米空軍は2024年に予定していたNGADのEMD契約締結を保留し、設計コンセプトを含む全要素見直しを決断したが、NGADの再定義より先に「空中給油能力自体の増強」と「生存性の高い空中給油能力の実現」に何らかの解決策を見出さなければならない。
参考:Future Stealth Tanker Plans Tied To NGAD 6th Generation Fighter’s Fate
NGADやCCA Increment2で何をやるにしても燃料補給の問題解決が先
2014年頃に動き出した米空軍の次世代戦闘機(NGAD)計画はF-22Aの後継機開発で、ステルスを重視した戦闘機で戦場空域の航空支配を確立するというシンプルなもの=従来発想の延長線でしかなかったが、潜在的な脅威=中国人民解放軍の能力が飛躍的に向上し、中距離核戦力全廃条約の影響を受けない中国はアンダーセン空軍基地(グアム)を攻撃可能な弾道ミサイル戦力を整備、西側航空戦術の土台とも言える航空支援機=早期警戒管制機や空中給油機を戦場空域から遠ざけるため長射程空対空ミサイルの実用化にも成功。

出典:GA-ASI
特に台湾問題を巡る米中の激しい対立は「著しく中国に有利な戦場環境での戦争勃発が現実のもになる可能性」を高め、AI技術の急速な発達に伴い「遠い未来の話」と思われていたウイングマンも実用化が迫っており、NGADは各問題への対処や新技術を継ぎ足すことで現実のニーズに対応してきたものの、米空軍は2024年に予定していたEMD契約締結を保留してNGADを構成する(設計コンセプトを含む)全要素見直しを決断した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は「以前のように航空戦力を増強し『何日も何週間も制空権を維持する』というのはコスト的に無理」「空の心配をすることなく『恒久的に軍事作戦を実施できる』という考え方からの転換が必要」「効果的な空軍戦力=NGADとは何なのか根本的に問い直さなければならない」と、スライフ副参謀総長も「小型で安価な無人機が航空優勢の定義をどのように変えるか再考する必要がある」と、ケンドール空軍長官も「次世代戦闘機で追求する能力をNGADとCCAの間で再配分する」と述べているが、最も根本的で将来の航空戦力がどのようにあるべきかを決定づける問題がある。

出典:Lockheed Martin NGAD
米軍が脅威と感じるほど中国人民解放軍のISR能力は大幅に向上し、安価な無人機の普及で視覚的な監視=戦場認識力が拡張され、米軍全体で生存性を高める戦力分散と再集結に取り組んでいるが、これを大規模な航空戦力の運用に適用すると空中給油能力が不足し、戦場上空に近い場所での空中給油をどうするのかという問題にもぶつかり、NGADの再定義より先に「空中給油能力自体の増強」と「生存性の高い空中給油能力の実現」に何らかの解決策を見出さなければならない。
米空軍はKC-135の後継機(KC-X)として2027年までにKC-46Aを179機を取得予定だが、KC-135よりも多くの燃料を搭載できるKC-10も退役中で、米空軍とボーイングはKC-46Aの追加調達を希望したものの、議会は数々の不具合や品質問題でKC-46Aを信用しておらず「KC-46AとKC-Zのギャップを埋めるブリッジタンカー(KC-Y)を新たに選定しろ」と要請、KC-YはKC-46AとA330MRTTの間で争われる可能性が高く、本当に入札を実施して公平な評価を下せば「信頼性」と「将来性」でA330MRTTが勝利するのはほぼ確実だ。

出典:Public Domain A330 MRTT
KC-Yの結果がどちらに転がるのかも興味深いが、まだ要求要件も固まっていないKC-Yの次=KC-Zは旅客機を改造したものではなく専用設計のステルス空中給油機(2040年までに実用化するのが目標)になると予想されており、米空軍はKC-Z、無人空中給油機、新しい空中給油システムで構成された空中給油システム群をNext-Generation Air-Refueling System=NGASと呼んでいる。
