米国務長官はウクライナが停戦を受け入れたため「(この戦争を止めるか否かの)ボールはモスクワ側にある」と述べ、露国営メディアは「危険なボールが投げ込まれた」「賢くボールを投げ返して『ゼレンスキーがトランプのノーベル賞受賞を妨げている状態』に戻さなければならない」と報じた。
参考:У Зеленського повідомили, коли почнуть обговорення деталей про припинення вогню
参考:Trump will talk to Putin soon as Russia flags possible contact with US in coming days
ウクライナとロシアの戦争終結に向けた外交の駆け引きは「どちらが和平を妨害している悪者なのか」を訴える戦い
米国とウクライナはサウジアラビアで会談後「30日間の停戦受け入れと引き換えに軍事援助・情報提供を再開することで合意した」と発表、この停戦期間はウクライナとロシアが合意すれば延長可能で、トランプ大統領は「暫定的な停戦にウクライナが同意してくれた」「これにロシアが同意してくれること期待している」「上手く行けば近日中にロシアから合意を引き出せるだろう」「もし停戦が実現しなければ大勢の人々が殺される戦いを続けるしかない」と述べ、ロシアのザハロワ報道官も「数日以内に米国側と接触する可能性を排除しない」と言及。

出典:Президент України
サウジアラビアでの協議に参加したイェルマーク大統領府長官も「停戦の詳細を話し合う協議が来週に始まる」と、ゼレンスキー大統領も「我々は平和の準備が出来ている」「ロシアも戦争を止めるのか、継続させるのかを示さなければならない」と、ルビオ国務長官も「(この戦争を止めるか否かの)ボールはモスクワ側にある」と述べた。
これまでトランプ政権は「戦争終結へのアプローチを拒絶するゼレンスキー大統領」に怒りの矛先を向けていたが、今回の停戦をロシアが蹴れば「トランプ政権の怒り」はプーチン大統領に向けられる可能性が高く、露国営メディアのРИА Новостиも「トランプが『もうゼレンスキーにカードは残っていない』と言ったのは間違いだった。ウクライナはクルスク占領地を交渉カードとして使うつもりで、急速に失われつつあるカードを守るため、米大統領の怒りの矛先がロシアに向くことを期待してゼレンスキーは停戦案を受け入れたにすぎない」と報じている。

出典:The White House
要するに「今直ぐ停戦を受け入れればクルスク占領地の交渉カード化に塩を送る格好」「これを拒否してトランプ政権の怒りを買えば支援・制裁強化を招く可能性」があり、РИА Новостиは「楽観的なトランプを刺激しないよう穏やかな方法で『本当に和平を妨害しているのは誰なのか』を伝える必要がある」「この提案をどう拒否するかでロシアが外交手腕を発揮できるかが決まる」「我々は賢くボールをウクライナに投げ返して『ゼレンスキーがトランプのノーベル賞受賞を妨げている状態』に戻さなければならない」と述べているのが興味深い。
ウクライナとロシアの戦争終結に向けた外交の駆け引きは「どちらが(トランプ政権主導の)和平を妨害している悪者なのか」を訴える戦いで、これに勝利した方が米国を味方につけることが出来るのだろう。
関連記事:ウクライナは条件付き停戦を受け入れ、米国は軍事援助と情報提供を即時再開
関連記事:トランプが推し進める米ロ中の世界、この実現にウクライナは邪魔な存在
関連記事:ゼレンスキーとトランプ政権の間で激しい口論、欧州諸国はウクライナ支持を表明
※アイキャッチ画像の出典:Президент України
今戦争で過去一興味深い(失礼!)状況になってきましたね。
ロシアとしては東部戦線の些末な陣取りは後回しにしてもクルスクの完全奪還をしないと動けない状況でしょう。
そして、クルスク奪還は今月中に終わりそうなので、ロシア人はマジ、仕事の要点を押さえている。
ロシアが有利な今停戦するわけがないという論もありますが、一方でウクライナサポーターがよく言う停戦してもロシアは戦力を整えてまた侵攻してくるという論からはロシアに停戦するより大きいメリットがある評価ですよね。
