ランド研究所のマイケル・ボーナート氏は「戦争の将来像を巡って『ドローンと砲兵こそが未来だ』という見解と『ステルス戦闘機こそが未来だ』という見解が存在するが、いずれも高い性能と費用対効果を発揮する巡航ミサイルや自爆型無人機に取って代わるものではない」と指摘して興味深い見解を披露した。
参考:Cruise missiles are the present and future of warfare
自爆型無人機は本質的に巡航ミサイルと同じという内容が理解できないと、今後のトレンドについてこれなくなるかもしれない
ランド研究所のマイケル・ボーナート氏はDefense Newsに寄稿した中で「戦争の将来像を巡って2つの対立する見解が存在する」「1つはドローンと砲兵が未来の戦い方という見解、もう1つはステルス戦闘機こそが未来だ」という見解だ」「この2つは根本的に異なる見解であり、いずれも高い性能と費用対効果を発揮する巡航ミサイルや類似兵器に取って代わるものではない」と指摘した。

出典:117 окрема механізована бригада
“戦争の将来像を巡って2つの対立する見解が存在する。過去2年近く「ドローンと砲兵戦が未来の戦い方だ」として称賛されてきたが、2025年6月に勃発したイスラエルとイランの戦争は「ステルス戦闘機こそが未来だ」という見解を再燃させた。この2つは根本的に異なる見解であり、いずれも高い性能と費用対効果を発揮する巡航ミサイルに取って代わるものではない”
“2022年2月に開始されたロシア軍の電撃的なウクライナ侵攻は砲兵、対戦車兵器、携帯式防空ミサイル、そしてロシア軍の無能さによって阻止されたが、戦争が長期化するにつれて高価な兵器が不足し、ドローンマニア達が入手性のよい商用ドローンを武器化した。このアプローチはISISが2010年代に編み出したものだが、ウクライナ人とロシア人は使い捨ての攻撃型ドローン=FPVドローンや水上無人挺を開発し、この種の兵器は2025年までに陸上戦闘と海上戦闘を支配するようになり、人的損失の大半はドローン攻撃によって引き起こされている”

出典:חיל האוויר
“さらに特殊作戦と組み合わせたドローンは国境から遠く離れた戦略爆撃機を攻撃することに成功し、この出来事は伝統的な兵器システムを過去の遺物に追いやり「ドローンこそ戦争の未来だ」と強く印象づけたが、イスラエルのイランに対する空爆作戦はドローン戦争の逆を行った。イスラエルのF-35Aと精密攻撃の組み合わせはイラン上空での自由な攻撃を担保し、昼夜を問わない激しい攻撃でイラン軍を軍事目標を破壊し、戦争遂行能力を壊滅させた。イランの長距離攻撃能力も空爆とミサイル防衛能力で無力化し、最終的にB-2の爆撃によって戦争は急速に終結した”
“相反するどちらの物語も戦争の未来を完全に捉えているわけではない。1990年以降のほぼ全ての戦争で重要な役割を果たしてきたの能力がある。それは低高度を飛行する巡航ミサイルで、このアプローチの延長線上に存在するShahed型の自爆型無人機だ。低高度を飛行する巡航ミサイルは地平線下に隠れることで敵レーダーの探知を回避し、防空システムからの生存性を確保する。さらに防空システムは高価なため大半の国が国土全体をカバーするのに必要な数を保有しておらず、この様な要因も相まって巡航ミサイルは高い生存率と攻撃成功率を実現している”

出典:U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Jonathan Sunderman/Released
“プロペラエンジンを利用する自爆型無人機もターボファンエンジンを使用する高価な巡航ミサイルを補完する存在で、自爆型無人機は巡航ミサイルよりも飛行速度が遅く、目標到達まで時間がかかることを除けば同じアプローチ、つまり自爆型無人機は本質的に巡航ミサイルと同じだ。低空を飛行する巡航ミサイルと自爆型無人機の脅威は最善の防衛能力をもってしても完全に阻止することは不可能で、さらに保護する国土が広ければ広いほど防空能力の密度が低下し、多くの国が巡航ミサイルの潜水艦発射能力に投資していることも不思議に思うことはない。潜水艦による奇襲効果は通常兵器による究極の抑止力だからだ”
“低コスト巡航ミサイルや自爆型無人機の登場によって巡航ミサイルや類似兵器の取得・生産コストは急速に低下しており、構成要素の技術的ハードルも低くなっているため、この種の優位性は今後ますます重要性を増すと予想される。戦争の未来がどのように展開するにせよ巡航ミサイルや自爆型無人機は先制攻撃の主要手段となり、ロシアがウクライナの電力網を機能不全に陥れる能力を示し、ウクライナがロシアの石油生産を破壊する能力を示したことは、将来の戦争で予想される事態の一端に過ぎない。米国を含む主要軍事大国にとっても巡航ミサイルと自爆型無人機は先制攻撃の主要手段であり続けるだろう”

出典:ТЕЛЕКАНАЛ ЗВЕЗДА
