ロシア関連

ロシアのペテンが中国にバレた? S-400は極超音速兵器と交戦できない

中国がロシア製防空システム「S-400」に不満を述べている原因について露メディアが「極超音速兵器に対して無力なのがバレた」と報じている。

参考:Названа возможная причина недовольства Китая российскими С-400

極超音速兵器との交戦能力があるという「S-400」のペテンが中国にバレた?

中国メディアは最近、ロシア製防空システム「S-400」には弱点が存在しているため追加購入をすることはないと報じて注目を集めたが、具体的にS-400の弱点が「何なのか」については明らかにしなかった。

このような中国の態度を報じた露メディアは「恐らく中国は極超音速兵器の迎撃も可能と言われているS-400の性能を検証するため、航空機や巡航ミサイルではなく中国が開発に成功した極超音速兵器(DF-17)を使用してS-400の性能を確認した結果、極超音速兵器を検出することが不可能=S-400は極超音速兵器と交戦できるようには出来ていないことを発見したのだろう」と述べている。

プーチン大統領も最近、このような事実を認めて極超音速兵器を迎撃するための手段を開発中と明かしており、恐らく中国の不満はこの点に関連するというのは正しい可能性が高い。

さらにシリアもロシア製防空システムに不満を言っており、今後中国製の防空システムに切り替える可能性を示唆している。

シリアはロシアから導入したS-300やパーンツィリ等の防空システムでは「イスラエルの巡航ミサイルを検出することも迎撃することも出来ないことが証明された」と言っており、シリア軍の早期警戒システムに組み込まれたロシア製の各種レーダーは「さらに役に立たない」と酷評、逆に中国から調達した早期警戒レーダー「JY-27」や「JYL-1」、低高度のターゲットを検出することに特化したレーダー「LLQ120」等はイスラエルの巡航ミサイルを検出することに成功、このデータがロシア製防空システムを運用する上で助けになっていると言っている。

出典:Jian Kang / CC BY 3.0 中国の防空システムHQ-9

そのためシリアは中国製防空システム「FD-2000」に関心を寄せているらしい。

補足:シリアが運用しているS-300等のロシア製防空システムの大半は旧ソ連時代に調達したものなので、比較的新しい中国のレーダーと比較して能力が劣るのはある意味仕方がない。中国製防空システム「FD-2000」は中国がロシアから入手したS-300をベースに開発した「HQ-9」の輸出仕様で、性能はS-300ではなくS-400に近く、価格はS-300よりも安価という究極のコストパフォーマンスを誇っておりトルクメニスタンやウズベキスタン、最近ではモロッコが導入するなど着実に導入国を増やしている。

以上のように、ロシア製防空システム「S-400」の化けの皮は剥がれつつあるが、航空機や巡航ミサイルに対する防空能力は非常に性能が良いので決して侮れない存在だ。しかし後発の中国がS-400を模倣して低価格の防空システムを開発して海外市場に投入すれば、対ロシア制裁を目的にした米国のCAATSA制裁(敵対者に対する制裁措置法)に引っかからないので中東やアフリカ諸国でブレークするかもしれない。

関連記事:衝撃的事実、プーチン大統領自らS-400に極超音速兵器の迎撃能力はないと証言
関連記事:中国が頭を抱えるロシアのインド優遇、防空システム「S-400」納入1年短縮
関連記事:極超音速兵器に既存の迎撃システムが役に立たない理由

