米空軍は機体の老朽化や能力不足を理由にE-3をE-7Aで更新する予定だが、Aviation Weekは12日「国防総省が2026会計年度要求予算を決定する中でE-7調達は中止の危機に直面している」と報じ、国防総省はリソースをAMTI能力を備えた衛星に集中させたいらしい。
参考:Pentagon Review Threatens E-7A Acquisition Plan, Sources Say
陸軍で進められている大改革を見ると空軍の調達に大ナタが振るわれても不思議ではない
米空軍が保有するE-3は707運用終了に伴うサプライヤーの撤退でスペアパーツの入手性が極度に悪化(Breaking DefenseはE-3の稼働率を40%台だと報じている)し、米空軍のウィルズバック大将も「E-3の空中移動目標機能=AMTI(空中を移動する目標の認識能力)はE-7Aに搭載されているMESAほど良くないことを認識しなければならず、第5世代戦闘機を保有する空軍は第5世代センサー(AMTI能力が優れたセンサーシステムのことを指しており“第5世代センサー”という表現は比喩的なものに過ぎない)を整備しなければ真の第5世代空軍にはなりえない」と訴えた。

出典:U.S. Air Force photo by William R. Lewis
2022年2月にE-3後継調達の調査に関するRFIを発行、6月に「E-3をE-7で更新する」と正式に発表、2023年3月に「E-7調達に関する正式な開発契約(約12億ドル)を授与した」と発表したものの、1号機と2号機の調達価格でBoeingと揉めることになり、この交渉が合意(2機を25.6億ドル)に達したのは2024年8月だ。
米空軍は当初「英空軍向けと類似した構成のE-7調達」を想定していたが、E-7とAMTI能力を備えた衛星の組み合わせで戦場空域の認識力と戦闘管理指揮統制=BMC2を行うことを希望したため、E-7の設計を修正しなければならなくなり、これが1号機と2号機の調達価格を押し上げることになったのだが、今度は国防総省が2026会計年度に要求する予算の中でE-7調達をキャンセルしようとしているらしい。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Joseph Pick
Aviation Weekは12日「米空軍のE-7調達は国防総省が2026会計年度要求予算を決定する中で中止の危機に直面している。国防総省はE-7調達をキャンセルし、リソースをAMTI能力を備えた衛星に集中させることを検討しているが、この案はBMC2能力が問題になるため空軍が抵抗している」と報じ、アルヴィン参謀総長も議会で「現代戦においてE-3やE-7が搭載レーダーでAMTI任務を実行するのはリスクが高い」と証言したのの「まだ衛星には早期警戒管制機の全任務を引き継ぐ能力はない」「そのためE-3やE-7はBMC2任務を継続しなければならない」と訴えた。
トランプ政権が発表した1兆ドルの国防予算は「議会主導の時限措置=一時的な追加支出」を含めた数字で、通年予算の国防費は8,926億ドル=インフレ率の上昇分を加味すれば事実上の削減となっており、政権が要求する優先順位の高いプログラム=Golden Dome、F-47、F/A-XX、B-21、新型ICBM、コロンビア級原潜に安定した資金供給を行うためには「何か」を犠牲にする必要がある。

出典:U.S. Air Force
2026会計年度要求予算の中でE-7調達が生き残れるかどうかは蓋を開けて見るまで分からないが、陸軍で進められている大改革を見ると空軍の調達に大ナタが振るわれても不思議ではない。
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※アイキャッチ画像の出典:Air Force photo by Richard Gonzales
何だか今のアメリカの行動は理想だけを追い求めて足元を疎かにしているような感じがしますね
何にせよ、金が無い。
E-2Dで良いんじゃないかな。
途中での仕様変更やキャンセルが「軍の予算」には響かなくても「米企業や産業界の損失」にはなってて、結局は「国益を損なってる」という当たり前の事実に気がついて欲しい物ですが。
KC-46Aなんかも途中で仕様変更せずにとりあえず開発中だったKC-767改は完成させちゃって数機調達した上で即改修、ならボーイングも赤字垂れ流しにはならなかったし、結局こんな状況になるならKC-767改の方をもう少し作ってつなぎにすることもできたでしょうし、上手くいったらKC-767改は日本かイタリアに売りつければ(少なくとも今のKC-46Aよりは)喜んで買ったでしょう。
