ウクライナとロシアの戦争は「安価で生産効率の良い兵器」の重要性を思い出させ、米軍も低コストで大量生産が可能な巡航ミサイルの取得を模索中だが、Andurilは「超大規模生産」と「大量使用」を前提に設計された巡航ミサイル=Barracudaシリーズを発表した。
参考:Anduril Unveils Barracuda-M Family of Cruise Missiles
参考:Anduril Introduces Barracuda-M That Aims To Disrupt The Cruise Missile Market
最新型の兵器以外は戦争で役に立たないという考え方は間違い、性能は劣っても量自体に質がある
ポーランドのドゥダ大統領は昨年6月「ロシアが1960年代の戦車を持ち出してきたと笑う人もいるが、この戦車は性能に関係なくあらゆるもの踏み潰す」と警告、ロシア軍が持ち出してきた旧式戦車は役に立たないと馬鹿するのは間違っており「古い鉄の塊でも量さえあれば、それ自体が質になる」という意味で、この戦いにおける優位性の大部分を占めるのは「兵器の高度なスペック」ではなく、人的損耗を如何に素早く補充できるか、基本的な装備や弾薬の調達性や供給量といった兵站に関する部分だ。
ウクライナとロシアの本格的な戦い=総力戦は「高性能でも生産効率の良くない兵器」より「安価で生産効率の良い兵器」の重要性を思い出させ、台湾海峡で中国軍と対峙することになる米軍は低コストで大量生産が可能な巡航ミサイルの取得を模索している。
2021年に生産が終了したAGM-158A=JASSMの調達は2,000発強、JASSM、JASSM-ER、将来の改良版を含む総取得目標は1.2万発に設定されているものの、AGM-158シリーズの調達コストは1発あたり100万ドル以上(2023年のJASSM-ER調達コストは約128万ドル/LRASMは約350万ドル)もする上、現行の調達ペース(年500発~600発)では台湾海峡で必要とされる長距離兵器のニーズを満たせないと危惧されており、米空軍研究所は今年1月「将来の低コスト巡航ミサイルに関するプロトタイプ設計を開始する」と発表し、射程926km、亜音速飛行、目標コスト15万ドルといった課題を掲げた。
米海軍も産業界に対して今年2月「現行の対艦巡航ミサイルと同等の性能を備えながら、大量生産が可能なほど安価な対艦巡航ミサイル(Multi-mission Affordable Capacity Effector)の試作・実戦配備」について協力を呼びかけており、MACEの取得コストは1発30万ドル以下、最低でも年500発の生産が出来るものを要求している。
今のところ米空軍や米海軍の要求に誰が応じているのかは不明だが、Andurilは10日「まもなく米国が本当に必要している製品を発表する」「これは中国製ではない」と予告していたが、11日に超大規模生産と大量使用を前提に設計されたBarracudaシリーズを発表して注目を集めている。
これはサイズの異なる巡航ミサイルシリーズの総称で、AH-64、AH-1Z、C-130、地上からの発射を想定したBarracuda-100、爆撃機やF-35A/B/Cのウェポンベイ、F-15E、F-16、F/A-18E/F、水上艦艇からの発射を想定したBarracuda-250、F-15E、F-16、F/A-18E/F、空中投下型弾薬パレット=Rapid Dragonを使用するC-130、C-17からの発射を想定したBarracuda-500がラインナップされており、公表されたBarracuda-100の射程は96km~136km、Barracuda-250の射程は241km~321km、Barracuda-500の射程は804kmだ。
既存の巡航ミサイルとBarracudaの射程を比較すると見劣りするが、Andurilは「超大規模生産のため0ベースで設計されたBarracudaシリーズの組み立てに必要なツールは10個以下」「使用される6つの共通サブシステムには市場からの入手性が優れたコンポーネントを採用している」「モジュール型のオープン・システム・アーキテクチャは進化する脅威にミッションシステムを素早く最適化するため、商用向けのサブコンポーネント技術を迅速に統合しテストすることが可能だ」と説明。
