米太平洋陸軍のフリン大将は「中国はインド太平洋地域の軍事的優位にますます近づいている」と警告、これについてCNASは「イランの弾道ミサイル阻止に1年分の生産量に等しいSM-3を消耗するなど持続可能ではない」「米国は欧州や中東から手を引いてインド太平洋地域にリソースを集中しろ」と指摘した。
参考:To focus on China, US needs to wean off Europe and Middle East missions
米国の国益にとって最大の脅威が中国がなら全てのリソースをインド太平洋地域に集中させるべきだ
米太平洋陸軍のフリン大将はCenter for a New American Security=CNASでの講演で「中国は陸海空の戦力を増強してインド太平洋地域の軍事的優位にますます近づいている」と警告、これについてCNASのへーリング研究員は「米国が中国の脅威にもっと焦点を当てるためには戦場の優先順位を見直し、欧州や中東から手を引いてインド太平洋に集中する必要がある」と指摘した。

出典:Chinese state media
“世界の安全保障界において中国の軍事力増強に対する懸念は当たり前のことになっているが、フリン大将の言及は「中国軍の戦力増強が論文上の仮説」ではなく、米軍がリアルタイムで目撃していることだと思い出せる。これは(中国軍の戦力増強)ペースの問題であり、この重要な局面で米国は中国に対抗するだけの能力がない。この不快な現実に対応するためには海外における取り組みを変える必要がある”
“米海軍は中国との戦いに不可欠で限られた在庫しかないミサイルを中東地域で消耗している。デル・トロ海軍長官は2024年5月「フーシ派との戦いでSM-2とSM-6を含む10億ドル以上(約100発)のミサイルを発射した」と報告し、10月にはイランが発射した弾道ミサイルからイスラエルを守るため、一晩で1年分の生産量(12発)に等しいSM-3を発射した。米海軍はインド太平洋で必要なミサイルを十分な速さで取得できていないのにも関わらず、このミサイルを驚くべき速さで消耗している”

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class William McCann/Released
“欧州ではロシア軍のウクライナ侵攻が続いており、この重要な局面で米国の関心を中国から逸し、中国もインド太平洋における米国の国益に挑戦する姿勢を強めている。米国のリソースがウクライナ支援や欧州防衛に向かっているため、インド太平洋での国益を確保するという米国の努力を損なう恐れがある。CNASはロシア、中国、イラン、北朝鮮は「米国主導の国際秩序」を崩壊させる緩やかな連合体だと考えているが、もしワシントンの指導者が厳しい選択を覚悟できれば絶望的な状況を回避する選択肢はある”
“米国の軍事力と核抑止力は欧州の安全保障における基盤であるべきだが、集団防衛に対するNATO加盟国のさらなる投資を求めるべきで、理想的にはGDP比2.0%以上の国防投資が必要だ。米国も強化された前方展開任務を拡大し、危機の際に必要な増援でNATO加盟国の戦闘部隊を支援出来るようにし、加盟国間の重要分野における防衛イノベーションを促進しつづけなければならない。そうすれば欧州における米国のプレゼンスを引き下げることができ、インド太平洋向けにリソースを確保することが出来る”

出典:The U.S. Army
“中東地域ではハイエンドのリソース投入を削減し、これをインド太平洋に再配備すべきだ。現在のようなテンポでハインド兵器を消耗し続けるのは持続不可能で、紅海での商船保護も同盟国やパートナー国の役割を増やして米軍の役割を縮小すべきだ。この取り組みはアフリカの角で活動してきたEU主導の海賊対策を参考にすることができる。但し、中東地域からのプレゼンス縮小は「イスラエルに危機を解決するよう促す圧力」と密接に関係しており、もし中東危機に米軍のミサイル防衛能力が転用されるようなことになればインド太平洋の安全は大きく損なわれるだろう”
