Washington Postの取材に応じたウクライナ軍兵士は「まだポクロウシクは占領されていないが、ロシア軍は鉄道や橋を破壊することで物流拠点しての機能を奪ってしまった。我々は南ドネツク地域への移動に『より長く危険なルート』の使用を余儀なくされている」と述べた。
参考:Ukraine’s east buckling under improved Russian tactics, superior firepower
現時点で判明していることだけで判断すれば「利益」が「損失」を上回っているようには到底見えない
Washington Postは「東部戦線にロシア軍が改善してきた戦術と優れた火力に屈した」と報じ、取材に応じた第68独立猟兵旅団の兵士は「どれだけ敵に損害を与えても後退を強いられる」と述べ、Washington Postは「敵に与えた多くの損害も『ロシア軍が前進している』という事実の前では霞んでしまう」と指摘した。
“バフムートの戦いにおけるロシア軍の主な戦術は「砲撃」と「訓練不足の兵士による突撃」だったが、現在のロシア軍部隊は訓練が行き届き、装備も充実し、以前よりも少人数の部隊(10人~20人ではなく4人前後の編成)で行動している。この戦術はウクライナ軍の監視を逃れるのに役立ち、より細かく分散することでドローンや大砲による攻撃が困難になる。ウクライナ軍も機械化部隊による昨年夏の反撃に失敗し、同様の戦術で占領された集落を奪還したことがあるが、両者の戦術を支えるバックボーンには大きな違いがある”
“ロシア軍は豊富な戦争物資と補充能力を分散戦術と組み合わせているため「消耗が激しい歩兵主体の攻撃」を継続することができ、通信システムの改善も分散した部隊の統制や協調に役立っている。ポクロウシク方面で戦う第68独立猟兵旅団の兵士も「敵は兵士の損害を全く恐れていない」「我々が戦っていた戦場では真っ黒な死体の山ができた」「それでも我々は後退を強いられる」「何故ならロシア軍の方が遥かに強力だからだ」と述べ、敵に与えた多くの損害も「ロシア軍が前進している」という事実の前では霞んでしまう”
“Black Bird Groupのパシ・パロイネン氏も「ロシア軍は8月~9月にかけて過去最高のペースで占領地を拡大(約318平方マイル)した。特に8月中旬から9月中旬の占領地拡大が顕著で、これはウクライナがクルスクに侵攻した時期と一致する」と、他のアナリストらも「ドネツクでの損失は東部戦線に向けられるべき戦力や弾薬をクルスクに投入したために発生した」「しかも侵攻作戦に期待されていた東部戦線からの敵戦力引き剥がしは未だに達成されていない」と指摘”
“外交政策研究所のロブ・リー氏も「クルスク侵攻作戦はウクライナ軍の人員不足に拍車をかけた」「経験豊富な兵士の損失と限られた訓練しか受けていない新兵が戦線を支える部隊に多くのプレッシャーを与えている」「人員不足に関連した問題の多くは未だに解決されていないものの、現在の動員ペースが続けば状況が改善される可能性がある」「まだ作戦上のサプライズがあるかもしれない」と語り、ドネツク方面での戦いで最も重要な部分は「領土の損失」ではなく「人的資源の消耗」と指摘している”
“リー氏は「この戦いでウクライナもロシアも大きな損害を被っており、損害を補充する能力で相手を上回った方が勝者になる可能性が高い。どの時点で戦いの継続が不可能になるのか、もしくは政治的問題に発展するのか、それが自体が戦略的な問題になる」と説明した”
要するに補充能力を上回る損害を敵に与え続ければ、ある時点で「戦いを持続するのは不可能だと認めざるを得なくなる=政治的問題になる」という意味だ。しかも両国の補充能力は公平ではなく「大きな格差」があるため、ウクライナ軍が継戦能力の削り合いで勝利するためには「自軍の損害よりも大きな消耗」ではなく「敵の補充能力を超える消耗」を与えなければ意味がない。
一般的に「陣地戦の損失は防御側より攻撃側の方が多くなる」と言われ「1年間も攻勢を続けてきたロシア軍はウクライナ軍よりも大きな損失を被っている可能性が高い」と思われるものの、この損失が補充能力を下回っていれば戦略的にも戦術的にも意味がなく、Washington Postが「敵に与えた多くの損害も『ロシア軍が前進している』という事実の前では霞んでしまう」と書いたのも「前進を止めるだけの損害に達していない=補充能力を超える消耗を与えられていない」と言いたいからだろう。
