米国関連

米陸軍は次期自走砲の独自開発を断念、既存のシステムから調達機種を選定

米陸軍は次期自走砲の独自開発を断念、既存システムから調達機種を選定するための競争を2025年に開始する予定で、デモンストレーションにはRheinmetall、BAE Systems、Hanwha、General Dynamics、Elbit Systemsが参加する見込みだ。

参考:Army launching self-propelled howitzer competition in mid-February, after globetrotting evaluation tour

全ての評価と手続きが順調に進めば2030年頃に最初の自走砲が米陸軍に配備される予定

米陸軍は大砲の射程拡張を目的にしたExtended Range Cannon Artillery=ERCAプログラムを立ち上げ、M109A7の車体、58口径155mm榴弾砲搭載の新型砲塔、射程延長弾の組み合わせで70km超の射程確保を狙っていたが、2025年度予算案の中で「ERCAの取り組みを停止した」と明かし、調達や兵站を担当するブッシュ陸軍次官補も「ERCAの試みは量産に移行できるほどの成果が得られなかったが、戦術射撃の徹底的な研究において射程を拡張したプラットホームの必要性が再確認されている。そのため開発済みのプラットホームや弾薬に関する情報提供依頼書(RFI)をまもなく発行する」と言及。

出典:Photo by Ana Henderson

陸軍近代化を担当するレイニー大将も2023年「砲兵戦略をウクライナの教訓と米太平洋陸軍の要求の両方に対応させる必要がある」「ウクライナで最も多くの敵を破壊しているのは通常砲だ」「まもなく発表する通常火力戦略には戦場での通常射撃を強化する施策(射程延長や自動装填装置の採用など)が含まれている」「NATO加盟国の中には我々の関心を引く装備がある」と、ブッシュ次官補も「新しいものを開発するのではなく、内外で入手可能なものを使って(火力投射の)範囲と量を確保する方向に移行する」と述べているため、入手可能で実績のある自走砲をテストして購入すると意味だ。

Breaking Defenseも31日「米陸軍は世界中を回って既存の自走砲を評価し新規開発を諦めた」「調達する自走砲を選定するためのオープンな競争を2025年に開始する」「競争に参加する企業を夏までに選定して2026年に評価テストを実施する」「将来の砲兵戦力は長距離精密射撃と大量射撃の両方に対応しなければない」「大量射撃に求められる能力は火力支援のニーズを満たせるペースで装填、移動、展開、再装填、再射撃が出来ること」「採用する自走砲は戦力構成の見直し次第で複数になるかもしれない」と報じている。

出典:Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co. KG/CC BY 4.0

因みに評価テスト前に行うデモンストレーションにはRheinmetall、BAE Systems、Hanwha、General Dynamics、Elbit Systemsの5社が選定されており、PzH2000、RCH155、Archer、K9、ATMOS、SIGMA辺りがデモに参加すると思われるが、GDが何を持ってくるのかは不明だ。

全ての評価と手続きが順調に進めば2030年頃に最初の自走砲が米陸軍に配備される予定で、誰が「米陸軍御用達」の肩書を手にするのだろうか?

関連記事:米陸軍がERCA開発を中止、市場で入手可能な自走砲導入に方針を転換
関連記事:米陸軍参謀総長、我々はウクライナで学んだ教訓を受け入れて適応する
関連記事:日本参加が期待される米陸軍の実射試験、フランス製CAESARも参加
関連記事:米メディア、米陸軍の実射試験に「19式装輪自走155mm榴弾砲」参加を期待
関連記事:BAEシステムズ、米陸軍に装輪型の155mm自走砲ARCHERを提案

 

※アイキャッチ画像の出典:Ministerie van Defensie

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コメント

    • たむごん
    • 2025年 2月 01日

    ビッグビジネスになりますし、どれが採用されるのか興味深いですね。

    アメリカの兵器開発としてみれば、海軍(建艦・メンテナンス)空軍(F-35など)で問題がでていた中で、陸軍も独自開発できない開発プロセスは大丈夫なのかなと少し感じています。

    もちろん現実を見ながら、柔軟路線をとるのは悪い事ではないわけですが、有事の兵器支援において開発国の干渉が影響するのかは気になりますね。

    22
      • 無名
      • 2025年 2月 02日

      自走砲を過去の兵器と見なして、新型開発とかを辞めてから月日が経ってしまいましたからね。
      メーカーも、まさかまた自走砲を求められるとは思わずに設備とか技術を他国に売却してしまった後だったのでしょう。