“さらにインド太平洋地域の同盟国やパートナーの米軍支援能力も高めなければならない。米国の現行生産ラインは最大生産量を達成しつつあるが、オーストラリアのように同盟国やパートナーに国内生産への投資も促さなければならず、有事の兵站に対する負担を軽減するためインド太平洋地域の事前集積と備蓄も拡大すべきで、同盟国やパートナーとの相互運用性や親和性はこのアプローチの基礎だ。最後に米英豪で構成されたAUKUSを予定通り進めることが重要だ。この協定はインド太平洋地域における安全保障の基盤であり、同盟国やパートナーとの協力を拡大させる枠組みでもある”

出典:中国中央電視台のスクリーンショット
“中国がロシア、イラン、北朝鮮を支援するのは「米国主導の国際秩序衰退」を煽るためで、米国がインド太平洋地域に集中できないようにするための戦略だ。もし米国が同地域に軍事的リソースを集中できなければ中国の侵略を加速させ、米国主導の秩序や経済を世界的に衰退させる恐れがある。欧州や中東に対するプレゼンス引き下げはリスクを伴うものの、米国の国益にとって最大の脅威が中国がなら全てのリソースをインド太平洋地域に集中させるべきだ”
因みにパトリオットシステムで使用するPAC-3MSEの米生産量は年550発、これを年650発に引き上げ取り組みが行われているものの、米海軍は迎撃弾不足を補うためMk.41VLSへのPAC-3MSE統合を進めているため、PAC-3MSEのニーズが現在よりも高まる可能性がある。

出典:Lockheed Martin
三菱重工業もPAC-3MSEの生産数を年30発から年60発まで増やす方針だが、日本のPAC-3MSE生産はボーイングが供給するシーカーに依存しているため「数年後になる=ボーイングが拡張している追加生産ラインの稼働が2027年予定」と言われており、SM-3の年間生産数はたったの12発で、日本が開発に参加するHGV迎撃に対応した迎撃弾=GPIも「2040年までに最低24発配備が目標」だ。
パトリオットPAC-3形態でPAC-3MSEと併用されるPAC-2GEM-Tの米生産量も年240発(月20発)程度で、ドイツ企業やスペイン企業の生産参加によって2027年までに生産量は年470発(月35発)まで増加する予定だが、高価な空中目標を迎撃する従来システムで量に対応するのは無理があるのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Photo by Petty Officer 1st Class Ryan Seelbach
やはり物量······!
物量は全てを解決す······!!
アメリカは海洋国家ですから、基本的な事ですよね。
インド太平洋が安定しなければ、グアム・ハワイを含めたシーレーンだけでなく、アメリカ本土も危機にさらされます。
ヨーロッパ東部(ウクライナ戦争など)・中東で危機があったとしても、アメリカ本土から遠すぎて影響は限定的ですから、優先順位が低いんですよね。
いずも型護衛艦もF-35Bを運用出来れば、アメリカが使える戦略ユニットが2つ増える。
いずも型護衛艦にF-35Bを10機、ひゅうが型護衛艦に対潜救難ヘリと空中給油ユニット搭載のV-22、イタリア製のEH101AEWを゙搭載して、2隻セットなら一端の艦隊航空になる。
その分、アメリカ空母をフリーハンドに出来る。
日本の防衛力を高めるのは、極めて重要ですね。
中国が、あまりにも急激に強くなりましたから、準備する重要性を感じます。
米国の原子力空母ですら存在意義が危ぶまれている現代に軽空母ではなんとも
V-22の給油ユニットも結局完成しませんでしたし
対艦ミサイルによる接近拒否で遥か沖合に遠ざけられて何も関与できないでしょう
その役目はいずも型ではなく、海自の再編で出て来ると予想されるドローン母艦(強襲揚陸艦の無人化みたい)を軽空母化出来るようにして、空母の役目は、より大型の船で行い、いずも型は練習空母扱いにしていく方向に行くか、原子力推進の超音速低高度ミサイルと母艦を建造して、迎撃システムに対抗出来る対艦ミサイルの飽和攻撃を行う方向に行くのとイプシロンSロケットベースの上陸作戦用対地攻撃弾の開発と母艦への配備、の方が良いのでは?
