Air&Space Forces Magazineはトランプ大統領が発表したF-47について「B-21と同じように日常的な飛行が可能なステルス機」「カナード翼と主翼が上向きの独特な角度で取り付けられている」「これは従来のステルス機設計に見られない特徴だ」と報じた。
参考:Statement by Chief of Staff of the Air Force Gen. David Allvin on the USAF NGAD Contract Award
参考:Air Force Chief: How the New F-47 Will Improve on the F-22
参考:U.S. Air Force Selects Boeing for Next-Generation Air Dominance Fighter Platform
F-47のコストが1.4億ドルよりも安価なのか、3.5億ドルよりも安価なのかは不明
トランプ大統領は21日「空軍の次世代戦闘機=F-47の請負企業にBoeingが選ばれた」「F-47は誰も見たことがないものになる」「速度、機動性、ペイロードなどあらゆる特性においてF-47に匹敵するものはない」と発表し、空軍のアルヴィン参謀総長もトランプ大統領の会見後に「F-47に関する追加情報」を提供した。

出典:The White House
アルヴィン参謀総長が会見中と会見後に明かした情報をまとめると「プロトタイプによる約5年間の飛行テストでF-47(の設計)は前例がないほど成熟している」「そのため2029年1月までに(量産機が)初飛行できる」「F-47はコストはF-22よりも安価」「F-47の調達数(非公式な数字は220機~250機)はF-22よりも多くなる」「F-47は現行の第5世代機よりも航続距離が大幅に拡張され、ステルス性が向上し、より持続可能でサポート性や可用性も高い」「F-47の設計コンセプトは適応」「(第5世代機に比べて)運用に必要な人員やインフラが大幅に削減される」となる。
Air&Space Forces Magazineは「純粋なF-22の製造コストは1機あたり1.4億ドルだった」「400機以上の調達数に分散されるはずだった研究開発、インフラ、その他の要素を186機に上乗せすると1機あたりのコストは3.5億ドルになる」と指摘し、アルヴィン参謀総長の発言だけで「F-47のコストが1.4億ドルよりも安価なのか、3.5億ドルよりも安価なのか」は分からない。
Dominate the Skies
Get your first look at what will be the most advanced, lethal, & adaptable fighter ever developed… the U.S. Air Force’s F-47. pic.twitter.com/ca1CeBABb5
— U.S. Air Force (@usairforce) March 21, 2025
但し、Air&Space Forces Magazineは「ステルス性が向上し、より持続可能でサポート性や可用性も高い」という言及について「ステルス性能を維持するための機体表面処理に関する耐久性を指している」「初期のステルス機は性能を維持するための機体表面処理に手間がかかりメンテナンス時間を押し上げていた」「対照的に空軍が第6世代と呼んでいるB-21はDaily Flyerと表現されている」「これは機体表面処理の手間とメンテナンス性が向上していることを意味しF-47に設計にも同じ原則が適用されているのだろう」と指摘した。
因みにBoeingはF-47の請負企業に選ばれたことについて「第6世代戦闘機の設計、製造、提供の重要性を認識している。このミッションに向けて当社は防衛事業史上最大の投資を行い、最も先進的で革新的な航空機を提供できる準備が整っている」と声明を発表したが、Air&Space Forces Magazineは「空軍がLockheed MartinではなくBoeingを選んだ理由は不明」「BoeingはKC-46A、T-7A、VC-25Bといった一連の失敗に対処中で、これらの固定契約でBoeingは100億ドル以上の損失を被っている」「さらに民間向け航空機でも一連の事故や重大な品質不良問題にも直面している」と指摘し、何を言いたいかは概ね想像がつく。

出典:U.S. Air Force
追記:米空軍はF-47の詳細なイメージを公開、Air&Space Forces Magazineは「意図的に機体の特徴を隠しているが、F-22やF-35などの第5世代機と明確な違いを示している。カナード翼と主翼が上向きの独特な角度で取り付けられている。これは従来のステルス機設計に見られない特徴だ」と指摘している。
関連記事:米空軍の次世代戦闘機はF-47、開発契約はボーイングが受注
関連記事:米海軍のF/A-XXからロッキードが脱落、ボーイングとノースロップの一騎打ち
