ロシア関連

ロシア国防省の大規模な粛清、新たな攻勢前に組織効率を高めるのが目的

Новая газета Европаの編集長やEuropean Council on Foreign Relationsで客員研究員を努めるミハイル・コミン氏はCarnegie Politikaに寄稿した中で「ロシア国防省における一連の粛清人事は新たな攻勢前に組織効率を高めるように設計されている」と説明した。

参考:От кадровых чисток в Минобороны пострадали и коррумпированное окружение Шойгу, и не оправдавшие надежд Кремля генералы. В чем была цель череды арестов и отставок?

ショイグ国防相を中心とした国防省内の利権グループと期待に応えられなかった将軍の粛清

“ショイグ国防相の側近だったティムール・イワノフ国防次官は国防省施設の建設に関連した利権の管理者で、ユーリー・クズネツォフ国防省人事総局長は契約獲得を希望する企業に国家機密へのアクセスコードを売買する担当で、ウラジーミル・ベルテレツキー上級調達官は先の2人よりも地位が低いものの、ショイグ国防相は国防省のデジタル化を推進する情報システム部門をベルテレツキー上級調達官が管理する下部組織=調達部門に吸収させ、デジタル化に関する予算管理や契約権限をベルテレツキー上級調達官に与えた”

出典:Минобороны России

“ロシア省庁内においてデジタル分野に関する支出は最も不透明で腐敗しやすく、特に国防分野の情報システム構築は機密分野なので予算の妥当性や機能のチェックは非常に難しく、ベルテレツキー上級調達官が手にした利権の大きさはティムール・イワノフ国防次官やユーリー・クズネツォフ国防省人事総局長に劣らない。但し、この3人の粛清は国防予算の横領を阻止して効率的な予算支出を目的にしたものではなく、他のエリートグループが国防省の利権を奪うために画策したものだ”

“恐らくプーチンは取り上げた利権を「軍の階級や秩序を重んじ、戦時中の国防予算で自身の懐を富ませる行為はほどほどにすべき」と理解している人物に与えるだろう。逆にゲラシモフ参謀総長の部下だったワディム・シャマリン軍参謀次長とイワン・ポポフ少将の粛清、スクラブ・アフメドフ中将の解任は利権絡みではなく、軍人としての行動と前線での問題に起因している”

“ソ連軍は他分野と比較して特に通信分野が脆弱で、この伝統を引き継いだロシア軍も同じ問題を抱えており、戦争勃発後も軍事作戦に積極的なグループは公然と同問題を批判し、プーチンも演説の中で前線におけるコミュニケーション不足を再三指摘してきたため、通信分野でキャリアを積んだワディム・シャマリン軍参謀次長の粛清は一向に改善が見られない通信分野の問題が原因だ。イワン・ポポフ少将はプリゴジン反乱直後にゲラシモフ参謀総長や軍の問題点を批判して第58軍司令官を解任されたが、ザポリージャ方面でウクライナ軍の攻勢を阻止したことで自身の評価を高めた人物だ”

“ポポフ少将は主に戦闘任務の成功で昇進を果たしてきた珍しいケースで、ウクライナ軍の攻勢を阻止したという実績も相まって「何をやっても他者より許される」と勘違いしていた可能性が高く、プリゴジン反乱直後の批判によって粛清が確定していたものの、軍内で人気が高いポポフ少将を不安定な時期に逮捕するのはリスクが伴ったため、今日まで粛清が先延ばしになっていただけだ。まだ逮捕されていないもののスクラブ・アフメドフ中将も粛清の対象になっている”

“第20軍司令官を解任されたアフメドフ中将は人員の損失(ATACMSの攻撃で整列させた100人以上の兵士が死亡した事件)で多方面から批判を浴びており、これまで彼を刑事訴訟から守っていたのはゲラシモフ参謀総長との親密さによるものだ。この3人の粛清は軍の統制力と将校らの忠誠心を高めるためのもので、シャマリンとアフメドフの粛清は非効率性と問題の解決能力のなさに不満を溜め込んでいた下級指揮官らを宥めるためのもの、ポポフの粛清は度が過ぎた自由な発言と振る舞いが悲惨な結果を招くことを知らしめるためのものだろう”

“この大規模な粛清キャンペーンは事前に準備された計画で、粛清規模を考えるとプーチン自身が計画を承認していることは明らかだ。結局のところ「ショイグ国防相を中心とした国防省内の利権グループ」と「期待に応えられなかった将軍」の粛清は「新たな攻勢に出る前に組織効率を高める」という目的達成に役立つだろう”

