ロシア外務省は米露首脳会談でプーチン大統領が提案していた新しい安全保障条約の草案内容を17日に公開、ロシアはウクライナ侵攻を人質に「米国とNATOに後ろへ下がれ」と突きつけた格好だ。
参考:МИД опубликовал проекты договоров с США и НАТО о гарантиях безопасности
ロシア提出の草案ベースで交渉に応じれば、問題の争点がウクライナではなく東欧加盟国に拡大=問題の趣旨がすり替わる
ロシア外務省は米露首脳会談でプーチン大統領が提案していた新しい安全保障条約の草案内容を17日に公開、NATOは東に拡大させた勢力範囲をロールバックさせて旧ソ連諸国の加盟を停止することを要求していると報じられているが草案内容の骨格は以下の通りだ。
- NATOはこれ以上の拡大を停止してウクライナの加盟を排除する
- 1997年5月時点で駐留していた国以外に追加で兵力や装備を駐留させない
- NATOはウクライナ、東欧、南コーカサス、中央アジアにおける軍事活動を一切行わない
- NATOとロシアは互いの安全保障の脅威となる地域への兵力・装備の配備を行わない
- 核兵器や非核兵器を搭載した爆撃機を自国の空域外に飛ばして相手を攻撃することを控える
- 中距離~短距離ミサイルを配備して互いの国を攻撃するような行為を行わない
- 相手国の領土内目標を攻撃可能な水域に軍艦を保有することを控える
- 核兵器の使用を前提にした軍事演習を行わない
- 核兵器を保有していない国に核兵器を使用する演習を行わない
- 合意した国境地帯で旅団規模を超える演習などは実施しない
- 定期的に演習内容について情報交換を行う
- 当事者同士が互いに敵視せず紛争解決に武力を用いないことで合意することを確認する
- NATOとロシアはホットラインを開設する
- 米国はさらなる東への拡大をNATOが追求せず旧ソ連諸国を同盟に加盟させないことを約束する
- 米国は旧ソ連諸国に軍事基地を建設したり兵力を駐留させたりしないことを約束する
つまりロシアはNATOに対してウクライナの加盟を拒否、旧ソ連諸国の加盟国(チェコ、ハンガリー、ポーランド、ブルガリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、アルバニア、クロアチア、モンテネグロ)に他のNATO加盟国から兵力や装備を派遣して駐留することを制限。

出典:Patrickneil / CC BY-SA 3.0
旧ソ連諸国で加盟国の東欧13ヶ国と未加盟のウクライナ+南コーカサスのジョージア+中央アジアのカザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンでNATOが軍事的活動や支援などを行うことを制限、モスクワを直接狙えるICBM以下の射程を備えたた兵器を陸海空の全てから遠ざけろとNATOに要求しており、これをNATOではなく米国に保証しろと言っているのだがコレは交渉を始めるための叩き台なので米国やNATOが丸呑みする可能性は低い。
恐らく最初に大きな要求を付きつけて「譲歩」という形で現実的なロシアの狙いに落とし込むの目的で、プーチン大統領が本当に狙っているのはNATOの東への拡大停止(ウクライナやジョージアの加盟拒否)、東欧加盟国の中でロシア(親ロシアのベラルーシを含む)と国境を接するエストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、黒海に面するルーマニア、ブルガリアへの兵力展開を制限=ロシアとNATOの間に間接的な緩衝地帯を作ることで合意する辺りだろう。

出典:Photo by Staff Sgt. Keith Anderson
ただ米露首脳会談でバイデン大統領は「ロシアとの交渉に応じる」とは言ったもののプーチン大統領はウクライナ侵攻を人質に「米国とNATOに後ろへ下がれ」と突きつけた格好なので、これに応じれば交渉の争点がウクライナではなく東欧加盟国に拡大=問題の趣旨がすり替わるためロシアが発表した草案ベースでの交渉に応じるのかは微妙だ。
何とっても東欧13ヶ国の加盟国は未加盟のウクライナやジョージアとは異なりNATOの防衛義務が発生しているため、何の権利もないロシアの要求=兵力や装備の駐留制限を受け入れればNATO自体の存在意義が失われかねない。
果たしてウクライナ問題やロシアとNATO間の新しい安全保障条約は今後どのように推移してくのだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:President of Russia
詳細な記事をありがとうございます。
>NATOとロシアは互いの安全保障の脅威となる地域への兵力・装備の配備を行わない。
ウラル山脈以西を非武装化するなら、いいんじゃないかな?
