ロシア関連

ロシアの燃料不足、これが持続的な問題に発展するかどうかはウクライナ次第

ロシアの燃料不足についてBBCは11日「この問題はモスクワから離れれば離れるほど深刻化するものの、データ不足で製油所を集中的に狙う戦術の評価は困難だ」「それでもウクライナは長距離攻撃のゲームに2人のプレイヤーがいると示した」と報じた。

参考:«Украина показывает, что в эту игру могут играть двое». Топливный кризис затронул уже больше половины регионов России

もし寒さの厳しい時期にモスクワが停電に見舞われて「真っ暗な闇」に包まれば、クレムリンが被る政治的ダメージは非常に大きい

BBCは11日「8月に極東地域で始まったガソリン不足は最低でも57の地域に広がっている」「モスクワを含む主要都市での燃料供給は安定している」「特にモスクワは5つの製油所から燃料が供給されているため他の都市とは根本的に状況が異なる」「他の地域の燃料供給は1つか2つの製油所に依存している」「そのためモスクワから離れれば離れるほどガソリン不足は深刻になる」と報じ、さらに取材を行ったモスクワとサンクトペテルブルクの住人は「ガソリン不足のニュースを見たことがない」と回答し、この問題に対するロシア当局の対応も非常に興味深い。

出典:ASTRA

“取材に応じたあるロシア人は「休暇を過ごしたクリミアからモスクワに車で帰る際、いつものようにガソリンスタンドで燃料を満タンにすることが出来なかった。いつも利用している大手チェーンのガソリンスタンドには長蛇の列ができ、独立系スタンドの幾つかにはガソリンが全く残っていなかった。ひとまず最初のスタンドで10リットルのみ給油しクラスノダールまで辿り着いた。そこでモスクワまでのガソリンをようやく給油できた」と語り、8月に始まったロシアの燃料不足は季節的要因にウクライナ軍の攻撃が重なってガソリン不足は著しく悪化した”

“このガソリン不足は8月に極東のザバイカル共和国、沿海地方、サハリン州で始まり、この地域の燃料供給はたった2つの製油所に依存していたため、ガソリンスタンドには長蛇の列ができ、人々はガソリンの品薄や、少量販売、クーポン券でしか購入できなことに不満を訴えている。さらにクリミアには大規模な製油所がないためガソリン不足は直ぐに影響を及ぼし、10月までに状況がさらに悪化した。クリミア当局は個人へのガソリン販売を30リットルに制限し、公共交通機関や緊急サービスを除く全ての人々への販売制限を20リットルに強化した”

“BBCの計算によれば少なくとも57の地域で独立系ガソリンスタンドの燃料供給が混乱しているが、モスクワを含む主要都市での燃料供給は安定している。但し、調査に応じたモスクワ市民の中には特定のガソリンスタンドで特定ブランドのガソリンが不足しているという訴えた人もいる。自動車分野を専門に扱うロシア人弁護士=アレクサンダー・シュムスキー氏もTelegramに投稿した中で「まだモスクワは燃料不足の本格的な影響を受けていないものの供給の混乱は明らかだ」と結論付けている”

“ロシア当局から外国のエージェントに指定されたカーネギー財団のセルゲイ・ヴァクレンコ氏も「モスクワは5つの製油所から燃料が供給されているが、ほとんどの地域は1つか2つの製油所に依存している」「そのためモスクワから離れれば離れるほどガソリン不足は深刻になる」と言う。特にアクセスが困難な地域ではガソリン不足によって産婦人科などの重要インフラへのアクセスが困難になっていると住民が不満を訴えている。Интехのスミルノワ社長もРБК-ТВの取材に「我々はコミ共和国でアクセス困難な集落にガソリンを届ける唯一の企業だ」「氷に閉ざされる前に集落へ届ける必要があるのにガソリンがない」と述べた

出典:Engin Akyurt/Pixabay

スミルノワ社長は「ガソリンがないため全てのガソリンスタンドを閉鎖せざるを得なかった」「連邦独占禁止局やエネルギー省に手紙も書いたが、我々が聞いているのは『待つしかない』という答えだ。それでも人々が生きていくにはガソリンが必要なのだ」「氷に閉ざされる地域では川が氾濫し、こちら側でも寒波が到来しているため一刻も早くガソリンを届けなければならないのに、誰も我々の声に耳を傾けてくれないため何も達成できない」と訴えた

