米国関連

急速に萎む勝利計画への期待感、目新しい内容が1つもなく印象的ではない

Kyiv Independentの取材に応じたウクライナ人兵士らは勝利計画について「目立った進展は期待できない」と語り、Bloombergも24日「驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない」と報じたが、Wall Street Journalも25日「目新しい内容が1つもなく印象的ではない」と報じている。

参考:U.S. ‘Unimpressed’ With Ukraine’s Victory Plan Ahead of Biden-Zelensky Meeting

今回の会談で具体的な成果は出てこないかもしれない

Kyiv Independentは23日「今回の訪米でゼレンスキー大統領は勝利計画をバイデン大統領に提示し、ロシアを倒すのに必要な武器提供や長距離兵器の制限解除が得られることを期待しているものの、前線で戦う兵士らは長距離兵器の重要性について同意しても『大統領の取り組みから目立った進展は期待できない』と語り、ある兵士は『ウクライナがロシアに勝つこと望んでいないように感じる』と述べた」と、Bloombergも24日「この勝利計画に驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない」と報じたが、Wall Street Journalも25日も「勝利計画には目新しい内容が1つもなく印象的ではない」と報じている。

出典:President of Ukraine

“バイデン政権が勝利計画の枠組み全体について話を聞くのは初めてだが、計画の概要に詳しい欧米の当局者は「目新しい内容は1つもなく印象的ではない」と、フィンランドのストゥブ大統領も「計画の目玉はウクライナが要求する兵器の使用許可を米国が与えることで、これが実現しなければ勝利計画の殆どは無意味なものになる」と述べた。国連総会でデンマークやポーランドなどは武器の使用制限に苛立ちを顕にしたがバイデン政権に方針を転換する気配はなく、ドイツもショルツ首相も使用制限の解除に反対の立場を表明した”

“欧米の当局者は「ゼレンスキー大統領は『望むものを全て与えてくれる』と期待して最大限の要求を提示してきたが、キーウで概要の説明を受けたバイデン大統領の側近らを意気消沈させた。彼らは残り4ヶ月の任期でバイデン大統領が支持できる具体的な計画を聞きたかったのだ」「勝利計画は戦場におけるウクライナ軍のニーズ、政治改革、経済問題など幅広い問題をカバーしているものの、計画の第1段階は武器支援に関する要求で、その他の要素には具体性が乏しい」と述べた。米政府の高官は表向き「ウクライナがロシアに勝てる」と主張し続けているが、もう「失った領土を取り戻すことが出来るかどうか」については語らなくなった”

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

Bloombergも勝利計画について「この件に詳しい当局者は『驚くような内容はなく戦争の流れを変えるようなものでもない』と、別の当局者も『これはWish list=希望リストに過ぎない』と述べた」と報じていたが、WSJの報道もBloombergに似た内容で、これまで情報を加味すると勝利計画の土台は「軍事的勝利に必要な武器提供と使用制限の解除」で構成され、ロシアを軍事的敗北に追い込むような決定は戦争のエスカレーションを招くため「残り任期が4ヶ月しかないバイデン政権にとって支持できるものではない」という意味だろう。

もう戦争を左右する重要な決定は次期大統領の判断に委ねられようとしており、今回の会談で具体的な成果は出てこないかもしれない。

関連記事:西側当局者は勝利計画への期待感を否定、戦争の流れを変えるものではない
関連記事:期待と疑問が半々、ウクライナ人兵士が見守るゼレンスキー大統領の訪米
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関連記事:チェコ大統領がロシアとの交渉開始に言及、ウクライナ軍は戦場で劣勢
関連記事:チェコ大統領、ウクライナ軍の大規模な反攻は1度きりで失敗すれば次はない

 

※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine

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コメント

    • 現実主義者
    • 2024年 9月 26日

    ウクライナの勝ち筋はもはやNATO参戦ぐらいしかないのではないでしょうか。
    ロシアはNATO連合軍を独力で撃退すべく軍備を整えてきたのでそれすらも怪しいですが。

