兵站業務に精通した3人の専門家は「破壊されたロシア軍のトラックを見れば兵站業務で如何に苦労していかを見て取れる」と述べている。
参考:What images of Russian trucks say about its military’s struggles in Ukraine
熟練した兵站業務のプロが存在する西側諸国の軍隊との違いがロシア軍の苦境を招いているのだろう
戦車が兵士が戦場で敵と直接対峙する行為は派手で戦争を象徴する部分だが、戦争という行為の大部分を占めるのは弾薬、燃料、食料といった物資を供給する「兵站業務」であり、これを支えるトラックを軽視する軍隊は非常に危険で、この分野に精通する3人の専門家は「破壊されたロシア軍のトラックを見れば兵站業務で如何に苦労していかを見て取れる」と述べている。
米国防総省で軍用車輌の監査を担当していたトレント・テレテンコ氏は「軍隊を維持するために必要なものは全てトラックが運んでくる。兵器とは戦車ではなく戦車が発射する砲弾のことで、これもトラックで運ばれてくる」と述べており、ウクライナ軍に鹵獲されたPantsir-S1を見て「きちんと管理していなかったせいでゴムが劣化している。この状態で泥濘んだ路面を走行するため空気圧を下げれば劣化したタイヤのゴムはひび割れ使いものにならなくなる。比較的新しく高価なPantsir-S1がこの状態ならトラックのタイヤがきちんと管理されている訳がない」と指摘。
戦略研究が専門のフィリップス・オブライエン教授も「ロシア軍がウクライナで失った軍用トラックの代わりに民間用トラックを投入している。平時と戦地での輸送にかかる負荷は見た目以上に過酷で軍用規格でない民間用トラックを使えば直ぐに故障するだろう」と警告、元米陸軍の将校でイラクとアフガニスタンに派遣された経験をもつアレックス・バーシニン氏も「ロシア軍の戦術大隊には故障した車輌を牽引するため回収車輌が2輌(重回収車輌と軽回収車輌が1輌づつ)しか組み込まれていない。だから故障車輌が増えれば戦術大隊の戦車や装甲車が回収車輌の代わりに使用されることになる」と述べている。
つまり権威主義のロシア軍は独裁者好みの派手な武器を好み、地味な兵站業務への投資を怠っているという意味だ。
因みに戦略国際問題研究所(CSIS)のデータによるとロシア軍の25%が徴兵された兵士で構成されていることになるが、契約軍人の中には徴兵された兵士を無理やり契約軍人にした例も含まれるため、専門性の高い契約軍人が75%も存在するのか疑問視する声が多く、特にロシア軍の兵站分野には徴兵された兵士を宛がうことが多いらしい。
ロシア人の徴兵期間は1年しかないのでテレテンコ氏は「軍用車輌の維持業務を1年で習得するのは不可能だ」と述べており、熟練した兵站業務のプロが存在する西側諸国の軍隊との違いがロシア軍の苦境を招いているのだろう。
関連記事:ぬかるみ始めたウクライナの大地、孤立するロシア軍の大軍
※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
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11年前の大震災で陸自は「揺れと津波で交通網ガタガタ」な状況で「自衛隊の半数となる10万以上の人員」+「東北各地で発生した膨大な被災者」になんとか食事を届けていたからな
当時、東北で被災した俺はこういう記事で必ず沸くニホンガーどもにこのことだけは絶対に言っておくぞ
自衛隊の輸送能力は、高い作戦遂行能力を保証できるだけの実績があると思うが
有事となると今の自衛隊だけでは人手不足になるかも。
一般人が戦争協力するとなると、徴兵よりも徴用になるかと思うが
いざという時、トラックを運転できる人間を十分に確保できるように
若者の車離れもどこかで食い止める必要はあると思う。
そのための予備自よ
まあ、弾薬が足りないとは言われてるけど、シーレーン防衛への備えの強さといい
兵站軽視の軍隊とは決別してる
と、思いたい
シーレーン防衛を担う護衛艦隊の補給艦は、わずか5隻しかいないんだけど。
これで兵站軽視の軍隊とは決別しているとは、とても思えない。
