カナダは潜水艦12隻の調達や50年近い運用・維持に1,000億加ドル=11.2兆円を投資する見込みで、韓国とドイツは2026年3月頃までに最終提案を提出し、2027年までに入札の勝者が発表される見込みで、沈黙を保ってきたTKMSもカナダ向け潜水艦のプロモーションサイト=TEAM 212CDを公開した。
参考:Marmen and TKMS sign strategic Teaming Agreement to support production of 212CD submarine segments in Canada
参考:TEAM 212CD
国際市場からみれば「日本はなぜ米国の言い値と条件で武器を購入してるの?」となる
カナダのブレア国防相は2024年7月「最大12隻の通常動力型潜水艦の取得手続きを正式に開始した」「正式な情報提供依頼書(RFI)を秋に発行する」と発言し、待望のRFIが9月に発行され「魚雷、対艦ミサイル、陸上攻撃用の長距離攻撃兵器搭載」「契約締結は2028年」「1番艦引き渡しは2035年」「海外建造=完成品の輸入」「サポート、訓練、インフラ分野へのカナダ企業参入=技術移転」を要求していることが判明し、カーニー首相は昨年8月「潜水艦入札のShort List=適格候補をドイツと韓国に絞った」「公正で透明な競争に尽力する」と発表。

出典:Hanwha Aerospace Europe
カナダ国営放送のCBCも入札の評価割合について「カナダが最も重視しているのは潜水艦12隻導入後の維持管理だ」「入札評価の割合は維持管理パッケージ=50%、潜水艦の能力=20%、企業の財務状況=15%、オフセットの内容=15%だ」と言及し、防衛投資庁のジェームズ・ルーク氏も「今回の調達はカナダ防衛産業を最大限活用して質の高い雇用を創出し、経済成長を促進しつつ、カナダに大きな経済的利益をもたらすものでなければならないと言及してきた」と述べていたが、韓国のカン・フンシク大統領秘書室長は最近「カナダが潜水艦調達に関連して現代自動車の工場建設を要請している」と明かした。
韓国の経済紙も2日「カナダは米国との関税問題で国内の自動車産業基盤を拡充したいと考えている」「そのため潜水艦調達と自動車工場建設をパッケージにして交渉に臨んでいるのだろう」と報じていたが、カナダメディア=The Globe and Mailも7日「カナダは潜水艦調達の一環として韓国とドイツに自動車生産の約束を求めた」「カナダは韓国に現代自動車の生産拠点設立を、ドイツにフォルクスワーゲンのカナダ拠点で自動車生産を強化するよう要請した」「スティーブン・フー国防調達担当大臣は最も多くのカナダ人雇用を創出する潜水艦を入札で選ぶだろうと繰り返し述べている」と報じている。

出典:TEAM 212CD
自動車産業に関連したオフセットの行方は不明だが、潜水艦入札に関する最終提案は2026年3月頃に提出され、カナダは潜水艦入札の勝者を2027年までに発表する予定で、TKMSは昨年末「カナダが212CDを選択した場合に備え、北米に製造拠点をもつMARMENと212CDの生産支援に関する戦略的提携を締結した(要するに212CDを選択すればMARMENのカナダ工場で212CDの構成要素を生産する=カナダ産業や雇用に寄与するという意味)」と発表し、カナダ向け潜水艦のプロモーションサイト=TEAM 212CDも公開した。
このサイトでは212CD調達を通じた「カナダの雇用と能力開発」「カナダ企業のグローバルサプライチェーンへの統合」「カナダの主権産業力と長期的な経済的価値」を全面に打ち出しており、まともな競争入札を実施することもなく、巨額の防衛投資を国内産業界への戦略的投資として議論することもなく、国内メディアも武器システムのスペックにしか注目しないため、日本人からすれば「日本が早々とこの入札から手を引いた理由がわかる状況」「カナダは何のために潜水艦買うんだ」となるのかもしれないが、国際市場からみれば「日本はなぜオフセットも要求せず米国の言い値と条件で武器を購入してるの?」となる。