なので他国軍の駐留を認めない現在の条件でロシアは停戦に乗れると個人的には思います
仮に停戦になれば双方に失うものがある状況になった
ウクライナ領だけでなく、ロシアもロシア領を失う格好
今後はこの様な双方に主権や国民だけでなく領土的損害を加える戦争が増加するのかもしれない
それはロシア正規軍がウクライナ国境を越えて侵攻した時点から始まってたのでは
しかし2022年のウクライナ侵攻(ロシアによるウクライナ侵攻)と2024年のクルスク侵攻がイーブンみたいな風潮はどうかと思うところ
実際、その二つの侵攻作戦は政治的動機も、求める結果も、実行者の力量も何もかもが違うわけですから、イーブンにはならないでしょうね。真珠湾攻撃と沖縄上陸がイーブンとは見られないように。
クルスク完全奪還が3月中にも視野に入っていて、ロシア側にとって交渉に乗りやすい環境ですね。
4月20日が1つの期限なわけで、条件闘争のステージに入りそうですから、どういった情報が漏れ出るのか注目したいと思います。
同意します。
今回のクルスク攻勢も当初から4月20日停戦を見越してウクライナのカードを奪うために計画していたと思います。
予想ですが、まず『停戦期間中の外国からの武器搬入禁止、外国軍の駐留禁止』をロシア側は主張するのではないでしょうか? 今回のアメリカ案には停戦期間の自動延長条項が付いています。「ロシア側は停戦を永続する意思があるが、ウクライナも同様の意思があるなら大丈夫なはずだと」と尤もらしく主張できます。北朝鮮兵は速やかに撤兵させればいいだけですから。そうすればウクライナや欧州が「ウクライナの安全保障のために○○は必要」と言い始めるでしょうから、「それならば・・・」と条件を釣り上げていく。
朝鮮戦争のように2年1ヶ月の狂気じみた停戦交渉にはならないと思いますが、地道な条件闘争が繰り広げられると思います。
仰る点、充分に有り得そうであり、地道なすり合わせになりそうですね。
外国軍の駐留禁止は、第三次世界大戦を防ぐという口実にもなりますから、初期の停戦交渉の中に制約が入る可能性は極めて高いと思います。
ウクライナ戦争きっかけの一つに、ウクライナのNATO加盟~外国軍の駐留・ミサイルなどの兵器配備を嫌がっていたましたからね。
アメリカは、そもそも自国部隊を送るつもりがないわけですから、乗ってくるでしょうし。
欧州では、ドイツ・イタリア・ポーランドは、既に自国兵を送るつもりがない事を表明していますね。
>外国軍の駐留禁止は、第三次世界大戦を防ぐという口実にもなりますから、初期の停戦交渉の中に制約が入る可能性は極めて高いと思います。
>アメリカは、そもそも自国部隊を送るつもりがないわけですから、乗ってくるでしょうし。
米軍は送らず欧州軍を駐留させる構想はアメリカ、トランプの発案ですよ
(現状ですが)初期の停戦交渉(30日間休戦案)と、恒久的な停戦交渉は別物で、内容が変わってくるのかなと。
(仮に)4月20日から、30日間休戦がスタートしたとして、英仏が政治的・軍派遣準備として派遣に間に合うとは到底思わないんですよね(これは自分の主観です)。
今後どうなるのか見守りたいと思置います。
もしかしてこの流れは米ロ会談の際にある程度話があったのかもしれないですね
まとまった会談時間があったため、いろいろな話しが、仰る通りあったと思います。
イスラエルからアメリカに、シリアのロシア軍基地維持を働きかけたという、少し変わった話も2月にありまして。
ロシアも、米イランの核協議仲介を名乗り出ていましたね。
アメリカ=ロシアともに提示できるカードの中には、ウクライナ戦争以外のものもあります。
トランプ大統領は、ウクライナが持っているカードはないと言っていますが、世界目線で考えればある意味正論だなと感じてしまいますね。
(2025年3月3日 シリア弱体化狙うイスラエル、米にロシア基地存続働きかけ ロイター)