と言って、民間を徴用するのも大戦中の戦時民間船舶徴用の件を見るとなぁ…
これからの日本は若者自体が少なくなるので、自動運転や無人車両の実用化を急ぐ方が良いかもしれません。
中国は自動運転トラックの生産を開始していますしね。
東日本大震災でそれができたのは、陸上自衛隊だけでなく地元の建設会社、国土交通省 東北地方整備局等が
一体となって道路啓開を行った櫛の歯作戦ができたからだと思います。
ただ災害と違って有事となれば、日本に攻め込む敵国はこのような民間の土木作業員を狙って
時間差で同じ個所を攻撃や化学兵器使用により修復作業中の作業員殺害を行う
あるいは住民の強制連行や人質化は当たり前にしてくるかと。
独裁政権や共産政権が国際法を平気で無視することが明らかになった以上
災害時と戦時では物資補給や避難でも別の方法の検討は必要かと考えます。
確かに自衛隊の災害派遣は兵站や即応能力の実戦経験になってると言えますね。自然災害が多い国なので実戦経験豊富だと。
自衛官になって整備士の資格取得を目指す人も多いそうで、モチベーションがあるので車両のメンテナンスもしっかりしていそうです。
それは自衛隊の重要な仕事だし活動される方には感謝しか無い、でもそんな恩があるから目の前の現実から目を背けるのはどうかだぞ。
災害時に活躍するような回転翼機は2021年時点では2011年と比べて質は上がったかもしれないが減っている感じ。積載量少ないが小回りがきくOH-6Dなんて11年度と比較して90機から0。練習機後継のエンストロム30機は非力・想定外のランニングコストで予想したよりも状態は悪化で微妙。それを含めたとして小型回転翼は10年以上前の1/3以下。多用途のUH-1系はUH-2含めても去年時点では減少、これから先に予定通り納入されれば増加。CH-47はオスプレイあるせいか減少傾向。
反面固定翼はC-2が増えたおかげで輸送力はかなり向上しているが空中投下しない限りは災害時は現地に近い所でまともな滑走路が無いと活躍も出来ん。
海自でも主要基地で一時期、予算が無くて港湾補給に重要な設備が壊れたまま放置とかされていたし補給の大切さは説くが実際に行動に移すような柔軟性はなかなか発揮されないと言う問題もある。自衛隊は無様な事はしない筈だと思うのは勝手だが予算等含め環境整えてないならそんな事態が発生するのも事実。
海自は弾薬輸送力は無いに等しく陸自の手を借りる事もあるし、主に頼れる民間役務は危険を強制出来るほどの拘束力が無い脆い物。
過去にも海外の災害に輸送力振り向けたら国内での訓練含め回らなくなって中止のケースもあって自衛隊のリソースはそれ程でも無い。アメリカでは聞かない話で本当に有事の事を考えるなら古くて微妙な正面装備をバッサリと切り捨てて財務省に弾薬保有数と輸送力が過剰と目をつけられるぐらいの規模にして欲しい。平時に無駄と判断出来るほどの規模を維持していないと緊急時の即応なんて夢のまた夢でしか無い。
以前に、NHKで自衛隊の弾薬輸送を民間の輸送会社のトラックが行っていて、時折パトカーが追尾(警備?)しているドキュメンタリーが放送された。
そのとき、弾薬を運んでいるのが民間トラックで、一般道を民間車に交じって走っているということを知った。
戦場と災害現場をいっしょにして兵站能力判断するのはちょっと・・・
こういうの見ると予想と違ってるかも
【元海上自衛隊幹部が語る】自衛隊戦えるか【兵站編】
リンク
一緒にしたら不味い理由を馬鹿な俺に分かるようにしてもらえませんか?
11年前の大震災時後に福島県飯館からの物流滞って仕事にすごい支障きたしましたけどね、企業として放射能や倒壊リスクが高く情報が少ない地域で自由に移動したり社員の安全とか色々あって制限かけていたんだろうなと思います。災害現場が安全な訳でもないし移動するにも計画的な啓開が必要だしで共通する話はあると思いますけどね。
仮に災害派遣でリソース食い潰して足りないと言うのはおかしいと思うなら、侵攻とか考える国は今は時期では無いと騎士道精神発揮しないと卑怯であると考えるべきだと言う事なのか。
>一緒にしたら不味い理由を馬鹿な俺に分かるようにしてもらえませんか?
