トランプ政権と共和党は11月の中間選挙に向けた情勢が厳しくなる一方で、民主党は下院だけでなく上院でも過半数を握る可能性が現実的になっており、すでに民主党は「中間選挙で勝利すればヘグセス国防長官を徹底的に追及する」と公言し、一部の民主党議員はヘグセス国防長官の弾劾に動く可能性も示唆しはじめた。
参考:Dems plot to take on Hegseth if they win in November
中間選挙の結果次第でトランプ政権はレイムダック化するかもしれないし、ヘグセス国防長官は国防総省から放り出されるかもしれない
米国の通常予算=裁量的支出の資金は12の歳出法で裏付けられ、この歳出法は上下両院の歳出委員会とその12の小委員会が、各省庁の政策や事業の設置、実施権限、条件、予算の認可などを定める権限法はそれぞれを所管する立法委員会が所管し、国防歳出法は上下両院の歳出委員会と国防小委員会が、国防政策や事業、調達計画、認可額などを定める国防権限法は上下両院の軍事委員会が所管しており、原則として「予算」と「権限」を別々に決める仕組みだ。

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特に定数100議席の上院本会議は「無限の討論=フィリバスター」が認められているため、過半数を占める共和党(53議席)は民主党によるフィリバスターが続く限り「単純過半数による法案の最終採決」に持ち込めず、これを阻止する「討論打ち切り手続き=クロージャー」の発動に必要な60票にも7票足りないため、民主党がフィリバスターで阻止する歳出法と権限法を成立させるためには政治的に妥協するか、一部の民主党議員と無所属議員から賛成票を確保しなければならない。
トランプ大統領は政権主導で安全保障政策と巨額の予算を動かすため、2026会計年度は国防予算の8,392億ドルとは別に義務的支出で1,523億ドルを確保し、2027会計年度も国防予算の1兆1,500億ドルとは別に義務的支出で3,500億ドルを要求しているのだが、歳出委員会や上院の手続きを無視する手法について民主党だけでなく一部の共和党議員からも批判を浴びており、11月の中間選挙に向けた共和党の情勢も厳しくなる一方だ。

出典:The White House
トランプ大統領の支持率は33%まで低下し、さらに有権者の71%が政権の物価高騰による生活費への対応を支持しておらず下院は民主党の過半数奪還が有力で、さらに上院の過半数まで民主党が取る可能性が現実的になっており、民主党が中間選挙で両院の過半数を握るとトランプ政権は予算と法律と人事を単独で動かせなくなる。
もし民主党が両院の過半数を握ると義務的支出の成立や欧州駐留軍の縮小が困難になり、イラン戦争の継続に不可欠な戦費補填=歳出権も民主党に握られ、特に上院の過半数を失うと国防長官、国務長官、各省次官、大使、連邦判事など上院承認が必要なポストに都合のいい人物を送り込むことが事実上出来なくなる。さらに下院の過半数を失うと委員会への召喚権を行使されて公聴会や調査で吊し上げられることになり、すでに民主党は「中間選挙で勝利すればヘグセス国防長官を徹底的に追及する」と公言しているが、一部の民主党議員はヘグセス国防長官の弾劾に動く可能性も示唆しはじめた。

出典:DoW photo by U.S. Navy Petty Officer 2nd Class Aiko Bongolan
下院軍事委員会のアダム・スミス議員も「民主党が勝利すれば監視体制を強化する」と約束し、議会や国民に対して透明性を欠いている国防総省に対して委員会の召喚権を行使することも辞さない構えで、召喚権を行使するリストにはイラン戦争、南米地域における致命的な麻薬取り締まり作戦、ヘグセス国防長官による多数の軍上層部の解任や昇進の阻止、ワシントンへの州兵派遣、軍の政治化、トランプ一家のビジネス取引などが含まれている。
民主党が下院の過半数を握れば下院監視委員会の委員長を務めることになるロバート・ガルシア議員も「ヘグセスは国防長官の職にとどまるべきではないし、他にも弾劾されるべき人物はたくさんいる」と述べており、中間選挙の結果次第でトランプ政権はレイムダック化するかもしれないし、ヘグセス国防長官は国防総省から放り出されるかもしれないが、義務的支出の3,500億ドルが葬られると裁量的支出の国防予算を再編成しなければならなくなるため大混乱になるだろう。
追記:いつの間にか書き込まれたコメント数が30万を超えていました。いつも航空万能論GFを覗いてくれてありがとうございます。
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※アイキャッチ画像の出典:DoW photo by U.S. Navy Petty Officer 2nd Class Carson Croom





















