ロシア国防省は1日「コンスタンチノフカ方面のクリノヴェを解放した」と発表したが、RYBARは「この集落は確認されている前線位置から7kmも離れた場所にあり、本当に疑わしい内容で信用を傷つけるだけだ。なぜなら敵の動画1本で成功の声明は嘘に変わってしまうからだ」と批判した。
参考:Министерства обороны Российской Федерации о ходе проведения специальной военной операции по состоянию на 1 декабря 2025 г.
参考:Кредитный рубеж
ロシア人が報告するロシア軍の成功がどこまで事実なのかは謎だ
ロシア国防省は1日「コンスタンチノフカ方面のクリノヴェを解放した」と発表したが、RYBARは「この集落はコンスタンチノフカの北に位置し、確認されている前線位置から7kmも離れた場所にある」「これは非常に興味深い大きな突破となるものの、いくつかの『但し』が条件になる」と指摘した。
“クリノヴェ解放を客観的に裏付ける映像は見つかっていないが、これは当然のことだ。なぜならロシア軍がクリノヴェに隣接するヴィロリュビフカを通過したという報告すらないのだから。ロシア国防省は2月9日にオリホヴォ・ヴァシリウカ解放を、3月12日にノヴォマルコヴェ解放を、9月27日にマルコヴェ解放を、10月7日にフェドリフカ解放を発表したが、これは事実上「何の確証もなしに発表された解放」で本当に疑わしい内容だ”
“ロシア国防省がクピャンスクのように客観的な映像を大量に公開する可能性は極わずか、正直に言えばその可能性はほぼ0に近いだろう。そもそもチャシブ・ヤール方面の前線は長い間動いておらず、この偽報告が事実ならドルジュキーウカやクラマトルスクに対する本格的な攻勢への前兆だろう。交渉プロセスにおけるロシアの立場は「本当の成功」で既に強化されており、様々な方面で大きな成功を上げている状況において今回のような声明は信用に悪影響を及ぼすだけだ。なぜなら敵の動画1本で国防省が発表した成功の声明は嘘に変わってしまうからだ”

出典:Минобороны России
リマン方面でもロシア国防省が解放を発表した集落で「ウクライナ軍が国旗を掲げる様子」が、メジョバ方面でもロシア国防省や発表やRYBARの説明と異なる状況が登場し、未だにクピャンスク解放(RYBARは部分的解放しか確認できないと報告)を裏付ける証拠も登場しておらず、ロシア人が報告するロシア軍の成功がどこまで事実なのかは謎だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Минобороны России






















負けてる方の動機はよくわかりますが、勝ってる方が嘘をつくのはよくわからない文化ですな。
ちょっと盛ったところで、それほどの利得があるとも思えないのに。
権威主義国家の病理なのだろう、というステレオタイプな見方を今更論じても仕方ないので違う理由を考えてみました。
合目的な行動だとするなら、やはり戦術上の利点があるのかと思います。広報は少なからず前線の兵士も接しているはずで、守勢かつ劣勢のウクライナ兵はどうしても動揺する。どうせ虚報と切って捨てることは容易いが、最前線や半包囲の拠点にいる自身の身にしてみればそうもいかない。大衆に対しては誇大広告でいつも嘘ばかり、というイメージが広まってしまっているなら、みんな「いつもの」と流してくれるから問題ないー
要は
メリット:敵が動揺するかもしれない
デメリット:なし
ならやらない手はない。
俺も大体同じ考えです。古典的な虚実を使った兵法というか作戦かな、と。RYBARが真面目に突っ込むのも含めて。
西側諸国やウクライナが好む「実は統制の取れてないロシア軍」というイメージを補強してあげようとかそういう親切かもしれない。
彼らが欲しがってる餌を「ほ~らよ」ってくれてやる訳ですよ。
