米空軍のNGADは先行きが怪しくなる中、アルヴィン参謀総長はロンドンで開催された国際空軍参謀長会議で軽戦闘機のイメージを披露し注目を集めており、WARZONEは「米空軍が将来の軽戦闘機をどのように考えているのかヒントを与えてくれる」と報じた。
参考:Air Force Floats Light Stealth Fighter Concept As Its Heavy Fighter Program May Be In Jeopardy
参考:Keynote with General David W. Allvin, Chief of Staff of the Air Force, at GASCC 2024
将来の作戦要件を満たす上で重要なのは量=随伴する無人機の数に依存するという意味
米空軍が開発を進めている次世代戦闘機プログラム=Next Generation Air Dominanceは有人戦闘機や無人戦闘機などで構成されたファミリーシステムの総称で、有人戦闘機(NGAD)のEMD契約はLockheed MartinとBoeingの間で争われ、無人戦闘機(CCA)のIncrement1についても「AndurilとGeneral Atomicが選定された」と発表されたばかりだが、米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力=NGADとは何なのか根本的に問い直さなければならない」と言及した。

出典:Lockheed Martin NGAD
米空軍が求めているNGADの全体像は不明なものの「世代を越える技術的飛躍」「強化された攻撃性、生存性、持続性、適応性、相互運用」といった要素が含まれ、同時期に開発されるFCASやGCAPよりも高度な戦闘機システムになると予想されており、ケンドール空軍長官は2022年4月「NGADの価格は数億ドルになる」と下院軍事委員会の公聴会で言及し、DefenseNewsも「NGADの調達コストは少なくともF-35の2倍=1億6,000万ドル以上になる」と報じたことがある。
ケンドール長官はDefenseNewsの取材に応じた中で「次世代戦闘機を開発する取り組みは健在で放棄されていない」「NGADの価格は1機あたりF-35Aの3倍になると予想されているため少数しか購入できない」「理想を言えばF-35Aよりも安価か同程度に抑えたいもののF-35自体も決して安くない」「X-planeとアダプティブエンジンの開発から生まれたNGADの設計コンセプトは非常に高価だ」「次世代戦闘機は規模も数も時間も重要で、我々は早く何かを手に入れたいと考えている」と言及し、空軍はNGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だと明かした。

出典:Anduril CCA Increment1に提案されたイメージ
設計コンセプトを見直す中で追求する要素は「コスト削減」「最近登場したCCAとNGADの強調性強化」「費用対効果に見合ったエンジンシステム」の3点で、NGAD自体のコスト削減には追求してきた能力を犠牲にする必要があり、CCAとの強調性強化は「NGADに求める能力」の一部をCCAで実現させることを示唆しているが、最も興味深いのは費用対効果に見合ったエンジンシステムについての言及だろう。
戦闘機の構成部品の中で最も高価なのはエンジン(調達コストの約半分)だと言われており、ケンドール長官は「NGADの航続距離と燃費を向上させるためアダプティブエンジン技術を使用したいと考えているが、エンジンコストを引き下げるには技術の複雑さを軽減し、エンジンサイズ自体を小さくするしかない」と指摘したものの、同時に「まだ契約を含むNGADの具体的な変更は話せる段階にない」と付け加えた。
このようにNGADの先行きが怪しくなる中、アルヴィン参謀総長はロンドンで開催された国際空軍参謀長会議で軽戦闘機のイメージを披露し注目を集めている。
披露された軽戦闘機は「米空軍の将来のビジョン」を説明する際のイメージに過ぎないため「米空軍が軽戦闘機を開発している」という意味ではないものの、WARZONEは「米空軍が将来の軽戦闘機をどのように考えているのかヒントを与えてくれる」「F-35に似た単発機はステルス性を重視して設計されており、主翼や尾翼の形状はF-35によく似ているが水平尾翼は見当たらない」「キャノピーの大きさから見て機体サイズもF-35より小型されている」と指摘した。

出典:GA-ASI LongShot UAV
アルヴィン参謀総長は米空軍の将来のビジョンについて「長く使用できるプラットフォームではなく適応性に重点をおいたプラットフォームを重視する」「これは複数のプラットフォームで使用できる共通ソフトウェアの開発で達成できる」「能力の重点を開発スピードの早いソフトウェアに移すことで相対的にハードウェアの重要性が低下する」「ソフトウェアのアップグレードスピードこそが敵に対する我々の優位性だ」「プラットフォーム重視からソフトウェア重視に移行するだけでなく、将来の作戦要件を満たすにはswarming=群れに大きく依存するだろう」と述べた。
