プーチン大統領は13日「(米国とウクライナが合意した)戦いを停止するという提案には賛成するが、停戦期間中にウクライナの動員や訓練、西側諸国の武器供給は継続されるのか、この事について米国と話し合う必要がある」と述べ、交渉立場が平等ではないことを強く示唆した格好だ。
参考:Российско-белорусские переговоры
参考:BREAKING: Putin ready for ceasefire but demands ‘guarantees’ depriving Ukraine of aid
ウクライナとロシアの交渉立場は「平等ではない」という事実も受け入れなければならない
米国とウクライナが合意した停戦は「無条件で戦いを止めてから停戦条件を話し合う」というもので、ロシア側は「我々に有利な停戦条件を事前に保証すべきだ」と主張しているものの、トランプ大統領は「もし停戦を拒めばロシアに壊滅的な経済制裁を課す」と警告、要するに「停戦条件を話し合う前に『4州割譲、中立、ウクライナ軍削減と言ったロシアの要求』に保証は与えない」「とにかく戦いを止めて協議のテーブルに着け」「もし拒むならロシアにとって壊滅的な経済制裁(恐らく原油価格の引き下げ)を課す」と要求した格好だ。

出典:МИД России
この提案についてプーチン大統領は13日「戦いを停止するという提案には賛成するが、この停戦は長期的な平和に繋がり、この危機を引き起こした根本的な原因を排除するものでなければならない」と述べ、露国営メディアが指摘していたように「トランプ大統領を刺激しない穏やかな方法」でボールを投げ返したが、中々際どいことにも言及している。
“停戦に同意したらクルスク地域の占領地はどうするのか、そこにいる全員が戦わず立ち去るのか、民間人に対して犯罪を犯したのに彼らを釈放するのか、それともウクライナ指導部は武器を捨てて降伏を命じるのか。停戦に同意したら2,000kmに及ぶ前線の問題を誰がどのように解決するのか、ロシア軍はほぼ全ての前線で前進している。停戦に同意したら30日間という時間はどのように使われるのか、ウクライナは停戦中も動員を続けるのか、動員した人々への訓練を続けるのか、武器供給は継続されるのか、それとも停戦期間中には何も行われないのか”

出典:Президента России
“そもそも停戦を誰が監視して管理するのか、誰が停戦を保証するのか、誰が2,000kmにも及ぶ前線の停戦違反を判断するのか、誰が停戦違反に対する責任は負うのか、これらの全てについて入念な検討な検討が必要だ。停戦といういう考え自体は正しく私もこれを支持するが、議論を要する問題が幾つもあり、このことについて米国と話し合う必要があると思う”
停戦を実行に移すには「様々な問題」で両国が取り決めを交わす必要があるものの、プーチン大統領が挙げた例は非常に恣意的で「(ロシア領クルスク州に侵攻したウクライナ軍兵士が)民間人に対して犯罪を犯したのに彼らを釈放するのか」「ウクライナ指導部は武器を捨てて降伏を命じるのか」と疑問を呈するなら「ウクライナ領に侵攻して戦争犯罪を犯したロシア軍兵士をどうするのか」と問わなければならず、そもそもロシア領に侵攻したウクライナ軍兵士をテロリストして扱うなら、ウクライナ領に侵攻したロシア軍兵士もテロリストとして扱うべきだ。

出典:Генеральний штаб ЗСУ
極めつけは「停戦が戦争再開に向けた準備期間であってはならない」という脈絡で語られた「停戦期間中の動員、訓練、武器供給の停止要求」を匂わせる言及で、この理想を実現するためウクライナに動員・訓練、西側諸国に武器供給の停止を求めるなら、ロシアも「同様の措置」を受け入れる用意がなければならず、現実的には「停戦が破綻する可能性=戦争再開に備えるな」というのは両国にとって無理な注文だろう。
