New York Timesは15日「クルスク侵攻によって13万人ものロシア人が避難を余儀なくされ、ウクライナ軍を追い出すため徴兵された人々を投入すれば強力な反戦運動に繋がりかねない」「占領地の戦力を転用しなければならない必要性は東部戦線の前進テンポを脅かす可能性がある」と指摘した。
参考:Ukraine’s Incursion Into Russia Flips the Script on Putin
全てがウクライナにとってプラスに働くかどうかは未知数だ
New York Timesは15日「クルスク侵攻によって13万人ものロシア人が避難を余儀なくされ、政府の対応も混乱きたしている現実は『ロシアが勝利に近づいている』という公式見解に亀裂を生じさせるかもしれない」「プーチン大統領にとって徴兵された人々の活用は強力な反戦運動に繋がりかねない」「ロシア人ミルブロガーらは当局がクルスクで生じている問題の規模を隠している。国防省は定期的に何百人もの敵兵士が壊滅したと報告しているが、それでも敵は我々の領土を占領し続けていると辛辣に指摘した」と報じている。
“ウクライナ軍によるクルスク侵攻は全体的な戦争の流れを変えた訳では無いものの、ロシアに獲得した領土を越えるダメージを与えている。戦争にほぼ適応したロシア政府と社会を即興性と不確実性の新たな段階に突き落とした。当局は13万人以上の住民が避難を余儀なくされていると発表、クルスク州知事も月曜の会議で「侵攻された深さと広さ」に言及、これを快く思っていないプーチン大統領は知事の発言を非難し、ロシアは危機への備えが全体的に出来ていないように見受けられる”
“この侵攻は国内に残る数少ない反体制派の政治家にとって「ロシアは着実に勝利に向っている」というクレムリンのシナリオを崩す機会になった。反体制派のレフ・シュロスベルグ氏は社会の現状について「いつ何処で表面化するか分からないマグマ」に例え「クルスクでの出来事は危機感を増長させている」「社会に溜まり続けた不満のエネルギーが何処に向うのかは分からない」と、大統領選への出馬を目指していた政治家のドゥンツォワ氏も避難を余儀なくされたクルスクの避難民について「彼らは自身に起きた出来事が全て夢であることを願っている」と語った”
“ドゥンツォワ氏は今年3月の大統領選に出馬を予定していたものの、中央選挙管理委員会は彼女の立候補届けを受理せず投票から排除された。ドゥンツォワ氏は現在、避難を余儀なくされたクルスク州の住民支援の先頭に立っているが「屈辱的な侵攻を許した事態に声を上げる勇気がある人が少ないため、今回のことが政治改革に繋がることは期待できない。この国にとって沈黙は救いであり、我々はオーウェルの教えに従って生きている」とも警告した”
“一方で戦争が国内に持ち込まれたため「若い徴兵された人々が戦闘に送られるかもしれない」という不安が国民を動揺させている。プーチン大統領はウクライナとの戦争=国外の軍事作戦に義務的徴兵者(1年間の兵役義務)を送らないと約束してきたが、ロシア領内の戦闘は国外の軍事作戦ではないため約束の範囲外になる可能性があり、ロシアの調査機関=Important Storiesは14日「クルスクで徴兵された兵士22人が行方不明になった」と報じた”
“義務的徴兵の回避を支援する団体の代表は「国境地域の戦闘から逃げてきた徴兵された人々が再びクルスクの前線に送られている」「既に徴兵者や親族から助けを求める訴えが20件以上寄せられている」と明かしており、プーチン大統領にとって徴兵された人々の活用は非常に敏感な政治的問題だ。何故なら1980年代のアフガニスタン侵攻、1990年のチェチェン侵攻の時のように徴兵者の親族が強力な反戦運動を形成する可能性があるからだ”