ケンドール空軍長官も16日に開幕したAir Space&Cyber Conferenceで「2年前に開始したNGASの検討・分析が間もなく完了する」「この結果をNGADやCCA Increment2(CCAの第2弾調達分)に組み込もうとしている」「先週末に発行したRFIは産業界の空中給油に対する新しいアプローチを評価し、競争力があるベンダープールを確立するための第一歩だ」「我々が期待しているのは今後数ヶ月以内にNGAS、NGAD、CCA Increment2の設計コンセプトについて同時に答えを出すことだ」と明かした。

出典:U.S. Navy
WARZONEも「大規模戦争において航空戦力生存の鍵となる分散型作戦コンセプトは空中給油機に『戦場空域での運用』を強いるものの、NGASの存在は非ステルス空中給油機が中国との戦いで深刻な問題に直面していることを明確に反映している」「NGASのコンセプトは脅威から遠く離れた空域に留まる大型空中給油機が生存性の高い小型空中給油機に燃料を供給するハブ・アンド・スポーク方式だろう」「ボーイングが発表したMQ-25Aの陸上バージョン(LBV)は今のところNGASには結びついていない」「米空軍は最近、ブーム方式の航空機に燃料を補給できるポッド式空中給油システムの契約を締結したばかりだ」と指摘。
ボーイングが発表したLBVはフライングブーム方式の自動給油システムが実用化できていないため「米空軍の戦闘機に空中給油が出来ない」という意味で、ポッド式空中給油システムが正確に何なのかは不明だが、既存機に後付可能なフライングブーム方式の自動給油システムである可能性が、ビジネスジェットにも装着できるもの想定している可能性が高い。

出典:U.S. Air Force
米空軍がNGADやCCA Increment2で何をやるにしても太平洋や台湾周辺の航空作戦には「燃料」が必要で、しかも戦場に近い上空で給油しなければならず、この問題の解決方法はNGADやCCA Increment2の要求要件の大きな影響を及ぼすだろうし、NGASの設計コンセプトが決まらないとNGADの見直しも進まないのだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:JetZero
台湾有事にアメリカが介入するなら日本も無関係ではいられませんね
台湾まで出張って自衛隊が戦うかは分かりませんが、日本に存在する在日米軍基地や自衛隊基地に民間空港は中国の航空攻撃やミサイル攻撃の標的になるのは確実でしょうから
それにゲリラ部隊による撹乱作戦を行う可能性も有りますし。
基地関係は確定でしょうけど
戦闘参加するかどうかが微妙なラインですよねぇ…
アメリカが直接参加となれば
日本も動かざるを得ませんけど
そうなれば今以上に国内は酷くなりそうですし…
ただまぁ、アメリカ軍の為に護衛艦は出向かわせるとは思いますが…
アメリカは中国軍の揚陸艦隊を攻撃するため、あるいは台湾陸軍を援護するため、米空母を台湾近海に展開するはずですが、恐らく海上自衛隊はその護衛のために護衛艦隊及び潜水艦を派遣するはずです。その場合、最終的には中国海空軍およびロケット軍から猛攻を受けて海自が壊滅するところまでは既定路線でしょうね。そこから日本の世論が徹底抗戦だ!となった場合、日帝と同じ末路かと。いずれにせよ、その時までは絶対に国外脱出せねばと思う今日この頃です。
確かに、大日本帝国と同じ末路を辿るというルートもありますが、もう一つの道として、「鬼畜米英!!」だった日本人が一夜にして「マッカーサー元帥万歳!!ギブミーチョコレート!!」となったように、ある時点から「中国万歳!!!中国統治万歳!!」となる可能性も大いにあると私は思ってます。現実問題として、あと10年もすれば中国と日本のGDPは10倍もの差がつきます。今の日本の若い世代は中国の経済規模や先進性を目に焼き付けながら育ち、中国発の魅力的なコンテンツを山ほど消費しながら成長しているわけです。恐らく、その頃には現実を思い知った日本人たちが、路線を180°転向するのではないでしょうか。日本人とは割と現金なもので、そうやってしぶとく生き残ってきた民族でもあります。そのときは意外と近いのかもしれませんね。
それはあり得ないでしょう。
何故なら進駐軍はチョコをgiveしてくれたが中共がgiveしてくれるのは赤い自由でしか無いから。
これは一路一帯で既に実例が出てる。
青い自由を謳歌した我々が赤い自由を許容する下地はないと断言出来ましょう。
若者の1人としてこの世代の現状をお伝えしますと中国とは相容れないという空気感が根強いです。
