ロジア人ジャーナリストのカシェヴァロワ氏は今年7月「負傷兵の98%が任務に復帰している」「負傷兵を治療せず前線を送り返しているからだ」と指摘していたが、ベロウソフ国防相は16日「負傷者の約96%が任務に復帰することができた」「病院に収容された負傷者の死亡率は0.5%未満」と述べた。
参考:Расширенное заседание коллегии Минобороны
参考:Стало известно, к чему готовится российская армия
参考:Russia sets 2025 goal to fully occupy 4 Ukrainian regions, Defense Minister says
参考:Приоритетное направление – медицинское обеспечение военнослужащих и членов их семей
本当にロシアは負傷者の90%以上が任務に復帰できたと言っている
プーチン大統領とベロウソフ国防相は国防省の拡大会議で「2024年の主要成果」や「2025年に向けた取り組み」を議論し、プーチン大統領は「特別軍事作戦の目標を達成する上で2024年は画期的な年だった。ロシア軍は189の居住地を解放し、全ての戦線で戦略的イニシアチブを握っている」「我々はウクライナ国民と戦っているのではなく2014年に政権を奪取したネオナチ政権と戦っている」と述べた。
“ロシアとウクライナの問題は血なまぐさい憲法に違反したクーデターの後に始まった。何故なら権力を握った人々は自国民や我々に対して毎日犯罪を犯している。この政権は明らかに国家としての正当性を失いつつある。例えばウクライナが動員年齢を18歳まで引き下げるのは自国民に対する犯罪行為だと思う。何故なら、ヒトラーユーゲントのように動員年齢を14歳まで引き下げたとしても戦場の状況は変わらないからだ。これは誰の目にも明らかだ。ロシアでは2023年に30万人以上の国防省と契約を交わして軍に入隊した。2024年は43万人(12月16日時点)以上の国民が契約を交わし、この志願兵の流入は止まることがない”
さらにベロウソフ国防相も「ウクライナ軍の死傷者数は今年だけで56万人を越え、クルスクだけで4万人以上の兵士を失った」「全期間を通じた死傷者数は100万人に達した」「我々の攻撃でウクライナは武器、装備、弾薬を生産する能力の大半を失った」「1日でロシア軍が前進する距離も大幅に増加し、敵は防衛のため予備戦力の投入を余儀なくされている」「部隊レベルの戦術において最も重要なブレークスルーは無人機(偵察、攻撃、電子戦)の大量運用だ」「我が軍は毎日3,500機以上の無人機を運用している」「この数はまだまだ増加していく」と述べ、2025年にロシアは戦争で勝利を収める計画だと付け加えている。
2025年にロシアが収める戦争の勝利が何を指しているのか不明だが、ベロウソフ国防相は「プーチン大統領が今年6月に発表した目標(ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州からのウクライナ軍撤退とNATO加盟の放棄)を達成する」という決意も表明しているため、Kyiv Independentは「ベロウソフ国防相が2025年の目標にドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州占領を設定した」と報じている。
因みにロジア人ジャーナリストのアナスタシア・カシェヴァロワ氏はプーチン大統領やウクライナ侵攻を支持しても「ロシア軍兵士の扱い」や「待遇の悲惨さ」については批判の声を挙げており、特に負傷者の扱いが如何に酷いかについて暴露したことがある。
“昨年のある会合で国防省は「ウクライナで負傷した兵士の98%は任務に復帰した」と述べた。これは嘘ではないものの「負傷者が適切な治療を受けて任務に復帰した」という意味ではなく、負傷者は適切な治療が受けられないまま、松葉杖をつきながら、手足が機能しないまま、目が見えないまま、耳が聞こえないまま前線に送り返されているためだ。四肢を切断された兵士のみ障害証明書(就労不能証明書)を受け取ることが出来るが、それ以外の負傷で障害証明書を手に入れるのは不可能に近い”
“ただ障害証明書ですら四肢を切断された兵士にとって何の役にも立たず、手術後に寝たきりになるケースが多い。これは外科医の腕が悪い訳ではなくリハビリの機会が提供されていないためで、ロシアの病院にはリハビリ分野の専門家が少なく、保健省も特別軍事作戦の参加者に本格的な支援を行っていない。兎に角、負傷した兵士に対する調整されたプロセスが1つもないのだ”
“未だにロシア軍には効果的なローテーションが確立されていない。負傷者の代わりがいないのに戦闘任務は増え続け、指揮官は上官から「とにかく結果をだせ」「どうして陣地が兵士で満たされていないのか」と頭を叩かれる。だから指揮官は「無意味で何の効果もない」と分かっていながら負傷者を前線に送るのだ。カテゴリーВ(激しい運動が禁じられ戦闘地域での任務に適さない負傷者)に指定されても、この兵士を何処に勤務させるか明確な規定はなく、多くは射撃場に送られ回復したと判断されると塹壕に連れて行かれる”