そして、ウラル山脈以東は、中国領になる。
この条件であれば自分なら光の速さでロシアの条件を丸呑みしますが何か問題でも?(真顔)
なお要求を飲んでもロシアの軍事力増強は止まらずまたいちゃもんつけられて最終的には個別で併合される模様
光の速さでロシアの条件を丸呑みしたらNATOの存在意義が喪失し、欧米(特に米)の信頼性は失墜する。
「ロシアのやり方を欧米は承諾する」と世界が分かったら、台湾に侵攻しても欧米の軍事介入はないと中国は判断するでしょうね。
ロシアがウクライナに侵攻しても軍事的な介入はしないと言ってますし
経済制裁だけで後は我々は知りませんって言ってますよ?
実際にウクライナ侵攻が起きたらこっちのほうがはるかに欧米の信頼性は
失墜するんじゃないですかねえ?そして中国もこれを見たら経済制裁だけで
欧米の軍事介入はないと判断するんじゃないですか?
だったら別に無茶な要求してるわけでもないしロシアの提案を受け入れて、
ウクライナ侵攻も起きず何事もなくてなかったね、というほうが
個人的にはいいと思うんですがどうなんですかね?
ロシアはNATOの行動に干渉する権利がないのにこれを認めたらロシアの言いなりなることを認めたことになる。
わかりやすく言えば中国が日本侵攻をすると脅して米国に日米安保に基づいて駐留している米軍をグアムやハワイに引き上げろと要求してようなもん。
どれだけ米国や周辺国が戦争になるよりマシだといって米軍の後退を支持しても、当事者の日本にとっては容認できないし、日米安保の内容に中国が干渉してくること自体おかしいと思うだろ?
いやー例えがおかしくないすか?誰も引き上げろとは言ってないでしょ
>1997年5月時点で駐留していた国以外に追加で兵力や装備を駐留させない
どこをどう解釈したらそうなるんですかねえ?
そちらの例で言えば日本や韓国以外の国、例えばベトナムとか台湾などに
追加で米軍を駐留させないでくれないかっていうことですが?
しかもこれ干渉じゃなくて、交渉ですよ?
交渉=干渉というならもう取り付く島もないですな。
1997年5月時点で駐留していた国以外に追加で兵力や装備を駐留させないということは1997年5月以降に加盟した東欧の加盟国にNATOが派遣している軍を引き上げろという意味ですけど?
> 1997年5月時点で駐留していた国以外に追加で兵力や装備を駐留させないということは
“追加で”兵力や装備を駐留させないということは
横からだけどNATOはウクライナ、東欧、南コーカサス、中央アジアにおける軍事活動を一切行わないと明記してるし、NATO加盟国の東欧配備はローテンション制だから定期的に入れ替わっている。
貴方の解釈は杓子定規で実態と掛け離れているから、NATOが派遣している軍を引き上げろという解釈で合ってるよ。
ローテーションは“追加”に含まれるんだ?
追加
“ 既にあるものをさらに加えることや足りないものを補うこと、あるいは増加したものや付け加えたものなどを意味する表現。”
ローテーション
“ 交替すること。循環すること。「ローテーションを組む」”
あのさNATO加盟国の派遣軍は統一構成じゃないから、人数や装備の数だって派遣する国よって増減があるんだよ。
国語辞典を広げて言葉の意味を調べるより、もっと実情を調べた方がいいよ。
> あのさNATO加盟国の派遣軍は統一構成じゃないから、人数や装備の数だって派遣する国よって増減があるんだよ。
だから、最悪の場合でも“追加”とみなされない方法をとれば良いのであって、俺はロシアの要求を飲むべきだとは言っていない。
ロシアが“追加”をするなっと言ってるのなら、『それは現存戦力の撤退をしろ』って言ってんじゃねーよなってロシアにいってやるべきなのだ。
言葉だけならそうだろうけど、装備の保守やらなんやらでの交代やアップグレードも引っかかる可能性があるからバカ正直に「うん」とは言えない条件でしょ
ちな横からです
交渉で重要なのは正確な語句であり、相手が言っている言葉を正確に捉えられなければ意味がない。
追加はダメとロシアが言っているなら、追加と受け止められない方法でで防衛基盤を整えなければならない。
俺は要求を飲むべきだとは言っていない。
訂正
追加がダメと言うロシアの主張を飲まなければならないような事態に陥っても、追加とは受け止められないような方法で防衛基盤を整えるべきだ。
飲むべきだとは言ってないのになぜロシアの言うことを実行する必要があるんだ?