クルスク侵攻の対応に国内の徴兵者(約30万人)を投入することは法的にも公約的にも問題ないが、プーチン大統領と国民の間には「海外での戦争=ウクライナ侵攻を自らの意思で契約に応じた兵士のみで行い、一般的な国民は戦争とは無縁の普通の暮らしが維持される」という不文律の契約が存在し、プーチンが始めた戦争に関連したクルスク侵攻に徴兵者を投入すれば「話が違う」という国民からの反発を招く可能性があり、New York Timesは「この問題はウクライナ軍をクルスクから追い出す取り組みを阻害し、占領地の戦力をクルスクに転用しなければならない必要性は東部戦線の前進テンポを脅かす可能性がある」と指摘している。
さらにロシア国内におけるクルスク侵攻の扱いについても「国営メディアはウクライナ軍の攻撃をリスクの低い自然災害やテロ攻撃として扱い軽視し続けている。ゴールデンタイムに放送されたРусский1のニュースキャスターは我が軍は敵を追い出していると言及したものの、この戦争を支持するロシア人ミルブロガーたちは当局がクルスクで生じている問題の規模を隠している。国防省は定期的に何百人もの敵兵士が壊滅したと報告しているが、それでも敵は我々の領土を占領し続けていると辛辣に指摘した」と報じた。
ロシア世論を研究しているモスクワ在住の反体制派のアレクセイ・ミニヤイロ氏は「クルスク侵攻は戦争を支持する人々の意見を先鋭化させたが、これがもたらした混乱は『全てが上手くいっている』『我々は戦争に勝っている』というクレムリンのメッセージを打ち砕く可能性がある」と、ロシアで世論調査を行っているChroniclesの代表も「今回の失敗はプロパガンダのシナリオを大きく崩すものだ」と述べている。
因みにプーチン大統領は月曜日の会議で「クルスクの支配を取り戻すことが最優先事項だ」と宣言したものの具体的な計画については沈黙を守っており、ロシア国内の一部では「プーチン大統領が予想外の形で反撃して戦争のエスカレーションが進む」と予想している。
シュロスベルグ氏は「ロシア領への直接侵攻によって越えることがないと考えられていたレッドラインが消失した」「プーチンは新たに越えるべきレッドラインを考える機会と理由を得た」と述べており、戦争の構図が変わったことは「新たなロシアの対応」を引き出しことに繋がるため、全てがウクライナにとってプラスに働くかどうかは未知数だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Президент России
反体制派とニューヨークタイムスの発言ですか…
影響なしってことはないでしょうけど
彼らが期待するとおりにはならないと思います
NYTの見解は、やや疑問を感じます。
日本(太平洋戦争)の沖縄陥落、韓国(朝鮮戦争)のソウル~釜山周辺陥落、北朝鮮(朝鮮戦争)の平壌陥落など、戦意に影響したのかを考えれば疑わしいなと。
一般的には、圧倒的な実力の違いでもなければ、侵略されれば地元部隊・近い地域出身の兵を中心に士気は上がりませんかね?
スラブ圏・ロシアとの文化の違いかもしれませんが…
沖縄陥落して日本国民の戦意上がったか?
ソウルにしても平壌にしてもそう。
なんの例えなのかわからない
反戦運動に繋がったの?って話しかな。
ソウル・平壌は首都だから、もっとインパクトあるよね。
朝鮮戦争なんてそもそも前線が国土を何度も大きく動いたから、国民はまともに社会生活できてない。
それと社会生活できてる今のロシア国民と比べてるのがやはり話にならない
社会生活できなくなったり、生活が苦しくなれば、反戦運動・厭戦気分に繋がるんじゃないかなあ。
ロシア人が普通に社会生活できてるなら、大それた暴動・反政府運動とかはおきないんじゃない?これ最後にするね。
>それと社会生活できてる今のロシア国民と比べてるのがやはり話にならない
追記です。
国境の町占領で、反戦運動に繋がった事例なんかある?