要するに有人プラットフォームは新しい能力をソフトウェアベースで次々と実装できる=敵の脅威に素早く適応する能力が重要で、作戦要件を満たす上で重要なのは量=随伴する無人機の数に依存するという意味だ。

出典:Video by Francis Foose
こうなってくると有人プラットフォームが交戦空域に侵入する必要があるのか=価格を押し上げる高度なステルス性能が必要なのかという疑問が湧いてくるが、その答えは設計コンセプトの見直しを終えたNGADで披露されるのかもしれない。
関連記事:米空軍副参謀総長、小型ドローンの登場によって航空優勢の定義を見直す
関連記事:米空軍参謀総長、制空権の常時確保を要求する軍事作戦はコスト的に無理
関連記事:米陸軍参謀総長、我々はウクライナで学んだ教訓を受け入れて適応する
関連記事:米海兵隊副司令、黒海と紅海から得た海洋拒否に関する4つの教訓
関連記事:米軍がウクライナから学んだ重要な教訓、戦いにおける人間の重要性
関連記事:米空軍、無人機の脅威はマイクロ波兵器の開発だけでは解決しない
※アイキャッチ画像の出典:The Air and Space Power Association
F-16ぐらいのサイズと価格なら欲しい国は多いかも知れませんね。
色々詰め込みすぎるから大きくなって価格も膨れ上がるのだから軽戦闘機なら制空任務特化とかにするのはどうなんでしょう。
制空任務だけの機体が欲しい軍がどれくらいいるんだろうな?空自は性能と価格面で問題ないなら喜んで買いたい気はするが。
制空だけにしても航続距離稼ぐために優れたエンジンか抵抗の少ない形状求めるなら高くはなりそうだし、機体に優れたセンサー類積むのか電子戦装備はどうするのかでも価格は変わる。自機以外の外部依存でチープなセンサー類積むとかすればどこぞの海軍みたいに使えない装備ができる可能性がある。
単一機能の機体を作るにしても価格がマルチロール機の半分とかぐらいまで行かないと流石に勝負は難しいのでは?
>制空だけにしても航続距離稼ぐために優れたエンジンか抵抗の少ない形状求めるなら高くはなりそう
新設計で用途限定なんだから必要な航続距離に合わせてサイズ決めればいいだけでしょう?
仮に要求航続距離がF-35Aと同じでも兵装削ればそれだけでも重量は削れます。例えばF-35Bと同等にするだけでも直接重量だけで500kg以上、ウェポンベイの縮小シンプル化分で更に数百kg、胴体重量が軽く開口部が縮小する分、機体強度に余裕が…と航空機お約束の重量スパイラルが軽量化方向に発生するのでt単位で軽くできるでしょう。
機体が小型軽量になればエンジンの必要推力も下がるんだから燃費下げるのは容易だしそもそも↑の軽量化の中に「燃料削減」は入っていません。同じく必要揚力も減るので抗力も自然に減りますし、いずれも高くなる要素にはならないかと。
B型並みにするって時点で燃料減ってませんか?B型って垂直離着陸のための機構がある為燃料タンクが減ってA型の3分の2くらいの航続距離しかないですよ?機構排除してタンク載せたらそれはもはやA型になるわけでA型の航続距離でB型の重さが実現できるなら空軍向けのA型がそうなるように開発されてるかと。あと兵装のための各種機器は重さでいうとそんなでもなく一番重いのはやっぱり燃料とタンクです。トレードオフである性能を両方追い求めるのは技術革新が無いと無理じゃないでしょうか?制空目的の非マルチロールなのに航続距離の為だけにウェポンベイ削減でミサイル6発搭載すらできなくなると肝心の制空機として微妙になりますし需要がどこにもないかと。
F35のトラブルで、懲りた感がありますからね…
量産性、拡張性を併せ持つ機体は、生産性も高くなります(生産トラブルが起こりにくい)。
現代ならば、どの位の価格に、抑え込めるのか興味深く感じます。
今回の記事と全く同じことを数年前に「デジタル・センチュリー・シリーズ」として提唱してたんですよね、結局現代の航空機に短期開発は無理だってことでNGADになりましたが
それなのにまたこんな発言がでてきてちゃぶ台をクルクル回してるようだと、根本的なリーダーシップの欠如が心配になりますね
ジョン・ボイドのように断固たる意志でコンセプトを貫けるタフなリーダーがいなければ
デジタルセンチュリーシリーズの短期開発、改修しないで短期退役、は現代ではまだハードルが高過ぎたとしても「拡張マージンを削る」は普通にありだったと思うんですよね。無人機を随伴させる前提なら尚更。
まあそれやってF-35の冷却能力みたいに性能見積もりミスる/誤魔化すとガチで詰むけどw
IHIの船舶エンジン偽装(海自、該当してない?案件)が問題なってましたけど、仰る通りどこかでミス・偽装が入るとどうしようもない面はありますね…
ふと思ったんですけど、こういうイメージイラストって誰が描いてるんですかね?
