米海軍は今後30年間をカバーする造船計画の中で「トランプ級戦艦はアーレイ・バーク級駆逐艦の後継艦ではない」と言及、2026年まで存在した次期駆逐艦=DDG-X計画も姿を消してしまったが、上院軍事委員会はDDG-XとBBG-Xを並行開発するよう要求した。
参考:SASC Wants Navy to Develop New DDG(X) Destroyer in Tandem with Trump Battleship
AN/SPY-6(V)1を統合したFlight IIIでは余剰電力が逼迫しているため、レーザー兵器の運用能力にも支障をきたす恐れがある
米海軍は今後30年間をカバーする造船計画(U.S. NAVY SHIPBUILDING PLAN MAY 2026)を11日に発表し、トランプ級戦艦(BBG-X)について「原子力戦艦だ」「今後30年間で原子力戦艦を15隻購入する」「原子力戦艦はアーレイ・バーク級駆逐艦の後継艦ではない」と述べ、アーレイ・バーク級駆逐艦の後継艦として5年以上もの投資と開発作業が進められてきた次期駆逐艦=DDG-Xは姿を消し、アーレイ・バーク級駆逐艦については「戦力規模を維持し、安定した造船作業量を確保するためにも当面の間は建造を継続する」「今後16年間で26隻のアーレイ・バーク級駆逐艦がアップグレードされてSPY-6を受け取る」と説明。

出典:Photo by Lt. Sydney Sisler
アーレイ・バーク級駆逐艦の最新バージョン=Flight IIIはAN/SPY-6(V)1を統合するため発電量と冷却能力を2倍以上に強化しなければならず、この改良でアーレイ・バーク級の設計は拡張マージンを使い果たしてしまい「新たに開発された兵器や電子機器を追加するのは不可能=将来のアップグレードが困難だ」と指摘されることが多く、米海軍も造船計画の中で「アーレイ・バーク級駆逐艦は現在の世界で最も能力の高い戦闘艦だが、その能力はすでに限界に達している」と認めているが、DDG-Xが姿を消したため拡張マージンを使い果たしたFlight IIIを今後も建造し続けなければならない。
この問題について上院軍事委員会は2027会計年度の国防権限法草案で「BBG-X1隻あたりの初期推定コストは120億〜130億ドルに達する」「この価格帯では退役するDDG-51をBBG-Xで置き換えることは到底できない」「BBG-Xの設計・建造はDDG-Xに関する重要作業の継続を阻害するものであってはならない」と言及し、米海軍が昨年まで提示していたDDG-Xの開発スケジュールを堅持するよう要求している。

出典:U.S. Navy
USNI Newsも18日「アーレイ・バーク級駆逐艦Flight IIIのスペース、重量、電力、冷却能力が限界を迎えているため、DDG-X計画では新しい船体形状の採用が求められていた。トランプ政権が昨年12月に戦艦建造を発表した際、海軍当局者はDDG-Xの要求事項を根拠にBBG-Xの必要性を正当化していた。上院軍事委員会は国防権限法草案でBBG-X計画に制限は設けなかったものの、海軍が求めていたBBG-X事前調達資金10億ドルについては承認を見送ったが、DDG-XとBBG-Xを並行開発する間もアーレイ・バーク級駆逐艦の調達を継続できるよう新たな複数年契約を締結するよう要求している」と報じた。
ちなみに、アーレイ・バーク級駆逐艦に搭載されている60キロワット級のHELIOSや低出力のODINは艦艇からの電力供給によって運用されており、特にAN/SPY-6(V)1を統合したFlight IIIでは余剰電力が逼迫しているため、レーザー兵器の運用能力にも支障をきたす恐れがある。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy





