WARZONEも「Barracudaは国防総省が検討している低コスト巡航ミサイルの1つで、この動きは安価で生産効率のよい長距離兵器に対する米軍内の関心の高まりを強く反映している」と指摘し、同紙の取材に応じたAndurilも以下のように述べている。
“我々がBarracudaでやろうとしていることは伝統的な防衛部門とは正反対で、従来の武器生産は高度に専門化された労働力、防衛産業へ特化した特定のサプライチェーン、手作業による製造手法に依存し、非常に複雑で精巧なシステムを要求されるためプログラム全体の拡張性が制限され、このような生産方法で軍が要求している数を揃えるのは不可能に近い。Barracudaはガレージにあるようなツール、つまりドライバーやペンチで組み立てられるシステムで、高度なツールも生産プロセスも必要なく、高度に専門化された労働力による生産上の制限もうけない”
“基本的なアプローチは商用向けのサプライチェーンを可能な限り活用することで、システムの製造と組み立てを可能な限りシンプルにし、利用可能な労働力の幅を増やして生産拡大を容易にすることだ。この考え方はシステムを低コストで大量に生産するだけではなく、戦争が長期化した場合に高い生産効率を長期間維持するのに役立つ。Barracudaの生産時間は既存の競合するシステムに比べて50%減、必要な生産ツールは95%減、部品点数は50%減、価格も他のシステムより平均して30%ほど安い”
大規模な消耗戦でも「高性能で尖った兵器の必要性」は無くならないが「要求される量」が満たせないため、量という質をカバーするための兵器が必要で、これは「安くで性能が低い兵器」ではなく「生産効率に優れた兵器」を意味するのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Anduril Barracuda-250
近年の製造業軽視のアメリカが、どの程度の量産能力を維持しているのかは見ものですね。
台湾海峡で中国軍と対峙することになる米軍は・・うん、日本としては応援したいんだけど、アメさんが与えてくれた憲法の関係で、その作戦参加できないんですわ・・いや~まいったまいった。
日本はこの作戦で良いですよ。
中国が沖縄の米軍基地や宮古島の自衛隊の基地を放置するとは思えないんですが
何か妙案でもあるとすれば、話は別です。
日本が参加できないとなると、敗戦濃厚な台湾海峡でアメリカが戦争するとは思えません。いわば口だけだと思っています。同様に、中国も口だけの可能性が高いと思っています。そのような事をするよりは、台湾を政治的に自国の経済圏に飲み込むほうが、よほど理にかなっています。
日本が参加するとなると、アメリカは日本に兵器だけ渡して「お前がやるんだぞ!」となる可能性も十分にあります。
以前は、憲法改正派でしたが、今は対アメリカ用のカードだと思っています。
日本国内の米軍を守るという形では現行でも参加できるのでは(日本への攻撃が米軍を攻撃してるのかどうかわからないんだし)
>いわば口だけだと思っています。同様に、中国も口だけの可能性が高いと思っています。そのような事をするよりは、台湾を政治的に自国の経済圏に飲み込むほうが、よほど理にかなっています。
政治的に統合されるのを嫌がってるのが台湾だし、経済圏に取り込むのが目的ならもうできてるようなものなのに「武力行使も辞さず」と発言するから疑われるんじゃないかな
まぁ、西側も中国(の武力行使や内政干渉)による統合を望んでないからいろいろと言及するから中国もエスカレートする面はあるとは思うけど、どうひいき目で見ても確率は「中国が台湾を統合するために武力行使する可能性 > 西側が台湾を独立させるために武力介入する可能性」なので同列には語れないかと
あくまで西側が望んでいるのは現状維持で、中国が望んでるのは統一(そして台湾が望んでるのも中国統一だったり)
分かるのですが、はたして日本の領土まで攻撃してきますかね?