普通ならクルスク奪還まで時間稼ぐか上手く拒否したいという感じだけど、何やかんや停戦受け入れて終戦条件合わなけば再戦というのが落とし所かなと思うけども今回のロシアは本気で怒っていると思われるしアメリカの参戦無いのなら負けることが無く戦況優勢とくれば、ウクライナへの支援増えようが経済制裁も大きく制裁出来ることがもう無いので、停戦は断固拒否でロシアの終戦条件飲む場合のみ一時停戦する位に強気に出る可能性も感じるが流石に一時停戦して終戦条件合わずでの再戦を検討したほうが得か。
トランプがバイデン以上にお金を使うとは思えないが。経済制裁でしょうか。
イランと中国のパターンで、ロシアと取引した企業はアメリカでビジネスできないぞ。
あたりか。しかし、トランプ大統領は私の想像を超えて巧妙だからな。どんなビックリ手段を取るんだろう。
国営メディアが政権の意思を無視するわけがなく。この指摘自身も、どんな意味があるのか。判らないな。難しい。
仮にアメリカが完全にウクライナ側についたところで、ロシアの取るべき行動はバイデン再選ルート時のプランと変わらんでしょう
つまり大統領選前の想定の域を出ない
トランプ当選というチャンスを拾えるなら拾うべきだが、取りこぼしたところでロシアの致命傷にはならないと思いますが
ロシアはどう出ますかね
ロシアは紛争当初から1ミリも譲歩していません
欧米メディアは、ロシアがなぜいつか譲歩する!と
延々と楽観的予測を垂れ流すのでしょうか
ロシアを屈服させる為の未曾有の経済制裁も、軍事支援
も彼等を激怒させ、態度をより強硬にしただけでした
バイデンだろうがトランプだろうが、ウクライナにおける
戦略目標を達成するまでロシアは譲歩しないし、顔色を
気にもしないと思います
>ウクライナにおける戦略目標を達成するまでロシアは譲歩しない
多分それ達成する前にロシア連邦自体が崩壊すると思いますよ
そういう言説、この3年で聞き飽きましたね
煽りならやめて下さい。管理人さんにも迷惑です
具体的にいつどのような形でロシア連邦は崩壊するのですか?
夢想の楽観的予測で人を惑わし、某SNSに誘導して視聴率を
稼ごうとする方にはウンザリ。我が国にとって害悪そのもの
ロシアの戦略目標って要するにウクライナ国家自体の解体でしょ?
そんなことが今のロシアにできるとは到底思えませんが。できると思ってるならそれこそ「夢想の楽観的予測」では?
>ロシアの戦略目標って要するにウクライナ国家自体の解体でしょ?
前提が違っています。NATO加盟など考えず、ロシアの安全保障を脅かさず、マイダン革命以前の親ロシアの政権と同様の体制であればそれでよしと、一貫してロシア側は発表しています。
旧ソ連のウクライナをロシアが国家解体せねばならない理由など、基本的にはなかったのですから。前提が違うから、「多分それ達成する前にロシア連邦自体が崩壊する」という思い込みにつながりやすい。ロシアのゴールはプーチンが決めるものであり、西側が決めるものではありませんから。
例題として、日本に中国が干渉するにしても、自民党政権を倒して親中の従属的政党に与党を挿げ替えることと、天皇制を排して日本の国家機構を解体することは別次元の話です。なので、達成までの労力も大きく変わる。
>ロシアの戦略目標って要するにウクライナ国家自体の解体
違います。これを議論するには国家の定義から初めなければ
なりませんが、ロシアは「ウクライナ国家」自体の解体は
目指していません。ロシアの戦略目標の一つは「ウクライナ」
の「軍事的」な無力化です
ロシアの目標は、
「ウクライナがロシアの安全を脅かす仮想敵の策源地にならないこと」
であり、
「ウクライナがNATOに加盟しないこと、反露民族主義勢力が打倒されること」
ですが。
目標を達成するための手段の一つ、選択肢の一つとして、ウクライナをオーストリアハンガリーやユーゴスラビアのように解体することは、可能です。
ただ、もともと民族主義を煽ってウクライナをバラバラにしたのはアメリカだからね
2022〜のロシアの声明はアメリカが使い出したレトリックに乗っかってるだけ
だから安全保障がされるなら形にはこだわらんでしょ、ロシアの視点で考えれば
その上でもしもウクライナが解体されるとしたら
他のプレイヤーがそれを望んだか、そうなるように導いた結果だろう
レスバするつもりはないんだけど、ロシアが譲歩するという楽観的予測を垂れ流してる欧米メディアってなに?