“昨日、国防次官(プーチン大統領の遠戚にあたるアンナ・ツィビリョワのこと)が兵士の健康について言及するニュースがあったが、実際には障害証明書も取得できずリハビリも受けられないのに負傷者を馬鹿にしているように聞こえる。大怪我を負った兵士に支援者がおらず、困難な状況を一緒に戦ってくれる妻がおらず、お金も無ければ死んでいくだけだろう。彼らを救う医師、専門家、病院、リハビリ施設は一体何処にあるのか?国防省には約10万人の職員がいるのに、この問題に対処している職員は1人もない”
“国土は広大で多くの医療施設があるのに、我々は負傷者に適切な医療支援を行えていない。ロストフの病院では負傷者が後方の医療機関に移送されるまで数週間~数ヶ月間ほど待たなければならず、その間に手足や命を失い続けている。私の主張に反論もしくは文句を言いたいなら家に来ればいい”
さらにカシェヴァロワ氏は「特別軍事作戦における狂気は時間の経過と共に強くなっている」とも指摘している。
“英雄主義か自殺か。捕虜になるのを避けるため自爆した兵士がいるが、指揮官はそれを自殺と定義し、この様な兵士は教会への埋葬が拒否される。特別軍事作戦における狂気は時間の経過と共に強くなっており、敵に降伏すれば裏切り者として扱われ、降伏を避けるため自爆すれば自殺扱いだ。自殺と認定されれば兵士の遺族には死亡手当を受け取る権利がない。この様な状況に直面した場合、遺族は死亡状況の調査を求める書面を書くよう勧める。そして軍規約第23条に従い「敵の捕虜になるのを避けるため自殺したのだ」と書き添えなければならない”
ロシア国防省が本当に「負傷者の98%が任務に復帰した」と言及したのかどうか定かではなかったが、ベロウソフ国防相は国防省の拡大会議で「特筆すべきは軍事医療が特別軍事作戦のテストに合格したことだ。これは数字が証明している。負傷者の約96%が任務に復帰することができた。病院に収容された負傷者の死亡率は0.5%未満で、この数字も減少し続けている。負傷者の生存率は航空搬送や医療列車の大規模利用、総合敵なリハビリテーションの発達で著しく向上した」と述べ、本当にロシアは負傷者の90%以上が任務に復帰できたと言っている。
ゼレンスキー大統領は負傷者の任務復帰率について「ウクライナ人兵士の負傷者は37万人」「そのうち約50%が戦列に復帰した」と発表しており、この40%の差について挙げられる原因は「プロパダン」「医療体制の差」「助かりそうにない重症者が搬送される前に亡くなってしまう」ぐらいだろう。
関連記事:SS-20の再来、中距離弾道ミサイルによる模擬攻撃はNATOへの警告
関連記事:シヴェルシク方面の嘘報告がバレる、占領した集落はウクライナ軍支配下
関連記事:ロシア国防省がセレブリャンカ解放を発表、RYBARは到底不可能と指摘
関連記事:プーチン大統領が北朝鮮兵の存在を示唆、衛星画像に映ってるなら何かがある
関連記事:ロシアの兵士募集にかかるコスト、契約一時金が約20倍に跳ね上がる
関連記事:ロシア、戦死者数の推定に使用されていた人口統計データの公開を停止
関連記事:フェイク動画を駆使するロシア、都合の悪い事実を隠そうとする試みが多発
関連記事:ロジア人ジャーナリスト、負傷兵の98%が戦闘任務に復帰したの嘘ではない
※アイキャッチ画像の出典:Президента России
これはウクライナもそうですけど負傷兵を完治したことにして前線に即座に戻してるだけでしょう
>負傷兵を完治したことにして前線に即座に戻してるだけ
前提が違う可能性がある。我々は日本に生きているので労災と歩行障害くらいしかパッとイメージできませんが、「負傷兵」の定義がそもそも、“自力で動けない兵士”であり、後方の病院送りにされ治療を受けた後、松葉杖だろうが“自力で動ける”ようになれば、原隊に復帰し何らかの雑務か塹壕の見張り役、ドローンの監視役などをやらされる可能性はある。
【前線へ戻す】というのも割と広い括りで、“歩兵の戦力”と言える精兵とすることは出来ないが、「兵士」ではあり動けはする者達を極限なく使い回す戦争の歯車が稼働しているのではないかと。
この点は、血も涙も無い徹底的な効率化の具現で、スターリン時代のやり方に通じるものがあると思う。絶対に敵に回したくはありませんが。
戦果は過大に、損失は過小に
ウクライナもロシアも見え見えのハッタリをよくもまぁ
それだけ必死なのでしょうね
現代で戦争なんてやるもんじゃない
日本人義勇兵の金子さん、負傷を繰り返しながら、戦列に復帰を繰り返しているように見えます。
砲弾により、背中に破片が埋まりすぐ取り除けないというのを見掛ましたが、戦場は防弾装備をしていてもシビアだなと感じています。
「イデオロギー」「戦術」「兵器」「技術」がいかに変化しようとも、軍隊の官僚主義・狂気・理不尽は普遍だと自信を持って言えます。
めっちゃ好意的に見るのなら、軽い擦り傷でも負傷兵扱い→消毒液塗って絆創膏を貼っただけ、でも任務に復帰した扱いになっているとか…?