    33
      • 2024年 9月 26日

      NATO参戦を防ぐ為の核の威嚇なのですよ。
      世界一の核の質と量を持つロシアが言えばミットマンのアメリカ等、バイデンの方針を見れば明らかでしょう。

      22
      • 2024年 9月 26日

      NATOは集団”防衛”機構ですので、加盟国が攻撃を受けない限り、NATOとして動くのはハードルが高い
      もちろんコソボ紛争の時のように予防的措置として無理やり介入した前例はありまずが、意思決定は加盟国の全会一致が原則ですので、トルコやハンガリーが同意するとは思えません

      よくてイラク戦争の時のような有志連合による介入でしょう
      その場合、むしろ日本や韓国が巻き込まれる可能性大です

      33
      • ppp
      • 2024年 9月 26日

      もはやと言うか最初からずっと言われてて叶っていないウィッシュリストの第1項目

      21
      • kame
      • 2024年 9月 26日

       ウクライナのために自国の兵士を差し出すNATO加盟国は存在しないでしょう。バルト三国やポーランド、フィランドなどが軍備を増強し、徴兵制度を改革してるのはウクライナ戦争がどんな形であれ終わった後のためです。現状、ウクライナがどんなに求めても動ける道理や出兵のための国民からの賛同が得られないでしょう。

      19
        • 2024年 9月 26日

        ゼレンスキーですら反発を恐れて25歳未満の者は動員してないのに他国が自国兵士を差し出すわけないんだよな

        21
      •  
      • 2024年 9月 26日

      ロシアとNATO連合が激突したらロシアは国家自体が消滅すると思いますが

      3
        • 温泉
        • 2024年 9月 26日

        その場合はEUとアメリカも合わせて消滅してしまうというのが、なんやかんや核の抑止力ですよね。

        35
          • kame
          • 2024年 9月 26日

           面倒な大国は対消滅すればいい。もっと言えば核兵器保有国はすべて滅びろ(核兵器根絶過激派)

          7
            • ras
            • 2024年 9月 26日

            道連れの規模がそれだけで済むなら冗談にそう言えるんですがね…

            22
            • マミー
            • 2024年 9月 26日

            核兵器なんてそれ以上の威力を持ち安くて使い勝手の兵器が出てくれば勝手に消えて行くよ。

            7
        • tk
        • 2024年 9月 26日

        実際にNATO vs ロシアで全面戦争になった場合、ロシアは全土で総動員が行われるでしょうが、NATO側は国によって温度差があると思われます。
        ポーランドやバルト三国は本気を出すかもしれませんが、ロシアから遠い国では派兵自体に消極的になる可能性が高く、NATO全体の国力の割には少ない戦力しか用意できないでしょう。
        また、ロシアが存亡の危機となると中国もなりふり構わず介入する可能性があり、結局双方大きな犠牲を出すだけで、「戦争に関わらなかった国が相対的に利益を得た」という結果に終わる気がします。

        33
        • 匿名
        • 2024年 9月 26日

        本当でござるかあ?
        今しがたこのサイトの過去の記事を漁っていたんだがイギリス軍は有事に数日しか保たない弾薬備蓄量しかない、3万人規模の諸兵科連合を編成するのに5〜10年かかる程に即応性が無い、稼働状態の陸上装備は数が少ない上に古い
        ドイツ軍は言うまでもなくまともに動かせる陸上装備の数
        が壊滅的、動かせる戦闘機の数も極僅か
        即応性もNATOに派遣する極少数の部隊のみが確保できてるがそれ以外の部隊はボロボロの状態
        という事らしいけど(海外メディアベース)

        NATO連合と言うと壮大に聞こえるけど実戦力の8割はアメリカが占めてんじゃねーの?
        アメリカが本腰入れなかったら残りの国が束になってもロシアどころかウクライナも攻め落とせないんじゃないのかね