SLAM(Supersonic Low Altitude Missile)は、米国で1955年に構想され、1964年に中止になった開発計画、これを現代に復活させる気かも?これ用にアーセナルシップを開発するという隠語だったら‥そんな訳無い?ロシアの原子力推進巡航ミサイル 9M730 ブレヴェストニク、なんてのもあったし。
軍人の現実的な意見よりも、イスラエル関連の政治的決定のほうが優先される世の中
ままならないものですね
そのイスラエルといえば、先日のイランへの攻撃でイランの宇宙センターや臨海部の石油タンク、核開発施設らしき施設の損傷が衛星画像で確認されたそうですね。
マジでユダヤ人は何処へ向かおうとしているんだ。
軍人の意見が政治より優先されるのはヤバくないですか
軍人が正しいのは戦術と軍事的な戦略のプロセスまでですよ
その上の国家戦略の領域は政治家とアメリカの主権者たるアメリカ国民の仕事です
いや、そこは矛盾しないと思いますよ。
別に軍事じゃなくても、例えば発電・送電・売電などの電力会社とかでも同じようなことは起こり得ます。
電験一種の技術者たちの領分は電気工学的な知識と実際の諸設備の運用プロセスまで、だけど、『どのくらい発電可能か』、『水力発電と原子力発電の違いはなにか』も大して分かっていない株主総会の“政治的決定”で原発は廃炉でクリーンエネルギーを増やせと言われても現場は困るし不満もでる。
日本の電力需給バランスを考えてリソースをどう割り振るか、を決定するならば、専門技術者の意見こそが優先されるべきという局面は往々にしてあるでしょう。だからといって、株式の配当に口を出すのは駄目ですけど。
確かに政治家が理解なしで専門分野に首を突っ込むのは問題ですし、
政治家が勝手な物差しを決めて非効率なやり方を押し通すのは不快ですよね
しかしながら、技術者の意見は一面的な正しさでしかないこともあると思います
ある方面での最善や効率を追求し続ける事は往々にして他を犠牲にしますし、
他の事柄との取捨選択を行うのは有能な政治家の仕事であって技術者や軍人の仕事ではありません
軍人が独裁を敷いても軍事的に最善の結果を選択できなかった国も沢山ありますからね
今回に関してはリソース分配、戦略の話だから問題ないのでは?密接に関係してるので分かりにくくはありますが。
まあ確かに「そのもの」ではないですが、
そこにお金と時間を与えるのは政治の役割であり、
それなくしてはこの話はそもそも成り立たないので自分的には適切だと思ったんですね
とても参考になりました
ご返信ありがとうございます
リソースの配分は極めて政治的だと思いますよ。リソースの配分は結局何を重視するか、どのエリアを重視するかというという問題であり、その価値判断は極めて政治的ですからね。
そもそも、戦争は政治的要請に基づくものであり、戦争から政治的要素を排除することは不可能かと思います。それは戦略の段階でも例外ではないでしょう。
政治的要請が政治家のエゴの実現のように思える時があるので政治的要請は忌避されがちですが、まともな政治的要請は戦争において極めて重要なものだと思います。
軍人の意見が政治より優先されていないので、中東もウクライナも現在のグダグダの状況になっているのでは。
軍部主導を推奨しているのではありませんが、政治家の思い込みや保身プラスデマゴーグに先導された国民の意思とやらが、国家に破滅的状況をもたらした例は古今東西山の様にあります。
軍部を超越的存在にするのではなく、専門家としての意見を尊重するのは民主主義に反しないと思いますよ。
仰っている事は理解できますが、結局の所、戦争自体が外交手段の一つでしかない以上、政治的判断が優先されるのは仕方がないのではないかと思います。
軍人が政治的な判断まで介入するようになるのは軍事独裁国家の先駆けになりますし、軍人にどれだけ政治的素養があったとしても本業が軍事である以上、どうしたって物事の解決を戦争行為で行う事を思考してしまうのは明白です。
問題はそれ以前で、“政治的判断”を出来ている政治家が全然足りていないことだと思います。
ゼレンスキーなどは論外にしても、バイデンなどが中東などの政治問題に判断が出来ているとは思えないし、ボケて判断能力そのものが劣化しているように見える。