NYTも、事例書いてないだろうし、あるなら勉強になるから教えて欲しいかな。
沖縄占領は戦争終盤でしたが日本の本土決戦の戦意は失ってなかったと思いますよ、ポツダム宣言受諾後でもソ連の樺太進攻を食い止めてましたし。
ソウルは首都ですが3日くらいで陥落し釜山に防衛ラインが引かれるまで1か月でしたが、そこから2か月粘って反撃の糸口を掴みました。
それを受けて中国も北朝鮮支援に動き出したわけですが
要するに戦争中の領土の喪失により決定的な反戦機運が高まるというのは、歴史的にも現実的な話とは思えないってだけの話でしょう。
シンプルに、まさに仰る通りです。
国境付近の街・領域を占領しただけで、反戦機運が高まった事例があれば分かりやすいですから、勉強のためにも是非知りたいんですよね。
逆に、『取り返せ』と戦意高揚した事例ならば、領土割譲を含めて存じ上げているのですが…
NYTの分析が偏っているのはその通りだけど、戦況の急変による国民の戦意というのは情報の自由度と政府の強権度合が影響している側面もあると感じます。
例示している沖縄や朝鮮戦争の場合は、各国民は情報制限されおり、政権の意図に反した行動は最悪生命の危険に瀕するということは無視できないでしょう。
ロシア国民の多くよりも遠い日本の方が、玉石混交だけど情報に溢れているのでロシア国民の意思を慮れないのではないかと考えます。
経済的な理由や立場の弱い人を前線に送って一般ロシア市民は戦場にいかずに済む(どころか経済的メリットを得る)というディストピア的発明に水を差す事態ではあると思う
あとWW2を例に出してたけど、あれは国民国家が起こした戦争で同じ目標を共有してたからこその戦意だから、それを今のロシアに求められるのかというと疑問
というのも2022年の動員の際には国民は大きな反発(と動揺)をしめしたわけだから、今まで戦争のメリットだけを享受してた国民がいざ戦地に送られるとなると一筋縄ではいかないと思う
もっとも、どう考察したところで早々にウクライナを叩き出せたら問題ないし、ウクライナ軍がどうロシア人の神経を逆なでするかどうかしだいでどちらにも転ぶかはわからないから結果にコミットはしないけど
(書いててプーチンや親ロ派の人がいうほどロシア国民は反NATOやナチ・ウクライナ打倒なんて建前信じてないんじゃねって思った)
それらの例は国家存続を賭けた全面戦争だから何とも、、、
どちらかと言えばロシアの感覚は、ベトナムや中東に兵を送ったアメリカに近いんじゃないかな
遠くでドンパチしてると思ってた戦争が、実際は想像より近く、自分達に直接砲弾が届く事を実感して、これからもその範囲は広がるかもしれないけど、今なら多少の譲歩をしたとしても、戦前より+で終われる可能性が高いんなら厭戦機運も高まってもおかしくないと思う
違うと思いますね
ベトナム戦争や中東戦争ははるか海の向こうの話であって自分ら(米)は関係ねーという感情だと思います
クルスクはモスクワと至近距離にあり同胞がやられたら普通に怒りの感情の方が勝ると思う
日本人が●●で殺されまくったらどうです?怒りしかないでしょ、ましてや家族が虐殺されたら・・・
今回の宇露戦争も同胞がやられたからやり返したというのが大きい
プーチンなんて支持率気にして世論に押されただけ
徴兵された兵士全員が戦闘に参加することに前向きではなくても、30万人の内1万人でも侵略してきたウクライナ軍を追い出したいという理由で前線に向かう方がおられるなら充分ではないですかね。
契約兵は貧乏な人がやるもので、今までは関係がなかったが、近所の徴集兵が戦死したり、四肢欠損とかになって戻ってきたら、イケイケだった風潮が変わるかもね。それで戦争が終わるとは思わないが。
徴兵も貧乏人が行くとこだよ
ロシアもウクライナも金持ちは徴兵逃れが当たり前だから
徴集兵が死んだら、格差社会で不満が高まりそうだな。
クルスク侵攻は、それまで戦闘に参加できなかった徴集兵を使えるから、ウクライナ軍は墓穴を掘った、的な話が多いけど、実際のところ、プーチンが徴集兵を大々的に戦場に投入することはできていないということかな。
正確には徴集兵を投入されたらウクライナ側に残っていたメリットすら消え失せてしまうから必死にネガキャンしている段階では。ロシアの砲身枯渇説レベルの妄想
ネガキャンしてもプーチンに効果があるわけないし、決定権はプーチンにあるし、誰向けのネガキャン?
もしかしてロシア支持者向け? 戦争には何の影響もないネガキャンだなあ。
ロシアへのネガティブキャンペーンはウクライナへのポジティブキャンペーンなので…
「ウクライナは勝てない」「支援はカネの無駄であり単なる損」
というような言説を一時的にでも緩和できれば、ウクライナ支援が継続し易く世論の反発も弱まるとかはあるのでは?