トランプ政権のこれまでの傍若無人な暴君振りを考えれば民主党が勝つだろう。
むしろ負ける方が難しいと言っていい位だがアレでも支持率30%超だからなぁ。
選挙まで一月半、新議員就任まで4ヶ月
待ち遠しいよ
トランプちゃん早くボロ負けしてくれ
トランプさん、ビジネスとか同盟は取り引きだとかいう割に損ばかりしてないか?
合理主義は口だけの人に見える。
娘婿兄弟を含めトランプ一族はボロ儲けをしているのでディールは大成功なのでしょう。
遣いきれないカネを集めて何が楽しいのか日本の一庶民には皆目理解できませんが。
まだロケットが爆発していないなら十分な試行回数をこなしていないと元盟友が言っていたがCEO的合理性で帝国本体を爆破されると困る。
ベネズエラ攻撃~イラン攻撃も、共和党の次期大統領候補争い・次世代の権力闘争みたいなものだろうなと。
ヘグゼス長官は、イラン攻撃に成功していれば次世代の大統領候補になっていたかもしれませんが、現在の泥沼では目が無くなったのでしょうね。
今のアメリカを象徴する話。
現実現物現場を見ないでワチャワチャやってる。
軍人には四つのタイプがある
有能な怠け者は指揮官にせよ
有能な働き者は参謀に向いている
無能な怠け者は連絡将校か下級兵士が務まる
無能な働き者は銃殺するしかない
つまりヘグセスは銃殺待ったなしという事ですかね?
杜撰なプランを軍部に押してケイルからこういう話なるわな
とはいえ民主党そのものも言うほど優位ではないからなぁ…
次の国防長官のプレゼントをさがしに小泉進次郎事務所の人がドブ板通りに行ってます。
アメリカの消費者物価とガソリン価格をイラン戦争前の今年の1月と直近で見ると
消費者物価上昇率(年率) 2.4% 3.4% 1.0ポイント悪化
ガソリン価格(ドル/ガロン) 3.04 4.07 34%値上がり
アメリカファーストだったはずのトランプ政権がイスラエルのために戦争を始めたせいで、アメリカ国民の生活が苦しくなっている
このままだと、トランプ共和党にはかなり厳しい結果が出ると思われます
なおトランプは軽油燃料価格の高騰はロシア製油所のダメージによるものだとしてぜれんすきー大統領にロシア領内への攻撃をやめるよう訴えた模様。
【急募】無知なワイにも分かるように解説してくれる人
トランプ政権ってほぼ全体的にうんこだけど、「AI開発にほぼ規制を設けず全力で突っ走る」それ1点だけで支持するに値すると思ってる。
ので、AI規制派の多い民主党に勝ってもらっても困る。来年、早ければ今年中には機械仕掛けの神が出来るかもしれないからそれまであの手この手で権力基盤を維持してくれ。
データセンターは原発と一緒ですからねえ、一部のアレな人以外必要性を理解しているが
だからと言って自分の町に建てられたら困る施設
冷却の為に水とエネルギーを大量消費し水道代や電気代があがる、場合によってはデータセンターの為に停電にもなる
排熱で気温も上昇する
軍事にも利用されているので軍事目標となり攻撃もされる
おいている町にはほぼメリットがない
整備や送電を考えるとあまり僻地に置くとコストがかかるし、蒸発による冷却効率を考えるとむしろ温度は高い方がよく乾燥してるとなおよいという、つまり高温で湿度が低い水が貴重な所のほうがよい。
莫大な金がIT企業から流れているのでこれまでの大統領選挙の比ではない金がこの中間選挙に投入されていると言われてます
> 莫大な金がIT企業から流れているのでこれまでの大統領選挙の比ではない金がこの中間選挙に投入されていると言われてます
トランプに勝機があるとしたら、テック企業マネーの力でしょうか?
個人的にはシンギュラリティを早く見たい派ですが、仮に民主党政権になって「理性的に」AI開発に急ブレーキがかけられたら、中国が無双するだけになりそうです。
ちなみにアメリカ人はAIに明るいイメージを持っているのは41%と半数以下ですが、中国人だと95%に上るそうです。
今、AI開発で各社が苦心しているのは、報酬ハックをうまく防ぐ方法が確立されていないことで
つまり与えられた目標を達成するためには、不正な手段でも何でも構わずに最適な方法を実行しようとする。
おまけに不正がバレないように、隠蔽工作まで行うという。
AIのモデルが賢くなると、更にその方向に進んでいくという困った性質が出てくることです。
つまり、できるのは神といえるものではなさそうですよ。
それはともかく、現実問題としては、中国はAI規制をしないどころか更に加速させることは確実ですから。
冷戦期の核軍拡競争と同じで、競争上、米国も実質的な規制はできないでしょうね。
過去の事例をみると、アメリカの中間選挙は政権をとっている政党がほとんどの負けます。野党が負けることは、ほとんどないです。
しかも、今回はトランプの支持率が非常に悪い。かつ、一番影響のある国内経済がひどいインフレで都市部では家賃や生活費が高騰しています。
しかし、今回はマスコミの選挙予想が民主党が過半数をとるかもという程度なんですね。アメリカの主流マスコミやジャーナリストは反トランプがかなり激しいです。そのマスコミの予想が民主党が勝つかも程度だと、実際は民主党と共和党が拮抗している可能性があります。
ですからインフレ等の状況から見ると不思議なんですが、実際はかなり接戦の可能性があります。つまり、選挙の当日まで分からない可能性もあると思います。
とりあえずヘグセスは、惨めに辞任したら、快哉を叫ぶ軍人が多そう。
普通の選挙なら過剰な追求よりも今後のことを…となるけどこいつらは再来させたくないからここできちんととどめをさすこと、再発防止することのためにも追求せねばならん。