イスラエル本土の防空のために米軍がPAC3やTHAADを当然のように使用(THAADに至っては米軍の防空部隊をそのまま参戦させた)してた件は自分もかなり驚きました。でも福音派の価値観が強いアメリカ人にとって啓典の民の末裔はどんな好戦的な迫害者でも全力で守るのが当然なのかな…と自分を納得させたのですが、米軍内部でもしっかり異議が出ていたようで逆に安心しました。
米国の内政の延長としての拡大抑止の提供の優先順位、つまりアメリカ人がどの順番で外国人を助けたいかについての考えを変えさせたいなら、アジアの同盟国がアメリカを見限った場合に米国内のどんな領域でどんな悪いことが発生するのかという具体的な予測を提供するよりないんだと思います。現状、北東アジアや東南アジアの国々が中国の勢力下に落ちたとしても「米国の雇用を奪っていた国々が没落した」程度にしか思わない人がかなり居るのじゃないかと…
米国本土から抜いたならともかく、カタールあたりに展開済みの中東即応部隊を派遣しただけでは?
中東即応部隊そのものが不要と言う意見ならわからんでもない
>中東即応部隊そのものが不要と言う意見ならわからんでもない
多分そう言う事だろうね
ロシアがウクライナから手が離せない状況で、中東で高性能兵器消耗するくらいなら、吃緊の強敵に注力しろって事だろう
ヤフコメでも米軍の消耗具合を気にするコメントがポツポツあるんですが、わざわざ軍事系の記事を見にくる人ですら大多数が理解していない状態です(つまりそういうコメントに「うーん」が多い)。
武器の生産量や補給具合を気にせず、カタログスペックしか見ていない人が結構いる。
まあYahooの海外記事では、翻訳過程で記事中の専門家による懸念コメントを省いてしまう場合が多いので単純に知らない可能性もありますが。
ヤフコメの論調は大して変わらないにしろ、せめて記事では重要な部分を省略しないで欲しいです。中国を敵と思うなら、事態を甘く見て良いことなんてないんですから。ここで嘆いても仕方ないですけど。
まぁ…敵を甘くみて
滅亡に向かってる国と
内政がガタガタになって、支援どころじゃない国が沢山あるくらいですしねぇ。
そういう点では、中国含め
あちら側はしっかりしてる気がします。
それは酷いですね。ある意味ヤフコメらしいとも言えますが······仮想敵を過小評価するとか80年前を繰り返すつもりなのかよと。
単に80年前の圧倒的物量の米帝という影を未だに引きずっているだけかなと。
戦後日本人にとってアメリカは信仰の対象ですから、神への信仰をやめられるのは何時になるのか。
最大の問題は「で、中国ってのは敵なのかどうなのか」なんですね。
共産主義が敵だというのはまだ理解されるのですが、「中国人は敵」というのはかなり理解に苦しむ概念です。
もう随分前からですが中国は歴史戦を国家戦略の中心にしています。第二次大戦はもちろんですが、それ以前の欧米の植民地支配の被害者である国々を支援し歴史問題を煽ることで、植民地支配にかかわるどころか同じく被害者であった自国の利益を極大化してきました。最近ではインド洋や南太平洋がきな臭くなってるのも全部中国の策略だと思っていいと思います。そして厄介なのはそれら西側の被害国を戦後長い間血を流して支援してきた一方で、中国の領土をいまだに割譲させたまま占領を続けるロシアが中国の弟分に転落してしまったことです。オセロの様に中国がロシアと関係の深かった国々を飲み込んでいくのは間違いありません。
国家や民族にも人格のようなものがあり、殴られたら殴り返すまで気が済みません。中国は第二次大戦では殴り返すことができず欧米に助けられただけでした。日本を打破し欧米を撃破し南沙諸島を戦略ミサイル原潜の聖域とした防衛ラインの構築にも成功することで、やっと国家としてあるいは中華民族として精神的にも物理的にも満足できる状態になるのではないでしょうか。
なお日本が中国と手を組むことができた最後の機会は沿海州奪還への協力だったのですが、ロシアが自滅してしまったせいでもはや意味がなくなりました。ロシアは北朝鮮と組んで中国の沿海州奪還を阻止するつもりだと思いますが、経済的だろうなウラジオストクを開放してしまったので遠からず返還の約束をさせられる気がします。
「利益を極大化する」って当たり前じゃないですか?
