エドワーズ空軍基地で離陸直後のB-52Hが墜落する事故が発生し、このB-52Hは飛行試験が始まったばかりの新型レーダー(AN/APQ-188)を搭載したRMP用テスト機だったため、RMPのマイルストーンC承認に遅れが出るのではないかと懸念されている。
参考:B-52 Involved In Tragic Crash Was Heading Out On Radar Test Sortie
参考:B-52 Crash Happened During Test Sortie Supporting Radar Upgrade
RMPのマイルストーンC承認は約1年遅れなので、米空軍やボーイングにとって今回の事故は相当ショックだろう
米空軍の爆撃機戦力はB-52H×76機、B-1B×45機、B-2A×19機の142機で構成され、B-1BとB-2Aは開発中のB-21で更新され、B-52HはP&W製TF33-P-3をロールス・ロイス製F130に換装するCommercial Engine Replacement Program=CERP、1960年代の技術で開発されたAN/APQ-166をAN/APG-79ベースで開発されたAN/APQ-188に換装するRadar Modernization Program=RMPでアップグレードされたB-52Jで更新されて2060年代(以前は2050年代)まで爆撃機戦力の一角を担う予定だ。
BREAKING: A U.S. Air Force B-52 bomber crashed shortly after takeoff at Edwards Air Force Base, triggering an emergency response.
Emergency crews rushed to the scene as thick black smoke billowed from the wreckage scattered across the desert airfield.
More details, including… pic.twitter.com/JRx3R4ElJW
— Fox News (@FoxNews) June 15, 2026
米空軍は5月4日「CERPプログラムが詳細設計審査をパスした」「これはボーイング、ロールス・ロイス、空軍による膨大な量のエンジニアリングと統合作業の集大成であり、B-52Jが将来の世代においても戦い続けることを可能にするものだ」と、ボーイングも「今年後半にサンアントニオで最初の2機をB-52HからB-52J仕様に改修する目標に一歩近づいた」と言及していたが、6月15日にエドワーズ空軍基地でB-52Hが離陸直後に墜落して搭乗していた全員が死亡する事故が発生してしまう。
そして墜落したB-52Hは飛行試験が始まったばかりのRMP用テスト機だったため、RMPのマイルストーンC承認に遅れが出るのではないかと懸念されている。
We are deeply saddened by the eight lives lost in today’s tragic crash at Edwards AFB. We mourn this loss and honor the service of our Airmen, civilians, and contractors who work every day to advance our mission. I send my sincerest condolences to their families and loved ones.
— Office of the Secretary of the Air Force (@SecAFOfficial) June 16, 2026
— The Boeing Company (@Boeing) June 16, 2026
RMP用テスト機は2機製造され、もう1機はボーイングのサンアントニオ施設でAN/APQ-188への換装作業が行われている最中で、2026年中にエドワーズ空軍基地に移動してテストに加わる予定だが、元々2機で消化するはずだったRMPのテストに遅れるのはほぼ確実で、テスト機の代替機を用意するのは比較的簡単でも開発中のAN/APQ-188を追加で調達するのは簡単ではなく、RMPのマイルストーンC承認はすでに1年遅れなので米空軍やボーイングにとって今回の事故は相当ショックだろう。
ちなみに米空軍が事故でB-52Hを失うのは10年ぶり、事故でB-52Hの乗員が死亡したのは18年ぶりだ。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman Alysa Knott





















また飛行機の墓場からB-52が復活するかな?
亡くなられた乗員の方々のご冥福をお祈りします。
機体の不備等の原因究明にも時間がかかると思われますので、かなり遅れそうですね。
あんなにアホみたいにエンジン積んでるのに墜落するものなんですね
改修のための試作機と技術スタッフまとめて失ったのは近代化計画に大きな痛手ですね。
乗員と同乗者にはご冥福を。
流石に古すぎるから更新したほうがいいのでは?
って言ったってB-21じゃやれる仕事が全然違うしなぁ…。やっぱりB-52・B-1置き換え用な積載量重視の大型爆撃機要るよね。