クルスクの穴埋めに使うとしても大々的なんてことはない。
せいぜい30万のうち数千レベルだよ
ウクライナの投入兵力が1.2万なんだから
クルスク州は国内で徴集兵を使えるから、ウクライナ軍はバカなことをしたと言われていたが、数千人なら、ふーんって感じだな。
問題は、その数千人を何回でもおかわり可能だということなんですよ。
国土が侵略されてるんですよ?
ウクライナがそうだったように、国防戦争は国民の士気を上げる最も簡単な方法です。外国に派兵して多数の死者を出したアフガンと、自国が攻撃されて領土が奪われているこの事例を同一視するのはあまりに大衆というものが読めていない。
ウクライナという外国に派兵したから、クルスク州で仕返しされたのはロシア人もわかっていると思うけど。
ロシア系がウクライナに虐められた結果こうなったという認識だからそれは通用せんだろうな
プーチン政権を支えている基盤の保守層の多くが中年以上で90年代の困窮と混乱の時代を経験している。それをもたらした西側に対する憎悪がプーチン政権の戦争指導を強固なものにしている。志願兵としてウクライナへ向かう兵士の多くが40代以上だ。
確かにロシアの義務徴兵は一年であり、今年4月に徴兵された若者の多くが訓練不足であることはいがめない。チェチェン紛争の苦い思い出は徴収兵を大規模に投じるインセンティブへの障害となっている可能性はある。
しかし、プリゴジンの”反乱”の際にはタカ派のロシア人の反乱がプーチン政権を終わらせると書いた主流メディアが、今回は反戦運動でプーチン政権が揺らぐことを期待しているのはご都合主義的で希望的観測を重ねたものではないか。より強力な報復を求めるタカ派の勢力が拡大することによる政権内バランスの変化を論じた方が実態に合っているだろう。
現地からの戦果映像はアフマト部隊と第810海兵旅団によるものがほとんどで、徴収兵部隊が投じられた形跡ははまだ少ない。それでも時間稼ぎとウ軍の消耗の強制に成功していることはロシア参謀本部に現状のままでも対処可能だという自信を与えており、本格的な反撃戦力はウ軍が更に消耗するまで温存しているとみるのが自然だろう。
追記:
第810海兵旅団はこちらのサイトでも非常に大人気のForbesのAxe氏によると、へルソンとザポリージャ反攻作戦で2度壊滅しT-55戦車しか与えられない雑魚旅団に成り下がったが、クルスク戦線では毎日捕虜と戦果を誇示している。
この旅団は何度敗北しても立ち上がるファイティングスピリッツから、野獣旅団の称号がふさわしいだろう。
ウクライナ軍は50代とか普通にいるから、それよりはマシだけど、40代って老兵だなあ。
ロシアの若い人たちは親西側だけど。親や祖父や祖母の経験を嘘と言えるのか?