出典:TEAM 212CD
カナダが要求しているオフセット条件や相殺額(契約額と同等=100%のオフセット取引はIndustrial and Technological Benefits政策によって義務付けられている)は欧州諸国の要求水準と同等で、韓国も防衛装備品の輸入に関するオフセットガイドラインを制定しているものの、国内からは「防衛事業庁はオフセットとして入札契約額の50%しか要求しておらず、契約額に等しいオフセットの価値を要求する欧州諸国と比べると控えめ過ぎる」と批判されており、カナダのような要求を「めんどくさいことを言うやつには売らなくていい」と逃げ回っていては日本の武器輸出拡大は見込めない。
日本製の武器が競合と比較して優秀(スペック、信頼性、価格、納期、生産能力、サポート、有事の際の国家の意思など)なのかどうかは禁断のテーマなので触れる勇気はないが、個人的に日本メディアが報道する「5類型を廃止すれば優秀な日本製武器の輸出拡大が可能になる」という見通しは相当甘いと思っている。
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※アイキャッチ画像の出典:TKMS





















「国際間取引は対等、かつ自国の利益にもならなければならない」という点は理解できるのですが、
・日本がオフセット取引を求める場合、どういったものを求めるか
が案外わからなくなってきました。
防衛装備移転三原則の縛りがある程度緩和されることを前提に、日本の防衛装備メーカーの国際サプライチェーンへの参加は求めるべきだろうと思いますが、それ以外の「日本への投資」となると日本自体に課題はいっぱいあるはずなのに求めるものが難しいように思いました。
管理人さんのおっしゃる通りで「相手がリターンとして求める投資」への理解が進まないと日本の防衛装備の総合提案力の向上は難しそうです。
『アメリカへの貿易黒字を削減する』日本の武器購入は、貿易摩擦の緩和が重要視されてきた歴史があるからかもしれませんね。
(円ベースでは)日本の防衛予算を増やしていくわけですが、インフレにより国内装備価格・維持費も値上がりしていくでしょうから、上手にやりくして欲しいですね。
おっしゃる通りですね、過去はとにかく対アメリカの貿易黒字額が大きくて叩かれまくっていたので国益イコールご機嫌取り、車や家電買ってもらう代わりに武器買うイメージでした。他の方も言われてますが日本が他国に武器を売る場合何を求められるのか、武器を買う場合販売国に何を求めるのか。長期にわたり大きな金額が動く武器購入、政治も大きく関わるしむずかしいのですね。
総合的に何を重視するのか、極めて難しい課題ですよね。
確かに、当時は武器購入のオフセットを求めるどころか武器購入が貿易黒字のオフセットみたいな感じでしたね。
ご指摘、まさに仰る通りですね。
自動車工場の米国進出が進んだものの、日本国内拠点が残せたのも、その辺りのバランスも大きいかなと。
(例えば)トヨタの生産台数1980年代~国内300万台維持が、中核戦略の1つのようでして。
トヨタの豊田章夫会長(当時、社長)も、国内生産台数300万台を守ると繰り返し言っていますが、雇用への多大な貢献を考えればよくぞ維持してくれたなあ(維持できたなあ)と思っています。
日本の武器輸出は日本企業が一番元気だった70年代後半~90年代初頭までの間に事実上禁止されてたのに尽きるな
70年代~80年代くらいまでは日本のメーカーも今の韓国のメーカーくらいフットワークが軽かったんだけど
日本製の武器ぐ他国と比べて優秀なのかはどうかは禁断のテーマなので触れる勇気は無いが・・・