クルスク侵攻作戦で「東部戦線からの敵戦力引き剥し」に成功していれば良かったのだが、結果論から言えば「東部戦線で大規模な後退を引き起こし人員不足に拍車をかけただけ」で、特にポクロウシク・ディミトロフ方面に対するロシア軍の前進はウクライナ軍に深刻な影響をもたらしている。
Washington Postの取材に応じたウクライナ軍兵士は「ウクライナ軍にとってポクロウシクは部隊と装備を南ドネツク地域に移動させる物流拠点だった。まだロシア軍は街を占領していないものの、鉄道や橋を破壊することで物流拠点しての機能を奪ってしまい、我々は南ドネツク地域への移動に『より長く危険なルート』の使用を余儀なくされている」と述べおり、ウクライナは和平交渉の切り札=クルスクの占領地を得るため本当に多くのものを失ってしまった。
果たして「クルスクで得たもの」は「東部戦線で失ったもの」を上回るのだろうか? 現時点で判明していることだけで判断すれば「利益」が「損失」を上回っているようには到底見えない。
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※アイキャッチ画像の出典:82 окрема десантно-штурмова Буковинська бригада
和平はできないけどもう戦争辞めたいゼレ政権が無条件降伏を早めるためにやったとしか思えませんね…
自分もこれだと思ってましたが今だに降伏や交渉の兆しが見えない…
中東の方に注目集まってるからチャンスだとは思うのですが
無条件降伏なんてしたら、ウクライナ国内の戦争継続派や国粋主義の右翼勢力が何するか分かりませんからね。
安易に降伏交渉なんてしたら、下手をすればクーデターがおきかねないかと・・・
中学時代、部活を辞める決心をするためにラケット折ったテニス部員を思い出した。
物を大事にしない姿にショックを受けたが、同じことを人命でやられるときついね。
ウクライナは昨年の反転攻勢にしろ
今度のクルスク攻めにせよ、願望論や楽観論で作戦を立てては、失敗してるな
いつになったら学習するんだろ
自分達のプロパガンダの内容を否定するような作戦は立てられないですからねぇ
ウクライナでは、ロシア軍は弱くて愚かだと言わないと愛国的じゃない奴と思われる風潮が・・・
この日本ですら客観的な状況分析をすると親露派と言われるネット世論が形成されてるぐらいですし
クルスク侵攻の最大の目的はトランプ対策だろう。
大統領がトランプになった場合は停戦に追い込まれるが、その際のトランプとプーチンの取引材料としてクルスク占領地を用意した。
まだマシな条件で停戦になれば仕方ない、停戦が決裂すればウクライナ的にはOK。ただし、ウクライナ支援をトランプが継続すればだけど。
また、今回の大統領選でウクライナ支援をやめることが争点になることを防ぐという狙いもあっただろう。クルスク侵攻に大統領選での争点にしない効果があったかは神のみぞ知るだが、何が原因かはともかく、それは成功していると言える。
トランプはウクライナを勝たせると明言しないが、去年の時点では「真っ先にウクライナ支援を停止する」と言ってたよりはトーンダウンしている。少なくともウクライナ支援は大統領選の大きな争点にはなっていない。
ゼレンスキーは9月28日に放送されたFOXニュースとのインタビューで、トランプから対ロシア戦争でウクライナを支援すると約束されたとの認識を示したが、それをトランプが否定したという話は聞かない。
「ロシア軍は8月~9月にかけて過去最高のペースで占領地を拡大(約318平方マイル)した。」
ん?んんん?と思いましたが「平方マイル」だから約823平方kmですね
ヤーポンマイル滅ぶべし。慈悲はない
猪苗代湖がだいたい 100km2
なので、ロシア軍が8月~9月にかけて過去最高のペースで占領地を拡大(猪苗代湖 8個分)
メジャーな湖だと、琵琶湖が 約 670km2
2024年はロシアは補充能力を維持して攻勢を1年継続した。
2025年もロシアは補充能力を維持できるのか。ゼレンスキーは長距離兵器を手に入れて、ロシアの補充能力に打撃を与えられるのか。
やっぱり大統領選が天下分け目の天王山になりそう。
クルスク侵攻もウクライナが最終的に戦略目的を達成できれば、羽柴秀吉の 中国大返し のように評価されるだろう。でなければ、本能寺の変 のように3日天下となる。
クルスク侵攻の戦略目的って何ですかね?