        31
          • マミー
          • 2024年 9月 26日

          一応陸軍大国トルコが居る、ポーランドも最近軍拡してる兵士を傭兵として派遣してるみたいだから人は判らんけど兵器は拡充してるね、他は烏合の衆でしか無い。

          6
            • 匿名
            • 2024年 9月 26日

            ああトルコの存在を失念してました
            しかしそう考えると主要先進国より途上国の方が長期の総力戦では強いんじゃないかと感じてしまいますね
            まあ対テロにひたすら精を出してた結果ですが…

            15
              • aburo
              • 2024年 9月 26日

              ある意味、先進国らは
              足枷になりうるものが多すぎるというのも原因なのでは?
              愚民というなの足枷が厄介ですし。

              4
            • Hakugen
            • 2024年 9月 27日

            トルコの仮想敵は、
            第一が国内のクルド系反政府勢力とこれと連携する国外のクルド系勢力。
            第二が領土問題で対立するギリシャとキプロス。
            第三がアルメニア。
            ですから、ロシアと戦い矢面に立つつもりは全然ないでしょう。

            5
      • nachteule
      • 2024年 9月 26日

       最近のロシア内部の状態はこのまま特別軍事作戦やプーチン大統領の続投が微妙な感じだと思うし前線の勢いだけで戦争の行方が決まる訳でも無いでしょう。
       ウクライナの勝利条件の変更や大統領のすげ替えでも勝ち筋はあると思うし到底実現出来ない夢を追うならNATO参戦しかないだろうが、そこで何も起きない保証が無い。

       国として疲弊しているロシアに対してNATOが参戦条件である条件をすっ飛ばして、ウクライナ領内のロシア軍を攻撃するなら核の使用は避けられないと思う。
       今の状態で仮に参戦するならば1番最悪の事態を回避する為に前線から遠いウクライナ西側領土に展開してそこを守るだけじゃないだろうか。

      1
        • 2024年 9月 26日

        最近のロシア内部の状態はこのまま特別軍事作戦やプーチン大統領の続投が微妙な感じだと思うし前線の勢いだけで戦争の行方が決まる訳でも無いでしょう。

        プーチンは今年の5月に再選したばかりで任期は6年あるわけだから、健康状態が良好なら普通に6年大統領を続けるだけだろ。選挙してないゼレンスキーの将来とは違い、プーチンの将来は明確だろ。

        29
          • 通りがかりさん
          • 2024年 9月 26日

          後継者も育て始めているらしいですし、安定度はかなり高そうですよね。
          時々反プーチン派が捕まったりするのが大々的に報道されたりしますが、それがどの程度の脅威になるかというと全く揺るがすことができてないので尚更に。

          22
    • たむごん
    • 2024年 9月 26日

    ウクライナの問題は、兵士が足りない事ですからね。
    日本など支援国に、年金・公務員給与の金・武器を要求する前に、もっと増税したりすべきだと感じます。

    太平洋戦争の日本は、自宅の貴金属・金物を供出したり、郵便貯金奨励などによる資金回収までやってましたからね。
    ゼレンスキー大統領・ウクライナ国民が、どこまでやるのか注目したいと思います。

    勝利計画を掲げる限り、クルスクから撤退できない事だけは、はっきりしていますね。

    (2024.08.2 ウクライナの動員は月3万人ペース、次の問題は予算不足を解消する増税 航空万能論)

    32
      • MD
      • 2024年 9月 26日

      KyivIndependentの9月17日の記事によると議会で大幅な増税が審議されている様なので、一応その辺りの努力をしてるとは言えるのでしょうかね。
      ただ、同じ記事の中で今年7月にウクライナの家庭の約3分の1は食費を払うだけの収入しかないという調査結果が出ている様なのですが、一方でフェラーリやロールスロイスといった高級車を買っている人がいるというのはちょっと考えさせられますね。

      14
        • たむごん
        • 2024年 9月 27日

        情報ありがとうございます。
        高級車を乗り回している人間がいる事が、汚職などのニュースでばれていますよね…

        日本の野党第1党幹事長に、消費税100%・最低25%みたいな主張している方が就任したんですよね…

        (日本人に要求する前に)ウクライナなど、海外支援先に先に要求すれば?と思ってしまいます。

        4
      • 黒酢
      • 2024年 9月 26日

      日本の某政権はコロナのような危機においても国民に自助を求めていたのだから、他国であるウクライナにも同じような対応をしないとね。てか元を正せば自分で蒔いたことなんだから自分で対処しないと、いつまでも他国の支援に頼るとか納得いかないですよ。

      40
        • たむごん
        • 2024年 9月 26日

        まさしく、自助・共助・公助です!

