未知の海山と衝突したシーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」について船首がひどく損傷しているという噂が出回っていたが、13日に船首を破損したコネチカットの姿が確認され注目を集めている。
参考:Damaged Submarine USS Connecticut Appears In San Diego After Secret Journey From Guam
貴重なシーウルフ級原潜のコネチカットが1年や2年で海に戻ってくるという希望がないことだけはハッキリしている
米太平洋艦隊司令部はシーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」がインド太平洋地域の国際水域を潜航して航行中「未知の水中物体に衝突して約12名の水兵が負傷した」と発表、その後司令部は「コネチカットが衝突したのは未知の海山だった」と事故原因を発表しており、損傷したコネチカットの原子炉や推進システム自体に異常はなくグアム基地で損傷具合の評価を行った後、修理を行うため母港のワシントン州にあるキトサップ海軍基地に向けて出港したと報じられていた。
しかしコネチカットが姿を見せたのはキトサップ海軍基地ではなく、アーレイ・バーク級駆逐艦のマスティンに護衛される形でサンフランシスコ州のサンディエゴ湾に姿を見せたため恐らくサンディエゴ海軍基地に向かっているのだろう。
BREAKING: USS Connecticut (SSN 22) Seawolf-class nuclear attack submarine coming into San Diego – note obvious damage to bow – December 12, 2021 #ussconnecticut #ssn22 pic.twitter.com/vNT7sTPzod
— WarshipCam (@WarshipCam) December 12, 2021
BREAKING: USS Connecticut (SSN 22) Seawolf-class nuclear attack submarine coming into San Diego – December 12, 2021 #ussconnecticut #ssn22 pic.twitter.com/vnesi5xDRB
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問題はサンディエゴ湾を航行するコネチカットの姿を捉えた写真で、明らかに船首全体が損傷している様子が確認できるため注目を集めている。
これだけの損傷を元通りにするには何年も修理を行う必要があり、すでに原潜の整備や修理を行う施設の能力は通常の処理にすら対応できていない=1年以上港で修理の順番が来るのを待っているロサンゼルス級潜水艦が3隻もあるのでコネチカットの修理を優先させれば米海軍の原潜メンテナンスの状況は更に悪化することが予想され、修理の順番待ちの最後尾にコネチカットを入れると何年後に修理が完了するのか誰にも予想できない。
正確なコネチカットの損傷具合は乾ドックに入れてみないと分からないかもしれないが、貴重なシーウルフ級原潜のコネチカットが1年や2年で海に戻ってくるという希望がないことだけはハッキリしている。
追記:コネチカットは衝突の影響で船首のソナーが作動しないと米海軍関係者が認めた。参考:USS Connecticut Pulls Into San Diego After Surface Transit From Guam
関連記事:シーウルフ級原潜2番艦「コネチカット」の船首ドームがひどく損傷しているという噂
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain シーウルフ級攻撃型原潜2番艦「コネチカット」
艦体の高張力鋼より氷山は堅いのかね、どの辺まで損傷したのか
硬さ以上に質量の差が大きいかと
あと写真を見ると艦橋手前まで亀裂が確認できるから艦首ソナーは恐らく全損、下手すれば魚雷発射室にも破損や歪みが生じている可能性がありそう
氷山でなく海山でしたな、訂正
海原雄山というすぐ他人と衝突するキャラもいたけどな
お茶を濁すw
バカどもに原潜をを与えるなっ!
中国の攻撃だ!みたいな意見もあったけど結局事故だったんだ。
省みれば、スレッシャーやクルクスだけでなく、中国やらアルゼンチンやらインドネシアまで潜水艦は消えてるもんな
たいていは事故だが、よく原因のわかんない失踪を含む
見えない深海は怖いよ
世界の敵なんだから。
何かあったら真っ先に中国が疑われるのは、当たり前の事だよね。
いやその理屈は度が過ぎてるし、中国を擁護するわけじゃなけど中国相手なにを言っても良いし間違っても連中のせいだって、、、犯罪歴があるやつは疑われ当然見たいな発想だな。
「9条が戦争から守ってくれる」って言うのも「中国は世界の敵、絶対悪」って言うのも、
理性ではなく感情で動いている点では同類ですね。
世界の敵は言いすぎだけど、事故を起こした水域もそうだし、
軍事的には緊張関係にあるうえ、偵察機の接触、海南島への不時着事故とかあったから
乗員も含めて最初はそう思ったかもね。
ただまあ軍閥化してる陸軍と違って、中国海軍は一番ぷーさんの統制が届いてるって話だから、
命令がない限りそうそう変なことはしないんじゃない。
艦首ぶった切って新造するのかな
衝突した時に船体全体に変な応力がかかってそうだし、単純に破損個所切り取って新しい部品つけても、元に戻す事はできないだろうな
そのまま廃艦にするか、使える部品を全て取り払い新しい船体に取り付けて大修理扱いになると予想
どこぞの仏原潜みたいに不要艦からぶった切って溶接できないのがね。
運が良いというか米原潜中で本格的にブロック工法導入したのシーウルフからなんで金さえあるなら破損部分廃棄して新造部分を付けるのはハードル高くないと思うんだよね。
忘れてた(笑)
仮にブロック新造で修理した場合は新造艦と修理待ちの艦双方に影響出るから、そこらを上手く調整必要やな。
もっと言うならオーストラリア新型原潜建造に米国の工廠が大きく関わるなら、それにすら影響が大である事は想像に難くない。
修理に何年もかかるというのがいまいちよくわからない。建造と修理では使うドッグが血が買ったりするのだろうか?
アメリカは建造はできるけど修理はできないとかそんな感じ?