F-35ほど費用対効果の高いものはそうそうないんだから、もうF-35の成果物を丸々拝借して(意訳:主要技術の開発費を同盟国に負わせて)安く作るアメリカ専用の新F-35を作るしか選択肢ないんじゃないか
これレドームなしでIR探知のみなのか?
吸気口も小さいからエンジン出力も練習機のそれっぽいし、引き算しまくった、相当に割り切ったコンセプトだな。
うーん、でもこれ有人機枠では厳しいだろう。
ペイロードが小さそうだし、何より航続距離が短そうだから、どこに配備して仮想敵誰の何よってなりそう。
無人機枠にしてペイロードと航続距離を再構成したらいけるかもしれんけど。
去年あたりの話ではレーダー出すと検知・撃破の可能性が高くなるから無人機へアウトソーシングという話だったはず
さらに兵装もアウトソーシングという話もあったはずなんで、その思想をベースにするなら燃料とガトリング砲以外積んでないなんて可能性も取れそうな気がしてる
何というか結局F35と混成運用するようなコンセプトが必要だろうけど、これはそういうコンセプトでもなさそうなところが問題だよね。
練習機としてはコスパが悪そうだし、単座の時点でそういうのにもできないし。
どうせ、F-35よりも高くなって、米国議会に突っ込みまくられる。
ウクライナにF-35を突っ込み、戦訓を取ってから企画すれば良い。
F-35に複座型がない現代、なぜ単座だと練習機にできないと決めつけるんです?
中等練習機とかは無理でもATTとかなら普通にありでしょう。
ガトリング砲こそ要らんと思う。
砲自体要るかどうか怪しいしスクランブル用とかに積むとしても戦闘機同士の格闘戦なんかには使わないんだから単銃身で十分な気が。
自衛用にはMRAAM×2くらい積む方が効果的だろうし、そのくらいのサイズあればそれなりの性能の空発無人機が積める。
随伴無人機の兵装では想定外の事態に対処できないからね。
AESAなら必ずしも「機首レドーム」である必要はないし、インテークも「高空低速」さえ妥協できるならむしろある程度小さい方がいい訳で、
思い切った引き算だとは思うけど有人機失格とは思わないですね。
NGADは航続距離を求められるが故に大型化し高コストになる
せっかくスペースXで繰り返し使用可能なロケットの目処がついたのだからロケットで発進して弾道飛行で目的地に到着、作戦後近くの基地に帰投するようなぶっ飛んだ戦闘機早く出てこないかな
液体酸素積んでおけば宇宙空間でも動ける宇宙戦闘機の誕生だ
液体酸素積んで弾道飛行で長距離飛ばすなら、スペースXのロケットよりもPDエアロスペースのジェット・ロケット切り替え式デトネーションエンジンでしょうね
戦闘機単体で完結しますし
社のトップが元F-2開発者なのもあって、開発が進められている宇宙機のフォルムも戦闘機寄り。
まあロマンレベルの話ですけど
それ、80年代に遠未来戦闘機として提唱されたTAV(Trans Atmosphere Vehicle)みたいにならないですか?
まああれこそ1機いくらになるか想像もつかない化け物でしたが…。
ハイ・ローの「ロー」相当のはずだったF-35を補完する軽戦闘機を検討せざるを得なくなったのか。
それに機体構成がロシアのチェックメイトみたい。
どうせ、F-35よりも高価になって、議会に突っ込みまくられる。
どうでもいいんですけど『随伴を想定した無人機』のシルエットが、1stガンダムに出てくる『ムサイ』とそっくりですね
結局は稼働可能な数が戦場を支配する。戦場に展開できる量こそ作戦の質を決める。
安価なドローンが既存の防空システムをすり抜ける中、よりハイエンドな機体との間を埋めるコンセプトは妥当だがF35に似せる意味はあるのだろうか?
