ロシア関連

ベラルーシ国防省、ウクライナ国境に配備していた部隊の撤退を発表

ベラルーシ国防省はウクライナ西部国境に配備していた第38独立親衛空襲旅団を恒久的な拠点に移動させたと発表、一先ず陸路によるNATO補給部隊を妨害するためベラルーシ軍が侵攻してくる可能性は後退した。

参考:Беларусь сообщила об отводе десантников от украинской границы

ウクライナ国境に配備していた第38独立親衛空襲旅団がブレストへ後退したのは事実のようだ

ベラルーシ国防省は21日、ウクライナ国境に配備していた第38独立親衛空襲旅団について「国境保護の特別任務を終えて恒久的な拠点(ポーランド国境沿いのブレスト)に向けて戻った」と発表、ベラルーシ軍の動きを監視しているMotolkoHelpも「第38独立親衛空襲旅団の装甲兵員輸送車がブレストを移動している」と報告しているため、ベラルーシ国防省が発表した部隊の撤退は事実のようだ。

ただベラルーシ軍はウクライナ西部の国境に近いピンスク、イヴァノヴォ、ドロギチンに集結させた戦車300輌を「恒久的な拠点に移動させた」という情報は今のところない。

ウクライナの諜報機関もバイデン政権も「ベラルーシがロシアの侵攻作戦に参加する準備を進めている」と警告しているので今後も油断することは出来ないが、第38独立親衛空襲旅団はヴォルィーニ地域の国境沿いに配備されていた可能性が高いため「ポーランド経由でウクライナに運び込まれている武器・弾薬供給ルートを物理的に遮断する」という可能性は一先ず後退したと言えるだろう。

関連記事:ウクライナ国防省、ベラルーシ軍の戦車300輌が国境近くに集結済み
関連記事:都市攻略に向けロシア軍が部隊再編、ベラルーシ軍がウクライナに向け移動
関連記事:ルカシェンコ大統領、ウクライナはベラルーシ攻撃を準備していたと発表

 

※アイキャッチ画像の出典:МинистерствообороныРеспубликиБеларусь

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

NATO挑発? ロシア軍機がウクライナ上空からポーランド領空に侵入?前のページ

ロシア軍指揮官が次々と戦死する理由、前線の状況が司令部に届かないため次のページ

関連記事

  1. ロシア関連

    正式発表を数時間後に控えたロシアの新型戦闘機を映した完璧な写真

    ロシアのロステックは本日20日に開幕する「MAKS国際航空ショー202…

  2. ロシア関連

    傷ついた街も人々も一切映らないウクライナ報道、声を上げるロシア人

    ウクライナでの戦争に反対の声を上げ拘束されたロシア人ジャーナリストは「…

  3. ロシア関連

    プーチン大統領、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟に問題ないと表明

    プーチン大統領は15日、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟はロシ…

  4. ロシア関連

    数年以内に正式配備? ロシア、世界で最も非常識な兵器「3M22ジルコン」の艦艇試射に成功

    ロシア海軍のアドミラル・ゴルシコフ級フリゲートは今年1月、マッハ9.0…

  5. ロシア関連

    ナゴルノ・カラバフ紛争はアルメニア領土外、プーチン大統領が支援を否定

    ナゴルノ・カラバフ地域を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの戦いについて…

コメント

    • G
    • 2022年 3月 22日

    黒海から上陸して北西に進軍しようとしていたロシア軍が進軍に失敗し、南北から挟み込んだ補給路遮断の目途が立たなくなったからでしょうか

    8
    • ナナシ
    • 2022年 3月 22日

    露軍も侵攻前に撤退を始めたフリをして結局侵攻したので信用はまだできませんね。

    33
    • ダヴー
    • 2022年 3月 22日

    ロシアの兵站面の先例を見た後だと、仮に士気面での問題をクリアしても、侵攻後100Kmも進まないうちに停止しそう。

    9
    • 2022年 3月 22日

    ロシアの黒海艦隊副司令が戦死したって情報もあるがどうなってるんだ…
    なんで海軍副司令が戦死するような事態が起きてるんだ…

    9
    • perorin
    • 2022年 3月 22日

    プーチンに支援するよう命令されてるんだろうけど
    ベラルーシ国内では西側メディアの情報が入って手に負えなくなってる可能性もありますね

    • 無無
    • 2022年 3月 22日

    ベラルーシは本当に動けないのか、いや、それを口実にロシアと距離を置いてるのか
    前者ならばルカシェンコ体制も終わりが近いし、後者ならば巧みな外交とも言える。
    ウクライナ侵攻に加担してもロシアの下請けとして世界から見下されるのみで、ほばメリットが無いしね

    12
    • 四凶
    • 2022年 3月 22日

    燃料バカ食いで各国支援火器で撃破のハードルが低く戦力として微妙な戦車残しているのを見ると、ロシアへの義理は果たすがやる気の無さが透けて見えるのは気のせいか。

    3
    • すえすえ
    • 2022年 3月 22日

    いまんところベラルーシはプーチンに脅されて取り合ず協力するポーズはとるけどやる気はなさそうだな

    うまいことごまかしているともいえる

    10
    • Vahagn
    • 2022年 3月 22日

    はじめから躊躇せずベラルーシ軍も加勢してれば数の勢いでキエフまで到達できていた可能性もあったのに、今から戦力の逐次投入やってもロシア軍と同じ末路を辿るだけ…。

    どっち付かず保身だけのルカシェンコはプーチンと心中する気はさらさらないんだろう。でも、ウクライナ帰りで多くの実戦経験と武器を手にすることになるベラルーシ反体制派の存在を考えれば、遠からず次の火事場になりそうに思う。

    しかし、経済的にもせっかくIT産業とか頑張ってきたのにこれで一瞬で崩壊。ロシアともども人材流出が加速することだろう…。

    8
    • ブルーピーコック
    • 2022年 3月 22日

    勝ち戦なら参戦したかもだが、今のロシア軍に加担しても得るものは無いどころか、制裁でルカシェンコ体制がついに終わってしまう可能性が生じるなら、やりたくは無かろうよ。

    12
    • 匿名
    • 2022年 3月 22日

    コウモリ男さん従うフリするのだけは上手いしプーチンへの処世術も知ってる
    勝ち馬なら乗るだけなの他のCIS国も同じだろうが地獄戦況だと尻込み当然
    逆に処世術知らなすぎたゼレさんこそが正しいのかというとそれも難しい所

    2
  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. インド太平洋関連

    日米からのオファーがない? 韓国空軍、日本のF-35整備拠点利用を否定
  2. 米国関連

    本当に笑えない、米空母ジェラルド・R・フォードを苦しめるエレベーターの呪い
  3. 欧州関連

    再掲載|導入自体が間違い?タイフーンを導入したオーストリアの後悔
  4. 日本関連

    リチウムイオン電池採用艦!日本のそうりゅう型潜水艦11番艦「おうりゅう」就役に世…
  5. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
PAGE TOP