ウクライナメディアはプーチン大統領の発言について「停戦条件として期間中の支援停止を保証しろと要求している」と報じており、もしトランプ政権がこれに応じれば「停戦期間」はロシアに利するばかりだが、残念ながら「停戦交渉における立場」は「信じる正義の正統性」ではなく「戦場の現実」に左右されるため、ウクライナとロシアの交渉立場は「平等ではない」という事実も受け入れるなければならない。
関連記事:トランプ大統領、もし停戦を拒めばロシアに壊滅的な経済制裁を課すと警告
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関連記事:ウクライナは条件付き停戦を受け入れ、米国は軍事援助と情報提供を即時再開
関連記事:トランプが推し進める米ロ中の世界、この実現にウクライナは邪魔な存在
関連記事:ゼレンスキーとトランプ政権の間で激しい口論、欧州諸国はウクライナ支持を表明
※アイキャッチ画像の出典:Donald J. Trump
ウクライナ国民と軍の実態がどうであれ軍事支援再開された上に30日間も停戦してたら軍の休養や再編成を済ませられるからそこら辺は指摘されるよなあ…
あとクルスクの件も案の定感はありますね。
ロイターの記事でも触れられてましたが、批判的よりは、中立的な様子見という立場かなと感じましたね。米国とロシアの対立が続くのが世界全体の安全保障に良くないというのは、誰もが共通の前提としてはあるので。
プーチン氏、停戦巡る米提案に同意 「根源要因」排除に協議必要
トランプ氏「ロシアの正しい対応に期待」、ウクライナの停戦巡り
トランプ米大統領は13日、ウィトコフ中東担当特使がウクライナ紛争の終結に向けてロシアと真剣な協議を行っていると明らかにした。
トランプ大統領はプーチン大統領と協議する用意があると改めて表明した。
プーチン大統領は同日、ロシアはウクライナとの停戦に向けた米国の提案に同意するとしつつも、多くの事項で詳細を詰めなければならないと述べた。
続報が出ていたので追記です。
ウクライナ、ロシアとの「紛争の凍結」に同意せず=大統領府長官
「プーチン氏は停戦望まず」、米国案拒否の構え ゼレンスキー氏が警戒感
中身も見ましたが、バイデン政権時代と違い、ゼレンスキー政権に好意的な書き方とはあまり感じませんでしたね。「和平の障害」とまでは言い過ぎでしょうが、「余計な口を出してこないことを望む」といった雰囲気を感じる文面です。やはり、首脳会談で口論になったのは、良い印象は与えていないようです。
>そもそもロシア領に侵攻したウクライナ軍兵士をテロリストして扱うなら、ウクライナ領に侵攻したロシア軍兵士もテロリストとして扱うべきだ
ここが、プーチン政権の「立場としての用意周到さ」の現れだと思います。戦争が終わるとき、停戦などの合意の交渉を始める際に、欧米側がそのように反応してくることは誰でも予想できる。だからこそ建前論は詭弁レベルであっても重要になる。
クルスクは、国際連合も欧米も全てが認めるロシア領。「侵略行為」や「越境攻撃」という表現の違いはあれど、ロシア領だとゼレンスキー政権も認めるからこそ、交換材料としていた。これを正式なウクライナ軍の宣戦布告とはロシアは捉えず、テロリストの駆逐作戦と扱った。言い方を変えれば、“ウクライナ軍の一部の独断、アゾフ連隊の犯罪行為”ということにも出来、例えば今回解任されたクルスク司令官を【越境将軍】に仕立て上げれば、ウクライナ政府と民には罪はないという、米国にも決して都合は悪くない後出しジャンケンも可能。