        日本人(自国民)>海外 これは世界基準の当たり前ですから、この原則を守るべきと思います。

        日本人の国民負担率は、令和5年度54.6%(46.1%)と言われていますからね…

        (2025年2月9日 令和6年度の国民負担率を公表します 財務省)

        11
    • 計画という名の願望
    • 2024年 9月 26日

    >『これはWish list=希望リストに過ぎない』と述べた 

    急に人のこと刺すのやめてくれない?

    20
    • 赤狐
    • 2024年 9月 26日

    だからさ、F-35とユーロファイターとラファールの提供をして貰おうよ。
    三種類もあればどうにかなるでしょ。なんならグリペンもおまけに付けよう。
    タウラスミサイルもドイツも出したらどうか? ロシアが「出す準備してるのわかってるからね」って珍しく取得した情報出してたし、「いいぜ! 来いよ!」ってされてるんだから全力でいこうや。
    ゲームチェンジャー無しにゲームチェンジ無理だって話。
    真のゲームチェンジャー(予定)のF-35をウクライナの空に飛ばしましょう。多分それで勝てるよ、多分ね、きっと。

    15
      • マダコ
      • 2024年 9月 26日

      パイロットがいないでござる!
      つまるところ、パイロットも兵なわけで、慢性的な兵員不足。真のゲームチェンジャーは、兵と無尽蔵に湧き出てくる砲弾。
      あと、そのあたりの戦闘機持っていったら、破壊後の破片でも喜んで持って帰られそう。
      と、マジレスして申し訳ない。

      19
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 9月 26日

    知ってた。終わり

    28
    • いそきち丸
    • 2024年 9月 26日

    ゼレンスキーは自分の保身しか頭に無いんだろうな
    クルスク侵攻にしろ、勝利計画で注目集めたのも、自分の支持率を維持したいのが目的だと思う。結果はなんであれ、国内を沸かせることには成功したので、その目的は達成できたからね。
    個人的には
    アルメニアのパシニャン首相を見習ってほしい。彼はナゴルノ=カラバフ戦争で劣勢になり、国内の大反対を受けつつも停戦に合意して敗北を認め、戦争を早期に終結させた。

    42
    • toto
    • 2024年 9月 26日

    >「勝利計画は戦場におけるウクライナ軍のニーズ、政治改革、経済問題など幅広い問題をカバーしているものの、計画の第1段階は武器支援に関する要求で、その他の要素には具体性が乏しい」
    これってつまり、【政治改革、汚職対策はしっかりやります(曖昧に誤魔化す)んで、さっさと追加援助ください】ってことですよね。
    自国でやるべき改善計画は具体性に乏しく、アメリカの援助内容の注文書だけやたら具体的に送り付けてきたら、そりゃバイデン政権が渋るのも無理ないかと。

    22
    • 阿呆
    • 2024年 9月 26日

    万が一F-35が撃墜された場合、かつてF-117が撃墜されて中国がステルス技術の基礎を入手したのとは比較にならない位の損害を被るのでそれだけは無理でしょう。アメリカ空母打撃群2個艦隊以上参戦しないと地上の優劣を覆すのは難しいでしょう。