それに兵力や兵器を追加せずにどうやって防衛基盤を整えるのか想像できない
英字ニュースも東欧からの兵力撤収を要求してるって伝えてるからNATOが派遣している軍を引き上げろで合ってるじゃない?
いずれにしろ管理人氏が貼ったソースで始まった論議であり
そのソースにはこう書いてある
>ロシアとNATO加盟国の同意がある例外的な場合を除いて、1997年5月(東欧諸国が同盟に加盟する前)にあった国の外に追加の軍事および武器を配備しないこと
どこにも軍を引き上げろとか撤収の要求などとは書かれていない。タイトルの>ロシアが安全保障条約の草案を発表、米国とNATOに後ろへ下がれと突きつけた格好
ロシアが安全保障条約の草案を発表←事実
米国とNATOに後ろへ下がれと突きつけた格好←管理人氏の解釈
これのせいで読み手に側に先入観が入ってる気がしますが
横ですが、NHKも「NATOに加盟していない旧ソビエト諸国やヨーロッパ東部で、いかなる軍事活動も行わないことなどを求めています。」と記述してるので事実上、東欧からのNATO後退を要求していると解釈するのが自然ではないでしょうか?
1997年5月時点で駐留していた国以外に追加で兵力や装備を駐留させない
この一文だけでなく他の要求と合わせると考えれば管理人様の「米国とNATOに後ろへ下がれと突きつけた格好」という表現は大きく間違っていないのではないかと個人的に思っております。
システムの制約で返信できないのでここに書きますけど
>横ですが、NHKも「NATOに加盟していない旧ソビエト諸国やヨーロッパ東部で、いかなる軍事活動も行わないことなどを求めています。」と
それはNHKの解釈で要約して報道したものでしょう
そのNHK報道の元となる草案が管理人氏の貼りつけたソースなのですが、それは読まれました?それにはどこにもそんなことは書かれていませんよ?
他の人が要約しても同じ結論に達するなら「米国とNATOに後ろへ下がれと突きつけた格好」という解釈で正しいということでしょう
都合よく「追加で兵力や装備を駐留させない」だけ抜き出して撤兵は求めてないっていうけど、ロシアが求めてることすべてを勘案すればNATOは東ヨーロッパで活動するなって言ってるのと等しいんだから
だってロシアが「追加で兵力や装備を駐留させない」だけを求めてないからね
逆
むしろ妥協するよりもウクライナが侵攻されたほうがNATOは得るものが多い
ロシアの脅威を宣伝して予算増額も狙えるしNATO内の結束力も高まる
ウクライナみたいな防衛の努力もしない国に兵士を派兵して死傷するリスクもなくなる
ロシアの実戦を研究して対策を立てることもできる
妥協しなければNATO加盟国は絶対に守ると宣言して加盟国内で自由に戦力を移動させて防衛力を強化させればいい
ウクライナはまだNATOに加盟してるわけじゃないから、それは仕方ない
「NATOとロシアはホットラインを開設する」以外は相手に要求ばかりしていて妥当な取引ではないね
もともとウクライナは非同盟主義を標榜してNATOに肩入れしないって言ってたけど、クリミアをロシアに切り取られてからの方針転換(NATO加盟申請)なので、そもそもロシアがまいた種の尻ぬぐいをNATO・米に要求してるんだからお門違いに思える
チェンバレンを引き合いに出して叩かれまくること請け合い
まさしく。
こんなことを飲んだら早晩第二次大戦再びとなるでしょう。
(次は第三次大戦だね)
NATOは君じゃないからなあ
ここで日本がロシアの背後を突くわけですよ
その隙を狙って中国が尖閣に…
そんな力は日本に無いと思うよ。
NATOは速攻で手打ちして対岸の火事を決め込み、在日米軍は日本が先に殴ったんのなら日米安全保障条約は発動しないと宣言するかもね。
第二次日露戦争ですみゃいいけど、破棄されたはずなのに条文が残っている敵国条項が発動して日本VS国連加盟国。
「ロシア」を「日本」に、「NATO」を「中国」に置き換えた安全保障条約を提案するのは如何?