補足です。
もちろん作って受けとっちゃえば置いとくだけでも維持費は掛かりますが、そこは発注者の当然の責任として背負ってもろて。
先日の陸軍の記事であった様に「開発企業から修理権を奪還する」というなら「開発企業に発注する側」の責任についても見直されて然るべきでしょう。
KC-46に関しては別に発注側に責任はないでしょう、契約でボーイング側がやれますって言うなら引き受けた方の責任しか有りません。契約通りに出来ないならペナルティを払うのは当然の事です、自身の能力を過信した代償をボーイングが支払っているだけなんですよ。
発注企業の責任に関して言うならどうしようもない、着いてこれないなら脱落して良いと言ってるんだから契約で上手くやるか時代に沿った企業改革して利益を追求するしかない。小ロットになるならその分納入単価を上げるとか地道な交渉をすべきでしょう。
>KC-46Aの空中給油システムは信頼性が高いKC-10のものを使用するはずだったのだが、米空軍は予備設計後に空中給油システムの制御をアナログからデジタルに変更するよう要求
の時点で責任はあるし、その後の顛末を見ても少なくとも共犯でしょう。
ボーイングとどちらを主犯とするかは意見が分かれるかもしれませんが。
この分だと海軍の方も大ナタが振るわれそうな気がする。コンステレーション級とかDDXとか絶賛炎上中だしなぁ。外国の船の設計を買うとかになってもおかしくなさそう。
海外の艦の設計を導入しても、「見切り発車で建造開始」とか「建造中も設計を変える」とかやったら結局コンステレーション級の二の舞に…
現在最新の独自設計ののフリゲート艦は、”アノ” 沿海域戦闘艦
(フリーダム級/インディペンデンス級)なのだと思います。
量産のための設備を一度は揃えていたのでは、と思います。
フリーダム級の機関部を自国製の信頼性のあるものに交換して、
再度量産すれば、外国設計を買う必要はないのでは、と勝手に思っています。
対テロ戦争向けの沿海域戦闘艦は、対称戦には船型過小という事でお蔵入りになったんです。今更、量産しても主敵の中華フリゲートにすら対抗できません。
インデペンデンス級は、アヴェンジャー級掃海艦の後継として、完全に掃海艦扱いとなる事も決まってますし。
”主敵の中華フリゲートにすら対抗できません”
単艦で立ち向かわずとも良いのでは、と思います。
米国の見積り通りに、2027年に台湾危機が来るならば、
艦艇の数が必要でしょう。
コンステレーション級は間に合わないのでは、と想像します。
米海軍がどう考えているのかは判りませんが・・・。
沿岸戦闘艦の武装強化くらいしか、対策はないのでは?。
米陸軍のタイフォンシステムを準用して載せるとか。
であれば、アーセナルシップの役割はこなせる、と想像します。
外洋でアーセナルシップをやらせるには搭載量や航続距離が物足りないかと思います
シロウト考えですが。
補給も含めた計画次第かな、と想像します。
ミサイルは、多分、多数必要でしょうし。
LCSでは船型が小さ過ぎてアーセナル・シップは、まず無理だと思います。
対潜や掃海なら可能だとは思います。
実例?を上げると。
オランダ海軍で、同様のフネを考えているようです。
2024年09月26日付けに、ここの記事がありまあす。
想像図をみると、管制用?コンテナ×2と、
発射用コンテナ?×4と見えます。
同記事のフネは、哨戒艦程度の小型に見えますから、
LCS(フリーダム級で満載約3,300t)の場合は、
もっと載ると期待できるのでは?。
米海軍の場合、フネのが不足と言っているので、
既存品は有効利用するのが良いかと思います。
米海軍がどう考えているか判りませんが・・・。
LCSのミサイル搭載数ですが、インディペンデンス級に多く見積もってMk-70を3セット搭載出来ると報道されています。
Mk-70は1基あたりミサイル4発ですから合計12発となります。
これではアーセナル・シップを名乗るほどはミサイルの搭載数は多くないと思います。
ご教授ありがとうございます。
そうすると、以前の記事のオランダ海軍のフネ
とほぼ同じということになりますね。
オランダ海軍も、同船を”補助船”と
表現しているようです。
となると、さらにフネの数が必要になりますね。
Mk-70が大量に必要になれば、民間のコンテナ船
などの転用も考えないと、でしょうか。
ご指摘の通り、Mk-70を使用してアーセナル・シップの役割をする船を作るのであれば、LCSよりコンテナ船にMk-70を搭載した方がコスパが良いと思います。
オランダ海軍の船に関しては、搭載するミサイルがSM-2より小さいイスラエル製のバラクだそうですので、LCSにMk-70を搭載するよりはミサイルが多くなるのではないですかね?