      11
        • 無印
        • 2025年 2月 02日

        いや、自走砲の開発自体はやってたんですよ
        クルセイダーとかNLOSとか
        コスト超過でボツだったり、実際の戦闘では意味が無かったり、迷走しまくった末
        M1299ってようやく長砲身の自走砲に回帰したとたん、「自力開発やーめた」ってなった感じです

        9
          • たむごん
          • 2025年 2月 02日

          アメリカの迷走は、興味深いですね。

          要求性能が高すぎて、物がないのは本末転倒だなと、何だか一般企業と同じだなと。

          それなりの性能の物を持って・数を揃えて・整備運用しやすいという基本が大事な気がします。

          5
    • 無印
    • 2025年 2月 01日

    以前155mm榴弾で対空射撃、みたいな記事がありましたけど、次期自走砲にはこの任務も求めらるのでしょうか?
    それにしても、アメリカが自走砲の自力開発を諦めてしまうとは…

    34
      • ふむ
      • 2025年 2月 01日

      アメリカの斜陽化傾向が顕著ですね…
      やはり単独覇権というものは永続不可能なんでしょうかね

      39
        • 他人事では無い
        • 2025年 2月 01日

        金融工学とか馬鹿な事をやっているから、産業の足腰がヘタってしまった。

        55
      • 名無しの万能兵器
      • 2025年 2月 01日

      軍縮してるんだろ米国は、軍事費は金食い虫だからトランプ大統領嫌いそうだし

      7
      • nachteule
      • 2025年 2月 02日

       現状では無いと断言出来ると思う。リスク低減しようと海外に目を向けて通常の自走砲としての能力を追求する要望しか無いのにそこに対空攻撃も追加する意味が分からない。

       MDAC開発が進み既存自走砲への対空能力付与にコストや運用上問題が無ければ導入する可能性はあるけど、それだとわざわざMDACを研究する意味が無いんじゃと思うんだけど。

    • MK
    • 2025年 2月 01日

    大砲はさすがに完成というか発展され尽くした感がありますね。射程延長やら誘導やらは要らなかったという認識になっていくのは良いですね。ただスレ画のバランスの悪さは見てて不安になります。

    14
      • shkk
      • 2025年 2月 01日

      スレ画はPzH2000じゃ…?

      装輪化したRCH155は不安になるのは同意だけど

      9
    • 現実主義者
    • 2025年 2月 01日

    冗談抜きで韓国 K9自走砲の採用があり得るかもしれませんね。
    品質、コスト、地政学的要素(韓米の強固な同盟関係)を考えても選択肢に上がりますし、韓国も売り込みをかけるでしょう。スマホや半導体、造船と日本をいとも簡単に追い抜いて世界的な躍進を遂げた韓国が、さらに一大軍事産業国になれるかどうか、興味深く見守りたいと思います。

    35
      •       
      • 2025年 2月 01日

      造船もそうだけど。「アメリカで工場を作って生産しろ」が条件じゃないかな。

      30
        • やうやう青くなりゆく瀬戸際
        • 2025年 2月 01日

        次期歩兵戦闘車プログラム(OMFV)の時にハンファはオシュコシュと組んでたから、今回も米企業と組むんじゃないかな。

        8
          •    
          • 2025年 2月 01日

          日本もライセンス生産しているからな。アメリカもライセンス生産する側になるのかな。
          造船も鉄道も車も、だいぶ前から開発力落ちたからな。ついに兵器や航空機まで来たか。

          14
            • 名無しの万能兵器
            • 2025年 2月 01日

            ライセンス生産というか、ベースにして色々カスタマイズするのでは?
            コンステレーション級みたいに

            15
              • Natto
              • 2025年 2月 02日

              米軍仕様にカスタマイズは死亡フラグ…

              13
        • 名無しの万能兵器
        • 2025年 2月 01日

        それくらいいとわないと思うぞ韓国なら
        アメリカ向けとなると生産量も馬鹿にならないから、韓国で製造輸出じゃなくて、提携企業による現地生産だと思う。

        17
      •  
      • 2025年 2月 01日

      自称「世界の銘品」ですからね。売れないわけがない(と、彼らは思っているんだろうなぁ)。

      5
    • Mr.R
    • 2025年 2月 01日

    ウクライナにおける視覚的に確認されたロシア軍の砲の損失が牽引式砲が300に対して自走砲は800近く。(2022-2024の間 Warspotting参照)
    高性能なのは結構だけど兵器として見るならば多くを失ってもそれ以上の供給ができるかも気になりますね