米ロは早く手打ちして、中国シフトすべき。
バイデン政権の対中本気度の試金石になるだろう。
こっちだよなぁ
ロシア有利の内容で手打ちしたら同盟国としてのアメリカの信頼性が低下するので、対中政策にも影響が出ますけどね。
中国とロシアは裏で示し合わせて行動しているんでしょうけど。
ロシアを敵視するのは、中国を利すること。
中国包囲網を完成させるのに、ロシアは欠かせない最後のピースになる。
ロシアと中国が繋がってる可能性は否定しないけど、それなら、中国が動けない時期に、ロシアだけ動いてる理由はどう考えるの?
なぜ、ロシアがこの時期に本気で交渉のテーブルに着いたの?
ロシア有利の条件といいますが、最初の提示条件を吹っ掛けるのは交渉あるある。また、今回はロシアに主導権あるんだから、ロシア有利なのは当たり前。
交渉しない自由は当然あるけど、それは結局自分の首を絞めることにならないのかな。
単なる時間差攻撃だよ
今のところは中ロシアはお互いに背中を見せても大丈夫な関係
時間差攻撃というなら、中国にとって台湾の次はウラジオストクだろうよ。
中露の国境は2008年に画定したのに、どうして中国がウラジオストクを狙うんですかね?
どうして中国が尖閣諸島を狙うんですかね?
日中台の間で合意がなく画定していないからでしょ。
アメリカも尖閣諸島の主権についてはノーコメントですし(施政権は日本にあると認めている)。
いや、中国の主張は、歴史的に中国の領土だったからでしょ。
ウラジオストクも同じ論理になるんですよ。
それは数十年先ですね
ロシアが少子化と原油枯れで弱体化したら、支那は話を蒸し返してくる
アメリカが健在なうちはロシアに配慮すると思いますけどね、中国は。
今のロシアが中国包囲網に参加する可能性は皆無に近い。
管理人さんも言っているように、ロシアは「ウクライナ」ではなく「旧ソ連諸国」に争点を移し始めているので、ウクライナを生贄にしてもロシアは止まらないでしょうね。
「西方拡大」を目指しているロシアにとって背後の中国を敵に回すメリットが無い。
また、中国が欧米の圧力を分散させたから、ロシアは事を進めれたとも考えられる。
今度はロシアが欧米の圧力を分散させる番かもしれませんね。
あと、この交渉がロシアにとって本気かどうかは不明。
個人的には決裂前提でロシアは草案を発表したように思える。
ロシアが西方拡大を目指してるかは不明だけど、ロシアまで敵に回して、アメリカに勝ち目あるのかね。
敵を減らして、味方を増やすのが、鉄則だと思うけど。いまのアメリカはその逆をしてる気がする。
>中国が欧米の圧力を分散させたから、ロシアは事を進めれたとも考えられる。
西側諸国がまとまらないからでしょ。
オーストラリアの原潜の件で、アメリカとフランスが仲違いしてるし、ドイツはメルケル退任して、存在感ないし。イギリスとフランスも漁業権でいがみ合ってる。
かたや、後ろの中国は、オリンピックと国内の権力闘争に忙しい。
私は今回の動きに、中露の連携は感じませんね。
ウクライナだけでなく旧ソ連諸国にまで言及しているということは、ロシアは西方への拡大(強いソ連の復活)が夢なんだと思いますよ。
また、今の時代にチャーチルのような政治家はいないということですかね。
隣接する国からの軍事的脅威を排除したいことが、帝国主義呼ばわりされることに、正直驚きを感じますね。
日本もどこかの国から同じようなこと言われてる気もしますが。
そもそも、加盟国でないウクライナにNATOがこれだけ肩入れしてること自体、NATO拡大の野望なんだから、お互い様だと思うけど。
中国包囲網作る為には少なくともロシアは動けないようにしておかないと
ロシアは隙あらば漁夫の利狙ってくるからな
つまり日米欧などの西側はその逆をやればいいということだな
今のロシアは軍事技術が幾つか進んでるだけで昔ほど脅威じゃないから
西側先進国が手を取り合って囲んで、どんどん嫌がることやって苛めるのが良い
中国のお陰で西側先進国が再団結しつつあるからやりやすかろう
これ飲む必要はないよね。
妥協してもロシアは東側諸国を自分の勢力圏に戻すまで拡張は終わらないし、ウクライナはNATO加盟国ではないから防衛する義務はない。
ウクライナ東部を失っても西側が緩衝地帯として残るからNATO側は痛くない。
むしろドイツやフランス等のロシアと妥協しようと模索する勢力が考えを改めて防衛力向上に努めるから結果としてアメリカの負担も減るしNATOとしての戦力もアップするから妥協する必要はないと思う。
何でもかんでもアメリカが処理するのではなく欧州側にそれ相応の負担を分担してもらう為にも、ウクライナ君には悪いけど犠牲になってもらおう。
ロシアはワルシャワ条約機構(WTO)の復活が目的なのかな?