まぁこの規模の組織が自己革新ができるのは凄いと思う
わーくにでは中々見ないから羨ましい
言われていれば、その通りかも。
最近のアメリカのグダグダ兵器開発を馬鹿にする一方、じゃあ我が国は、と考えれば組織改革スピードはは遅すぎるのかも。
こ、この途中で仕様追加や変更の悪癖を何とかならんもんでしょうか…。陸海空全てでこの様子って、ほんとにもう…
うちの会社も、「ぱそこん」や「いんたーねっと」で何でもすぐにぱっとできると思っている層が一定数いますが、「原料を混ぜる」のにもノウハウがあって、その積み重ねが技術なんだよ〜!
ハードだけでなく、設計やソフトもそうですけど、一朝一夕で出来るわけないでしょ…
日本も酷いけど、理系や工学系のトップ層がいないと、科学は進んでも活かしきれてない…
いろんな計画がコスト超過だ延長だ打ち切りだと騒がれる中、問題らしい問題もなく順調に進んでるB-21君
噂によると軍も政府も茶々入れてこないからと聞いたが果たして
ところでF-47は2020年台に運用開始予定とか、はえーなおい
性能か納期が結局犠牲になるパターンではF-47・・・。幾ら何でも新規開発機を4年の任期中に運用するとか
LEOの衛星はスラスターの燃料に寿命が規定されて、維持コストが高いんですけどね。
ちゃんとコスト計算できているのか。
なんか勘違いしてない?燃料の寿命って燃料切れのことだよ
ヨウ素とか水みたいな特殊な燃料でなければ10年20年程度じゃ劣化することはない(希ガスなら無期限)
つまりどんな衛星でも発生するし、普通は衛星を何年使うかによって燃料の搭載量決めるから、計算してなきゃそもそも打ち上げない
その通り、「燃料の搭載量に規定される」ですけど?
燃料の搭載量に規定されるんでなく、運用寿命に合わせて燃料が搭載されるんだよ
もはや言葉遊びのレベルですな。
リユースすれば宇宙開発のコストが下がるはずのスペースシャトル計画から、最近のF-35のエンジン寿命問題、海軍艦艇の開発コストなど、積算が甘い米国プロジェクトの例には事欠きませんがね。
あなたの知識が足りないだけでしょ
燃料を大量に消費するから寿命が少ない=維持コストが高いと思ったんだろうけど、そもそもまず衛星の寿命を決めてから燃料積むから燃料の搭載量は維持コストに関係ないから
そもそもその燃料のコスト、ヒドラジンで1機あたりせいぜい100万円、ホールスラスター用のアルゴンなら10万強くらいだぞ。ウクライナ侵攻で3倍位の値段になってる深宇宙探査用のキセノン積んでも1億超えないわ
高度1,000kmまではごく少量ながら空気抵抗がありますので、低軌道衛星は燃料消費が多く寿命が短くなります。
人工衛星の寿命のその他の要因としては放射線による太陽電池の劣化、温度変化による電源系の劣化があります。
最近は燃費の良いイオンスラスターも使われるようです。
これ宇宙オタクじゃないと知らないだろうからしょうがないけど、実は静止軌道の方が低軌道より消費燃料は大きい
偵察衛星が一時的に降りてくる150km~200kmの超低空ならともかく、通常の高度500kmくらいだと年間のΔvはせいぜい10~20m/s(消費燃料とほぼ同じ意味と思ってok)だし、800km以上ならほぼ1m/s以下になる
静止軌道は空気抵抗を実質無視できる代わりに、月と太陽の重力によって軌道がずれるから、それを修正するために低軌道の数倍~10倍近く燃料が必要
いやだから、AEW&CやAWACSの代わりをさせるような衛星が偵察衛星並みの高度に降りてこないと考えるのに無理があります。
それなりに実績のある衛星の任務なら、きっちりコスト・ベネフィット計算できているのでしょうけど。
偵察衛星は光学観測してるから近傍点を超低軌道まで短期間下げるだけで、そんな高度維持してる衛星は実験衛星くらいしかないよ…
