Hanwha AerospaceとGA-ASIは4月「Gray Eagle-STOLを共同開発する」「HanwhaはGE-STOL開発に5.1億ドルを投資して国内に開発拠点と生産インフラを整備する」と発表していたが、両社は13日に開幕したAUSAでGE-STOLの共同開発・生産契約に署名した。
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参考:General Atomics, Hanwha to produce Gray Eagle drone in South Korea
今後も輸出市場で生き残るためには無人関連分野への投資で出遅れることは許されないのだろう
Hanwhaは無人関連技術の開発に積極的で、特にUGV開発においてはトップティアに近い実力を備え、歩兵に随伴可能で直接射撃、関節射撃、物資輸送、ISR、EW、C-UASなどの任務に対応できるマルチプラットフォームのArion-SMETは米国防総省の比較評価プログラムにも選定され、Andurilと共同で米陸軍のUGV調達に挑戦すると発表して注目を集めたが、2024年10月にはArion-SMETを発展させたGRound UNcrewed Transport=GRUNTを発表。
大型な兵器システム(30mm機関砲、対戦車ミサイル、レーザー兵器など)を搭載可能なマルチプラットフォーム=UCV-Lの開発も進めており、今年2月にはUGV開発の最大手企業=Milrem Roboticsと戦闘用UGVを含む無人地上車両の開発や国際的なマーケティングで協力するための協定を締結し、3月に開催された防衛事業庁のイベントで「2028年までにUGV製品群のフルラインナップを完成させて海外のUGV市場を主導する」と宣言した。
さらにHanwha Aerospace、Hanwha Systems、Hanwha Oceanの3社は陸海空の有人・無人システムを統合運用するMUM-Tソリューション構想を披露し「Hanwha Aerospaceの無人地上車両、Hanwha Systemsの低軌道衛星通信システム、Hanwha Oceanの無人水上艦艇を組み合わせて運用すれば作戦効率が高まる」と説明、防衛事業庁も「有人・無人システムを開発して効果的に運用する能力は『将来戦場への対応』と『防衛産業の競争力強化』に不可欠だ」と述べ、必要な関連法案と制度を整備して構想を支援すると約束したが、Hanwhaの無人関連技術における弱点は無人航空機分野だ。

出典:국방과학연구소 大韓航空の航空宇宙部門が開発を進めているステルス無人編隊機=LOWUSのプロトタイプ
この分野における国内の主導的立場は韓国航空宇宙産業や大韓航空に握られており、Hanwhaにとって「UAV分野の穴をどうやって埋めるか」が製品ポートフォリオ上の課題だったが、Hanwha Aerospaceは4月「UAV開発の最大手企業=GA-ASIとGray Eagle-STOLを共同開発する」「GE-STOL開発に7,500億ウォン以上=5.1億ドルを投資して国内に開発拠点と生産インフラを整備する」「両社は2027年までにGE-STOLの量産機を初飛行させ、同機を米国、欧州、中東、アジアの国々に売り込んでいく」と発表。
これは事実上「UAV市場への進出宣言」で、GA-ASIも「Hanwhaとのビジネス関係拡大に興奮している」「彼らがUAV事業成長のため投資準備が整っていることを承知している」と述べ、防衛市場関係者も「HanwhaはUAV市場を未来に向けた戦略的支柱に位置づけている」「今回の投資によってHanwhaはUAV分野の全ライフサイクル(計画、設計、生産、統合、販売)をカバーするつもりだ」と指摘していたが、両社は13日に開幕したAUSAでGE-STOLの共同開発・生産契約に署名し「開発作業と平行して潜在的な顧客と交渉している」「生産ラインの立ち上げや量産機の製造と平行して発注が入ることを期待している」と述べた。

出典:General Atomics Aeronautical Systems
Hanwha Aerospaceは今回の契約について「GE-STOLは韓国と米国の共同生産として雇用を創出し、我々はUAV分野の人材確保とUAV産業のエコシステム育成を行うことができる」「Hanwhaは戦闘機エンジン、レーダー、アビオニクス機器に至るまで幅広い技術力を備えており、これを基盤に設計、製造、メンテンナスまでを網羅する無人機企業となる準備が整っている」と述べ、Hanwhaにとって無人関連技術への大規模投資は将来を見据えた布石、つまり今後も輸出市場で生き残るためには同分野への投資で出遅れることは許されないのだろう。
因みにHanwha AerospaceはAUSAで8×8プラットフォームとK9A2の砲塔を組み合わせたK9A2装輪バージョンを発表し、これは米陸軍の次期自走砲取得に向けたアピールだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Hanwha Aerospace





















>K9A2装輪バージョン
今の所、次期自走砲は装軌か装輪かは全然分からない、って事でしょうか
どっちにも対応できるようしておくのが無難というところでしょうか。
しかし、次世代の機能として行進間射撃は本当に精度が出るんだろうか。