    11
      •  
      • 2024年 9月 26日

      それで覆せるならシリアは今みたいになっていないと思いますよ
      ロシア軍は想像より強く、米軍に出来ることは限定的です

      15
      • 伊怜
      • 2024年 9月 27日

      そもそも米海軍がボスポラス海峡通過するのをトルコが認めない限り地中海までしか行けず、距離を考えると直接空爆するのは困難では…

      4
    • TKT
    • 2024年 9月 26日

    まあバイデン大統領は4か月後は確実に辞任しており、バイデン大統領の側近にしても、トランプ氏が大統領に大統領に当選すれば確実に辞任、ハリス氏が大統領に当選しても、バイデン大統領の側近がそのままみんな残留するかどうかはまだわかりません。

    残り4ヶ月の任期でバイデン大統領が支持できる具体的な計画を聞きたい、とか言って、勝手に意気消沈しているバイデン大統領の側近らの方がはるかにおかしいのです。ウクライナ軍がどこまで抗戦できるかは、最初からアメリカ次第、アメリカ頼りであり、ゼレンスキ―大統領よりも、バイデン大統領の側近らの方がはるかに詳しく知り得る立場だったでしょう。

    アメリカ政府の高官も思いつかない、全く考えもつかないような、一発逆転、起死回生の奇跡の妙案などは最初からあるはずがない、今になってそんなものを期待する方がおかしいのです。

    25
    • 草餅
    • 2024年 9月 26日

    お茶を濁して終わりは本気で介入するつもり無いんでしょうな

    8
    • マダコ
    • 2024年 9月 26日

    分からん、本当に期待してたの?
    高官の連中は、もしかして、フォーブスの記事とか信じてた?

    17
      • 2024年 9月 26日

      例えば、実はロシア軍の高官を何人も抱き込んでいて、goサインが出ればすぐにでもモスクワでクーデターを起こせる状態です、とか期待してたのでは?

      プリゴジンがまだ生きていて、ワグネルも反乱前の状態なら、まだ説得力があったのですが……

      6
        • マダコ
        • 2024年 9月 26日

        個人的には、バイデンとゼレンスキーの勝利へのコントに期待しております。ゼレンスキーがボケでバイデンがツッコミでどうでしょうか?

        6
    • DEEPBLUE
    • 2024年 9月 26日

    ウクライナの勝利に一番必要なのはゼレンスキー大統領の退陣でしょう。クルスクがノープランで本土崩壊を速めるとか、完全にどこかの伍長と同じです。

    27
    • AAA
    • 2024年 9月 26日

    手詰まり感はあるな
    とにかく戦線を安定させないことには
    イメージ悪化を覚悟で今攻め込まれてるエリアは盗られる前提で
    ずっと後方に要塞線作った方がいいと思う

    11
    • ななし
    • 2024年 9月 26日

    まあバイデン政権はレームダックなんで、大きな決断は
    できませんわな。時期政権もロシア領内の長距離兵器
    使用を認めると、今のウクライナは原発狙いそうなので
    容認できないでしょうね。もし原発狙ったら今度こそ
    キエフ大統領府に小型核爆弾が打ち込まれるでしょう

    いつまで欧米はロシアを無視した停戦云々を語るんでしょう
    おそらく想定外すぎてどうしていいか分からなくなってるのか。
    NATO各国の思惑もバラバラだから当然なんですが

    このままロシアが延々と押し込み続け(加速してるけど)
    どこまで領土を削り続けるのか?のフェーズが続くのかな

    19
    • 核抑止力
    • 2024年 9月 26日

    露プーチン政権は核使用ドクトリンを改訂し、核保有国兵器で迂軍がロシア国内を攻撃すれば
    戦術核兵器で反撃できるとした
    核戦争を望まない米バイデン政権に対する警告、米国製長距離ミサイルの迂供与は無くなった
    ロシア軍優勢でドンバス制圧、ドニエプル川東岸まで達した段階で停戦交渉の可能性が高いだろ

    中露朝の核に日本がNPT体制の枠内で核抑止力が機能するには米国との核シェアリングが不可欠。

    8
    • 赤狐
    • 2024年 9月 26日

    一発逆転、起死回生の妙案か……。
    そうだな……。

    よし! 原発を襲撃して核の灰をまき散らそう!
    そして何時もの通り「ロシアが悪い! ロシアがやった! ああなんて事だ! だから支援しろ!」ってやればいいんじゃないんですかね?