関連記事:米空軍、第6世代戦闘機の配備時期で中国に負ける可能性を認める
関連記事:米海軍、F/A-XXの機体候補はロッキード、ボーイング、ノースロップ
関連記事:米空軍、次期戦闘機の開発方針決定をトランプ政権に持ち越すと発表
関連記事:米空軍の次期戦闘機はロッキードとボーイングの一騎打ち、ノースロップは撤退
※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force
J-20のカナードはステルス性に悪影響だとだいぶ揶揄されていましたが、F-47にもカナードが採用されましたね
今後もある程度俊敏性は必要ということなんでしょうね
J-20は、カナードがあるだけでなく、垂直尾翼やベントラルフィンと満載ですよ。
しかも主翼も含めて、全て違う角度で付けています。
一方カナードはあるけど、垂直尾翼やベントラルフィンは無く、
しかも、主翼とカナードの角度も揃えていそうな雰囲気のF-47。
J-20とF-47の状況は、結構違いそうな気がします。
主翼が上向きの角度を持っているってことはメリットとしては地上からのレーダー対策ですかね。デメリットは何かあるのかな。
確かに「上反角つき低翼」なら「フラットな高翼」より機体下面はかなりクリーンになりますから下方RCSは改善しそうですね。
対してデメリットはまず翼が斜めになりますから実面積の割に投影面積が小さくなることで揚抗比が悪化するかもしれませんが大きな問題ではないでしょう。
あと後側方の視界の悪化…もまあEO-DASでカバーできますか。
主翼とカナードに上反角を持たせた点は、(ステルス性向上のため)垂直尾翼を無くした事の補完の意味合いもあるかも?
F35でも問題になりましたが、問題は外観というよりも、ソフトウェア面かなあと。
優秀なソフトウェアエンジニア、今なら生成AIを使いこなせる人が生産性高いでしょうから、わざわざボーイング(リストラ中)の仕事やってくれるのかなあと。
生成AIも、安全保障に絡むクローズドなものだと、使いにくい気がするんですよね。
ボーイングが、納期守れるのかなあと疑ってしまう自分がいます。
同感です
ソフトウェアの面ではもはやこれ以上の複雑化、高度化なんて本当に必要な事なのか?とすら思います
F-35の現状が、ソフトウェアがぐっちゃぐちゃのスパゲッティコードと化してまともな運用、アップデートに支障きたしてる状態なのですからね
もっとシンプルで簡素なシステムにした方がいいのでは?と思います
シンプルにして、まず完成させたり、まともにアプデできるようにして欲しいですよね。
その前提に立てば、基本システムは仰る通り簡素な方がいいと思うのですが、あれこれ要求を足し過ぎだなと…
有人の戦闘機は色々と限界が近いと思うので近い将来に完全AI制御の戦闘機が誕生するのだろうけど中国が一番手の可能性もありそうか。個人的には戦闘機はBFシリーズや五式戦なんかが好みだし人間が介在する割合大きい方が浪漫を感じる。
見た目は押しつぶされた、Su−34。なんだろう、私には開発が難航して開発費の高騰とかで、高額になり当初よりも調達数削減そして、廉価版の開発が行われる未来が見える見える。ていうか、遅かれ早かれ対ステルス機用のレーダー技術が出現するだろう中で、あれ以上のステルス性を持たせる意味はあるのだろうか?アメリカっていっつも予算に敗北している気がする。
対する中国もステルス機の開発に邁進しているのでしばらくはステルス機の独壇場が続くんじゃないかな。
極論だけど、地上や戦闘機の高性能なレーダーでステルス機を補足したところでミサイルに搭載した小型のレーダーに写らないなら撃墜が困難なのは変わらないですし。
終末誘導時の目標までの距離ならミサイル搭載のアクティブシーカーに普通に映るから、普通に撃墜されるよさすがに
ステルス機は被探知距離を短縮するだけなんだから
低RCSで探知距離が短くなる点は、それが戦闘機のような高機動目標だと、目的ロストのし易さに繋がるみたいです。
そのため、(対ステルス戦闘機に情熱を燃やしている)日本の場合、ミサイル誘導の方式自体の見直しも行っており、
『予測型誘導制御則による誘導経路最適化』により、低RCS高機動目標に対する命中率向上を志向している様です。
ちなみに、以下は『低RCS対処ミサイル誘導制御技術の研究』の『研究目的』で記されている文言です。
>ステルス化された目標に対処する場合、目標の信号強度が低下し、目標探知距離が
短くなると共に、終末誘導時間も短くなることから、低RCS目標対処ミサイルの実現に必要な誘導制御装置について研究を行い、技術資料を得る。
遠足はおうちに帰るまでであり、開発は量産に至るまでです。
ボーイングは面目躍如なるでしょうか。
…そして無事完成した場合は何処が「任地」になるのでしょうか。
コレの開発に失敗してボーイングが潰れる未来が見たいw
ってか何でボーイングなんやろか
ロッキードとかから請負企業の選定について訴えられない??