※アイキャッチ画像の出典:public domain 米国が研究していた極超音速試験飛翔体 Falcon HTV2

韓国、次世代戦闘機「KF-X」に搭載する空中発射型の極超音速ミサイルを開発前のページ

F-35重整備を担当する日本のMRO&Uが運用開始、米韓F-35受け入れも予定次のページ

関連記事

  1. ロシア関連

    衝撃的事実、プーチン大統領自らS-400に極超音速兵器の迎撃能力はないと証言

    プーチン大統領が最近、ロシア製防空システム「S-400」や「S-500…

  2. ロシア関連

    ロシア、第6世代戦闘機の開発はスホーイやミグでなくUACが担当

    ロシア通信(RIAノーボスチ)は16日、ロシアの第6世代戦闘機やMiG…

  3. ロシア関連

    防空システムの天敵? 露攻撃ヘリ「Ka-52M」に長射程巡航ミサイルを搭載

    ロシアでは珍しい(表にでるという意味で)軍需産業の不正事件や、開発中の…

  4. ロシア関連

    ナゴルノ・カラバフ紛争、ロシア国内でアルメニアに空挺部隊派遣の動き

    露メディアは22日、与党「統一ロシア」所属のザトゥリン議員が「アルメニ…

  5. ロシア関連

    ロシア、兵士が構えた携帯式防空ミサイルが暴発する恐ろしい動画

    ロシア製の携帯式防空ミサイル「9K38イグラ」を構えた兵士の肩で暴発し…

  6. ロシア関連

    今月3件目の不祥事、ロシア空軍「Su-35S」が味方の「Su-30SM」を撃墜か

    ロシア空軍の戦闘機Su-30SMが定期訓練中に墜落したと報じられている…

コメント

    • 匿名
    • 2020年 7月 01日

    これじゃあコピーしても売れないアル!

      • 匿名
      • 2020年 7月 01日

      記事中の捕捉に
      >トルクメニスタンやウズベキスタン、最近ではモロッコが導入するなど着実に導入国を増やしている。
      って書いてあるじゃん。読んでないのにコメント書くなや。それとも日本語読めないの?

        • 匿名
        • 2020年 7月 02日

        売れてるのはS-300のコピー品であってS-400のじゃねえだろ
        読んでも馬鹿だから内容理解できないのか

    • 匿名
    • 2020年 7月 01日

    そもそも公表したのはプーチンだから最初から折り込み済みなのでは?

      • 匿名
      • 2020年 7月 01日

      いや、プーチンが「S-400では極超音速兵器を迎撃出来ない」と公表した切っ掛けが中国からの情報である可能性が有る。
      仮に中国側がDF-17とS-400の性能比較をしたのなら、S-400の製造国であるロシアにも性能比較のデータが行くはずで、そこから「もう隠し切れない」と観念したプーチンが発表したとすれば矛盾しない。

    • 匿名
    • 2020年 7月 01日

    プーチンが公表したのは、中国の動きを受けてかな?

    • 匿名
    • 2020年 7月 02日

    攻撃兵器に比べて迎撃兵器は開発も配備も格段にカネがかかる
    当てにしてる効果も容易に陳腐化する

    • 匿名
    • 2020年 7月 02日

    ロシアはすかさずS-500を高値で売りつけるだろう
    S-400とS-500は補完関係らしい(wikiによる)

    •  
    • 2020年 7月 02日

    >以上のように、ロシア製防空システム「S-400」の化けの皮は剥がれつつあるが、航空機や巡航ミサイルに対する防空能力は非常に性能が良いので決して侮れない存在だ。

    はい、そのレベルの脅威への防空兵器だと思います、
    S-400は謎のベールに包まれた効果で今まで過大評価過ぎた

    •  
    • 2020年 7月 02日

    >以上のように、ロシア製防空システム「S-400」の化けの皮は剥がれつつあるが、航空機や巡航ミサイルに対する防空能力は非常に性能が良いので決して侮れない存在だ。

    はい、そのレベルの脅威への防空兵器だと思います、
    S-400は謎のベールに包まれた効果で今まで過大評価過ぎた

      • 匿名
      • 2020年 7月 02日

      既存のミサイル防衛手段を突破するための超音速兵器なのだから、
      ちょっと考えれば、無理そうなのはわかると思うんですがねえ?

      超音速兵器の開発、実証に成功して、中東やアフリカにばらまかれるまでに
      アップデートで対処できるようになるでしょう。

      今現在の脅威はドローン攻撃なので、それにまず対処できれば次第点ではないかと思います。

      • 匿名
      • 2020年 7月 02日

      極超音速の弾道弾や高速滑空弾は迎撃できないが一般的なマッハ2クラスの戦闘機や亜音速の巡航ミサイルに対しては十分な効果があるってことだろう。
      イスラエルのF-16も結構落とされている、ステルスのF-35刃撃墜できていないからその性能がどういうものか推定できる。

    • 匿名
    • 2020年 7月 02日

    ロシアはインドとのバランスをとったのかも。
    インドにはいろいろと新兵器を融通しているけれど、かといって中国とは事を構えたくはない。
    そう考えたプーチンは「S-400は大した兵器ではないよ」と公表することで中国「にも」配慮を見せたとか。
    考えすぎかもしれないけれど。

    • 匿名
    • 2020年 7月 03日

    中国に売りつけたS400はモンキーモデルじゃないの?
    リバース大国にロシア軍仕様をすんなり渡すとは、過去の経緯からも疑わしい

    • 匿名
    • 2020年 7月 03日

    ついに中国はアメリカだけでなくロシアすら超えたって証明だわ
    日本もいい加減諦めたら?