船体延長してフライトIV生産じゃいかんか?
だよね。
あたご型→まや型の船体ストレッチが、機関部変更への対応でしたっけ?
アーレイ・バーク級は、旧来の艦や海自イージス艦に比べてL/Bが値は小さめな艦なので、
ストレッチしない理由は、工学的なモノと言うより政治的なモノと予想します。
何時もの様にDDG-XやBBG-Xがコケて、いよいよ後が無くなったら、船体中核部のストレッチを模索するのでないかな?
二つ結合して双胴船♪
これで解決?
アメリカ海軍は展開海域が、非常に広いですからね。
新型艦の価格は上昇しそうですから、『そもそも数が揃えられるのか?』大量配備できるのかというのは少し気になっています。
駆逐艦を延長して巡洋艦に使うってプランがトランプ級に持っていかれたのなら安くなるかな?
DDGXは当初想定が2000億円とかだったから…
トランプ級を今後も開発し続ける体力有る?
発電用の小型原子炉を通常動力艦に載せるとかじゃいかんのかな?
レーザーは今度の中東戦であまり役に立たなかったから付けなきゃ良いのに
余剰電力がひっ迫ってことは何かのはずみに全艦停電とかそういう事態が発生する可能性あるんですかね…
デマンド管理やピークカット機能は備えるでしょう。
上手く働くかは分かりませんが。
リスクが高すぎるトランプ級に全振りしないで、トランプ級がダメになった時の事を考えてDDG(X)を疎かにしてはダメだ、って委員会からのお言葉では…
フライト3にする時に、こんごう型からまや型になった時くらいのスケールアップすれば良かったのではないでしょうか?
アメリカにはその再設計する能力も失われてしまったのだろうか…
バーク級の後継デザインが決まらない以上、こんごう型の後継や増勢分のイージスのデザインはASEVベースになるんでしょうかね。
元々レールガンを装備することを前提で、発電能力や送電系の容量は大きくとってあると思いますし、揺動対策や長期任務前提で船体規模、関内容積の余剰も大きめに取られているはずです。
ある程度運用実績は見たうえで、過剰な部分を削ぐか配分を変えるかして、こんごう型後継に反映することになるのかもしれないですね。レーダーがSPY-6になるかSPY-7になるかは不明ですけど。
海軍はそもそもDDG-Xが要らないからBBG-Xに発展消滅させたしアーレイ・バークの追加調達契約も要求してないので将来的なビジョンにDDGそのものを不要としているのでは?とは思います
まあ正直、FFG-Xにトマホーク運用能力後付けさせたりそもそもDD-XもCG-Xも議会が葬ってるので海軍が横槍入れらるのはいつものことかと……
水上艦隊を、中核となるフォード級、防空指揮艦BBG-X、火力投射役のLUSV、対潜とその他の任務を担うFF-Xに再編する、折角の野心的な計画なのに議会の横槍は従来の延長線上でしかない。新装備はBBG-Xの本質では無いのだから、とっととドンガラを作ってしまえれば良いのだが。
米軍の兵器開発の悪癖を踏まえればBBG-XとDDG-Xの並行開発は悪くない案だと思う。
どっちか一方に絞ると何でも詰め込みすぎて頓挫するのが明らかだから、理想を詰め込んだコケそうな要素を全てBBG-Xに集中させ、対するDDG-Xは無難に堅実に開発すれば少なくともこちらはモノになる。
連邦議会もアレですが、海軍のやらかしが酷すぎて「プランBのための予算確保しろ」はわからなくもないです。
BBG-Xの船体が進水しても艤装や武装を全て開発完了とするには時間がかかり過ぎますし、優先順位をつけて一つづつ地上設備で試験しながら開発していけば良いのですが。
・高額になることが見込まれるDDG-XでもBBG-Xよりは数が揃えられる
・空母並みの建造コストがかかるBBG-Xを単独で運用するのはリスクが大きい
・BBG-Xを護衛するフネとしてFFGやDDG、CGなどが必要になる
・いずれ減っていくアーレイ・バーク級の更新は不可欠、フライトIIIではアップグレードの余地がない
一隻ぐらいは夢とロマンを満載した原子力戦艦トランプ級を見てみたい気持ちはありますが多分完成しませんね…
昔から砲塔は無人ですし、VLSからミサイルを引っ張り出して整備する事も有りません。
センサー系の生データはCECで共有できるのですから、トランプ級に「リモコン室」でも作って居住区画に発電機押し込んで無人艦化すれば良いんじゃ無いでしょうか。
潜水艦と違って通信の制限が無いのだから無人化は簡単だと思うんです。入港時はヘリで航海士乗せれば良いわけだし。
皮肉にもアメリカが荒唐無稽なプランに走れば走るほど
同盟国はリアルな軍拡に迫られるよね
後継艦計画が悉くポシャっても「アーレイバーク級を改良すれば何とかなるでしょw」で済ませてきましたが、それがもうできなくなって大慌てな米海軍様である(-_-;)
スレ画のDDG-X、どうしてもかっこよく見えないんですよね……
どっちかというと「悪役面」しているというか。
バウが細くて尖ってて、バランスが艫に寄っているというか。
軍艦らしい迫力がないというか。
パースがかかってるだけなのか、実物見ると違うのか……