米空軍のシュミット中将は2024年4月「F-35 Block4の能力は2030年代まで実現しないためBlock4自体を再構築する」と言及、米政府説明責任局も3日発表の報告書の中で「F-35は過剰な約束と期待外れの成果を繰り返している」と指摘してBlock4ダウングレード計画の概要を明かした。
参考:F-35 Joint Strike Fighter:Actions Needed to Address Late Deliveries and Improve Future Development
Block4のダウングレードは新たに定義されたコスト、スケジュール、パフォーマンス目標の範囲内で新たなサブシステムを実行可能な状態にすること
F-35Block4では66の新機能(具体的な内容は非公開で現在は72に増加している)が追加される予定で、そのためにはBlock4の電力要件を満たすEngine Core Upgrade=F135の改良、冷却要件を満たすPower and Thermal Management System=熱管理システムの能力向上、Block4のシステム要件を満たすTech Refresh3=システムインフラストラクチャーの刷新が必要になり、TR3を組み込んだ量産機の引き渡しが始まっているものの、まだソフトウェアは戦闘任務に対応していないためTR3構成機は訓練用途にしか使用できない。

出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Joshua Hastings
このソフトウェアはBlock4の新機能を詰め込んだものではなくTR3を動かすものなので、仮にソフトウェア問題が解消してもTR3構成機に新たな戦闘能力が追加されているわけではなく、開発要素を全て組み込んだBlock4の量産機は2029年以降に出てくると予想されていたが、シュミット中将は2024年4月「Block4で予定されている多くの能力は2030年代まで実現しない」「そのためBlock4自体を再構築することになった」「再構築されたBlock4は産業界が本当に提供可能なもので構成されなければならず、必須能力の提供のみに焦点を当てる」と明かした。
戦術空陸軍小委員会のウィットマン委員長も「私は過剰な約束と過小な成果にうんざりしている」「Block4は現実を反映してほしい」「現実的に何ができるのか理解すべきだ」と述べていたが、政府説明責任局(GAO)はF-35に関する最新の報告書を3日に公開し、この中でシュミット中将が言及していたBlock4の再構築=アップグレード計画のダウングレードに触れて注目を集めている。

出典:U.S. Air Force Senior Airman Zachary Rufus
GAOの報告書を読み解くには最低でもF-35が直面している問題、各アップグレード要素、専門用語を理解しておく必要があり、膨大な内容をそのまま書くと非常に長くなるため、アップグレード計画のダウングレードだけに集中すると「Block4はF135の改良と熱管理システムの能力向上を必要とせず、2031年までに実現可能な機能(電子戦、兵器、通信、ナビゲーション機能)に重点を置く」「F135の改良と熱管理システムの能力向上に依存する機能の一部は将来のアップグレードまで延期され、戦闘ニーズを満たさなくなった機能も削除される」というものだ。
GAOは「我が国だけでなく同盟国・パートナー国の安全保障にとってもF-35は極めて重要だが、生産開始から20年が経過した現在も過剰な約束と期待外れの成果を繰り返している」「国防総省は2025年秋までにBlock4の主要サブシステム調達文書を正式化する計画だ」「この文書には承認されたBlock4の能力リストが含まれる見込みだ」「現時点でダウングレードされたBlock4の推定コストは不明」「担当者は2025年後半まで新たなコスト見積もりは完了しないと述べている」「当初予定より55%も増加した開発費用165億ドルからコストがどう変化するか予想できない」とも指摘している。