      • 匿名
      • 2020年 7月 03日

      なにをどう諦めるのか詳しく、正確な日本語でな

        • 匿名
        • 2020年 7月 04日

        21世紀は中国が世界の覇権を握る時代
        落日の旧大国アメリカの影に隠れて中国に対抗しようなんて金と時間の無駄でしかない罠
        その辺、沖縄のデニー知事は良く判ってると思うわ

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって(笑)
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう
    ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物

    この記事はMiG-25を散々過大評価した挙げ句化けの皮が剥がれたとかいった西側メディアを思い出す
    MiG-25はエンジンがターボファンなのかターボジェットなのか配備されているかされていないかなど基本的な情報も一切非公表だった
    しかし西側はMiG-25をソリッドステートで高出力のレーダーとマッハ3で巡航できる全チタン製の機体とターボファンエンジンを持つ超高性能戦闘機と考えていた

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって(笑) 。そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない。開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう。ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物。この記事はMiG-25を散々過大評価した挙げ句化けの皮が剥がれたとかいった西側メディアを思い出す。MiG-25はエンジンがターボファンなのかターボジェットなのか配備されているかされていないかなど基本的な情報も一切非公表だった。しかし西側はMiG-25をソリッドステートで高出力のレーダーとマッハ3で巡航できる全チタン製の機体とターボファンエンジンを持つ超高性能戦闘機と考えていた。

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって(笑) 。
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない。
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう。
    ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物。

    この記事はMiG-25を散々過大評価した挙げ句化けの皮が剥がれたとかいった西側メディアを思い出す。
    MiG-25はエンジンがターボファンなのかターボジェットなのか配備されているかされていないかなど基本的な情報も一切非公表だった。

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって(笑) 。
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない。
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう。
    この記事はMiG-25を散々過大評価した挙げ句化けの皮が剥がれたとかいった西側メディアを思い出す。
    MiG-25はエンジンがターボファンなのかターボジェットなのか配備されているかされていないかなど基本的な情報も一切非公表だった。

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって(笑) 。
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない。
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう。
    ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物。

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう
    ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物

    この記事はMiG-25を散々過大評価した挙げ句化けの皮が剥がれたとかいった西側メディアを思い出す
    MiG-25はエンジンがターボファンなのかターボジェットなのか配備されているかされていないかなど基本的な情報も一切非公表だった
    しかし西側はMiG-25をソリッドステートで高出力のレーダーとマッハ3で巡航できる全チタン製の機体とターボファンエンジンを持つ超高性能戦闘機と考えていた

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    化けの皮が剥がれたって
    そもそもロシアはS-400が極超音速兵器に対応してると公式にいったことがない
    開発時期からいってもS-400は極超音速兵器に対応してないだろう
    ロシアは自国の極超音速兵器開発に合わせて敵の同様の兵器に対抗するS-500を開発してるからS-400はそう遠くないうちに旧式化する代物

    • 匿名
    • 2020年 7月 05日

    ここ反映されるの時間かかるんだね

      • 匿名
      • 2020年 7月 07日

      承認式なら、明らかに勘違いで重複投稿したのは消してやれよwww

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 欧州関連

    再掲載|英海軍の闇、原潜用原子炉の欠陥と退役済み原潜の処分費用
  2. 日本関連

    海外メディアも注目、横浜で護衛艦「いずも」の空母化工事が始まる
  3. 軍事的雑学

    ロシア製戦闘機を買うと損をする? SU-30SMを導入したベラルーシの後悔
  4. 軍事的雑学

    打つ手なし? ドイツ軍兵士は一般的な乗用車を「プーマ歩兵戦闘車」と思い込まされ訓…
  5. 軍事的報道

    国産防衛装備品の海外輸出が実現!フィリピンが日本製警戒管制レーダー「J/FPS-…
PAGE TOP