米国関連

米陸軍が進める将来型攻撃偵察機の競争試作は茶番、F-35の失敗から何も学んでない

米陸軍が進めている将来型攻撃偵察機(FARA)はベルが提案した「360インビクタス」とシコルスキーが提案した「レイダーX」の試作機が初飛行に向けて準備を進めているが、Breaking Defenseは「陸軍はF-35プログラムの失敗から何も学んでおらず、FARAで行われている競争試作は茶番に過ぎない」と指摘して議会は直ぐに行動を起すべきだと主張した。

参考:FARA Farce: What The Army Didn’t Learn From The F-35

グリーンウォルト氏は議会にFARAプログラムを廃止するかプログラムの再構築を行うよう提言

この主張は上院軍事委員会で調達政策の責任者や国防総省で産業政策を担当する国防次官を務めた経験をもち、現在はアメリカ企業公共政策研究所でシニア研究員を務めるビル・グリーンウォルト氏によるもので非常に興味深いことを指摘している。

米陸軍の観測/攻撃ヘリ「OH-58カイオワ」は正当な後継機を見つけられないまま退役してしまいAH-64EとRQ-7が暫定的に同任務を肩代わりしているが、OH-58の正当な後継機開発「Future Attack Reconaissance Aircraft:FARA/将来型攻撃偵察機」が現在進めらており、ベルが提案した「360インビクタス」とシコルスキーが提案した「レイダーX」の試作機が2022年に初飛行する予定だ。

このFARAプログラムの何処に問題があるのかだが、グリーンウォルト氏によれば「陸軍は360インビクタスとレイダーXの比較テストで勝利したモデルを購入するつもりはなく、その結果を見て本当に欲しい将来型攻撃偵察機は何なのかを考えるプロセスに入る」と言っており、それにも関わらず陸軍はFARAプログラムの参加者達に量産可能な競争試作を要求したため「革新的なアプローチを提案していた新規参入企業は伝統的な大手防衛産業企業との提携を余儀なくされた=自由で革新的な競争の阻害」と指摘している。

革新的なアプローチを提案していた新規参入企業とはRQ-1プレデターの開発を主導して無人航空機の基礎を築いたエイブ・カレム氏が率いるカレム社(テールローター兼推進プロペラや翼を装備した複合ヘリコプターを提案)、V-22やDARPAの垂直離着陸機研究に着想を得て「空飛ぶ車」のコンセプトを最初に開発したAVX社(複合同軸反転式ヘリコプターを提案)のことを指しており、量産可能な競争試作の勝者を購入するつもりがないのなら「なぜ新規参入企業を排除するような要求を後から行い、これらの企業の貴重な開発リソースを無駄にしたのか」とグリーンウォルト氏は批判しているのだ。

米陸軍関係者も今年8月、FARAプログラムの競争試作に要求した技術的要件は「物理の法則に反している」と証言しており、競争試作に参加予定の360インビクタスもレイダーXも「量産準備が整っているとは到底言えない状況だ」と認めている。

しかも陸軍は競争試作の結果を見て「本当に欲しい将来型攻撃偵察機は何なのかを考えるプロセスに入る」ため、ここで新しい技術的要素の追加や仕様の変更が発生すればプログラムコストの見積もりやスケジュールが破綻する可能性が高く「空軍が初飛行も行っていないF-35の量産体制移行を要求して失敗した経験から何も学んでいない」と言っているのだ。

つまり「量産可能な競争試作」という要求で過度な開発リスクを嫌う大手防衛産業企業は「革新的なアプローチを提案した新規参入企業の脅威」から開放され、競争試作の勝者がFARAプログラムを受注することもないためベルもシコルスキーも相手を気にしたり結果にこだわる必要がなく、米陸軍も「物理の法則に反している」という技術的要件を理由に両社の提案を拒否すれば「量産可能な競争試作の真実=端から採用するつもりがない」を伏せたまま本当に欲しい将来型攻撃偵察機を考える時間を確保できるので「FARAで行われている競争試作は茶番に過ぎない」とグリーンウォルト氏は批判しているのだろう。

