英国はF-35へのミーティア統合を要求しているものの、初期作戦能力の獲得時期はBlock4開発遅延とリンクして2020年代半ば→2027年頃→2020年代末→2030年代初頭に繰り下がり、国防総省が26日に発表した契約授与の中で「この作業は2032年12月に完了する予定だ」と言及した。
参考:Contracts for June 26, 2026
とにかくミーティアとスピア3は気の長い話になることだけは確かだ
英国はF-35プログラムの出資国(25億ドル)の立場を活かしてF-35BにMBDA製のミーティア、ブリムストーンから派生したスピア3の統合を要求し、初期作戦能力の獲得時期について当初「2020年代半ば」と報告していたが、2022年2月には「早くても2027年頃になる」と、2024年1月には「2020年代末」と、2025年6月には「Block4へのミーティア統合は2030年代初頭と見込まれている」と報告して3度目の遅延を認めた。

出典:Photo by Dane Wiedmann
スピア3の統合も2030年代初頭まで遅延しており、F-35 Block3F/TR2構成機で作動するBlock3Fのソフトウェアに関するステータスは「開発完了」で、現在は報告された不具合の修正や安定性の改善といったマイナーアップデートのみ、Block3Fへのミーティアとスピア3の統合作業は予定されていないため、Block4の構成要素(システムインフラストラクチャーを刷新するTechnology Refresh3とBlock4のソフトウェア)が登場するまで利用できず、この件について英ディフェンスメディアのUK Defence Journalは以下のように述べている。
“これらの能力ギャップにほぼ共通するのはBlock4と呼ばれる大規模なソフトウェアのアップグレードだ。これはほぼすべての新兵器が使用承認を得る前に通過しなければならないゲートウェイとして機能しており、この作業のための長い待機列のかなり後方に英国は位置している。程度の差はあってもF-35を運用する他の国々とこのフラストレーションを共有している”

出典:U.S. Department of War
国防総省は26日に発表した契約授与の中で「ロッキード・マーティンは約7,422万ドルの追加契約(確定変更契約)を受注した。この契約変更はJSFプログラムにおける極めて重要な戦闘能力の継続的な開発(F-35 Block4)支援を目的としている。今回の契約変更には英伊採用の独自兵器システムをF-35A/F-35Bに統合するための4項目(システムの機能審査から最終的な開発試験の完了まで)が含まれ、この作業は2032年12月に完了する予定だ」と言及しており、英伊採用の独自兵器システムとはミーティアとスピア3のことを指している可能性が高い。
ミーティアとスピア3の統合作業が完了するまで「あと6年半はかかる」という意味で、もちろん「Block4のソフトウェア開発」の兼ね合いがあるので「両ミサイルの統合作業だけに6年半かかる」という意味ではないが、とにかく気の長い話(統合計画から10年?)になることだけは確かだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Royal Air Force. UK Crown Copyright





















F-35は、『マルチロール』『ステルス戦闘機』『世界最強』これがマーケティングの売り文句(各国国民への説得材料)だったと思うんですよね。
公共事業などの大型プロジェクトと同じで、とりあえず契約決まって蓋を開けてみれば、素人目には『何ができて・何%の進捗度なのか』これが本当に分かりにくくなってるなあと。
サナダーン「こんなこともあろうかと、F-35Iにはイスラエル独自のソフトウェアを搭載しておいたのだ」
これじゃイギリスもGCAPやめるわけにはいかないよね…
JNAAM開発理由として英国と共同で搭載してちょーだい!ってお願いすることでF-35への統合を円滑にすすめるためでは
って考察があった気がするけど英国からの依頼ですらこれなのか…
下位互換はあるとしても最新鋭のBlock2ではなくおそらくはBlock1というあたりねー
あと一応パートナーとしては一番高いはずのイギリスよかイスラエルの方が自由度高いのは何だかなー
上でも書きましたが、10年以上前から準備して、独自のコンピュータ・ソフトウェアを載せていたからいろいろ可能だったんですよ。
LMの開発力がここまでアレな事を予想していたのかまでは謎ですがw。