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Eduardo Otero TR2仕様のコックピット
F-35Block4の開発は「いつ完成するのか誰にも分からない」と言われるほどコントロールされておらず、Block4のダウングレードは新たに定義されたコスト、スケジュール、パフォーマンス目標の範囲内で新たなサブシステムを実行可能な状態にすること、つまりBlock4の機能追加を「現実的に提供可能な機能のみ」に削減することで「開発計画を予測可能なものに戻す」という意味だが、既にF-35の発電・冷却能力は設計要求を越えているためF135の摩耗が問題になっており、F135の改良と熱管理システムの能力向上なしでのBlock4実装はさらなるメンテナスコストの増加と航続距離の低下を招くかもしれない。
因みにGAOは「ブリードエアの抜き取り量問題でエンジンの摩耗が増加したため、F-35プログラムのライフサイクルコストが380億ドル=約5.6兆円も増加すると関係者は推定している」と指摘している。
関連記事:ますます高価になっていくF-35、再び平均取得コストが1億ドルを突破
関連記事:米軍を弱体化させる主要因、トランプ政権が国防総省の要求要件プロセスを廃止
関連記事:F-35 Block4向けのエンジン改良、開発作業の遅延が数ヶ月から1年に拡大
関連記事:F-35Block4の能力追加を縮小、TR3構成機は完全な戦闘能力なしで引き渡し
関連記事:F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Matthew Arachik





















とにかく、ブロック3F相当の機能〜最低でも空対空戦闘能力については早急に実装して欲しいですね。
昔のソ連ジョークよろしく、中国の航空エンジニアに聞いたら問題解決しそう。
F-35はブロック3までをチマチマ改良するに留めて、新型機に注力した方が良いんじゃなかろうか。
ここはイスラエルを頼った方が良さげな気がする
特に生産済みのBlock3のカイゼンは
問題が起きているとされるのはTR3の Integrated Core Processor なので、必要なのは航空エンジニアではなく半導体エンジニアのサポートですね。
中国の産業の話を見てるとあらゆるものが怖くて涙が出るくらい速いのに我が陣営はあらゆるものが遅すぎて涙が出そうになる
インドとかロシアとかはこの比じゃないくらい遅いけどな
それ慰めになってなくない・・・?
リロードしたらこんな記事が出てきたけど
米政治学者のフクヤマ氏、ウクライナの戦いはロシア完敗と予想
//grandfleet.info/us-related/ukrainian-political-scientist-fukuyama-predicts-that-ukraine-will-be-completely-defeated-by-russia/
“侵攻すればウクライナ人は直ぐに降参するという認識の下で開始されたウクライナの戦いは「ロシア完敗」に向かって進行しており~ロシアの敗北は「衰退する民主主義」という我々の不安を掻き消すことに繋がるはずで、グローバルな経済自由主義と民主制を究極の制度として宣言した1989年の精神は勇敢なウクライナ人のお陰で生き続けるはずだ。”
完全に外れてて草
やっぱ自由資本主義と民主主義は国家資本主義と効率的な独裁には勝てないんだね
ロシアにすら勝てないなら中国相手ならもっと勝てないし
民主主義が戦争や軍拡に向いていないなら、本来は素晴らしい事だと思います。前大戦のイタリアも“戦争に弱い裏切り者”では無く、“戦場でパスタを茹でる豊かな文化を持ち、国家が焼け野原になる前に戦争に見切りをつけ、自力で民主主義を回復(逆さ吊りは感心しませんが…)した国)と最近尊敬する様になりました。問題は対立と分断が世界中に広がり危険度が増している事。それを他国の比にならない程の頻度と強度で常時煽り、自分達の利益と都合の最大化を図る米国をG7が盟主と仰いでいる事だと個人的には考えています。
個人的には民主主義は正しいと思うし戦争に向いてないのもいいんだけど経済体制を間違ってるのがまずい
