ポーランドはAH-64Eを調達のための正式な契約(96機/約100億ドル)を今月13日に締結、国務省も「韓国にAH-64Eを最大36機売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表、運用国によるV6バージョンへのアップグレードと合わせるとAH-64Eに対する需要は旺盛だ。
参考:Poland buys 96 Apache helicopters to boost attack capabilities
参考:Republic of Korea – AH-64E Apache Helicopters
これからも高い需要と将来性が約束されている攻撃ヘリ
ポーランドのブラスザック国防相は2022年9月「Mi-24を更新するためAH-64E売却を米国に打診した」と明かしていたが、ポーランドと米国は今月13日に調達のための正式な契約を締結、カミシュ国防相は調印式の場で「最新鋭のAH-64Eをポーランド軍に導入するという画期的な目標を達成した」「この契約に含まれるオフセットを通じてポーランド産業界はAH-64Eの保守事業とアップグレードに関与できるようになる」と明かし、ポーランド国防省も「今回の契約額は約100億ドル」「ポーランド軍は米軍に次ぐAH-64Eの運用国になる」と述べた。
この100億ドルの契約にはAH-64E×96機、T700-GE-701D×210基、AGM-114R×1,844発、AGM-179A×460発、FIM-92K Block1×508発、APKWS-II×7,650発、各種スペアパーツ、保守、訓練等に加え、Manned-Unmanned Teaming (MUMT) Unmanned Aerial System (UAS) ReceiverとMUMT Air-Air-Ground kitsも含まれているためポーランドが調達するAH-64EはMUM-T=有人・無人チーミングに対応したV6バージョンだ。
V5バージョンまでのAH-64Eは無人機(MQ-1CやRQ-7Bなど)から映像やデータを受信するだけだったが、L3HarrisのMUMT-Xを採用したV6バージョンは無人機のセンサーや飛行ルートを直接制御(通信範囲も30km~100kmまで拡張)できるようになり、V4バージョンから組み込みが始まったLink16、V6バージョンでデータ送受信機能が追加された統合戦術無線システムを統合することで、AH-64Eは戦場のネットーワーク化におけるハブと機能し、FACとしての能力も拡張され、統合部隊間の状況認識力や調整力の向上が期待されている。
さらに国務省は13日「韓国にAH-64Eを最大36機売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表、恐らく韓国が追加調達するAH-64Eも最新のV6バージョンだろう。
ウクライナとロシアの戦争で攻撃ヘリの有効性を疑問視する声もあるが、オーストラリアとポーランドがAH-64Eの新規導入を、韓国がAH-64Eの追加調達を、チェコとスロバキアがAH-1Zの調達を決定し、英国とオランダはV6バージョンへのアップグレードを進め、無人機開発を主導するトルコもAH-64に匹敵するATAK2、イタリアもA129の後継機としてAH-64に匹敵するAW249の開発を、インドはAH-64Eを補完する攻撃ヘリとしてLCH(A129相当)の調達を、ドイツもティーガー(PAH-2)の後継機を検討している最中だ。
ドイツ国防省は対戦車ミサイルを統合したH145Mの採用を検討しているらしいが、軍のパイロット達はピストリウス国防相に宛てた手紙の中で「H145Mは使い物にならないので購入しないで欲しい(ニジェールでの作戦で能力不足が露呈した本機の採用は仕事を失うエアバスの救済策だと批判されている)」と訴え、手頃なコストで軍のニーズを完全に満たすAH-1Z導入を押す声が登場、ベルもドイツ政府に対して「AH-1Zを導入するなら生産ラインを米国からドイツに移転する」と提案したらしい。
今後も攻撃ヘリは「戦場のネットーワーク化」や「センサーとシューターの分離」において重要なポジションを占めるため、これからも高い需要と将来性が約束されている兵器システムの1つと言えるだろう。
関連記事:新型攻撃ヘリがまもなく登場、LeonardoがAW249をEurosatoryで披露
関連記事:米国務省がポーランドへのAH-64E売却を承認、120億ドルで96機
関連記事:トルコにウクライナ製エンジンが到着、重攻撃ヘリ「ATAK2」が今月中に試験を開始
関連記事:トルコ、AH-64Eクラスの国産重攻撃ヘリ「ATAK2」にウクライナ製エンジンを採用
関連記事:センサーとシューターの分離が進む中国、UAVによるミサイル誘導に成功
関連記事:イスラエルと韓国が徘徊型UAVシステムを共同開発、韓国軍に有人無人チーミングを提供
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Sgt. Vincent Levelev
本邦の戦闘ヘリ全廃という軍事的判断はやはり失敗でしたね
運用を見直したロシアが有効活用して大活躍しているのを見ると
やはり需要は高まる
また韓国軍との力の差が広がりますなぁ
どんな感じで活躍してるの?