    やりそうな気配は既に見せてますし、彼らならやるかも知れません。
    ダムだって多分壊したがノープロブレムだから何も問題ないはずです。多分ね、きっと。

    31
      • ak
      • 2024年 9月 26日

      冗談ではなく極めて真面目に、私はそれを心配してます。
      「ロシアが原発を攻撃する」とゼレンスキーがアピールしているのは、文字通りの偽旗作戦の前触れなんじゃないかとマジで思ってます。

      今までも、ロシアがやる意味が全く存在しない「ザポリージャ原発への攻撃」を何度も行っているのは間違いなくウクライナ側でしょうから、勝利が絶望的でもはや失うものが何も無い「無敵の人」が、嫌がらせとしてロシアが確保している原発への攻撃するのは別に理解が出来ない行為でも何でもありませんから。

      32
    • ras
    • 2024年 9月 26日

    とりあえずこれが本当なら、アメリカ高官は勝利計画を先に褒めるのは口先だけでもやめたほうがいいでしょう。あとからこの程度のを褒めたのかと間違いなく批判されますよ。
    私も想像ついてましたが、それでももしかしたらとどんな計画なのかワクワクしてしまったじゃないですか。

    とまれ、この 記事にある高官の反応はクルスク進行によるウクライナへの失望が大きいとは思います。対NATOの弾薬庫破壊などがウクライナの手土産なのでしょうが、それでも失望を感じる反応ですね。

    11
    • 名無し
    • 2024年 9月 26日

    ”ロシアを軍事的敗北に追い込むような決定は戦争のエスカレーションを招く”

    これが本質なんでしょうね
    軍事的な敗北に追い込むとエスカレーションを招く=最後には戦術核を使用する、と確信しているので
    軍事的な敗北に追い込まないで勝つプランをアメリカやドイツは望んでいたという話

    11
    • 傍観者
    • 2024年 9月 26日

    露が大祖国戦争パート2(第三次世界大戦)の構えなのに対してウクライナと集団西側は口先だけの無責任の集まり。弱いものを寄ってたかって痛めつけるのにはなれているが強いものとは戦えない。第三次世界大戦覚悟の露に対してそもそも最初から勝ち目はない。それがハッキリした。ウクライナはゼレンスキーのままで戦争を続けて滅びるか、政権交代して露の条件を飲んでミニ独立国として生き残るか、思い切って小ロシアに回帰するかの選択。

    39
      • ななし
      • 2024年 9月 26日

      全くの同意です
      「NATOに侵食され国の存亡をかけた戦争」という認識のロシアと
      「ロシアを苦しめられればハッピー😃」という認識の欧米では
      危機感が違い過ぎる

      欧米に煽られ、ロシアに喧嘩売ったウクライナの末路は果たして

      32
    • 赤狐
    • 2024年 9月 26日

    >ロシアを軍事的敗北に追い込むような決定
    正直これ自体がかなり疑問がわきます。
    勝てると確信していたらもう全部出すと思うんですよ、核以外はね。
    F35だって確実にしとめられると思っているなら絶対に出します。
    その後の心配はしなくてよいのです。
    ロシアすら倒すような西欧総体相手に中国やインドが戦いを挑む訳無いじゃないですか。
    だから実は西側諸国でも核ミサイルでも降らせない限りはロシアを敗北に追い込む自身がないのだと思います。そもそも序盤戦でかなりやられることはNATOが乗り出しても覚悟しなければいけません。
    今のロシアの実戦部隊は明らかに強いです。大体の戦況図の動きを見ているだけでも強い意志を持って動いてるのがわかります。茫洋とした所があまり無いですから。
    むしろ、ウクライナの欲しがっているものを大半与えて、様々な許可を出しても思ったほどの効果が無かった時は西側兵器の商品価値などは大きく損なわれます。またこれ以外の地域でも、西側の軍隊や兵器をそれほど恐れなくなるでしょう。
    それが嫌で提供しないというのが本当のところだと思います。
    SWIFT除外を早めにくりだしたという事は、プーチンと言うよりもロシアという国家自体に対しての西側諸国の殺意は本物だという事ですよ。実際経済的に壊滅すると思われていましたからね。