ガザ戦争の結果、西側への不信がグローバルサウスで増したけど。それを見て、ロシアの若者は、どう感じたのか、現状不明だ。
ロシアも嘘まみれだけど、西側だって嘘まみれ感じないだろうか。 親西側の人が西側に踊らされている人に見えないだろか。
西側メディアは自身のフェイクニュース、ダブルスタンダード認めないので、分析の際に漏れや甘さが出る。
ロシア軍が優勢であることは、プロパガンダではないわけで、それをわざわざぶち壊す事をするのだろうか。
相変わらず欧米メディアとロシアの反体制派による希望的観望ですね
一般的なロシア国民の意見は何も書かれていないのにさも国民は政府に強い不満を持ち臨界点が近いぞみたいな印象を抱かせます
「社会に溜まり続けた不満のエネルギーが何処に向うのかは分からない」
この2年の傾向から不満はウクライナに向かう確率の方が高そうだけどね
侵略を止めろというよりスームィに核を撃てという世論になる方の可能性が高いと予想します
ロシアメディアの観察も面白いですよ。
ロシア語の素養なんて全く無くても最近のブラウザなら簡単に翻訳できるので苦労知らずです。
英語サイトもついついワンボタン翻訳に頼ってしまい英語力が低下する一方です。
この程度でプーチンの政権がウクライナ戦争を継続不可能とするくらいに揺らぐわけがないでしょう…いったいどんな希望的観測をしているんだ。チェチェン紛争を引き合いに出してますが、結局最後はロシアがチェチェンを制圧したでしょうが
相手の政体にダメージを与えるなどという不確実な作戦に兵力を投じて、肝心の東部領土を奪われまくるなんてどうかしている。ウクライナ国内戦線でロシア軍に膨大な損害が出ているのは、歩兵突撃のゴリ押しで戦線を押し上げているからだ。
クルスクで同じようなことをやる必要は全くない。徴用兵にはウクライナ兵力の足止めと拘束だけさせておけば良い。東部をガンガン掘り進めていれば、いずれ国土欠損に耐えられなくなったウクライナ側が勝手に引き上げていく。そうすればさして犠牲は出ず、露国内の反戦運動などたかがしれたものです。
ウクライナはこんな費用対効果の薄い作戦に、国家の独立を担保しうる戦略予備を突っ込むのはやめて、東部戦線を立て直すことに注力すべきではないか。我々支援者がみたいニュースは、「ロシアに逆侵攻!」などという字面だけ派手な記事ではない。「ロシア軍の西進が完全に停止。阻止に成功」とか、「ウクライナの砲弾投射量が先月の2倍に」とか、「パトリオットとアスターの備蓄十分。防空体制の再構築完了」とか、そういう今の劣勢を立て直したことを証明する記事なのだ。
今の状況でウクライナ側がクルスクから手を引いたら戦線が崩壊しますよ。
逆にロシア側も東部戦線から戦力を抜いたら崩壊だと思います。
前進を止めたら壊走になるから双方我慢比べでしょう。
頼むそうであってくれ〜!
大統領選挙の時も戦果求めて無理しなきゃならなかったらしいし
民主主義国家は世論に敏感で大変だね
ゼレンスキーさんみたいに強権を敷いたらいいのに
『ロシア国内の一部では「プーチン大統領が予想外の形で反撃して戦争のエスカレーションが進む」と予想している。
シュロスベルグ氏は「ロシア領への直接侵攻によって越えることがないと考えられていたレッドラインが消失した」「プーチンは新たに越えるべきレッドラインを考える機会と理由を得た」と述べており、戦争の構図が変わったことは「新たなロシアの対応」を引き出しことに繋がるため、全てがウクライナにとってプラスに働くかどうかは未知数だ。』
意味深長ですな~
クルスクでは既に徴兵者が防衛にあたっていますし、(2014年以前の国境を基準に)ロシア国内の防衛に徴兵された戦力を動員することは法解釈的には問題ないのでは。この点、記事が指摘するようなロシア国内における政治的な葛藤は本当にあるんでしょうか。プーチン大統領の考えは分からないですが、彼は徴兵者を動員することより国土を侵された事実を国民に問題視されることを嫌っているようにも見えます。
ウクライナがこのあたりのロシア国内政治の部分をどこまで考慮してたか分からないですし、最終的に国内防衛も志願兵にやらせることになれば儲けモンなのかもしれませんが、徴兵者を戦争動員することを国民に(暗黙のうちに)了解させることにプーチン大統領が成功してしまった場合のことまで考えて事に及んでいるんですかね。考えてなさそうですが。
西側プロパガンダ的にはロシアは極悪非道の独裁者狂人プーチンが率いる権威主義国家設定のはずなので、なんで徴兵者の人権的なものでロシア政府が難儀するかもとなるのか不思議。
毎回西側に都合良い時だけ、国民世論を重視するプーチンになってしまっているのでは整合性が取れない。
クルスク侵攻でロシア世論が強硬な姿勢に傾いているだろうから、余り反戦運動等期待しないほうが良いと思うし、徴兵者国内戦闘vsハイエースだと国民負担重いのはどちらなのかなと。
プーチン批判をネットに書き込んだだけで家にFSBがやってくる設定なのに、何故か反戦運動にビビり散らかすプーチン
プーチンがビビりなのは机を見たら一目瞭然
ヤってた側でしたから、色々見える世界が違うんだと思いますよ。
ロシアから出て批判すればいいのでは?