そして逆に悪く見れば、そもそも病院に送っても死にそうだったり復帰できなさそうな重傷者は後送されず治療されずにそのまま死亡…
重傷兵は見捨てて行くから無事収容された負傷兵の殆どは軽症なのかもしれない。尚且つ治つたら後方支援に回されるとしたら復帰率96%も有り得そう。
負傷兵 ⇒ 治療 ⇒ 多少動けるレベルで前線へ ⇒ バイク突撃部隊の任務は無理だが、ドローンの大量投入のために“とにかく人手が必要”な、監視役、オペレータ、充電や物資整理などに従事させられる=リハビリ、なのではと思ってます。だから、病院いらず、リハビリテーションいらずになる。
今のロシア軍の戦い方を見るに、最前線で敵の塹壕や陣地を奪取する“切り込み兵”の4倍~5倍近いドローン運用、砲兵運用、兵站輜重の人員が必要になると思うんです。当然、こことて敵のドローンが飛んできて戦死する可能性のある「前線」ですが、一度負傷した兵士はここでの任務を経て、もし完治出来たなら突撃組に復帰させられるのではないかと。
9割以上復帰は絶対に誇張だと思いますが、7割程度を「前線で効率的に使い続ける機構」を構築しようとしているのかなと、記事を読んで思いました。
占領地維持に結構な割合を使っているようなので、そこが主な受け入れ先なのかなと思います。
復帰レートに関しては交通事故が死亡率1%切るぐらいなので医療にアクセス出来れば思いの外人間は生存します。即死と黒札を計算上省けるとすると結構高い数値は出そうです。ただ、病床で継続治療とか経過観察の多くは部隊医療班のベッドで寝てるか未決で統計から外していると思われます。病院は外科治療の場所でしょうし。まぁ、96は統計で作り出したミスリード含むブラフの類でしょう。
気になるのは数値改善の話で、これは本当に良くなってそうな素振りですね。
何をもって勝利とするかはともかくとして、2025年にはウクライナ軍の兵員が払底してかろうじて前進を抑えてる箇所も崩壊してそうですね。そうするとロシア軍がどこまで前進しているか想像もつきません。
(ハリコフで渡河を許したようにヘルソンでも同じように渡河していく可能性もあります)
トランプ大統領もウクライナ支援はやはりする気が無さそうですし、米抜きでのNATO加盟国による支援などもたかがしれています。砲弾にしても頑張って目標にしてる数字が年間100万発、ロシアは既にその3倍です。
キエフまで占領するかどうかはともかくとして、ひたすら領土を失い続けるだけの戦いになった以上もう1年戦うという選択肢は摘まれたと考えるのが妥当な気がします。
なんで記事と関係ない話をしてるんでしょうかねえ
お互いに引けぬプロパガンダ合戦留まることを知らぬ。
仮想世界レベルのプロパガンダは明らかに逆効果になるので辞めた方が良い、ウクライナが悪い見本なのはロシアが一番良く理解しているはずなので無駄で無意味なことは辞めるが吉。
いくらなんでもこれはあり得ないだろうって感じですよね。ただ、これはこれで政治的には意味があるのだそうで…要するにこんな無茶苦茶だという数字に納得した顔をして賛同出来るか、そしてこの問題は全て完璧に解決済みであるとして今後口に出さないかが問われてるのだとか…
自国へのメッセージなんかより、これまでの声明と同じく敵に対して、つまりウクライナ軍の士気への攻撃かと。あり得ないと思っていても、ウクライナ軍はロシア軍をゾンビに例える通り少なくともウクライナ軍より復帰されてると考え、その圧倒的な数字の差は感覚的です。
少なくともこれまでの数字よりも肌に染みて感じるでしょうね。