何故そこで韓国が出てくるのかって話はこのサイトで過去何回も起こってるからもう話さないとして、運用を見直したロシアの戦闘ヘリがどのように活躍しているのか。話は聞きませんね。本邦の場合はロシア、ウクライナ戦争の結果に加え島国である以上他に調達を優先すべき兵器がある事、AH64を調達したものの失敗して13機のみで終了してまった事が原因だと思います。今AH64Eを調達してもどのように運用するのか?調達費用はどうなるのか?他に優先すべき調達品があるのではないか?という問題がどんどん出てくると思います。私は全廃して正解だったと思います。韓国とは地理的条件が違いますからね。
と言うかまず記事読んでます?
韓国の話は明確に出てきてますが
仮想敵が大規模な陸上戦力を持った北朝鮮である韓国と中国やロシアの海上戦力や空戦が主体になる日本とを比べるからでは?
ロシアが活躍してると言ってると言う例を出したのは良いけど、あまり活躍して無いから見当違いの意見になってますし。
結局そこなんですよね。
攻撃ヘリがあるかないかだったら当然そりゃあった方がいいけど、それにかかる費用を別のことに回せると考えたら攻撃ヘリなんて買わなくてよくねってなる。
クルスクでは大暴れしてますね
やはり防衛戦となれば敵の小型防空システムが少なくなりますから強い
破壊されたチャレンジャー2も、少なくとも一両はKa-52の戦果です
確か、一機はMANPADで撃ち落とされて、自軍の2S19M2に攻撃して破壊すると言うやらかししてましたね。
賛否両論を見るに、
今回自衛隊/防衛省は前例主義や他国との横並び意識がはびこるお役所ではなく、
チャレンジができる組織であることを示したと感じます。
確かにリスクはありますが、
ビジネスと一緒で衆目の意見が一致するころには周回遅れになってますから・・・
攻撃ヘリの用途、理解してますか?
陸続きの国と、一国単独島国の日本との違いはわかりますか?
日本が攻撃ヘリを使う場面を考えたことありますか?
もしかして、ヘリってだけで、チヌークとかオスプレイと一緒くたに考えてませんか?
使う可能性はゼロに等しい攻撃ヘリに、貴重な予算と人的リソースを割くのが正しいんですか?
日本はダメだbotがそんな事まで考えてコメントしてるわけないでしょ
喫緊の課題である島嶼防衛の上では戦闘ヘリの優先度は低いと思います
あれば使い道はあるんでしょうけどリソースは有限ですから
ガンシップや攻撃ヘリのロマンというかありますね
空・海の接近拒否に全振りしなきゃいけない台所事情がなければ、ある程度の攻撃ヘリがあってもいいのかもと思いますが
島国では航続距離的に難しいんでしょうか
個人的には陸戦兵器のとくに戦車よりは抑止力と発展性ありそうと思うんですが(戦車好きの方スミマセン
アパッチの航続距離が約500kmしか無いですから、戦闘して基地戻らないと行けないから行動半径は250kmで対地戦しかほぼ出来ないです。
比べると、日本のF-2戦闘機だと行動半径は830前後くらいなんでだいぶ違うんですよね。
で、現在日本は上陸される前に射程距離1000km以上のミサイルで船を撃沈してしまおうと言うシフトにしてるので戦車とかMLRSも削っていってるのが現状なんでほぼ使い味が無くなってるんですよね対戦車ヘリ。
少なくとも本邦においては海自と空自が能力喪失し、本土上陸されてるようなボロボロな状態でないと戦闘ヘリを使う場面が無い上に
今の中国軍の防空能力は露軍戦闘ヘリを2年で陸自対戦車ヘリ部隊最盛期の数以上を撃墜しているウクライナよりも上です
そんな環境で型落ちで相手に暴露し続けるTOWしか撃てないAH-1Jが40機と10機強しかないAH-64Dで何ができるんですか、という状態でして
離島防衛・奪還のシチュエーションではなおさら遮蔽物のない海上を低速で移動するヘリは格好の標的なため、投入ができませんし
戦車がなぜ陸上戦でプレゼンスが発揮できるかって「そこに居座ることができる上に、必要なら隠蔽も簡単、補給も簡単」なんで……
韓国は同盟国であり争う必要はありません。また、韓国は北朝鮮との陸上国境を持つため戦闘ヘリが重要ですが、日本は島国であり海洋防衛が優先されます。ロシアが戦闘ヘリを有効活用しているのは、広大な地理と地上戦の状況に適した運用があるからです。日本の戦闘ヘリ全廃は地理的条件や戦略的優先順位を考慮した合理的な判断であり、韓国との比較は適切ではありません。
ATACMSでまとめてやられたし最近そんなに活躍してるかね?