我が国は我が国の利益を極大化するために外交をしているわけですし、アメリカはアメリカの利益を極大化するために行動しているわけですよね。
アメリカがアメリカの利益を極大化するのは許されるが、中国が自国の利益を極大化するのは全面戦争を覚悟してまで制裁を加えなければならないと?
ではロシアは?次はインドは?
世界のすべての国を痛めつけて支配下におかねばならない、というアメリカの国家方針は、果たして妥当なもんなんでしょうかね?
というところから今のBRICKSの多極化思想が発生しているわけです。
そしてここには「日本の利益を極大化するのに、必ずしもアメリカファーストは必要ないのではないのか?日本は普通に多極化世界の中でやっていけるのではないのか?むしろ多極化世界の方が敵の少ない日本にとって利益が多いのではないか?」という当然の疑問が導き出されますね。
アメリカ中心主義、西側中心主義にとって、多極主義は秩序挑戦者、秩序破壊者でしょう。
大航海時代以降、ある意味欧米中心でしたが、インドや東南アジアを含めて500年振りの大転換の可能性です。欧米人とその子分が阻止に動くのは当然でしょう。日本がリーダーになるかと思われたのですが、子分がリーダーにはなれないでしょうね。
>世界のすべての国を痛めつけて支配下におかねばならない
これってアメリカの国家方針とは言えないのでは?
ロシア•中国は武力を伴って覇権拡大を行っていているので対立しているだけで、それ以外のインド•ブラジルなどとは親密でなくとも対立もしていません。
中国が日本にとって油断ならない相手なのは間違いないんだけど、アメリカにも経済的に酷い目に合わされて来たような······半導体とか
いえ、妥当です。パックス・アメリカーナという言葉があるように、アメリカが世界秩序(自国中心)の支配者であるという認識はずっと続いています。
冷戦や湾岸戦争など、軍事行動は覇権国家としてのアメリカを目指す、または維持するための行動です。
WW2の後のアメリカの行動は覇権国であることを目指し、それを維持するという点で一貫しています。
国家は自身を維持し、支配権を拡張することを目指すという法則によって動いています。
アメリカだけでなく、日本もロシアも中国も条件さえ整えば覇権国を目指します。
単に、合理的判断で目指せないので、日本はアメリカの傘に入ったに過ぎない。
これが、リアルな政治です。
共産主義が敵であり、中国という国家は国家組織よりも共産党組織が上にくるシステムを構築しているので。。。
また個人と国家の関係は共産主義云々と関係なく発生する問題
そもそも今の中国って全然共産主義じゃねーだろ
政治は独裁だが経済的には鄧小平以降バリバリの資本主義では
昔は革命輸出したけど、今はしていないからな。
今、革命輸出しているのはアメリカかな。
イスラム系の反米国家が、イスラム教の教義と関係があるかどうか程度の関係性しか無いと思います>中国と共産主義
共産主義なんて遥か昔に歴史の1アイテムになっていると思っていました。
資本主義あるいは民主主義VS共産主義なんて構図は現在は無いですよね。
中国は覇権主義ないしは新帝国主義と評価するのが実態に近いでしょうし、明らかに日本は屈服させる目標なのでしょうから、中国は少なくとも味方でありませんよね?
個々の中国人は別かも知れませんが、中国共産党という統治システムは日本にとって警戒すべき対象ではありませんか?
