米国関連

米陸軍の次期自走砲、Elbit SystemsがAUSAでSIGMA提案を発表

米陸軍の次期自走砲の取り組みに向けてKNDS DeutschlandはAUSAでRCH155-TRACKEDを、LeonardoはCAESAR提案のためKNDSとの提携を、Hanwha AerospaceはK9A2MHを発表したが、Elbit Systemsも「イスラエル軍向けに開発したSIGMAを提案する」と発表した。

参考:Elbit America offers next-gen howitzer to U.S. Army

米陸軍のデモンストレーションには西側製の主要な自走砲が一堂に会するかもしれない

米陸軍の次期自走砲の取り組みに向けてKNDS Deutschlandは13日に開幕したAUSAでRCH155の装軌バージョン「RCH155-TRACKED」を、Leonardoも「CAESARを提案するためKNDS(恐らくKNDS France)と戦略的提携した」と、Hanwha Aerospaceも「装輪バージョンのK9A2MH」を発表したが、Elbit Systemsもイスラエル軍向けに開発したSIGMAをAUSAに持ち込み「米陸軍に調整したSIGMAを提案する」「もし調達が決定されれば米国でSIGMAを製造する」と明かした。

昨年のデモンストレーションに招待された5社(Rheinmetall、BAE Systems、Hanwha、General Dynamics、Elbit Systems)にKNDS DeutschlandとLeonardoの名前はなく、RheinmetallはRCH155-TRACKEDではなく装輪式のRCH155をアピールしており、RCH155とRCH155-TRACKEDの提案でRheinmetallとKNDS Deutschland(実質的にはKMW)は協力しているのか、Rheinmetallが前者の提案を、KNDS Deutschlandが後者の提案を主導するのか、もう一つの潜在的な候補=PzH2000は提案しないのかなど疑問も多いが、現時点までの状況を整理すると以下ようになる。

次期自走砲に対する米陸軍の要件は固まっておらず、この調達の範囲はM109A7の後継システムのみを想定しているのか、ここにM777の後継システム調達(こちらも検討自体は行われている)まで含まれてくるのかは不明で、ドイツと韓国が共通の砲塔システムを採用した装軌バージョンと装輪バージョンの自走砲を提案しているのも「共通化されたM109A7とM777の後継システム」をアピールする狙いがあるのかもしれない。

出典:Hanwha Aerospace

そしてデモンストレーションに参加する自走砲も潜在的な可能性まで含めるとPzH2000、RCH155、RCH155-TRACKED、K9A2、K9A2MH、M109-52、Archer、Mission、PiranhaAAC、CAESAR、SIGMAとなるが、RheinmetallとElbit Systemsは共同で装輪式自走砲を開発しているとも噂されており、ここに空挺師団向けの牽引砲=M119更新まで加わるとHawkeye-MHS、海兵隊向けの牽引砲=M777更新まで加わるとACV-SPHまで加わってくる。

まだ誰が何を提案してくるのかも定かではないが、今後のデモンストレーションには西側製の主要な自走砲が一堂に会する可能性があり、そこで下される結果は多くの人々にとって興味深いものになるだろう。

出典:航空万能論GF

追記:このブログはウクライナとロシアの戦争のみを取り上げるブログではないし、貴方の頭の中には「◯◯叩きのネタ」しかないんですか? 本当に最近のロシア推しと思われる人々の失礼で馬鹿にしたような態度は目に余る。彼らは一体何がしたいの?