ゼレンスキーとシルスキー以外は誰も分からないので頭を悩ませているのですが。
戦争を継続させて現政権を存続させると言うウクライナ政府の目標は達成できるでしょうから、作戦は成功と言えるでしょう。
米英の新兵器を試すためにクルスクからの距離が必要だった、、、とかなら面白いのになぁ
まあクルスクを生かすも殺すも今後次第だし、見守るしかないね
昨年末のロシア側の発表ではウクライナのロシア軍が60万人で、総動員をかけたウクライナ軍が100万とか120万とかいう話なので人的優位はウクライナ側にあり、しかもウクライナ側は内線作戦なので兵力の移動にも有利なはずだが、なぜか全方面で数的劣勢になっている
人はいても、武器がないらしい
今や人もなくなったので追加動員という話が出ました
もうロシアは毎日1000人越えの兵士の補充をできる態勢を作ってるからロシア軍60万という統計は時代遅れに思える
補給のキャパがあるから50万くらいがMAXじゃないかな。
ウクライナの交通インフラだと
それ以上に兵員を確保できても予備戦力。
インフラ問題ならもっと展開出来ますよ、例えばWW2みたいに
純粋に戦場認識力の強化によってより小規模な部隊で広い正面を受け持てるようになったことに加えて大規模な物資集積が不可能になって大部隊を展開出来なくなったんです
まあそれ以上の戦力が予備として訓練やローテに活用されているのはその通りです
今年春時点でロシア軍は、「現在、対ウクライナ戦に70万人の兵力を投入している」と発表していました。
同時期のウクライナ軍は、おそらく30万人以下だったでしょう。何故なら、昨年末時点でシルスキーが「現有兵力は30万人しか残っていない」と言ってたので。
1個旅団平均2千人と仮定して、150個旅団なら30万人、100個旅団なら20万人。
退任前にザルジニーは、「50万人を追加確保しなければ、戦線を維持できなくなる」と・・・。
旧帝国陸軍の兵力が満州事変の前年である1930年は約22万人だったのが、終戦時は547万人になっていましたが、内地の部隊は小銃·軍服·軍靴も支給されず軍隊の体をなしていませんでしたね。
クルスク侵攻の数万の兵力を東部戦線に突っ込んでも数十万の兵力で広範囲に前進するロシア軍の前には焼け石に水な気がするんですがどうなんでしょう?
ですよね。前進を食い止めることすら無理だったと思えます。
だったら降伏するしかないでしょうね。
数万の兵力が焼け石に水でしかない状況で、戦争を継続するのはただの無能+無責任。
そこで勝利計画ですよ!