むしろ(諸々の問題は抱えつつも)実用単発ステルス戦闘機として成立してる世界で唯一のF-35を全体として踏襲しない理由がありますかね?
並べて見比べてみましたが、似てますか?
WARZONEが勝手に言ってるだけだと思いますけど。
インテーク周りも違うし、水平尾翼も無いし、キャノピーもバブルさが足りないし…。
「犯人は目が二つ、鼻が一つ、口がひとつありました!」レベルの相似。
随伴機だらけになるなら、もう母機は武装積まなくてよくね?
ステルス前提なら逆に対地攻撃兵器オンリーの無人機を作ったほうがいい気もする
あれもこれも詰め込んでロクなことにならないのは最近のアメリカ兵器あるある
なんかデザインが好きになれないな
>ソフトウェアのアップグレードスピードこそが敵に対する我々の優位性だ
スピード速いですか……?(白目)
いや、スピードがどうこうって言うかF-35にしてもKC-46にしてもT-7Aにしてもそもそもソフトウェア開発自体がボロボロなんですがそれは
数年すれば開発プラットフォームからひっくり返ってたりするIT技術と腰の重い官僚文化の相性の悪さはずっと昔から言われ続けてますからね
ウクライナ侵攻では民間の製品、部品をほとんどそのまま流用したドローンが猛威を振るっていますが、これに近い水準の官民連携が実現しなければ失敗は繰り返されるでしょう
F-35よりも小さくておまけにステルスとくればまともに武器は積めないだろう
空対空ミサイルだけ積んでほかは全部ドローンに外注ってところか
戦闘機の本来の任務は空対空戦闘なので原点復帰とも云えます。
重量の嵩む大型対地兵器を使用する際、この軽戦闘機は敵の探索及び捕捉のみを行い、データリンクを介して地上車両若しくは艦船から兵器を発射することになるでしょう。ウクライナ侵攻において戦術弾道ミサイルが小型目標や防空システムを破壊できることは証明済みです。地表の移動物体を狙いたい場合はご指摘の通り随伴ドローンから対戦車ミサイルを発射すれば良い。
多機能な大型戦闘機を少数揃えるより、各機能に分けた機体を多数配備した方が安価に必要な戦力を維持できる。
だったら飛行機すら要らず、全部ドローンとミサイルで良いんじゃ無いかという話が
小型化すればウエポンベイも小さくなって大型のミサイルを搭載できなくなる
これAI生成画像ってことない?
人を載せないだけでどれくらいコスト下がるのかな?
イメージ画像を見て思うのですが。
なぜ、単発にこだわるのかな。
F35のエンジンの発電能力で痛い目を見たばかりでは。
もっと冗長性を持たせる冪では?。
将来発電能力が補足したら、また、より大きなエンジンを新たに作るのかな。
それに、F35は単発ではあるけれど、小型ではないでしょう。
昔のF4と同等以上の大型機、と思います。
そして、言っておられる様に、安くもないでしょう。
コスト削減なら必然的に単発でしょう。
エンジンが高価だから。
有人機だろうが無人機だろうがこれはもう宿命ですね。
米軍にとっては数が非常に大切。
発電用エンジンを別に付ければよい気がする。
発電のために双発にするよりは。
本来、推力のためのエンジンより発電専用エンジンの方が効率的だろうし、メンテも楽そう。
単発にこだわるのはメンテナンスコストを下げたいのだと思う。
調べたらわかるんですけど、発電機って結構でかいんですよね。例えば市販品のデンヨーの500kwクラスの発電機だと全長約6m、全幅約2m、高さ約2.5mなので輸送機や爆撃ならともかくステルス機のウェポンベイを遥かに上回るサイズです。燃料槽が無い分サイズは小さく出来るでしょうが、内部に熱が籠ると機体に重要な問題が発生するので、吸引口、排気口は必須ですので更に設計がややこしくなるだけだと思います。
単発は間違い無くコスト削減でしょうけど、現状F-35の新型エンジンすら納期するのが難しくなってますからね。
IPP「」
思うのですが。
エンジン側である意味イノベーションが起こるまでは、
双発エンジンの方が良いのでは。
新技術に投資するのは良いことなのですが、
現実の戦争にも適合してほしいもの、と思います。
昔のセンチュリーシリーズの戦闘機で生き残ったものは、F106/111だけでは?。
あとは皆、海軍機にとって変わられたのでは?。特にF4に。
F106は特殊用途のものでしたから、比較対象はミサイルになるし。
>昔のセンチュリーシリーズの戦闘機で生き残ったものは、F106/111だけでは?