中国の経済発展を否定する人はまずいないですし中国は身近な存在です。その一方でSNS等によりネガティブな情報も流入しています。さらに、留学生との交流により根本的な価値観の違い、考え方の違いが浮き彫りになっています。韓国発のコンテンツは大人気ですが、中国発のコンテンツに積極的に接している人はごくまれです。
これらのようにビジネスパートナーとしては付き合っていたいが一心同体になるのは反対(不可能)というのが私の周辺での中国のイメージです。(あくまで私の周辺だけでの印象なのでご承知おきを)
ふむ。
まあ多様な意見は素晴らしいことであり、否定すべくもないことです。しかし、考えてみてください。ネット上では20年前、いや10年前には大量にいた、韓国や中国を腐していた威勢の良い方々は、今やすっかり消え去りました。あと10年、20年と時間がたち、日本の衰退と中国の躍進がさらに進み、その差が今よりもっと決定的になったとき、果たして同じセリフが言えるかどうか・・・。お互い「そのとき」を楽しみに待とうではありませんか。
問題は国力差じゃなくて相手の態度なんですよ
韓国や中国を腐していた威勢の良い方々は、今やすっかり消え去りました
何を根拠に?
寧ろ増えてるじゃないか
あと今の中国の不景気の度合いを知らないのか?
中国の空港に行くだけでもわかるぞ
というか中国の街中も、あれだけ元気いっぱい自信満々だった中国人がなぁって感じ
若者の一人ですが日本に見切りをつけて海外脱出を決意しました。幸いなことに
特定分野での技術・知識を所有しているので働き口は何とかなりそうです。ただ言語分野は不安な面が多いので勉強中です。家族との話し合いも済みました。
ここにいる聡明な方々も日本がこれ以上凋落し、戦場になる前に海外移住を検討されてはいかがでしょうか?
うん、そう言う人はどんどん海外へ移住してくれ
さらに日本国籍も放棄した方がいい
お互いwin-win
少なくとも人それぞれにライフプランがあるわけで、選択肢の一つとして海外はあるだろうが目先の凋落はともかく戦場になるのは確定なんですかね?
海外に行く事だけが選択肢じゃないでしょう、あなたは結婚とか収入含め今後の生活を踏まえた上でそう言う選択肢をするのは自由ですが世の中そんなに単純でもない。
海外移住は大変ですが、頑張ってください。
ただ、年を取ってからやっぱり日本に戻りたくなる人は多いようで。
長年カリフォルニアに移住してた友人も、親の介護で戻てってきてます。
常に戻る選択肢は残しておく方が良いですよ。
日本って世界的に見てトップクラスに恵まれた国なのに目先のネット世論で凋落とか言って脱出ですか…
いや。失われた30年はネット世論は関係なく現実でしょう。
もちろん今後どうなるかは分かりませんが。
客観的な指標で。
少子化が加速度的に進んで、全く止まってない状況から見て、多くの国民、特に女性が日本の将来を悲観的に見ているのは確実でしょう。
もう1つの客観的な指標として、経常収支の大幅黒字にも関わらず、そのほとんどが国内に投資されず、海外投資に向かっています。つまり多くの企業経営者が将来の日本に悲観的ということです。
若者のひとりかもしれないが、どこの国の若者かは言っていないのがみそか
(そもそも若者ですらないのかもしれない)
それはないですね。そうなったのはアメリカの統治が奇跡的に上手かったからで、今の中国を見ていると同じことができるとは到底思えない。
アメリカのシンクタンクのシミュレーションなどを見ても中国がそこまで勝つのは無いと思いますがね。
日本は対艦要撃能力に特化した防衛体制を敷いているのにそこを過小評価しすぎなのも気になる。
コメントで台湾有事の話題がでましたね。これは、アメリカに言われて協力するというものではなく、むしろ日本の安全保障そのものですね。
今の自衛隊は対中国のためにあるわけです。もし中国や北朝鮮の支配下になるということは、ウイグルやチベットみたいになる可能性が多いのです。
ウクライナ戦争は日本とあまり関係ないというか、むしろロシアが中国と接近したりと逆作用ですが。台湾は日本の安全保障やシーレーンと直結です。
それはさておき、空中給油の重要性というのは、ミサイルの発達によって空母の運用が限られてきているのでしょうか。
沖縄の基地のような陸上基地の防空も不十分なのでしようか。
航空機の航続距離が短いのなら
零戦の燃料タンクのような簡便な対策はできないのか?
