ペルーのチャベス国防相は10月「憲法上の義務を果たすため新しい戦闘機を24機購入する」と発表、導入候補はF-16 Block70、Rafale F4、GripenE/Fで、スペインのディフェンスメディアは8日「既に3社はペルー空軍に予備提案を提出済みだ」と報じた。
3機種の中でGripenE/Fが一番不利、KF-21にもチャンスが残っているらしい
ペルー空軍の航空戦力はMirage2000P、MiG-29SMP/SE/UBP、Su-25で構成されているものの運用状況が思わしくなく、戦闘機を輸出する国や企業から「潜在的な顧客」と見なされ、ロシアのRostecはSu-75、KAIはKF-21やFA-50の潜在的な輸出先と見なしてプロモーションを展開していたが、ペルーのチャベス国防相は10月「脅威から国家の主権を国民を保護するという憲法上の義務を果たすため新しい戦闘機を24機購入する」と発表、導入候補についてもF-16 Block70、Rafale F4、GripenE/Fだと報じられていた。
この件についてスペインのディフェンスメディア=Infodefensaは8日「ペルー空軍総司令官は導入候補の3社から予備提案を受け取ったと認めた」「ペルー空軍は経済的評価において導入から7年間の完全な保守プログラムと直接的もしくは間接的相殺プログラム=オフセットを要求する」「オフセットの内容は非国防分野の閣僚が特に注目している」「導入する戦闘機の武器パッケージは別途交渉が行われる」「2025年度予算に戦闘機購入に必要な資金が含まれている」「予算が承認されれば来年3月に入札参加者が募集され最終提案を受け取る」と報じ、ペルー空軍は最終決定から3年以内に戦闘機を受け取りたいと考えている。
誰が勝者に近いのかは今のところ不明だが、Infodefensaは「3年以内の引き渡し条件は限られた生産能力しかないGripenE/Fにとって不利な条件だ。スウェーデンはNATOに加盟したため独自の地政学的立場も失っている。特に懸念されるのは米国の外交政策とサプライチェーンへの影響で、F-16 Block70は米国製部品で構成されているものの、GripenE/Fには米英を含む様々な部品が統合されているため技術移転を提案する際の足かせになるかもしれない。Rafale F4は仏製部品を使用しているため技術移転は仏政府の裁量に左右される」と指摘。
さらに興味深いのは「3社の提案内容をよく吟味した上で調達機種を決定するのか、それともKF-21の成熟を待つのか天秤にかける必要がある」と述べている点で、どうやらKF-21にもチャンスが残っているらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Alexander Cook
タイフーンはこの手の話にとんと名前が出なくなったな
中国とペルーの仲が良いらしいので、突然JF-17に決まったりするかもしれませんよ‥
インドのテジャスに1000点。
どの戦闘機も生産余力が無いと思うが、3年で納品されるのかな?
ラファールかな元々フランス軍機使っている関係で一番楽そうだし。
ラファールは、1機当たりの一式価格が300億円を越えるので、お金と相談かなぁ。
ラファールも150機とかの注残抱えてた様な…
KF-21って完成するかどうかは置いとくとしても完成したとしてAMRAAMもサイドワインダーも使えない契約だけどペルーはそれでいいのかな
FA-50って現バージョンではAIM-9Lまでしか使えなくてAIM-9X使えるのは2025年以降生産予定のBlock20の機体からで
こっちはポーランドに輸出する予定だけど生産とか大丈夫なんかね?
3年以内に引渡しに間に合うんだろうか?
他所の国のことながら。
F16/70は優秀だろうけれど、運用環境の整備も必要では。
良く言われる、鏡のように舗装された滑走路、とか。
ペルーがお金持ちとは聞いたことがないし。
その意味だは、Mig-29をイスラエルで近代化するか、グリペンが」良いのでは?。
最後はどこかの中古を買う流れなんでしょうね
アメリカ軍産複合体もF-16同士で戦わせたくないから各国はF-16を護符代わりに買うらしいね。
F-16もラファールも順番待ちの列が凄かった様な?
グリペンは順番待ちはさほどないかもしれないけど、生産力がなぁ
KF-21はオフセットは凄いだろうけど、完成してない(ので評価のしようのない)機体だから、現状だと現場は嫌がるだろうなぁ
KF-21はディスカウントしないとペルーじゃ無理ですよね
グリペン好きなので個人的には採用されて欲しいなぁ。
納期に関してはラファールとF-16もかなり先約が埋まってるようだし。
インドのデジャスがF404が二年遅れの次点で約束された3年で納品無理という。
3年以内に受け取りだとF-16も厳しくないか?
米国の規制を嫌がるなら順当に行くとラファール優有利かな
KF-21が選定されたら面白いけど流石に無理筋じゃないかな…
完成してないのもそうだが米英の技術入ってるからF-16とタイフーン並に規制食らうだろうし
ラファールもF-16も契約大量に抱えてそうだけど3年以内に引き渡しできるとこあるのかな?
よく知らないけどそれこそKF-21ならとか?
恐らく、グリペンかな?コスパ良いし。その次が
ラファールではないかと。
オフセットに「非国防分野の閣僚が特に注目」≒戦闘機の技術移転を求められないならグリペンワンチャンかなぁ。
エンブラエルもせっかく作ったラインを隣国への輸出に使えて重整備の仕事も入るなら自国分を多少後に回しても生産手伝ってくれるんじゃないかね。
お得意の中古機即納でラファールですかね
なんか高級車の売買みたいですけど
ラファールもこのご時世、余分な中古機はそんなになさそうだからなぁ
それにラファールの場合、(最初期のLF1の機体ですら)最新鋭機と同じレベルにアップデートできるという特性があるから、中古機でも性能は最新型とほぼ同等なので、新規と中古は耐久年数の差くらいしかないし余計に余分な中古機が存在しにくくなるという…
中古機「即納」と仰ってますから余分が余ってるとか中古をお安くとかじゃなくて、現用機を中古で納入する事で3年納期に間に合わせる&注残組を納得させる、とゆー話かと。
このご時世、と言ってもフランスが輸出案件獲るためにラファール数機を出し惜しむ様な状況とも思えませんし。
多分候補外のEF-2000が一番納品速度的には可能性ありそう(外部から見る限りは)