戦場では、砲弾やミサイルが飛んでくるし、地雷が埋まっているかもしれないからね。
災害時には、自分に対する攻撃から、身の安全を考慮する必要がない。
戦場での補給活動と災害時の救援活動は、危険の内容がまったく異なるのだから、一緒にはできないよね。
#自称「馬鹿な俺」さんにわかるかな?
こいつらの大好きな大祖国戦争は敵が兵站輸送で躓きまくったのが勝因だというのに
まるで学習していないとは…
学んでないのはこれだけじゃないから大丈夫
戦場で通信網の構築は必須ってことも学習してない
食料・水・衛生が必要ってことも学習してない
そもそもマトモな軍事戦略・戦術を学習してない
学習してなのは、自分たちにとって都合の良い脳内現実だけ
誤字訂正
学習してたのは、自分たちにとって都合の良い脳内現実だけ
歴史の教科書…ボソッ…
ロシア陸軍を単純に表現すると、北方騎馬民族そのもの。
都合の悪い話は好き勝手に改竄しちゃいますからね…
旧ソ連(下手すりゃ帝政の頃)から脈々と続くお国柄というか
ロシアの徴兵って1年だけなんだ
韓国より短くて驚き
徴兵って金はかかるし、貴重な若い労働力を拘束するわけだからな。
やってることも訓練というより辺境の国境警備の方がメインそうだし
短いサイクルで回していくしかないんじゃない?
さらに今はドンバス地方のロシア支配地域から強制的に兵隊を集めてますね。まずは6千人の部隊を編成したが、そのうち武器を使ったことあるのは5~10パーセントだとウクライナ軍は発表してました。それが何の役に立つんだと思いますが。
そりゃあ……弾除けでしょう
一列横隊にして地雷原踏破ですかね…(督戦付き)
運転手や荷役あたりが徴兵任せだとしても
日常の整備や管理部門まで徴兵で退任の際に申し送りも無い… のか?
ガス欠以前に整備不良で
対戦車ミサイルや銃撃をくらったわけでもないのに走行不能になり乗り捨て… って……………
交換用タイヤとかの整備用品の予算って、一番横領しやすいまであるので
ロシアの全てが汚職で出来てるって現実では、どんなに予算があっても50%位は途中で消えちゃうのでしょう
だからこそ、自慢の兵器アップデートすらほとんどされて無く、整備もされて無く、戦闘糧食すらない
西部軍管区以外から来た部隊はあまり練度が高くなくて、それも問題の一つになっているのかも
あと例えば極東とウクライナとじゃ環境が全く違うだろうから、極東部隊は「全然訓練と違うじゃねーか!」となるみたいに、他の管区の部隊は苦戦してそう
でも個人的にはやっぱり「3日で落とせばよかろうなのだーッ!」みたいな想定で長期戦になることを考慮してなかったんじゃないのが原因だとと思う
結果ww1のシェリーフェンプランみたいに頓挫して想定外の損害と現場の混乱、兵站の供給不足をもたらしたのでは?
でも、あんだけウクライナ国境で演習しといてそういう問題は現場から上がって来なかったんでしかね?演習したウクライナ国境にだってチェルノーゼム位あるでしょうに
まぁ、ロシア連邦成立以来20万なんて大軍動かした経験ないから、初めてしては頑張った方じゃない?(フォロー)
また次頑張ればいいさ
あと多くはない軍事予算であの大軍備を維持する以上、兵士の教育・育成にお金と時間を西側みたいに掛けられないのかも
プーチンが昔言ってた軍改革もそう順調には進んでないみたいだし
いやいや、次頑張ってもらっては困ります
これに懲りて侵略戦争なんて二度としたくないと思ってもらわないと…
兵站があれほど大切と歴史の教科書に書かれているのに
どんな国でも
「それってなんの役に立つんです?」といい出す財布の紐握った人間が居るんですよ…
昔から英米軍はまず兵隊を海外に送る事からが戦争の始まりなんで、兵站ありきの軍隊だよ
兵站を基に作戦を組み立てるのが当たり前になってる
作戦ありきで兵站は辻褄合わせって軍隊は…まあ結構存在したね
素人が口を挟むとロクなことになりませんね
防衛の事は防衛のプロに任せるという意識があればこんなことにはならないんですが…
まあ一種のジレンマですよね
