ロシア国防省は7日「トレツク解放」を発表したが、RYBARは「解放を確認することも否定することも出来ない」と、DEEP STATEも「トレツクの北郊外、西郊外、ザバルカ地区で戦闘が継続している」と指摘し、タイミング的にはクルスク方面の失態から目を逸らす意図を強く感じてしまう。
参考:Минобороны России
参考:Дзержинское направление: Освобождена ли Дружба? обстановка по состоянию на 16.00 7 февраля 2025 года
参考:Інформація про окупацію ворогом Торецька не є правдою — міські бої тривають, а Сили Оборони продовжують чинити опір противнику
今後市内でウクライナ軍との交戦を示す視覚的証拠が登場すれば「また偽報告か」と言われるのは目に見えている
ロシア国防省は7日「第51親衛諸兵科連合軍の第1、第9、第132独立親衛自動車化狙撃旅団、ツェントル・グループの志願兵部隊による果敢な作戦によってトレツクを解放した」と発表したが、RYBARは「昨年9月に発表されたトレツク解放は双方の視覚的証拠によって否定されたが、国防省は再びトレツク解放を宣言した。我々が入手した情報によればウクライナ軍はディリイフカやダクネからトレツクに入ることができ、郊外にもウクライナ軍の部隊が残っている。現時点でトレツク解放を確認することも否定することも出来ない」と報告。
DEEP STATEも「敵がトレツクを完全制圧したという狂気じみたニュースが飛び込んできた。我が軍はトレツクの北郊外、西郊外、ザバルカ地区で戦闘を継続している。但し、市内中心部の大部分は敵の支配下にある」と報告し、ロシア軍はトレツクを完全には制圧していないと主張したものの「ウクライナ人は残念ながら自国の公式情報を信用することができない。国は未だにクラホヴェやヴェリカノボシルカの喪失を国民に知らせておらず、人々は公式情報について多くの疑問を投げかけている」と付け加えている。
ウクライナ軍が重要拠点の喪失を公式に認めるまで「季節が変わるほどの時間」を必要とするのは誰もが知っているため、もはやクラホヴェやヴェリカノボシルカの喪失は話題にもならないが、現段階でトレツク解放を宣言するのは時期尚早のように見え、タイミング的にはクルスク州スジャ方面の失態から目を逸らす意図を強く感じてしまう。
ロシア軍がトレツクを完全制圧するのは時間の問題で、これを覆すことはほぼ不可能だと誰もが認識しているが、この戦場はDEEP STATEとRYBARの評価に著しく差があり、まだトレツク制圧を祝うセレモニーも登場していないため、今後市内でウクライナ軍との交戦を示す視覚的証拠が登場すれば「また偽報告か」と言われるのは目に見えている。
果たしてロシア人ミルブロガーらは今回の解放宣言をどのように解釈するだろうか?
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※アイキャッチ画像の出典:Два майора
ロシア語は詳しくないんですが都市を廃墟にすることを解放っていうんですね。
あっちこっちでそう言っているのですっかり覚えちゃいました
いつの時代どの戦争にも同じことが言えますが、建物を次々と廃墟にしていくのは都市を解放する手段の一つでしかないですからね。
ロシア軍としても無欠開城で都市を解放できるのなら苦労はしませんし、当然ウクライナ軍も抵抗するので解放後廃墟になっているのは当たり前なので、必ずしもロシア語に限った話ではないですよ。
廃墟にしても一から復興すればいいだけなので。
マリウポリがいい例だが。
というかロシアはモスクワを焼いても敵を殲滅した後に復興すれば勝ちだということを歴史的に理解してる国。
本来、戦争自体が外交を始めとした政策の失敗、已む無く戦争に陥ったとしても、なるべく無血開城を目指し戦後得るものを増やすべきです。ましてや、都市を廃墟にした上での復興や自国焦土戦術など下策中の下策です。
長い停滞や困難を乗り越える能力の高い民族であることは否定しようが無いものの、その高い能力を無駄使いしていると歴史からは解釈せざるをえません。
ロシアは、現状より遥かに発展した国であったとしてもおかしくないと考えています。
ロシア側からすると、ナポレオンやヒトラー、
我が国も参加したシベリア出兵など外国の「侵略」を