ドネツク戦線の危機を招いた線路沿いの突破なんかはクルスクの部隊がいれば余裕で止められましたよ
42旅団だけで支えていたようなものですし
線路沿い突破されたとき、クルスクに配備された精鋭は何を思ったんでしょうね。慮って余りあります。
順序が逆で、クライナ最後の精鋭たちの所在がクルスクで明らかになってしまったから、もう後詰めはいないと安心しきったロシア軍が前進を加速させたんです
精鋭旅団の所在が不明なままであれば、ロシア軍はあらゆる戦線に彼らが出現する可能性を考慮せねばならず、その可能性は計画、実行、補給のあらゆる段階でロシア軍の足を強烈に引っ張ったことでしょう
切り札は切ったら終わりなんですよ
ゼレンスキー氏が訪米した際にトランプ氏と会って話をしたそうで
大統領選でトランプ氏が選ばれればアメリカを仲介国とした停戦の芽もありそうです。
クルスク侵攻が致命的な失敗と明るみに出ず有耶無耶になって停戦の可能性もあるかと。
クルスクに送った戦力を東部戦線の後詰めに送っていたら多少はロシア軍の前進を遅らせたと思うが、拮抗維持も無理だったように思える。その場合、ロシア内情の張りぼて状態は覆い隠されたままであり、クルスク反攻前の雰囲気からすると、ロシアに対して大幅に譲歩しての停戦をしろという声が内外から多く出ていたことだろう。ウクライナの長距離ドローン量産と、それによるロシア国内兵站を叩いた成果も、今ほどには高く評価されなかったかもしれない。
なのでウクライナvsロシアという大きな視点で眺めた場合、長期目線で言えば十分に利益は得たと判断できるだろう。来年の春くらいには、そういった部分も見えてくるんじゃないかな。今はまだ東部戦線が悲惨で損失が多く見えるけれども。
来年の春くらいまでには、今よりさらに悲惨な損失が東部戦線で発生していると予測します。
そして、厳冬期の間にクルスクの現占領地の7割以上から撤退を余儀なくされるとも予測します。
なのでウクライナvsロシアという大きな視点で眺めた場合、兵力の損耗という壮大な無駄であり無能な暴挙だったと評価されると予想します。負け戦の中の途中の作戦が高く評価されるとは考えにくい。
ハリスが勝てばクルスクは即時撤退が利口だとは思う。
トランプが勝てばトランプ主体の停戦交渉次第。
よく言われることだと思いますが、今のウクライナによるクルスクの一部占領はロシアによる占領地の面積に比べて圧倒的に小さく比べ物になりません。しかも重要な都市等が含まれているわけでもなくはっきり言って交渉材料になり得るような価値のある占領ではありません。
むしろクルスクが停滞して以降停戦議論が加速したように見えますがね
一瞬見えた希望を取り上げられるのは、希望が全く見えない真っ暗闇より辛いのです
今すでにクルスク侵攻前と同程度に大幅譲歩して停戦すべきとの意見が出てきていると思いますが。どこぞの国の大統領もそういってませんでした?
皮肉ではなく得るものはあったと思います。
もはや東部を死守する必要もモチベーションもウクライナ人にはなく、撤退が早まりました。
結果としてウクライナもロシアも死者は減っているでしょう。無駄な火薬も燃料も使われなくなったはずです。
ロシアの継戦能力が底なしに近いため、現行の対ロシア対応ではただ屍が積み上がるだけ。
ロシア国内の反乱、プーチン病死、NATO参戦、経済崩壊、弾薬枯渇、当初期待されていたものが全て発生しなかったのですから、正義から外れていたとしても戦争を終わらせるか、終わらないとしても被害を小さくすることは必要です。
ロシアはクルスクで大した抵抗もしてないですし、お互いあまり命を削らない形で撤退を繰り返す状態になったのは進展だと思います。
もちろん、ウクライナの領土回復を願ったり、ウクライナ関係なくロシアの摩耗を期待する勢力からは不満があるでしょうが・・・。
レッドライン。
クルスク侵攻されても、核攻撃も動員もなかった。
プーチン大統領のレッドラインが当初想定されていたよりだいぶ後ろにありそうなことが分かりましたが、それってプーチン大統領が実際は核の行使にかなり抑制的であったということで、ウクライナ(と西側諸国)にとっては良かったことですよね。
