米空軍のハンター次官補は9月末「新型ステルス爆撃機B-21を12月上旬に公開する」と予告していたが、ノースロップ・グラマンは20日「世界初の第6世代航空機を12月2日に発表する。B-21レイダーの初公開に期待してほしい」と発表した。
第6世代航空機という定義に期待感が生まれるものの性能については何も明かされていない
米空軍がB-1BやB-2Aの後継機として開発を進めているB-21レイダーはデジタル・エンジニアリングを全面的に取り入れ、複雑になりすぎた国防総省管轄の各種手続きや検証・認証プロセスも開発現場に権限を移行、肥大化した兵器開発のスリム化に成功したB-21は開発予算の超過もなく順調に開発が進んでおり、兵器開発のルーズさに批判的なことで有名な下院軍事委員会のアダム・スミス委員長も「F-35プログラムで学んだ教訓を生かしたB-21プログラムは開発予算の超過もなくインテリジェントな方法で開発が進んでいる」と称賛しているほどだ。
米空軍のレイ大将も「従来とは異なる斬新な開発・取得プロセスを採用しているためB-21の初期作戦能力(IOC)獲得にかかる時間を大幅に短縮できる。B-2にJASSM-ERを統合するのかかる時間や手間の1/10でB-21はJASSM-ERを統合可能だ」と述べている。
このような素早い開発・取得プロセスは複雑で時間ばかりかかるF-35プログラムの反省に基づき「サブシステム統合に関する事前承認」をB-21開発を管理する地球規模攻撃軍団(AFGSC)が直接管理しているためで、B-21は各種サブシステムを統合する際、複雑で手間のかかる国防総省の手続きをスキップすることが出来るらしい。
ただB-21の初飛行は当初2021年末を予定していたので開発スケジュール自体は1年遅れている格好だが、COVID‑19による開発現場の遅れと考えれば許容できる範囲だろう。
米空軍のハンター次官補は9月末「新型ステルス爆撃機B-21を12月上旬に公開する」と予告していたが、ノースロップ・グラマンは20日「世界初の第6世代航空機を12月2日に発表する。B-21レイダーの初公開に期待してほしい」と発表、第6世代航空機という定義に期待感が生まれるものの性能については何も明かされていないため現時点では「謎だらけの航空機」と言える。
On Dec. 2, we’ll unveil the world’s first sixth-generation aircraft. Stay tuned for your first look at the B-21 Raider. https://t.co/y5TJ8wOkY8 pic.twitter.com/SEWbsmVZR3
— Northrop Grumman (@northropgrumman) October 20, 2022
これまで公開したイメージCGとかけ離れたものになるとは思えないので「外観的な驚き」は少ないと思うが、隠し続けてきたエアインテークの形状だけは個人的に気になる。
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※アイキャッチ画像の出典:Northrop Grumman
実に20年以上ぶりの西側新大型爆撃機なので楽しみ
いつの日か日本の空を飛んで欲しいものだ
これが第6世代の定義になるのだろうか…。
オーストラリアが欲しがってたけど売るのかな?
素人質問だけどここの第6世代航空機ってのはどういう意味?
第6世代ジェット戦闘機って意味なら爆撃機を指して言うの変じゃない?
B-47、B-52、B-58、B-1、B-2と数えた場合の6番目だったり?(今考えた)
FB-21(BF-21?)として戦闘機的に使うつもりかも?!
無人機とのチーミング等、多用途に使えそう。
空中管制機みたいに使うならステルス性も高いこの形がいいですよね
第六世代は無人機とのチーミングがほぼメインぽいし、無人戦闘機群の管制機が第六世代機と考えれば間違ってないかも。
形状も気になるが、「第6世代航空機」という新規の概念が気になり過ぎる。
100%のSAFで飛べてCO2排出量実質ゼロだったりするんだろうか。
これでB21は無人機ですとか大どんでん返ししてくれたら失神するほど嬉しいんやけどなあ