ガバナンスを利かせるために非専門家(≠素人)の監視は絶対に必要で、それが無い場合の行き着く先はミャンマーでありギニアであるという
とは言え完全素人に「二番じゃダメなんですか?」と言わせる”だけ”なのも不健全なので(対峙する相手が、ディベート的な意味で弁が立つとは限らない)っていう
難しいっすね
>とは言え完全素人に「二番じゃダメなんですか?」と言わせる”だけ”なのも不健全なので
このセリフ、実は何気に助け船なセリフだったのですよ。
蓮舫議員が、あのキャラなので、そうは見えなかったのですが。
スパコン「京」のプロジェクトは、1位を取ることが事業目標と化していたのですが、
実は当時﹙米国や中国の開発状況などから﹚世界一を取るのは厳しいとの見通しもあったのです。
それ故に「仮に1位を取れなかった場合このプロジェクトに意義は無いのか」が問題視されました。
「二番じゃダメなんですか?」との問いは、このような状況下でのセリフなので、実は助け船だったのです。
﹙手段を目的化した上に他のビジョンを持たなかった﹚文科省側が1位に固執して無駄に対立し、
無責任なマスコミがそれに乗って面白可笑しく報道したので、
「科学音痴の迷台詞」と脚色されて世間に伝播しましたが。
ちなみにスパコン「富岳」のプロジェクトでは、﹙この時の反省から﹚「世界一」を開発目標とはせず、使い易さやアプリケーション開発を重視した体制になったとの事です。
スパコン開発なので、「京の100倍」という定量目標は設置しましたが。
一世代後の機種開発で、「二番じゃダメなんですか?」のセリフが活かされた形になります。
まあ、あの時の文科省が「大事なのは性能ではなく成果。今後はプロジェクトの目標を見直して成果が出やすい体制にする」とでも切り返せばよかったんでしょうけどね。
事業仕分け自体が民主党のパフォーマンスになってしまい、マスコミもそれに乗っかった結果、「何も知らない外野が無責任な言動で混乱を招いた」と国民にみなされることになったのだと思います。
まあだから
>ディベート的な意味で弁が立つとは限らない
という話ですね
ちなみに
> 使い易さやアプリケーション開発を重視した体制
これは京の時にも掲げられてはいますね
さらに前の地球シミュレーターの時に結構使う側から批判されてのことだったと思いますが
TOP500以外の実用分野ベンチマーク(graph500とか)で長いこと1位を保持してたりとか、実際日本のプロジェクトのトレンドとしては実用志向がずっと強いんですよね
そして、そもそも論として巨大スパコンプロジェクト自体への批判も根強く
> ﹙手段を目的化した上に他のビジョンを持たなかった﹚文科省側が1位に固執して無駄に対立し
というストーリーはその文脈から根強く言われ続けてるやつですが、当時トレンドだったビッグデータ処理能力にリーチしてたりとか、プロジェクトの内容自体は実用上あまり意味のないTOP500にはあまり拘ってなかった(それこそ、2位じゃダメなんですか→象徴的な意味があります、に集約されてる)んであまり正確な話ではない気がします
国産プロセッサに拘るとか、あのプロジェクトに問題がなかったかと言われるとそんなことは全くないですけどね
>ちなみに
>> 使い易さやアプリケーション開発を重視した体制
>これは京の時にも掲げられてはいますね
京の時は、事業仕分けで事実上の凍結と判定された後、
・世界一を目指す立場には固執しない
・遠隔地からも研究に参加できるようネットワーク機能の強化
などいった方針変更をした様ですね。
混乱はあったけど、無駄ではなかったとの印象を持っています。
禍福は糾える縄の如し、って感じで。
まあ、長い目で見てどうだったかは歴史の評価に委ねるしかないですが
一方的に悪魔化するのは違いますね
そういう意味で私の持ち出した例えは間違ってました
分かりやすい話は注意が必要でもあるのでしょうね。
この件では色んな所にその地雷が仕込まれていそうで、余計にそう感じました。
申し訳無いが、あの蓮舫が「助け舟」とはちょっと考えられない(偏見)。
書いておいて何ですが、そこは激しく同意します。
討論相手が余りに拙すぎて、思わず口が滑ったのかなと?