    22
      • nachteule
      • 2025年 2月 02日

       もっと損害の中味を考えた方が良いと思いますよ。ざっくり800だと射程が短い重迫含めての損害でしょうし、旧式の自走榴弾砲の損害も多い。ロシアのまずい作戦で失われた物、航空優勢が無くて発生した損害、GMLRSやエクスカリバーがあったからこそ破壊され損害が増えたケースもあるかもしれない。

       アメリカ軍の総力で起きえないような損害なら、ロシアがこれだけの損害を出しているんだからそれに備えるべきってのはどうかなとは思います。それに米国が各種自走砲で800両もの損害を出すような戦争をやりきる事が出来るのか疑問ではあります。
       現時点でM109ですらモスボール含めて1450両以上は有ると思いますし、最新の155mm自走砲失ってもそれ以上の供給出来る事は必要であるかは疑問ですね、新しい人員確保も必要でそれに耐えられるかも疑問がある。

      2
    • 折口
    • 2025年 2月 01日

    さらばM1299…超長砲身の自走砲はカッコよくて気に入ってたんですが、残念です。
    書きぶりからすると射程に対する要求自体は別に消えて無くて、システム周りの全般的な部分を米国内で再発明するくらいなら既存品からほしいという感じなんですかね。既存自走砲の58口径&長射程砲弾対応型が要求されるなら見てみたいですね。

    11
    • 幽霊
    • 2025年 2月 01日

    アメリカが装輪式か装軌式どちらを求めるかですね
    個人的には装軌式ならK9装輪式ならATMOSかなと思います。

    5
      • 他人事では無い
      • 2025年 2月 01日

      M109A7の車体にRCH155の砲塔を載せれば良いと思いますがね。
      M2/3の部品も共通化できるし。

      6
    • イーロンマスク
    • 2025年 2月 01日

    小銃と同じで改良の余地が少ないんだろうな

    8
      • 他人事では無い
      • 2025年 2月 01日

      いや、自動装填装置の開発に失敗しているのだろう。

      4
        • すとん
        • 2025年 2月 01日

        過去記事や多くの海外メディアで砲身の磨耗が開発中止の原因だと報じられているのですが。

        11
          • のののの
          • 2025年 2月 01日

          レールガンでも同じような感じで開発断念してたな。
          冶金技術が低いのか目標が高すぎたのかどっちだったんだろう?

          9
            • ras
            • 2025年 2月 01日

            それならソ連式解決法みたいな感じで砲だけ大量生産して自動砲身交換機能を…とかちょっと思ってしまいました。
            話はズレますが要塞と下では一応可能ですかね?

            1
    • ばつまる
    • 2025年 2月 01日

    砲兵派閥のお気持ち表明は出てるのかな?

    4
    • 砲兵沼は迷走している
    • 2025年 2月 01日

    いまいち米軍の砲兵への要求と言うのが見えませんね。
    と言うよりどの国も砲兵に無意味に要求を重ね過ぎてる気がします。
    ドローンで偵察して、計算して正確に撃って逃げて隠れられたら何でも良さげに思いますが。
    寧ろ汎用的なのは多連装ロケット砲の方じゃないか?ミサイルから面制圧までこなせますし。

    29
      • 平八郎
      • 2025年 2月 02日

      アメリカも多分同じように考えてたから榴弾砲に力を入れてこなかったんでしょうけど、やっぱりロケット砲だけだとカバー出来ない役割があるということなんでしょうね。
      たとえばロケット砲は短期間で一気に面制圧することは得意ですけど、弾切れしやすいから長期間持続的に火力を投射し続けるという用途にはあんまり向いてないですよね。
      短期間でケリをつける最強米陸軍の戦闘にそんなもん要らんわってのが今までの考え方だったのかもしれませんが、ウクライナ戦争での膠着した戦線を見て考え方が変わったんでしょうねえ。