出典:Президент России

一連の粛清やロシア国内の状況について詳しくないのでミハイル・コミン氏の言及が事実かどうかは不明だが、CNNは同氏の見解を引用した記事の中で「プーチンのシェフが死後の世界から願いを叶えた」と報じている。

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※アイキャッチ画像の出典:Kremlin.ru/CC BY 4.0

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コメント

    • れん
    • 2024年 6月 05日

    「よろしい、シベリア送りだ」
    これが今も続いてるとか、恐ロシア

    20
      • 匿名11号
      • 2024年 6月 06日

      まあ、粛清の存在はその国で汚職が横行している証左ではあっても、その解決につながっている証左ではないですからねえ。

      でなければ、汚職指数の清潔度141位の国にはならんでしょうからねえ。

      6
    • たむごん
    • 2024年 6月 05日

    ショイグ元国防相は、安全保障会議書記の重要ポストに横滑り。
    ゲラシモフ参謀総長は、留任しており、戦時中・人事バランスなどがあるのでしょうね。

    大企業もそうですが、調達担当は大きな権限があり、賄賂・リベートが横行しやすいですからね。
    新国防大臣が、予算分配・生産性向上など、どういった仕組みを作っていくのか気になります。

    14
      • kame
      • 2024年 6月 05日

       良くも悪くも独裁的な国家首班が上に立っている国は首班自身の行動力や能力にもよりますが、改革が必要だと判断したら徹底的にやりますし、やれる。かつてのソ連でも粛清はありましたが、今回に関しては解任される根拠も充分なようですし、それほど混乱は起きないでしょうね。
       今回のロシア軍内部の改革が吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、後継者候補と呼ばれる人物も報道されたりしてますし、プーチン大統領は既にウクライナ戦争の後を考えて行動しているのかもしれません。
       
       

      34
        • たむごん
        • 2024年 6月 05日

        仰る通りです。
        パトルシェフ元安全保障会議書記(現大統領補佐官)の息子、プーチン大統領の娘が表舞台に出てきたり、移行期を見据えて動いているのかもしれませんね。

        ロシアの文官では、ナビウリナロシア中央銀行総裁・ベロウソフ国防大臣は部署が近かったり、モスクワ大学出身の経済系次官・大統領顧問・閣僚出身という事もあり重用されている印象があります。

        人事の機微は、なかなか難しいものですね。

        13
          • たむごん
          • 2024年 6月 05日

          追記です。
          プーチン大統領の娘が、サンクトペテルブルク経済フォーラムに登場するようですので、専門家として何を話すのか注目が集まりそうですね。

          娘さん、日本好きが有名であり、ディズニーランドやお台場に遊びに来ている所を目撃されています。
          プーチン大統領の黒海宮殿、その影響なのか再現映像に、ダンスダンスレボリューションが置かれていた記憶があります…

          (2024.6.5 ロシアの経済フォーラムにプーチン大統領の娘が出席か 136の国と地域から政府や企業関係者が参加 FNN)

          9
      • Dr.Strangelove
      • 2024年 6月 05日

      個人的には、ゲラシモフは粛清されないものの、権力基盤を失い子分は粛清されるのではないかと思っています。

      軍事的才能はないであろうショイグ(軍出身ではないので仕方ないですが)と違い、ゲラシモフは理論家として有能です。

      職務に専念してもらって汚職だけ取り除ければ最高の結果ではないでしょうか。

      22
        • たむごん
        • 2024年 6月 05日

        ゲラシモフドクトリンは、SNS時代にも通用する素晴らしいものですからね。

        仰る通り、手足となる部下をもがれた訳ですから、ここからどうなるのか注目したいと思います。

        12
    • fusa
    • 2024年 6月 05日

    私の頭髪は粛清を免れております

    10
      • たむごん
      • 2024年 6月 05日

      ジューコフという異名が、残った1本につけられました。

      26
      • 犬の〆
      • 2024年 6月 06日

      まだ隠された毛穴の中に小野田と呼ばれる毛根が生きているはずです。投稿してくるよう上官が呼びかける必要があると思われます。

      4
    • Dr.Strangelove
    • 2024年 6月 05日

    確実な裏付けはありませんが、状況から妥当性の高そうな論考だと感じました。情報源がかなり怪しいですが、今回の粛清が故プリゴジン氏の作成した汚職者リストに基づくものという主張もありましたね。

    個々の将官についてですが、イワノフ、クズネツォフ、ベレテルツキーら汚職犯の粛清は重要ですがあまりに根深い問題だと思われ、追求しすぎると大粛清後のソ連軍みたいになりそうで怖いですね。

