ジェネラル・アトミックスは9日、以前から公開を予告していた新型無人戦闘機「モハベ/Mojave」の実機や詳細を発表して注目を集めている。
参考:GA-ASI Announces New Mojave UAS
モハベのSTOL能力を「限定的」と受け取るか「現実的なトレードオフ」として受け取るかで評価は分かれる
ジェネラル・アトミックス(GA-ASI)が開発を進めている新型無人戦闘機(UCAV)モハベはMQ-1Cグレイ・イーグルの航続距離拡張バージョン(Extended Range)を再設計したもので、強化された短距離離着陸(STOL)能力と対戦車ミサイル「ヘルファイア」を最大16発搭載できるペイロード能力が最大の売りだ。
GA-ASIの説明によると設備が充実し正規の滑走路を備える航空基地以外でも運用できるUCAVの開発を2019年に開始、新設計の主翼はリーディングエッジフラップとダブルスロッテッドフラップによって得られる揚力が最適化されており、大出力のロールス・ロイスM250(450馬力)にエンジンを換装したことで「モハベは500フィート/152.4m以下の滑走距離で離着陸できることが確認されている」とGA-ASIは述べており、最終的に300フィート/91.4m~400フィート/121.9mの滑走距離内で離着陸(最も軽量な構成の状態)可能なSTOL能力を実現すると付け加えている。
この最も軽量な構成とは5時間以内の飛行に必要な燃料とISRミッション機器を搭載した状態のことを指しており、25時間以上の飛行に必要な燃料やヘルファイアを16発搭載した構成になると離陸に1,600フィート/487.6m前後の滑走が必要になるためモハベのSTOL能力を「限定的」と受け取るか「現実的なトレードオフ」として受け取るかで評価は分かれるだろう。
因みにモハベは未舗装の平坦の場所からの運用に対応するため降着装置が強化されており、モハベ本体を含む運用に必要な装置一式はC-130で輸送することができ本体を除く装置一式だけならUH-60で輸送可能らしい。
あとGA-ASIはモハベの軽空母や強襲揚陸艦での運用について「カタパルトやアレスティングワイヤーなどの支援設備は不要」と述べているので、艦艇での運用に興味を示す潜在的な顧客を取り込むためには「STOL能力+合成風力の組み合わせで何処までモハベの発艦重量を引き上げられるのか?」を証明する必要がありそうだ。
関連記事:最大16発のヘルファイアを搭載可能、GA-ASIが重武装の新型UCAVを12月に公開予定
※アイキャッチ画像の出典:GA-ASI Mojave
もうA-10なんてさっさと退役させてこう言うUAVに対地攻撃を担わせた方が良いよ
B-52「電子妨害に弱くて低速なUAVなんて頼らず、ワシを呼びなさい」
味方の歩兵まで焼き尽くす気か
だから、A-10を無人機化してだな。
ハセガワのプラモデルでそう言うのありましたね。
ヘルファイア16発のせたアパッチが鈍重すぎてまともに飛べないに比べると無人機も規模の割に安くなって消耗してもいい装備で数も持てるとなると優位性ありまくるな
AHくらいのセンサーしか搭載しないならもっとお安くもなるしAHと同じ費用つぎ込めばかなり強烈な打撃力あるフリートになりそう
機体数に対する操縦装置の数問題も火力使い切ったら自動帰投させて空中待機中のをどんどん波状投入してくと遠隔のパイロット一人でヘルファイア100発打ち込んで一日の任務終了くらいできるだろ
少なくともベストセラーのアパッチロングボウのセンサーであるレーダーなんてバイラクタルTB2が楽に買える位の値段の筈だぞ。もっと安くなる要素あるか?