「広大な国土」と多くの「血」によって跳ね返してきた
という自負はあるでしょう
欧米我が国で決して公に語られない歴史的事実として、
ヨーロッパ全土を制圧したナポレオンやヒトラーを敗北
させヨーロッパを解放したのは、多くの犠牲をはらい
彼等を撃退したロシアの功績が大きいということですね
戦争勝利は甘美であって、永く国威発揚によく使われるという好例です。
侵略を食い止めたといっても、帝政ロシアは東方進出や南下政策で多くの国を侵略した国であって、ソ連もまた思想的な侵略要素を含めた世界を二分する覇権国家でした。しかも現ロシアはどちらとも体制の全く違う国家です。
つまり、過去の都合の良い部分ばかり強調し、未だにそれに縋る気質が強いとも言えます。
更に言えば、ヒトラーはともかく、ナポレオンの件は早々に負けを認めた方が、その後のロシアが発展した可能性もあるでしょう。
>帝政ロシアは東方進出や南下政策で多くの国を侵略した国
欧米列強・我が国・ロシアも全て侵略を公然と行っていた時代
なので、いいも悪いも無いですね
>戦争勝利は甘美であって、永く国威発揚によく使われる
>過去の都合の良い部分ばかり強調し、未だにそれに縋る気質が強い
これは全ての国に当てはまります。ロシアに限った事象ではないです
ナポレオン・ヒトラーの侵略にしても、ロシア側からすれば
モスクワが陥落しようとも東方に遷都すればいいだけの話で、
降伏する選択肢はなかったでしょう
俺は親露派でもなんでも無いので事実を提示しているだけです
可能性はifなのでそうだったかもしれないとしか
>欧米列強・我が国・ロシアも全て侵略を公然と行っていた時代
なので、いいも悪いも無いですね
いい悪いという意味ではなく、その辺りの歴史を現状にどのくらい反映されているか?という話です。例えば、日清日露戦争の戦勝が現在の日本にどのくらい反映されているかというと、さほどではないと思います。その後の敗戦で国家体制や国民意識が激変したからです。
>ロシア側からすれば
モスクワが陥落しようとも東方に遷都すればいいだけの話で、
降伏する選択肢はなかったでしょう
これもまた歴史上のifでしょう。
>帝政ロシアは東方進出や南下政策で多くの国を侵略した国
欧米列強・我が国・ロシアも全て侵略を公然と行っていた時代
なので、いいも悪いも無いですね
>戦争勝利は甘美であって、永く国威発揚によく使われる
>過去の都合の良い部分ばかり強調し、未だにそれに縋る気質が強い
これは全ての国に当てはまります。ロシアに限った事象ではないです
ナポレオン・ヒトラーの侵略にしても、ロシア側からすれば
モスクワが陥落しようとも東方に遷都すればいいだけの話で、
降伏する選択肢はなかったでしょう
可能性はifなのでそうだったかもしれないとしか
ナポレオンに降伏し、その結果繁栄した国は果たして「ロシア」なのだろうか?
そもそもロシア帝国があそこで壊滅すると対オスマン戦でボコボコにされないか?
さすがにオスマン領になってたら今より悲惨だと思うが…
国名はロシアでは無いかもしれませんが、ナポレオンに降伏したなら、その後の住民は帝政ロシアの農奴よりマシな生活ではないか?と想像しています。
対オスマン戦では、ナポレオン戦で消耗したはずのキリスト教圏戦力が温存されるという効果が期待出来ます。
あと、オスマン帝国の統治は苛烈な事例はあるものの、その時代としては割と穏当な方だったと思われます。キリスト教を基にした西側歴史観では決して受け入れられないものでしょうが。
>ロシア語は詳しくないんですが都市を廃墟にすることを解放っていうんですね。
ロシア語に詳しくなくても、日本語のWikiで「独ソ戦」の項目を調べるだけで、伝統的な表現だというのが分かりますよ。皮肉のつもりの表現が、時に読解力不足、勉強不足を晒したと捉えられることもあります。「覚えちゃいました」ということは、今まで真面目に学んで来なかったということ。勉強熱心な新入社員は一回で理解する。面接であまり採用したくない人の履歴書やメールの書き方は、まあこんな感じ。
(物質世界からの)解放
物質主義的にもトロツキー派などバクーニン思想の派生では、破壊は腐った土台からの解放であり創造の前段階…
市街地に立て籠るウクライナ軍をロシア軍が排除しようとする過程で街が廃墟になるというのが毎回のパターンですが、逆にロシア軍が市街地に立て籠って街が廃墟になった事例はあまり聞いた事がありませんね。
>逆にロシア軍が市街地に立て籠って街が廃墟になった事例はあまり聞いた事がありませんね。
ウクライナ軍に市街地を廃墟にするだけの弾薬が無かっただけでは?