西側諸国はほぼすべての国が工業生産力こそが軍事力の源泉で国家存立の基盤ということを理解しない人に経済政策を任せちゃってるからね
フクヤマ氏もそうだけどそういう人たちって自由資本主義と民主主義を混同してるから国が直接介入する工業生産力確保のためのあらゆる政策に常に反対するし
経済自由主義にこだわるあまり民主主義の存立が危うくなってるというか
でもエマニュエル・トッド氏はいつも我々は必ずしも経済自由主義者でなくても政治的自由主義者でいられるって言ってるけど
経済学者含め本来の意味のリベラリズムの人たちってどうしてもそれを納得してくれないんだよね
自由資本主義と切り離せば民主主義はまだまだやれると思うんだけど
じゃあそんな国々に工業力でボロ負けしてるロシアって一体
トランプが4月か5月かに言い放ってたけどやっぱり単発機は駄目だな
エンジンがネックになったら他の要素をどうこねくり回しても何にもならんわ
我々が太平洋戦争で嫌になるほど見た光景ですね
F-35とかいう、多数の国を巻き込んだ壮大な詐欺プロジェクトよ
てかエンジンの改良を諦めるってことはアレですね
Block4の電子戦におけるエンハンスは、おそらくAN/ASQ-239で生存性を向上させてほぼ終わりですね
もともとこのためにTR3で性能を大幅に上げるという話でしたが
エンジンで妥協するということはヘッドルームを事前の想定よりも大きく食いつぶすということです
CCAは飛ばせたところで形だけになる公算が大ですな
まだF-15EXの方が良い運用プラットフォームになりそうです
>まだF-15EXの方が良い運用プラットフォームになりそうです
F-15EXはレイセオン製のレーダーの生産ペースが遅いので、生産が進まないのですが…
JSIの部品とか全部ライセンス生産してほしいですね。
関連記事に5年前のF-15EXの話題が出てたからちょっと見てみたんだけど
そこのコメント欄に現状をかなりの割合で言い当てたものがあったので引用だけしておきますね
> 匿名
> 私が思うに、F15EXよりF35の方がピンチになると思う。
> 第一にコロナ禍による軍事費削減で
> 海外発注分のキャンセルが発生するリスクがある。
> それが一機辺りの価格高騰を引き起こして、維持費の高騰問題と合わせて
> 最大の発注元の米空軍のキャンセルを誘発する可能性が高い。
> そもそも、国際共同生産という概念自体が色褪せて来てる。
> トルコの脱落の例を出せばリスクは明らかで、
> それが納期遅延と価格高騰を齎す事になる。
> それをトランプが言うようにすべて
> 国内で製造するとなると、更に価格高騰を招く事になる。
> そもそもF35は維持費が計画の三倍な時点で最大のカスタマーの
> 米空軍が予定通り全機採用する可能性が危ぶまれてる。
> 兵装が少ないステルス機を採用削減をして、トータルコストが安価な
> F15EXに鞍替えする可能性は充分に有ると思う。
なお来年の米空軍が調達するF-35の機数は、同年にロシア空軍が調達するSu-57より少ないことが既に指摘されている
どれだけ本国でLMとF-35が見切られてるのかがわかるね
最大カスタマーの米空軍が脱落したということは、F-35の調達コストはこれからどんどん上がっていくということ
インフレや為替相場の変動がなくてもね
スケールメリットの幻想は完全に崩壊したわけだ
累計の調達機数、世界全体での年間調達機数を無視した典型的な数字のトリックですね。
改修もたついてペース落としててF-4やF-16の様な「世界標準機」にはなれなさそう、というだけで既に1000機越えてる機体とようやく量産らしい量産が始まった機体を比べるのは無理があるでしょう。
> 累計の調達機数、世界全体での年間調達機数を無視した典型的な数字のトリックですね。
全然違いますよ、トレンドの話です
『世界全体での年間調達機数』なんかどうでもいいでしょ(アメリカの意思決定に影響力なし)
アメリカの動向への影響はもちろん、この数字はBlock4の完成時期・クオリティにも寄与しません
そんなものを持ち出して、そっちこそ数字のトリックじゃないですか?