逆の立ち位置から見れば、過去に二つの中国を認めなかった国は多く双方にとっては、互いが自国の地域なのでしょう。ただ国として承認されているのは中華人民共和国のほうですし、なおかつ二つの中国を認めないとなると、中国という国は中華人民共和国だけということになり、台湾こそが中国の一地域となってしまうので、台湾有事への参戦は単純に内政干渉かつ侵略行為になってしまう可能性が高いという問題があります。
つまるところ、中国から見れば、日本もアメリカも二枚舌であるという解釈は成り立ちます。
その点も含め、日本が深入りする事のデメリットのほうが大きく、軍事的な事象に関しては出来ることは少ないのではないかと思うわけです。
西側が武力介入する事に関しても、デメリットのほうが大きく、台湾海峡という幅の海峡であれば、陸上の基地から、直接西側の打撃群を攻撃できるわけで、勝利の可能性は非常に低いと思われます。
最悪のシナリオとして考えられるのが、ウクライナ形式ということになります。この観点からすれば、アメリカ及び西側諸国も非常に危険な存在になり得ます。ノルドストリームのような、何らかの工作がある可能性も否定できません。
日本は、中国だけでなく、アメリカおよび西側諸国からも自国を守る必要があると考えています。
同盟に関しても危ういもので、国民の支持を得られないという理由から、気がつけば日本或いは日韓だけが戦争をさせられている可能性すらあり得ると思います。
グレーゾーン衝突でなく有事を考えた場合の戦争範囲の匙加減は中国しだいだからなんとも言えないところ
あとアメリカがどう動くかも
言葉の定義や歴史的経緯でなかなか難しい話だけど、西側が求めてるのは一国二制度的な一つの中国を肯定しつつ違う制度の国/地域がある今でいいじゃないかってことなのに、一足先に実現してた香港での約束は守られなかったからの強い疑念を持たれるのは仕方ない状況
自分的には軍事行動をやればできる中国に強い自制を求めたいところ
自制を求めるのは非常に重要ですね。
それ以上の事ができるのが想像がつかないのは残念なことですが。。
だからこそ憲法改正など絶対しては駄目だ。
日本に手を出さない限り自衛隊が動く必要はないし、他国の基地と他国の兵士が何人死のうが知ったことでは無いと個人的には思う。
仮に中国から攻撃があったとしても、領土防衛の反撃以外は絶対やるべきではない
間違いなく負けるから
日本にとっての最善のシナリオは米中がお互いに削り合って疲弊し、日本は精々ミサイル攻撃の被害程度でやり過ごすことだ
台湾有事が起きたとしても、米国が直接中国と対決することはないでしょう。自国に危害を加えられたわけでもなく、同盟国でもない地域のために兵士の命をかけるのは国民が納得しない。中国軍が上陸する前に先端半導体工場を破壊して終わり。
経済制裁はあるでしょうけど
そんな自分だけ助かって漁夫の利を得ようなんて、米中とも見逃すわけないよね
ロシアがポーランドの基地を攻撃しておらず、或いはウクライナがベラルーシの基地を攻撃していないことを考えれば、台湾有事が起こった際に中国が日本を攻撃する可能性もかなり低いのではないかと思います
嘉手納が聖域と化すのは中国にとって歯がゆいでしょうが、日本が直接参戦すれば南西諸島の空港が全て米軍の運用拠点に化ける可能性がある
空軍機に限っても9箇所、海兵隊機なら20箇所の空港を使えます
アメリカも、どうするのでしょうね。
三菱重工・川崎重工・三菱電機などを活用した方が、上手く回る気もしますが、アメリカ国内の雇用と綱引きなのでしょうか。
アメリカ国内に拘れば、コスト面は絶望でしょうし、何とも難しい課題だなと…。
ここ最近の流れを見ると、その隙間に上手くはまっているのは韓国だと思います。特にコストと性能と生産性の両立では、既に定評があります。中国のコスパに対抗できる数少ない国になってしまいました。日本は、生産施設はあっても、そこまで安く作れない可能性が高いので、結局のところその分野では韓国のほうがアメリカに信頼されている印象があります。
輸出実績を見ても、仰る通りかもしれませんね。
ここ最近の流れを見ると、その隙間に上手くはまっているのは韓国だと思います。特にコストと性能と生産性の両立では、既に定評があります。中国のコスパに対抗できる数少ない国になってしまいました。日本は、生産施設はあっても、そこまで安く作れない可能性が高いので、結局のところその分野では韓国のほうがアメリカに信頼されている印象があります。
ツール類を95%も削減し特殊なスキルを必要とせず組み立て製造ができるというコンセプトなのに製造国にこだわる必要はないのでは?