    30
      • マミー
      • 2024年 9月 26日

      アメリカは温暖化後のロシアの資源、シベリアの大地、北極海航路、此等を手に出来ないと覇権の維持が出来ないのかなと考えてます。
      此等をロシアに独占される、又は中国に利用されたらユーラシア大陸への影響力は壊滅的です。

      18
      • クル
      • 2024年 9月 26日

      勝てると確信して支援するとしたら
      ・ロシアが想定より遥かに弱い
      ・ロシアの軍事行動が想定外の暴発で少し叩けば引いてくれそう
      な時ぐらいかと
      もちろん今からでも支援国の総力を挙げて支援すればロシアを真正面から叩き潰すのはおそらく可能です
      ただしその場合残るのはアメリカやトルコですら正規戦では止められないであろうユーラシア最強の軍事国家ウクライナという新たな敵と疲弊した支援国です
      その状態で貸した兵器や金をきっちり返してくれると思う政治家がいたら引退した方が良いですね

      4
        • 赤狐
        • 2024年 9月 26日

        ウクライナが最強の軍事国家になる可能性はありません。
        それは買い被りというものです。
        その理由は「この危機的状態ですら汚職を全く止められない」、「この状態ですらおかしなクルスク作戦が通ってしまう」、「ある意味ぶくぶくと膨れあがった支援状態で貰った兵器の使い方があまりにも散発的」などです。
        つまり運用に絶対的な問題があります。
        ウクライナに対する支援は直接的なものだけではなく、ロシアに対しての強い経済制裁も混みなのです。にも関わらずこの状態なんです。
        支援がなくなったら途端に補給の問題が出て来ますし、またそれらの調達のためにもウクライナは支援してくれる国に対しても多少誠実に振る舞うのは英米やEUや北欧に対してだけです。日本含めてたの国には大体傲慢に振る舞う。ロシアと戦ってるからと言う理由が無くなったらどこが協力するのでしょうか?
        そういう意味でも実はウクライナは詰んでいます。今となってはほぼ不可能な完全勝利みたいなものに拘るのもそのためです。どういう形でも戦いが終わったら西側諸国が掌を返さないとでも?
        「お前らの土地で戦え お前らの兵隊が戦って死ね」
        これが「ウクライナ支援国」のメッセージなんです。終わったら終わったで食えるところをむしり取りに掛かるだけです。大航海時代のアフリカとたいして扱いは変わりませんよ、ウクライナも。

        10
    • マミー
    • 2024年 9月 26日

    自分は今回のウ露戦争で確信した、現代日本は過去から学べてないし、今回の戦争からも学ぼうともして無い。
    メディアがプロパガンダを垂れ流し、国民は過去と違い検索機器が有るのに調べようともせずに居る。

    42
      • yaruyaruyaru4@yahoo.co.jp
      • 2024年 9月 26日

      みんな忙しいんですよ
      こうして暇なミリオタと一般人との差が開いていく
      昔もわかってる人はわかってたと思いますよ

      9
      •     
      • 2024年 9月 26日

      >メディアがプロパガンダを垂れ流し、国民は過去と違い検索機器が有るのに調べようともせずに居る。
       調べたところで出てくるのは、ウクライナ大正義・ロシア極悪人の記事と意見でしょ。
       混乱するのは当然。
      >今回の戦争からも学ぼうともして無い。
       一応なにかは、皆、学んでいるんだよ。だけど、ウクライナ大正義・ロシア極悪人の世界認識や解釈が違うからね。教訓が人それぞれになってしまう。結局、学んでいないのと大差ないか、余計悪い。

      12
      • たむごん
      • 2024年 9月 27日

      仰る点、痛感します。

      ウクライナ戦争だけでなく、国政・地方自治など、プロパガンダの垂れ流しによりどうしようもない事が多いですからね。
      最大勢力の高齢者が、大手マスコミ依存(テレビ・新聞)を続けていますから、もうしばらく時間がかかるかもしれませんね。