DJI製のMavicも、ウクライナ軍とロシア軍が使用するもFPVドローンも、徘徊型弾薬のSwitchBlade、Lancet、Heroも、自爆型無人機のShahed、Geran、FP-1も、BaykarのTB2も、GA-ASIのMQ-9も、米空軍が開発を進めているCCAも無人機航空機=ドローンと呼ばれるが、上記ドローンの用途やサイズの違いを理解している人は少なく、未だにドローンのことを「弱者の兵器」や「従来の高度な兵器に劣るもの」と思っている人も多いかもしれないが、新たに開発される兵器システムの焦点は安価なドローンに移っている。
ボーナート氏が言及した「前線地域の地上戦で使用されるドローンと長距離攻撃で使用されるドローンの違い」「自爆型無人機は本質的に巡航ミサイルと同じ」という内容が理解できないと、今後のトレンドについてこれなくなるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Raytheon





















統合作戦の本質をついておらず、これは完全に間違っています。
イスラエルの作戦が成功したのは、事前の情報収集とターゲッティング、潜入部隊によるドローン部隊を含めた攻撃があったからですね。
『非ステルス機が作戦の大部分を占めていた』ことが明らかになっており、事前作戦がなければ空爆作戦にF15・F16が参加できたのか怪しく、投射力が不足して空爆作戦の戦火拡大ができなかった可能性が極めて高いです。
>…「ドローンこそ戦争の未来だ」と強く印象づけたが、イスラエルのイランに対する空爆作戦はドローン戦争の逆を行った。
事前準備が重要なのはその通りかと思いますが、その事前準備で大穴が空いたイラン上空をステルス機が制空して、そこに非ステルス機がスタンドオフ兵器で対地攻撃を行った訳で、ステルス機による制空が無ければ持続的な空爆作戦の継続は出来なくなり、イラン軍は持ち直せていたんじゃないかと。
やはり事前準備を奇襲倒れにしないためにも、準備と同等かそれ以上にステルス機による制空が必要だと思いますね。入念な事前準備による奇襲攻撃ならロシアもウクライナも出来た。でも毎回奇襲による優勢が持続できないから泥沼化しています。
結局その対地攻撃のために、『何の準備があり』『何を目標とできた』のかが重要でして。
イラン・レバノン(ヒズボラ)・イエメン・カタール・ガザなど、政治指導部・司令官をまとめて攻撃しているわけですが、所在をきちんと把握して狙えているのが大きいんですよね。
ライジングライオン作戦は、参加機数200機以上との発表なわけですが、F35-Iの保有機数は50機程度のうえに全ては参加できていないと思います。
イスラエルのみ、F-35の自由度が高いわけですが、どういった使い分けをしたのかは気になるところですね。
対地爆撃には事前の情報収集が効果を発揮するのは全くその通りですが、情報収集と同等に制空権の掌握は必要ではないでしょうか。
いくら情報があってもテヘラン以東へ制空域を拡大出来なければ、東部に遁走した標的を追撃して戦果を拡大出来ないのでは?
初日・初動でイスラエルは、テヘランの軍・革命防衛隊の上層部や核科学者などを狙って、攻撃に成功しているんですよね(最高指導者すら攻撃できたのだろうなと)。
戦闘機・空中給油機などの集中投入、ロジスティクス面に『非常に大きな制約』があり、まず初動で攻撃できなければ、位置を分散・海外逃亡などで時間稼ぎされるリスクがあった作戦でして。
仰る点は戦火拡大の面で重要ではあるのですが、リスク・リターンを考えて作戦計画を立てるのであれば。
リターンを見込む情報得られず、リスクをさげる事前攻撃(ドローン・対戦車ミサイルなどによる潜入作戦)がなければ、そもそもの作戦成立しなかった可能性あるかなと思うんですよね…。
(2025年6月13日 イスラエル、イラン核施設など攻撃 参謀総長・革命防衛隊トップ死亡 中東情勢 日経新聞)
(2025年6月16日 トランプ氏、イスラエルによるイラン最高指導者の殺害に反対か 米政府関係者が証言と報道 BBC)
今回の作戦に投入されたF-35はステルスを損なわない独自の増槽を搭載して無給油でイランを往復したそう
用途としてはSEAD/DEADのほか、F-15やF-16の攻撃前に1機単独で侵入し偵察を行うなどしていたようです
これらの制空権の確保はイスラエルが長年強化してきた分野で対照的にロシアはこれを軽視してきたのでウクライナとイランは対照的な戦況になったという指摘もありますね
守勢は難しいさんの仰るようにF-35が制空権を確保し実際に空爆するのはF-15とF-16という使い分けです
F-35IがHARM撃てるんだったら、LM無能すぎんって思うわ。
まあ高度な統合とか考えないウクライナのスホイに後付け的な解決方法していそう。
イスラエル(F35-I)だから、優秀だったよねって話しに感じるんですよね。
他国のF35、兵装・増槽などのカスタマイズに凄まじい制限があるわけで、日本のF35にはできない任務だなあと。
事前準備の重要性は分かりきっていることなので元記事ではあえて言及していないのでは?