街頭で日本人がロシアで政権の批判インタビュアーしてましたが
彼らも捕まったんでしょうか?
プーチン崇拝と反西側ありきの揚げ足取りですね
政権が強権独裁的=どんな反政府感情・反政府運動も怖くない、な訳がないでしょう
そうであれば世界中の凡ゆる強権独裁国家が、長期超安定政権を築いてますよ
>プーチン批判をネットに書き込んだだけで家にFSBがやってくる設定
「設定」ってどういう意味ですか?
ロシアの新聞サイトのベタ記事にどこそこの何某がTelegramにナチス的コメントを投稿したので逮捕されたとかザラに載っていますよ。単なる事実だとしか。
確かにですね
独裁者と位置づけ批判する傍ら、世論については民主主義的な効果を期待するきらいがありますね。
人権を気にしているのではなくて、反乱を危惧しているんだと思う。
ロシアには政治的な自由はないから、不満があってもデモでもするしかない。それも逮捕されるから、次の段階はテロになる。
不満が高まれば、デモが頻発し、いずれはテロが頻発するようになるかもしれない。
記事の内容にはなるほどと思う部分があるのですが、インタビュー対象が「義務的徴兵の回避を支援する団体」と「モスクワ在住の反体制派」なのが信憑性を下げてしまっています
日本で言うならば自衛隊を認めない団体の類いに近いので…政権に近い人物から「この状況は危険だ」とかの発言が出るならともかく、現状ではまぁそうなる可能性もあるかもねぐらいの話でしかなさそうです
まさに仰る通りです。
サンプル調査なのに、サンプルが偏ってるという表現が適切かなあと。
ウクライナ軍の侵攻を自然災害やテロ攻撃として扱い、指揮官をFSBにしているのは常軌を逸した対応で、よっぽど戦争扱いしたくない理由があるんだな。
ウクライナ軍が攻めてきた。大祖国戦争だ。徴集兵で撃退だ。とならないのは、アフガニスタン侵攻がよっぽどのトラウマなんだな。
怪しげなFSBのクルスク指揮官とやらがハイマースを撃破する実績を上げているんですね、なんだこれはたまげたなぁ……
あがらないとおもうかな
なぜなら、クルスクは侵略されたのでなく、”プーチンの戦争”に、”まきこまれただけ”だから
これが、クルスク市民のふつうのうけとめかただとおもうね
超賢者であるぼくがみるところ、ロシア人は、まだ、帝国主義の時代に生きている
ぼくは、この惑星でいちばんの現実主義者だよ
たとえば、18世紀の、1700年代の、ある帝国のある皇帝が戦争を、かってに、はじめたときに
とうじの市民でもっともふつうの反応は、「皇帝がはじめたことなのだから支持するか」
これが21世紀のロシアだとおもうね
かれらは、まだ、18世紀ぐらいの精神性にある
ウクライナ戦争は、じぶんたちの戦争でなく、ツァーリの戦争だ
ロシア人のおおくにとっては、皇帝の戦争であり、皇帝がやるといっているのだから支持する、
というていどにすぎないと、ぼくは理解している
したがって、士気はあがらないとおもうね
なぜなら、この戦争はかれらの戦争でなく、ツァーリの戦争であって、
ツァーリがやる気なので支持するという帝国時代の国民性だから
で、ぼくがおもうに、クルスクにいる兵の士気はさがるとおもうね
自国の領土が占領され、クルスクの兵たちは必死で戦いながら増援をまっている
だが、ロシア軍上層部は、逆張りで、クルスクを放置して、ドンバスでストームZをつづけている
この状況下で、きみなら、志気がたかまるか?
自分たちの土地が占領されて、ひっしで増援をもとめてるのに、上層部に無視されつづけて、死ぬ気で戦うことができるか?