単機能で軽量で長距離の無人機の開発はどうなのか?
日本も核と原潜があればいいのか?手遅れか?
UFOのような別の動力源の開発が必要なのか?
とりとめもなく、発想が拡散しましたが、第二次大戦の技術の延長からの大転換が必要になっているのかもしれませんね。
今や戦闘機のお仕事はネットワークを活かした索敵や照準とそれに基づいたミサイルキャリア
iSAR衛星群や長時間滞空型、長時間遊弋型のドローンが揃えば、そのリスクを考えると、戦闘機にそこまでの優先順位はない
けっして不要ではないが、SAMとSSM揃える方が優先
時代はすでにA2AD
冒頭のキモ可愛い?航空機は何だろうと思ったら、BWB実証機の想像図なんですね。
将来空中給油機になるかもしれない機体と言うことで有望みたいですけど、見れば見るほど不安を感じるデザインでは有る。
エースコンバットシリーズに出てきそうなデザインですね
3っぽくて好き
なんというかもはや、「戦争における航空機の優位性とは何か」ぐらいまで遡って考えないといけない時期なのかもね
でも制空権についての考えが「戦争中絶対に維持しなければならないもの」から「作戦に必要な条件」まで緩和できるなら、能力の要求も現実的な範囲に収まりそうではある
個人的にはだけど、空中給油を繰り返して戦闘機を戦場に維持するのはベストなやり方なのか? って疑問は常にある
一時的に防空網を制圧して阻止攻撃だけを行う……とかなら大規模、長時間の空中給油機のスタンバイは要らないだろうし、逆に空中給油で維持した戦闘機はドローン含め多様化した攻撃手段から地上部隊、艦艇を守り続けることができるのか? っていうと正直そうは思えない
大型で航続距離に優れた戦闘機で空中給油への依存度を減らし、逆に今までの戦闘機が維持していた戦場の防空の役割を地上や艦艇に分散するってのが現状ベターじゃないかなーって思う
>>本当に入札を実施して公平な評価を下せば「信頼性」と「将来性」でA330MRTTが勝利するのはほぼ確実だ
ってそんな事無いと思うんだけどな、ぶっちゃけB社の仕事が死ぬ程グダグダなだけで、改善不可能な致命的な欠陥があるわけじゃないし
RVSだって光の反射の問題やブームの問題はあれど給油出来ないわけではなく、RVS2.0が(順調に行けば)後2年でリリースされるんだから、今更欧州機を1から揃える方がよっぽど大変じゃないか?
順調に行けば今年の春先にはリリースされてる予定だったんですよ、RVS2.0
それに給油システム周りの欠陥は最近の目玉ってだけで、ほかにも配線の干渉とかポンプの振動過大とか、KC-46は今までずーっと問題だらけですからね
そもそも最初はA330(KC-45)がコンペで勝利してたのをロビー活動でひっくり返して無理やり採用されてるのがKC-46なわけでして「今更欧州機を」って論点はすでに通過済みなんですよ
それはまだKC-46を採用してない頃の話ですよね?
確かにKC-46の不具合は多いですが、既に米軍には80機近く納品されている訳で、予備部品や治具準備、人員への教育を一通り終わっているでしょう
対してKC-45はたった今発注しても、納品はどんなに早くても1,2年後、そこから性能評価に1年以上、兵站の準備も考えると運用開始まで更に時間がかかるでしょう
そう言うのも含めて「今更」と言ったのです
あと元のコメントにも書きましたが、給油が出来ない不具合は無いし、飛行停止になる様な致命的な不具合も発生していませんよね
過去にも詳しく具体的に対応策も含めて書いたけど、すでに確立された対応先が存在しており、作戦を中止せざるを得ないような不具合はほとんどない
唯一、A10の様な低推力の航空機に対する給油が不安定なだけ
もちろんA330の方が優れているのは確かだろうとは思うものの、致命的な問題はないのに、なぜか日本では大騒ぎしている
致命的な問題がないのに議会がこんなに喚くわけもなく
「確立された対応」が延期に延期を重ねて結局のところ一向に実現しないし
ステルス機のステルス性を損ねる懸念があるとか米空軍の作戦に絶大な影響を及ぼす大問題だし
具体的に何がどう実現していないのかな?