制裁によって原状回復を促すはずだったのになんでロシアに要求される側になってんだって感じだな。
これで欧米が交渉のテーブルにつくならロシアの壮大なる詐欺は大成功だよ。
普通なら最初に高い条件を提示して、そこから徐々に要求を下げて妥協点を探るものだけれど、今回のロシアにはその気があるようには思えない。
初めから交渉が決裂する前提で、我々は平和を求めて欧米と交渉したが彼らが拒否した、といって軍事侵攻するためのお膳立て。
もちろん、欧米の世論にそんな言い分が通じるはずはないのだけど、ロシア国内だとウクライナとの問題の責任はNATOにあるという世論が多いらしいので、その世論を補強し、侵攻のお膳立てをするのが目的だと思う。
ロシア国防省の公式HP、ロシアIP以外のアクセスブロックしてんのよね……今回はほんとにウクライナ東部に侵攻するっぽい
共産党じゃないだけでプーチンのやった事ってスターリンの再来だったね。後はドイツを親ロ政権にして終了
交渉だけして、ひたすら引き伸ばす。
軍資金が尽きて、ロシアが倒れる。
シェールオイルをバンバン掘って、原油価格を下げればより効果的。
NATOとロシアだけで昔の線引きにできるだけ近づけても意味ないだろ
いまは軍事大国化した中国があるのだから
中距離~短距離ミサイルをあほほど保有している中国がノーカンではバランス崩れる
ロシアは何で加盟国が逃げ出してソ連邦が崩壊したのか学習してないのか
諸民族は対等だの口ばかりでロシア民族に支配される構造に他国がうんざりしてたからなのに
この戦略を、プーチンが考えたのか? 恐らく参謀だろうな。こういう、世界を動かすような仕事がしたいなー。
ひとつ間違うと多くの人命が損なわれますよ
まずサイコパスにならなきゃ愉快に務まる仕事じゃないでしょ
東欧の独立化といえば聞こえは良いけど、緩衝地帯と言われていた地域をグレーゾーン事態に陥れて混乱の中で自国領に編入するというのをたった7年前にロシアはやっているしな。逆にここでこの条件を飲んでしまうようならパクス・アメリカーナも終わりですよ。というか、こんな帝国主義的な視点に基づくパワーゲームのお誘いはアメリカには徹頭徹尾突っぱねてほしかった…。
ロシアの首脳部にしても、観測気球だとしてもこんな過激な条件を出したらNATO加盟国間の意見が割れて撤兵のための議論が成立しなくなる事は想像できそうなものだけど、交渉より戦争がいいと考えてるんだろうか。
いっそ、ウクライナが奮戦するか露軍でコロナが流行るかして軍主力が壊滅してしまえばいいんだ。手持ちの戦力が無くなってブリュッセルからモスクワまで見通せるようになって初めて、露は自分の本当の実力を直視できるようになるだろう。
いずれじわじわと内堀も埋めらるだろうからね。危機感は尋常ではないと思う。
西側も引くところは引いて、米露欧で上手くやればいいのに
とりあえず全国境確定に動いてもらって
今ではミュンヘン会談でのチェンバレンの宥和政策について、歴史家の間では肯定的な評価を得ています。むしろ問題は宥和政策そのものではなく、宥和政策の不徹底にあったというのが大方の評価なのです。ですからね、ロシアとの間でも強硬な戦争路線を選択するのではなく、思い切った譲歩で平和を維持してほしいと願うのです
これを飲むのは宥和ではなく同盟国を見捨てる行為ですから。
同盟関係を破たんさせる行為でそもそも譲歩できるものではありません。
まあウクライナとかジョージア等のNATO非加盟国に関してはその限りではありませんが。
>今ではミュンヘン会談でのチェンバレンの宥和政策について、歴史家の間では肯定的な評価を得ています。
これは流石に言い過ぎだよね。
ミュンヘン協定で英仏の戦争準備の時間稼ぎが出来たとかいう見方もあるが、ドイツも軍備拡大の時間的余裕を得たのはチャーチルの言う通り。
またドイツの野望を英国が警戒していたソ連に向ける目的だったとの説もあるが、結果はご存知の通り。
肯定的評価をしている歴史家なんか圧倒的少数派だと思いますが、違うと言うのなら具体名を教えてください。