      4
    •  
    • 2025年 2月 01日

    今後は性能よりも供給の方が重視されるんだろうなぁ。これ以上性能を求めても頭打ちだしそれなら数揃えた方が強い

    18
      • 他人事では無い
      • 2025年 2月 01日

      M109の車体にRCH155の砲塔を載せるのが早いね。

      5
    • 58式素人
    • 2025年 2月 01日

    砲弾の進歩が続けば、52口径長でも58口径長でもあまり違わないような気がします。
    それよりも、戦場の認識能力(索敵能力?索敵範囲?)の方が大事な様な?。
    当然のこととして、口径長が増えれば、装置は重くなるし。
    M109の既製品の車体は流石に傷んできたのでは?。アルミ製だし。
    もう少し新しいAAV7は、車体が傷んできて、水没事故があったりするし。
    車体にお金をかけたくなければ、M270のそれをベースにしたら?と思います。
    同じアルミ製で、重量的にも良いのでは?。
    砲塔は、素人は、日本の99式の砲塔を載せてほしいですね。
    機械装填機も装薬までできるし。地味に良いと思えるのですが。
    ドイツとかスウェーデンのものは凝りすぎとも思えますし。

    1
      • qqq
      • 2025年 2月 01日

      凝りすぎも何もAGMやシグマの無人砲塔型が今後の主流ですよ。その車体が重トラックか装輪装甲かはたまた装軌装甲かは二の次レベルです。なんせ砲塔価格が総額の過半数を占めるのですから。
      非砲塔でトラック車載式が特段に廉価でも無いが空挺や緊急展開用でC130空輸性が必要なら6輪シーザーや6輪アトモスも平行採用でしょう。その際は105mmライトガンと120mm重迫の再編も含めて選定になる。
      主力の15榴は砲塔が共通の車体が2種採用でも特段に驚きはありません。ピラニア5の10輪とM10車体の2種とかね。この件にXM30は関与しないでしょう。

      5
        • 必要な機能なんだろうか
        • 2025年 2月 01日

        しかしドイツなんて15榴の走行射、直射なんて提案してますが、本当に実戦でそれが求められるのか?
        ドローンが彷徨いてるのに直射出来る地点まで出向く意味がないし、走行しながら撃ったところでドローンの観測で誘導弾が飛んできたら終わるでしょ?

        13
    • ななし
    • 2025年 2月 01日

    新規開発中止にまたか、という感想になります。陸海空、21世紀になってアメリカの新兵器開発の失敗が多すぎるのはなぜか。色々原因はあるのでしょうが、過大な要求と詰め込み過ぎというのが大きいように思います。
    新型フリゲートもタイシップの意味は? になっていますし。
    ITAR フリーの進展も含めてアメリカの軍事プレゼンスが大きく低下した中での日本の立ち周りも真剣に考える時期だと痛感します。
    米国が核保有国としての重要性は残ると思いますが。

    10
    • マシュマロ
    • 2025年 2月 01日

    俺が選ぶ側ならハンファのK9が無難かなぁ。
    理由としては性能と品質はお墨付きで部品もNATO規格だから整備性も都合が良い。
    何よりコスパに優れている上に導入国の仕様や用途に合わせた柔軟なカスタマイズが可能な所が大きなメリットって所かなぁ。

    19
    •  hoge
    • 2025年 2月 01日

    >既存のシステムから調達

    どうせ際限なく要求が多くて限界を留めないくらい改造されてコストが高騰するのがオチかと…

    – XM30 -> ハイブリッド化、2人でも機能する無人砲塔化、ウクライナの戦訓の反映 etc…
    – M10 -> 最初のモックアップはASCOD2車体そのままに複合装甲なしのぺらぺら砲塔だったのが、MBTクラスまで車高の削減、全長も1転輪分削られる、サスペンションもオフロードでの機動性向上のために新型を採用、砲塔には現行のM1ほど厚みがないにしても正面に複合装甲が追加

    9
    • nisi
    • 2025年 2月 01日

    圧倒的セールス能力の差で韓国のHanwhaがこの商談を勝ち取るだろう。
    韓国がうらやましい・・

    7
    • ザコ
    • 2025年 2月 01日

    どうもアメリカの自走砲というとずっと開発失敗を繰り返してるイメージがあったのですがとうとう諦めたんですか…

    5
    • Easy
    • 2025年 2月 01日

    まさか、アメリカが陸軍戦力の自国開発を諦める日が来るとは・・

    17
    • マンゴー
    • 2025年 2月 01日

    無理に苦手分野を突き詰めなくても、ライセンス生産からノウハウを構築すれば良いからな
    実戦があれば尚可だけど
    個人的にはトップアタック対策がなされているPzH2000を推したい……
    にしてもドイツは大砲が本当に強い……
    19式……もっと外に出ろ……