いやいや管理人様、そこは普通に触れて良いと思いますよ。
寧ろ触れまくってくれないと課題が見えず武器輸出拡大など夢のまた夢で終わってしまいますので。
F-15Jまでは世界でも他にほとんどない米主力戦闘機をライセンス国産させてもらってる国で、その権利と技術供与こそがオフセットだったという見方もできるかと。
あるいは自動車を筆頭とする貿易黒字も先行オフセットと言えるでしょうし。
F-35も一応「開発参加国じゃないのにMRO&U設置できた」というのがオフセット、と言えなくもないでしょうが後続参加国がなんやかんや優遇されてるの見るともう少し要求してもよかった感もありますね。
今となっては個人的にはGCAPの開発、調達に配備まで口出して来なければそれが1番のF-35導入のオフセットかなぁ…
※まあ戦後のジェット機黎明期に日本の航空機開発禁じたのがGHQ(≒アメリカ)なんで、その出遅れをいくらか回復する手助けがオフセットってのは正直マッチポンプ感もありますが。
日本がFACO及びMRO&Uの設置費用を支払っているので、流石にF-35A導入契約のオフセット=相殺取引や間接投資と見るのは無理じゃないですか、、、米国は東アジアにMRO&Uが欲しくて日本に費用負担をさせて拠点を作らせたのか、これを優遇だと喜ぶのか、とにかく日本はF-35取得と30年の運用維持に最低でも7兆円以上の費用を投資するのに相殺取引が公に議論も公開もされていないは世界からみれば異例中の異例です。他の国はF-35導入契約に基づく様々なオフセットを獲得しているので。
ですから「オフセット、と言えなくもないでしょうが後続参加国がなんやかんや優遇されてるの見るともう少し要求してもよかった感もありますね」と。
ですが日本は世界の他の国がほとんど行ってない米主力戦闘機の「完成機輸入よりライセンス分お高い国内国産(もちろん無断での独自改修も供与技術の目的外使用も不可)」=金は出すから技術をよこせ、を選択してきた国であり、F-35のFACO設置においても主な不満は設置費用より技術移転の限定性であったと記憶しています。
そして、ここの過去記事でも「ポーランドのオフセット取り下げによる値下げ要求」の話があった様に産業的オフセットはなんやかんや初度費等副次的なコストが発生し、その分が結局装備の価格に上乗せされる訳で、見た目の防衛費を大きくしたくない我が国にとってはあまりありがたくない面もあるでしょう。
ですから私は「他国並みのオフセットを要求すべき」という意見には同意しかねます。
なのでF-35導入のオフセットが足りないなら「もっと技術を」となるのですがF-3をLM支援の元で開発するのであればF-35の核心技術は恩恵が大きかったでしょうが、ほぼ米抜きでGCAPを開発してる現状では米に「それウチの技術じゃねーか?」とつっつかれる材料になるだけなので「今となっては個人的にはGCAPの開発、調達に配備まで口出して来なければそれが1番のF-35導入のオフセット」というのが私の感想になります。
>日本製の武器
正直性能面だけでもよくわからないとしか言いようがないですよね実戦データもなけりゃ公表してないスペックばかり
運用状況すら隠ぺい体質で見えてこない
そのよくわからないって部分が商品としてみたときになんとも微妙に見えてしまうでしょうね
技術力に関してはそこまで卑下する必要あるのか?とも思いますけど
すくなくとももがみ型を買ってもらえるとこまでこぎつけたんで
結局本気で売る気あるのかどうかって部分に帰結しますかね
5類型の撤廃で薔薇色の未来!なんてのはまぁないでしょうけど、それでも引き合いのある分野はあると思いますね
現状壁があってその向こうがどうなってるか分からない以上、まずはやってみるしかないと思います
>日本はなぜオフセットも要求せず米国の言い値と条件で武器を購入してるの?