対して、ルガンスク人民共和国とドネツク人民共和国へのロシア軍は2022年2月22日に「独立を承認」→援軍としての「特別軍事作戦」。その後イスタンブール合意へ向けてキエフの包囲を解いて撤収にも応じている。これら詭弁を駆使すれば、【両国は一度として正式な戦争下になかった】ということにして、ウクライナはアメリカの監督の下、“戦争へ導こうとした犯罪者だけ”を処罰。ロシアは、“トランプ政権との協力の下、ウクライナの正常化は為された”ということで、特別軍事作戦を終了。などの落とし所へ様々な可能性を残しつつも協議を進める事ができる。
バイデン政権などは、こういうときに常に子供じみた観念論ばかりを持ち出して相手を非難することだけに終止するから、何も外交的な話し合いが進まなかったのだろう(自分たちの面子のためだけにウクライナを過剰に擁護する)。
追記です。
紛争、戦争に値する行為への善悪の是非ほど難しい判断はないことを前提として、ロシアのプーチン政権は最初から常に「どのように終わらせるか」も念頭に置いて動いていた。だからこその【特別軍事作戦】であり、あるいは不首尾になった場合の妥協案とて用意はしていたのでしょう。対して、ウクライナのゼレンスキー政権は全領土の軍事力による奪還という「自分達の完全勝利」以外を終わらせ方に置いておらず、バイデン政権は全面的にそれを支持していた。
この軍事侵攻で、ロシアは一度も【何処まで軍を進めれば勝利か】を言明していない。つまりは曖昧で、和平や停戦交渉時にいくらでもゴールを動かせる準備をしていた。無理なゴールを先に設定してしまい、クルスクなどからも面子の問題で引けなくなったゼレンスキー政権との差は、軍事の優劣以外に外交面でも現れていると思います。
ウクライナはアメリカの支援再開を引き出すと同時に「NATO加盟を絶対に諦めない」などと主張してるんですね
なんというか……
一時休戦はトランプの面子で成り立っても、終戦どころか停戦も無理そうな感じじゃないですかね
そもそもNATO加盟にウクライナの利益はあまり無かった気がしますね。
結局、領土の侵害はロシアとの関係さえ気をつけていればないようなものなのですから、なぜわざわざロシアと対立構造を持つNATOに入りたかったのか。
EU加盟はプーチンも認めて居たのですから、よく分からないですね。まあ、EU加盟したとしても経済力の格差から若い人の流出がとまらず、少子化も相まってあまり好い未来は見えないすけどね。
送信失敗したので、分けて再送信試してます。重なっていたら片方無視してください。
>そもそもロシア領に侵攻したウクライナ軍兵士をテロリストして扱うなら、ウクライナ領に侵攻したロシア軍兵士もテロリストとして扱うべきだ
ここが、プーチン政権の「立場としての用意周到さ」の現れだと思います。戦争が終わるとき、停戦などの合意の交渉を始める際に、欧米側がそのように反応してくることは誰でも予想できる。だからこそ建前論は詭弁レベルであっても重要になる。
クルスクは、国際連合も欧米も全てが認めるロシア領。「侵略行為」や「越境攻撃」という表現の違いはあれど、ロシア領だとゼレンスキー政権も認めるからこそ、交換材料としていた。これを正式なウクライナ軍の宣戦布告とはロシアは捉えず、テロリストの駆逐作戦と扱った。言い方を変えれば、“ウクライナ軍の一部の独断、アゾフ連隊の犯罪行為”ということにも出来、例えば今回解任されたクルスク司令官を【越境将軍】に仕立て上げれば、ウクライナ政府と民には罪はないという、米国にも決して都合は悪くない後出しジャンケンも可能。
ロシア市民に大規模動員をおこなえば政体がゆらぐというロシア側の都合が占める割合が大きいのでは
その点どうなんでしょうか?
数年前ならともかく、今の時点の状況(クルスク侵攻後、ロシア優勢)でそれほど影響があるでしょうか?