こりゃひでえや。
戦術的に敵を排除するために都市を破壊するのは私も分かっていますよ
なんだかんだ理屈つけて侵略を正当化する姿勢、嫌っている方の多いアメリカのやり方とどう違うのか分からないんですよね
同じでしょう。しいて言うならロシアがより稚拙な見せかけでやっているというだけです。
同時にアメリカがやるならロシアもやるし、ほかの国だってやるという、ヘゲモニーなき国際社会の無政府状態という原則に基づいてます。
ただ嫌いと叫ぶだけではパンクロックに過ぎないので(叫ぶ大衆という政治行動の力は無視できませんが)、現状追認してから分析や策につなげるべきと考えますね。
追記
ちなみに私はアメリカもロシアもある程度詳しく知った国は同じくらい好きなところもありますし嫌いなところもありますよ。特に、1か0で対象を評価することはないかと。
そして私にとってもこのような破壊行動は嫌いが大きいですが、主体は因果をもって行動を起こす。すべての事が最善の選択に基づくわけではありませんが、ヘゲモニー国家だろうとあらゆる主体が戦争の名のもとに正当化するのは、リソース的問題だったり相互不信だったり効率性だったり統制だったりの因果が見えてきます。
このままアメリカがヘゲモニーを復活させるにしろ、ヘゲモニー体制から多極体制に国際社会が移るにしろ、無政府状態における統制方法の検討を深めることが、嫌いなものに対する有意義な反応かと。
この世の支配からの卒業〜♪
ロシア国防省は、政治的な立場として、焦っているのでしょうかね?
本社の人間は、後方の綺麗安全で暖かい場所にいるわけだから、現場に余分な迷惑をかけるなという種類のものに感じます。
ロシア=ウクライナ両軍ともにですが、首都の権力闘争・政治闘争で、現場に余計な血が流れるであれば只々無駄でしょうね。
追記です。
砲爆撃の激しさ・テリコンの大きさを、トップ画像から感じますね。
そして巨大なテリコンが新たな電波基地になりドローンの有効範囲が広がっていくわけですね。
仰る通りですね。
平原の中で、丘・むしろ山のようにそびえたっているのが、非常に分かりやすく感じます。
どうでもいいですけどGoogleマップだとしばらく前から表記がジェルジンスクになっているんですよね(現地語表記はちゃんとТорецькになっているのに)
バフムトも前はアルチェモフスク表記だったんですが、それはきちんとバフムトに戻っていました。
タイミング的に十中八九、目をそらすためでしょうね。
しかし、現代の戦争指導者はやりにくいですね!可視化されすぎてごまかしも効果が薄くなる
ぶっちゃけミルブロガーを信頼して頼りにするものなどごく一握りなので、国内向け広報としては不安にさせるニュースをする必要はないみたいなスタンスかと。
行き過ぎると現実から乖離しますが、国防省含めロシア政府は真実などあとから付いてくるし省みるものなどほとんどいないという一貫した統治スタイルですね。
実態はどうあれこれまでももっとひどい解離はありましたが結局のところこれまではうまくやっていると言わざるを得ませんし、ペテンな企画でも一定の実績を出せてカバーできるなら許されるという意味では多少のリスクを背負える組織という見方もできます。
ベロウソフの軍の管理に疑問符があるなあ。ショイグよりはマシかもしれんけど軍の改革が進んでない感じがするわ。
ベロウソフという非シロヴィキの任命は戦略リソースに関わるロジスティクス効率化が意図で、軍制改革を意図しては居ないかと思います。軍制に関してはショイグが安保理に残留してますし、緒戦の変動や司令の移動などを除いて改革は少なくとも戦時中はしないかと。
ロシア軍は戦術レベルを見ると革新的ですが、私が見る限り体制的にはかなり保守です。まあウクライナ軍はそのあたりでかなり混乱しましたし、危機中の変革は生じた悪影響を抑え好転するまで待たなければならないリスクが大きいですね。
クルスクで少し押し戻された程度で失態ならば、
ロシア国防省は「常勝」の圧力がかかっているのでしょうな
双方戦果を誇張しまくるので、なんとも言えないのですが、
ロシア側に「何か」が起こっているのでしょうか?
