たいげい型に至るまで日本の潜水艦の主要部材もNS80だし
潜行深度は部材の強度以外に厚みや溶接も重要なファクター
だから軽くて鋼材に比べてずっと厚くできるチタン合金の潜水艦は深く潜れる
軍オタはNS110信仰が強すぎる
>北極海の結氷を浮上の度に何度もカチ割れるんでしょうか?
潜舵が艦橋に付いている海自の潜水艦では、構造的に海氷を割れないよ。
SSNならスタージョン級やSSBNならオハイオ級やデルタ級が潜舵が艦橋に付いているけど耐氷能力があって海氷割って浮上してるよ、潜舵は艦首装備が原潜の主流ではあるけどね
まあ潜水艦売れなくても日本人誰も困らんしな
優秀な人材は自動車作ってればいい
日本の数少ない軍需産業は実質公務員だし半端なやる気なんていらんよ
いや。その最後の砦の自動車も先行きが怪しいのです。
というか、中国EVの過剰生産のおかげで、自動車は世界的に供給過剰になりつつあります。
以前のように自動車で儲けることが難しくなってます。
四天王の中でも最弱。。。だった、日産がやられました。。。
このままでは本当に拙いと思います。
潜水艦でも何でも売って稼がないと、日本は食っていけないですよ。
日産は他社が絶好調の中一人負けなのでその言い訳を株主総会で言ったら病院送りにされそう
上で通常と原潜のメリットデメリットをあげてどちらが当事国の環境にあってるか熱く語っていますが日産はそれを無視して低中速域重視で高速域に向いてないe-powerを北米でゴリ押しした結果HVを投入してくるライバルにボロ負けですからね
学べる事は技術やスペックばかり見てないで目的と環境にあっているか考えましょうって事ですかね
自由貿易から保護貿易にシフトしてきてる時代だから楽観視するのはどうかと
国内に大きな内需を抱えてる国ならいいけれど日本は内需が弱まってるし
自動車だと中国市場のシェア落としてるのがキツイ。これでトランプが関税かけはじめたら苦しくなると思うが?
日本の内需減少、人口減少傾向は頭の痛い問題ですよね。
昭和の輸出モデルが厳しくなり、グローバル現地生産が主流になってきています。
トヨタはグローバル化が進んでいて、輸出をする時も、日本工場・海外工場のコスト・距離などを考えて輸出する事になります
スバルは、(主に北米)海外輸出割合の多い自動車メーカーとして有名ですが、北米工場を中心に海外生産を伸ばす方向性も数字に表れています。
海外に売れる物・サービスを作る試みは、特に大きな雇用に繋がる高付加価値のものが、本当に大事だなと感じています(台湾は上手くやりましたね)。
(2022.06.27 この3年で185万台が消滅、自動車の国内生産が危機的水準に 日経クロステック)
(更新日2024年10月30日 月次生産・国内販売・輸出実績 スバル)
日経新聞の記事を信じるなら。
日産がやられた原因は、e-powerの世界展開が遅れたためらしいですよ。
米中でHVが売れまくってるのに、肝心のHVの商品が無いのが最大の敗因とか。
あと販売計画も万年未達で、要するにマーケティング方面の経営陣がダメダメだったようです。
競合他社の日本勢は比較的健闘してますが、絶好調とは言い難くスズキ以外は営業利益は去年より減ってて株価はだいぶ落ちてます。主戦場の米中で自動車の売れ行きが落ちてて、更にトランプの政策も読めないし、各社とも来年は厳しい年になりそうです。
で、話を戻すと潜水艦ですが、頑張って売って稼いで欲しいです。
いや本当に、日本の将来がかかってるんで。。。
当て馬何かに興味は無いぜ!(戦闘機事業で散々やった)
そもそも国がカナダと防衛装備品・技術移転協定を締結してないから「カナダ海軍向けの潜水艦入札に日本企業が参加しない」と大使館は答えるし、三菱も「三菱重工業はたいげい型潜水艦をカナダに提案する予定はない」と答えるよ。
輸出の前に防衛装備品・技術移転協定を締結するのが前提。
締結に向けた話し合いが進んでても今回の潜水艦には間に合わなかった、それだけ。
おっしゃる通りです。