そもそも複数衛星が協同する合成開口レーダーだから逆に高度下げられると困る
追記
低軌道衛星は常に地球の特定地点と向き合っている訳ではないので、特定地点を常時監視しようとすれば多数の衛星が必要になるのもコスト高騰の要因です。但し静止軌道よりずっと低い高度なのでセンサーの解像度は良く、送受信の電波出力も小さく済むメリットもあります。
SB様、色々教えていただきありがとうございます。
早期警戒機の代替になりそうな技術として、今のロシアがやっているような戦闘機と無人機のセンサー情報を地上司令部に送受信して疑似的な早期警戒網を構築することでしょうか。この方法は専用の早期警戒機より破壊されにくいものの、機体のセンサーが全方位に対応していないので死角が多いのが欠点。今後、全方位センサーを備えた無人機、若しくは安価な無人機を群れで運用して死角を減らすといった対策がなされるだろう。
優先順位の高そうな計画にも大ナタが振るわれそうでびっくり。個人的にはf-35の調達数を減らしてでも維持すべき気がする。
早期警戒管制機くらいの airborne moving target indicator (AMTI) 能力を備える衛星って、本当にできる目処があって言ってるんですかね。ソ連のレゲンダより大変そうなんですが。
電力や冷却の問題をクリアしたとしても、低軌道だとおそらく定期的に入れ替えが必要でコストもかかるはず。いや、常識的にはそういう課題をクリアしてるから言ってると判断するんですが、今のアメリカだと不安が……。
昨年9月のDefense News主催イベントで、Michael Guetlein宇宙軍副参謀総長が E-8 JSTARS及びE-3が担ってきた GMTI 及び AMTI について「GMTIとAMTI の両方で、関連のいくつかの能力が実現し始めるのは恐らく2030年代前半になるだろう」と述べています。
それをいきなり5年以上も前倒し可能とはとても思えません。やはり解像度の点で解決すべき課題があるようです。
同副参謀総長は「今後同任務は多層化方向に向かい、生存性向上のため、衛星と航空機の両方のセンサーを活用する方向に向かう」とも語っており、当面はAWACS等を全廃する方針でないことが窺えます。
生存性の高い宇宙からの常態的GMTI及びAMTIは必須アセットとしていますので優先順位は高いのだと思います。
2026年度予算におけるE-7調達中止の可能性はその調達費が主だろうと思います。2機で25.6億ドル(約3,700億円余り)はあまりに高額です。
E-3は部品供給の面で稼働率が極端に落ち問題化しているわけですが、改修による寿命延長で最大2035年まで運用可能とも言われています。部品供給体制の改善・安定化を含め使い続ける選択肢も有りかと。
E-7の扱いがどうなるか分かりませんが、E-3後継機は今後数年の間に検討することになるのかもしれません。
衛星は出力、持続性、分解能、通信遅延、いろいろな面で早期警戒任務を行うには向いてないと思うんだけど、正気かな?
戦闘機のレーダーサイズが小さいから警戒機が存在しているのに、無人機で代用なんて出来るわけもないし。
最近の米軍の迷走感は凄いですね。
最近と言ってもガンダムSEED(TV版)からジークアクスくらいの期間を最近と言っていいなら……
アメリカの手元にない技術を見越して開発を始めて、大炎上してコストも暴騰するのはいつもの事なのになんで保険を掛けないのか
給油機もうまくいかないのに
衛星の開発に保険かけないのは不思議
狙われたらレーダー切って逃げれるような
B-21ベースの警戒機とか考えないのかな
衛星から飛んでるステルス戦闘機を見つけようぜ!って試みは中国もやってたはず。上から見れるから見つけやすいんじゃないかな?