用兵側の意見をそのままだと、F-2の操縦席をバスタブ型装甲で、といった迷走を招く事も。
オブザーバーな筈のs氏が検討の実務したとか。
幸いバスタブ型装甲は不採用になったけど。
ひろゆきが財源握ってるとか災厄でしかない
ソ連の教科書にはアメリカからのレンドリースのおかげで勝ったとは書いてないからしかたないね
チェルノブイリ原発事故すら書かれてないから
教科書が真面目に作られているという幻想は捨てよう
よしクロネコヤマトを軍事部門でグローバル展開させよう
日本の下手な兵器輸出より大成功しそうだ
こんな環境下でクロネコヤマト出せますか?無理なような気がするのですが・・
リンク
国内ですら自衛隊関連の役務は日通でしか無いだろうし自衛隊で前線までの輸送を保証する所からじゃ無いの?海外PMSCs買収するしか無いよな。海外展開するなら最低ラインでL-ATV CSV輸送仕様にキャタ付きの小型運搬機積んで防御とか不整地輸送にも特化しないと。
クロネコヤマトは宅配専門なので無理
軍事輸送は個人宅向け配送ではなく、企業間物流のほうが近いと思う
超重量物や長尺ものとか鉄道・船舶輸送を使う日本通運、日立物流ではないかな
去年の陸上自衛隊の「陸演」は、日通オンリーだったし
ヤマトなど日本の民間運送企業は狭すぎる日本の国土や高度に整備されたインフラや民度などに特化して異常なパフォーマンスを出しているのであって未舗装が当たり前で民間人を虐殺してる野蛮な国において兵站インフラとして通じるかは未知数だと思います
クロネコヤマトはその高い独創性で何とか対応してくれそう
ただ日本郵政、てめーはダメだ
有事においてインフラが破壊されると考えると、ドローンによる輸送は本格的に検討したほうがいいだろうな。
平時から宅急便の形で運用して、有事になれば兵站を支えると。
今のうちにドローン資格でも取っておこうかな。
西濃だと信管つきの爆発物をポイしてきそう。
強制徴収した運転手が怖いから逃げました、では成立しない。
逃げたら殺すみたいなのって憲法9条ある日本の民間企業にできないです。
日本のコンビニは平時のロジスティクスで最強ですが兵站として役に立つかどうかはわからないです。
そう考えるとアフリカや中東で大人気のランドクルーザーってマジで凄いよなぁ。
大体が北米市場からの中古らしいけど、兵站とか殆ど気にしてない武装勢力にとって必需品。
耐久性からして正規軍でもランクルの正規採用はメリット大きそうな気がする。
ランクルのついでにメガクルーザー(高機動車)も売り込んで、軍用車両の市場開拓してくれんかな。
装甲回収車を大隊ごとに2両ずつ配備するのと、例えば旅団司令部下に6両まとめて配備するのとは一長一短でしょうが、現在のロシア軍みたいに連携が取れない軍隊では、分散配置の欠点がモロに出てしまいますね
昔みたく、戦車師団ドーン!狙撃師団ドーン!という運用のほうがロシアには合ってるのかも
>トレント・テレテンコ氏
よくわからないけど、名前から漂うツワモノ感が半端ない…😨
兵士の給料も支払えない貧乏な国がアメリカに並ぼうと背伸びした結果、正面装備の数やカタログスペック優先せざるを得なかったって事か
他人事じゃなくどの国も本当に戦えるのか「足腰」の部分は見えてこないけど、米軍以外にこの辺しっかりしてる国はどれくらいあるんだろか
>貧乏な国がアメリカに並ぼうと背伸びした結果、正面装備の数やカタログスペック優先せざるを得なかったって事か
この部分を切り出すと、某極東の帝国を連想させられる。
ロシアの兵站は鉄道に頼ってるそうですね。鉄道旅団というのが10個もあって普段の輸送を担っており、演習などはそれでスムーズにいくのでしょう。一方でトラック輸送は弱い。ロシア軍の編成は砲兵が多く、弾薬だけでも大量の輸送力が必要なのにトラックの数が足りていない。
元記事によると、アメリカでは軍用車両のメンテナンスは経験豊富な下士官や軍曹が責任を持ってやるとあります。一方でロシアは徴兵まかせなのが対照的だと。
そもそも自動車産業が皆無のロシアで、
高性能・高耐久の軍用トラックを製造が難しいだろう時点ですでに詰んでるまであるかも
いちおうGAZ、UAZ、KAMAZなどあって性能はともかく耐久性には定評があるのですが、軍用となるとちゃんとメンテナンスしないと耐えられないってことなんでしょうね。
バグラチオンでとんでもない輸送能力を発揮した赤軍は彼方だな。まあレンドリースが無いとこんなものか
カネが無いのに大国ぶりたいから正面戦力に特化してて、実際に大軍を機能させる部分はダメダメ