おそらくミサイルの販売ではなく、製造ライセンスの供与みたいなビジネス・モデルをとりそうな気がする
仰る点イメージが湧きました、勉強になります。
ロシアとウクライナの戦争を見てて思ったのは、侵入経路が陸路と海路では占領の危険性が天と地ほどもあるということ
領海侵犯で攻撃許可が出るなら、日本は中国にも勝つことはできるでしょう
ただウクライナのように無差別テロを解禁してソフトターゲットを攻撃してもいいともなると、通常火器でも十分焦土になりますがね
こんなのに耐えられる国はロシアぐらいでしょう、逆にロシアはなんでこれを凌げるんですかね・・・
国際法上「領海侵犯」なる犯罪は存在しませんのでね
軍艦だろうと無害通航権を妨げることはできません
ちゃんと掲示と通知をした上でしたら、大丈夫ですね。
例えば潜水艦で密かに入ったりすると領海侵犯です。
T64戦車、ロシア=ウクライナ双方が改造したりしながら活用していますが、かなりの名機ですよね。
攻防ともに何でも使い方の問題で、数百ミリの装甲を持つ車両が近くにいれば、歩兵にとっては頼もしい存在になります。
エイブラムス・レオパルトを見てもそうですが、ウクライナ軍が使い慣れない物を使って、整備できないようでは現場はどうしようもないですからね。
T64・T72のように、大量生産・自国が習熟した兵器が、大量にあることの重要性を感じます。
>ポーランドのドゥダ大統領は昨年6月「ロシアが1960年代の戦車を持ち出してきたと笑う人もいるが、この戦車は性能に関係なくあらゆるもの踏み潰す」と警告、ロシア軍が持ち出してきた旧式戦車は役に立たないと馬鹿するのは間違っており「古い鉄の塊でも量さえあれば、それ自体が質になる」という意味で、この戦いにおける優位性の大部分を占めるのは「兵器の高度なスペック」ではなく、人的損耗を如何に素早く補充できるか、基本的な装備や弾薬の調達性や供給量といった兵站に関する部分だ。
高性能兵器の得意分野は、面攻撃や面防御ではなく、点攻撃ですからね。
大規模組織戦では、点攻撃の効果は限定的になりますし、得意分野は、それこそ対テロ戦などになると思います。大規模戦では面攻撃、面防御が重要になるので、戦車の数、生産性、あとメンテナンスによる復帰の速さのほうが重要になるので、生産性に劣ったりメンテナンス性に劣ったり、電子系の故障が多かったりの信頼性の部分を含めて、数も揃えにくい高価な高性能兵器は不利ということでしょうね。
仰る通りです、兵器のカタログスペックはロマンがあるんですけどね…
国家間戦争の消耗戦、実戦は難しいものだなと感じます。
出来るかどうかは別として、施設や兵器を破壊するだけなら、爆撃機を使って無誘導爆弾で満遍なく爆撃するのが安くて破壊し易い、昔からの推奨される手段ですからねー。
Tー64優れていますかね。性能は高いが問題があっての使い易いTー72採用ですしTー72は90に繋がるほどの息の長い戦車ですから優れているのはこちらの方だと思います。
そもそも数も多く作られ生産拠点がウクライナであるってのが1番の理由ですので使えるワークホースがそれであっただけで名機かと言えば疑問です。
本当に実現できるなら素晴らしい事
高性能だけど数は少ないっていう兵器の頼りなさは宇露戦争で痛感したからわーくにも同時並行で調達性重視の兵器を大量に導入する方向で頼む
日本だと無理じゃないかな。ASMー3を除く対艦ミサイルのファミリー化が唯一でそれすら数がそれほどでも無い。アメリカみたいに大量消費か海外輸出まで視野に入れてないと限界がある。
それにミサイル搭載GPS自体作ってないのか米国からの輸入だからこのまま行けばパトリオットみたいに米国からの部品がボトルネックになる可能性がある。現状17式だけに必要なパーツだから作ってないのかもしれないが10年以上前にGPSの研究試作してたはずなんだがなぁ。
ミサイル系の装備品は民生品活用したりして軒並み米国製よりは安めに出来てる。
とはいえ演習でもロクに撃たない国内分だけではラインの保持すらままならないので何とか輸出の道を作って欲しいところ。せめて「防空」ミサイルだけでもなんとかならないものか。
あとミサイル類にGPS使うと高い割に妨害に弱いから、中間誘導はむしろ東芝や村田の慣性センサーモジュール使って欲しい。
最後まで読んだが、おいくらぐらいになるのかがわからなかった。
MACE要件を満たすものよりも30%ほど安いのか、競合より30%安い結果MACE要件を満たすのか
「Barracudaの生産時間は既存の競合するシステムに比べて50%減、必要な生産ツールは95%減、部品点数は50%減、価格も他のシステムより平均して30%ほど安い」
「MACEの取得コストは1発30万ドル以下、最低でも年500発の生産が出来るもの」
ミサイル分野でも銃器におけるAK-47みたいなのが強かったということかな
15万ドルの対地ミサイルが生産されるとして同様の価格で実用的な射程と命中率を備えた対空ミサイルが生産されるだろうか?