    ポポフは軽率とは言え有能ですし粛清は惜しいですね…ギルキンらの末路を考えると仕方がなかったのかも知れませんが。愛国的ブロガーたちなどに波及しないでほしいです。

    シャマリンとアフメドフは粛清が遅すぎるでしょう。なんでこんな無能どもが放置されているのかと思います。ダメな軍人は大量にいるはず(例としてはウグレダルでやらかして死体の山を築いたムラドフなど)なので、この機に一掃すべきです。黒海艦隊とか特に。

    しかし、このタイミングで粛清ということはロシア軍夏季攻勢説は間違いだったんですかね?それとも粛清時でも攻勢可能なのでしょうか?普通に考えれば暫く粛清と再編に専念するでしょうが、今のロシア軍は質の低い軍でも攻勢可能に仕上がっているので迷いますね。

    13
      • Easy
      • 2024年 6月 05日

      プーチン大統領の思考は理解し難いことが多々あり。
      もしかしたら、夏季攻勢すらしないかもしれませんね。
      ウクライナはこのままインフラを破壊して冬まで待てば阿鼻叫喚の氷結地獄ですし。11月のトランプ大統領爆誕を待ってから、最も有利な条件で交渉を進めようとの腹づもりかもしれません。

      18
        •  
        • 2024年 6月 05日

        ウクライナって別にそんなに寒くないぞ
        かなり西の方だからシベリアに比べたら遥かに暖かい
        キーウも札幌より冬の気温高いし

        8
          • Easy
          • 2024年 6月 05日

          いや、たとえ札幌でもガスと電気無しで越冬することになったら,もはやそこは試される大地ですよ・・・
          基本的に現代文明生活はエネルギーが外部供給されることを前提に構築されていますから。

          28
            • たむごん
            • 2024年 6月 05日

            ガスと電気なしは、過酷だろうなと。

            上水道・下水道も、電気がなければ稼働しない訳ですし、井戸も凍りますからね…。

            8
              • たむごん
              • 2024年 6月 05日

              追記です。

              井戸水のポンプなど、周辺が凍るという趣旨です。

              2
                • Easy
                • 2024年 6月 05日

                都市生活だと、電気とガスが止まったら氷を溶かせないので。というかお湯も沸かせませんから、街のど真ん中で飢え死にしかねません。
                これ、もうウクライナの都市には事実上の死刑宣告が下っているように見えますよ
                。冬が来るまえにどこかに逃げないと。
                このインフラ攻撃は核攻撃より潜在的な被害が大きいような気がしますよ。

                12
                  • たむごん
                  • 2024年 6月 06日

                  仰る通りです。
                  焚き火なんかでは、どうにもならないですからね…

                  電力9割喪失とか、もうどうにもならないなと。
                  キーウの放送局ですら、放送中に停電になっている訳ですし。

                  ゼレンスキー大統領、対空ミサイルだけでなく、送電・発電機の喜捨を要求して支援国批判のパフォーマンスでもやるんでしょうかね?

                  (2024年6月4日 午後11:53 BOGDAN PARKHOMENKO
                  @parkhomenko_bog X)

                  6
          •  
          • 2024年 6月 05日

          キーウと札幌は同じ気温だった…

          冬の平均気温

          東京・・・6度
          札幌・・・マイナス3度
          キーウ・・・マイナス3度
          ハルキウ・・・マイナス5度
          モスクワ・・・マイナス6度
          旭川・・・マイナス7度
          ウランバートル(世界一寒い首都)・・・マイナス22度
          ヤクーツク(世界一寒い都市)・・・マイナス40度

          7
            • paxai
            • 2024年 6月 05日

            旭川って極寒のイメージあったけど大した事ない・・・いや寒いわ。

            4
          • jimama
          • 2024年 6月 05日

          外気温19℃でも凍死しますし旭川と同じだからというのはあんま関係ないような・・・
          というか冬の本州でも暖房無しだと室内で凍死とか普通にありますし

          9
          • ras
          • 2024年 6月 06日

          そう思ってバカンスに来たつもりの英仏軍が壊滅しかけたクリミア戦争というのがありましてね…

          4
        • 名無しくん
        • 2024年 6月 06日

        電力インフラについては、冬を待たづとも厳しいですよね。
        これから夏ですが、食料品保管の冷凍・冷蔵も難しい。(倉庫〜流通〜自宅まで) 当然A/Cなんて無理。
        そもそもウクライナ国内で製造生産・流通活動が行えてるのでしょうか?

