Rafaelは13日に開幕したAUSAのイベントで「Spikeシリーズの最新バージョン=L-Spike 4X」を発表、これは対戦車ミサイルではなく「ロケット推進による高速な徘徊型弾薬」と呼ぶべき存在で、Rafaelも「徘徊型の無人機ではなく徘徊能力が組み込まれたミサイルだ」と説明した。
参考:Rafael to Unveil L-SPIKE 4X Launched Effect at AUSA 2025
参考:Rafael unveils new high-speed L-Spike 4X loitering munition
1人のオペレーターは1つ任務につき最大4機のL-Spike 4Xを同時制御できるらしい
Rafaelは数日前からSpikeシリーズの最新バージョン=L-Spike 4Xの発表を予告していたが、13日に開幕したAUSAのイベントで詳細を公開し、L-Spike 4XはSpike NLOSのランチャーから発射できるものの、その正体は対戦車ミサイルではなく「ロケット推進による高速な徘徊型弾薬」と呼ぶべき存在で、Rafael自身も「L-Spike 4XはSpikeシリーズの伝統を新たな次元に押し上げた」「ミサイルの高速性、精密性、発射効果の持続性を兼ね備えた存在だ」「これは徘徊型の無人機ではなく徘徊能力が組み込まれたミサイルだ」と述べている。
Unveiled for the first time at AUSA 2025, the L-SPIKE 4X Launched Effect brings missile-grade precision and loitering persistence together in one system.
L-SPIKE 4X delivers jet-propelled speed, seeker precision, and the endurance to stay in the fight even in GPS-denied,… pic.twitter.com/tDkJdsAVE8— Rafael Advanced Defense Systems (@RAFAELdefense) October 9, 2025
L-Spike 4Xは40km離れた空域まで5分で到達し、そこから最大25分間も戦場上空を徘徊できる能力を備え、ミサイルの先端には徘徊型弾薬と同じ光学センサーが組み込まれているため、電気推進を採用しているLancetシリーズやHEROシリーズよりも目標地域は素早く到達することができ、Man-in-the-loop制御を重視した自律性と運用支援機能が統合されているため1人のオペレーターは1つ任務につき最大4機のL-Spike 4Xを同時制御できるらしい。
勿論、電子妨害やGPS信号が利用できない環境下での運用にも対応し、競争が激しい環境でもL-Spike 4Xを確実に制御するため大幅に強化された通信システムを備えており、これまでの対地攻撃といえば事前に座標が判明している目標への遠距離攻撃か、戦場上空に侵入して移動目標をシーカーで捉える直接攻撃が主流だったが、徘徊型弾薬の登場で遠距離から移動目標を攻撃できるようになったため、戦車や装甲車輌が戦場での生存性を確保するには欺瞞技術や対ドローン能力が必須になってきた。
因みにドローン戦争を戦っているウクライナ軍もロシア軍も「長距離攻撃に使用してきたShahed型無人機」に光学センサーと通信機能を組み込んでMan-in-the-loop制御を可能にし、FPVドローンでは到達できない範囲の移動目標や、FPVドローンでは破壊力が足りない目標への攻撃に活用し始めているため、War Zoneも「これはもう自爆型無人機ではなく大型のFPVドローンだ」と述べている。
関連記事:Lockheed Martin、艦艇向けドローン対策としてJAGMの垂直発射装置を発表
関連記事:RheinmetallがFuchs-JAGMを発表、AGM-179を24発装填可能
関連記事:米陸軍の次期自走砲、KNDSがAUSAでRCH155-TRACKEDを発表
関連記事:PrSM生産拡大のためATACMS生産中止が現実味、独企業は生産移管を希望
関連記事:AH-64に追加の弾薬庫を提供する無人機、UH-60の無人バージョンが登場
関連記事:徘徊型弾薬は成長市場、Aero VironmentがSwitchblade400を発表
※アイキャッチ画像の出典:Rafael





















まるでWW2で猛威を振るった航空機のような感覚
迎撃兵器が力不足で航空機天国だったあの時代
あの時代、航空機対策に戦闘機をぶつけたように、
簡易対空ミサイルでも載せた、対ドローン用ドローンが一番手っ取り早そう
当然、この手の兵器が出てくると思ってました。FPVドローンの誘導システムは安価で有用なのですから、ミサイルへの導入やドローン自体の推進装置の改善でより有用なモノになり得ます。
また当然の帰結として、対戦車ミサイルの射程が100kmに到達した時代での自走砲の生残性という疑問も発生します。
対砲レーダーで位置が判明してしまう榴弾砲が、コレを対砲兵戦に使われて生き残れるものなんでしようか?
もうこうなると、メーカーがミサイルと言ったらミサイル、ドローンと言ったらドローンぐらいの違いでしかありませんね。
というかミサイルって最初っから「単目的自爆型UAV」なんですよ。
シンプルであるが故に他のUAVより早く生まれてジャンルとして確立して特別な名前がついただけ。
だから最新のミサイルは「多目的自爆型UAV」と区別がつかないし、本邦の「目標観測弾」みたいな「自爆型じゃないミサイル」なんかも出て来る。
90式はブリキ缶だぜ!
中国の100式みたいに、40トンでレーダーとデータリンク相互と拡張現実(AR)を手にいれて、陸上版ミニイージスシスとか言って、迎撃能力持ちましょうよ。それか、200トン戦車を造って対戦車ミサイル全周防御能力を身に着けるか‥普通の戦車はみんなブリキ缶デス‥
10式戦車が導入されたとき、機種転換した特車科の兵士が、性能について聞かれて
「90式の部隊が数台の10式にボコられます」
とか答えてたけど、それくらい戦術リンク・ヴェクトロニクスが進歩したということだったのでしょう。
10式制式化からもう15年、UAV込みの戦場認識能力拡張はどこまで進化したのか。
大型化して攻撃力を増すってことは迎撃もしやすくなる(ゲパルトのような対空砲で狙いやすくなる)はずだけど速度しだいかな?
ドローンのそれでなくミサイルのような速度で突撃されたら対処できなさそうだけど、それすると航続距離(滞空時間)や運用コストのほうにしわ寄せがいきそうだが・・
ミサイルとして見ると違和感がないのに、徘徊航空爆弾として見ると見た目が気持ち悪い
X舵、着陸装置がない、巨大な目