それともウクライナの東部戦場と地上軍総司令官を兼任する
「ドラパティ将軍」が何か変化を起こしたのか?興味深いです
トランプが来週ゼレンスキーと対面会談するらしい。
お互いこれがあって戦果アピールに必死と考えれば腑に落ちるわ。
>戦果アピールに必死と考えれば腑に落ちる
同じく、トランプ就任により、戦争の焦点が「現場の改善」、「作戦の進捗」から「結果を基にした外交交渉」に移り変わり始めた時期なのだと思っています。アピールと言えばアピールですが、ロボット開発などでもある時期で現場の成果を報告せねばならず、それを基に次の予算や4年開発計画を組む。『2022年2月~2025年2月の3年間』を評価対象とし、今後半年程度の交渉を見込むなら、ロシア国防省のトレツク解放宣言も、ウクライナの予備兵力を度外視した反撃も理解しうる範疇です。「勝つための作戦」に非ず、「終わりへ向けた作戦」と。【停戦までの課題】と【戦後の課題】は優先度も重要度も項目ごとに異なっており、「戦争に勝つための考え方」でここ2年ほどと同じ評価をしてると、本質を見誤る危険もあります。ロシアもウクライナも、内実は違えど、戦場で勝つことが最上位だった時期は過ぎ去ったのでしょう。戦場で多少勝ったところで、外交のミス一つで成果が水の泡に消える、新たな戦争形態に。
クルスクやクラホベで起こったウクライナ軍の反撃範囲は実際のとこ大したことはないし、トレツクが完全に占領されるのも時間の問題というか、ウクライナ軍がここから盛り返してロシア軍を追い出せる未来なんか全く見えないから、発表しても全く問題ない。
てか一昨日久しぶりに赤坂から溜池山王に行った時にアメリカ大使館の前を通ったら、バイデン政権の時は大使館の柵に大きく掲げられてたウクライナとアメリカと日本の国旗と共に“私たちはウクライナと共にいます”というメッセージという書かれてた掲示板が完全に撤去されてたり、トランプが提案した型落ちの武器でレアアースを買い叩く話もゼレンスキーが「安全が保証されないと始められない」と返してしまったから、戦争自体の終わりは近づいてる、
ロシアはぶっちゃけシリアの前例があるから、ウクライナに中途半端に余力残したまま停戦はできないっしょ。トランプが善悪だの有能無能以前に。
>ウクライナに中途半端に余力残したまま停戦はできない
それも一つの考え方であり、正論でもあると思います。
しかし、『ウクライナ軍を無力化するレベル』の達成を軍事力で行うならば、今度はポーランドやモルドバとの安全保障問題が発生し、戦争が終わらなくなるジレンマも抱えます。シリアの例にしても、【敵を完全に潰す】ことを目指せば、今後はクルド人勢力、トルコ、イスラエルなどと国境紛争が生じ、新たな戦争の火種になるリスクとを秤にかけて、事実上の停戦状態を選んだだけのこと。
イスラエルも例題たりえますが、力攻めをさらに2年ほど断行すれば、ハマスとヒズボラを再起不能に追い込む打撃は与えられるでしょう。しかしそれは、フーシ派、シリア暫定政権、トルコ、イランとの新たな戦争の入口になるだけで、満州⇒中国⇒東南アジア⇒真珠湾と戦線を広げざるを得なかった日帝と似た道に向かってしまう。故に、イスラエルですらレバノンやハマスと停戦と新たな現状定義へ向けた方向を模索はしている。無論、強硬派の蠢動で水の泡に消えるリスクは常にはらみますが。
ロシアのプーチン政権が、アメリカを仲介とした『ポーツマス条約』の路線を選ぶことは外交上選択肢として十分にありえると思います。また、“あと4年間”はトランプ政権が続く可能性が高いことを考えると、トランプを仲介者とすることの意義と価値も、今ならば高い。24年のバイデンは、あらゆる面で外交価値が薄かった。その点でも、今の停戦交渉は、ロシアとアメリカ、双方に価値があり妥協点たりえるかと。ウクライナもまた、継戦能力の限界に来ているので蹴ることが厳しい。
