ロシア関連

退役済みのSu-24を輸送するロシア軍、ウクライナ空軍の攻撃を偽装か?

ウクライナ人ジャーナリストは23日、ベラルーシ空軍から退役したSu-24を使用するロシアの偽旗作戦に警告を発している。

参考:Andriy Tsaplienko

まもなくベラルーシ領空を侵犯したウクライナ空軍のSu-24を撃墜するロシア軍の事前準備?

ウクライナ人ジャーナリストのアンドリー・ツァプリエンコ氏は23日、ベラルーシ人から入手したSu-24の写真を公開して「ベラルーシ空軍から退役したSu-24がロシア陸軍の手でウクライナ国境に輸送されている」と指摘、この不可解な動きについて「国境周辺に集結するロシア軍部隊を攻撃するためウクライナがSu-24で攻撃を仕掛け、逆にロシア軍の防空システムに撃墜されたという偽旗作戦の証拠に使用されるのではないか?」と説明している。

もし彼の懸念が当たっているのなら間もなく露メディアが「ベラルーシ領内に駐留するロシア軍を攻撃するためウクライナ空軍のSu-24が領空を侵犯、これを我が軍の防空システムが撃墜した」と報じ始めるに違いない。

 

※アイキャッチ画像の出典:Chris Lofting / GFDL 1.2

お知らせ:記事化に追いつかない話題のTwitter(@grandfleet_info)発信を再開しました。

米国、ロシアが48時間以内に侵攻を開始する可能性をウクライナに通知前のページ

国防総省、ウクライナ周辺に集結したロシア軍は動員予想の100%に到達次のページ

関連記事

  1. ロシア関連

    ロシアとワグネルがバフムートに執着する理由、岩塩と石膏を手に入れるため?

    ロシアとワグネルがバフムートに執着するのは「同地で産出される岩塩と石膏…

  2. ロシア関連

    ロシア、第5世代戦闘機Su-57購入に関心を示す東南アジアの国は4~5ヶ国

    ロシアはSu-57の購入に関心を示している東南アジアの国が4~5ヶ国あ…

  3. ロシア関連

    ロシアがまた新しい極超音速ミサイルを開発 今度は爆撃機Tu-22M3M搭載用か?

    ロシアは航空機搭載用として3種類目となる新型極超音速ミサイルの開発を進…

  4. ロシア関連

    ロシアの監視下に入る欧州、作動範囲約3,000kmのコンテナレーダーを欧州ロシア領に配備?

    ロシアは現在、欧州やNATOにとって致命的なレーダーを飛び地であるカリ…

  5. ロシア関連

    プーチン大統領、ウクライナは自らNATO加盟を放棄して中立を宣言すべき

    プーチン大統領は22日、ウクライナのNATO加盟問題について「最善の解…

コメント

    • tofu
    • 2022年 2月 24日

    > ベラルーシ領内に駐留するロシア軍を攻撃するためウクライナ空軍のSu-24が領空を侵犯
    爆弾が施設やその近くに着弾するけど死傷者はゼロなんですねわかります

    17
      • 四凶
      • 2022年 2月 24日

      普通に考えたら旧式機で最新鋭の防空システムに攻撃しかけるのはあり得ない話だから誰も信じない。

      3
        • 四凶
        • 2022年 2月 24日

        途中送信しちゃった。

        唯一の可能性として戦端が公に開いた状態ならナゴカラ紛争のように旧式機有効活用はあり得るのかなとは思う。

        1
          • 戦略眼
          • 2022年 2月 24日

          飛行場で、爆破して、攻撃を受けたと主張するのかな。

    • 無無
    • 2022年 2月 24日

    どっかの国の人たちみたいに、ウソでも声の大きいほうが勝つというお話ならば、
    もうお腹いっぱいですから遠慮したい
    ただ、こういう話を聞くと、何でベラルーシはロシアからわざわざ独立したんですかと疑問ばかり

    19
    • 匿名
    • 2022年 2月 24日

    このIT化時代に雑い事してもSNSでバレバレなの誰か露軍首脳にお伝えしろ!

    1
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 中国関連

    中国、量産中の052DL型駆逐艦が進水間近、055型駆逐艦7番艦が初期作戦能力を…
  2. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
  3. 米国関連

    米空軍の2023年調達コスト、F-35Aは1.06億ドル、F-15EXは1.01…
  4. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  5. 欧州関連

    アルメニア首相、ナゴルノ・カラバフはアゼル領と認識しながら口を噤んだ
PAGE TOP