“ロシア燃料連合もガソリンスタンドが閉鎖に追い込まれている状況について首相に書簡を送り、この中で「独立系ガソリンスタンドは国内のガソリンスタンドの約60%を占めており、このままガゾリン不足が続けば経営者らは事業停止に追い込まれる」と訴え、モスクワやサンクトペテルブルクでは主に大手石油企業が確立した供給チェーンがガソリンを販売しているものの、その他の地域では市場や契約でガソリンを購入してくる独立系ガソリンスタンドがガソリンを販売している

出典:koshinuke_mcfly/Pixabay

“ヴァクレンコ氏は「大手企業は燃料不足が始まると自社チェーンへの供給を優先し、ガソリンスタンドでの販売価格も社会的に容認可能なギリギリのラインを維持しようとするが、もはや自社チェーンに降ろす価格で外部業者に販売することは不可能で、独立系ガソリンスタンドも仕入れ値を下回る価格で販売すれば不採算に陥る」と言う。ロシア当局もガソリン不足の原因について当初「収穫シーズン、休暇需要、製油所の定期メンテナンスなど季節的要因が原因だ」と説明していたが、この情報戦略は「製油所における予定外のメンテンナスや複雑な物流問題」に変化し、ガソリン不足の悪化はウクライナ軍による製油所攻撃の激化とも一致する

“ロシアでは8月~10月10日までの間に計26回の製油所攻撃が発生し、BBCの計算によればウクライナ軍の自爆型無人機は少なくとも2025年1月以降、ロシアの主要製油所38ヶ所の内21ヶ所を攻撃しており、2024年と比べても48%増加(石油輸送用パイプラインへの攻撃は含まない)している。 Reuters、Bloomberg、S&P Global Commodity Insightsなど専門メディアの分析によれば今年8月~9月の攻撃で少なくとも10ヶ所の製油所が部分的もしくは全面的閉鎖に追い込まれたと結論付けている”

出典:ЦАПЛІЄНКО_UKRAINE FIGHTS

“それでも多くのデータがロシア当局によって機密扱いされているため、製油所を集中的に狙う戦術の評価は困難だ。元英陸軍のジャスティン・クランプ氏も「以前からウクライナ軍はロシアの石油・ガス産業を攻撃してきた」「その攻撃頻度と規模が急速に拡大していることは現在の戦術を重視している現れで、この作戦に多大な投資を行っていることは明らかだ」と、ヴァクレンコ氏も「ロシア軍もウクライナのエネルギーインフラを攻撃し続けているが、ウクライナはこのゲームに2人のプレイヤーがいると示そうとしている」と指摘した”

“ロシア当局もガソリン不足の問題を認めているが、問題の影響については「ほんの僅かだ」と説明して「忍耐強く耐えてほしい」と国民に呼びかけている。この問題はTelegram上で活発に議論されているものの、TVの視聴者が問題について知ることは殆どない。取材を行ったモスクワとサンクトペテルブルクの住人は「ガソリン不足のニュースを見たことがない」と回答し、ロシアメディアを監視している露団体=Медиалогияのデーターに基づくとロシア連邦のTV局の中でガソリン不足を詳細に取り上げたのはРБК-ТВのみで、НТВやЗвездаも稀に触れることがある程度だ

出典:Крымский ветер

“ロシア政府はガソリン不足問題に対処するためベラルーシからのガソリン輸入量を4倍に引き上げたが、事態の悪化が食い止められないため総生産に占める割合が11%しかないガソリン輸出も禁止した。さらにベラルーシ政府はロシアへのガソリン供給量を増やすため中国を含む複数のアジア諸国に対する輸入関税撤廃を検討している。ヴァクレンコ氏は「ガソリン不足問題が深刻化してもロシアには販売制限の強化やガソリン生産における規制緩和など様々な選択肢が残っている」「さらに一連の攻撃で被った製油所の被害は2週間~3週間程度の修理で復旧するだろう」と予測している”

“ヴァクレンコ氏は「ロシアのガソリン不足問題が一過性のもので終わるのか、持続的な問題としてロシアを苦しめることになるのかはウクライナ次第だ」「ウクライナは自爆型無人機をどれだけ生産できるのか? ロシアに対して自爆型無人機をどれだけの規模で、どれだけの頻度で、どれだけの数を送り込めるのか?」「ウクライナは引き続き製油所を集中的に狙うのか?」「それとも他の標的に自爆型無人機を集中させるのか?」と述べた”