F-35の腐れ具合が露呈する前のアメリカは年間100機の調達が必要になると主張していましたし
(その結果が1,800機弱をわずか一国で調達するという、世界最大のカスタマー化)
現実にも最盛期には60機/年、Block4の遅延発生後も少なくとも48機/年の調達を続ける展望でした
今では見る影もなく……
米空軍の来年の調達は、わずか24機です
まだ米軍は500機くらいしか買ってないのに(約束の三分の一も果たしていない)
お金の動きはウソを吐きませんよ
これは典型的な失敗プロジェクトに対するリストラの動きです
しかも削られたF-35の予算はF-15EX/F-47/CCAに回されているのですから
勝者と敗者は今や火を見るよりも明らかです
先にF-35と関係ないSu-57を引き合いに出しておいて、F-35の調達数で反論されたのにケチつけるのはどうかと思いますよ。
F-35は今発注しても未完成な機が納入されるので、今年度の予算での調達数が削減されるのは自然な流れでしょう。2~4年後の発注数が見えてこないとなんとも言えないです。
現在納入されているF-35はblock4問題が本格化する前に発注されたものなので否応なしに発注分が製造されていきますが、今年の発注分はblock4完成より前の2020年代に納入される予定でご存じの通り戦闘能力無しの未完成な状態で納入されることが確定しています。
F-47とF-15EXに関してもKC-46と同様にここ数ヵ月は露骨なボーイング優遇が続いていること、F-47は大統領のお気に入りプロジェクトであることの考慮が必要かと。米軍として調達継続の意思があるかは切り離して見るべきです。
このブログのコメント欄のF-15EXに対する異常な信頼は何なんだろうね
F-15EXは機体そのものと言うよりボーイングに量産する体力があるかどうかの話何だけど、今までの所業を見るにとても期待できそうにないんですが・・・
F-35がクソすぎてF-15EXがマシに見えるってだけでしょ?
新鋭機なのに稼働率50%、フルミッションで測ると25%なのがF-35
ちゃんと新鋭機らしく稼働率8割出すのがF-15EX
論外の機体と、差し当たり及第点の機体
F-35は腐っても多用途ステルス戦闘機でF-15EXはどうあがいてもステルス機にはなれない、F-47はデータでしか存在しないので、クソなF-35が及第点を取ることは往々にして起こるもんなんですよ。
残念ながら、アメリカはあなたほどF-35に対して情け深くはなかったというわけです
> 「私は過剰な約束と過小な成果にうんざりしている」
というウィットマン委員長の熾烈な言葉は、とても象徴的ですね
あなたの言い分は
試合のパフォーマンスが振るわなくて二軍に落とされた選手のファンが
「交代で入ってきた選手は、〇〇にはなれない」
「〇〇はたとえベンチメンバーであってもチームには必要」
といったような擁護をしてるのとほぼ同じです
プロの世界は厳しいので結果を出せなければ切られるのが現実
F-15EXは経験豊富なベテランで、怪我の少ない、戦力として当てにできる選手
そしてF-47は例えて言うなら若手のホープなので、これから機会を与えて育てる価値があると看做されている……
かつてはF-35もホープのポジションでしたが、何年経っても成長しないので見切られてしまったわけですね
悲しいね
> 「私は過剰な約束と過小な成果にうんざりしている」
これはウィットマン委員長ではなくシュミット中将の発言です。(おそらく管理人さんの誤訳)
当のウィットマン委員長はF-35の必要性を認め後に飛行試験機を増加させ試験の加速を提案したり、試験インフラへの投資不足を訴えたりとF-35の状況改善に意欲的です。
シュミット中将についてもこの発言に続けて業界と協力して開発を進めていく旨述べており、F-35を放棄するといった内容の答弁ではないです。
去年の発言ですが前後のやり取りを知ると印象が変わってくると思います。
中国が5世代機バンバン買い揃えてる中で今更4.5世代機買ってどうすんだよって話
無人機管制云々でもどう弄ってもRCSの厳しいF-15系じゃ現代戦じゃ即死しかねないし
>同年にロシア空軍が調達するSu-57より少ない
に対する反論なので累計数も世界全体の数も意味はありますよ。
F-47やCCAの戦力化はまだまだ先の話ですし、その頃には最前線に出るのが厳しくなるF-15EXを1000機以上も導入しちゃったらその十数年後どうなるのかまで考えなきゃいけない。