米軍もソ連も圧倒的な数で勝ったわけですしね。
日本ドイツは中頃までは兵器の質ではさして負けてなかったが負けてしまった。
量産性は何よりも必要
Andurilみたいな軽薄なメーカーにそんな重工業力があるとは思えないけど
市場からの入手性を重視しているようだが戦時となって需要の急増が生じたら当然市場価格も急騰して結局低コストを維持できないだろうし
だから重工業製品じゃないんでしょう。
民生の汎用品は安いだけでなくそもそもの流通量の桁が違うし需要が増えた時に転用できるラインや機材も多い分価格上昇率は穏やかになるし、
精度や強度も特別なモノを要求しないでしょうから代替品もいくらでも探せるでしょう。
台湾有事のシミュレーションでは中国軍への被害に最も影響を及ぼすのが『高性能な対艦・対地(巡航)ミサイル』だったはずなので、それを補完するという感じなのでしょうかね
想定では高性能なミサイルは戦争序盤で枯渇してしまう様なので、高性能なミサイルと混ぜて撃つ、敵の防空能力が麻痺した後に撃つ、高性能なミサイルが再生産されるまでの繋ぎなどいろいろ用途は考えられますね
背景のF-15が海軍のVF-2っぽい塗装になっているのは何故なのか気になる。
CGアニメの兵器プロモーションかあ。
大量生産をイメージしてることは分かった。
ぶっちゃけハッタリ感がすごいですよね・・
逆に、中露は自信をつけたのか最近は隠そうともせずに実機の映像バンバン流して
自国のネットユーザーも含め大盛り上がりという
一方は実績もよくわからない弱小企業がCGアニメで大言壮語
東側と西側が真逆になった異世界に転生したのかと最近思うようになりました・・・
ガレージの道具で組み立てられるアピールでしょうけどモンキーレンチ使ってるのは笑っちゃいました、トルク管理ぇ…
それはさておき、ウクライナの謎兵器の設計パクったほうが早いんじゃないかと思ってしまう
日本の最近のアニメみたいに、下請け原画が中国とか北朝鮮のスタジオに出されていたりして。
これは素晴らしいアプローチだと思います。物量だけ注ぎ足せば万事うまく行くとは全く思っていませんが、選択肢を増やすのは常に正しいアプローチです。その種の選択はそれが許される時点で開始せねば間に合わないものが多いですが、今は時期としても悪くないです。
米国の抱えている将来紛争リスクはエアシー・バトルなのに比較的短射程のミサイル積み増してどうすんだよとか、発射機のほうが足りてないのに誘導弾で物量戦ができるのかとか、メーカー希望小売価格だけ下げてもどうせ国防総省の求める設計変更と議会の求める生産拠点分配(雇用創出)を経たらいつもの銀の弾丸になってるんでしょ?とか色々思うことはありますが、少なくとも某ーイングのように最初から公共投資を搾り取る腹づもりのメーカー以外が参入してくるのは米軍の公共調達全体に対していい影響なのかと思います。
そうやな、アメリカのこの生産方法はほんまにビジネスライクで、効率最優先やね。中国やロシアみたいに、いまだに大量の工場に投資して古臭い生産ラインを回してる国と比べたら、アメリカは完全に次元が違うわ。Barracudaシリーズみたいなミサイルは、商用向けの部品をガンガン使って、シンプルなツールでサクッと組み立てるっていう、まさに現代の生産革命や。
工場に莫大な金をつぎ込んで、時間も手間もかかる生産に頼っとる中国やロシアは、このスピード感と効率ではもうアメリカに追いつけんやろ。アメリカは、工業国からITサービスやサプライチェーン活用に移行しただけあって、最小の投資で最大のリターンを狙うビジネスモデルで、軍事でも完全にリードしとるわ。これこそが超大国の賢いやり方やな。
堅実に地道に実際の結果を出し続ける中露の兵器たちと違って、
最近の米国製の兵器は口先とカタログスペックと値段だけは達者で