出典:Lockheed Martin

米陸軍がなぜこのようなアプローチを採用したのかは不明だが、グリーンウォルト氏は意図的に新規参入企業を排除して大手防衛産業企業だけでFARAプログラムを進めたため陸軍は「長期的に2つの損害を国家に与えた」と警告しているのが興味深い。

1つ目の損害は機会費用だ。

垂直離着陸機は戦闘機とは異なり商業市場でも需要があり特に「空飛ぶ車」と呼ばれるeVTOL機の将来性は非常に高いのだが、陸軍の擬似的な競争試作のせいでカレム社やAVX社は貴重な開発リソースを数年に渡り無駄にしただけでなく「eVTOL機の将来性に流れ込む投資家からの資金獲得のチャンスまで奪ってしまった」とグリーンウォルト氏は訴えており、この分野で競合する海外企業に投資家の資金が流れたことまで考慮すれば「将来的な米航空産業界の雇用機会に損害を与えたことになる」と見ている。

2つ目の損害は革新的な起業家の萎縮による技術革新の機会が遠のく恐れだ。

国防総省は「イノベーションや防衛産業界以外で生まれた技術を歓迎する」と言っているものの実際には全てフィクションで、無限の資本力をもち新規参入のためなら政府を訴えることさえ辞さないSpaceXのような企業でもない限り防衛産業界への新規参入は難しく「今回のように競争試作を行う軍の担当者が参加企業を多く見せかける粉飾の口実に使われるだけだ」とグリーンウォルト氏は訴えており、このような状況が続けば「米国の革新的な起業家達は防衛産業界への新規参入を諦め、開発リスクを恐れる保守的な大手防衛産業企業だけになり技術革新の機会が遠のく=技術革新で競合する中国に遅れを取る」と警告している。

出典:Lockheed Martin

以上のことを踏まえてグリーンウォルト氏は議会にFARAプログラムを廃止するかプログラムの再構築を行うよう提言しており、これを実行することで陸軍と伝統的な大手防衛産企業に「茶番に過ぎない競争試作は認めない」というメッセージを伝えることができ「革新的な起業家を勇気づけることができる」と言っている。

上記の話が事実なのかは断言(米陸軍や大手防衛産企業にも言い分があるだろう)できないが、少なくとも上院軍事委員会で調達政策の責任者や国防総省で産業政策を担当する国防次官を務めた経験者から見ると「米陸軍のFARAプログラムは量産可能な航空機の開発計画ではなく開発リスクの低い技術検証機の開発計画で、仮にFARAプログラムをベースに将来型攻撃偵察機を開発しても将来の脅威に対応できない可能性が高い」と心配しているのだろう。

管理人も米陸軍が360インビクタスとレイダーXの比較テストで勝利したモデルを購入するつもりはなく、その結果を見てから「本当に欲しい将来型攻撃偵察機は何なのかを考える」とは思っても見なかったので非常に驚いており、グリーンウォルト氏を含む米国人が過去の実績よりも「公正な競争の結果」を如何に重要視しているのか垣間見えた気がする。

関連記事:米陸軍、開発中の次期攻撃/偵察ヘリはロシアや中国の弱点を突く
関連記事:イタリア、米陸軍が進める次世代ヘリ開発プログラムに出資を検討

 

※アイキャッチ画像の出典:Bell

中国がテストした核兵器対応の極超音速滑空体、米諜報機関が驚くような性能を示す前のページ

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    無人機でエエやん(ビーンボール)

    12
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      それ。
      将来的に、無人機で無理な場所には有人機なんて投入出来るわけないんだから、
      今から専用の有人AH、有人OHを開発するのは戦略的に無意味。

      というかアゼルバイジャンがUAVなら低コストで多くを代替出来ると証明したんで、最早、今すぐ切り替えるべき状況。

      まぁ陸自のAH,OH部隊も、OH1とかいう粗大ゴミ抱えたり、
      お爺ちゃんAH1Sとか墜落AH64Dとか、とんでもなく酷い状況で全部産廃にすりゃいいのに代替手段が未だノープラン。
      人のこと言えるどころか、それ以下な立場ってのが情けない。