機能も数も絞ったとしてもF-35のblock4(ダウングレード)は近い将来の戦力として不可欠でしょう。
過去読んだコメント欄情報だと、F-35の調達を減らして浮いた費用をF-35の開発に回すという予定ではあったらしい
ただ、そのコメントから数年でUAVなどが出てきて予算編成もだいぶ変わったみたいだけど、実際の予算編成はどうなってるんだろうか
ここに来て海軍までF/A-XXも進行中で予算獲得に動き始めてると言っているので
鳴り物入りで登場した割に低空飛行で終わった第5世代はこのままスキップされ第6世代に行きそうです
問題はエンジンの数よりも、余裕のない機体容積でしょう。
その2点は強く相関してるので。
というか兵器開発に取り入れてしまったアジャイル手法は本来、サイクルを決めて疎結合な機能のうち実現すると約束するものの中から優先順位をつけて(変動させつつ)アプデ周期は守りつつ、できないものは後に回すが正しい在り方であり。
契約の時だけやろうとしたら問題だらけで疎結合にすらならないモジュールを無理くり作ってたとなると、プロジェクト関係者の理解も開発チーム自体もどうしようもなさそうで。
今回のいよいよなプロジェクト方針の変更はPMの変更が大きいでしょうが、多分開発チーム自体も問題あるので…F35は果たして完成するのか…
いっそのこと独自改修して実戦経験もあるいるイスラエルにお願いして彼の国仕様の機体を買う方が完成度高くならないですかね。
今後のアップデートはイスラエルの気分次第になるけども。
本当に能力が高いのはF-35Iじゃなくてモサド定期
仰る通りです。
イスラエルが近々、イエメン(フーシ派)首相及び上層部を、まとめて無力化しました(F35だけでなく、F15も投入されたようです)。
米英が、イエメンへの攻撃中(2025年5月頃まで)こういった話しはでていなかったわけですから、モサドの情報力が特に優れているということだなと。
(2025.8.31 イスラエル軍の空爆でフーシ派「首相」ら「閣僚」が死亡 イエメン 毎日新聞)
さすがにあの国から今買うって話になると時流的に現実的ではないですね
あいつらは財布が外付けなんで、F-35のエンジン寿命で割高になるのなんて気にもせず、冷却負荷が増えるような改造をしていそう。
イーロンマスクの懸念が、残念ながら妥当だったということかもしれませんね。
最終的にF35が、いつまでに・どんな能力が・いくらになるのか、やっぱり分からないなと。
日本目線で考えれば、中国空軍・海軍の能力が下振れる事を祈るしかないという、なんだか悲しい感じですね…
安全保障のようなものは、最悪の事態に備えて厳しく考えるものですが、中国軍の能力を上振れて考えれば厳しいだろうなと。
>日本目線で考えれば、中国空軍・海軍の能力が下振れる事を祈るしかないという
想定より上振れてる気しかしないな
というか、もしかしたら30年後には後から振り返ってみるとこの間インドのラファールがパキスタンのJ-10に撃墜されたあの時が欧米と中国の軍事的優位が逆転した瞬間だったって言われてるかもね
もう既にそれは起きてるかもしれない
仰る通りです。
空対空ミサイルの射程差が、はっきりと現れた結果なのであれば、なかなか厳しいですね。
射程もそうだけどインドが意図的に寄せ集めの兵器を使ってたせいという見方もあるけどネットワーク技術とかも元々アメリカが圧倒的に進んでると思われてた分野だし
だから日本含め西側諸国にはなんかふわっとしたアメリカの軍事的能力に対する信頼感があるけど霧が晴れてみると実はもう逆転されてるんじゃないかという気がしてくる
パキスタンの場合、システム統合はさておきたいていはサーブじゃあね>原因
だとしてもじゃあサーブは自前で要素技術どんだけ持ってんのってのもあるしRFとかパワー半導体もとてつもない勢いで伸びてる中国に
電子デバイスがほぼないスウェーデンやウルフスピードを無為無策で破綻させたアメリカが長期的に対抗できると思えない
昔、FLAGってロボットアニメで、国連軍の最新ロボットで反政府勢力相手に無双していたのに、中国供与の最新ロボットが出てきて反対にやられるエピソードがあったけど、現実化したみたい。
戦場カメラマンの女の子視点のやつか
見たことある
あれは二足歩行ロボットで大口径砲を打つのは無理があるという描写がリアルでしたね。
空想科学かなんかで、ザクの自重ではザクマシンガンの制御は難しいはずとか言われてたけど。