差が広がるとか言ってるけど世界軍事力ランキングでは日本の方が上なんだよなぁ
ヘリとかそういう局所だけ見て判断するのはどうなのかな
攻撃ヘリの役割は、ウクライナ戦争の戦訓がある中で、調達を続けているのは興味深いですね。
FPVドローン・無人機に注目が集まる中で、住み分けが進んでいくのか興味深く感じます。
各種携行火器・瞬間火力は、陸戦において依然として魅力的に感じます。
ウクライナ戦争の対空火器の量が、少し特殊なのかもしれませんね。
開発中の無人航空機隊の親機ポジションを現状から地続きで行えるのが強みかと。
既に開発したプラットフォームは、仰るように、信頼性がありますよね。
100km以上もの距離、地形追随飛行による隠匿性、人間が直接操作することによる対応力、これらを併せ持つドローンは存在しませんので
FPVドローンは迫撃砲程度しか射程がなく、バイラクタルのような大型爆撃ドローンは飛行高度が高いため生存性が足りず、ランセットのような大型自爆ドローンは現地の注文に細かく対応できません
ウクライナ戦争の南部攻勢、ロシア軍の防衛に、ヘリが活躍したという記憶があります。
仰るような点について、戦訓としてまとめた情報が、そのうちでてきそうですね。
ウクライナ側の攻勢で露軍のKa-52が活躍できたのは最初だけですよ
すぐに対応されて逆にウクライナ側がKa-52を撃墜するようになりました
結局攻勢を阻止できた最大の功績者は大量の地雷と3重の塹壕線
なお、クルスクでもKa-52は投入されていますが、自国領内で戦う上に敵味方識別を怠った結果、
かなりの同士討ちが発生しています
戦艦も戦闘での教訓が出たあとも暫く調達してたからね
直ぐに変えたり出来ないよ
まだ各国これまでの延長線上で導入を続けており、
使い方によっては有効な場面はありそうですが、
これだけ戦場が可視化され大小UAVが飛び交う中、
低速の攻撃型回転翼有人機はかつての騎兵のように
歴史の中の存在になっていくのではないでしょうか。
攻撃ヘリは攻勢用として兵器としては脆弱性が目立ちますが、防衛用としては展開の早さや武装の強力さから恐ろしい存在ですね。
仮想敵が大規模な陸上戦力を展開する事が確実なら色々な作戦につかえますからね。
日本の場合は調達したのは良かったのですけど、現在は陸上される前に海上で迎撃する様にシフトしたので調達は無くなりましたが。
戦車不要論と全く同じ理屈に聞こえますが
サポートの速さを考えると、さすがのヘリ。戦車やドローン部隊が来るまでつなぎとして欲しい。
そこそこの射程のミサイルを発射できるヘリは欲しいが、高額すぎるアパッチなどはいらないという感じかな。
なんやかんやで、オスプレイがなく、ヘリの運用が多いロシア向きか。
攻撃ヘリとして重すぎてイマイチなmi24もロシアだと使われ続けるのかな。
韓国の話は記事にでてくる。
「韓国にAH-64Eを最大36機売却する可能性を承認して議会に通知した」と発表
韓国がAH-64Eの追加調達を
朝鮮半島のような地形なら攻撃ヘリはまだまだ有用だとは思うんで無駄な投資ではないとは思うんですがね。
ただアパッチはさすがに高額すぎかなと。
日本も全廃が正解な方向だとは思いますが上陸支援や海外派遣考えたらAH-1Zあたりの調達考えてもいいのかもしれません。