何だかですが。
ボーイングはあちこちで足を引っ張っているような(笑)。
米国政府は、ボーイングから必要なミサイルの製造権を買収しては?。
資本注入を兼ねて。
そして、各国(欧州/日本)にライセンス生産を急がせるべきでは?。
などと思います。
実益を考えれば半導体関係の心臓部である台湾を優先しそうなもんですが
政治的な判断を考えるとイスラエル優先しそう
心ある将軍は太平洋に集中したいだろうが
次米大統領(たぶんトランプ)がイスラエルを見捨てる決断するとは思えない
というかトランプは台湾有事あっても対中関税を200%にする、つまり軍隊派遣しないと宣言してたような
トランプ一派は本来優先すべき、その台湾の半導体産業を槍玉に挙げてるからね…
口撃すべきはそこじゃないだろっていう
今から10年くらい前は軍板で「米軍は核を除いた通常戦力だけで全世界と戦争しても勝てる」とか当たり前のように言われてたなあ……(遠い目)
中国はソ連と違って革命の輸出をやってないのにアメリカは何をそんなに恐れてるのか
理解できないな
ジャイアンポジションを取られるのが怖いのではないですか?
今まで自分がやってきた事をやり返される(自分がやってたんだから相手もするハズ理論)
ロシアのウクライナ侵攻の初期の仕草がまるで旧ユーゴでのクリントンドクトリンの踏襲なので、あの当てつけを前にバイデン政権の初期の心変わりがあったのかなとちょっと思ってました。
まあ冷戦後から20年間の西欧の黄金期の再現を恐れるのは、相手に能力がある以上、自らもその怖さを知っているのでヒステリーとは言えないでしょう。
むしろ革命の輸出をやってないからここまで軍事力を高められたのでは?
ソ連もアメリカも中東に多額の軍事費を浪費しすぎた
無駄な戦いをやってる間に中国はコツコツと蓄えてきたんだよ
革命輸出を行わず堅実に技術と軍備を蓄え、そして気づけば軍隊は米軍と殴り会えるレベルだし世界中にチャイナタウンが出来ているという恐怖。
4000年の歴史は伊達じゃない。
これ、凄く変な記事ですよね。結論として最初に「なので米太平洋方面軍を強化すべきである」という結論があって、まぁ、立場的に米太平洋陸軍のフリン大将だから、自分のとこへの利益誘導として、そう言いたいんでしょうけど、アメリカ単独で中国を封じ込めようとするかのような論調があり、台湾の防衛戦力や、インドの海軍力など、他の戦力との連携も語ってないし、フィリピンに配備した中距離ミサイルの件も触れてない。
それにイランの弾道ミサイル攻撃に対して一方的に防御し続けること前提で話すのも、立場上仕方ないのだろうけど、そんなことをせずともイランの脅威を短期間かつ速やかに消せる方法が、今の中東には3つも揃ってる(イスラエルのF35I×36、B2、米空母打撃群)訳で。それも語らない。結論ありきで戦略を語らず一部の技術論に終始するから酷くチグハグな論調になってますよね。
なぜこの窮状を見ても、「イスラエルとアメリカには問題を解決する十分な能力がある。彼らはまだ真剣になっていないだけだ…」と考えることができるのだろうか
では、いったいいつになったら本気になれるのか
これは試験の成績が悪いガキの言い訳にすぎない
先週、イスラエルの攻撃効果は有効とは言えず、そこに米空軍を加えても質的変化は起こり得なかった
中国が本気で台湾封鎖を実行した時に台湾の防衛戦力はどこまで有効なのか不明。
インドは軍事的にあてにならない(恐らく台湾に同情して終わり)。
フィリピンに配備したMRCタイフォンでは中国軍の戦力増強ペースに対抗できない。
イランの脅威は短期間かつ速やかに消せるほど小さくないですし、仮に消した後はどうするのでしょうか(アメリカが復興させる?)。
米軍としてはあまり選択肢がない状態です。
中国、ロシア、イラン