      8
      • 匿名
      • 2021年 10月 19日

      強襲揚陸艦に載せたいからじゃないかな
      任務の都合上、上陸部隊のすぐ上空を飛ぶから有人機のほうが上陸支援に必要な火力と即応性があるだろうし

      2
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    ストラマありまーす的な

    1
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    ”物理の法則に反している”の部分で思わず笑ってしまった。輸送以外で回転翼機が今後も通用するのかというのは本邦でも(対戦車ヘリ輸入失敗の当てこすりで)時々提起されるけど、ヘリ大国のアメリカだからこそ議論が難しい問題なんだろうか。
    世界最大の経済大国の国民総生産の3%、政府支出の8%が費やされている役所だから、軍需一本に絞って今日までやってきた会社も多いだろうし今更民間の技術とイノベーションを歓迎すると言ってもうまくいかないのは仕方なさそう。

    14
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    陸自の次期攻撃ヘリコプターはどうするか?

    アメリカがアパッチの後継機を作るまで、とめどなく待つことになるだろうか?

      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      待ちすぎて成仏しそう

      18
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      絶対、問題先送りしているよね。

      典型的なお役人仕事を見ているような気がする。

      防衛省は、当事者意識が無いんじゃないか?

      27
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      師団旅団ヘリはメディバックまで5t多用途でやりそれ以外の偵察観測は無人機として、方面チヌークの護衛はUH60の武装化って感じだろうかね。
      対戦ヘリは無人機でどんだけいけるかだけど不足ならこれもUH60でミサイルキャリアだろかね。
      OH1の系統はもう終わってる上に島嶼だからつってアパッチに負けたはずのバイパーとか今更必然ないし。

      13
        • 匿名
        • 2021年 10月 17日

        自分も同意見。
        思い付いたのは、UH-60の武装化•T-4後継機の限定的な武装化•UAVの導入とかで肩代わりできると思う。
        あとはAH-64DをAH-64Eに改修しつつ追加導入してある程度まとまった機数にするとか?
        やっぱバイパーは形式こそAH-1だけど、ほぼ別物だからなぁ。

        1
      • 匿名
      • 2021年 10月 18日

      スパイクNLOSか、さらに長射程のミサイルを装備して無人機と連携するAH-64Eが有力かな。でもミサイルプラットフォームでいいなら、ブラックホークDAPみたいのでも良いんじゃないか

      個人的にはACH-47が良いなー。映画ネイビーシールズで見せたあの大火力を総火演で見てみたい(趣旨ガン無視)

      • 匿名
      • 2021年 10月 18日

      UH60の武装バージョンと無人機でやった方が〇。

    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    行きつく先は、米国のコンペする事を公表しても防衛産業が見向きもしなくなるオオカミ少年状態になるか、他国が完成させた兵器を米国カスタムに発注するだけになりそう。

    9
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    新技術で固めたら固めたで、計画が遅れた時に「空母フォードの教訓が生きていない」とか言われるんじゃないの?

    14
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      あれは遅れたことより、新技術の装備を乗せる前にろくにテストしなかったことが問題だと思う

      20
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    コンセンプトモデル見てから現実的で具体的な設計するってのは分からなくも無いけど(車なんかそうだし)
    採用されるか不明な大型兵器でとなると額が大変そうだ
    ただ、F35の最大の問題は多国による開発をやったことであって
    そこを繰り返さずにF35を持ち出して二の舞って評するのは印象をミスリードしたい意図を感じなくもない
    それに新興勢力を参入させようってのは海軍で失敗してるから(高速輸送艦とか)それはそれでその二の舞ともいえるし
    大体、競争させれば良いのができるってもんでもないと思うけどね
    それに新興が1回採用に成功しても、後が続かなければ結局ボーイングかロッキードあたりに買収されるオチ

    11
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      あとF-35はC型まで統一しようとしたことだな
      通常の開発体制でA型とB型だけならはるかに開発楽たったろうに

      12
        • 匿名
        • 2021年 10月 19日

        F-35はBありきで開発開始されたのはわかっているけど、リフトファンまわりの構造が特殊すぎるからBとA/Cで分けたほうがよかったと思う

        1
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    中国の軍事的脅威が予想以上に進んでいるのと
    アフガン侵攻の超膨大なツケと米軍の失敗作続きで迷走しているな
    オバマ大統領就任時にやるべき事をやらないからこうなるんだ
    是非とも挽回してほしいね