どうも結果を見るに、プーチン大統領というのは西側のイメージとは真逆でかなり抑制的だし真剣にロシア民族の未来を考えてるし不正蓄財にも大して興味がなく。兵士の死亡を減らそうとしてるし、強制徴兵などもってのほかだと思っていて、国家代表は選挙で選ばれるべきだと信じていますよね。
一方、我らが民主主義の希望の星であるゼレンスキー閣下は、選挙もしなけりゃ兵隊はハイエースで拉致、自国民の死者は無頓着で死守命令乱発、テロ攻撃で民間人を平気で暗殺、と。なんだかなあ、と。
ベトナム戦争で南ベトナムを反共の砦として持ち上げさせられていた西側市民も,こういう気持ちだったのでしょうか。
米国からしたら有能で国のことを第一に考える愛国者が傀儡国家の元首になったらは困ります
核撃たれるほどの戦果を上げられなかっただけですね
動員にしてもロシア国内なら使える徴兵部隊で対応出来れば行いませんよそりゃ
クルスク侵攻はウクライナ側が盛り上がっただけで、ロシアから見ると重点的に防御していたわけでもないスジャでつっかえる程度の危険度の低いものでしかなく、びっくりして最初は慌てたけどそれだけとしか思われていないでしょうね。
それで核を使うわけはないですね。別にクルスク侵攻して新たにわかったというほどのものではないと思います。
むしろ、急進的なウクライナ支持者の一部がロシアによる核の使用を期待していた感がありましたね。そのほうがNATOが参戦できるからという理由で。
ロシアがウクライナに核を使用してもNATOが参戦するはずがないんですがね。NATOがロシアが核を使えば参戦するという核を恐れない考えを持っているなら、最初から参戦していればいいだけなので。
そのレッドラインとやらも我々の推定でしかないですからね。
プーチンは○月までにこの都市の占領を望んでいるという報道と同類。
国土に何人侵入したら何キロ侵入したら何発ミサイルを打ち込んだら核を必ず撃つなんて杓子定規にやるわけもないと思いますがね。
領土保持のために侵略部隊を核で攻撃できるとはしましたが、核で絶対防御する。とは言ってないですもんね。願望が現実と入り混じって勝手に目標を立てて勝手に貶してる、いつもの流れですね。
ロシアは、核兵器を使わなくてもウクライナに勝てます。
いわゆる核兵器のレッドラインは、NATOの参戦です。NATOが参戦したら核兵器を使う、と。NATOは、このレッドラインを越えて参戦することができません。ロシアの核抑止力はしっかりと機能する、ということです。
陣地戦では防御側より攻撃側が〜はウクライナの擁護者たちによって度々語られてきたレトリックですが、それは同等の相手だったらの話
砲撃力で3倍以上の相手と殴り合って陣地に拘束されるだけでは敵に損害など与えられません
ロシア軍の質がよくなっているのは単純にバフムトの頃でも言うほどの損害を与えられておらずかつての新兵が今ではスキルを身に着けているだけのことでしょう
ロシアを弱らせるどころか、量においても質においても、戦前より強大になっているという報道ばかりが、しかも西側から出てくるのが悲劇的ですね
・戦時経済へのシフトで砲弾生産能力は跳ね上がり
・動員強化で兵力は増強
・激戦地を生き延びた兵は稀代の精兵集団に
・実戦の中で電子戦装備やFABなど新機軸の兵器が次々に生み出され
・イランが証明したように、弾道ミサイルは西側防空網を容易く突き破る
・こういう国が西側への復讐心をたぎらせて挙国一致体制に
どうするんですかね、これ
本当ですねどうするんでしょうかね、アメリカでも相当な出血覚悟しないと止められないのは確かな位には強大になってしまいましたね。
本邦は巻き込まれないように、シャモジでも送ってお茶濁しときたいですが新首相はウクライナ支援に前向きな様子でどうなりますかね。
日本はシーレーン封鎖の兵糧攻めで終了してしまうので、対策が必要ですが敵対する可能性がある中国、北朝鮮、ロシアの海軍と空軍が相手の場合は実質中国海軍空軍が相手になりますがシーレーン守れる気が全くしないのが悲しい所。
ロシアの実戦による強大化に対抗するために、イスラエルで新兵器の実用を兼ねた支援という陰謀論(妄想)が出来そうです
かつてのドイツもソ連の底力を侮り、ヒトラーは「ソ連は朽ち果てた家屋のようなもの、ドアを蹴破れば倒壊する」などと言っていましたが。
最終的にドイツはベルリンを攻略され、ヒトラーは総統官邸で拳銃自殺しました。