そうすると、「ロシア軍では情報伝達も正確に出来ていないのだぁ!」とか言ってくれそうじゃないですか。そして事実、時には誤報もあるだろうから、まんざら嘘でもないって事になるだろうし。
餌を出す側が別に勘違いしてなければ、これは確かにデメリットなんて特にない作戦なんです。
「強くて精強なロシア軍」と思われるよりも「結局ソ連の時代から変わる事が出来ない間抜けなロシア軍」と思って貰う方が戦う時は楽ですからね。うつくしい誤解は守らないと。
本当はロシア軍は弱いはずだ……、とかたく信じたままウクライナ軍にもウクライナ政府にも戦闘継続して欲しいってのがロシア側の今の希望かなと思います。
「お前らでもなんとかなるかもしれないぜ? だから、もうちょっとやろうぜ!」ってメッセージかなと感じます。
上層部も前線も偽情報であることを把握して意図して偽情報流布作戦をしているなら情報戦の一種にはなるでしょうね。
問題は、前線指揮官の美しい嘘報告を上層部が信じた事による「勝利の前借」だった場合でその場合は、かつてのシヴェルシクみたく辻褄合わせに無理な攻撃が行われる代償を支払う事になります。
仰る通り、権威主義国家の病理と言ってしまうと戦争初期から「分析」と称してプロパガンダ情報をさんざん流していたイギリスあたりは権威主義国家という事になってしまいますからね。
ロシア版、言担ぎですかね
強く願った言葉はそのうち本当になることありますからね
勢いがあるうちに宣言したことは、現実化する可能性も高まりそうですね
今度はポクロフスクの解放が報道されていますけど
真相は果たして⋯
真相としてはほぼ陥落していてロシア側としては「解放」を発表してもさほど問題ない、ウクライナ側としてはまだ市内に残って戦っている兵士がいるという状況かと。
いつものように「解放した」「まだ陥落したいない」の不毛な言い争いが繰り返されるでしょうね。
目的は敵方の現場の「戦意の残存量」を推し量るためかなと私は考えております。
これが「ワンチャンぶっ刺さる」になるのも、前線での明白かつ大幅な優位あってこそですね。
あとは、敵が「怒り向かってくる」ならそれならそれで丁重にお出迎えする準備もあればでしょう。
「ロシア大統領府がポクロウシクの制圧を発表した」との速報がありましたが、これに関しては時間の問題で
、ロシア側としては制圧を発表しても概ね差し支えない状況でしたからね。
嘘発表で制圧した集落の守りをウクライナ側が固めればその分他に穴ができるとかそんな感じ?
勝つ事を尊ぶのであれば正論か…
単純な話、ロシアは虚実関係なく言ったもの勝ちってだけではないですか?
デメリットは無いとの意見もありますが、情報が錯綜する前線で味方の虚言によって誤認を招きかねないのは下の下だと思います。
それを善しとできるのは、全然の損耗など意に介さない人間、机上で戦闘を語る人間なのかなと思いますね。
相手の油断を誘う等の意見もありますが、行為に対してメリットが図れないものを結果論で語るのは甚だ疑問ですね。
そう考えると、机上で考えれる人間にとっては自身の手柄としやすいのですかね?
日本の大手企業でもある、売上の前借りのようなものと見るべきなのか。
スラブ人の民族性と見るべきなのか、なかなか難しいものがありますね…
日本が戦時中になれば、ウクライナ戦争初期の雰囲気を見てもそうですが、両軍の軍事ブロガー・OSINTサイトのような(ある程度)自由な活動発表は許されないんじゃないでしょうかね?
追記です。
『ここどこ?』国防省の嘘報告は、一般人からすればそれくらいの話しなわけで。
ポクロウシク陥落報道の方が、強烈なインパクトあるわけですから、中途半端な嘘報告やっても意味がないなと感じますね。
個人的には統制の取れてないロシア軍を演出するためのこれもある意味作戦の一つのように思えます
数人ロシア軍の司令官であまりにも怠慢な人もいたのでそこら辺はちゃんと把握して首をすげ替えてましたし
本当に統率が取れてなかったらそれこそウクライナ軍のようにプロパガンダの自家受粉のように自分達の虚偽の報告に振り回されることが起こりうると思うので