実績が何もないような気がしますので、結果を出してほしいですね
まずはF-35の醜態を何とかした方が・・・
もう手遅れかもしれませんが
確かに、F-35は今のところ技術革新の象徴みたいなプロジェクトやけど、最終的にどうなるかはまだ見えへん部分があるな。圧倒的な成功を収めて、次世代の戦闘機として世界の空を制するか、それともみずほ銀行のシステムトラブルみたいに、どうにもならなくなってしまうかはこれからの結果次第や。今はその過程やから、多少のトラブルがあっても、乗り越えられるかどうかがポイントやねん。
F-35が迷走してるのはBlock4へのアップグレードであって、Block3Fの時点でフルスペックを発揮出来るからもう成功は収めているよ
Block4以降はBlock3F依然のF-35とは別物として考えたほうが良い
その商用向けの部品を中国に依存してるんじゃないのって話ですよ。
まあいざとなれば日韓にも頼ればそれなりにはいけるでしょうし、できるだけ汎用的なコンポーネントや一般的な製造設備で作れるようにする方向自体は正しいと思います。
有事になったら中国政府が輸出禁止しても中国人自身が西側に迂回輸出して金儲けしてそうだけどね
写真の戦闘機は見たことないのですが、どこの国の戦闘機でしょうか?
本質的な矛盾点としては。
このアプローチで大量に生産できるなら、中国はその10倍の数を揃えられるんじゃないの?という点と。
ミサイルは安く作れても、その発射プラットホームが価格3倍差あるので。この方向で競争すると、ミサイルの生産では引き分け、結局プラットホームの数で負けるんでは?という点でしょうか。
アメリカが世界最大の生産力だった時代が終わっているのみならず。
西側全部足しても中国にはかなわないぐらいの差がある以上、物量で戦うアプローチ自体がナンセンスでは、と。
むしろいかに戦わないか、が問われる状況ですね。
米国の生産モデルは単に外部調達に依存しているだけでなく、3Dプリンティングなどの高度な製造技術を統合している点も留意するべきです。これは中国が防衛分野でまだ大規模に取り入れていない技術です。
「中国は10倍の生産量を持つ」という懸念に対しても、アメリカのBarracudaシリーズのようなミサイルは既存の装備と高い互換性を持ち、新しいプラットフォームを開発する必要がないため、全体的なコスト負担が大幅に抑えられます。これにより、物量だけに頼る戦略を超えて、技術と効率の面で優れた戦力展開が可能になります。
技術革新とサプライチェーンの最適化を駆使し、アメリカは戦略的優位性を保つことに成功しており、単純な生産量の比較では見えない圧倒的なアドバンテージを持っていると言えるでしょう。
輸送機でC130の売れ行きが悪くなりそうだが
他の輸送機を導入するとこれを使うのが困難になったりするんだろうか
攻撃ヘリにも搭載するようだが自衛隊の無人機でもすんなり使えるようになるのだろうか
日本の対艦ミサイルもファミリー化して整備性向上、コスト削減、どの部隊でも潰しがきく用にやってもらいたい。
大分意識はしているようだが、防衛予算もばら撒きの面が強くて何とも…
COTSは今までもやってきましたが、民生品の課題ってライフサイクルなんですよね。
組み込み用機器で10年供給とか互換部品が出ているうちはいいのですが、いずれなくなるので次の再設計が必要になります。
この辺が30年以上使う戦闘機と違う部分ではありますが、F-35のようにICPがCOTSであってもTR3ハードウェアで問題出してTR2に戻すこともできないとか互換性問題は出そうです。
逆に「この10年何とかできるだけの数」を必要とするなら民生品の活用は「そこそこちゃんとしたモノで大量生産が狙える」のでデジタルセンチュリー的な考え方と合うのですが。