全くお笑いだ。ジューコフやロコソフスキーがいたら奴らも笑うでしょう
アメリカに供与された大量のトラックとハーフトラックのおかげだからな
一応大国扱いされてるとは言え西側に比べると経済がしょぼいから、上っ面を整えるので精いっぱいなんだろう
質は良くてもそれを管理運用する体制・能力が無ければ無いのと一緒というのはイラク国軍・アフガン国軍が証明してる。今のロシア軍大祖国戦争の戦訓はどこ行ったんかって感じ…
独ソ戦で大兵力を運用したノウハウはどこへいってしまったのか・・・
プラハの春も補給がうまくいかなかったとも聞くし、2,30年もサボってるとできなくなるもんかね。
あれもアメリカのレンドリースあったからの上に、
運用と言うかとにかく後退を許さず犠牲も無視してるから出来た気はする
プラハの春では、プラハを目前にて燃料不足で立ち往生、ソ連軍の車輌が道路上にずらりと並ぶどこかで見たような光景だったらしいので、20年あれば補給のノウハウは簡単に失われるようです
このときはチェコスロバキアが激しい抵抗をしたわけではないため時間と共に解消されましたが、2022年のウクライナはそうもいかず、キエフを目の前にして撤退の憂き目を見ることに
>プラハの春も補給がうまくいかなかったとも聞くし、2,30年もサボってるとできなくなるもんかね。
20年間隔の式年遷宮が1300年の技術継承を成し遂げている事から判断して、
20年間隔なら、人伝でのノウハウ伝授でも何とか成るかも?
その先だと、長くなる程厳しいのでしょうね。
30年だと、会社の人員も概ね入れ換わるだろうし。
戦闘機をはじめとする防衛産業にもつながる話だね。職人と違って60〜70で定年して再雇用も終わっちゃう企業なら尚更。
本来なら15〜20年に1機種ペースで国産開発すべきだと思うんだよね先代機の時の20代が次世代機では40前後で主力になって更に次世代機ではトップやら顧問やらになってる流れ。
実際はF-2の運用開始から20年経ってようやく開発チーム発足、F-3が予定通り2035年に運用開始するとしても、F-2の開発が始まった1980代当時の新入社員ですらその頃には65歳を超えている。
もちろん実際には他機種や実証機の開発に携わって間を埋めてるだろうけど機種固有の要素も多いし、安定的な技術継承という点では何とも危なっかしい状況だよね。
T-2/F-1﹙1971/1975﹚→ T-4﹙1985﹚→ F-2﹙1995﹚の頃は良い感じの間隔。
X-2﹙2016﹚に「機体設計技術の継承・発展」との目的もあった様なので、危機感はあったのだろうね。
技術継承の面では、2000年代中頃にT-4後継とか欲しかったかも。
P-1﹙2007﹚/C-2﹙2010﹚だと、ご指摘の「機種固有の要素」の面で厳しいだろうし。
※注:﹙﹚内は初飛行の年を示します
>>ロシア軍の戦術大隊には故障した車輌を牽引するため回収車輌が2輌(重回収車輌と軽回収車輌が1輌づつ)しか組み込まれていない。
BTGって戦車大隊戦闘団なのに重と軽の2両って事はクレーンで持ち上げんのBTG2個で協同しないと無理だけど泥将軍と戦ってたんとちゃうんかーい
戦史だと、戦車回収車3台とかで引っ張り出した例も結構あるので、
重と軽一台ずつだと戦車1台でもどうにもならなくなることがありそうですね。
路上放置されまくりの原因これなの明らかだし投入後200km走行以内で8割撃破されるT34であるまいし損傷車の後送はどうすんのって感じだが軽ATMで木端微塵だからその心配不要なのか
あるいは回収は後続頼み=撤退も後退も許さないBTGが押すしか能ない編成のままで高額なT14も運用するとは思えずオワコン感
旧軍の『輜重輸卒が兵隊ならば、蝶やとんぼも鳥のうち』の考えが他国でまだ生きているのだな。
輜重輸卒は雑卒なので実際兵ではない
未だにこんな考えの奴がいるとはたまげたなぁ
輜重輸卒(後に輜重特務兵と改称)と輜重兵とは別物だよ。
輜重兵は、輜重輸卒を警備・管理・統制する存在。
民間人の臨時招集だった輜重輸卒と、専門家な輜重兵が同列扱いだったのが問題だったかと。
歴史上初めて自前の兵站を確立したのは、第二次世界大戦の米軍だそうです。
それ以前は現地調達ありきの兵站だったとか。
旧日本軍は最たるものかも知れませんが。
経済状況その他の事情で先端兵器に特化したロシア軍が、根本をおざなりにしていたのは間違いないてしょうね。
自衛隊も水陸共同団の演習で、装備輸送に民間運送会社を使わざるを得なかった事は気になりますね。
有事に同じ事ができるのか?