        5
          • たむごん
          • 2024年 6月 06日

          あくまで個人的な推測です。

          ウクライナ東部を中心に、海運が使えないため流通効率は物凄い悪化しているのではないでしょうか。
          アゾフ海が使えなくなり、オデッサ・ミコライウ・ヘルソンの黒海海運もAISライブ船舶MAPを見ると停止しているようなレベルです。

          ロシアは、河川交通~ロストフ~ケルチ海峡~黒海ルート、黒海東部~黒海ルートの海運はAISライブ船舶MAPを見るといつも通り動いているように見えます。
          黒海艦隊襲撃、大々的に報道されていますが、ロシアの船舶往来は相変わらずだなあと…

          7
      • ミカ
      • 2024年 6月 05日

      >ロシア軍夏季攻勢説は間違いだったんですかね?

      何となくそんな気もする。
      予断を許さないとは言えウクライナ軍がハリコフの戦線をとりあえず安定させたし。
      スムイ方面も噂だけが先行して始まらないし。
      やるならハリコフが大混乱してるタイミングで仕掛けるのが効果的だったと思うのだが。
      まあ今から仕掛けてもウクライナ軍には厳しい結果にはなるのは間違いないけど、どうせやるなら効果が最大になる時にやると思うんだけどな。
      軍事援助も次々と届くし。

      7
    • つぐみ
    • 2024年 6月 05日

    このブログを毎日見ながら欧米人がロシアの実力を見誤った根本的な原因を考えてたけど、

    アメリカ率いる西側諸国が冷戦に勝利して自由民主主義国家が歴史の勝者として君臨し続けるという自惚れた認識がロシアに対するネガティブバイアスを強めて、ロシア崩壊論のネガティブ要因を過大評価してしまったのではないかなと

    日本人も中国の不動産バブルのニュースを見るたびに中国崩壊論を引っ張り出すけど、実際にはそんな簡単に崩壊しないし、

    民主主義が正義で権威主義が悪みたいな勧善懲悪ストーリーから抜け出せない限り、ロシアと中国に出し抜かれ続けるだろうね

    57
      • 特命がっかり長
      • 2024年 6月 05日

      開戦時からウクライナに渡す武器は小出し、たった数十両の戦車供与を「ロシアを刺激するかも」という理由で各国なかなか手を挙げませんでしたからね。
      今に至っても供与武器(ATACMS)でロシア国内の航空基地を攻撃するのはNGという舐めプを強いてる始末。
      この1年でのロシアの底力を何も学習していない。

      仰る通り、民主主義と権威主義は統治系統の話なので正義悪で語るのも変だなと思います。
      ただ個人的には、政治批判の発言や戦争反対の意思表示だけでしょっ引かれるのは御免こうむりたいですね。

      17
      •      
      • 2024年 6月 05日

      ある程度は、同意しますけど。

      >日本人も中国の不動産バブルのニュースを見るたびに中国崩壊論を引っ張り出すけど、実際にはそんな簡単に崩壊しないし
       中国崩壊論を叫ぶ一部の日本人って、他の分析・予測は当たるのでしょうか?
       たぶん、当たっていないと思いますよ。

      そもそも、まともな分析をする気があるのか(気持ちよくなるための結論ありきの分析)。
      知識や知性があるのか。  バイアス以前に根本が疑わしいですからね。

      13
    • 匿名
    • 2024年 6月 05日

    海の向こうで現場の軍人が政府を無視して独断専行でやりたい放題、政府は結局追認するばかりで規律は軽んじられ、挙げ句の果てに勝手に傀儡国家を建てたり戦争始めて最後には滅んだ国が昔あったので、粛清の形であれど風紀を保とうとするのはまだいい方かと。

    35
    • dft5
    • 2024年 6月 05日

    中国も習近平政権が汚職軍人(特に陸軍)を大規模に粛清した結果、組織効率が高まって一気に近代化しましたね。
    西側は中露の反腐敗運動を「権力闘争」としか考えていませんが、その考えは危険かもしれません。

    25
      • ふむ
      • 2024年 6月 05日

      向こうからしてみれば、腐敗による効率低下は文字通りの死活問題と捉えていても不思議はありませんからね
      弱ければフセインイラクのようにアメリカに滅ぼされるか、あるいはソ連のように自壊して食い荒らされると

      11
      • 匿名11号
      • 2024年 6月 05日

      >組織効率が高まって一気に近代化

      胡錦濤以前は存在しないことになっているのですね。大陸の専制全体主義国家はこれだから・・・

      7
        • dft5
        • 2024年 6月 06日

        ちゃんと認知していますが、胡錦濤政権までは中国陸軍の汚職や腐敗が酷く、さらに「中国軍=中国陸軍」のような状態でした。
        そのため統合作戦能力や各軍種間の情報共有能力は不十分でしたが、習近平政権の綱紀粛正+軍改革によって、統合作戦能力の向上やハイテク化が一気に進みました。
        習近平政権が綱紀粛正+軍改革をしていなければ、中国軍はここまで強くなっていなかったと思います。
        ちなみに、中国軍含めて中国の汚職や腐敗が酷くなったのは、江沢民が金権政治を行ったからですな。
        胡錦濤政権時の江沢民派は胡錦濤に抵抗していましたが、習近平政権は江沢民派をガンガン粛清しましたね。