あれロングボウレーダー使わにゃならんのがまるで社用ガラケーみたいで不憫だなあと思う
いらないと思うなら別に付ける必要ないだろ、ロングボウレーダーなんてオプションだよ?オプション付けるって事は必要と思っているだけだろう。別にロングボウ無くったって単体でも機首のアローヘッドでミサイル運用出来るんだから全然強制でも無いのに不憫とか意味が分からない。
スパイクNLOSの発射試験したガーディアンになんてお椀付いてないし、最大カスタマーである米陸軍もロングボウレーダーあるなしの混成運用だぞ。AGM-179JAGMの配備が進めば、現状レーザー/レーダー誘導のデュアルモードみたいだから、ロングボウの存在を考えた上でどっちの誘導ミサイル積むかの迷いもなくなる。
ここまでドローンの脅威高まっているならロングボウの対空目標モードの調整すればもっと有効なカウンタードローン対策も出来そう。全周サーチに10秒かかるのも低速ドローンならまだ許容範囲だと思うし、対地目標探知出来なくなるのもトレードオフではあると思う。
Mojaveの概要はこちらに一覧がある↓
こいつのビーストモードを見る限り、A-10の代役になれそうな気はする
とはいえ、いまのところ武装は最大16発のヘルファイヤーだけのようだ
リンク
A-10完全代役になるならエンジン出力をもっと上げてペイロードも増やすとかしないと無理だと思う。何だかんだ豊富なバリエーションの兵器を搭載出来、結構な悪天候でも低空に降りて支援出来るって言うのは、こんな滞空に全振りしたUAVにはマネ出来ない面だと思う。少なくともA-10のように存在自体を示す為に音でびびらせるとか低空で威圧するように飛行してフレアばらまくような芸当は全く出来ない。
で、お値段は?
先行メーカーとの競争はそこにポイントがあると見た
これの売りはお値段より短距離着陸の性能だろ
100m程で着陸できるならその辺の道路でもいいって事だろ
ただその場合はペイロード最小限という話にはなるが
兵器としての位置付けを見れば、そこじゃなくて価格と思うよ
先行のトルコが販路を伸ばしてるのは低価格化が大きいし、相対的に高価な機体は結局売れない、しょせん使い捨ても覚悟しないとならない用途だもん
某髭剃りメーカーのように、髭剃り本体は誰でも買いたくなる価格に抑え、
替刃を高く売る商法が、価格競争アイテムとしてのUAVにも出てくるのでは?
5時間以内の飛行燃料とISRミッション機器で離着陸に300フィート
25時間以上の飛行燃料と兵装で離陸に1,600フィート
F-35BもだけどSTOLでの離陸は燃料にしろ兵装にしろ本当にかなり搭載物を削る必要があるんだな
発艦は簡易的なカタパルトで打ち出せば良いし、帰って来たときは軽くなってるんだからアシスト無しで着艦可能、なかなか良いと思うよ。
で、その「F-35Bも」ってのはどこから来た話?
いずもでの離着艦試験ではほんの100m程の滑走で飛び立ってるが、米軍の公開した映像では試験に先立って空中給油を受けてるからそこそこ重たい状態での試験だったんだけどねぇ。
元記事読んでも「モハベ」がカタパルト対応とはどこにも書かれていないんだけど
あとF-35Bは最低限の燃料以外の積載物が無しなら垂直離陸もできるから、離陸試験で何mで離陸できたってのはその時の総重量(積載燃料や兵装など)とセットじゃないと何の意味もないよ
リンク
つまり「最低限じゃない燃料で数十mの滑走で離陸できる」と言うこともできるわけだし、空中給油したと言ってもそれがたった数十リットルか大容量かも不明なわけで、そこそこ重たい状態という完全に憶測でしかないことを言われても・・・
主翼と対気速度と揚力と積載重量の関係を調べたら分かりますよ
それ、普通の飛行機の話でしょ?
自分で書いててリフトファン等の下向き推力が含まれてない時点でおかしいと思わない?
F-35Bの下向き推力は4つ合計で18t近くあるわけで、燃料満載だと2t分の揚力を翼が稼いでくれれば良いって話になる。
ステルスモードだと弾薬搭載量は最大で2.5tだから運用上は4.5t分の揚力を翼が稼ぐだけで離陸可能。
おまけにF-35Bはリフトファンが機首を持ち上げてくれるので水平尾翼もフラップ代わりに使えるおまけつき。
いけると思うよ?
その下向き推力は実験的にメインエンジンを真下に向けた状態で出せるということであって、実際の離陸時は水平方向の推力を出すため斜めになっている(下向き推力が大きく下がっている)ということを考慮し忘れていませんか?
では具体的に離陸重量をどこまで減らす必要があるとお考えで?
思わせぶりで曖昧で遠まわしな表現に終始せず、そこをズバリと言ってみれば宜しいのでは?