たぶん量産ステージで躓くんだろな
これからトッドさんの西洋の敗北読むんだけどエンジニアが全然足りないみたいなのよね
あれ、高かったな。学生の私には思い出費だったよ。でも、とても面白かったですよ。
J-20のカナードがバカにされまくっていたのは一体…
元々カナードは「主翼に隠れる通常の水平尾翼よりちょっと不利」なだけで何故かそれをやたら大袈裟に騒ぎ立てるのがいただけでは。
単純に考えても水平+垂直(V字)の3枚(4枚)を「上反角ついたカナード2枚」で代替できるならトータル、特に側方のステルス性はむしろ向上しそうに思えます。
カナードは主翼に隠れられないから、ステルス性にメチャクチャ不利だよ。鳥とかとの衝突に備えて通常の水平尾翼より強度が必要でどうしてもごつい金属フレームが必要だし、機動性確保にはある程度の面積が必要で、それが機敏に動くからレーダーにメッチャ映る。いろいろな角度からのレーダー波に対応しないとダメなんだが主翼より小型だから、そんなステルス構造も組み込めない。
F-47のは幅が薄いしその辺の欠点を消してステルス性上げているように見えるねぇ。
既存のカナード翼機もステルス性優先でカナード翼の稼働を制限するモードがあるらしいので、高機動が必要な時と、ステルス性が優先されるときで使い分けるのでは。
実例ありがとうございます。
そういった考察を検証するためにも全体形を早く見たいですねえ。
公開されてきたコンセプトイメージでは側方ステルス性を重視した無尾翼型が多かったわけで、本邦の戦術デジタル・シミュレーションでも側方RCS低減が要求事項になりました。
おっしゃる通りならば、F-47は対レーダーステルス性の向上と運動性の両立に成功しているのかも。
今の流れでは米国製戦闘機なんてどの国も買わないし、米国も売る気無いから実質「空気」なんよな…🙄
よくも悪くも話題が豊富なGCAPだのFCASと比べると盛り上がりに欠けるというか
売る気はあるよ、売る気は有るけど、開発も終わってないのに性能を落とした機体を、他国に売りつけると発言してるけど。
一言で言うと産業廃棄物をうりるよー(ハート)ですもんね。
下手すると近代化改修したF-15になりそうだし。
ソ連ですら輸出用はモンキーモデルと言われてたしそれは当然かなと
昔のバードオブプレイ思い出しますね。
操縦席見ると結構小型の機体っぽいけどこれでホントにF-35上回る航続距離あるんかな?
画像の機体は技術実証用スケールダウン・プロトタイプに一票。
キャノピーや機首周りから見たら、そんなに大きくないのかな?
それともキャノピーと国旗の間に、ウルトラホーク1号みたいな巨体が隠れているのか…?
BDかATXなら湯煙取れるんでしょうか?