出典:Генеральний штаб ЗСУ

これまで長距離攻撃で後方地域のインフラを破壊するゲームの役は「攻撃を一方的に仕掛ける側=ロシア」と「これを迎撃することしかできない側=ウクライナ」しかなく、ウクライナも自爆型無人機による長距離攻撃を仕掛けたが、2025年6月までの攻撃規模(月600機~800機の間)は小さく頻度も散発的だったため、正直なところゲームの配役を書き換えるほどの成果を残せていなかった。

しかし、トランプ政権が方針を転換して長距離攻撃の作戦効率に関わる情報=ロシア連邦領内に配備された防空システムの位置情報などを共有し始め、ウクライナも長距離攻撃に投入する自爆型無人機の規模(1,300機~1,800機)と頻度を劇的に増やし、ネプチューンやフラミンゴミサイルといった新たな攻撃手段も投入し、ロシア軍の防空能力も自爆型無人機が侵入してくる広大な範囲をカバーするため密度が低下し、このゲームから「一方的に攻撃を仕掛ける側」を消し去ってしまったのだ。

出典:ЦАПЛІЄНКО_UKRAINE FIGHTS

まだロシアが被った正確な損害や影響は算出できないものの、攻撃の成功を示唆する視覚的証拠の登場頻度、連邦政府レベルでの対応、燃える製油所の報道を禁止して問題ないと装うことへの批判など、これまでとは異なる反応がウクライナメディアや西側メディアではなく、ロシアメディア、ロシア人ミルブロガー、ロシア人コミュニティから登場しているため、問題の影響はロシア当局が言うような「ほんの僅かだ」というものではないだろう。

但し、製油所の能力低下は継続的な攻撃によって維持・拡大しないと意味がなく、ウクライナメディアのMezha.Mediaも「2024年初頭にウクライナがロシアの石油精製能力を一瞬で14%奪うことに成功したという報道があったが、ロシアは2024年末までに損傷を復旧させ、既存施設の処理能力を強化し、石油供給量の年間減少率を3%まで緩和させた」「ロシアの石油供給量を3%減少させたことは成果の1つだが、報道された14%という数字に比べれば控えめな結果だ」と指摘したことがあり、ヴァクレンコ氏が言うように問題が一過性のもので終わるのか、持続的な問題としてロシアを苦しめることになるのかはウクライナ次第だ。

出典:Efrem Lukatsky

そして最も重要なのは「丸3年間に渡る一方的な空からの攻撃でウクライナ産業の壊滅も、前線に対する致命的な影響も、戦争継続に対する大幅な士気低下も起こらなかった」という点で、ウクライナ軍の長距離攻撃について「ロシアの石油産業が壊滅する」「ロシア経済が破綻して戦争継続を維持できなくなる」「ロシア軍の攻勢にも致命的な影響がでる」と叫んでいる人が居たら注意したほうが良いし、その逆(ロシア軍の戦術的成功を大げさに叫んだり、視覚的証拠の位置情報だけで大騒ぎする人々)も同様だ。

ウクライナ軍は長距離攻撃の分野でロシア軍と同じ土俵に立とうとしている段階であり、この規模の攻撃を維持できると証明できたのは3ヶ月間ほどしかなく、エネルギーインフラ攻撃の影響が最も深刻になる冬本番はこれからで、ウクライナ軍が長距離攻撃の規模と頻度を維持・拡大できるかどうか、ロシア軍がウクライナ軍の自爆型無人機対策から何かを素早く学べるかどうか、その結果が雪解けの頃に何をもたらしているのかは誰にも分からない。

出典:Adam Bortnowski/Pixabay

それでもウクライナにとって長距離攻撃分野での「前向きな兆候」は事実であり、もし寒さの厳しい時期にモスクワが停電に見舞われて「真っ暗な闇」に包まればクレムリンが被る政治的ダメージは非常に大きく、多くのロシア人も衝撃を受けるはずだ。

ゼレンスキー大統領も「ロシアが停電を強制するなら同じことがモスクワで起きるだろう」と予告し、ロシアがエネルギーインフラへの攻撃を停止するとは思えないため、この政治的報復は高い確率で発生するのではないかと思っている。

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※アイキャッチ画像の出典:ЦАПЛІЄНКО_UKRAINE FIGHTS

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コメント

  • コメント (23)