上陸支援なら戦闘機や無人機でカバーは可能かと思います。
全廃なら陸自に攻撃ヘリのパイロットがいなくなるわけだけど
それでよかったのかなー……
機体やパイロットや継承しなきゃいけない様々な技術や戦術も失った後で
やっぱり攻撃ヘリ必要でしたーとかやめてよね
まさかザイムの圧力ではないよね
全廃して一度運用能力を失うと、もし再度必要になった場合が問題ですよね。
陸自は細々と少数機でいいので維持していってほしいです。
防衛力整備計画でAH/OHの用途廃止は進めるけど「その際、既存ヘリコプターの武装化等により最低限必要な機能を保持する」とあるので十分じゃないですかね(空手形でも全然OK)。
まとまった数のAH-1Zを運用するには人も金も相応に必要ですから。
上陸支援にAHって中東や中米のどこぞの中小国をボコすアメリカとはわけが違い、
日本が上陸支援しなきゃいけなくなる相手って20年前の姿なんて残っていない現代の中国軍になるんで
遮蔽のない海から低速で突っ込むなんて自殺行為に等しいですし、
現行法制上、海外派遣でどうやって戦闘ヘリ運用するってんですか
当たり前の話として「仮想敵」「想定される戦場」「ドクトリン」の3つ次第よね…
今の日本には攻撃ヘリは目下使い所が難しい。ポーランドや韓国のような条件ならかなり欲しい。
無人機ハブとしての使い方だとしても、日本ならもっと足の長い別のプラットフォームだったりでいいでしょ、でEND。
結局は火力を欲している前線に速やかに火力を投射出来ればいい訳で、ある国ではその手段がヘリの方が好ましいって判断をしただけの話でしょ。
もしかしてアパッチなど買わずにコブラに特化していれば陸自に攻撃ヘリが残った可能性ある?
海兵隊はコブラ運用なのだから無理してアパッチ買う事なかったのでは🙄
欧米のヘリメーカーが、陸自の調達方法に呆れてまともなAHのセールスしてくれなかったって話もありますね。
貧乏が悪いんや…
金があればアホな買い方でも何とかなるし、貧乏だと買い物の仕方が更におかしくなって商売の相手にしたくなくなる。
この記事とは関係なくて申し訳ないのですが速報
ボルゴグラード州のマリノフカ空軍基地が自爆ドローンの攻撃を受け炎上。同基地には燃料タンクやFABの倉庫の他に、Su-24が14機、Su-34が15機駐機していた可能性があるが、現在被害の程度は不明。
遠くからでも物凄い黒煙が撮られてますね。
あとNASAのFIRMSで確認。
マリウポリ北東のPyshchevyk郊外で大火災。おおよそですが縦2キロ、幅10キロほどの範囲が燃えたようです。
あのさあ…。
ウクライナ戦争関係のコメント閉じたブログ主の心情を察しろや。
ウクライナ戦争では、攻撃ヘリはスティンガーなどの携帯対空ミサイルの大量保有によって活躍できなくなったと思っていました。
ところが、ウクライナ軍の南部総反撃の時は、ロシア軍は攻撃ヘリの部隊運用でかなり活躍したように認識しています。違いはなんだろう?
知識がないのでトンチンカンかもしれませんが、1つの論として、今後は攻撃ヘリは無人機にとって替わられて、特定の状況での利用になるのだろうか?
それとも今度も攻撃ヘリの必要性は高いのだろうか?