    8
      • Rex
      • 2025年 2月 01日

      19式はとりあえず搭乗員を守る荷台を作って欲しい。
      なんやあのペラペラ幌
      銃撃の前に熱中症で死ぬわあれ。

      16
        • アジ
        • 2025年 2月 02日

        開発者側(金が無いんだから仕方ねーじゃん!)
        とか言いそうだけどじゃあせめて空調装備ぐらいつけろや!それが出来ないなら最初からこんな中途半端なもん作るな!と言いたくなりそう。

        6
          • メーカー責めるのは簡単だ
          • 2025年 2月 02日

          金でなくライセンスと経験の問題だと思います。
          MANの車体を流用した段階で、車体を弄るのは難しかったんじゃないでしょうか。メーカーの日本製鋼所は車体作ってないし。三菱がより荷重性能の良い重装輪改でも作らないと解決しようがない。
          結局、国際共同開発か純国産開発でもしないと権限の問題で設計に支障が出ると言う事実の一例でしょう。

          3
        • paxai
        • 2025年 2月 02日

        薄い鉄板1枚で助かる命がある事を真剣に考えるべきかなと。
        軍事的には軽くて高性能で高価が防弾装備が主力だけどむしろ現代では激安鉄板が再評価されるべきと思ってる。クラスター弾の1gにも満たない破片を凌げるかどうかが大切だもの。

        3
    • 装甲は最低限に
    • 2025年 2月 02日

    ドローンが現れた以上は固い装甲も無意味で、どれだけ早く隠蔽陣地に隠れて、確認しに来るドローンをやり過ごすかが重要な気もしている。装甲なんて対砲兵レーダーで当たりを付けて撃ってくる砲弾片を弾ければ良いんじゃないかなあ

    4
    • 走行射要るか?
    • 2025年 2月 02日

    装甲装軌式自走砲の砲としての進化は全自動化、MLSI実現で一区切りは付いたと思うのです。あとはどこまで生産性を上げるか?そして鈍重な性質上、如何にドローン索敵の脅威から逃れるか?
    走行射が出来たら移動中も撃てる!と言う意見も分かる。しかし対砲兵レーダーで射点が絞られるんだから、走りながら撃つと移動経路がトレースされて、ドローンに先回りされかねないと危惧してる。やっぱり一つの射点で何発か撃つ方が安全では?

    3
      • Easy
      • 2025年 2月 02日

      安全性で言えば、基本的に「より長距離から撃つ」がまず鉄則です。
      155ミリが主役となっているのも、155ミリが布陣する前線から10キロ前後の距離だと。FPVドローンは射程外になる上に、数の少ないランセットやオルラン系だと隠蔽された砲門を探すのにかなり手間がかかるという点からです。
      となると,兵器進化の方向としては「砲を自動化して小型化し、さらに無人化して撃ったらすぐに自動で引っ込む」形式にして。
      砲撃手1グループに対し、この自動化された砲撃装置を複数台割り当てて、射撃と人間の指揮観測を分離して反撃でも人的被害が出ないようにする、あたりですかね。

      5
        • 先ず両極端の解消から
        • 2025年 2月 02日

        今の155mm砲が全自動化した挙げ句、高価で鈍重な物と、全自動化を諦めた結果、多数の砲撃手が付いてくる物の両極端しかないので、その統合が進めば先は見えそうですね。

    • 戦闘機
    • 2025年 2月 02日

    アメリカは両極端過ぎるから、自走砲を減らして、MDACシステムプロジェクトに無理矢理、自走砲として使える様にしろとかの無茶振りを要求しそうな気が・・。

    • 新しい戦場
    • 2025年 2月 02日

    とりあえず機甲も砲兵も従来通りの方針を貫くんではなく、ドローンが戦場を支配している前提での運用を考えるべきと思う。
    如何に味方ドローンと協調し、如何に敵ドローンの脅威から身を守るか?
    ウクライナ人もロシア人も完全にドローンの存在を前提として戦術を練り上げてるのに、西側がいつまでもドローンを軽視して、
    従来通りの戦術を前提に兵器を開発するのなら、もう平和呆け以外の何者でもないと思う。

    3
      • 戦闘機
      • 2025年 2月 02日

      ドローンを軽視したのでは無く、ドローン、巡航ミサイル、弾道ミサイルを155mm砲で迎撃して、通常の自走砲としても使える、MDACのシステム群の開発が始まった結果、わざわざ榴弾砲しか撃てない自走砲は要らないのでは無いかと判断されたのでは無いでしょうか?

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