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    • たむごん
    • 2025年 10月 13日

    日本で言えば、消費税増税時にガソリンスタンドに長蛇の列ができたり、ガソリン不足になったことが分かりやすいかもしれませんね。
    ガソリン不足・値上げが見込まれれば、買い溜めに走って何とかしようとするわけですから、ますます不足する事になります。

    ロシアは国土が広いですから、自家用車による移動の需要があるだろうなと。

    軍用車両、輸送用車両、工事車両などへの影響、軽油などもどうなっているのかも気になるところですね。

    12
      • Mr.R
      • 2025年 10月 13日

      おっしゃる通りですね。
      Google検索では日本の場合原油を精製して約31%がガソリン、24%が軽油になるとか。ロシアの割合は分かりませんがこれに近ければタンクを多少燃やしても回復は比較的容易でしょうし、蒸留塔等の精製に関わる施設を攻撃できれば大金星でしょうね。

      11
        • たむごん
        • 2025年 10月 13日

        タンクよりも精製などの施設という観点、仰る通りと思います。

        陣地構築などを含めて戦争に関わるような車輛は、軽油の使用が多いのではないかなと推察しますが、今どうなのでしょうかね…

        4
      • nachteule
      • 2025年 10月 13日

       日本で言うなら火災や地震時に製油所が影響を受けた位でしょう、少なくとも増税駆け込み需要での極端な増加であって供給源に問題を抱えている訳ではないですし、値上げの予定が決まっている以上はある程度のコントロールが効く。

       燃料不足や長蛇の列なら供給元だけではなく輸送の問題でも起きます。何らかの災害でタンクローリーの輸送が滞る事が有るけど、ロシアの製油所が攻撃されて生産能力が落ちる事での供給不足とはまた違う話。

       車両に関しては本当に燃料供給に問題があるなら戦車の運用に制限が掛かり特に多燃料エンジンだけど普通ならジェット燃料を使用して燃費が悪いガスタービンのT-80なんて運用しなくなる気はします。
       軽油に関してはそもそも原油からの精製は多様な物が出来る連産品を生み出す事なので、軽油だけがどうこうの話ではありません。精製してブレンドすればガソリン・灯油・重油とか色々な物が出来てガソリンと軽油は似たような比率で得られます(細かい事を言えば設備次第で比率をある程度変える事も可能)。
       後は需要の問題でロシアが既にガソリン輸出を禁止して軽油も輸出も輸出制限しようとしているならば民間はガソリン車の比率の方が高い感じでしょう。少なくとも軽油に対してはアクションが遅いですから消費と精製比率の割合で軽油はガソリンほど逼迫はしていない感じはします。

      14
        • たむごん
        • 2025年 10月 13日

        需給が崩れる、もしくは需給が崩れればさらに不足するというのは、米なんかでも同じですね。
        ロシアのガソリンも市場原理ですから、本来は大量供給して落ち着かせる必要がありますが、やはり今はできていないのでしょう。

        精製に関しては仰る通りで、ロシア産原油は産地によって質が異なり精製される物の量が違うわけで、ロシアの石油産業サプライチェーン構築も興味深いなと。
        チュメニなんかは、内陸ですから、急にタンカーで持ってくることもできないんですよね。

        2
    • Mr.R
    • 2025年 10月 13日

    WW2での戦略爆撃は重要施設を度重なる空襲で徹底的に破壊し、爆撃を反復することで復旧もさせないという感じでしたものね。
    それに習うなら1回2回の攻撃成功に喜んでいる場合ではありませんね

    20
    • Fっカス
    • 2025年 10月 13日

    より深部への攻撃で継続的に成果を
    上げるにはトマホークを使うのが
    効果的なのだろうが、果たして
    投入されるのだろうか?
    戦果を見てみたい気もするが、
    それが招くエスカレーションも恐ろしい。

    7
      • 名無し
      • 2025年 10月 13日

      逆にロシアにこれ以上エスカレーションする能力も覚悟もないと見抜かれてるならトマホークも遠慮なく撃ち込まれるでしょうね

      13
        • Whiskey Dick
        • 2025年 10月 13日

        トマホークがウクライナ軍に供与、使用されればロシア製対空火器の真の性能が判明する。黒海艦隊が対船舶ミサイルで多数破壊されているのを考えればロシア製レーダーの低空監視能力は低く、低高度を高速飛行するトマホークは有効打になるはず。但しシリアにおける実績ではロシア製短SAMに6割程度撃ち落されているので、多数の対空火器が配備される軍事基地や政府施設への打撃は難しそうだ。

        4
      • 名無
      • 2025年 10月 13日

      トマホーク使うったってウクライナには地上発射設備や戦闘機飛ばせる滑走路無いのにどうやって使うんだ?