「もう一押し」で勝てる戦争だったらそれほど民衆の反発もないと思いますが。
とはいえ情勢は流動的なのでなんとも言えませんが。
ロシアは毎月少なくとも2万人の新たな契約兵を獲得することができ、毎月の戦死と重傷はせいぜい1万人にすぎない
ずっと順調に増兵を進めていますよ、そもそも動員する必要はありません
イロヴァイスクやデヴァルツェボのようにウクライナが停戦を悪用する事態を防がなきゃなんの意味もないのだからプーチンの要求は当然のもの
クルスクでこれだけボロクソにやられてるのに五分の手打ちにして対等を要求するとかそんな舐めた話は受け入れられるわけがない
プーチン大統領のこの返答に対してトランプも好意的な反応を見せてるので、おそらくこれから条件交渉が始まるんでしょうね。
ウクライナに対しては安全保障確約などの条件を捨てさせたのに対し、ロシアとは条件の交渉に応じるというのも「戦場の現実」を反映した側面があるんでしょう。
どうせ、ロシアは部隊の再編補充するのだから。
インフラの再建能力に天と地の差がありますから、両者の再軍備停止を条件に盛り込んだところで、停戦ラインまでの道路、鉄道復興作業だけでも、「兵站準備」ではロシア有利になるでしょう。これらは平和裏に進める事が可能です。古の話ですが、トライアヌス帝のローマと、ダキア王デケバロスの第一次戦争の休戦期間がそうなりました(隧道とトライアヌス橋)。それに焦ったデケバロスが休戦を反故にし、トライアヌスの再出兵にて滅ぼされた、というのが、勝者であるローマの語る物語です。実際がどうだったかは別儀として。
検討に検討を重ね、慎重な検討を行うことを決定いたしました。
前向きに検討しつつ、慎重に善処していきたく、今後の念入りな交渉のご期待に沿えるよう、最大限の努力を払うことをお約束いたします。
まぁクルスク完全掃討までの時間稼ぎだろうから
数日で条件のいくつかは撤回されるでしょ
とはいえ、トランプ相手の場合、道理ではこうだと世界に向けて表明しておく必要はあれど、道理で交渉すべきでないのもまた然り。
「ディール野郎」にはディールベースで応じると。
ゼレンスキーのやらかしはここにもあり。
結局「まず安保」は事実上取り下げさせられたわけで。
つまり、トランプのメンツを立ててやるための対価としての、経済的実利(制裁解除など)の引き出しを最大化するディールを為そうとしているのかもしれません。
ウクライナは「限られた時間」を得る、ロシアは「期限付き停戦」からでも実利を得る。これがギリッギリの落としどころか。
殴り合いの喧嘩を止めろと怒鳴り込んできた強面おじさんに、
・その心には同意するけど、、、
・やめてる間に双方が新たな凶器を準備してもいいの?
・双方が負った怪我の治療と補償はどうするの?
・誰が喧嘩しないように手足を押さえ込むの?
っと大枠で同意しつつ、具体的な質問でボールを返してしまった熊のプーさん。
力でねじ伏せるつもりだった強面おじさん、反対じゃなく質問と言う曲球が返ってきて面食らったのでは。
次に強面おじさんが投げるボールが喧嘩を止める絶好球であることを期待します。
外交交渉は、様々な立場の正義のぶつかり合いを、言葉のキャッチボールでまとめ上げるものなんですね。
米宇露とも喧嘩じゃなく、交渉の話し合いの場で頑張れ!