皆さんの論にほぼ賛成ですが、シリアとは比較にならない程ウクライナはロシアの“生存”にとって重要な戦場だと思います。プーチンやメドベージェフの発言は言辞・修辞の類では無く、本気の決意表明かと…。米英がバンデラ崇拝者(ネオナチというのは逆に遠慮した表現で、実質ナチの残党同然の思想集団の様です)と組んでロシア系ウクライナ人の排除・殺戮を行ったというのは、ロシアの(少なくとも政治及び軍指導部の)歴史的トラウマを呼び起こし、現ロシアの根本的生存本能と対立してしまった決定的ミス(と言うより犯罪)だと考えます。仮にそうなら、現政権と支持者の壊滅・ウクライナ軍の武装解除を達成するまで決して止まら無いどころか、「皆さん!お待ち兼ね!」の攻勢限界やプーチンの“消滅”が起ころうが「無理を通して道理を引っ込め」そこに邁進する可能性も大です。他の方々も指摘なさっていた「外交のワンミスで戦場の成果がパー」になるフェイズに移行したなら尚更、両方の戦場で全力を出して来るでしょう。対するウクライナ側は「他国に煽動された暴力革命で成立した傀儡国家」「政権内に理屈の通じ無い過激派が巣喰っていて常に政策・戦略を捻じ曲げる」「宗主国に見捨てられる可能性が出てきた」etc.…と悲惨な持ち札しか無く、果たして「逆転」に向けて全力投球出来るかと言えば…疑問です。
ロシア側の情報が怪しいのはそういう強権国家だから仕方ない。
問題はウクライナの情報が嘘まみれで、秘密主義だということ。そしてそんな国家を自称民主主義の西側諸国が支援してること。
正しい情報が入ってこなくて何が民主主義だろうか。
西側諸国はウクライナの徴兵対象の国民が大使館に来ても亡命を認めていない。命の危険がある人を救わない。
というより両国とも元は同じで実態は大して変わらないのにロシアを強権国家、ウクライナは民主主義国家であるかのように喧伝してしまったのが問題だと思いますよ。
だからウクライナの情報が嘘まみれである事が余計に目立ってしまうんでしょうね。
>果たしてロシア人ミルブロガーらは今回の解放宣言をどのように解釈するだろうか?
戦争の着眼点とすべき点が変わってきている時期と個人的には考えます。
ロシア人ミルブロガーらは「ロシア一般民への情報提供」、「プロパガンダ含む情報戦」には高い影響力を持つが、トランプ政権を軸にEUとの外交交渉を基に【停戦と戦後の在り方】を模索する段階に入ったならば、ラブロフ外相らの仕事になる。外交交渉の場に、ロシア人ミルブロガーらは何ら影響力を持たず、入り込めもしない。それはウクライナ人ジャーナリストとて同じ。日本の軍事オタクが、日本の外交に何ら影響力を持たないのと同じで。
「素人は戦略を語り、プロは兵站を語る」と言いますが、外交分野は兵站よりもさらに一般大衆に不人気で、めんどくさい様々な事項が絡むジャンルです。兵器の売れ行きやカタログスペックのほうがよほど話題にしやすく、ガザなどもそうですが、難民をどこが受け入れるかの外交問題は、繊細な上に対策への評価も難しく、戦場のように【敵拠点を奪ったから成功】といった分かりやすい成果基準もない。
クルスク嘘情報で盛り上がったのを鎮める役割もあると思いますが、ウクライナへの情報戦の一環だとも思いますね。
嘘情報も何らかのトラブルに起因する失敗隠しが相手の動きで大きくなっただけでしょうし。組織としては許されざるですが、現実には稀に起こるものと思われます。
あまり実態とかけ離れた発表ばかりしていると情報戦としての効果も薄れてしまうのでは?