仰る通りであれば、理解できます。
長距離火力が支配的なのはそうだと思うが、格安自爆型無人機の天下はそう続かないんじゃないかなと。この手の兵器の起こりはイランだが、そのイランが乱射しすぎたせいで、少なくともイスラエルは対処法を見つけた。後から導入した宇露も慣れないから苦戦しているが、結局はイスラエルに追随するだろう。
確かに機動性皆無の地対空兵器相手に強かろうが、空中では有人機相手に無力、戦闘機に迎撃される前に弾着させる他ない。だからシャヘドはシリアからイスラエルに撃てなくなった段階で効果は低減し、ロシアもゲランを後方だけでなく前線付近にぶつけ始めたんだろう。
量の自爆型無人機&巡航ミサイルに混じって、投下される比較的少数の弾道ミサイルが一番手強いんじゃないか。制空権喪失したイランでさえ一定の戦果を挙げるし、ロシア、ウクライナみたいに低空からの物量攻撃と混ぜ出したら更に厄介なことになってる。
いやこの手の兵器が一番ダメージを与えるのは相手のお財布ですわ。
安価なDEWとかが実用化されないうちは天下は続くと思われ。
ロシアが前線付近にゲランをぶつけ始めたのも、何か意図があるんじゃないかと。
確かにRyberが言う通り、前線付近なら戦闘機に迎撃されないからと言えばそうだが、
戦闘機で迎撃できない=現地の地対空兵器群で迎撃する他ないことになる。
前線の防空部隊なんて後方以上に消耗戦に弱いだろうし、前線での宇防空部隊が疲弊すれば当然露空軍が前線に出てくる、なんなら後方への突破口にされかねない。
湾岸ではヘリによる攻撃、2025年イランでは特殊作戦による奇襲によって、防空網に大穴が開いて、そこからイラク、イランは制空権を失ったが、ゲランはより低リスクにその突破口を開けかねない。
RAND所属の人ながら米軍はどう戦うべきかという提言にはならないのですね。
空母やミサイル艦やミサイル潜水艦を展開したり、近隣友好国に発射装置と弾薬を持ち込んで巡航ミサイルやそれに準じるドローン兵器で外征するのはおそらく効率面の問題で破綻する。米領土内から母機を発進させて攻撃するのも同じく。だから長距離兵器で非高価値な目標まで攻撃対象としてある程度の期間と規模の戦争を戦うのは無理でしょう。
今のところ、長距離兵器がどれだけ進化するか、長距離巡航中の制御の程度も予測できないため米軍について提言できる段階ではなく今後の課題というところでしょうか。
しかし従来型航空戦力で空襲が可能ならそれがもっとも効率的な対地航空攻撃なのでそれをさせない防空能力が必要になるのだろうことは確定していると思います。その上で巡航ミサイル迎撃に特化した安価な迎撃手段(レーザー兵器は使えるようになるのでしょうか)の整備も進める。巡航ミサイル迎撃もできなければ防空能力も破壊される。
正直現状ではドローンと砲兵と自爆型無人機が有効なのは証明されてると思います。ウクライナの戦場ではと言う意味ですが。
そこになんか唐突に巡航ミサイルが突っ込まれた感じ……。
なんで?ってなりましたが、ランド研究所の履歴を見てみるとダグラスエアクラフトが設立して、そこから独立してNPO法人となったみたいなのですが、この手の組織は結局元の親会社とかとの関係が薄くは無いのが通例です。
そしてダグラスエアクラフトの光景は言うまでも無くマクドネルダグラスでそこの看板商品の一つが言うまでも無くトマホーク……。
つまり、この見解は「トマホーク忘れるなよ! トマホークをよろしくね!」って感じのアピールであると思います。
巡航ミサイルがこれからも有効であるのは間違いないと思いますが、この並びに唐突に突っ込まれるほどには巡航ミサイルは目立った存在ではありませんから。むしろ弾道ミサイルの方が「めっちゃ怖い……」だと思うんですよね。イランイスラエルの戦いでも、ロシアウクライナの戦いでも。なにしろこいつらはPAC3とかでは迎撃困難で落とせるかどうかもわからないが高価なSM3やTHAADミサイルを使わないといけないので。