いや、コワモテおじさんは条件交渉大好きおじさんでもあるので。
国土を全部取り返してNATOに加盟させろ!と叫ぶだけの原理主義者より、交渉を持ち掛けられる方がよっぽどありがたいでしょう。
停戦交渉禁止の法律、考えてみれば、これなんなんでしょうね…
日本周辺では、韓国は大統領逮捕~釈放でどうなるのか不透明・台湾は半導体の米国移転動向・フィリピンはドゥテルテ逮捕受入の意図・豪州沖は中国海軍の実弾演習など。
日本目線で言えば、遠く関係の薄いウクライナよりも、重要な周辺国が厳しい安全保障観環境だなと感じています。
TSMCが米国へ製造拠点を新設する話は関税で脅した成果という見方が一般的だし、まあ多分そのとおりなんですが
半導体製造で一番大変なのはプロセス開発なんですよね
それにも関わらず研究開発の拠点は台湾から出てないのでシリコンシールドは崩れてないと考えます
結局は米国企業であるIntelのポジションを更に不利なものにしただけという可能性がありますね
アメリカのファブレス(半導体設計専門)の企業がTSMC一社に依存する状況は明らかに安全保障上のマイナスです
一方でトランプは台湾の安全保障へのコミットを減らそうとしているという台湾国内からの指摘もあり
アメリカの半導体製造のシェア(ウェハの生産枚数)だけが向上すれば良いのか?というチグハグ感は否めません
加えて補助金と関税の対比ですが
補助金を通じてアメリカ政府との契約があったCHIPS Actと異なり、この度のTSMCの投資計画には何の制約もありませんので、TSMCは何時でも投資計画を白紙に戻せます
またIntelはRAMP-Cプロジェクトを通じてIBM、EDAサプライヤー、大手ファブレス企業、防衛産業と協業しファウンドリ部門を立ち上げつつあります
(前述の企業は補助金によって通常は高く付くIntelの製造キャパシティに低コストでアクセスができ、これによってR&Dが加速した)
おそらくRAMP-Cがなければ2025-26のタイムフレームでIntelのリーディングエッジが他企業に解放されることはなかったはずです
EDAとIPがなければ何も作れないので……
本来ならTSMCに米国内への投資を促す一方で、RAMP-Cの後継に当たるプロジェクトを立ち上げて
Intel 18Aに乗り遅れてる他のファブレス企業が設計・製造を移行できるように補助するのが正着手だと思います
(実際に移行するかしないか、は重要ではなく何時でもできるという環境が必要)
トランプの補助金嫌いはここで負の面が出てるなと感じます
外交交渉はいいですね
死人が出ないから
経緯を考えればロシア側の言うことはごもっともです
我々も当然に停戦に賛成ではあるがその前に何点か重要なこと確認させて頂けますかという感じで、停戦条件によっては一時停戦は考慮していると時間稼ぎやすくしながら姿勢を明確にせずトランプの面子もあるので上手いこと返答してますね。
まあ本音では今迄の露の主張を一歩も譲る気は無いし、主張通らぬなら武力で解決させて貰うとの考えは微塵の揺らぎも無いでしょうね。
このプーチンの主張でロシアは今後「いくらでも継戦可能だ」
ということが個人的に分かってしまいました
俺が注目しているのは、未だ「ロシアは近いうちに崩壊する!」
という戯言をほざいている我が国の害悪メディア、YouTuber 、
自称専門家達は、どのような言い訳をして責任を取るのか?
我が国の一般世論を惑わした責任はある。この一点ですね
まあ無様な醜態が展開されるでしょうが、拝見いたします
未だ、ロシアはウクライナに負けてるとか
もう崩壊寸前だとか妄言言ってる人間多いですからねぇ。
頭抱えちゃいますよ。
問題なのは経済とか予算だとは思う
年金の積み立ては全額使い果たした
中央銀行の持つ金塊及び債券は半分以上売り払った
金利が10%を超える状態で銀行にほぼ無金利の債券を押しつけている
これのせいで殆どの銀行が深刻な赤字が避けられず何かテコ入れ無いと持たない
この辺りから予想されるのは、数年以内のデノミか再共産化辺りと思ってます
ただまあ、ロシアの崩壊じゃ無くてソ連に戻るだけなんだよねコレ
混乱で戦争継続が不可能になるんじゃなくて畑から兵隊が取れるもっとヤバイ国家になってウクライナが詰む気がするのよ
盗人猛々しいとは、まさにこのロシアの振る舞いのことだな
>停戦といういう考え自体は正しく私もこれを支持するが、
議論を要する問題が幾つもあり、このことについて米国と
