トランプ大統領は13日「プーチンは口先で良いこと言うが夕方には皆を爆撃する。この態度には少し問題があるし、私はそれが気に入らないのでパトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と述べ、共和党のグラム上院議員も「今後数日以内に記録的な量の武器がウクライナに向かう」と明かした。
参考:Trump says US will send Patriot missiles to Ukraine
参考:‘The game is about to change’ — Republican Senator Graham expects influx of US weapons shipments to Ukraine, ahead of Trump’s ‘major’ announcement
今のところトランプ大統領が14日に発表する「重大声明」の中身は不明だ
Politicoは1日「国防総省のコルビー政策担当国防次官が主導して武器備蓄状況を見直した結果、想定以上に砲弾、迎撃ミサイル、精密誘導兵器の備蓄が減少しているという懸念が生じ、国防総省はウクライナに供給している一部の弾薬輸送を停止した」「バイデン政権が約束した支援の一部を停止するという決定は6月初旬に下されたものの今になって動き出した」「見直しの直接的な原因はフーシ派との戦いで迎撃ミサイルを過剰に消耗しているとう懸念から発生した」「ホワイトハウスも国防総省の見直しは国益を最優先に考えた結果だと述べている」と報じた。

出典:U.S. Navy Photo by Petty Officer 2nd Class Nicholas Russell
Wall Street Journalも2日「国防総省は武器備蓄を改善するためウクライナへの武器供給を停止すると発表した」「政権や議会関係者よればポーランドに到着していた武器=PAC-3弾20発以上、スティンガー20発以上、ヘルファイアや空対空ミサイル90発上などのウクライナ移転が停止された」と、National Public Radioの記者も「ホワイトハウスはパトリオットシステムで使用するPAC-3弾、HIMARSで使用するGMLRS弾、155mm砲弾、スティンガー、AIM-7、ヘルファイアなど、ウクライナが受け取る予定だった武器供給を停止した」と報告。
国防総省のパーネル報道官も「報道されている内容やホワイトハウスの言及は事実だ」「我々は自国を守りながら全ての人に武器を与えることは出来ない」「米国の利益を最優先するという決定が下された」と述べたが、この決定はトランプ大統領にとっても予想外で「誰が武器供給の一時停止を命じたのか分からない」と述べており、ゼレンスキー大統領と会談して事態への対処を約束し、これを受けてパーネル報道官も7日「トランプ大統領の指示を受けてウクライナに追加の防衛用兵器を送ることにした。これは持続可能な平和の確立と殺戮の停止に我々が取り組む間、ウクライナが自らを防衛できるようにするためだ」と発表。

出典:The White House
さらにトランプ大統領は13日「プーチンは多くの人々に衝撃を与えたため、ウクライナが切実に必要としているパトリオットシステムを送るつもりだ。プーチンは口先で良いこと言うが夕方には皆を爆撃する。この態度には少し問題があるし、私はそれが気に入らない」と述べ、これはパトリオットシステムの迎撃弾ではなく「新しいパトリオットシステムをウクライナに供給する」という意味で、この費用は米国を除くNATO加盟国が負担する見込みだ。
因みにトランプ大統領は「基本的に高度で多種多様な防衛装備品をウクライナに届ける予定で、彼らが(支援の対価を)全額支払うことを望んでいる」と言及、ルッテ事務総長についても「ロシアに対する重大声明(14日にトランプ大統領が発表予定)に関連してワシントンに向かっている」と報じられ、トランプ大統領に近い共和党のグラム上院議員も「今後数日以内に自衛のための記録的な量の武器がウクライナに向かう」「ウクライナ支援のため武器を売却するという考えは非常に現実的なものになっている」と述べている。

出典:Lockheed Martin
要するにウクライナへの支援は「バイデン政権が約束した以上のものになる」「新しいパトリオットシステム以外の武器も供給される」「無償(もしくは将来の支払い)でウクライナに直接供給するのではなくNATOが買い取ってウクライナに供給する形になる」と強く示唆しているが、今のところトランプ大統領が14日に発表する「重大声明」の中身は不明だ。
追記:ロシア人ミルブロガーらは当初「バイデンとは異なりトランプとはロシアに同情的だ」と持て囃し、国防総省がウクライナへの武器供給を停止すると「トランプ大統領を称賛する声」も大きく盛り上がっていたが、トランプ大統領が停止したウクライナへの武器供給再開を命じると「トランプ大統領はロシア人の味方ではなかった」と言い出し始めているため、ウクライナ人だけでなくロシア人も「トランプ大統領の気まぐれ」に翻弄されているのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Lockheed Martin





