同盟国でも機嫌損ねると売らなくなったり納品遅らせたりアップデート遅らせる可能性を感じさせた後で誰が買うのか見ものだな。
日本は押し付けられるだろうけど…
日本はGCAPがあるから買わんでしょ
「誰も見たことのない戦闘機」というフレーズに既に不穏なものを感じてしまいますね。
誰も見たことのないまま終わってしまうんじゃないでしょうか。
bomarc missile(最初の無人戦闘機)とF-104(最後の有人戦闘機)の関係のBomarcの方ですね‥桜花の地上発射型無人バージョンみたいな‥核兵器搭載自爆攻撃戦闘機。
いうほど簡単には開発は進まないでしょう
知識のない大統領とその側近を誤魔化すのは簡単でしょう
これでボーイングは当面息が付けることになります
しかし当然開発は遅延するでしょう、提示されたスケジュール通りとしても開発終了前にトランプ大統領の任期は切れてしまってますし、その反動が大きなものになるでしょう。
F-22の後継ということは。
制空戦闘をさせるつもりなのでしょうか。
とすれば、ある意味、単能機側に性格を振るのかな。
さらに、攻撃機寄りの機体も作るのかな。F-35をそのまま使ったりして?。
攻撃機寄りと言っても、自分だけで攻撃を完結するのではなく、
連れて行く無人機に手伝わせる形で。
この場合の無人機は、OWAの機体でも良いですね。
携行するペイロードの消費後に、当該無人機も1発のミサイルになる形で。
少なくとも既に飛んでいる以上はGCAPより先に戦力化するかと思いますし、どうせ他国に売らなくても第6世代の標準になるのではないでしょうか?米軍新鋭機を腐してもな…
外から見た限りですが
ウクライナの戦訓のおかげで要求仕様が逆に緩くなって
開発スケジュールが前倒しになった感じがします
KC-46AもT-7Aも「米軍新鋭機」なんですよ…
試作品すら飛ばせてない何かと何だかんだ飛んではいる物を比較するのは感情的だと思います。同じボーイングにしても。
えーと、つまりF-47はKC-46AやT-7Aにもはるかに及ばない、と…?
「米軍新鋭機で十把一絡はどうなん?」という趣旨のまぜっ返しに対してその返しは色々と雑過ぎやしませんか?
実証機としては五年前から飛んでると記事にも書いてるかと思いますが…
じゃあ私のコメントとは何の関係もないですね。
実際に量産されるまでは信用できない。
無難にさ
F-15EやF-16E/Fをベースに素材や形状ステルスに多少は配慮した4.75世代くらいがちょうどいいと思うんだよね
F-2なんかアプデしまくりで使い勝手いいし
米帝さんは最近の車や白物家電よろしく機能や設定項目が多すぎて無駄、昔のiOSみたいに軽くて分かりやすくてアプデ簡単な方向にいかないと
昔から傑作機の条件は馬力があるエンジンに余裕がある機体でバリエ展開
多少の無駄には目をつぶって大量生産じゃんよ
>「カナード翼と主翼が上向きの独特な角度で取り付けられている」「これは従来のステルス機設計に見られない特徴だ」
カナード翼が上反角なのはJ-20と一緒ですね。
J-20の設計思想は間違っていなかったということか。
J-20の主翼は水平ですね。
あとJ-20は、ステルス機なのにベントラルフィンも使用している、珍しい機体かと。
ベントラルフィンはエンジンの排気を遮蔽する役割がありますが、J-20開発時の中国は高性能なフライ・バイ・ワイヤとエンジンを開発できなかったので、妥協としてベントラルフィンを搭載しました。
中国の次期戦闘機(J-36)はカナード未搭載、無尾翼、3発エンジンなので、機動性より高速性を追求した機体です。
F-47は機動性も重視した機体になりそうですね。
J-20の場合、RCS 0.1㎡とターゲットが比較大きめだったようなので、
カナード・垂直尾翼・ベントラルフィンの満載や、しかもそれぞれの角度を個別に設定するのを許容出来たのだと解釈しています。
そして、rkea4さんも指摘されているように、
高性能なフライ・バイ・ワイヤを開発できなかったことが原因の『妥協』、とも。
J-20のRCSは現状不明です。
台湾の研究所はJ-20の縮尺模型を使って分析しているだけですし、中国のRCS算出方法に則ればF-22のRCSは0.1㎡でJ-20のRCSは0.3㎡になります。
