ウクライナとロシアの戦いでは「低空域を比較的低速で飛行する回転翼機がドローンから攻撃を受ける」と実証され、ミャンマーでは政府軍のMi-17が反政府勢力のFPVドローンから攻撃を受けたが、コロンビアでも警察所属のUH-60が麻薬対策任務中にドローン攻撃で撃墜された。
参考:Police Helicopter Downed by Drone in Colombia, Killing 12
参考:Exclusivo: Revelan que exmilitares rusos estarían entrenando a disidencias de Farc en guerra con drones explosivos
参考:Colombian Black Hawk Downed By Drone Is A Glimpse Of What’s To Come
対策が進んでいないため今後数ヶ月以内、数年以内に同様の事件が数多く報道されるようになる
従来の戦いにおいて有人航空機は敵戦闘機、地上配備型防空システム、携帯式防空ミサイルの脅威に備える必要があったものの、ウクライナとロシアの戦いでは「低空域を比較的低速で飛行する回転翼機がドローンから攻撃を受ける」と実証され、ミャンマーでは政府軍のMi-17が反政府勢力のFPVドローンで攻撃され最終的に墜落し、コロンビアでも警察所属のUH-60が麻薬対策任務中にドローン攻撃で撃墜されている。
Queridos paisanos, esta es la paz total de Petro. En zona rural de Amalfi derribaron un helicóptero de la @PoliciaColombia que al parecer estaba brindando seguridad a uniformados en labores de erradicación manual a cultivos de coca. Los policías fueron atacados por un drone.
Es… pic.twitter.com/PnI0XhA2QQ— Andrés Julián (@AndresJRendonC) August 21, 2025
コロンビア北西部のアンティオキア県知事は22日「コカ根絶作業に従事していた警察のヘリが撃墜された」「まだ被害者の数(ヘリに搭乗していた人数は12人)は不明」「この地域ではコロンビア革命軍の残党勢力とコロンビア最大規模の麻薬カルテル=クラン・デル・ゴルフォが活動している」と発表、公開された映像によればUH-60は着陸ポイントに向けてゆっくりと降下中、爆発物を搭載したドローンの直撃を受けた可能性が高く、War Zoneも「この事件はドローン攻撃に対するヘリコプターの脆弱性を浮き彫りにしている」と指摘。
“ドローンがもたらす脅威に対抗するため短距離防空システムのニーズが再活性化し、同じ低空域を主戦場とする軍用ヘリコプターも敵に発見されやすくなっている。そのため将来の戦場における軍用ヘリコプターの運用環境はますます複雑で予測不可能になり、特に小型ドローンやFPVドローンの軍事利用技術が国家や武装勢力に拡散すればするほど、ヘリコプターは離着陸時や戦闘地域に近い着陸ポイントへの接近時にリスクが大きくなる。ヘリコプターに搭載されているミサイル警報システムはドローンの接近を検知出来ず、目視による識別や回避もドローンが小型なため困難だ”
Este video, grabado por un campesino de la vereda Los Toros, en Amalfi, registró el instante en el que un helicóptero adscrito a la Dirección Antinarcóticos de la @policiadecolombia, se precipitó a tierra en medio de un ataque que habría sido obra de las “disidencias de las Farc… pic.twitter.com/23S9vaLkwD
— Teleantioquia (@Teleantioquia) August 21, 2025
“最も適した対抗手段は電子戦システムになるものの、まだ軍用ヘリコプターへの普及が進んでいない上、もし光ファイバー制御のドローンであれば電子戦システムは役に立たない。特に光ファイバー制御のドローンは地上目標に使用するとケーブルが絡まったり、地上の障害物に引っかかりする可能性もあるが、空中目標に対して使用すればその問題に悩まされることがなく、ヘリコプターに対するポイントディフェンスに適している。この事は戦場地域で運用される特殊部隊の運用に大きな影響を及ぼすだろう”