60以上のジジイでも戦えてるのだから今の戦場では多少ケガしたくらいではまだまだ戦えるのだろう
20メートルダッシュを連続でやるとか、ライフルで素早く狙い撃つとか、戦車でガルパンのように機敏に戦うとか
そういうのは全体の一部であって、今ならドローン兵とか兵站のトラック運転とか重機で塹壕掘ったり色々あるのだろう
負傷者の約96%が任務に復帰することができて、病院に収容された負傷者の死亡率は0.5%未満という報告ですが…ちなみにこれは達成可能です。要するに死んだ場合は病床で死んでいても収容すらされなかったことにすればよい。負傷者に関しても同様にすることによって病院で寝ていても戦場にいる事に報告書を書き換えたり、軽傷で復帰する数を大幅に水増しする事によって20~40%を4%未満にまで押し下げる数字調整も可能ですね。
要するにこれらの数字は上位からの命令に対して常にわが軍は日々邁進し続けていて敵を凌駕しているのだという政治委員向けの報告みたいなものが主体になっていて、実態を正確にはじき出してそれを元にまじめに対策をたてるとかそういう事は目的としていないのでしょう。
おっしゃる感じのはむしろ、「戦争をしていない国の官僚機構」でより多くありそう。189の居住地を解放、とあるように、ドンバスの戦いは“戦果”が敵も味方も上司にも一般民衆にも見える形で出ています。政治委員向けの報告はそれはそれであるでしょうが、それだけがロシアの戦争報告の全てではないでしょうし。
>実態を正確にはじき出してそれを元にまじめに対策をたてる
ために動いている者達も、並行しているのでしょう。スロヴィキンラインを構築して見せたように。
病院にアクセス出来るのが一次治療済みかつ選別済みの人に限られるので、病院での死亡率はマジだと思いますよ。
当たった警官が馬鹿だとか怠惰だと、既に体温が外気温とか、明らかな死体を病院に搬送するケースがあります。
その場合、結局、玄関をまたがせないで救急の入り口で追い返すんですけどね。
検死をしたくないんでしょうかね。異状死体はどのみち警察を呼ぶんでまったくの無駄手間でしかありません。
持続可能な戦争を体現してますな
兵士すらリサイクルの対象にするとは、ロシアの環境保護政策は西側より数段進んでいますね……
という皮肉は抜きにして、ドローン戦や情報戦、補給や建築など最前線以外でやれる事は無数にある
それが契約書にサインする事の意味なのでしょう
会社でだって一線の活躍が無理だとしても、雑用でもなんでも仕事はあるからな……
負傷兵に対する社会保障問題は米国ですら頭を悩ます難問ですが、ロシア側の解決策が負傷したまま戦場へ送り返して徹底的に使い潰すとは、末恐ろしい程までに徹底的なリソースの有効活用ですよ。
ウクライナもロシアもしっかり旧ソ連の血を受け継いでいるようで
上層部は数字を作ろうとし、現場は改善されない状況を訴える
いつの世も変わらない姿に目眩がしますね
リハビリできないのはきついでしょうが、トラックの運転、調理、ドローン、レポーティング、通信、穴掘り、穴埋め、機材のメンテ、塗装など、やることはいくらでもありますからね。
腕が一本なくなったからといって除隊させていては、人材が不足するということではないでしょうか。
ロシアはすでに最前線以外は復興復旧に着手してますし、5体満足でバイク走らせられる兵士にやらせる必要のないタスクはいくらでもありそうです。
まぁ負傷兵の扱いは戦後に情報出て来るまで確認のしようがない