負けたらクルスクの部隊は東部の元ウクライナ人のロシア軍部隊に馬鹿にされるだけだから泣き言は言わんでしょ
俺らの感覚と違うからね。
その理屈でいえば、いまだに東部戦線で戦い続けているウクライナ兵にもそのまま当てはまるし。
ショーンにYoursSPECIALを買い与えなかったな将軍、ところで居住地が助けを求めてる地図にマークを記しておいた。
この文章の書き方の人、数日前も別の記事で見たけど、わざと読み辛い書き方してるのかね、、
最近コメントが爆増してますから、埋没しないようにキャラ付けしているとしか思えない。
どちらが有利なのかはまあ何ともですがチキンレースなのは間違いない
ウクライナもクルスクが決定的な成功を収められない(或いは失敗してしまう)内に東部ないし南部で大きく崩れるような事になると前線兵士や国土を見捨てて戦果を取りに行ったと国内世論に叩かれます
得た戦果が黒字なら良いじゃないかと思われる人もいるかもしれないですけど、不利な戦線は切り捨てて相手の弱いところに注力するというやり方を良しとすると前線から「不利になったら国から捨てられる」という不信感を抱かれますし
それこそ戦争ゲームとは違う所ですね
ゲームなら収支さえ黒字ならいくらでも消耗出来るし兵士も喜んで死地に突撃してく
ウクライナの侵略軍の追い出しにすら反対する連中はどうあっても協力しないでしょうし、彼らが支持されることはないでしょう。
曲がりなりにも国内の防衛戦争でそこまで大っぴらに忌避する&できるとは思えないですね…
ベルゴロド襲撃の時ですらむしろ志願兵を却って増やす結果になってますし。
志願兵が増える効果はあっても一時的だと思うけどね。
でないと、契約金が増えつづけているのと整合が取れない。
逆に戦場の現実を知って、クルスク州では志願兵減ったりして。
願望記事だなあ
祖国が侵略されているのに戦わない人達はどうあっても戦わないでしょうし、元から非国民扱いと思いますけどねえ。
どういう理屈で彼らは反戦運動するんでしょうかね。
というかアフガン侵略?アフガンは親ソ政権でそこにソ連軍がNATOの支援を受けるイスラム原理主義テロ組織と戦ってて援軍を送ったわけで侵略でも何でもないし
チェチェンは独立させてやれってのならわかりますが、当時も今もチェチェンはロシア連邦内の内戦なので侵略ではないでしょうに。
ニューヨークタイムズだからしゃーないとはいえ、すでに認知の歪みが見えるんですよね。
アメリカのイラクとかアフガンとかシリアとかリビアよりはよっぽどまともな理由で侵略とは言えないってのに
侵略戦争は「撤兵しよう!」との主張ですから、割と受け入れられるんですが。
防衛戦争で「戦争を止めよう!」ってのはイコールで「今取られた領土は諦めて敵国に献上しよう」という意味になりますから。
ウクライナですら,国力3倍のロシアと2年も戦って国土ボロボロになってもまだ士気軒昂で徹底抗戦ですよ。ロシア人がこれで日和って領土を大人しくウクライナに明け渡すわけがないです。
てか、もしそんなことがあるなら、我が国は直ちに北方領土に侵攻すべきですね。取り戻せる大チャンス到来です。
日本は憲法で無理なので、ウクライナ海兵隊が北方領土を取り戻してくれないかな。
日本が侵攻する前にアメさんに怒られるか、グダって終わるだけな気が…
障壁が多すぎてそもそも奪還するにも問題しかないし…
実に面白い記事です。
NYTはクルスクでは戦うなよ?絶対戦うなよ?ってダチョウ倶楽部のような記事を書いていると言えます。
ならばロシアは戦うでしょうね。
っていうか、機動部隊が今回まとまった数投入されていますね。司令部ごと動いてきている感じです。
俺がロシア軍の司令官なら「なるほど 目にもの見せてやろう!」ってなると思いますよ。
「ウクライナの機動部隊がのこのこやってきたんだ! クルスクで暴れた奴らの戦車を潰す為に君達も戦ってくれ! ここで奴らを潰すと戦争が早く終わる一助にもなる!」って言われてイヤですというロシアの兵隊とかいるのでしょうか?
そういう事なら……で戦闘部隊への参加を願う血の気の多い連中の方がロシアには多いのではと思います。
男女年齢関係なく。
もしかしたら既にそうなってませんかね?
プーチンが激怒してクルスクに側近を政治将校として送り込んだりしてるけど
なぜか現地にいるの装備すら揃ってない徴兵部隊が主のままなんだよな