その米軍も湾岸戦争時開戦前の物資輸送では民間運送会社を活用している(勿論、開戦後の前線部隊は違いますが)事が、同戦争で兵站任務の責任者をしていたW.G. パゴニス陸軍中将の著書「山・動く」(日本語版は佐々淳行が監修)に書かれてありましたし、今回のウクライナでも欧米諸国から届けられた各種物資をポーランド等の隣国からウクライナ国内へ輸送する為にトラックドライバーを高額報酬で集めていると言う情報が開戦初期の段階で流れた事が有るので、米軍とて全てを自前でやっている訳では無いと思います。
ましてや近年では戦争業務のアウトソーシングが米軍でも流行していましたから、戦場と言えども民間企業が戦場で活動している可能性は高いかも知れません。
逆を言えば民間のロジスティクスを戦時にも活用するノウハウが米軍には豊富にあるという事なのでしょうね。
ウクライナへの装備品の供与も数十時間で届けられる体制になっているようですし、この辺は流石アメリカといった感があります。
湾岸戦争だと、イラク軍の方がイラン・イラク戦争の戦訓から戦車トランスポーターなどの装備が充実していたそうですね。
一方アメリカは欧州内は鉄道輸送に頼りっきりだった。
あの頃のイラクは「ケンカした相手が悪過ぎた」感が強いですね
欧米だと民間軍事会社にコンボイの運営や護衛を丸ごと発注したりできるけど、自衛隊はどうかということ。
民間の運送会社や船会社が、危険覚悟で従業員を危険地域に赴かせることが感情的にも補償を考えても出来るだろうか?
米軍が出来るから自衛隊も出来るわけでは無い。
今回と同じような目的で同じような経過を辿りつつも西側や衛星国が反応するより前に目標を無力化して成功裏に撤収できたプラハの春でソ連軍が動員した兵力が65万人だそうです。チェコスロバキアはウクライナより小さい国で、発生していたのも一部のレジスタンスを除けば市民の抗議のみ、チェコスロバキアの国軍は無抵抗でした。今回のロシアは何もかも不足していましたが、一番不足していたのは敵をどう無力化するかという思慮でしょうね。
プラハの春(1968年)の場合、その12年前に起きたハンガリー動乱(目的・経過共にプラハの春と似ているがこちらはソ連側に約1900人、ハンガリー側に1.7万人の犠牲者が出たとされる)の教訓が生かされたのではないでしょうか。
時系列的にもプラハの春当時のソ連軍幹部ならハンガリー動乱の経験が共有されていたと思います。
要は戦争に限らず、人間が何かをやる時は過去の経験をキチンと共有出来ていないと何事も上手く行かないと言う事だと思いますが、今回のロシア軍は直近のクリミア半島併合の成功体験から深刻な「勝利病」に陥っていた疑いが感じられます。
プラハの春ってそんなにおおごとだったんですね。あの頃のソ連は今のロシアよりずっと広いし、ワルシャワ条約機構軍として東独など東欧各国も加わっているし、65万人でも動員できたのでしょうね。
それでも今のロシア軍は90万人の兵力があると言われていたのに、実際にウクライナ戦争に投入できるのは20万人でもギリギリのようで、公称と実際でずいぶんかけ離れているなぁと思います。
冷戦時代のソ連の陸上兵力は西側諸国から280~530万人と見積もられていました。
解体して縮小したとは言え、国境線の長さはほとんど変わっていないので
90万人の兵力で国境を守るのは割りとスカスカなのですよ。
周辺国とは冷戦時のような緊張関係にはないとは言え、
被害妄想の強いロシアが他の国境をガラ空きにしてウクライナに注力するわけにはいきません。