ロシアは譲歩せず、そんなロシアと平和共存はできない(次は自分が狙われる)という視点がほとんどのような気がしますが
未曾有の経済制裁・欧米軍事支援でロシア連邦は崩壊するので、
ロシアは譲歩する、というのは欧米各メディアSNSで言われて
いましたけど。今さらそれ言われてもレスバにすらなりません
それは軍事行動を困難にするとかの話で譲歩を期待してのものではないのでは
あえて言えば妥協とかのほうが適切じゃないかな
SNSで「〇〇だ」と言われてても、実際はそれを狙って行われてないという例はよくある(経済の起爆剤としての経済政策を『金持ち優遇』と評したりして第一義を無視する)
本題から外れますが、経済対策に対する金持ち優遇の批判は、根拠があるんですよ。
一般論になりますけど。
金持ちは優遇されても金を使わずため込む傾向があるため、同じ金額を使っても経済効果は小さいです。
それと貧富の差が小さい方が、社会が安定し、景気も良くなります。
もちろん根拠があって狙ってやる場合もあります。
むろんそういう面は否定しませんが、「金持ち優遇」を主語に政府を突き上げるから「野党は反対ばかり、対案を出せ」と言われ支持が集まらないし、それが根底にあるから「肉屋を指示する豚」というヘイトを自分を支持しない有権者に飛ばすようになる諸悪の根源
SNS空間の言論と現実の言論は分けて考えないといけない
もう噓喰いの立会人みたいじゃん、アメリカ
味方に付けられない方が悪いみたいな感じ
ただ、ウクライナは暴でもゲームでも状況を覆す手が無い
門倉みたいに思わず不謹慎な笑みがこぼれそう
つってもアメリカがロシアに切れるカードがもうないよね?
既にスジャの中央広場で旗を掲げるロシア軍の映像が出ている。スジャ無しのクルスク占領地が交渉カードになるわけが無い。
前の記事にも書いたが停戦はウクライナだけに利するものだ。
ウクライナ軍に防衛強化、休息、再編成、補給、軍事支援を与えるための時間稼ぎに過ぎない。
日露戦争の時はロシア側にウィッテという敏腕がいました。彼は日本の主張を巧みに躱しながら、一部の記者に情報を流すことでアメリカ世論を操り「金のために戦争を継続する日本と平和を願う善良なロシア」という構図を作り上げ、仲介役のルーズベルド大統領をロシア側に引き寄せることで講和会議を有利に進めました。
クリミア戦争も事実上の引き分け(領土変更なし、賠償金なし)で終わらせています。
外交とは舌先三寸で何万という命を費やし占領した成果すらその結果を簡単に覆してしまう恐ろしいものです。
優秀な外交官の舌は数個軍団にも勝ります。
ここからが本当の闘いといっても過言ではありません。
ウィーン会議のタレーランが、ナポレオンが負けたのを有耶無耶にして、フランスが上手くやったのを思い出しました。
ロシアはラブロフ外相が20年以上、ウクライナは外相が変わったところですから(外交官出身なものの)少し気になっています。
外交の重要性は、本当に仰る通りで、ここからの推移を見守りたいと思います。
これはまあ,割と簡単に蹴れるんですよ。
奪還したクルスクの町にメディアを入れて、「ウクライナ軍の虐殺の証拠がこんなに!」と大々的に報道して、「犯人の引き渡しが停戦の条件だ!!」とゴネればいいんです。
ウクライナとイギリスを見ていれば、「事態を悪化させるためにはどうするべきか」は自ずと分かるのです。
とりあえずロシアがやりそうな事はまずはクルスク奪還作戦のペースを上げる事でしょう。他の戦線は後回し、なんなら損害を出すくらいなら後退しても。
そしてこれはロシアの兵隊達や指揮官の同意を得やすい事だと思うので多少のハードワークが追加されても反発は起きないものと思われます。
何故そうしなければいけないのか、またこれは最長でも四月上旬までのタイムトライアルに近いのでむしろ進んで動いてくれる可能性が高い。「ここで頑張る方が後で楽になるんだ」というのはあまりにも明白すぎて異論が出る余地は少ないと思いますし。
そういう訳で実は言うほど「危険なボール」ではない。だとすると、これを危険なボール扱いしたのは何故かというと、「扱いを間違えると危険なボールには違いない」からです。