私はこの面では知識がないので幼稚なコメントかもしれませんが、とにかく、攻撃ヘリに関しては、ウクライナ戦争の運用でも注目していきたいと思います。
基本的に携行式の対地対空兵器よりヘリや車載の兵器の方がデカくて重くて強い(射程が長い
携行式兵器でも当たれば撃墜可能なので圧倒的コスパに思いきや、ヘリも馬鹿ではないので距離を取れば射程外となるのでアウトレンジから一方的に撃てる(そもそも同じミサイルなら空から打った方が射程が長い
なのでジャベリンやスティンガーは基本待ち伏せ兵器で不意打ちに使うには強いが攻勢時にはイマイチなのだ
端的に言ってしまえば、現在の攻撃ヘリの立ち位置は、攻撃時には弱いが、防御時には強い兵器というものであります。
攻撃時の攻撃ヘリコプター、すなわち前進する機甲部隊に追随し、空飛ぶ砲兵として火力支援を提供する場合、攻撃ヘリは敵地へ侵入する訳ですが、これは敵のMANPADS(歩兵携行式地対空ミサイル、スティンガーなど)の待ち伏せを受けやすくなります。地形や塹壕を活かして潜む敵対空歩兵の探知は至難の業で、ヘリに搭載する長射程兵器の持ち味を活かせず、撃破されてしまいます。このため、ウクライナ侵略序盤に置ける露軍攻撃ヘリ部隊は大損害を受けました。
一方、防御時の攻撃ヘリコプターは、自軍上空で戦う訳ですから、敵のMANPADSを警戒する必要がありません。むしろ、ヘリ側が地形を活かして敵の探知や対空ミサイルを回避することが出来ます(稜線裏を低空飛行する、見通しの効かない森林地帯を盾にするetc…)。こうなれば、ものを言うのは武器の射程です。MANPADSの射程は約4kmですが、ヘリ搭載型の対戦車ミサイルは概ね8km前後はあります。このため、攻撃ヘリは敵装甲機動部隊の侵攻速度を遥かに上回る飛行速度で友軍前線に駆けつけ、敵の対空ミサイルが届かない遠距離から一方的に対戦車ミサイルを放って、敵の戦車隊を撃破することが可能です。空飛ぶ対戦車砲としての攻撃ヘリは健在であります。このため、ロシアのスロヴィキンラインに攻め込んだウクライナの西側装備の戦車隊は、ロシアの攻撃ヘリに散々に叩かれて、反攻作戦は頓挫しました。
これが、攻撃ヘリが活躍するかしないかの違いであります。
南部反攻の時はヘリは待ち伏せしていればいいだけだからスティンガーの有効射程外からミサイルぶち込めた
簡単に言えば当初のウクライナ軍の攻勢にミサイル車両が随伴していなかったから
前にだすようになってから逆にヘリを返り討ちにするようになりましたし、
ATACMSが供与されてからは航続距離の短いヘリコプターがその根拠地としている空港を攻撃し、
根本対処ができるようになってます。
クルスクの場合はATACMSの露領内使用許可が無いのでまたそれなりに露軍側のヘリが動けるようになってますが
近づくと同じように落とされるため、遠距離攻撃に徹した結果、ウクライナ軍と同じ装備を使うゆえ、味方のコンボイに対してかなり同士討ちが発生しているようで
つまるところ攻撃ヘリとは機動対戦車砲である、と考えたらしっくり来る気がします。
牽引対戦車砲が機動力を得るために自走化され、性格が戦車に近づいたことで統合されていきましたが、さらに機動力を与え空中に移動したものは戦車と棲み分けができ存続している・・・
あくまで対戦車砲であるから攻勢に用いればGMCのように脆さが目立ち、守勢であれば猛威を振るう。大陸の軍隊には必要な兵器であるし、上陸阻止の目的なら海上での撃滅が優先され重要性は下がる。
現代の戦場だと攻撃ヘリでないと空飛ぶ棺箱なんだろうなと、ドイツのH145Mの話で思います。
コメント欄を見てると日本の攻撃ヘリ全廃、無人機に完全以降は間違いだったとか見られるけど俺は正しいと思う。
・現実問題深刻な人員不足の自衛隊に攻撃ヘリに割けるリソースなど皆無に等しい。
・韓国やポーランド等攻撃ヘリの導入を続けている国々は陸続きで島国の日本とは戦闘ドクトリン根本的にが違う。
・日本で攻撃ヘリが活躍する場面=敵に日本本土の上陸を許した場合のみ。
・攻撃ヘリ以前に日本は無人兵器の配備や活用で他国より大幅に遅れている上に最も重要な後方支援能力が貧弱すぎる為無人戦力と同時並行でこれを改善しなきゃならない。
・最後に自衛隊は人員が足りなさ過ぎて戦う前から全滅状態に置かれている部隊、整備の面で装備の共食いは当たり前、機密情報管理の甘さにハラスメントの横行、任務の激増による疲弊と士気低下。
以上日本は攻撃ヘリがどうこう言う前に上記の問題解決を最優先するべきだと思う。
チヌークの増勢をする予定だけど、その人員はコブラとニンジャの人員を廻すんでしょうね。
最近でAHの活躍状況を聞いたのは、昨年夏のウクライナの攻勢時だったと思います。
Ka-52がイズデリエ305対戦車ミサイルを抱えて、ウクライナ側のMANPADSの
射程外からウクライナ戦車を攻撃した時でしょうか。
イズデリエ305の射程は14.5kmでMANPADSの約2倍でした。
ですから、こうした場合、運用するモノによるのでは?