        14
          • 匿名11号
          • 2024年 6月 06日

          政権が変わった後もその評価が変わってなければいいですけどねえ。

          2
            • dft5
            • 2024年 6月 06日

            習近平政権がプーチンみたいな暴挙に出なければ評価は変わらないと思いますよ。

            3
              • 匿名11号
              • 2024年 6月 07日

              そりゃあ政権が変わってない今は、そう言ったところで不都合はないですよね。

                • dft5
                • 2024年 6月 07日

                物事に絶対はありませんが、現状は習近平政権が変わっても評価は変わらない可能性が高いかと。
                中国軍の近代化が習近平政権で飛躍的進歩したのは事実ですし。

            • リック
            • 2024年 6月 06日

            少なくとも中国は軍経済共に江沢民政権時代と比較してその質量共に比較にならない程拡大していると言うのは明白な事実でしょう
            それを「過去の政権と比較して習近平を礼賛するためのプロパガンダだ」などと主張するような人間がいるとすれば
            その人物は全ての事象を習近平に結びつけてしまう習近平万能論に陥っていると思いますね

            4
    • イーロンマスク
    • 2024年 6月 05日

    上層部が粛清の対象で不安定な地位にあることは、組織全体を考えた時には逆に安定化をもたらす
    考え方としてはイギリスのノブレスオブリージュに近い(政治的な判断ミスで息子が死ぬ
    上層部が何をしても許される安寧とした階層になると国や組織はまぁ腐るね
    リスクを他所に押し付けるのが横行する文化は伸びない

    14
    • 傍観者
    • 2024年 6月 05日

    ポポフ少将については緊急に必要でなかった要塞建設用の金属建設資材を独断で売り払い、前線で緊急に必要な資材を調達したのが罪に問われたという説明をしている露系のサイトを見た。私腹を肥やしたわけではなく捜査は形式通り行われるが重罪には問われず、一定の時間が過ぎれば復帰するだろうという見解だった。スロビキンラインで有名なスロビキンもプリゴジン連座説で表面からは消えたが先行き復帰するのではないだろうか。平時には務まっていた無能で腐敗した高級将校に戦時での居場所はない。戦時には優秀な高級将校は宝だ当然使えるものは使うだろう。第二次大戦期のソ連軍では強制収容所に収監されていた高級将校が釈放されて直ちに前線で司令官や参謀として活動したケースなども多々ある。制度上、政治将校とのツインだが。
    独ソ戦でもウクライナ戦争でも政治も軍も祖国存亡の危機という点では一致しており亀裂は生じまい。ソ連軍や露軍にはそういった性格もあるという事は念頭においてもいいのではないか?毛沢東は「軍の真価は血を流して見なければわからない」といった。軍の価値は戦争をやってみなければわからないという事だ。

    21
    • ななしびと
    • 2024年 6月 05日

    内ゲバで更迭や左遷を行っているウクライナに比べると、プーチン大統領の人事が極めて合理的に行われているというのがよくわかる記事ですね。
    ロシアの政治体制に問題が無いまでは言わないものの、因果を踏まえ先を見据えた入れ替えが行えるというのは素晴らしいです。

    19
    • kitty
    • 2024年 6月 06日

    >恐らくプーチンは取り上げた利権を「軍の階級や秩序を重んじ、戦時中の国防予算で自身の懐を富ませる行為はほどほどにすべき」と理解している人物に与えるだろう。

    未だソ連な感じが草。
    汚職を全くしない人間なんて最初から期待していないんだろうなあ。

    7
      • 通りがかりさん
      • 2024年 6月 06日

      思ってる以上に世界の何処にでもあることですよ。本邦でも大小ニュースになるでしょう?

      17
      • 犬の〆
      • 2024年 6月 06日

      >汚職を全くしない人間なんて最初から期待していない
      というよりも、有能な人間なら汚職くらいするだろうし、そのくらい要領がよくないと政治権力の中枢でまともな仕事はできない。
      くらいのことは考えていそうですね。

      しかし、本邦を見るに、必要以上にクリーンな人材を求め過ぎたばかりに、能力のない声ばかり大きい人が悪目立ちしているような気がします。

      13
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