だからイスラエルがイラン相手には一応大きな戦果を上げたとは言え、「ま まぁ このくらいで許したる…… わしらの方が強いんだからな? 米国もいるしな! わかってるよな?」みたいに、なんだかイランの事は暫く忘れる事にした、ってのもイランの弾道ミサイルの在庫はともかく製造能力は叩けなかったからだと思っています。イランも取り敢えずはそれでいいので挑発してませんが。
要するに俺の「見解」としてはこの見解はほぼポジショントークでしょうねという感じです。ランド研究所はトマホークを応援しています!って事なのでしょう。
一つの手段だけに頼ってはいけないし、●●が未来を決めるみたいな決めつけも良くない
状況に応じて様々な手段をいかに巧く使うかと言うだけの様な気も
スマート化長期戦による量の確保だと思う。
FPVドローン含め安価な低発見兵器で飽和させる方向にシフト。
陸戦の立体化もドローンによるスマート化だし。スマート兵器が何機では無く、何発と言うように消耗品の弾丸相当になったのが大きい。
軍事は、質×量だと思っているので火力だけでは無くスマート化も同様に最大化が必須かな。安物の方にもスマート化が浸透してる
> この種の兵器は2025年までに陸上戦闘と海上戦闘を支配するようになり、人的損失の大半はドローン攻撃によって引き起こされている”
戦争に関する最後の幻想すら引き剥がされつつありますね…。
前線に送られた兵士の多くは、敵兵の銃弾に斃れるのではなく、ゴーグルを付けた「ゲーマー」が操る1機数百ドルのドローンや、自律型の徘徊型弾薬によって殺戮されるのだと。もはや殺し合いですらありません。
未来の歩兵は、どんなモチベーションを持って戦場に向かうのでしょうか?
数百ドルのドローンを操縦するのは前線の兵士ですよ
そのようなオペレーターがゲーマーでは務まらないのも証明済みです
個人的には、戦車兵になりたい若者をこの先見つけられるのだろうかと思う。
SNSで育った世代は戦車?ああドローンの的にされてるアレね…
くらいの印象しか持ってないのではないか。
そう意味ではAPSを付けるのは何よりも心理的意味があると言えるかもしれない。
これで対抗できますよ!って言わないと乗ってくれないだろう。
宇露やイランがやっているインフラ狙いの長距離攻撃はなんというか旧ソ連の砲兵戦染みていて、大量のミサイル、ドローンを使った結果が「インフラの消耗」と言うボディーブローじゃ、決定打のない長期戦を覚悟しないといけなくなる。現に宇露は泥沼化しているし、イランなんて逆襲許してる。
対してイスラエルのやり方は西側航空戦術の精髄で、制空権を奪ってしまえば「インフラの消耗」では収まらない決定的な打撃を与えて短期決戦に持ち込めるが、イランの脆弱な諜報網と空軍、防空戦力相手に勝てても、仮想敵はどの分野でも強力で、逆にこちらがイラン的な立場になる可能性のが高い。
イスラエルじゃあるまいし、宇露の地道な戦術のが現実的ではある。但しロシアやウクライナが上手く使いこなせていない空軍の使い方は洗練して、奪えるなら制空権、航空優勢を取って短期決戦に持ち込みたい。
『低空を活用した長距離攻撃能力』の重要性はウクライナ侵攻前の台湾有事シミュレーションでも度々指摘されていましたね
日米軍のPLANに対する影響力を最も左右するのは「高性能な対艦(巡航)ミサイルの数」だった記憶があります
ほとんど同意できる。
カミカゼドローンが戦争を変える!とか持て囃されてた時にこんなもん
トマホークの劣化やんけとずっと思ってたましたわ。
安価な補完としては別にいいが長距離自爆無人機の最高峰にいるのが
トマホーク等巡航ミサイルであって、これらを別物と考える方が変だ。
あと弾道ミサイルと超音速兵器を持て囃す傾向も疑問を感じる。
地平線の向こうを透視できる対空レーダーなんか存在しないんだから地形を追随して
低空飛行する巡航ミサイルこそ最もコスパが良く強力な投射手段だと思う。
上空をバカみたいに弾道飛行するミサイルはまず察知を避けられないし、高価すぎる。
核を使わない戦争で頼れるものじゃない。
要するにトマホークは最高、超音速とか滑空とかバカみたいなこと言ってないで
トマホークをもっと作るべきなんだよ。