西側の製品なら、イスラエル製のスパイクER型で射程8km、
同じくNLOOS型で射程30kmで、同じくMANPADSの射程を超えるでしょう。
そう考えると、ミサイルの発射ベースは、別にAHでなくても良いようにも思えます。
これが海上なら、雲霞のように押し寄せる自爆ボートを追い回すのに有効とも思えますが。
日本で運用して、自爆ボート等を迎撃する為に海上に出たら、早期警戒機より遅い分真っ先に戦闘機にかられるんじゃ無いでしょうか?
航続距離も速度も戦闘機の半分以下ですし。
日本で運用して、自爆ボート等を迎撃する為に海上に出たら、早期警戒機より遅い分真っ先に戦闘機にかられるんじゃ無いでしょうか?
航続距離も速度も戦闘機の半分以下ですし。
思うのですが。
自爆ボートは、陸地の近くで使用する物では?。
外洋の真ん中まで出てはこないでしょう。航洋性がありませんから。
そして、目標となる船舶の集まる地点で使用される物でしょう。
であれば、大体の出没地域は予想できるでしょう。
陸上基地から運用するヘリコプターでも対処可能でしょう。
現に、ロシア海軍は、それを必死に行っているようです。
攻撃ヘリが担っている役割が今後も無くなる事は無いのでしょうが、少なくない損失を覚悟しなきゃならなくなった任務に超高価な機体と優秀な人材を充て続ける事が適正かって話ですよね。
韓国はAH-64E 36機を現在運用中なので、さらに36機を導入することで合計72機を運用することになります。
AH-1S、500MDの代替としてKAI LAH(EC155をベースにした軽攻撃ヘリ)の導入が始まるので韓国陸軍の攻撃ヘリはAH-64EとLAHのハイローミックス体制になります。
[手頃なコストで軍のニーズを完全に満たすAH-1Z導入を押す声が登場、ベルもドイツ政府に対して「AH-1Zを導入するなら生産ラインを米国からドイツに移転する」と提案したらしい。]
生産終了直後なだけに新規ではなく移転という事でかなりコストを抑えられるし、ドイツ人の雇用先も出来てと良い面もありますがドイツ陸軍の調達数やら久方ぶりなアメリカ製ヘリコプターなだけに兵站面やら兵装関係は皆新規購入とか中々気になるところが多そうですね。
本家ベル社での海外セールスは芳しくはありませんでしたが攻撃ヘリコプターにまだまだ需要があるこのご時世ドイツ製のAH-1Zが他のNATO諸国に売れると良いですね。
実際問題としては、ウクライナ戦争ではka-52がウクライナ軍の反攻を頓挫させるかなり重要な役割を果たしました。
両軍の強力な無線妨害下で、夜間に有人飛行+赤外線センサーで奇襲待ち伏せで敵装甲車にアウトレンジから対戦車ミサイルを叩き込めるのは圧倒的なアドバンテージです。
が。
では、そのためだけに高価な戦闘ヘリを維持すべきかどうか。なかなか難しいものがあるかもしれませんね。同じ効果を、例えば地上設置でミサイルキャリアだけドローンで上空に飛ばす、操作は有線で、なんかの単純な装置で実現出来てしまいます。コストは戦闘ヘリの1/100ですね。
あれば役に立つんですが。費用的にその価値があるかはなんとも言えないですね,
MQ-8Bが無人機でヘルファイア、APKWSを搭載したりしてますね確か、一機当たりのコストは18億円程度だった筈です。
それでは地上装置の移動速度でしか展開できず、撤収速度も遅いですな
ヘリコプターは時速200kmで進出し、同じ速度で撤退できる
西側は守備側に居るka52にどう対応するのか?
スティンガーなどの長距離化かな。それとも対空ミサイル。ドローンをぶつけるか。
答えは弾道ミサイルで発進基地ごと焼き払うでした。
この方法をやられるとイージスかパトリオット以外攻撃ヘリを守れないので専門家たちは攻撃ヘリの運用方法に頭を抱えています。
西側は守備側に居るka52にどう対応するのか?