J-20とJ-35で第五世代機でのハイローミックス(フォースミックス)を進めつつ、J-36とJ-50で第六世代機でもハイローミックスを目指す中国のスピードには絶望しかありませんね。
中国はとにかくやってみることで経験を積める土壌があります、自動運転車でももはや彼我の差は圧倒的らしいですし…。
戦闘機とかはまだ分かるけど社会主義なのにあらゆる技術のイノベーションが速すぎて怖い
最近急に話題になってるAI向け半導体のカンブリコンとか科学院系の国策ベンチャーだけどシリコンバレーのIT企業より速いくらいだし国が関わるとイノベーションが起こらないという主流派経済学の教科書的議論が全く通じてない
>国が関わるとイノベーションが起こらない
それは確かにそうなんですが、中国の場合は最初から最後まで国が関わるわけじゃないらしいのです。
だいたいこんな感じだとか。
1.有望だが「まだ」規制の無い分野にベンチャー企業が生まれる
2.製品やサービスを展開して活発な生存競争が起きる
3.「中国国内で」シェアを獲得し、安定した企業が生まれる
4.生存競争が一段落したところで中国政府が規制をかける
5.巨大な中国市場を足がかりにして世界へ…
中国政府は市場に任せて「おいしいところ」だけを上手く掬い上げている。実はゴリゴリの資本主義です。
かつての共産主義国家とは完全に別モノです。
根本的な話、アップデートを試みたら既存バージョンで出来てた事すら出来なくなったという事自体異常やねん
もう空対空戦闘が出来る状態まで持っていけたら変に弄らんでいいわ
これに250億円ですか…
まさか切ろうとしていたトランプとイーロンが正しかったとは
正直言うとF-22EXPLUSを2000年代に日本と共同開発した方が良かったと思うよ。
本命のエンジンがアップデートされない時点でF-35の抜本的な改良は放棄されたと考えてよかろう
F-47と無人機に移行するつもりかな
エンジン周りの改良は依然として継続中です。2031年からエンジンコアアップデート、2033年から電力・冷却システムのアップグレードが導入される予定です。予定通りにいくかはお察しですが。
あくまで2031年にリリースされるblock4にはエンジンのアップデートが不要なだけで、block4以降の機能向上に不可欠だと位置付けられています。
>F-47と無人機に移行するつもりかな
F-47が無事に開発・量産が成功する補償は無いですよ。
維持費が安くて内部のキャパシティもエンジンパワーも大きく、複座化も容易なF-15EXに無人機の管制をさせたほうがトータルでやすく済むのでは…
技術開発のチャレンジが必要だから作らざるを得ないのだろうけれども、F-47もF-35以上の維持メンテのコストの高さで不具合だらけなのは容易に想像がつきますし。
F-15EX→今のボーイングにできるのかお前?
無人機→まずは制空戦闘ができる無人機を屏風から出して頂いて・・・
F-47にせよ無人戦闘機にせよ結局2030年代前半までは形になるわけないので目の前の戦争に備えるにはF-35を血を吐きながら手を入れるしか道はないのである
予算には上限があって、F-35の維持メンテのコストの増大の前には財布が持たないし、空対空特化のYFQ-42は2026会計年度中に量産初号機(インクリメント1)の選定判断となっているので、もうすぐ実際にものが出てくる。
リンク
Collaborative Combat Aircraftを1,000機調達ということになっていて異常なハイペースで開発が行われているので、数上での主力は早々にCCAとなり、有人機は管制の仕事が主になるのでは。
自分も同意です。
F35のギリギリな感じを見てると、無人機の管制いつも任せる前提で大丈夫なの?って思うんですよね。
管制は、『通信システムの安定性』も不可欠ですが、F35ソフトウェアの信頼性のなさ・拡張性の低さを見てると…。
F35低稼働のため『すぐに飛べません!』なんてなったら、随伴する無人機の分まで戦力低下するわけですから、やはり安定した機体が望まれるだろうなと。
細かいツッコミですがEXはデフォで複座型ですよ> 複座化も容易なF-15EX
つらつらとFー15関係の記事を読んでいたら、もうEPAWSSv2なんてものの話まで出てんのはアグレッシブですね。
しがらみでまともに改良が進まないFー35よりこっちを買えってアピールなんでしょうけど。
しかし本当にJSIは投資の価値があるのだろうか?