ロシアの報道官が堂々と言うからギャグになってる感はあると思う
ウクライナはもうなんというかね、事実を羅列するだけでギャグだから
ロシアの女性記者の記事に引きずられ過ぎ重心を掛け過ぎたまま、ロシア高官の話(プロパガンダ含み)を解釈し過ぎでしょう。
毎日㎞単位で露軍が進撃する戦況マップや戦闘のよすがの一端を伝えてくれる露側動画他を見聞きする分にはウクライナで戦う露軍がパーマネントダメージを受けた露兵に満ち溢れているようにはさらさら見えないでしょ?現場のウク兵側からもそうした生々しい禍々しい話の代わりに”戦っても戦っても新鮮な露兵が補充されて次々と襲ってくる”だの”ウロの兵力比は1:6”だのが滲みだしてくるわけで。
したがって、件の女性記者の話は極論か誇張で実相を反映しているか甚だ疑わしい。そもそも論でごく初期を除き、露兵は沢山いるんですからパーマネントダメージなり治りきらないまま戦場に戻す必要自体が疑わしい。ボロボロのまま戦い続けたガダルカナルやニューギニアの我が皇軍じゃあるまいし、在ウク露軍は膨大なリソースのある露側と兵站線が繋がってるんだからそんな無理をする必要もない。またそのようなことが広範かつ頻繁にあれば、プーチンの背筋も思わず伸びる、トラウマな”兵士の母&妻の会”がどれほど暴れるでしょうね?ガチだったら、チェチェン紛争の時のような軍や警察でも抑え込めない強度と数でのロシア中でデモ&ウクライナに乗り込んで部隊から直接、傷病や元気のない息子や夫の兵士を無理やり連れ戻します。ゼレンスキーやシルスキーらに談判して捕虜になった露兵を取り戻したり世界に訴えだしたりしますよ。プーチンは第1次チェチェン戦争のこれがトラウマで、ここから逆算して今の特別軍事作戦のフレームを作ってるほどなんですから。
あからさまなデマでも真顔でがなり立てる米欧側メディアでも”露軍は怪我の治っていない兵士や四肢欠損など障碍持ちの兵士を前線に再投入してる”なんてさして話題にしていないのですから、確度は推して知るべしでしょう。
じゃあ、露軍高官のいう98%の復帰はなんだ?となりますが、露軍自体は本国後方、事務方も含め百数十万とか二百万とかいるわけですから、”障碍者雇用含みで現場復帰”と言っているのでしょうね。最前線に戻っている風に言っているけれど、戻れずに後方でウク派遣軍を支援業務(事務方も含め)も少なくないのでしょう。まあ、書類上はウク派遣軍に復帰してるが、休暇中とか言ったこともありそう(つまり、”嘘という訳ではない”)。まあ、軍における障碍者雇用については経験豊富でしょうからそれなりに上手にやっているでしょう。そもそも論で言えば、ウク派遣軍自体、ロシア/ソ連にとってそれほど大きな規模じゃないし、傷病兵の割合と数(BBC調べの死者数万なら20万台くらい?)もロシア国(人口1億5千万になったでしょう)にとってさして大きくはない(0.1%ちょっと)。
結局数字は推測しかできないと思うのですが、この記者の発言は確かに最前線の定義に問題がある可能性がありますね。
モスクワやペテルブルクからではウクライナ内や国境でも最前線と言っても間違いないです。
戦費の増加と生産を考えれば死者向けの保障、障害救済など、また軍の総数もより詳しく推測できるのかもしれませんが…軍事経済学の大家がいい感じに計算式を公開してたりしませんかね
これは流石に失笑ものというか、この手のプロパガンダはどちらの陣営もレベルが大差ありませんね。
ところでベロウソフって前任のショイグに比べてやけに露出が少ないように思えるのは気のせいですかね?