因みにメキシコの麻薬カルテルは武装ドローンを実戦投入済みで、この使用方法を学ぶためロシア経由でウクライナ占領地にも構成員を派遣している。さらにコロンビアの麻薬カルテルも2024年4月頃から武装ドローンの運用を開始し、Wall Street Journalは「コロンビアでは麻薬カルテルのドローン攻撃が300回以上発生し、少なくとも兵士と警察官が22人死亡した」と報じている。
コロンビアメディアも「ロシアの民間軍事企業と元軍人らはコロンビア革命軍の残党勢力や反体制勢力にドローンを活用した戦い方を教えている」「ロシアはベネズエラ政府から了承を取り付けて反体制勢力をベネズエラ領内で訓練している」「この事は国内問題への外国介入が増大していることを示している」と報じており、今回のUH-60撃墜事件を受けて「反体制勢力は既にスウォーム戦術、マイクロドローンを取り入れ、さらに赤外線カメラと周波数切替機能を搭載した改造ドローンで電子妨害を掻い潜ってくる」と警告した。
メキシコと国境を接する米国でも北米航空宇宙防衛司令部のギロット空軍大将が2024年3月「毎月1,000機以上のドローンがメキシコ国境から侵入してくる」「メキシコの麻薬カルテルはドローンを飛ばして国境警備隊の位置をリアルタイムで把握し、監視の手薄な地域から麻薬や移民を運び入れている」と報告し、現行法では「空中を移動する無人機」を許可なく撃墜することができないためメキシコとの国境上空はお手上げ状態だ。

出典:U.S. Customs and Border Protectio
War Zoneは「軍事利用が可能なドローンの低コスト化に伴い、ヘリコプターへの脅威は増大する一方だ」「この問題に対して現状のところ大規模な対策はほとんど行われていない」「そのため今後数ヶ月以内、数年以内に同様の事件が数多く報道されるようになるはずだ」と指摘した。
追記:もう不満が多いので「ウクライナ戦況に分類した記事」のコメントは閉鎖します。これで「あのコメントが表示されない」「自分のコメントが反映されない」「気に食わないからコメントが消された」という不満を解消できるでしょう。
関連記事:米軍もお手上げ、メキシコ国境から毎月1,000機以上のドローンが侵入
関連記事:米国が海兵隊4,000人を含む艦隊を派遣、ベネズエラも民兵450万人を動員
※アイキャッチ画像の出典:Presidencia de la República Mexicana/CC BY 2.0





















ロシアの投入してる外国人傭兵の少なくない数が第三世界のテロ組織やら武装組織やら犯罪組織からドローンノウハウとついでに土産代わりに装備パクるために派遣された人員だったりするのだろうか
仰る通りですね。
北朝鮮の能力向上に注目されていましたが、当然テロ組織なんかもノウハウを得るわけで。
日本目線で見れば、日本の反社会勢力・特に反グレなんかが使い方を学びだしたら、ちょっとシャレにならないかもしれないなと…
ウクライナの外国人部隊でも同じようなことが起こってると思います。
実際、ウクライナで実戦を経験したドローンオペレーターが、サヘル地方のJNIMに戻り、FPVドローンや光ファイバードローンを使用してるのも確認されてます。
また、ウクライナ戦争との関連は不明ですが、DRC東部でM23が光ファイバードローンを使用しているのが、先日発信されてました。
ロシア経由よりもウクライナ義勇兵経由の方が簡単に入隊できますし技術を得られますからね。ただどちらの軍で習得したかよりも習得した結果ヘリを使用しずらくなったことと対ドローン用の対地対空射撃システムの充実が求められるようになったことの方が大きな問題でしょう。
今後射界の狭い前方攻撃用の銃器が廃れて下方、後方を柔軟に狙える機銃座持ちが増えると予想しますし誤射流れ弾の問題が加速するでしょうね。
こうもお手軽高火力兵器が氾濫すると、なんかもうやになっちゃうな。
まぁ、そうでしょうね。80年代中核派の「迫撃弾」がFPVドローンだつだらどれ程の被害が出ていただろうと思った事があります。
テロの時代が続くんだろうなぁ。
90年代のオウムは中核派より圧倒的に資金持ってましたし、あの当時にドローンが実用レベルに達していたらと思うと恐ろしいですね。
警察用ヘリも相手が相手なら機銃掃射認めるべきだろうな
ぶっちゃけヘリ被害を防ぐ為に機銃使用するなら、警察だって積極的に監視や殺傷/非殺傷兵器搭載のドローン使うべきでしょうよ。撃墜されたらヘリと乗員と森林地帯とは言え落下先に被害が出るんだし、どう足掻いたって機銃の有効射程がドローンを超える事は難しい。
オマケに空中射撃って様々な影響受けて狙うのが難しい攻撃対策で飛行しながら撃つとしたら尚更ハードルが上がるし、銃弾とかなんて角度によっちゃベニヤ板程度でも跳弾するんだから木が生い茂っている地点を制圧するのに何発撃ち込むつもりなんだって話でもある。
機銃使用を認めたとしてヘリのバランスを考えて設置使用出来るのか、状況に応じてどのような弾道を描くのか訓練した上で射撃出来るのか弾薬の使用量とか半端なレベルで終わらせるつもりなら効果は薄い。
これロシアとウクライナが相手国の傭兵がドローン技術を持って帰ってると押し付け合ってる形になるのかな?