パレットロック→交換済
燃料配管→交換済
ブーム→未対応(低推力の機体に対して動かない)
カメラが不鮮明になる→太陽の位置を調整すればOK
カメラが不鮮明になるとブームが動かない→太陽の位置を調整すればOK
受油口のドレンの結露の凍結→氷点下で屋外駐機しない、凍結が予想される時は傾斜を付けて駐機すればOK
自動操縦のキャンセル→自動的に手動に切り替えられるのでOK
燃料ポンプの振動→情報なし
そこまで細かな配慮をしなければ使えないという時点で十分欠陥でしょう。
運用できない、運用に支障がある環境が多すぎる。
関係者でもないだろうにどうしてそこまで擁護するのか。
>致命的な問題がないのに議会がこんなに喚くわけもなく
いやむしろ(米に限らず)議会なんてしょっちゅう些細な問題で大騒ぎしてる印象ですが…
そっちはC-130に給油キットつけて対応した方が楽そう
このサイトの過去記事でも指摘されている数々の不具合だけで十分致命的だと思いますよ。
そしてそれらの改善がボーイングの言う日程で終わるわけがない。
給油ができない不具合が発生してるんですよね
戦闘任務に従事するステルス機に給油できないというのがどれだけ致命的なのか理解できないようなので、いくら言っても無駄でしょうけど
給油できないではなく、制限されている事例があるだけ
出来ないのはA10など低推力の機体のみ
いえ、「給油できない」んです
「直近で先頭の予定がなく、基地に帰ってステルス塗料を塗りなおす時間が取れる場合に限って給油してもいいよ」を「給油できる」にカウントするなら別ですが
ステルス塗料の剥がれや凹みは、上記3〜5番目の問題が生じた際に起きる結果の一つです
上記3〜5番目の問題が生じなければ、剥がれや凹みは生じません
問題が生じているので剥がれやへこみが生じるため空中給油ができないというわけです
あなたがやってるのは言葉遊びですよ
ですから上記4と5は、太陽の位置を考慮すれば防ぐ事ができます
アームがぶつかって剥がれや凹みが生じたのは、その様な対策が知られていなかった時のものです
実際に空自はそうやって運用していますよ
いえ、防ぐことはできません
トラブル発生時に速やかに給油を中止してしばらく様子を見ることで深刻な接触は避けることができますが、軽微な衝突を防止することはできません
空自は現在ほとんどステルス機を運用していないため何とかなっているというだけであり、将来性を全く考慮していないその場しのぎの対処です
米軍ではアラート任務以外でステルス機への給油は禁止です
アラート任務はレーダーリフレクターを装着して非ステルス機として運用するので、塗料が剥げてもただちに作戦上の問題にはならないため許されています
ここまで必死に擁護するとか関係者ですか?
位置を調節って、本来ならしなくていいことを作戦中にしなければいけないリソースの無駄な消費を考えてみては?
今更ですか?KCー46の保険として導入するんですから運用開始が後ろにずれ込むのなんて当たり前でしょう、既に運用環境が整っていようが別の問題がほぼ発生していない機体があるなら採用したって良いでしょう?