最低限抗戦を続けられる程度の支援を行うのはやむ無しなので、我々西側諸国にはそこだけは踏ん張るしかないですが、パトリオットや巡航ミサイルのような高価な兵器をポンポン供与するのは如何なものか…むしろ、都市防空が破綻してもウクライナが戦い続けられるようにするべきでは無いか。
発電所や軍需工場を地下化して空爆に耐えられるように建機と土木技術者を送り込むとか、都市に爆撃を食らっても反戦運動が起きないようにウクライナ警察に暴動鎮圧訓練や公安監視のスキルを徹底的に仕込むとか、ゼ大統領を初めとするウクライナ指導陣に「停戦したら亡命を絶対認めない」みたいに圧力かけて何がなんでも継戦するための国内努力を促すとか
NATO再武装のための時間稼ぎのウクライナが、再武装のための兵器を食い尽くしては本末転倒なり
おっしゃる通りでしょうね。
要するに民間人を守るために兵器を消耗するというのは贅沢でしかない。
残酷な話だが、これは戦争なので…
欲しがりません勝つまではみたいな自国民に強烈な我慢を強いることができる
国っていうのはバカバカしいけどやっぱりそれはそれで強い。
ロシアも経済制裁食らうし歩兵もたくさん死ぬし国民に不便を強いまくってるが
それに耐えられるから厄介な国だ。
無償供与ではなく「NATOが購入」というのが一つ目のポイント
北朝鮮が400万発以上の取引を済ませているので「記録的」であるためには400万発以上が最低ラインになるのが二つ目のポイント
ウクライナには対応する射出装置が足りないのが三つ目のポイント
さて、NATOはトランプの提示したバカげた量のミサイルを購入できますかね?
「~は口先で良いこと言うが夕方には~」とかいうここまでブーメランになって自分に戻って来る言葉はなかなかあるまい
まあ、ロシア側があまりにもアメリカを舐め腐りすぎたというのは正しいだろうがね
無い袖は振れないわけで・・。今はまだ多少の備蓄はあるでしょうが、それが無くなった時はどうするのか?自国防衛を蔑ろにしてまで他国に肩入れしてもいいのか?先のビジョンが見えない。・・供給再開なら、ですが。
そのための軍拡と増産でしょうが
ロシアはアメリカの仮想敵なんだから当然間接的な自国防衛ではあるし
アメリカからすれば金さえ出してくれるなら売るというだけの話でしょ
今回はドイツ(とオランダでしたっけ?)が金を出す事になったので売る
トランプは無償支援じゃないから支援者に対してアピールできる、国防省は「大統領が指示したから」と言い訳できる、ウクライナは支援継続で嬉しい、ドイツは金を出す
ドイツ以外は損してないですからね
ドイツもドイツで防衛費5%枠を少しでも有権者に納得させつつ埋めたいので、ウクライナへの支出で防衛費をかさ増しできるので、意外とハッピーなのでは?
イランを爆撃した頃から薄々感じていたが
トランプもオバマみたいに変節したかな?
王の背後には、王よりも偉大な者が存在する
マスクがやってるような第三党の結成が実現しない限りアメリカは変わらないのかもね
共和党と民主党は結託して様々な手段でこの動きを妨害してるわけだが
パトリオットは、イスラエル・中東に回されるてるうえに。
シーカーの生産が追い付かないという話しがありましたので、1年で劇的に改善するとは思えないんですよね。
ドイツ・スペイン保有分を送る話しが少しありましたが、その事について何か発表があるのか注目したいと思います。
>ロイターによると、シーカーは米国で製造されており、増産ラインは2027年まで稼働しない。十分な数のシーカーを確保しても、日本でPAC3をさらに増産しようとすると、新たな設備投資が必要になる。
(2024/7/22 PAC3、日本での増産計画遅延か ボーイング社製の部品供給追い付かず 産経新聞)
>ウクライナ人だけでなくロシア人も「トランプ大統領の気まぐれ」に翻弄されているのだろう。
気まぐれでなくウクライナへの軍事支援は続けるが有償だと昔から言ってる。
本来は鉱物協定が資金の担保だったが、いつの間にか有耶無耶になり欧州が支払うことで決着しただけのこと。
ウクライナに十分な資源が埋まってない事を知ったのかもしれん。トランプの数少ない学習と言えるのかも?その解決策が全て他国持ちってのはうーん・・・トランプ!
間違っても日本にその買い取りの資金出せと今後一切ならなければお好きにどうぞという感じかな。
TACOらないことを祈るばかりだ