プーチン閣下の信頼厚く、戦果を誇示するイベントをやる必要が無いからでは。
細かくニュースを見てると、北朝鮮訪問とかしてますよ。
ここの界隈ではウクライナやゼレは大ウソつきとの声がやたらと大きかったですが
それはロシアも同じで一緒だよとの話ですな
その通りですな
ロシアウクライナ双方が戦争当事国である以上どちらもプロパガンダが多いのは当たり前の話
まあ負傷兵の9割が復帰してるというのはロシアもウクライナも言ってることですが流石にそれはっていうのありますからね…
ベトナム戦争からこっち、正直者の国が負けるので致し方ない面はありますな。
>正直者の国が負ける
まあ、ベトナムではトンキン湾事件でっち上げの国が敗けましたが、古くは戦艦メイン号撃沈デマ、最近では民族浄化のデマや大量破壊兵器のデマ、ホワイトヘルメット&毒ガスのデマを飛ばし喧伝した嘘つきの国が勝ってますな。
「キエフの幽霊」の噓つき国にもきっと勝機が残っているでしょう。
「民主主義を守るために戦う英雄」みたいに持ち上げられていた反動でゼレは大ウソつきとの声が大きくなるのはむしろ自然と言えるでしょうね。それは別に「ここの界隈」に限った話でもないと思いますが。
ドローン部隊は「楽して安全地帯からオモチャ飛ばすだけの仕事」と言われて味方からもヘイトを集めやすいんですが。
地雷踏んで足を飛ばした兵士をドローン兵に転用すれば、「安全なところからズルい」という反論を封じ込めることが出来ますね。最前線で地雷原を歩いた実績のある兵士に、文句を言えるヤツはいないので。
正直ロシア兵の9割戦線復帰は盛りすぎだとは思いますが、それとは別にアナスタシア・カシェヴァロワのような視覚的証拠の一切伴わない自称ジャーナリスト(実際は西側プロパガンダ)を記事にまとめない方がいいと思います。
以前も何度か書かれたロシア軍が国内にFABを数十回誤爆しているという記事も全く視覚的証拠がありませんでしたし、今でも見つかっていません。そしてドローンをロシア・ウクライナ双方ともに大量に活用している戦場で大量の負傷兵を運用していれば『絶対に』見つかりますし、ここぞとばかりに宣伝材料となり拡散されることでしょう。ですが、そんなものは両方の陣営で見受けられません。管理人様も見たことがないはずです。
そもそもの話、過去の記事においてウクライナ側が『ロシア軍はちゃんとローテーションをしているのにウクライナ軍では行われていない』という話を何度も書かれているのにこの記事では真逆のことを書かれているのはまさに開戦当初から行われてきた西側お得意の主語入れ替えプロパガンダでしかありません。
海外のフォーラムだと鼻で笑われて議論すらされないレベルです。
ここは公正で中立で真実を追い求めるのではなく「管理人が興味深い」と思ったことを最優先で取り上げるんです。非常に情報が偏ったものであると認識してますし、ここで取り上げる話題なんて多面的な事情の一側面でしかありません。
取り上げる内容が気に入らないならサヨウナラで結構です。
ではその鼻で笑われない海外フォーラムを参考になさればよろしいかと。
ここを悪しざまに言うわけではありませんがあくまで個人的に運営されているサイトに過ぎません。
「正しく見ごたえのある」と思われるものがあるのならば、そちらで存分に情報収集や交流に励まれるのが良いかと思います。
あなたは海外のフォーラムを背景に啓蒙しようとしているのかも知れませんが、それは別段望んでおりませんので…少なくとも私は。
ここは高尚なフォーラムではなく管理人さんの私的空間です
何をもとに記事を書くかは、公序良俗に反しなければ、
管理人さんの自由です。勘違いされないよう
会員制のサロンにでも行かれては?
陰謀論大好きそう
そのうちどこかのSFみたいに負傷者の脳だけ取り出して戦闘機械に移植して
負傷者は無事に戦線に復帰し戦闘を再開した。
とかなりそうで怖いです。
Rtypeのはデマだったような気がするが、ガンダムでそういう話があったような……
ただアレはストーリーがね……いや、この話は止めよう
現実的には、脳ってデリケートなのでチョット…と思っていますが、AIだとかドローンの時代には拡張可能な考え方だとも考えられます。
皮膚だとか肉片一つでも間違いなく本人の遺伝子を含みますし、何なら発信機付き認識票を犬型ロボットに乗せて戦線復帰扱いすることすら出来るかもしれません。
遺族年金を待っている人々はガッカリでしょうが。
カレンデバイス……は負傷者じゃなかったか
それは古いw。
今の流行は、「人が乗っている無人兵器」ですよ。
どうなのでしょう。
戦場でのトリアージ?を厳格におこなえば、実現可能な数字でしょうか?。
別の見方ををすると、ロシア軍の、戦場での死傷者の扱いはどうなのでしょう。
他所の記事では、戦死者は放置?重傷者も放置?みたいな記事はちらほらとあります。
バフムト攻防戦の頃から多いような気がします。
米軍などは、少なくも、生死に拘わらず全員の帰還を目指す様です。
どちらのやり方が良いのでしょうなね。
ロシア軍は負傷者の救護というか後送、遺体の回収は正式には専門部隊に任せることになっていて前線の兵士の負担にならないようになっており、それが西側諸国には「見捨てている」ように見えるのだろうと思うが…
実際戦場では殺害するよりも意図的に致命傷を避けたほうが敵の数を減らせるなんていう戦術が生まれるくらいには負傷者の後送は戦力の負担になるので、それを避けるために合理的(冷徹)に判断した結果がロシア軍の考え方なのである