まあ両方とも無節操に外国人傭兵を集めてるから軍事技術の拡散がエゲツナイよな。
禁輸で対処するしかないのかな?
トランプじゃないけどやっぱり国際自由貿易って現実に即してないよな
クルスク侵攻後ウクライナ占領地域、マラヤロクニャ~スジャ~スームィ付近にて。
ドローンが、トラックなど移動中の車輛の側面窓から、運転手に直接突っ込んでいく映像がよくでていましたよね。
ヘリコプターの強みの1つは、上空を低速で動ける・滞空できることでしたが、側面の開口部から突っ込まれると非常に脆弱な気もしますね。
輸送用ヘリは太く、UH-60がダメならより太いわけですから、体積だけ考えれば狙いやすいわけですから脆弱かもしれないなと。
パイロットが負傷すると、上空にあるわけですから、人員・資材まとめて失われるリスクがある気がしますね…
政府軍や警察もドローンを大量投入して、テロ組織や麻薬カルテルの取り締まりを行う方向なのかしら?
最終的には警察もドローンで武装し始めるだろうな。
ゴーストリコンブレイクポイントというゲームでは着陸体制に入ったヘリがドローンスウォーム攻撃を受けて撃墜されるシーンがあるんだけど、リアルに起きるとは…
〜ヘリコプター側の対抗手段としては何があるんだろう?
ドローンジャマーの搭載とかフレアの要領で迎撃用マイクロドローンを撒く…とかかな?
トランプ大統領ですから、
>現行法では「空中を移動する無人機」を許可なく撃墜することができない
現行法改正法案をゴリ押ししそうですね。
民主党も採決に賛成する気がしますが、現行法の内容を知らないですので成り行き待ちです。
まぁウクライナ戦で証明された様に安価で個人ですら制作可能でしかも戦車や軍用ヘリ、果ては爆撃機まで複数撃破可能と来ましたからね。
当然世界中のゲリラやテロ組織が活用しない訳が無い。
そして新たな脅威であり超大国である隣国中国は部品から製造、運用ノウハウ、全てに於いてドローン分野では文句無しの世界トップにして中心国な訳ですわ。
方や日本含めた西側諸国はというとグローバル資本主義の名の元に目先の利益ばかりに目が眩み国家間の戦争など過去の物と切り捨て製造業を安価な労働力が豊富な新興国に押し付け軽んじて来た結果、有事の際の必要な安価な軍備品を即座に大量生産する為のノウハウは完全に失われてしまったのです(韓国とイスラエルを除いてはですが)。
ウロ戦争以降「攻撃ヘリはドローンで代替出来るかどうか?」という議論が見受けられるようになりましたが、そこに「攻撃ヘリ自体がドローンやられる」という要素が加わるとさらに攻撃ヘリの未来は混迷としてきますな
本邦もこんなきな臭くなってきてなければ純粋に面白そうな話題なんですがね
攻撃ヘリとは牽引式対戦車砲の後継であると個人的に思っていて、「ジャンルが違うので代替されない(衰退はする)」という見方はどうでしょうか。
なまじ空を飛べるためあれこれ出来そうに思えてしまいますが、陣地や地形に隠れて防御的に使うのが本分。対戦車砲ということは野砲の仲間であって、航空機たるドローンより大火力で差別化は最初からなされている。
有人航空機が高性能化し陸軍を離れてどこかへ行ってしまった隙間をヘリコプターが埋めていたが、戦場にちゃんとした軍用航空機(眼前の敵を目視で偵察、攻撃する)がドローンとして帰ってきたので、攻撃ヘリは本来の防御的な運用のみに回帰していく・・・
ヘリも歩兵相手にはドローン以外にもMANPADが脅威になるだろうし、対歩兵戦はドローンと言う素晴らしい代替策に取って代わられるでしょう。しかしやはりドローンは火力足りないし、戦闘機は低速飛行や不整地での離着陸出来ないからヘリによる長距離火力支援はまだまだ必要かと。
対戦車火器だけでなく対空火器の価格破壊も起きるのか
まあ財政難の日本にとっては本来嬉しい話なんだろうけど
益々攻撃ヘリの居場所が無くなりそうな事件ですね…
ヘリコプター冬の時代は続きそうですね
もう復権することはないのでしょうか…?