      日本人の国民性(ナショナルアイデンティティ)として、流されやすいのは変わりませんから、自戒を込めて留意したいものです。

      7
    • nk
    • 2024年 9月 26日

    当然の帰結というだけですね、アメリカはイスラエルに忙しくなりそうなのでウクライナのことはもう本音ではどうでも良いと思ってるんでしょうね。
    ウクライナのこと祭り上げたけど仲間なんて意識あるはずも無く、ロシア削ってくれたら儲けもので凄く上手く行けばロシア潰せるかもと夢見ていたが結果はご存知の通りの惨状で、ロシアにはやはり支援程度では勝てないというのが当たり前に判明しただけのことで西側は裏では本邦以外ここからどう上手くフェードアウトするか検討してると思う。
    ウクライナは西側信用し過ぎましたね、もはやゼレンスキーとアゾフに責任取らせて領土割譲し親露政権でやっていくのが現状出来る最善策。
    ロシア追い出すやら勝てるやらの世迷い言はもう止めて、今からでも現実直視して行動すべきだし、本来は南部反攻失敗でもう趨勢決まったので遅いと思うがここから何年粘っても加速度的に失う物が増えるだけ。

    31
      • マミー
      • 2024年 9月 26日

      全てを守ろうとして、全てを失うの典型的な例になりそうですね。

      20
    • FAB
    • 2024年 9月 26日

    >もう戦争を左右する重要な決定は次期大統領の判断に委ねられようとしており、今回の会談で具体的な成果は出てこないかもしれない。

    バイデンとしては任期中最後の仕事として停戦についての道筋を立てたかったのに、ゼレンスキーが持ってきた案というのは戦争の拡大なんだから飲めるわけない。

    20
      • マミー
      • 2024年 9月 26日

      11月迄に纏めてハリスへの援護にしたいのは誰でも判る事なのに、
      当事者のゼレンスキーが、甲乙案みたいなの持って来るとは思わなかったと予測する。

      13
        • ras
        • 2024年 9月 26日

        クレバなどを外した結果こういう調整すらしてないんじゃないですかね

        6
    • マミー
    • 2024年 9月 26日

    大局になんの影響も無いがF-16が四機地上破壊されたとの情報が上がってるね、ホントならこれで最初期の機体は全滅した事になる。
    このサイト見てる多くの人の予想どうり、ウクライナには運用可能な滑走路を持つ基地が無いから仕方ないし、当然そうなるとしか思えないけどなんだかな〜。

    22
    • T.T
    • 2024年 9月 26日

    01.具体的な勝利戦略の提示
    02.勝利戦略を実行するのに必要なコストの見積もり
    03.バイデン政権は戦争状況について国民に報告する必要がある
    04.今後もウクライナへの投資がなぜ必要なのかを説明する必要がある
    05.現在の膠着状態を打開するのに効果的な兵器リストを議会に提出しなければらない
    06.米国がウクライナへの投資を停止した際に何が起こるのかを説明しなければならない

    これ、昨年11月1日の「共和党議員が提示した12条件、受け入れるまでウクライナ支援保留を主張」からの抜粋です。
    もうすぐ1年が経ちますが、ご覧の通り何も状況は変わっていない。共和党が支援停止を主張したのも当然の話なんですね。そして、今度は同じような事を現民主党政権がウクライナに向かって言うことになるとは皮肉な物です。

    17
    • うくらいだ
    • 2024年 9月 26日

    ゼレンスキーに外交やらせるとこうなりますよね。
    攻めの外交で自分たちの要望しか言わないのに、バイデンに花を持たせるとか気にもしてないんでしょう。バイデン政権の関係者も期待するだけ無駄と言うもの。

    13
    • びび
    • 2024年 9月 27日

    武器だってただじゃないんだから
    渡す方だって、具体的な勝算のある戦略がないことには渡したくねえよ

    4
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