話し合う必要があると思う
ミリオタニキ諸兄もご承知の通りですが、ウクライナも
ヨーロッパ諸国も、米露は完全に無視なんですね、、、
我が国もヨーロッパ諸国も属国に過ぎないのだと改めて実感
10年前のロシアはヨーロッパやウクライナをまだ交渉相手にしていた感がありますが、やはりミンスク合意の失敗とその後の経過が大きかったんでしょうね。
2021年末の時点でアメリカとの直接交渉のみを求める姿勢に変化しています。
バイデンはそれを相手にせずヨーロッパとウクライナと対話する姿勢を貫きましたが、トランプは第一次政権の頃からアメリカの防衛力にぶら下がっているNATO諸国に対して非常に冷たいですからね。
こうなるのも予見されていた結果でしょう。
平等という観点では、ウクライナに対して一時停戦中の軍備再編を禁止するのは極めて不平等ですが、信用という観点ではミンスク合意を軍備再編のための時間稼ぎとした実例があるので、残念ながらロシアの要求も当然としか言いようがありません
恒久的な停戦を本当に目指すのであれば、一時停戦期間中の軍備再編は不要だろうという主張をされると苦しいですし、何より現時点で状況はロシア側優位のためウクライナは譲歩する側になります
何度も指摘されていますが、もっと軍事力が残っている段階で停戦交渉すべきだったとしか言えません
クルスクの崩壊具合と、ポクロウシク以外の戦線は相変わらず押されていることからも、今のラインを維持することすらウクライナの人的資源では不可能なのは立証されてしまいましたからね。「どこまで出来る」のか明確になってしまってからでは、劣勢な側の交渉が余計に不利になります。おっしゃる通り、2023年の反転攻勢の失敗が明白になった10月頃には、停戦交渉を始めるべきでした。ザルジニー元総司令官を更迭してまで継戦した意義が問われます。あの頃から、状況は何も良くならず、悪化する一方なのですから。
まさに仰る通りと思います。
トップリーダーが、国内批判覚悟で何とかするべきでしたが、アルメニア=アゼルバイジャンのように早期停戦への高度な判断を実行するのは難しいですね。
日本を含めた他国にとって、4年目となればいつまでもウクライナ問題がトップ課題ではなく政権交代もあるわけで、時間の経過はウクライナに味方しない面もあるなと感じています。
バイデンではトップブリーダーにすらなれませんでした。
クルスク侵攻について、管理人様の過去記事を拝見していると。
バイデン政権は、ウクライナが『Out of Control』なのも感じられたため、ちょっと恐ろしいものですね…
トランプ大統領は、米宇首脳会談での紆余曲折もありましたが、『Under Control』と示せたのは少しほっとしています。
自分がやる=相手もやると思っているから出てくる要求です。
ウクライナにはしないように要求、プーチンは動員・訓練・兵器製造を停戦中に進める訳ですか。
もちろんです。負けている方は勝っている方に停戦してもらうのですから当然です。ウクライナとロシアは残念ながら対等ではありません。
まあ、ポツダム宣言に日本の動員・訓練・兵器製造の停止、禁止が盛り込まれることはあっても、アメリカ、ソ連、イギリスの動員・訓練・兵器製造停止も一緒に入ることはありえませんからね。
歴史的には武装を禁止したら竹島みたいな事が起きると証明されました。
サクっと交渉のテーブルに着いて条件交渉のフェーズに入ってるのがすごい。
この事実だけでバイデンが如何に○○野郎だったかわかる
終戦後に裁かれればいいのだがな
トランプがやってくれても私は非難しません
凄く優秀な交渉入りだなあと思います。
アメリカはともかく欧州とゼレンスキーは明らかに停戦期間を利用し軍隊の強化をする事を望んでます。
それ故に散々反トランプしてたのに掌返しで停戦に賛成したのでしょう。彼らが本心では終戦は望んでいないのは分かる。
また停戦するから軍事援助を止めろってのはトランプには非常に受け入れやすい提案でもあります。
だって数日前まで実際に止めてましたし再度停止するにしても「停戦」が理由なら朝令暮改との批判はされないでしょう。
問題は欧州がトランプと足並み合わせて軍事援助を停止する決断が出来るかどうか・・・
こう考えるとボールは欧州に投げられたのでは?と思う次第。
そういえば、11日のウクライナ合意についてヨーロッパから良いも悪いも伝わってきてない気が。
蚊帳の外・・ってコト?
