台風5号によって流された浮きドックがロシア海軍の潜水艦やミサイル艇に激突する事故が発生していたと英国メディアが報じている。
台風5号に襲われたロシア海軍の太平洋艦隊、浮きドックが潜水艦に命中
8月に発生した台風5号によってウラジオストク港に係留されていた浮きドックが流され、ロシア海軍太平洋艦隊所属の潜水艦やミサイル艇に激突する事故が発生していたことがネットにアップされた動画から確認できる。
アジア太平洋におけるロシアの重要拠点であり、ロシア海軍太平洋艦の根拠地にも指定されているウラジオストク港に係留されていた浮きドックが台風5号の強風に煽られ、同港に係留されていた第165水上艦艇旅団所属のタランタル型ミサイル艇と第19潜水艦旅団所属のキロ型潜水艦に命中してしまった。
一応、露メディアによれば衝突した浮きドック、ミサイル艇、潜水艦に大きな損傷ではないと報じているが、アップされた動画で見る限り流されている浮きドックは中々大きく、衝突スピードが遅くても衝突時の衝撃は小さくないため軽微の損傷で済んだのか非常に怪しい。
特に衝突されたキロ級潜水艦は後部から浮きドックに衝突されているため推進部が損傷を受けている可能性が高く、もしスクリューが衝突の影響で変形していれば最悪だが、流された浮きドックが高価なボレイ級(弾道ミサイル原潜)に衝突しなかったのは不幸中の幸いだったと言える。
ただ日本も今週末から月曜にかけて非常に強い台風10号が接近するため用心する必要があると言いたいところだが、7月の水害で大きな被害を受けた九州地方にとっては溜まったものではないだろう。どうか九州地方に大きな被害が発生しないことを、再び自衛隊が活躍することがない事を祈っている。
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※アイキャッチ画像の出典:Mil.ru / CC BY 4.0 キロ級潜水艦
いかにもロシアらしいゆるゆるな事故というか
あるいは異常気象への対応を求められる時代なんだと読むべき記事なのか
ロシアらしいとは言うものの港の台風対策なんて中央は考えてなかっただろうし、予算不足であえぐロシア海軍では手のつけようがなかったんだろうなぁ。
「何十年に一度」だの「今まで経験したことのない」台風や豪雨が毎年の様にやって来る恐ろしい世の中((((;゜Д゜)))
ロシアにまで台風の影響があること自体に驚いた。
責任者は粛清されてそう・・・。
しゅく‐せい【粛清】 の解説
[名](スル)厳しく取り締まって、不純・不正なものを除き、整え清めること。特に、独裁政党などで、一体性を保つために反対派を追放すること。「反対派を粛清する」「血の粛清」
You Tubeの映像は、9月3日の9号MAYSAKのときのものだが。
命中なんて生易しいものじゃないですね、下手すると押しつぶされるくらいデカいですよ、浮きドック・・・。
数万トンはあるのでは。
日本でもタンカーが飛行場への端に衝突し大ごとになりましたね。
そのタンカーは内航船でしたのでいわゆるその程度の事故でしたが大型タンカーだったらと思うと怖くなります。
沈没してクレーンでクズネツォフの甲板に穴開けてみたり
潜水艦にぶつかってみたりと浮きドックのロシア海軍への与ダメージ半端ねぇ…
修理するための艦が一番被害与えてるんじゃなかろうか?
自分の仕事を受注するために仕事を作っているわけですね!
\ガンッ/
キロ級「ッチ おいゴルァ!!」
動画でやたらと怒鳴っているのは、この状況を招いた現場の人間を無線越しに叱責しているのでしょうか?