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※アイキャッチ画像の出典:Elbit Systems

General Atomics、M777の射程を150kmに拡張する主翼付き砲弾が試射に成功前のページ

米陸軍は兵器廠や補給廠をドローン生産の拠点に転換、構成部品も内製化次のページ

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コメント

  • コメント (10)

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    • ニートキング
    • 2025年 10月 16日

    きっと工作員なんですよ……
    もしかしたらプーチン本人が書き込んでいるかも♪

    12
    • 読者
    • 2025年 10月 17日

    中立冷静に情報をまとめてくださるこちらのブログを応援しています。中立的に書こうとすると両方から攻撃されて大変だと思いますが、大多数の読者はそうではないと思いますので気にしないでください!
    トランプもウクライナを応援し始めたので、ロシアを応援している人は焦ってるんですかね。

    10
    • Mr.R
    • 2025年 10月 17日

    新鋭の自走砲は大いに結構。
    しかしながらその大砲から放たれる砲弾の製造はどうなっているのやら···

    6
      • Mr.R
      • 2025年 10月 17日

      追記:お労しや管理人上……
      自分も含めて変なコメントはガンガン削除して良いと思います

      8
    • 名無し
    • 2025年 10月 17日

    ウクライナでは素早い移動が可能な装輪式の方が生存率が高いという記事が以前にあったと思います。
    榴弾砲の射程ではドローンの活動範囲内で行動する事になるわけですが、アメリカ軍がどんな選択をするか注目ですね。

    1
    • nachteule
    • 2025年 10月 17日

     結局米陸軍が何をしたいんだろうね。路線としては無誘導砲弾で相手の榴弾砲射程を上回る長距離射撃と投射量の確保を目指したい感じなんだろうか。それなら装輪装軌は関係無く重厚肉厚のバレルと自動装填装置は必須になると思うし、GLGP(Gun-Launched Guided Projectile)が運用出来る事が条件なら砲塔の回転速度や砲身の角度調整のスピードも求められそう。

     何にしても米軍は国内で使用するより海外に持っていって使用するしかないのだから輸送展開能力を重視するのか、標的は正規軍なのかまともな装備を持たない途上国~テロリスト相手を重視するのかでも求められる性能は変る。ロシアですら主力口径の装輪自走砲を採用したのだから装輪/装軌両方提案出来る自走砲を選択肢とするのかもあるだろう。

     M777後継は自走化を目指すにしても不便さはあって大目に見ていた一番のメリットである軽量とシンプルさを殺す事になりかねない。後継を作るとするなら軽量を活かしつつ装填のし易さを改善するとか、人的被害を無くす為の無人装填のオプション、迅速な展開撤収を可能とする安定性を確保する4本脚改良とかに留めるべきじゃないだろうか。

     

    7
    • 無印
    • 2025年 10月 17日

    日本以外の榴弾砲がみんな来るのか?
    ってぐらい候補多すぎ
    99式や19式持って行ったら、何次審査まで行けるだろ

    8
    • 足柄
    • 2025年 10月 17日

    19式なら買い手いるかも
    今年10億で最安が6.5億くらい
    量産効果で8億とかならかなり競争力あるでしょ

      • じょん
      • 2025年 10月 17日

      度重なる仕様変更で3倍くらいになる未来が見える・・・

      6
      • 匿名希望
      • 2025年 10月 17日

      陣地転換でしか使わない前提でコスト面を考慮してあの形にしたんだろうけど、やっぱりあの1人掛けの開放シートは最低限ダブルキャブ仕様等に変更してやらないとちょっと印象良くないんじゃないですかね。
      まあ米軍は基本吊るしで買うってあまりなくて大なり小なり手を加えるでしょうから確実にお高くなるでしょうし。
      あまりその辺気にせずに吊るしで買ってくれるような国ならチャンスはあるのかな。

      追伸
      管理人様いつも楽しみに拝見しております。
      私事で恐縮ですが、以前ネタに走って記事の内容から逸脱したコメントをしたことがあり案の定削除されたことがあったのですが、私は全く恨んだりはしておりません。
      むしろあーやってしまったと反省したと同時に恥ずかしくて暫くコメントを控えておりました。
      世の中には変な輩が一定数存在して時にコメントなどで粘着してきたりと管理人様の気苦労はいかばかりかと心中お察しいたします。
      ポリシーに反するようなコメントはガシガシ削除していいと思いますし、私自身もそのようなコメントをしないように常々気をつけたいと思います。

      3

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