安全保障協力に係り定期的に二国間ハイレベル協議が行われているわけで、カナダ政府も日本側の都合は熟知しているはずなので、本案件を打診してきたのは水面下で協定締結協議が進んでいるからかと思ったのですが、どうやらそうではなかった、或いは事前に締結に至るのは困難との判断になったのでしょうね。
二年ほど前に両国間秘密保護協定締結に向けて協議を開始するとの政府公表がありましたが未だ締結に至っていませんし、ましてや何のアナウンスも無い「日加 防衛装備品・技術移転協定」締結協議に於いておや、なのが現状なのでしょう。
いやー、これは残念
完成系の輸入でいいよとかいう日本にとってこれ以上ない条件だったのに
輸出ノウハウの不足を大きくカバーできる要素だった
オーストラリアの次期フリゲート案件に注力たかったのかな、、
当て馬にされたあげく情報だけ中国に売られるゴミ案件じゃん
何言ってるんだ?カナダはファイブアイズ加盟国で情報管理は厳重だし、むしろ日本より中国に対して厳しく対処できるんだが。
どう見ても最終的に米英の原子力潜水艦になるオースラリア事案の再現になるでしょ
日本は最初から参加しないで正解
機密能力だけ知られて落選は確実
う〜ん、今回のカナダスルーすると高コスト高スペックな日本の通常潜(新品)買う国って当分居ないんじゃないの…。ラストチャンスだった気がするけど。たいげい型の次型はVLS積むって話だし良い提案な気もしたけど…。(何ならカナダ側に余裕有るなら共同開発って手も。ファイブアイズ加盟国だから機密は守れるでしょ)潜水艦は其れ程出したく無いのか国内向けの製造と次期開発で手一杯なのか…。
12隻も余分に作る余裕がないと言うのが一番の理由でしょう。
潜水艦の建造作業はノウハウの塊だし、人を育成するにしても機密取扱に伴うバックグラウンドチェックが必要で、おいそれと増やせない。
鋼材の調達加工も年1隻建造に最適化されていて、設備投資するには12隻ではペイしないでしょうし。その後、継続的に受注が見込めるなら兎も角、その当てもないのに投資は出来ないでしょう。
それにメンテナンスを現地企業とした場合、技術移転の為の作業も発生するし、少ないリソースから抽出しなければならなくなる。
VLSの導入を含め、デザイン等を抜本的に見直したモデルになると言う噂も有る次期型に注力する必要がある状況では、手に余ると判断したんじゃ無いでしょうか。
どう見ても実現しそうにない案件から逃げるのも1つのノウハウだと思うのです。ドイツはコリンズでやらかしてましたし、フランスもオーストラリアで痛い目に遭いました。アレを海外受注初心者の日本企業がやったら、更なる大打撃を受けていた事は誰も否定しないでしょう。
今の日本がマッカーサー憲法改正もできない状態では防衛大手も海外リスクを回避し
防衛予算の増大が確実なので十分利益が得られトラブルが起きても国会で追及されず
防衛省内だけでで処理できます。
海外進出リスクも恐れない韓国(北朝鮮)の防衛産業などとの違いでしょう。
豪州輸出の時は輸出実績欲しがってたのはお上だけで、三菱と川崎は国内製造分だけでリソースパンパンだから受注無理っつってたよね。今回も同じだったりしないの?急に造船ドックもエンジニアも増やせんだろうし。
KHIは辞退の方針でしたがMHIは乗り気でしたよ。
台湾有事を確定未来として準備を進めている状況だから割けるリソース無いんじゃないか
最新鋭は本土防衛に使うから余裕がないという事なんでしょうかね?確かに大陸が外国への戦争でもろもろ解決しそうな雰囲気はありますし
潜水艦は機密の肉団子なんだから輸出なんて無理よ無理。
何の為に潜水艦建造国が本国用とは別に輸出用のチープモデル作ってると思ってんだ。
韓国が提案しているKSS-III(鳥山安昌浩級潜水艦)は、韓国としては最新最強モデルだけど。
相手に刃物を売るようなことは避けるべきだ。
よ何のためにた?金か?安全保証か?
刃物屋差別か
まともな社会人なら職業差別すんなよな
刃物も武器も、それを使う主体と目的次第だ
カナダ側の要求を見るに想定の予算内、期限内に収まるとは到底思えない。
擦った揉んだをちょっと演じてみせた後で、AUKUSに参加だろ
わかっとるで。