そりゃ貿易でたっぷり稼がせて貰ってるんだから大口のお客さんの多少の我儘は聞くでしょ。
ある意味貿易黒字と兵器購入をバーターにしたオフセット取引みたいなもんだと思います。
今回のカナダの場合、自動車産業の誘致を条件に出されると日本としては難しいんですよね。
日本の自動車産業って独立性が高くて全然官僚側に言う事聞かないんですよ。だから毎回官僚主導の合併劇が潰れる訳です。
日本がオフセット取引の条件に出すならエネルギー、交通インフラの整備辺りですかね。
兵器輸出に関してはまだまだこれからなんで色々学んでいって欲しいですね。
ホンダ・マツダなどの成功は、『通産省の官僚が整理統合に失敗したため』という話しがありまして。
通産省の役人が余計なことをしようとして失敗したため、自動車企業として成功したという歴史があるので、経産官僚(通産官僚)が相手して貰えなかったとしても仕方ないのかなと思っています…。
(特定産業振興臨時措置法案 Wiki)
(2023年10月12日号 夢のエンジン コラム 広島経済レポート)
(2025/10/28 もしホンダの車がなかったら?自動車史の裏側に眠る、迷惑すぎた「幻の規制法」を解説 月刊自家用車)
けどまあ結局実質3社(3グループ)くらいに集約されてるけどね
結果として複数のメーカーがある程度の期間存続できたのは良いことだけど
当時の日本の国力と諸外国の例を見れば通産官僚が3社が限度と考えたのにはそれなりに合理性はあった
それは結果論で、今考えても失敗してた可能性高いかなあ。
国内自動車産業は競争の結果、価格低下・技術水準の向上により、国際競争力が増したわけで。
国内競争なくなって、価格高くても売れていたら、海外メーカーとの競争に負けてた可能性充分にあるよ。
経産省(通産省)主導のプロジェクト失敗だらけで、最近でもジャパンディスプレイ・クールジャパンなども失敗。
エルピーダメモリ潰した後、マイクロンに買収されたけど最近7000憶円くらいの補助金いれようとしてるの見ると、(酷な言い方になるけど)先見の明があるかというと疑問かなあ。
日本式の品質管理生産管理を牽引したのはトヨタだしホンダ一社があったかなかったかだけで日本経済の発展の程度が決まったとは思わないな
それに日本の製造業全般の競争力の源泉はTQCによる品質向上生産性向上だけどTQCが機能したのは競争が激しかったからじゃなく労働者と経営者がある種の規範を共有して協調的な運営が実現してたからだしね
多分それは戦争で負けたことが関係してるけどまあ少なくとも70年代~80年代くらいの日本企業の競争力が極めて高かった頃の文献を読むと海外の日本のやり方に肯定的な専門家の中ではそれが日本企業の競争力の一番の源泉だと思われてた
なぜなら自由貿易体制の下では競争自体はどこにでもあるからね
それに事実として通産省は諸々の競争制限的な措置で外資から製造業を保護してたし
外資による特許申請の審査をわざと遅延させたりすらしてたからね
>エルピーダメモリ潰した後、マイクロンに買収されたけど最近7000憶円くらいの補助金いれようとしてるの見ると、先見の明があるかというと疑問かな
エルピーダが失敗したのは最後までケツ持ちする覚悟と権限がなかったからだよ
DRAMが残存者利益でしか儲からない産業なのは最初から分かり切ってたからね
やるなら最後の1社か2社になるまで支える覚悟でやるべきだった
実際一時期エルピーダがマイクロンの買収を検討したことがあったけどあの時国が後押ししてれば今残存者利益を享受してるのはマイクロンじゃなくエルピーダだった
あれ、また承認待ちになってるな
まあ、いずれにせよ産業政策無効論は一周まわって時代遅れだよ
新古典派経済学者は決して認めないけどね
だから彼らは中国がなぜイノベーションを起こして成長し続けてるのか理解できない
もちろん競争が不要だとは言ってないけど競争は普遍だからね
それだけでは成長の説明になってない(だから日本の経済成長を生産要素投入だけで説明しようとする人が結構いる
そもそも民間であろうが国であろうが全ての投資が100%成功するなんてありえないのに国にだけ100%の成功を要求するのはおかしいし
通産省が好き勝手に手突っ込んで整理統合してたら
かのブリティッシュレイランドみたいな代物が出来上がってそうだな
最後ローバーは、中国企業に買われてしまうくらいに、落ちぶれましたよね。
イギリスの製造業が衰退したのは国が関与したからじゃなくそれ以前に拝金主義が蔓延してモラルが崩壊してたからだよ