管理人さんがいつも修理に割くための工員やドッグなどが足りないっておっしゃってるけど、建造できるのに修理にはリソースが割けないって言われても唸ってしなう。現戦力の強化という意味では修理で稼働できないものを治す方が安上がりだし新しい艦艇作るよりも優先すべきことであると思うんだけどなあ……?
そんな難しく考えなくても、単にシーウルフ級の修理を請け負える能力を持ったドックの数が
新造艦の建造と既存艦の定期修理で使う分で予約一杯で、新たな修理艦を割り込ませる余裕が
無いってだけだ。
特に潜水艦の様な特殊な艦艇は、ただ船体が収まるサイズのドックがあればいいってもんじゃないぞ。
調べてみたら潜水艦のドッグは普通の艦艇のドッグではないのですね。考えてみれば葉巻型船体の作成には普通の設備とはまた違ったものが必要なのかもしれませんね。
勉強になりました。
戦闘機の格闘戦は犬のケンカを意味するドッグファイト
艦艇のための施設は犬は関係なくドック
ミリスレからこのミスが無くなる日は来そうもない
逆に3隻それもカーターは準同型という少数の原潜を維持し続ける意味合いってあるのかなと思ってしまいます。
性能的には申し分ないし、元が高価だから使えるのに捨てるのはもったいないじゃない
あるいはシーウルフ級ならではの特殊なミッションがあったりして
とは言え3隻の為に個別の整備運用環境を維持できる程の財力は今の米軍には無いのでは。手のかかる燃料棒の交換も近いうちに待っているはずですし。
ところでシーウルフ級って何で魚雷発射管のサイズでかいんですっけ?
将来の拡張性のために
有人潜水艇の発進とか、大型魚雷やミサイル発射を予測してたらしいが、
ミサイルはVLSが主流みたいだし、魚雷は大型化しなくとも性能アップが実現したんで、今日ではあまり意味はない
Thanks
ヴァージニア級で魚雷管のサイズ戻したんで、この辺も特別装備って感じでメンテに手間が掛かりそうですね。
米国の原潜は高濃縮ウランを採用しているので交換不要(燃料寿命=艦体寿命)ですよ。
フランスの原潜は低濃縮ウランなので定期的な交換(数年~十数年?)が必要な様ですが。
韓国も高濃縮ウランの供給を米国に断られたので、原潜を開発するなら低濃縮ウランを採用するのでは、と言われていますね。
それヴァージニアのS9Gからで、それ以前の型の原子炉は稼働状況にもよるけど最短で10年程度~必要に応じて燃料交換の為に船体輪切りにして交換してるよ。
オハイオ級は常時2隻が輪切りにされてる前提の配備数だし。
整備位なら日本で協力できないかな。
日本の雇用維持、日米の相互協力促進、思いやり予算充当等々いいことのように思う。
軍事機密とかがあるんだろうけれど。
あと原潜だと真っ赤な人たちがうるさくなるだろうけどね。
原潜の建造能力も無い国で整備できますか?
個々の技術かあるのと完成品を仕上げる能力は別物だと思います。
そう言えば、我が国でも衝突事故で損傷した「そうりゅう」の修理はどうなってるんだろう?
確かに。あれから修理したのかどうなったのか何も聞かないよね
普通に神戸三菱造船所において修理中だよ、情報は幾らでも転がっている。
事故時の写真から破損はセイル部分だけで終わっている感じするし、船体の第二水密区画以降に当たっている感じも無い。素人意見だが潜水艦の船体構造知っている人からすればそれ程、重大な破損じゃ無いと思ってるんじゃないかね。
寡聞にしてセイルがどのように作られているか知らないが一体物では無いだろうし、セイル丸ごと交換というよりは、水中抵抗やノイズとか問題ないなら破損部分外周大きく排除して代わりの鋼材付けるだけだと思う。修理に1年掛からないとは思うんだが。
>神戸三菱造船所において修理中
これは誰でも知ってる程度の情報だけど、その後の進捗が不明って事だよ
再就役がいつかの情報もない
ちなみに「神戸三菱造船所で修理させる」であって、修理中って情報は
ネットでググっても情報は出てこないね、防衛省発表もない
修理の為の予算化が必要となれば来期の2022年度予算だから、今期1年は
岸壁で寝かせたままになるかもね
ついでにドックは神戸三菱造船所でも様々な修理箇所に必要な下請けは
お決まりの「入札」になるんだろうし
後、書き忘れたけど、あのセイルはただの鋼鉄のドンガラじゃないよ
内部には潜望鏡、通信・レーダー、シュノーケルなどの様々なマストが
みっしり収納されている
事故写真ではセイル頭頂部は内部が露出し、通信アンテナが全損、
司令部と長時間通信が不能だった事を踏まえると、セイル内部の
収納機器が損傷している可能性は高い
これらの交換品が用意出来ないと本修理に着手出来ない
コロナ禍で部品不足のおり、それらがいつ調達出来るかもあるだろう
(今はありきたりな電子部品でも半年待ちだから)
なにより、いつ予算化出来るかの壁は大きいだろうね
まず修理の暫定見積もりを取って修理が妥当か検討して
予算申請する形になるから、簡単には修理着手は出来ない
なんか前情報と違うな
前の情報では「衛星写真で見る限り大きな損傷はない」だったから、グアムでの検査時に装甲剥がされ今は簡易修繕しただけみたいな感じかな? あるいは衛星写真の取り違えか
その衛星写真は「潜水艦 コネチカット 衛星写真」でググると出てくるzapzapが記事にしてる
ただでさえ米海軍は修理待ちの潜水艦で詰まってるのに‥‥
その修理
日本が引き受けましょう