要するにロシア市民に「今は割と難しい時期なのでプーチンが余程馬鹿な決定をしない限りはご理解した上で支持をお願いします」って事だと思うんですね。油断するなと。
このあたりがロシアという国の不思議なというか変な所です。
所謂権威主義とか言われてる割に、政府がどういう状況にあるかを民主主義国よりも割と平易に率直に政権寄りのメディアですらも実は出してくる事が多い。中央銀行のおばさんが何時も慢性的にやめたがってるのも別に隠してはいませんし。
って事で、外交方面では適当に時間稼ぎしながら、クルスク奪還を進めて、その進捗状況で対応決めるかという所になるでしょう。
ウクライナ側にしてみるとクルスク奪還を阻止出来れば大きなポイントを得られる訳ですが、状況的には死地ですし、戦列は既に乱れています。ならば有り得るのは予備戦力の投入ですね。それがウクライナとしてはやれる事になると思いますが、ロシア軍も待ち構えていると思います。
どうなるでしょうか。
1ヶ月の完全停戦、しかもアメリカから持ち掛けたと言う事は、ロシアが応じるとしたらウクライナ大統領選挙が条件になるはずです。「正統性のない大統領、1ヶ月止めれば選挙出来るだろ?」と条件に入れて来ると考えられます。
一方でアメリカはゼレンスキーが嫌いでやはり選挙を呼び掛けています。ここはロシアと一致しておりゼレンスキーに「1ヶ月停戦すれば選挙は出来るだろ?」とロシアと同様に迫る事ができます。
この停戦案はウクライナにとり罠だと思ってます。
停戦自体はアメリカが都合の良い候補を見つけるまで発効せず交渉もデキレースでダラダラと進み戦闘は続くと見ています。
投げ返すボールは一時停戦してもいいけどその間に選挙やれでしょう。
そこはアメリカと一致している意見。
選挙をやりたくないゼレンスキーにボールが投げ返される
停戦したとしてもロシア軍占領地に住んでるウクライナ国籍の住民はどうやって選挙に参加すればいいんでしょうね。
ウクライナ支配地域とロシア占領地の公平性はどうするの、とか
ロシア占領地も含めて投票できるとしても、ウクライナの行政機能が崩壊していたら、まともな選挙管理は出来ない。
選挙やれって言われても出来ないと思いますけどね。
先日ルーマニアで大統領選延期のため現職が任期を超えて続投しようとしましたが国内の反対にあって辞任しました
これは民主主義国家として正しいプロセスです
ウクライナは任期切れの大統領がなし崩し的に居座ってるのが問題です
それに権威主義国家の侵略から民主主義を守る戦争なのに当事国が民主主義の基本である選挙をしてないのは体裁悪いじゃないですか
自分はウクライナの法に明るくありませんが必要なら法改正なども行い
ひとまずはウクライナ国内と大使館に赴くことができる人を対象にして任期も短く権限も大幅に制限した大統領代行を選出する選挙はウクライナが民主主義国家であるなら必要だと思います
>「賢くボールを投げ返して『ゼレンスキーがトランプのノーベル賞受賞を妨げている状態』に戻さなければならない」
ロシアメディアの切れ味たるや
米の重要性と危険性を正しく認識している点で、やはりロシア恐るべしと思いますね
もっとも、現在のペースからすると、すでにクルスク奪還には一定の目途がついたように思えます
(すでにスジャ中心部に入っているという情報もありますが、保留)
クルスク奪還が成れば、一時停戦してもロシア国内向けの面目は絶ちますし、30日程度の停戦では、米が明確にウクライナ側に立たなければロシアの優位は揺るがないでしょう
ロシアとしては、停戦を口実に選挙を求めて攻めていくことができますし、そうすればトランプ政権は同調するのではないかと思います
まさに『ゼレンスキーがトランプのノーベル賞受賞を妨げている状態』ですね
最後の関門は、(欧州以外の)誰が停戦監視を引き受けるか、でしょう
ロシアとしてはいくつか選択肢があるでしょうね
・素直に受け入れる
・停戦中のウクライナの再軍備・支援の禁止条件にする(時間稼ぎの禁止)
・大統領選挙の実施を要求する
・経済制裁の(一部)解除とのバーター
・クルスクで民間人の虐殺があったと主張して停戦拒否(ブチャの逆バージョン)
などなど
アメリカがウクライナの味方につくことはありません。少なくともトランプがゼレンスキーの味方につくことはもうありません。