      11
        • 中村
        • 2025年 10月 13日

         トマホークは飛行機に乗りませんし、中古の軍艦も有りえませんから陸軍のタイフォンだと思いますよ。40フィートコンテナ化された車載システムです。

         米ソ間で中距離ミサイル全廃条約ってのが有りまして、六年前まで射程500km以上5500km以下のミサイルの地上配備が禁止されてたんです。

         我が国も含めて適当(適して当たってる)なモノを開発中と言う訳です。

        14
    • 名無し
    • 2025年 10月 13日

    逆にロシアにこれ以上エスカレーションする能力も覚悟もないと見抜かれれば遠慮なくトマホークを撃ち込まれるでしょうね

    2
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 10月 13日

    現状、ロシアの報復が加速しているだけで、肝心の交渉の場に引っ張り出すとか優位に立つとかが実現できてる訳ではありません
    前線ではクピャンスクがほぼ陥落という状況になっており、後方攻撃が前線の動きを鈍らせる気配は感じられません
    果たしてどれだけウクライナが効果的な攻撃を継続できるのか、交渉に至るまでにウクライナが耐え続ける事ができるのか。そこが問題です

    32
      • NHG
      • 2025年 10月 13日

      今の戦場は液体燃料で動く戦車じゃなくバッテリーで動くドローンが支配してるからね
      戦場の趨勢やロシアの市民生活の悪化も二の次(オマケ)で、主目的はロシア財政負担の増加と国家運営の困難さを高めることでしょう
      ウクライナが税収のすべてを軍事に割り当て、他の予算を諸外国からの支援で組んでるのに、ロシアは黒字で戦争遂行できますじゃリスクが違いすぎる

      11
        • 名無し
        • 2025年 10月 13日

        ロシアの財政圧迫だのロシア国民生活悪化だの言われ続けてるが何時悪化するんだ?
        もう妄想聞き飽きたし現実見ろよ

        26
          • NHG
          • 2025年 10月 13日

          べつに財政圧迫で戦争終結なんて誰も言ってないよ?
          開戦このかたずっとインフラを攻撃され続けても降伏することなく抵抗を続けてるウクライナという見本があるんだから

          14
          • ZG
          • 2025年 10月 13日

          特需の終了で企業の生産が大幅に縮小して成長率が大幅に低下、財政状況の悪化や増税等による生活の負担で悪化し続けてるじゃん
          お前こそ現実見ろよ

          10
      • 名無し
      • 2025年 10月 13日

      そもそもロシアは交渉なんて最初からする気も無くウクライナも分かってるでしょうからそんな分析無意味では?

      15
      •  
      • 2025年 10月 13日

      > 優位に立つとかが実現できてる訳ではありません

      これだけロシアの生命線を爆撃され続けて「優位に立てていない」とか流石に強がりすぎでは
      もはや東部の局所的なロシア軍の前進なんぞほとんど意味ないですよ

      12
        • 名無し
        • 2025年 10月 13日

        そのロシアの生命線へ何度攻撃しても何度も復旧されてるんだから駄目じゃん

        23
    • kitty
    • 2025年 10月 13日

    クリミヤが歴史あるロシアの保養地であるのは知ってましたけどこのご時世で実際休暇に訪れるロシア市民の肝の太さよ。

    11
    • クラスノヤルスク
    • 2025年 10月 13日

    コミ共和国でもガソリン不足が深刻なことになっているんですね。ヴォルクタの住民やヴォルクタ近郊の廃墟と化したモノグラードに住んでいる住民が心配です。

    6
    •   ajdm’ 
    • 2025年 10月 14日

    ロシアの主要精製設備は、大幅に耐用年数をすぎて運用されている
    さらには制裁で西側の設備や機材、触媒が入らなくなっており、復旧にも限界があるね

    ソ連末期にはエネルギーインフラはボロボロになっており、それを西側の投資と支援で立て直してエネルギー大国になった経緯がある
    短期的には共食いや国内代替製品で復旧できるかもしれないが、長期的にはソ連と同じ道を辿る事になるだろうね

    6

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