F-35Bについて公式発表されている範囲では燃料が最低限の時は0m(垂直離陸可能)、戦闘離陸時(最大積載時?)はSTOLで168m (550ft)ですね
なおSTOVLのため、F-35Aと比べるとF-35Bは燃料タンク容量が約8tから約6tに、兵装重量は約8tから7t弱に、最大離陸重量は約32tから約27tにと最初から最大積載重量が数割削られ、機体強度もG制限が9Gから7Gへと低下しています
これらのことから計算すると滑走距離約100mでの離陸となると兵装なしで燃料は半分以下の状態だったかと
余談として、STOVLは滑走路や機体への負荷が大きいため、整備面や機体寿命などの観点から新田原基地など陸上基地に配備されているものは訓練等を除きSTOVLではなく通常滑走の離着陸をしています
168mなら余裕で発艦出来るんだけど・・・まさか削る云々の話はA型と比較して~って話じゃないよね?
「STOLでの離陸は~」って文脈なら「『B型の』通常滑走時』と比べてって読み取りしか出来ないんだが?
話かかみ合っていないようなのですが・・・
短にSTOLでの離陸はその離陸距離に応じて相応の搭載物を削る必要があるという話をしているだけなのに、何か違う話にすり替えていませんか?
リアルアンジャッシュ状態だな・・・少なくとも必要な燃料武装を搭載した状態で滑走距離が甲板長以下なら実用上何の問題も無いんだけど、一体何が言いたいのかわからない。
↑
私は単にSTOLについて話をしていただけですよ
それをあなたが護衛艦(かがを想定?)での運用の話にすり替えたか勘違いしてあれこれ言ってきたというだけでは
↑要するに「1+1は・・・2なんだな」レベルの全くもって当たり前の事をわざわざ思わせぶりに言っただけ、ってことでファイナルアンサー?
ヲチはこの程度か。
F-35BはSTOLでの離陸のためにF-35Aと比べてデフォで3t近くも積載量削られているじゃん
いずもの艦載機として活躍できそうだな
武装は無しで良いから燃料満タンで140m未満の滑走路で運用出来る様になれば各国の空母、強襲揚陸艦が挙って装備しようとするだろうな
て言うか5時間の作戦時間でもSH-60Kより長く哨戒出来ちまうんだよな
海自の艦載ヘリの作戦行動時間は2~4時間の間だし
非武装で5時間飛べる艦載の無人機なら他にいくらでもあるくね?
てか非武装でこの規模でしかも5時間しか飛べないとか意味あんの?
艦内余裕ある正規空母でもないと邪魔すぎね?なんか存在価値感じねえ
まあ結局の所グレイイーグルの系譜だからなあ、あくまで陸上運用が基本で、STOLやら艦載運用やらは「できる事にはできますよ」っていうオマケ程度かと
艦載機として欲しいなら艦載運用を前提に開発された無人機を導入した方がいいのは明白
母艦の航行速度(による合成風と滑走距離の延伸)を考慮すれば甲板140m使えるなら陸上の140mよりはるかに速度稼げるよ。
哨戒用の低速機なら尚更その恩恵は大きい。
燃料最小限なら発艦できる?じゃあ小型の艦載専用の作れよってふつうなる
こんなバカなセールストークがマジならジェネラルアトミックやばいだろ
こんなちっこい飛行機なら油圧カタパルトでも十分じゃね
蒸気カタパルト装備出来ない軽空母でも第二次大戦レベルの油圧カタパルトなら積めるだろう
珍プランだが、運用側が有人機まで搭載だのの欲を出さなければ案外とアリだね
英海軍がQEに搭載するカタパルトに要求してる能力って正にこういう小型無人機を射出する為のものでしょ。
トルコもアナドルにウインチみたいな発艦補助具つけるらしいし、案外と今後のはやりになるかも。
これはカタパルト対応とはされてないから油圧カタパルトでも足や内部機構が加速で壊れてもおかしくないぞ
これだったら、A-10や戦闘ヘリは兎も角ターボプロップ練習機改造の軽攻撃機を駆逐出来るポテンシャルは有りそう。
兵装搭載量・航続距離・離着陸性能共にスーパーツカノやAT-6Eウルヴァリンでは真似出来ないし、何より撃墜されても人的損失が出ない点が大きい。
後は搭載兵装のバリエーションを増やして(小型の誘導爆弾とか)、運用装置の価格がお手頃ならば兵器市場で化ける可能性は有ると思う。
RATOでいいじゃん
いっそのことRATOでも使った方がいいんじゃね