スティンガーなどの長距離化かな。それとも対空ミサイル。ドローンをぶつけるか。
ベトナム戦争でのアメリカ軍の本格的なヘリ運用から、何十年とたちましたが場所や戦術を選べば現在も有用ではありそうですね。
ナム戦で活躍した第一騎兵師団は今もヘリ運用してますかね?
部品込みとはいえ36機5000億なら日本の場合ミサイル買ったほうが明らかに防衛力高まるだろう
他国が持ってるから欲しいとか単純に考える前に冷静になるべき
というか、ドローンが無い国はまずドローンに5000億円でしょう。
ロシアだって昼間の戦闘空域をザラやランセットや中華Mavic が席巻して、その隙間の夜間に距離を詰めてくる装甲車両をka-52で狩る役割分担です。
1にも2にもドローンが主役であって、戦闘ヘリは「ドローンで埋められない隙間を埋める補助兵器」ですよ。
ドローンと言っても、日本は海洋国家なんで陸続きの戦争のウクライナ戦争は余り参考に出来ませんですけどね。衛星使わないドローンは精々300kmくらい迄しか誘導出来ませんし、シャヘド136みたいな長距離徘徊兵器はイスラエル〜イラン間の長距離間で利用すると時速200km以下の余りにも遅すぎる速度で全弾撃ち落とされましたし、国ごとに合ったドローン戦術を立てるしか無いですから。
話を聞かないですけど、水上ドローンは必須だと思うんですよね。米軍のを買うつもりなのかな
・戦闘支援型USV
・無人水陸両用車
・小型USVシステム
・自律型水中航走式機雷探知機 OZZ-5
「はよ運用せえ」「数も種類ももっと増やせ」なら同意ですが「話を聞かない」って事はないと思いますが…
ここ見るぐらいなら防衛装備庁のサイト位確認しとけよ
YouTubeチャンネルも親切にあるのに軍オタは殆どチェックせずに何もやってないとか平気でのたまうよな
陸自は間違ってない!!と言う願望有りきでしか考えられない人ってめちゃくちゃ多いですからね…
山がちな日本の地形ではAHは猛威を振るいますし着上陸阻止では圧倒的な展開力と瞬間火力、回転翼機の特性で緊密な地上部隊支援が可能なAHは頼りになる存在です
UH・CHの前方展開時にそのセンサーと火力でLZ護衛の最適解でもある
まぁ、もう陸自にAHの様な高価な戦力を保持する余裕は無いんでしょうがないですがね
どう考えても、攻撃ヘリはあるにこしたことはないですね。海がどうとか関係なく、それではそもそも上陸されるという想定すら無い事になります。ならば陸上戦力もほとんど必要ありません。だとすると、予算が浮くことになり防衛費も下がり一件落着ともならないでしょうね。ただ、お金が無いのはどうにもなりませんし、意図的に円安誘導もされたわけで、そういったものに使えるようなお金も無いのであれば仕方がないと言わざるをえないのでしょうね。
北方重視や本州着上陸想定とか昔話はどうでもいいです。南西部島嶼防衛で今にAHは必要かどうかを問われると必ず必要というほかありません。
水機団が米海兵隊の模倣そのものならばAH部隊が無いのは編成上あまりにもおかしい。イージス1隻削ってでも水機専用のAH部隊は設立するのが筋ですよ。それこそ海自で部隊編成すべき事です。
しかしそれを一向にしようとしない海自が陸自の島嶼ミサイル部隊の恩恵を大きく受けてるのは明白です。彼らは一体何を考えてるのか。
根底にAH運用を始める能力がないというのは確かにあります。地上戦運用のノウハウがない。しかし今なら陸自のコブラ部隊要員がまだ現役です。これらを海自が吸収することで円滑に部隊新編をする事は可能です。
今にこの機会を逃すと恐らく日本のAH戦力は二度と復活できません。現状のアパッチで陸自AHの戦技戦術の継承を永続するのみの研究部隊が残るのみです。
「陸軍としては海軍の予算に反対する」
とかやれない時代ですからねえ。
陸自の予算は海空の1/6…。みんな貧乏が悪いンや。
ちなみに上の金額比は装備品の話です。人件費があるので陸自全体の予算総額は空海とさほど変わりません。