散々行き過ぎたコスト低減とかで戦力落としている現実があるのに、採用するのは無駄だから既存機体で頑張ろうとか流石に有事を舐めてませんか。何かあって飛行停止になって空中給油に支障きたしますなら冗長性の確保という面では全然アリでしょう。
飛行安全に関する問題は、上記のうち、パレットロックのみ
今まで遅延しまくってきたKC-46Aの改善がボーイングの言う通り2年で済むわけがないと思うんですが。
飛行停止まで行かなくても現状は不具合だらけで運用に支障がある状態で印象は最悪です。
テクノロジーの発展と共に、戦争はプロの専門職になればある意味世界平和につながる。
そろそろ油だけでなくミサイルも給弾できるようになったりして。
アフターバーナー2やりたくなってきた
ミサイルを最大100発搭載可能な恐怖のF14懐かしい
よく考えたらNGASもA330 MRTTと同じく自動空中給油システムが必須条件ですよね。RVS 1.0/2.0でコケてるボーイングが大丈夫か? とも思うのですが、MQ-25で実用化した技術をフライングブームに活用すればワンチャン、というところでしょうか。
また「海軍で実証済み技術を使うので(以下略」のような無茶をやらなければ良いのですが。
予想通り何も進まない。
結局、F-35を改良して使い続けるしかない。
ミサイルの長射程化で、リーチを稼ぐのか。
ステルス?給油機の必要はあるかもですね。
給油される機体が非ステルス機だと、あまり意味がないような気もしますが。
もし必要なら、米空軍の場合、B2の寿命を延ばして給油機にしたら、などと妄想します。
日本の場合はどうなのでしょう
本土/沖縄の基地は初めに狙われるだろうから、ステルス?給油機は必要かな。
近くの基地の給油施設が破壊された場合、遠くから燃料を空輸する必要はあるかも。
そうした場合、当然、給油機はAWACSと並ぶ優先目標になるでしょうし。
F35はこれからも改造され続けるのなら、基本機体をC型にしたら(笑)などと思います
少なくも、少し大きいし(笑)。ホーネットとスパホの関係みたいにして(笑)。
それが難しいから、金かけてでもA2ADを強化しようって話になってる
戦闘機もすでにそれ自身が戦うモノではなく、実質的に単なるミサイルキャリアになっている
BVRがセンターに入れてスイッチするだけの簡単なお仕事だと思ってるやつ
誤解を恐れずに言えば簡単やで
センターに入れる必要なんてない、座標データを受け取るだけでいい
難しいのは索敵と照準であり、誤射防止関連
ひどく誤解しておられるから簡単だなんて言えちゃうんですよね
ミサイルの燃料も無限ではないので「回避しなければ当たってしまう距離:RTR」と「回避してもほぼ命中する距離:RPI」には大きな開きがあるんです
さらに撃ちっぱなしミサイルといえど実際には母機が中間誘導してやらないと明後日の方向に飛んで行ってしまうので、回避運動も大きく制約されます
敵のRtrに飛び込みぎりぎりまで誘導を維持しながらRpiに突入する寸前で踵を返し、隙を見て懐に飛び込んで我のRpiに捉えるというのがBVRなんです
従来型固形ロケット燃料に頼っていた時代は射程距離の大半を惰性で飛んでいたため、RmaxとRneに大きな差がありましたが、推力を長時間維持するダクテットロケットやインテグラルロケットラムジェット方式だと射程距離の大半(半分以上)が必中圏にあります
中間誘導は、別途索敵、照準システムが存在すれば必要ありません
そもそも、Rneが十分に大きければよいだけの話
別に最大射程を前提にしていない
敵もRpiの延伸を試みているのですから、距離感が開くだけでやることは同じです
空対空ミサイルのラムジェット化については東側のほうが先んじていますし
ロイヤルウィングマンを雑に前に出したイメージがたくさん出回ってますが、実際にあのような運用をすればウィングマンが即死してしまい結局親機が矢面に立たされます
ウィングマンを駆使して能力を拡大するには、オペレーションはさらに複雑化するでしょう
あなたが前提を間違えているのは、敵が常に技術で後れを取り、またこちらのキャパを飽和させる数を用意しすることもないだろうという慢心の積み重ねです
相手の動きに臨機応変に対応して、ギリギリまで接近してミサイルなり爆弾なりを投げて、迎撃されない様に逃げて来る
というのであれば、瞬時に軌道計算出来るコンピュータの方が人間よりも優秀そうですね