>J-20の場合、RCS 0.1㎡とターゲットが比較大きめだったようなので、
これはJ-20の実力値ではなく、(ターゲットとあるように)開発時点での目標値について書いたつもりです。
とは言え、値自体はうろ覚えで記したもので、どうも間違えていたポイですが。
元ネタは、ミニタリーチャンネルで見掛けたJ-20開発秘話っほい記事です。
該当記事自体は再確認出来なかったのですが、それを引用した風のリンク付きのコメントで『RCSの目標が0.3㎡程度』とありました。
それ故、先に記したターゲット値としてのRCS 0.1㎡は、誤りだった様です。
先に記したコメントより、J-20はより低い水準を目標に開発していた事になり、
言い換えると、より妥協し易くなる訳ですね。
RCS0.1㎡は2019年の時点で達成した数値のようです。
改良版のJ-20のRCSはさらに改善されていると考えられます。
以下はそのリンクです。
リンク>J-20のRCSについて
・米露の第5世代機のRCSは、F-22が0.001㎡でF-35が0.05~0.15㎡の間だが、Su-57のRCSはステルス戦闘機の中で最も高い0.1~1㎡。
・中国電子科技集団(CETC)の研究者が長年苦難を乗り越えてRCS計測方法を習得し、習得したRCS計測方法と共に成都飛機工業公司と協力することで、
J-20のRCSを0.1㎡まで下げることに成功した。
・現在、CETCは”特殊な”ステルス機器を計測しており、このステルス機器をレーダーで捕捉した場合ミツバチより小さく見える、とCETCの研究者が明らかにした。
・J-20及び研究開発中の第6世代機にこのステルス技術が採用されれば、RCSは0.001㎡を下回る可能性が高い。
カナードとステルス性は両立できることを示した論文もあったりします。
リンク
RCSなどJ-20のアップデートが成されている点は評価出来るでしょうし、そのための予算や開発リソースが潤沢な点は羨ましくもあります。
一方で、J-20のRCS改善努力は、仕様策定時や開発時に所要スペックを見誤った事を起点とした、挽回作業の類にも見えます。
見積もりミス絡みの開発あるある、といった感じに。
J-20開発段階ですから、2000年代でしょうか。
情報が少ない頃なので、F-22のRCSを0.1㎡程度と過大に見積もったのは仕方ない事だと思います。
それに対して、不利だけど致命的ではない水準として、RCS 0.3㎡をターゲットにしてJ-20などは開発されたと。
RCSの探知距離への効きは4乗根ですし、
RCSのチャートを見ると到来角の微小な違いで数dB変動する様なので、
仮想敵に対してRCSで3倍程度を許容するのは、(ステルス技術に自信が無い時期でしょうから)無難な判断だったと思います。
無論、仮想敵のRCS見積もりが大きく外れていない場合、との条件付きですが。
J-20は、想定されたRCSのレベルを十分満たす目処が立っていたので、
多少のRCS改善よりも飛行特性の改善を優先して、
『カナード・垂直尾翼・ベントラルフィンの満載や、しかもそれぞれの角度を個別に設定するのを許容』したのでしょうね。
そして、F-22などのRCSが想定よりも桁違いに小さそうだとなって、前提が崩れてしまい、
やらないよりは益しと、可能な範囲でのRCS改善に労力を注いでいる、と。
『見積もりミス絡みの開発あるある』と述べたのは、上記のようにJ-20の状況を解釈している事から来ています。
言い換えると、この件での『J-20の設計思想』は、所要スペックの見積もりミスを起点にしているだろう、といった感じです。
どんなにいい機体でもエンジンがあれだと凡作機になりますが
F-47はXA-100とXA-101どちらを使うのか。どちらでも使えるのか
全く別のエンジンが出てくるのか 気になります。
NGAD有人機用エンジンは NGAP (Next Generation Adaptive Propulsion) プログラムにより推力156~178kN(約16~18t)級のアダプティブエンジン GE XA102 及び P&W XA103 が2020年代中の実用化を目指し開発中です。