なぜならアメリカにとってウクライナなんてどうでもいい国だからです。
バイデンはオバマの副大統領をしていたときからウクライナに肩入れしていましたが、少なくともトランプのアメリカにとっては、どうでもいいのです。
ルビオが認めたように、この戦争はアメリカ VS ロシアの代理戦争です。そして、ペスコフも「それはプーチンの考えと一致している」と述べています。
これがこの戦争の枠組みであり、ということは、ウクライナは依頼人であるアメリカのために傷つき血を流す人形にすぎなかったということが明確になりました。
朝日新聞のコメントプラスにて専門家がコメントをしているように、代理人であるウクライナは、どんなに戦いたくとも依頼人であるアメリカが「やめろ」と言えば戦争を止めなくてはいけない。どんなに戦いたくなくともアメリカが「戦え」と言われれば戦わなくてはいけない。
もはやただそれだけの存在です。
そして今回の停戦案について、地上戦の停戦はアメリカの案であり、ウクライナはこれを飲んだというところから、ウクライナは自らを代理人であると認めたことになります。
もちろんアメリカに逆らえば、ゼレンスキーがトランプを怒らせたときのように支援を停止されるだけです。
そして、バイデンアメリカ VS プーチンロシアの代理戦争という枠組みで考えるならば、すでにプーチンが勝利したと私は認識しています。
トランプはバイデンのアメリカが負けたこと、そして西欧はこのまま没落していくと認識していると思っています。
なのでそのマイナスを最小限にするために、できるだけ早く停戦し、同時に勝国であるロシアと手を握ろうと考えていると思っているのがトランプだと思っています。
厳しいかもしれませんが、ウクライナはすでに蚊帳の外であり、週内に行われるトランプとプーチンの対話の報を待ちたいところです。
もちろんロシアがこの停戦案を蹴る可能性も充分あるでしょう。
しかしそうであったとしても、トランプや西欧にどんなカードが残されているでしょうか?
ロシアはアメリカを正確に理解して正しく恐れることに努めていると思います、敬意を払うと言い換えても良い
これが出来ないと太平洋戦争のように相手を軽んじ、楽観的な予測で行動して後戻りができないところまで行くことになるのでしょう
確かにロシアはこれ以上米国の機嫌を損ねたくないが、それは「共倒れを避ける」ためだけであって恐れることではないだろう
今の露米の実力差は太平洋戦争の日米ほどではないし、対露作戦では米国が得意とする海戦の効果も弱められる
第二次世界大戦よりも第一次の仕組みのようだ。今のロシア=ドイツ帝国、EU=フランス、米国=大英帝国
ここで深刻な問題がある:第一次世界大戦では、英仏もドイツも決定的な勝利を得ることができず、双方は疲れ果て、最後に米国の参戦が結末を決めた
今の世界にとって、ロシアと米国が全面戦争をすれば、中国は双方が疲れているうちに簡単に唯一の勝者になる可能性が十分にある
プーチンはできるだけ停戦案に応じるつもりだろう
ウクライナがNATO入り断念してるかどうかがポイントかな
イスラエルとハマスの停戦だっていくらでもなし崩しになってるんだから、それでもちょっとずつ平和に近づいているし、一時的な平和だとしても、たかだかその僅かな期間の平和のために努力するのは悪くない
停戦なんて、始まってもちょこちょこ何かやったり、気に食わなければいつでも破れるものなので、停戦てやつは一度合意したら最後というような拘束力はない、そんな大層なものじゃない
ロシアとしても、このディールに応じることで一歩ステージを前に進めることができるから
プーチンはナイスボールを返せばいいと思うよ
某元グリンベレー大尉殿が権威も軽くなったとバカにしてた
ノーベル平和賞にまだ執着してるのか…
あの先生、調べたらもう82歳なのね。
米露宇の交渉が進む中、ヨーロッパ列強の存在は空気以下
どうせ空気以下なら我が国同様黙っていればいいのに、
プライドが高いので自己主張をせずにはいられない
しかしトランプアメリカには完全に無視されていると
アフリカ諸国から見下された仏のように、ヨーロッパの
没落が顕著になりました
今後は我が国も米中露の大国間でうまく立ち回らねば
コウモリ上等ですよ。