今、最も弱いイランを集中攻撃しても、勝つことができても多くの時間がかかるに違いないし、消費されたリソースは数年で補うことができるわけではない(毎年数百発しか生産できない迎撃弾が一夜にして溶けた)
他の2つの国は全く抑制されずにやりたい放題になるだろう
あるいは、イランを全力で支援し、ベトナムやアフガニスタンよりも悪い泥沼を作ることを選ぶだろう
いずれにしても、アメリカが実際に参戦を選択する可能性はますます低くなるだろう
えー、前提として航空戦力などでイランを叩けば戦争に決着が着くという考えはほぼ妄想です。
アフガン戦争を思い出せば明白ですが、本気でイランに勝つつもりなら、軍を倒すだけでは終わりませんよ。政治体制を作り替え、それが安定するまで支援することになります。
イランよりはるかに弱いアフガンでそれに失敗して敗戦し、形だけ整えたものの指示や友好関係をほぼ構築できずに終わるイラク。20年単位で戦争した結果がこれです。
現実的に今のアメリカにイランと戦争する用意などない。でも、イスラエルが動けば巻き込まれかねない。
ジレンマに直面してるんです。戦争について理解していれば、簡単にイランに勝てるなど言えないのです。
なぜ、イランの体制を潰すことをイメージされているのかわかりませんけど、片道1,000kmを超えるイスラエルへの攻撃能力を潰せば、イランとの間の距離が開き過ぎていて、戦争にはならないってのをお忘れでは?
長距離攻撃能力だけ叩き潰して、後はイランの体制はそのまま現状維持、これ以上、西側陣営が介入する必要なんてイランに対しては何もないでしょう?
そして一度叩き潰されれば、経済制裁を受けているイランがそれを立て直すのは困難、更にロシアが困窮してGLONASSも機能不全に陥っていくので、長距離誘導性能もだだ下がり。軍事的に脅威を取り除ければ別にイランの崩壊なんて誰一人望んでない訳で。
>欧州や中東に対するプレゼンス引き下げはリスクを伴うものの、米国の国益にとって最大の脅威が中国がなら全てのリソースをインド太平洋地域に集中させるべきだ
欧州や中東でアメリカのプレゼンスが低下したら今度は中国のプレゼンスが増えると思います。
しかも欧州や中東諸国の負担は大きくなるのでアメリカに対する悪感情も増えるでしょう。
中国は欧州や中東で外交による切り崩しを行っているので、中国側に引き寄せられる国も出てきそうですね。
政治を無視した実に軍人らしい主張だと思います。
太平洋、インド洋での活動を抑制できれば中東、ヨーロッパへの影響力もある程度制限できますが、その逆は成り立ちません
こんなの、イスラエルが余計な事をするから無理でしょう。アメリカが、インド太平洋地域に注力するんですとか言ったら、アメリカのくせに生意気だとか言いながら暴れまわるのが目に見えている。
そうなるでしょうね。バイデンや政権幹部は政治センスや判断力に欠けているのは事実だと思います。
第一にゼレンスキーを過大評価したこと。第二にネタニヤフを過小評価したことですね。
ネタニヤフという政治的駆け引きと弱みにつけ込む名手を甘く見た結果、リソースをイスラエルに取られ続けるという醜態を晒しています。
中国を最大の競争相手と認識しながらも、イスラエルにコントロールされている要因は、政権の政治的能力が低いからだという事実はあると思います。
大統領選でどっちが勝っても「中国は『競争相手』で『軍事的脅威』ではない」って事になりそう。西海岸以西はモンロー主義的には手放して良いというのがアメリカの国論っぽいですし
それならまだいいけどもしアメリカの反中姿勢の本当の理由がエマニュエル・トッド氏とかが言ってるように
分断したアメリカ人が中国に対してる時だけは一つになれるからという“前方への逃避”ならどっちが勝っても反中姿勢は変わらない気がする
あまりにも悲壮だけど
革命の輸出はしないけどデフレの輸出をするのが今の中国
だからこそ食い止めたいならば経済での戦争になるのです。