>>残念ながら「停戦交渉における立場」は「信じる正義の正統性」ではなく「戦場の現実」に左右されるため、ウクライナとロシアの交渉立場は「平等ではない」という事実も受け入れるなければならない。
これは全くその通りだ。
「戦場で失ったものは机の上で取り返すことは出来ない」というのは古来の格言だ。正義は交戦国の双方にあり山と積まれている。
プーチンの提案は現実を直視したものでより広範だ。負けてる側が立ち直るための停戦は許さない。ミンスク1.2 イスタンブール交渉を経てのロシアの立場をよく表している。米はウクライナへの安全の保障は拒否しウクライナは其れを受け入れたが、プーチンはウクライナが停戦条件や交渉結果の履行を米が保証できるかと問うている。
このばあいはウクライナが協定や交渉結果に違反した場合、米がウクライナやEUに対しても履行を強制する必要が出てくる。それが仲裁者の役割だ。
NATOという首輪つけなきゃね
要はウクライナには再編許さないが、ロシアはやりますと
バカを騙せればよい詐欺師の手口とおんなじですな
地上での停戦はないので、こんな条件は全くのナンセンスで受け入れられるはずもありませんな
早いとこプーチンと交渉する無益さを理解できればいいんだが、だいぶ先になりそうだ
詐欺師ではなく正直に告白しているだけですよ
今になっても双方が平等な条件を得るべきだと思っているのが詐欺だよ
「無駄な抵抗を続けていたらどうなってもしらないよ」ある意味最も誠実な言葉です
>要はウクライナには再編許さないが、ロシアはやります
そもそも、再編云々の前に、このまま戦ってもロシアは勝てるわけですから。クルスクの現実がそれを物語っています。ウクライナはロシアの占領地を全て奪還できておらずますます奪われ、ロシアはウクライナの占領地を全て奪還できる。その出来る、出来ないが、再編をする意味にも表れます。再編をしたところでウクライナはロシアに勝てないんです。
>早いとこプーチンと交渉する無益さを理解できればいいんだが、だいぶ先になりそうだ
だいぶ先までウクライナが持たないから、停戦交渉の話になったのですよ。そして、トランプ政権はだいぶ先までウクライナを支援する気がなく、米国に国益がない。ゼレンスキー政権も、軍事で勝てると思ってたときは一度もプーチン政権と交渉しようとせず、今になって追い詰められてから米国の停戦案に渋々同意しただけ。
既に停戦期間中の諸々の交渉が実務者レベルで始まってるでしょう
近日中にトランプとプーチンの電話会談を行い、そこで「停戦に向けて大きく前進できた」と発表してトランプに花を持たせる前フリでは
交渉環境が整えば、ロシア側が望むものも分かりやすい形で、表面化してきますね。
30日の停戦期間の問題点についても、たしかにその通りなわけで、トランプ政権がどのように返すのか興味深いです。
(停戦交渉中に)クルスク侵攻失敗・スジャ喪失は、政治外交面のダメージが非常に大きいですから、ウクライナ上層部が自ら外交マターに格上げ・宣伝に使い過ぎた厳しさを感じてしまいます。
ロシアとしては当然の要求でしょうね。トランプ氏はこのボールどう受け止めるでしょうか
停戦を最優先するのであればこの条件を受け入れて停戦させる方向でウクライナに圧力掛ける判断もあるのですが、
ウクライナと欧州各国は当然反発するでしょうし…
そもそも停戦の仲介なんて両勢力に気を遣う作業がトランプ氏の性向的に向いてるとは思えず、
宇露両国とも停戦する気ない!もう好きにすればいい!と放り投げるのではと見てますが、ひとまずは見守りたいです。
非常に抑制的、建設的、実務的で中立的立場の人には好印象を持たれるのでは?
ゼレンスキー政権が勝負を仕掛けなければ停戦は時間の問題だと思います。
終戦ですらない停戦のためだけにトランプの行為で何人の無駄なウクライナ人、ロシア人、そして両陣営の義勇兵が死んだのか。死神プーチンよりタチの悪い死神にすら思えてくる。日米安保もあって基地もある日本はウクライナとは事情が異なるとはいえ、トランプ政権下で日本にアメリカがどこまで助けになるのだろうかという信頼が揺らいでいる。少なくともトランプのような政権が終わるまで不利になるない程度には日本単独で守り切れる戦力がなければ日本も同じ轍を踏むだろう。
え、それトランプじゃなくてボ◯老人バイデンの事ですよね?