ここでも毎年の様に取り上げられてる通り双発であるF-15系の運用コストは言うほど安くないでしょう。
相手も第五、第六世代機やCCAを投入して来ますからF-15EXにできる仕事はどんどん減り、ポジションも押し下げられ、フルバック※ならともかく「クォーターバック※」は務まらないでしょう。
※単純に言葉通りの意味でアメフトのポジションではありません。
>維持費が安くて内部のキャパシティもエンジンパワーも大きく、複座化も容易なF-15EXに無人機の管制をさせたほうがトータルでやすく済むのでは…
レイセオンによるレーダーの製造ペースが上がらないおかげで、F-15EXの製造ペースも上がらないのですが…
F-15EXではF-35の代わりを務めるほどの数がそろわないですね。
そう言えば、「世界の名機」F-35新版が10月に予定されているみたいだけど、
こんなグトグトな状況についても、ちゃんと向き合った記事に出来るのかな?
もはや「世界のダッ作機」案件ですな。
少なくともC型は駄作確定でしょう
今からでも遅くないから双発にしよう
少なくとも電力と冷却の問題は解決できるはずだ
中国「J-35をどうぞよろしくお願いいたします。」
先輩の死体を見て学習している
えらい
まあ要求が緩い(というかJSFが無理すぎた)ですからね
いっそ双発のF-22を再生産しておこう(再生産の為の製造コストなんて知らない
>今からでも遅くないから双発にしよう
燃料消費量が増えるので、航続距離と戦闘行動半径が低下しますね。
双発化って重量アップが必至なんですけど…
艦載機は重量制限があるんですが、実現可能なのか?
単発化と違い双発化の時点で別機体なので律儀にB/C型まで作る必要はないし、機体サイズも翼面積も当然大型化するでしょうから航続距離はむしろ延びるでしょう。
まあ逆に言えば普通に「エアフレームの新開発」になっちゃうのでコスト的にも期間的にも非現実的な上に、基本設計30年前のF-35を無理やり双発化するよりF-47のF-35/22の部品を一部流用した早期配備型でも開発する方がマシとすら思えてしまいますが。
>単発化と違い双発化の時点で別機体なので律儀にB/C型まで作る必要はないし
「艦載機の性能アップはやらなくて良い」という意見だと判断してよろしいですか?
トランプの提案したF-55はなかなか皮肉の効いたジョークでしたね。
ジョークなのか本気なのか不明ですが。
顧客の要望に素早く対応するためのアジャイル開発なのに、出来上がった代物のコレジャナイ感
やはりアジャイルは悪い文明(※極めて個人の感想です)
エンジン素材の一部を日本の耐熱性の高い部材を使ったらメンテ頻度とコストは下がりそうよな
X-32が採用されていたらこんな事にならなかったのだろうか。結局アビオニクスで殴っているだけで機体としての素性はスパホ並みかそれ以下でしょうF-35
やれ尾翼を付けろだの、インテイクを再設計しろだの…
アビオニクス以前に殴る場所が多すぎてまともに飛んだかどうかわかんないですよアレ。
メーカーがボーイングだから、今以上に酷い状態に陥っていただろうとの、マイナス方向の信頼感が半端ない。 >X-32
F-35の失敗を教訓にして、GCAPではハード的にもソフト的にも非現実的な計画は排除する方向でまとめていただきたいですね。
とりあえずミサイルキャリアーとしての性能を確保して欲しいところ
JSMやSiAW発射母機にできるだけで有用性は一気にあがるので
本来なら、そろそろ導入国ごとの改良を認めてほしい
多国共同開発なので、カスタムの自由化を認めてしまうと、権益上色々な問題が
F-35の権益は米国中に広がっているので、やめるにやめれない
とにかく、いつまでも空対空ミサイルと爆弾以外使えないというのは困る。
日本的には対艦ミサイルの使用能力は必須。
巡航ミサイルも早く使えるようにしてくれ。
無人機の統合まで出来れば、もうこの戦闘機に、それ以上の期待はしない。
F-35 Block4は本当に空対空ミサイルを使えるのでしょうか? それも beast mode でしょうか?
なんだか、Pabveway4と無誘導爆弾しか使えないような気がします。