まあ、実際にそれを前提としたのがウイングマン構想ですが
現行のAIでは限定的な環境下に特化した戦術を構築するのが精一杯ですので戦術判断を委託するのは無理です
ディープラーニング型のAI開発ですと、用意された状況に過度に適応してしまい、ほかの状況に対応できなくなります
F-16でAIが人間のパイロットを下したという案件も、彼我のパラメータが完全に取得済み、1-1で増援なし、特定条件下で射撃命中率が100%という訓練の仕様を利用し、実戦では到底許容できないハイリスクな戦術を多用することによって人間を下していました
ハチャメチャな高AoAで無理やり機首を相手に向けに行くようなゲーミングAIでは、増援や地対空ミサイルなどの外乱、電子妨害、敵の予想外の性能、さらには単純に風に弾が流される不運の発生に全く対処できません
現行のAIが高度な判断能力を発揮できるのは既知の状況のみであり、戦場の霧に包まれた実戦環境では人間が指示を出す必要があります
F-16がドッグファイトで人を下したという事例も、実際には1-1で増援なしというルールや、特定の位置関係において射撃命中率が100%になるというシミュレーターの仕様をつき、エネルギーを浪費する高AoA機動によって無理やり相手に機首を向けるという戦術を取ってのものでした
「人間が教えたことしかできない」というのは結局ディープラーニング型のAIでも同じなんです
そうですね
お互いにどんどん射程を伸ばしています
それこそがA2ADなんですよ
アメリカもジェスチャーとしては、引けない態度を取るしか無いにせよ、台湾海峡で戦争したら、マジで覇権が終わるからやめたほうが良いと思われる。それでも政治的に、引かない態度を取るのは仕方がないにせよ、それを察することができない人たちが、「アメリカさんやっちゃってください、うちも加勢しますぜ!」とか思っているのが難儀である。アメリカの覇権が終われば、日本は当然ながら影響を受けるし、相対的に中国の影響力は大幅に上がると思われる。
そこは逆で、日米が本気で台湾の味方をする気が無いと思われたら、中国が台湾に侵攻して戦争が起こります。
難しいことに、ただのジェスチャーだと思われたらダメで、本気で戦う姿勢を見せる必要があります。
ロシアがウクライナに侵攻した遠因が、ロシアのクリミア半島侵攻時に西側が曖昧な態度をとったことあがあります。
あと、直前にバイデン大統領が米軍派遣は無いと明言してしまったことも影響しています。
何が何でも戦争を避けようとすると、かえって戦争の危険性が増してしまうというジレンマです。
平和を望むなら戦争に備えよ。という教訓ですね。
基本的には、引かない態度は仕方がない、しかし無用に引き起こさないのが重要という意味で、察する人があまりにも少ないという意味合いです。単純に戦争すれば良いという国民の思考が危険なのは、先の大戦からも明らか。
事実として、台湾海峡で日米が勝てる見込みは低いです。そういう意味では、既に詰みかけているとも言えますが、アメリカの取っている態度がジェスチャーである可能性は非常に高いと思います。日本という国が、無用の挑発で、ウクライナのようにならないことを祈るばかりです。
日米が勝てる勝てないは相対的に重要性は低くて、台湾進攻の不確実性を上げることが最大の目的です。
中国側にとって、台湾進攻で政治的な目的を達成できない可能性が高いと思わせることが本当に重要なのですよ。
ですので、もし中国がアメリカの態度がジェスチャーだと判断してしまう状況は非常に拙いです。
当然ですが、中国は全力で日米の腹の内を探ってきます。
つまり、やってるフリは通じません。
あえてステルスにする必要あるんだろうか
海面低空飛行させとけばよくない?
大陸侵攻時は無理だろうけど、台湾有事位の話であれば、まさにその通り
見通し圏外の低空を利用すればそこまでの脆弱性はない
ただし敵側領域であっても高空を自由に飛ばせないだけのA2ADの構築が前提であり、その前提をクリアするのが難しい
空気密度の濃い低空飛行じゃ燃費が悪化して作戦行動時間が大きく削られてしまうが
給油される側の機体もいちいち離着陸するみたいに下降上昇しなきゃならなくなって燃料を無駄にするから展開距離も短くなる
ウクライナが絡まないとコメ欄のレベルとんでもなく落ちるな
燃費が悪くなるのと、撃墜リスクが高まるのと、どちらを選ぶでしょう?