2年以上何もしない、何もできなかったボ◯バイデンの方が、
就任して僅か2か月で停戦交渉を本格化させたトランプより
優秀だったということですか?よく分からない
アメリカが本気出せばこうなるのは当たり前で、トランプが
凄く優秀というより、バイデンが無能+何らかの黒い意図で
動いていなかったということです。ヨーロッパも然りです
アメリカに対する信頼なんぞ、俺は今世紀に入って完全に
消滅していますが、未だ信頼をしていた方が多いのでしょうね
褒めてる人多いけど交渉につくこと自体に条件を付けたのは失敗な気がする
ボロ勝ちの相手にテーブルについてもらうのに条件付けるのは愚かでしょう。
一時的に停戦して交渉しましょう以外の要求はないのでは
(継戦否定派がよく言及する)2022年のゼレンスキーと一緒で戦場で勝って有利な側が引き際をわきまえてこそでしょ
それに交渉の席につかないってことは、戦争を続けたいのはウクライナではなくロシアという言説を裏付けるものに思える
ここのコメント欄って、殺伐としてるね。あれかな?イデオロギーが鉄のカーテン状態なのかな?戦争って、イデオロギーが絡むせいで、複雑性を増していくし何より厄介なのは、この世界全てがそういった、脆弱な存在で作られているから逃げようがないということだよね。まるで、胡瓜のぬか漬け。
そうかなあ?他の軍事まとめ系のサイトとか匿名掲示板で罵倒し合う様をご覧になってみると宜しいですよ。
付和雷同のコメントには情報としての重みはなく、ハートマークを押下すれば済むように思います。少なくとも私はそうします。それ以上の意味のあるやりとりを期するのは大なり小なり意見の完全な一致を見ないからこそですが、それを殺伐と評するのは乱暴だと私は思います。
コメント欄の皆さん、博識な方が多く、丁寧に教え下さるんですよね。
部隊配置~OSINT~海外ニュースまで、勉強になる事が、皆さん幅広いんですよ。
ゴモラさん、イデオロギーの部分にご興味あるように見受けました。
コメント欄の皆様は東西陣営~第3陣営までお詳しい方いらっしゃいますから、面白い情報が帰ってきて有益と思いますよ。
そうなんですか、というか良く分かりましたね。勉強になります。有難う、
時間稼ぎには応じないということね
政治ネタはレスバをする所だぞ
殺伐として当然
だからこそ盛り上がる訳だが
ドルでの石油決済の禁止がカードっぽいですが、禁止されても別の通貨で決済されるだけの気が
石油のドル決済が減るのはドルにとってデメリットですらある、
ドルとは石油交換権として価値が保証されているのに
記事の中に
>>「もし拒むならロシアにとって壊滅的な経済制裁(恐らく原油価格の引き下げ)を課す」と要求した格好だ
と記載があるのですが、
たぶん
アメリカのトランプ大統領は23日、OPEC=石油輸出国機構に原油価格の引き下げを要請すると表明しました。
の話を元にしてるんだと思うんですが、これはロシアにとって相当な打撃になるのでしょうか?
相当な打撃になるほどの値下げをOPECにさせることは可能なのでしょうか?(トランプ大統領の命令の権限の範囲がOPECに及ぶのか?)
バイデンが何度も要請してるけど全部無視されてる
カショギ事件で対立していたバイデンみたいな扱いされないだろうけど、それを飲むメリットが産油国にない。
限りある資源を安売りして財政を悪化させろなんて要請を聞くほどのメリットを提示できるとは思えない。
ソ連時代と違ってイデオロギー的な対立がないどころかむしろロシアは宗教保護より、そこはトランプも同じだけどキリスト教色が強いからな。
阿保のトランプに停戦は無理