とはいえヘリの輸送力は魅力的なので対ドローンというか対空戦闘に特化した護衛ヘリが登場しそうな予感
んで、鳥とドローンの見分けがつかず戦地から尽く鳥類絶滅しそう
無理があると思うけどなあ…
まずFPVが小さすぎて確実な探知は無理だろう。
そしてヘリのタレットは前面にしかないから迎撃範囲も
非常に限られる。
どんな装備をつけてもヘリ側にはFPVをどうしようもないと思う。
ベトナム戦争の映画で見たことのあるドアのスペースに取り付ける機銃とか
まあないよりはましでしょうがヘリは機動性・旋回性にかけますし難しいでしょうね
ましてや真下から来たら対応できないでしょうし
電磁バリアみたいなのが開発されない限りは……
とにかくヘリの脆弱性を解消出来るなんらかの装備がない限り、冬は続く
誰か言うと思ってたセリフ
Black Hawk Down!! Black Hawk Down!!
『まだ起きて無い』ってだけで飛行機の離着陸時を狙ったドローンによる撃墜テロが起きるのはもはや秒読み段階でそれが『起きない』未来は存在しないと見た方がいいね。
一件二件ならともかく世界各地で多発すると航空業界が崩壊するかもしれない。
恐ろしい時代になったもんだね。
クラン・デル・ゴルフォってメキシコのガルフカルテルと同一組織?
まあ攻撃ヘリは終わりだろう。
今だってka-52がロケットの盲撃ちしか出来てないし、
FPVはどんどん各国の陸軍に浸透している。
Topwarに徘徊弾薬がヘリを狙い始めたら攻撃ヘリは
終わるって記事があったけど、あれが正しかったわ。
有人攻撃ヘリの時代は終わって、Babayagaみたいな重ドローン
に取って代わられていくんだろう。
攻撃ヘリ廃止にはヘリボーンのエスコートどうすんの問題が有ります。確かに攻撃ヘリは脆弱なんですが、輸送ヘリは更に脆弱でしかも必ず着陸しなければ成らない。
島嶼防衛とか最初から練り直さないと駄目じゃないかな。後の先は取れなく成ってると思う。
島嶼への逆上陸で、LCACやAAV-7みたいな揚陸装備とか輸送ヘリを使う前に考えておくべき要件として現実味を帯びてきましたね。
敵さんの立場として見れば、空挺や小型の舟艇でも運べる火器の選択肢にドローンも加わったことで、中隊規模となれば従来の対戦車ミサイルや軽迫撃砲に加えて対地対空両用の精密射撃能力を獲得したと言えるでしょうか。
>因みにメキシコの麻薬カルテルは武装ドローンを実戦投入済みで、この使用方法を学ぶためロシア経由でウクライナ占領地にも構成員を派遣している。
犯罪組織や手練れの犯罪者ってスキルや技術力の向上に熱心だよな……
下手すればそこら辺の企業やサラリーマンよりも
>因みにメキシコの麻薬カルテルは武装ドローンを実戦投入済みで、この使用方法を学ぶためロシア経由でウクライナ占領地にも構成員を派遣している。
犯罪組織や手練れの犯罪者ってスキルや技術力の向上に熱心だよな……
下手すればそこら辺の企業やサラリーマンよりも
昔金庫泥棒の話聞いたけど、最早熟練の職人だった
ベトナム戦争の頃から降下中のヘリコプターは的だったやん。何を今さらと思ったが、ゲリラや民兵レベルの敵でも簡単に攻撃できるという点は脅威だよなあ。
ヒューイ・コブラみたいなガンシップ役の何かによるクリアリングがまた必要になるか。
費用対効果という点ではアフガンでSEALs隊員満載したチヌークをRPGで撃墜したのが史上最高だったんじゃないだろうか。
一発2万円くらいの弾頭で、一人何十万ドルの訓練費用をかけた特殊部隊員を17人やれたのは、恐るべき損失だった。
ヘリボーン戦術が過去のものになるかもしれませんね
これ、多分内通者に情報流されて待ち伏せされましたね
ドローンでヘリを落とすには低速で低空で飛行してるところを狙うしかありませんから
「ルートや時間帯を特定されれば高性能な兵器でも危険に晒される」と言う戦訓を活かせなかった結果かなと思います
対策は…複数のルートと時間帯を設定して直前にサイコロでも振って決めるとかですか?