撃墜リスクが高まっても作戦遂行を選ぶのが軍事の考え方ですね
リスクを避けた結果作戦が達成できないなら何のために税金をドバドバ投じているのやら
そして遂行率をさらに上げようというのがステルス給油機です
ウクライナでも撃墜リスクがあるから戦闘機の運用基地が後方に下がっている
燃料を大量に消費しようが、出撃一回あたりの効率が悪化しようが、後方に下げている
軍事作戦の基本はリスクを抑えること
その上で出来ることを作戦化する
運用基地を後方に下げつつも前線への投入は続いており損害も出し続けています
リスクを抑えて作戦遂行が不可能になってしまっては意味がないのです
あなたは空気抵抗をなめておられるようですが、海面高度での運用などすれば航続距離が半減以下に激減して何もできなくなりますよ
なんでそんな運用をする組織が存在しないのか、少しは考えたらどうですか
対空システムが完備されているエリアでは無理でしょう
MANPADSの存在がシステム化されていないエリアも危険エリアにしてしまったので余計に
一方で台湾有事の様に片方のみが広い海を背負った場合、一定程度のリスクに収まる
相手の話を半分も聞かないで反論ごっこをするのはやめていただけませんか…?
航続距離が半減以下になるためそのような運用は不可能だと言ってるんですよ?
給油機のリスクが抑えられても展開範囲が激減したら、まともに航空優勢が取れないでしょうが
地上基地から出撃してこなせる任務と空中給油を要する任務では「燃費」の価値というか意味が根本から全然違うんですよ。
安全なら高空を飛ぶし高空で空中給油する
リスクがあるから戦闘機も低空を飛ぶ
ウクライナを見れば分かる通り自国領でもリスクがあれば低空飛行
元々低空を飛んでいる戦闘機に低空で空中給油してもなんの無駄も生じない
問題は、低空を飛ぶとは言え危険エリアまで空中給油機を進出させるかどうか、だと思うよ
もともと低空を飛んでいる戦闘機…?
戦闘機が低空飛行を選択するのは経空驚異の存在するエリアのみで、後方では普通に巡航高度で飛んでますけど
海面高度の空気抵抗は高度1万メートルの3倍、富士山頂あたりでも2倍です
後方からずっと低空飛行で飛んだりなんかすればカタログ上の行動半径の半分も達成できません
そうだよ
だから脅威のあるエリアまで空中給油機を進出させるのかどうかが問題になる
そして今後はその脅威のあるエリアが大幅に広がることが問題になっている
従来比で空中給油機を進出させなくても脅威エリアが広がるので、進出させるのと同じ状況になる
だからこそ、脅威下での生存性が求められる
親露だ親宇だと罵り会うのがレベルが高いというなら低くていいと思いますよ。
そして考えというか見解の違う相手を低レベル呼ばわりして論破したがる人、過去にもいたなあ。ぼこぼこに叩かれていなくなったけど。
罵り合いなんかめっきり減ったなぁ、ウクライナに都合のいいニュースが全然取り上げられないからみんな逃げちゃった
最新記事のコメント欄見て同じこと言えるなら納得しますけどね
逆でしょ逆。
ウクライナが絡まないほうがみんな冷静で建設的なコメントができる。
党派対立ではなく議論ができている。
議論じゃなくて知ったかぶりに一方的にツッコミを入れてるだけだがな
正論なら人を殴っていいと思ってるあたりとてもキッズ。
正論かどうかも知らんけど。
給油機やAWACS撃墜用の長距離ミサイルってどうしても大型で、それによって探知しやすい気がするんですが
それに対してミサイルなりレーザーで対抗する手段ってあって良い気がするんですがあまり聞きませんね
Miniature Self-Defense Munition (MSDM)とゆーのが研究・開発されてるはずです。
久しぶりに検索してみた感じだと続報はなさそうですが。
>今後数ヶ月以内にNGAS、NGAD、CCA Increment2の設計コンセプトについて同時に答えを出す
無茶な様だけどこれ相互に依存する問題だから少なくともコンセプトはセットで考えなきゃ解決しないんですよね。
まあ問題は三位一体コンセプトの要を高確率でボーイングが握る事になる事ですが…