    17
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      オバマ元大統領は当初からスローガンだけは立派だったけど、ノーベル賞平和賞をもらって完全に身動き取れなくなってたな。
      エチオピアの大統領みたいに開き直れれば良かったんだろうけど。

      7
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    アメリカ最大の強みは革新的な起業家達だから正しいアプローチに思える
    アメリカでも大企業は動きが鈍くて新分野では新興企業に歯が立たないのは日本と同じ。

    2
    • 匿名
    • 2021年 10月 17日

    >「量産可能な競争試作」という要求のせいで、革新的なアプローチが排除された

    その革新的なアプローチへのこだわりのお陰で
    戦車から艦艇から、開発と更新に失敗しているのが今の米軍なんじゃねぇーの?とも

    6
      • 匿名
      • 2021年 10月 17日

      革新的なアプローチでコマンチもクルセーダーもEFVもFCSも範囲を広げるとズムヲルトもシーウルフも数千億から数兆円を費やしてお亡くなりになられた。
      EFVの後に採用されたACVはイベコ製の既製品であるスーパーAVのマリンコモデル。量産可能な競争試作で最後はSAICのテレックスと争い安いからでなく総合評価での勝利。まあ当たり前だよね。消耗更新は必要なんだから。

      5
    • 匿名
    • 2021年 10月 18日

    攻撃偵察機って時点で、また欲張りセットで失敗するフラグに見えるよね。センサーとシューターを分けるのが最近のトレンドだと思ってたが、何か展望でもあんのかね

    5
      • 匿名
      • 2021年 10月 18日

      遠い先を見越した新装備でなく主にレガシー戦力に合致させた軽攻撃(対地と対空の自衛)と偵察(無人機連携)と管制(砲兵と自機外ミサイル)の新型機という事であればUH60で3人か4人乗っけてやりゃいいだけだな。
      なんなら電子戦もやれるだろうしタンデム二人乗りでAI支援とか言わず素直にマンパワー多めの機体を飛ばせよって感じ。アパッチがアビオで積載限界迎えてるんだからさ。

      1
    • 匿名
    • 2021年 10月 18日

    絵に描いた餅どころか、餅の絵を描けその中から一番うまそうなのを飾っとくと

    4
    • 匿名
    • 2021年 10月 19日

    uavがいるしね。

    • 匿名
    • 2021年 10月 19日

    実際日本はどこまで考えているかだな。最近、中国がKa-52K買うって話しあったから、離島防衛考えるとAIM-9X積めるAH-1Zとかもありかもしれない。AH-64EのM230A1にエアバースト弾とか作ってロングボウレーダーやセンサー含めてUAV対策考えますとかも有りだとは思うけどな。

    個人的に輸送ヘリの武装化に関しては被弾面積・機体のセンサー類・速度面・防御力・本当に攻撃専用機として運用するのか(どっちも出来るなら役割は運用者の次第で変わる)・威力ある機関砲を持つのか色々と問題あると思う。結局、UAVで大丈夫とか言われてもブラックホークダウンとかみたいな状況だと、搭載するミサイルだけでまともな支援ができるのかって感じなんだよね。それで問題なければアフガンのあんな撤退無かったように思う。どうしてもミサイルだとピンポイントになるし広域を制圧する能力って今のUAVにあるのかって感じはする。

    1
    • 匿名
    • 2021年 10月 19日

    偵察って言う極めて危険な任務に友人ヘリ今時つかう?
    その金でスキャンイーグルとか買った方がいいだろ。

    • なつ
    • 2022年 12月 07日

    当然に無人機も併用して使うって前提が理解できてない書き込みが多いな
    輸送機を守るための機体は必要でV-280の採用が決まった今 同等の時速500㎞で巡行できる機体が必要
    F-35Bでは速すぎるし360インビクタスやレイダーXは少し遅い
    V-280の軽攻撃機版が最有力になってこの二機種はご破算になると見てる

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