昔日本でも有名だったアルフレッド・ハーバートという世界的工作機械メーカーがあったけど
そのメーカーは最終的に消滅する83年以前の約10年間に国からの多額の援助を受けてたけど実際には国の援助を受ける5年以上前から純利益より多い配当を出したりしてたからね
つまり国が助けてモラルハザードが起きて拝金主義が台頭して競争力が落ちた(新古典派経済学者がよく語るストーリー)んじゃなく拝金主義が台頭して競争力が落ちたから国が助けざる得なくなってた
経営者がそういう思考では設備投資や研究開発は滞るし労働者も自分の報酬や株主利益のことしか考えない経営者を見て利己的に行動するようになるから
労働者の自主性に大きく依存する品質改善や生産性改善のための取り組みも当然不可能になるからね
かつての製造大国が衰退するのはどこもこのパターン
イギリスにしろフランスにしろアメリカにしろ
アルフレッド・ハーバートはイギリス企業だけど潰えた野望という本を読めばアメリカでもバーグマスターという日本でも尊敬されてた工作機械メーカーが同じパターンで崩壊していく様子が描かれてる
というか、まあ僕の話も話半分でいいけど今も経済欄の最上位に来てるけど
最近ヤフーニュースで頻繁に元プレジデント編集長の小倉健一氏が産業政策の有害性を喧伝する記事が閲覧上位に来てるけどああいう新古典派経済学に染まり切った人の話は話半分で聞いたほうがいいよ
ああいう人は見通せない未来に向かって不確かな選択をする現実の人間とは何の関係もない新古典派経済学の完全合理性を備えた経済主体による完全情報の合理的な市場取引というファンタジーを語ってるだけだから
あれを真に受けると現実を見誤る
前回の記事からどうしても納得できなくて米商務省の資料を漁ってみたら「Offsets in Defense Trade: Twenty-Seventh Study」っていうそのまんまのレポートがあったので読んでみた
んで、やっぱり企業は市場の現実として必要と考えてる一方で、政府としては「経済的に非効率で貿易を歪める」って認識(レポートの結論でなく公式見解)で基本的にオフセット分の相殺を考慮しても儲かるみたいだけど、推定では航空部品、弾薬、造船分野では普通に純減らしいし、R&Dや投資が将来の競争相手を生み出すとも書かれてる、そりゃそうだ
日本の場合は基本輸入がFMSで、米国政府は直接オフセットに関わることを禁止してるからそもそもオフセットと相性が悪いんだろうね
あと国際透明性機構の「DEFENCE OFFSETS ADDRESSING THE RISKS OF CORRUPTION」ってレポートにも書かれてたんだけど、性能やコストよりもオフセットが調達品の選定の意思決定を動かしてるってあるし「カナダは何のために潜水艦買うんだ」って疑問は割と正当なんじゃねぇかな。オフセットが当たり前の今の商習慣がおかしいだけで
まあ名前の通りの組織だからこのレポートも結論ありきではあるだろうけど
(オフセットの監査とか妥当性を検証する仕組みが各国に殆ど無くてなんか色々突っ込んだらヤバそうな匂いがしてくる…)
そうですね。
先の記事で「そんなん(世界の商慣習的に)全然普通」的なコメントをしましたが仰る通り「その商慣習の方がおかしい」という面も確かにあるとは思います。
とは言え商売先も競合相手もその商習慣にどっぷり浸かり切ってる中で自分だけ正論を振りかざしても通じないので、日本なりのやり方でお互いwin-winになる落とし所を探っていくしかないんでしょうね。
F-35購入へのオフセット…
F-2の全権利を日本側へ移転
F-15Jの日本独自改修(中身をF-2にするとか…)の承認
SeaRAMの完全ライセンス生産
AMRAAMやESSMを日本生産から調達
もし要求するとしたらこんな感じ???
これ良いなぁ。
特に上2つ、F-2/F-15をGCAPのテストベッドにできるのが大きい。
オフセット取引は戦時の一歩手前でまだ若干時間の余裕があるから可能な「おまけ」だと思います。
戦争が始まっていて、経済効率云々で自動車産業を進出させてくれ、と言えるだろうか?
兵器の性能は敵国が見積もるものだろ
なんでどうでもいい国で売れるかが基準なん?
中露北+韓台が邪魔くさいと思ってくれるなら高性能なんだよ
まとめサイトの住人っぽいコメントw
軍事技術に関する事柄で決めない辺り
潜水艦ってどこで買っても同じなのかな
必要要件はクリアした上で「維持管理パッケージ=50%、潜水艦の能力=20%、企業の財務状況=15%」は考慮されるのですから「どこで買っても同じ」ではないでしょう。