F-104は?
てかセンチュリーシリーズを含む第3世代未満機なんて10年そこそこで丸2世代駆け抜けて性能寿命消し飛んだんだから運用年数で評価しても意味がない。
F-4/F-5というハイローそれぞれの怪物機やターボファンエンジンや全天候/視界外戦闘やFBW等の技術革新の登場後まで現役続けたF-104がむしろ異常でしょう。
そもそも本家センチュリーシリーズは別にそう銘打って生み出された訳じゃなくて後付けの名前だし、デジタルセンチュリーシリーズは本家みたいに毎年の様に新機種出す構想でもないただの比喩な訳で、
本家のセンチュリーシリーズが成功だったかどうかはあんまり関係ないのでは。
1基当たりの推力が半分以下のターボジェットの第3世代機と比較して大きい小さい言っても全く意味がないでしょう。
ターボファンのF-15やF-16との比較ですらステルス分があるから意味が薄い。
結局比較の対象は実用化済みステルス機であるF-22やJ-20やSu-57しかなくて、そうなると十分小型軽量と言えるかと(ただし軽快ではない)。
てかF-4ってリフティングボディない時代にF100よりデカいJ79双発に大型レーダーと複座を艦載機として許される横幅にねじ込んだため胴体が極端に長くなってるから大きく見えるだけで、体積で言えばそれほど大きくないんですよね。
自重もF-15超える13tで重く感じるけど、艦載機同士で比べればF/A-18A/Bとだいたい同じでF-14よりははるかに軽い。
比較をすると。WIKIで。空虚重量で。
F105D 12.474t
F111 21.410t
F4E 13.757t
F14D 18.757t
F/A18E 14.552t
F15E 14.515t
F16C-50 8.270t
F22 19.700t
F35A 13.290t、となりますね。
ステルス機が重たいですね。F111は比較対象外として。
14tなら、双発が良いのでは、と思います。
まず14tって何の数字ですか?
そして戦闘機の話してるんだからそこで持ち出すべきはマルチロール化で肥大化したF-15EじゃなくてF-15C(12,916kg)でしょう。
私が「ターボジェットの旧世代で比較に適さない(効率が悪くカタログ値以上に非力なので軽くする必要があった)」としたF-4や更に古いF-105Dを持ち出しながら「非力なターボジェット単発」戦爆のF-105Dが12t以上である事実は無視。
時系列を無視してF-111をF-4の前にネジ込んだ上に根拠なく対象外(海空統合機であるF-35が話題の軸なんだからF-111を対象外にする理由はない)。
「重いから双発にすべき」の結論に誘導するために数字をいじり回してるならやめていただきたいです。
「大型双発の制空機」であるF-15CとF-22Aで比較すれば5割以上重くなってます。同じ比率をF-16Cに適用すれば13t弱。
F-15Cがマルチロール化で1割以上重くなってるんだからF-35Aの13.3tは決して「重過ぎ」ではないと言えるかと。
なるほど、です。
素人は、あくまで”素人”なので、
”「重いから双発にすべき」の結論に誘導する”、
つもりはありませんが。
実質ほぼ匿名のコメ欄なんだから「素人」名乗ろうが「専門家」名乗ろうが全部「自称」なんですよ。
実際に自説に都合のいいデータを並べておいて「素人なので誘導する意図はない」と言われても説得力はありません。
「前世でジョン・ボイドだった俺、21世紀の米軍参謀に転生して再び軽戦闘機で世界の戦闘機市場を席巻する!」
みたいな。
23日の記事からコメント欄削除はれましたね?
どれだけ呼び掛けても、ウクライナ支持者とロシア支持者が醜く罵りあうのをやめないからでは?
クルスク侵攻から普段いなかった輩が暴れまわってそれでウンザリしたのかな?
でも警告くらいはして欲しかった。
そもそもF-35をポストF-16にする!と言っていた米空軍にローコストの機体なんて作れる訳がない。F-16Vのアップグレードが現実的落とし所でしょう
「米空軍にとってはF-16後継」だったのであって「ポストF-16」とは意味が違うのでは?
海軍や海兵隊にとってはスパホやレガホやハリアー後継であり、陸軍からはA-10後継、果ては海外からはF-15後継やら買えなかったF-22の代わりまで求められた訳で、
それ踏まえればむしろ「安い」し、一方でコストダウンする余地もあるはずだ、と思いますね。