ボーイングのエンジニア達に敬礼···
まあイメージCGだしカナードが量産型に付くかは分かりませんが、ボーイングにそんだけ万能で安くてトラブルのない機体が作れるのか?はやはり考えてしまいますね。実際に出来るんなら素晴らしいのですが。
そう言えば、F-35もステルス性の維持には一応問題を抱えてたっけ。F-47やB-21のDaily Flyerな成果をフィードバックしてF-35もさらに使いやすくなると嬉しいけど。
最近のアメリカ軍は迷走してるからこれもどうなのやらという。
LMなら確実でBoeingが怪しいっていう人もいるけどF-35って欠陥機だとさんざん言われてるからね・・・
ポンコツ具合ではLMも正直負けてない
無尾翼っぽく見せてるけど尾翼あるんじゃないかな~・・・。
下のスモークやら機体と星条旗の間の黒いとこやらがどうにも画像処理したっぽい雰囲気で、丁度尾翼を隠すように左右一対で黒い範囲が盛り上がってるのがどうにも怪しい。
ダクトの形状や位置が見えないが単発機ならX-32やチェックメイトと同様の構造かも。
ボーイングの新型エアフォース・ワンVC-25Bは予定では2024年に飛行しているはずだが4年以上遅れる見込みで700億以上の赤字事業になりました
とりあえず安い固定価格で契約を取ってきて後はぶん投げってやり方はどうなのか?
今回はそのパターンで無い事を祈ります
海軍のF/A-XXとも似たデザインですが、海軍がどこと契約するかも気になりますね。
利根川ではないですが、量産機初飛行に必要な機能とソフトウェアは予定通りに実装されても、兵器システムとして確立するためのソフトウェア(ミッションシステム)はまだ先でしょうね。
F-35のソースコードをベースにデジタルセンチュリーの開発手法が確立しているなら、兵器システムとして受け取れる時期は早まりそうですが。
トランプのド派手な外交やバイデン時代に痛いほど示された米軍需の衰退ぶりに目を引かれるのは分かるが、
米国がトランプ一期〜バイデン〜トランプ二期を通じて、B-21、F-47、F/A-XX、そしてQFシリーズとステルス、無人機の新しい時代を迎えつつあることは否定できないと思う。
もちろん上は上澄みで、米軍の多要求のせいで結構な凡作兵器が生まれてることにも違いはないし、何に予算を割いて最先端を維持し続けて、何は信頼性のおけるローテクで回すかは西側各国での過大だと思う。
これまでずっとコンセプトが固まっていなかったのに、5年間実証試験していましたというのは今一つ信用できないな
どこまで完成系に近くなってるんでしょうね
「コスト高騰の懸念から事業保留してコンセプト見直し」と言っといて今更「F-22より低コストになる」と言われてもちょっと信じ難いですよね。この30年でどんだけインフレが進んだと…
コンセプトは固まった上で開発を進めてきたんですよ。それがここにきて取得コストの観点から有人機と無人機の能力分担について再考の余地が生じ、トランプ政権に判断を委ねることにしたという経緯です。
5年前から飛行試験を行っていたのは「X-planes(複数の実験機)」と参考記事に明記されてますので、その成果を反映し実用型(F-47)の設計作業が進められていたんでしょう。トランプ政権期間中に初飛行可能ということなので、最低でも概念設計は完了しているのかと思います。
他所の記事にもありましたが。
かつて、マクドネル・ダグラス社の
ファントム・ワークスが開発した、
X36によく似ていると思います。
F47はダウングレードバージョンを販売とのことですが何をダウングレードするのでしょうか
空自がF15をライセンス生産したときはECMとECCMをオミットされていましたが
三菱電機が頑張って開発してくれたのが垂直尾翼の膨らみの違いに見て取れます。
イージスシステムの導入時も一部機能をオミットされましたが、その部分を自主開発だったと記憶してます
性能を一割減とのことですが物理的に電子線装備をオミットしたり二種類開発より、
単純にインターフェースで表示しないことでダウングレードするのではないか
皆さんはどう思われますか