ウクライナが負け戦を続けるならば、いずれはキエフも攻略されるでしょうし、首都を移転してもその移転先も攻略されるでしょう。ゼレンスキーはガニ元大統領のように亡命かな。
FAB自体は既存の兵器でUMPKとか言いたかったのかな。
ただ兵器の概念としてはJDAMの真似っこで真の価値は大量運用という戦術ノウハウなんでしょうね。
ロシアは航空攻撃戦力を長距離の砲兵として使うという思想の体現。
ポクロウシクは、南北ドネツクだけでなく、ドニプロ・ザポリージャ・クピャンスク・ハリコフ・キーウなどの主要都市を繋ぐ重要拠点です。
ポクロウシクは、線路の橋脚が破壊される映像もでていたり、以前のような役割を果たしにくくなっていますからね。
ウクライナ軍は、兵力・物資を最前線近くで移動させるのが難しくなり、内戦の利を生かしにくくなります。
クルスク侵攻の結果、ドネツク戦線は厳しくなったと言えそうです。
「人員不足に関連した問題の多くは未だに解決されていないものの、現在の動員ペースが続けば状況が改善される可能性がある」
「まだ作戦上のサプライズがあるかもしれない」
ロブ・リー氏は相変わらずびっくりするくらい楽観的ですね…。ヴフレダルの戦いでも、新たに動員された兵が高齢や病気持ちで使い物にならず帰還させられたり、すぐに脱走してしまったりと新たな問題が報じられたばかりなのですが。
今日見た伊藤貫さんの動画
・資源も食料も豊富なロシアの戦争継続力は世界2位か3位。予備兵力はいまだ100万人以上
・米が数年かけて仕込んだ兵員30万人は既に融けていて、今の戦力は1~2年生。だがポーランドからの義勇兵が5万~10万人。
高度な兵器をウクライナ人は扱えないので米からも派兵。そして死者多数だが現地での事故扱い
ロシアはそういった米軍の拠点をミサイルで狙うとの事
・ウクライナの敗戦は既に織り込み済みで、再度数年かけて軍備を整えさせまた仕掛けるつもり
プーチンはそうさせない為に、領土の1/3以上を奪い国力を削ぐつもり
・ロシアは戦術核をポーランドの支援武器集積地に落とす予定。米が通常兵器で殲滅すると牽制したが、その兵力に対し戦術核を何発でも撃つと返し黙らせる
・ゴルバチョフとエリツィンの時代に、米は支援の名の元に介入し数十兆円分の資源を搾取
ロシアにとってプーチンは英雄。伊藤氏も数百年に一人の逸材とベタ褒め
すべて鵜呑みのするのは危険だけど なかなか興味深い
ウクライナの残存領土が三分の一だろうが十分の一だろうがウクライナの国力で数年で再建なんて無理ですがな。
外国にまた全部クレクレする気なんでしょうね
ベトナム戦争の時代にSNSがあったらこんな風に論議されてたんですかねえ。勿論、ウクライナ=南ベトナムで
動員年齢25歳以上に引き下げられた法案のとき、動員解除に関する新しい法案の提出が8ヶ月以内に必要ってくっ付いてたと思うんですが成立は4月と7月どっちなんでしょ?
2024.04.13 ウクライナ議会が政府提出の動員法を可決、追加動員の準備が整う
2024.07.26 復員の約束は? ウクライナ議会議長が戦時中の動員解除は行わないと示唆
航空万能論内の記事より
共和党大統領候補トランプ前大統領は4日集会でイランにある核施設を報復の対象
とすべきと主張。
好戦的なアメリカ人でも中東戦争を起こしたくないからトランプ支持に躊躇するだろ
仮に民主党のハリスが米大統領に当選しても共和党の議会はウクライナ軍事支援に
反対する可能性が高いのでゼレンスキー暫定政権は窮地に追い込まるだろう。
「我が軍は〇〇平方キロメートルを制圧した」みたいに面積で戦果をアピールする手法はハルキウ反攻時あたりのウクライナ側が使い始めたかと記憶していますが、これだと例えば東京23区エリアを500平方㎞制圧するより北海道や山陰の超過疎地帯(失礼)を1000平方㎞制圧する方が上という事になってしまうんですよね。
面積でなく実利で考えれば果たしてウクライナが得た物は失った物より大きかったのでしょうか。
ウクライナ軍がクルスク方面に侵入して田舎の森林地帯を占領しても、ロシア軍は「後で取り返せばよい、奪還可能」と判断しています。実際、9月中旬から奪還作戦を実行中です。
ロシア軍がドネツク方面の鉱工業地帯を占領したら、ウクライナ軍はほぼ確実に奪還不可能ですけど。