ババーンと500億円の衛星を6000機(スターリンクがそれぐらい)飛ばそう。150兆円かけた全球監視網や!イーロン君への利益供与にもなるし。
ウクライナ戦争で、ロシアのAWACSが撃墜・地上待機中(ベラルーシ)にドローンで破壊されて、最前線に出撃できなくなった戦訓がありますよね。
AWACSが使えない前提の作戦をどの程度考えるのか、AWACSの使用が限定的としてコストがどの程度適切なのか、とても難しい問題だなと。
AWACSはユニークで強力な存在ですが、安全な後方など存在しなくなった以上、どこまで投資するべきかはかなり疑問ですね……
価格を1/10に出来るなら損耗前提でも何とかなるかもしれませんが
あるいはミサイルを迎撃する手段でしょうか
海上では原子力空母が同じように脅威に晒されたばかりですし(スパホの2機の喪失で済んでよかった……)、パラダイムシフトのまっただ中ですね
ちょっと話は変わりますがアメリカは空母への攻撃に核で反撃しませんでしたし、急いで作戦を終わらせましたね
正直トランプのことをバカにする人の気持ちがわからない、鮮やかなもんだと思います
古来より良い司令官は負け方こそが上手なものと言われてますが、その実例では?
パラダイムシフト、まさに仰る通りです。
特に高価な兵器については、過去の常識がいろいろと吹っ飛んだ気がしますよね…
トルーマン空母打撃群を中心に、F18フレンドリーファイアや各種事故(空母の回避行動による急旋回も原因?)・商船衝突・各種迎撃などで、とんでもない負荷がかかっているんだろうなと。
だらだらやり続けて得られるものがないのであれば、損切りしたり・見切りをつけるのも、仰る通り大事な判断と思います。
アメリカは、石油天然ガスを限りなく自給できるわけですから、対イエメンなんかにどっぷりつかって何のメリットがあるの?ということでイスラエル関連だろうなと…。
イスラエルは、トランプ大統領の中東訪問から外されてますね。
ゴールデンドームとかいう実現可能性の薄い割には費用をバカ食いする実質スターウォーズ計画の焼き直しにナタを振るってほしいわよ
最近ウクライナ戦況の更新されてないけどなんで何やろう?
多分記事にするほどの変化がないからだと思う。Black Bird Groupっていう有志の分析集団のサイトがあるんですけど、それ見る限りあんまり戦線に変わりないんですよね。ポクロウシク鉱山付近で延々やり合ってますし、ロシア軍がトレツクを突破した形跡もないし、ザポリージャ方面もあれ以降さして前進してないし、かといってウクライナ軍がなんか劇的な反撃したかといったらんなわけなくて防戦一方だし…で。
去年、毎週のように数キロ単位でロシア軍が前進してたのが凄すぎただけかもしれない。
まず前年度と同予算だと実質減少だなどという指摘が出ることがうらやましくね
E-7は無くしちゃ駄目でしょう。これ無くしてどうするつもりなのか…
いっそグローバルアイでも買ったらどうだろうか。
最近のイラン、パキスタン紛争では、パキスタンのスウェーデン製AWACSがJ-10C戦闘機とPL-15Eミサイル(中国仕様の射程半分)相互データリンクして、AWACS(J-10Cはレーダー未使用)がミサイルを誘導して、終末誘導段階で初めてミサイルシーカーによる誘導を行う事によって、J-10Cは発見されにくくしつつ、ミサイル警報をギリギリまで抑えてインド機を攻撃したという話が出て来ている位なので、AWACS削減話は、価格軽減を狙って行われた、観測気球記事じゃないでしょうか?対AWACSミサイルも有る訳ですし、将来、衛星にシフトし易いように‥
無茶な計画が実行される前に停止したのがマシなのかわかりませんが、アメリカ軍全体が「せっかくだから病」から回復しませんね。
今は「確実に動作する」「すぐに調達できる」仕様と「数を揃えられる」ことであって「5th gen であること」は意味を持たないのをそろそろ理解して欲しいところです。
アメリカがE-7Aを導入することで既存のE-7導入国も製造ラインとアップグレードパスが用意され数と質の両面で充実することが期待されたのに残念極まりないです。
記事の最後の一文にE-2Dの陸上配備型に投資を回すのも調査されたとあるから、E-3を管制機として少数改修した上でE-2Dを導入するかE-7Aを少数調達するに収まるんじゃないかな
E767が救われることは永遠に無くなったのだ
人工衛星でAWACSの役割が出来るようになるには、まだまだ時間がかかるように思います。
戦力の空白化を防ぐためにもE-7は必要なのではないですかね?