20万~30万は今のロシアがウクライナに投入できるほぼ全力だと思いますが
この状態でフィンランドやスウェーデン、日本に対しても喧嘩腰なのは理解不能です。
>被害妄想の強いロシア
自業自得な面もあるよね。
加害者してた事を都合よく忘れて、被害者意識を増長させた感じ。
「20万の兵を長期間養うだけの兵站はロシア軍に存在しません」なんてプーチンに正直に報告しても、怒号と罵声を持って報われるだけでしょうし(-_-;)
当初の作戦が頓挫して、長期戦になると分かった時のロシア軍兵站スタッフの阿鼻叫喚ぶりが目に浮かびますね(-_-;)
>正直に報告しても、怒号と罵声を持って報われるだけでしょうし(-_-;)
プーチンとか独裁者な限定した話しではなく、一般にも通じそうな話しですね。
パワハラの問題点の一つと見なした場合ですが。
と言うか、ウクライナ侵攻作戦初期の状況では明らかに「ウクライナとの国境地帯に集結した20万の大軍はウクライナ軍の目を引き付ける為の囮」であり、本命はホストーメリ空港へ義烈空挺隊張りの空輸突入をやらかした空挺軍による首都キーウ制圧・ウクライナ政府閣僚の拘束作戦だったと思われますので、最初から20万の大軍の兵站を長期間維持する事はロシア軍内部でも真剣に検討されていなかったのではと疑っています(この辺り、艦隊決戦に拘って長期戦を無視した太平洋戦争時の日本海軍に近い)。
もしかすると、本来ならロシア空挺軍がキーウを制圧したら、ベラルーシで待機して居た地上軍は隊列を組んでキーウまで戦勝記念のパレードでもやるつもりだったのかも知れません。
ですので、ホストーメリ空港制圧失敗後に行われたベラルーシからのキーウ攻略作戦はイレギュラーだった可能性が有ると思います(実際、1カ月程で撤退していますし)。
湾岸戦争の地上戦が4日で終わらずに1か月以上かかったら多国籍軍の兵站は崩壊していたと思いますよ。
W.G. パゴニス陸軍中将の著書「山・動く」ですと
停戦発効時は29日分の食料と5.6日分の燃料65日以上分の弾薬の備蓄があった。
また後方支援の状況は良くなる一方で、再補給ラインは完ぺきだったとの記載あります。
兵站は崩壊していたと思う根拠を教えてもらえるとありがたいです。
東日本大震災で各地から送られてくる救援物資が山積みになって手が付けられない状態でパンクしてたのを
阪神大震災でそういう仕分けを経験した人が応援に来たら捌けるようになったという話もありますし
ロジスティクスは経験のない人がどうこうできるようなものじゃないと思うんですけど
最近じゃ米軍のトラックもキャブオーバー型なのに、ロシアのトラックはボンネット型が主役なのか。整備がしやすいのかな
米軍の車両は空輸を想定しているのだと思う。だから長さに気を使ってる。
ウクライナ戦争序盤ですでに言われてた「新兵を補給部隊にまわしてる問題」だね
まあロシアの場合は輸送が完璧だったとしても
書類上は存在するはずの備蓄物資は本当に存在するのか問題もあるから結果は変わらないんだよな
十数年前に製造されたレーションなんか一生懸命運んでもしゃーないしな
広い意味でのマンパワーの不足、
人数、練度、モラル、運用、人事もろもろ
面積は世界一の大国だが、人口は我が国に台湾を足したよりも少ない
その程度の国が組織できる限界がこの辺ということ
逆にマンパワー中国の怖さが見えてくる
超少子高齢化もウクライナからの女性誘拐で解決しようとしてましたなあ
まあ今度はロシアの女性がターゲットになるのでしょうが