かけ離れていないでしょう。悲観的な市民であれば都市の大部分が制圧済みで奪還の目処が無い事は実質制圧済みと言われれば納得してしまいます。
つまり心折れた市民、停戦を望む市民への情報散布です。
軍事や戦況に明るい人には差異が分かるものでしょうが、そういう人のみではないですから。
ロシアやウクライナが失態を隠すのは何時もの事ですから何とも。トレツクは仮に市街地からウクライナ軍を蹴り出したところで周辺のテリコン、ダーチャの類にはまだいますし、何より一大拠点コンスタティノフカからの補給線が全く絶たれていないので、宇軍はまだまだ抵抗するでしょう。
ロシアからすれば本筋のコンスタティノフカを遥かに眺めてのトレツク「解放」ではないでしょうかね。
まだ占領出来てていないのに「解放」と発表するロシア側と、とっくに陥落してるのにいつまで経っても認めないウクライナ側、本当に似た者同士がいい勝負してるな、と。
まあライバー判定なら陥落でも良いぐらい押し込んだからな…
但し露軍が宇軍を包囲して撤退壊滅に追い込んだ数多の都市と違い、コンスタティノフカから伸びる道路はまだ健在で、いつまたウクライナ軍が反撃してきてもおかしくはないから微妙な扱いなのは分かる
皆さんの論にほぼ賛成ですが、シリアとは比較にならない程ウクライナはロシアの“生存”にとって重要な戦場だと思います。プーチンやメドベージェフの発言は言辞・修辞の類では無く、本気の決意表明かと…。米英がバンデラ崇拝者(ネオナチというのは逆に遠慮した表現で、実質ナチの残党同然の思想集団の様です)と組んでロシア系ウクライナ人の排除・殺戮を行ったというのは、ロシアの(少なくとも政治及び軍指導部の)歴史的トラウマを呼び起こし、現ロシアの根本的生存本能と対立してしまった決定的ミス(と言うより犯罪)だと考えます。仮にそうなら、現政権と支持者の壊滅・ウクライナ軍の武装解除を達成するまで決して止まら無いどころか、「皆さん!お待ち兼ね!」の攻勢限界やプーチンの“消滅”が起ころうが「無理を通して道理を引っ込め」そこに邁進する可能性も大です。他の方々も指摘なさっていた「外交のワンミスで戦場の成果がパー」になるフェイズに移行したなら尚更、両方の戦場で全力を出して来るでしょう。対するウクライナ側は「他国に煽動された暴力革命で成立した傀儡国家」「政権内に理屈の通じ無い過激派が巣喰っていて常に政策・戦略を捻じ曲げる」「宗主国に見捨てられる可能性が出てきた」etc.…と悲惨な持ち札しか無く、果たして「逆転」に向けて全力投球出来るかと言えば…疑問です。
正直今日昨日の一日二日を切り取った所で、この戦争の本質の何かが変わるかっていうと……
1000日以上の積み重ねがあってここまで来ているので、現状PR合戦以上の何者でもないなぁと
情報というのは聞き手を想定して発信するので、その目的と意図を踏まえたうえで効果まで想定して評価しないといけないと思います。大日帝政府の大本営発表ほどの乖離は悪影響もありますが、それでも連戦連敗という広報をするより国民の士気維持という目的は達成してたでしょう。
ロシアもウクライナも、政府発表とマスコミや新メディアたるミルブロガーがお互い非難するのは尤もで、相互監視による権威の均衡力になるので良いことですが、第三者はあくまで上記を踏まえてのポジショントークと理解するのは必要なリテラシーかと。
これまでと比較するなら、MiG-17モニュメント付近の制圧が確認できていない内に解放宣言したバフムートが近いですかね?
9割方制圧したら多少残っていても解放と
前例から外れていないので、平常運転と言えば平常運転でしょうか
クルスクの攻勢を戦果としてアピールするのは非常に難しいですよね。
継続性がないので正直微妙すぎて何も言うことがないです。
どちらから会談申し込んだかによるけど、メディアであったようにレアアースと武器支援についてでしょうかね。
ディール:ウクライナは国内資源を担保にどの程度の武器支援を得られるのか気になりますね。しかし悲しいかな、結局は何もかも奪われていきますね
あれ、何方かのコメントについて書いたつもりが1番下にきてた